1946年にノルウェーで創業した老舗リュックブランド「BECKMANN(ベックマン)」。本国では子ども向けリュックの国民的なブランドとして人気を集めており、その完成度の高さからノルウェー王室御用達のブランドとしても知られています。
今回はそんなBECKMANNの大人向けリュックをご紹介します。おすすめ商品はもちろん、リュック選びのポイントやシリーズの違いを解説していますので、商品購入の参考にしてください。
BECKMANNは1946年にノルウェーで創業したリュックブランド
BECKMANNは1946年にノルウェーで創業したリュックブランドです。
創業者であるオラフ・ベックマンは、ある日重そうなリュックを背負う子供を眺めながら「子供の成長を助けるスクールバッグを作ろう」と決意します。試行錯誤の末に完成したスクールバッグは近所の子ども達から大好評を得ると、その後本格的な生産体制を築きブランドとしての歴史をスタートします。
長年の創意工夫と研究からブランドの商品はアップデートを重ね、現在ではノルウェーの国民的ブランドとしての地位を確立。なんとノルウェーの約8割の子どもがBECKMANNのスクールバックを使用しているという事実からも、ブランドの高い機能性と信頼がうかがえます。その完成度の高さはノルウェー王室からも認められており、王室御用達のブランドとしてもお馴染みです。
人間工学に基づいた設計と北欧らしいデザイン性の高さ
BECKMANNのリュックの特徴は、人間工学に基づいた負担の少ない設計にあります。背面をS字カーブ形状にすることで、自然な背骨のカーブを実現。体にフィットしやすく、長時間背負っていても負担が少ない設計となっています。こうした研究成果は世界中の多くの公的機関や民間団体から表彰や認証を獲得しており、まさに世界から“お墨付き”を得たブランドといえます。
シンプルながら洗練された雰囲気を感じさせる北欧デザインも人気の秘密。奇をてらわない無駄を省いたデザインが特徴の北欧デザインですが、BECKMANNもその魅力が存分に活かされています。とくにノルウェーのブランドらしくオーロラやフィヨルドといった“自然の美”からインスピレーションを得ているのも特徴で、どんな場面にもよく似合う上質な仕上がりが魅力です。
またノルウェーは環境意識の分野で世界的な先進国でもあります。BECKMANNのブランドも環境保全や自然保護への意識が高く、人体への有害性が指摘されている「BPA(ビスフェノールA)」の不使用や、EU基準であるREACH規制をクリアするなど、サスティナブルな社会の実現にしっかりと貢献しています。
BECKMANNのリュック選びのポイント
では実際にBECKMANNのリュックを選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。
用途で選ぶ:シリーズ別の違いに注目
シリーズ特徴STREET多様なライフスタイルにフィットする、ビジネスから普段使いまでURBAN都市生活に溶け込む、洗練されたミニマルデザインと実用的な収納力CITY日常のアクティブなシーンに対応し、多様なスタイルにマッチするカジュアルさと機能性
ベックマンのリュックを選ぶ際は、日々のライフスタイルと主な用途を考えてみましょう。
たとえば、通勤や通学には、PCやタブレットを安全に収納できるクッション付きコンパートメントを備えた、スタイリッシュなSTREETシリーズやURBANシリーズが最適です。撥水性にも優れているため、急な雨でも安心。
一方、よりカジュアルな普段使いや街歩きが中心なら、デザインのバリエーションが豊富なCITYシリーズがおすすめ。STREETシリーズの中でも軽量なSTREET Lightモデルもおすすめです。
容量で選ぶ:20Lを基準に持ち物の量でサイズを選ぶ
ベックマンのリュックは、用途に応じた様々な容量のモデルが展開されています。
普段使いや必要最低限の荷物でスマートに動きたいなら、コンパクトなSTREET LightやCITY Lightといったモデルがおすすめです。約15L程度の容量で、財布やスマホ、文庫本などが収まります。
通勤・通学でPCや書類、水筒などを持ち運ぶ場合は、20L~30L程度の容量があるSTREET FLX/GOやURBAN、CITY 30Lモデルが便利です。さらに、1泊程度の出張や小旅行、荷物が増えがちなシーンには、容量拡張機能のあるSTREET FLXや最大34LのCITY Maxなど、余裕を持った容量を選ぶと安心でしょう。
デザインで選ぶ:シーンを想定してモデルを選ぶ
ベックマンのリュックは、デザイン性にも注目してみましょう。
ビジネスシーンで使うなら、シンプルでどんな服装にも合わせやすいSTREETやURBANシリーズが特におすすめです。落ち着いた色合いや無駄のないフォルムが、プロフェッショナルな印象を与えます。
一方、カジュアルなスタイルや個性を出したい場合は、よりデザインのバリエーションが豊かなCITYシリーズも良いでしょう。フロントポケットが特徴的なモデルや、異なる素材感を組み合わせたモデルなど、遊び心のあるデザインが揃っています。また、カラーバリエーションも豊富なので、あなたのファッションや好みに合わせて、最適な一つを見つけてください。
BECKMANNの大人向けリュック「STREET」おすすめ3選
ここからはBECKMANNの大人向けリュック「STREET」シリーズから、おすすめのアイテムを3つご紹介します。
1.STREET FLX
まずご紹介するのがシリーズのフラッグシップモデルにあたる「STREET FLX」です。
リュックはたっぷりサイズの30リットルで、調節機能によりプラス5キロの拡張が可能。背中部分には人間工学に基づいたS字型の軽量アルミ背骨サポートプレートが内蔵されており、負担がかかりにくくフィットしやすい形状となっています。重さを分散させるためのチェストストラップとヒップベルトが付いているため、多めの荷物を長時間背負う場面でも負担を軽減してくれます。
タウンユースにも対応できるように、16インチのノート型PCが収納可能な保護クッションを採用。同時にアウトドアシーンでも活躍できるよう、背面とショルダーストラップは丈夫で厚く、通気性の高いパッドが使用されています。水に強い高撥水性能なので、本格的なアウトドアユーザーにもおすすめです。
カラーバリエーションはグリーン、ブラック、グレー、ベージュの4色。シンプルで洗練されたデザインなので、大人の男性にぜひおすすめです。
2.STREET GO
続いてご紹介するのが「STREET GO」です。
STREET FLXよりもひと回りコンパクトな26リットルで、普段使いがしやすいモデルになっています。それでいて機能性の高さは変わらず、快適な背負い心地をサポートするS字型の軽量アルミ背骨サポートプレートや、重さを分散させるためのチェストストラップとヒップベルト。通気性の高い背面とショルダーストラップのパッドなど、充実したスペックが用意されています。
16インチのノート型PCが収納可能な保護クッション入りコンパートメントが採用されているため、ビジネスや勉強でPCを持ち歩きたい方にもおすすめ。またカラーバリエーションはFLXの4色(グリーン、ブラック、グレー、ベージュ)に、アッシュローズとホワイトを加えた計6色をラインナップ。好みや用途にあわせた選択肢が多いため、多彩なシーンで活躍すること間違いなしです。
3.STREET Light
コンパクトで持ち運びに便利なモデルを探しているなら、「STREET Light」がおすすめです。
用途の幅が広がる22リットルのちょうどいいサイズ感が特徴。靴やタオルなどを収納できる換気穴付きコンパートメントや、ヘルメットやボール、アウトドアグッズを収納・固定できるメッシュカバーなど多彩なシーンに対応できる頼りになるアイテムです。ジムやスポーツ、サイクリングやアウトドアはもちろん、14インチのノート型PCも収納可能な独立型の保護コンパートメントがついているのでインドアやビジネスシーンまでカバーしてくれます。
素材には環境に優しく撥水性のある再生ポリエステルを使用。カラーバリエーションはグリーン、ブラック、グレー、ベージュ、アッシュローズの5色を展開。あなたのライフスタイルにぴったりなカラーをお選びください。
4.URBAN 30L
人気のURBANからは「URBAN 30L」をご紹介します。
他のシリーズに比べコンパクトなURBANですが、URBAN 30Lはたっぷり容量が入り、大人メンズにもおすすめ。S字型の軽量アルミ背骨サポートプレート内蔵や、重さを分散させるためのチェストストラップ付きなど、BECKMANNらしい快適な背負い心地を実現する機能も充実しています。
16インチのノート型PCも収納可能な、保護クッションパッド入りコンパートメントや、雨天でも目立つ、反射パッチ付きレインカバー内蔵など、おしゃれさと機能性を兼ね備えたモデルです。
5.CITY MAX
カジュアルな普段使いや街歩きにぴったりなCITYシリーズからは、大容量のCITY MAXをご紹介します。
34Lと容量が大きいモデルなので、たくさんの荷物を持ち歩きたい方にもおすすめ。収納はメインスペースを含め7か所用意されているので、持ち物に合わせて収納場所を選べます。
もちろん、荷物がかさばっても体への負担を軽減するBECKMANNシリーズの機能が備わっており、クッション性や耐衝撃性に優れているのもポイントです。
大人の男性にもよく似合う上質さをまとったBECKMANNのリュック
今回はノルウェーの国民的リュックブランド「BECKMANN(ベックマン)」の大人向けリュックをご紹介しました。
1946年から子ども向けリュックの人気ブランドとして歴史を紡いできたBECKMANN。その高い機能性と製品への信頼は「ノルウェー王室御用達」という事実からもうかがえます。
2021年にはこれまでのノウハウをたっぷり詰め込んで大人向けリュック「STREET」シリーズを満を持して発表。人間工学に基づき背負う人の負担を最小限に減らす機能性の高さは、頻繁にリュックを使用する人からも好評を得ています。また、北欧のブランドらしいシンプルで洗練されたデザインは、大人の男性にもよく似合う上質さを感じさせるのも魅力です。
おしゃれシーンでも注目度を高めている北欧ブランドを、この機会にぜひご体験あれ。
シンプルでありながら、洗練されたデザインが魅力のイタリアシューズブランドの「SUPERGA(スペルガ)」。トレンドに左右されないスペルガのローテクスニーカーは、世界中のファッション好きから愛されています。
今回は、数ある、スペルガのスニーカーの中でも白スニーカーに限定しておすすめモデルをご紹介。また、人気モデルのや選び方についても解説します。スペルガのスニーカーについて詳しく知りたい方や、スペルガの白スニーカーが気になる方は参考にしてみてください。
SUPERGA(スペルガ)とは?イタリアを代表するスニーカーブランド
ローテクスニーカー好きや、キャンバススニーカー好きの定番ブランドである「SUPERGA(スペルガ)」。特に海外のファッションスナップでは、スペルガの定番モデル「2750」を履いたお洒落な方々をよく目にします。
スペルガの歴史は、当初タイヤ等をメインに取り扱っていたウォルター・マーティニー社が、1925年、「スペルガ」というブランドでゴム底靴を発表したことからスタートしました。
スペルガ聖堂がブランド名の由来
スペルガというブランド名は、創業当時より製造していたラバーソール・シューズに、世界遺産として登録された「スペルガ聖堂」の名を刻印したことが由来。この時に誕生したスニーカーがブランドのアイコンでもある「2750」です。
「2750」はコンバースの「オールスター」、ヴァンズの「オーセンティック」と共に3大キャンバススニーカーとも称されています。
1970年代に入るとテニスプレーヤーをはじめ、多くのスポーツ選手がスペルガのスニーカーを愛用。それによりスペルガは、スポーツシューズブランドとして確固たる地位を築きました。
2020年より、動物性由来の成分を使用せず、クルエルティーフリーのヴィーガン認定を受けたファブリックを使用したアイテムも展開中です。
スペルガ白スニーカーを選ぶときのポイント
スペルガの白スニーカーを選ぶ際に、押さえておきたいポイントをまとめました。
カジュアルならキャンバス、ビジカジならレザー
シンプルなデザインのスペルガのスニーカーは、アッパー素材で雰囲気が随分変わります。
カジュアルなスタイルや軽やかさを演出したい時はキャンバスタイプの白スニーカーがおすすめです。定番のタイプなので着こなしを選ばない点も大きなメリット。また、リゾートスタイルにもスペルガのキャンバススニーカーは最適です。特に白なら上品なカジュアルスタイルを楽しむことができます。
ジャケパンスタイルやビジカジにはレザーアッパータイプの白スニーカーがおすすめ。同じアイテムでも素材がレザーになるだけでラグジュアリーなムードが漂います。ビジネスシーンでスペルガの白スニーカーを履くならレザータイプをチョイスしてみてはいかがでしょうか。また、レザータイプはキャンバスに比べ、汚れが付きにくく落としやすい点も大きなメリット。白スニーカーをキレイな状態で履きたい方はレザータイプをチョイスするのもアリです。
ジャストサイズからハーフサイズダウンがベター
スペルガのサイズ表記はヨーロッパ式が採用されています。40が約25.5cm、41が約26cmといった具合です。また、若干作りが大きいため、普段のサイズもしくは、ハーフサイズダウンがおすすめ。
足の幅のない筆者は、「2750」を普段のサイズよりもハーフサイズ下げて着用しています。下記のサイズ表(メンズ)も参考にしてください。
EUJPN3925.0cm4025.5cm4126.0cm4226.5cm4327.5cm4428.5cm4529.0cm
スペルガの人気モデル
「スペルガのスニーカーが気になるけど、どれを選んだらいいのか分からない!」という方に人気モデルをご紹介します。
2750
スペルガのスニーカーを代表する定番モデルである「2750」。飽きのこないローテクスニーカーの代表格です。スペルガのスニーカーに初めて挑戦される方にも最適なモデル。ベーシックでシンプルなデザインなので、リゾートスタイルやカジュアルスタイルからオフィスカジュアルまでカバーしてくれます。ヴァンズのオーセンティックやコンバースのオールスターよりもよりもマニアックな点も大きな魅力です。
2754
「2750」のミドルタイプモデルである「2754」。すでに、2750をお持ちの方はミドルカットタイプにトライするのもアリ。ショートパンツやロールアップデニムを合わせてもおしゃれです。大人のアメカジやノームコアスタイルにも最適な一足。
3843
テニスシューズがモチーフとなった「3843」。上質なレザーを使用しているので、ラグジュアリーで上品なスニーカーです。スペルガのスニーカーにしてはボリューム感のあるフォルムが魅力的。大人のデイリースタイルを品よく仕上げてくれるスニーカーです。
2630
3cmソールを使用したミリタリーテイストなモデルである「2630」。 トレンドの薄底タイプのいいのですが、厚みのあるソールはクッション性にも優れているので、長い距離を歩く方や、立ち仕事の方におすすめ。また、ソールが厚いので脚長効果も期待できます。タフな着こなしやアメカジに似合うスニーカーです。
スペルガのおすすめ白スニーカー
スペルガのおすすめの白スニーカーをご紹介します。
2750-COTU CLASSIC
スペルガといえば「2750」です。上質なキャンバスを使用したシンプルなローテクスニーカーは、タイムレスな一足。
アッパーには、19ozの通気性に優れたキャンバス素材が使用され、長時間の着用でも快適な履き心地を提供してくれます。また、天然ゴムを使用し、「ヴァルカナイズ製法」で作られたラバーソールは、耐久性があり滑りにくい特性を持っています。
スペルガの白スニーカーが気になる方はもちろん、白のキャンバススニーカーが気になる方にもおすすめしたい1足。デイリースタイルからオフィスカジュアルまで幅広い着こなしに似合う白スニーカーです。
2725 NUDE
定番の2750シリーズよりも約40%軽量化された「2725 NUDE」。ヴァルカナイズ製法を維持しながら、クッション性を向上させることで、軽量でありながら高いパフォーマンスを発揮します。
ミニマルで上品なデザインが特徴で、カジュアルからきれいめまで幅広いコーディネートに合わせやすく、履き回しやすさが人気です。
2750-COT3STRAPU
「2750」のストラップモデルです。細めのベルトがシンプルなデザインにマッチした大人らしい一足。靴ひもがないのですっきりとした印象です。脱ぎ履きはラクな点も大きな魅力といえます。遊び心のある白スニーカーをお探しの方にぴったりな白スニーカーです。
2630 STRIPE
3cm厚底ソールが特徴の定番モデルである「2630」。シンプルなデザインに厚底ソールが全体のバランスにアクセントを加え、確かな存在感を発揮してくれます。厚底ソールは、クッション性に優れ、履き心地も抜群です。
2570がシンプルすぎると感じる方にはおすすめのスニーカー。アメカジやストリートスタイルにも似合う逸品です。また、脚長効果が期待できる点も大きなメリット。
スペルガの白スニーカーで大人の足元をスマートに
今回はスペルガの白スニーカーのおすすめアイテムをご紹介しました。
ハイテクスニーカーブームも落ち着き、クラシカルで普遍的なローテクスニーカーが注目を集めている今だからこそ、スペルガのスニーカーが気になる存在です。
この機会に、色褪せないタイムレスなスペルガの白スニーカーで大人の着こなしを格上げしてみてはいかがでしょうか?
抜群の履き心地と洗練されたデザインが大人の男性を魅了してやまないニューバランスのスニーカー。カジュアルからキレイめまで、あらゆるシーンで重宝できるスニーカーは、おしゃれを楽しむ大人の男性必須のアイテムです。
今回は、ニューバランスのお気に入りの一足を見つけてもらうために、おすすめモデルや選び方のポイントをご紹介します。あなたのぴったりの一足を選ぶ参考にお役立てください。
ニューバランスのスニーカーの歴史
ニューバランスは、1906年にアメリカのボストンにて誕生。元々は、扁平足などを治すための矯正用シューズを取り扱うブランドでした。ニューバランスには「履いた人に新しい(new)バランス(balance)感覚をもたらす」という意味が込められています。
その後、解剖学的な知識、整形外科や運動生理学へのノウハウを生かしてカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始します。高い製造技術からランニングシューズとしての地位を確立したニューバランス。創業から約120年経った今でも、最先端のテクノロジーを取り入れたシューズは、最高の履き心地を実現しています。
そんなニューバランスのスニーカーが、ランニングシューズの枠を超えてタウンユースとして人気が出たのは1980年代。当時は、アメリカ国内のストリートファッションやカジュアルウェアのトレンドが変化した時期でした。スポーツシューズがファッションアイテムとして受け入れられるようになり、機能性、ファッション性に優れたニューバランスのシューズは、すぐにファッション愛好家のハートを掴みました。
ブランドの伝統を大切にしつつ、最先端のテクノロジーを取り入れて進化を続けるニューバランス。現在もスニーカーファンやファッション愛好家を夢中にさせています。
ニューバランスのスニーカーを選ぶポイント
ニューバランスのスニーカーには数多くのラインナップが揃っていますが、実際にアイテムを選ぶ際は、どんなポイントに注目すればよいのでしょうか。
モデル番号でわかるニューバランスの個性
ニューバランスのスニーカー選びで大切なのは、シューズ名についている数字の意味を知ることです。数字によってスニーカーのタイプが分かれているので、数字の意味を理解するとお気に入りの一足を選びやすくなります。
ここでは、モデル番号ごとの特徴をご紹介します。
300番台:コスパに優れたエントリーモデル
ニューバランスのスニーカーの中で最もお手頃でコスパがいいのが300番台です。いわば、エントリーモデルとも言える300番台ですが、ニューバランス「らしさ」がつまっています。
他のモデルと比べると、耐久性が若干落ちるものの、履き心地、歩きやすさなどの機能性に優れ、おしゃれなデザインが特徴です。300番台の中で人気の327は、70年代を席巻した数々のニューバランスのシューズからインスパイアされて誕生しました。
クラシカルなデザインが多い300番台。歴史を受け継ぎながらもトレンド感を取り入れる300番台から今後も目が離せません。
500番台:オフロードにルーツを持つ安定感と無骨なデザイン
500番台は、舗装路以外のオフロード用シューズとして開発されました。そのデザイン性の高さから、ランニングシューズの枠を越えてタウンユースとして幅広い方に愛用されるシリーズになっています。
オフロード用のシューズのため、ゴツゴツとした丸みのあるシルエットが特徴です。アウトドアでも活躍できる溝の深いアウトソールが抜群の安定感、歩き心地を実現しました。
ボリューム感があり武骨なデザインが男心をくすぐり、574や576は、ニューバランスを象徴するアイテムに。今や500番台のスニーカーを街で見ない日はないほど、多くのファッション愛好家に選ばれる一足となっています。
900番台:クラシカルなデザインと最新技術が融合
ニューバランスを代表する990シリーズは、オンロード(舗装路)用のランニングシューズとして1982年に誕生。最新技術を集結して開発され「1000点満点中990点」とのキャッチコピーで話題となりました。
当時としては非常に高額な100ドル(当時のシューズ4足分)で発売された990は、次々に最新のモデルを展開。時代とともに進化を続け、スニーカー界において確固たる地位を築きました。
990シリーズは、スタイリッシュなシルエットが特徴です。カジュアルからキレイめまであらゆるシーンで活躍します。クラシカルな要素を残しつつ、最新の技術を搭載している990シリーズは、すべての大人の男性必見のスニーカーです。
1000番台:極上の履き心地を追及したフラッグシップモデル
高価格帯のスニーカーとして話題になった990シリーズからさらに、ハイスペックを追求した1000シリーズ。1985年に初の1000シリーズとして「1300」を発表しました。実際に1300を履いたラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛したという逸話も残されています。
1000シリーズは、ニューバランスのスニーカーにおいてフラッグシップモデル(最高級の品質)として極上の履き心地を実現。安定性、クッション性に優れた1000シリーズは、ファッション業界の評価も高く、世界中のファッショニスタに愛されています。
1000シリーズは、ボリューム感のあるシルエットが特徴のスニーカー。ゴツゴツとしたシルエットでアウトドアやカジュアルシーンで履きこなしたい方におすすめです。
2000番台:衝撃吸収、反発性に優れた最新モデル
ニューバランスのフラッグシップモデル(最高級の品質)として高い機能性を持つ2000番台。21世紀に入り、ニューバランスのフラッグシップラインは、1000番台から2000番台に移行されます。
2001年に、初の2000番台のシューズであるM2000が発表されました。その後、2003年のM2001を皮切りにトータル5種類の2000番台のモデルが発売されています。
2000番台は、衝撃吸収、反発性に優れた高い機能性が特徴です。ニューバランスの最先端のテクノロジーが集結しており、軽量化、履き心地など常にアップデートを繰り返しています。重厚感のあるシルエットでカッコよく大人の雰囲気を出したい方におすすめです。
ランニング?普段使い?用途で選ぶモデルタイプ
モデル番号別の特徴を押さえたら、自分がどんな用途でシューズを履くか想定してみましょう。
本格的なランニングやフィットネスを目的にするなら、クッション性や安定性に優れた「900番台」や「1000番台」、最新技術が詰まった「2000番台」がおすすめです。長時間の使用でも足への負担を軽減し、快適なパフォーマンスをサポートしてくれます。
一方で、普段使いやタウンユースでファッションとして楽しみたい場合は、「300番台」や「500番台」が人気です。クラシックなデザインや豊富なカラーバリエーションは幅広いおしゃれに合わせやすい魅力を持っています。
サイズはハーフサイズアップがおすすめ
ニューバランスのスニーカーを購入する際に、多くの方が悩むのがサイズ選びではないでしょうか。
一般的なスニーカーと比較して、ニューバランスのシューズはやや細身の作りになっているモデルが多い傾向があります。そのため、普段履いているスニーカーと同じサイズを選ぶと、足の幅が合わずにきつく感じたり、指先に余裕がなかったりする場合があります。
おすすめは普段のサイズからハーフサイズ(0.5cm)アップしたサイズ。足の指先に適度なゆとりが生まれ、快適な履き心地を実感しやすくなります。
もちろん、モデルや個人の足の形によってフィット感は異なるため、可能であれば実際に試着するのが一番です。しかし、オンラインで購入する際は、この「ハーフサイズアップ」をぜひ参考にしてみてください。
おすすめのニューバランススニーカー5選
ニューバランスのおすすめのスニーカーを厳選して5つご紹介します。ニューバランスのスニーカーは、足幅が狭めなのでハーフサイズからワンサイズ大きめをチョイスすることをおすすめします。
U574
ニューバランスのスニーカーを語る上で外せない574。ニューバランスの歴史の中で最も履かれたシューズとしてシンボル的な存在です。今もなお、根強い人気を誇る定番のスニーカーとして、おしゃれな大人の男性に欠かせないアイテムになっています。
500番台は元々、舗装路以外のオフロード用シューズとして開発されたシューズです。そのため、優れたクッション性とグリップ性を発揮するミッド&アウトソールが快適な履き心地を提供します。
シンプルでクラシックなデザインは、おしゃれな大人の男性の足元にふさわしい一足になること間違いなし。あらゆるシーンに溶け込み、ワンランク上のカッコよさを演出してくれます。
CM996
1988年に990シリーズの第3弾として発表された996。発売以来、おしゃれな男性のハートを掴み、ロングセラーモデルとなりました。現在では、スタンダードモデルとしてニューバランスを代表するスニーカーとして多くの男性に愛用されています。
卓越した機能と完成されたデザインが人気の996。EVA素材(ポリエチレンよりも軽量で弾力のある樹脂素材)を独自の製法で圧縮成型し、クッション性と軽量化を実現。耐久性にも優れたミッドソールが採用されています。
アッパーにはスエードとナイロンメッシュが組み合わされ、スタイルによってさまざまな表情を作れます。カジュアルスタイルからシャツに合わせるキレイめスタイルまであらゆるシーンで活躍。クラシカルな人気モデルの996でさまざまなスタイルのおしゃれを楽しみましょう。
2002R
2010年に発表された 「MADE IN USA」ラインのフラッグシップモデル(最上位モデル)として登場した2002。そこからインスパイアされたデザインにニューバランスのハイテクノロジーが加わり、快適な歩行を実現したのが2002Rです。
ボリューム感のある武骨なデザインがあらゆるシーンで存在感を発揮すること間違いなし。アウトドアシーンでもタウンユースでも足元からワンランク上の大人の男性を演出できます。
ニューバランスらしくないデザインの2002R。力強さとタフさを連想させる一足です。
MS327
ニューバランスのオールドファンにはたまらない327。70年代を席巻した数々のレーシングシューズをアレンジしたレトロなフォルムにオーバーサイズのNロゴが特徴。伝統を大切にしながら進化を続けたニューバランスの代表作ともいえます。
ベーシックなカラーリングは、あらゆるカジュアルスタイルに合わせやすく、シーンを選びません。ユニックスサイズとして展開されているため、ペアでコーディネイトをすることも可能です。
他人とは被りたくない、オリジナリティを大切にする男性におすすめの一足です。流行に流されないこだわりの327であなただけのスタイルを楽しみましょう。
MR530
スポーツシーンからタウンユースまで、幅広いシーンで活躍してくれるモデルがMR530です。
デザインは2000年代に登場したフィットネスランニングシューズをベースに、洗練されたモデルへとアップデート。アッパー部分には曲線のデザインを施し、無骨さとスタイリッシュさが同居した見た目となっています。
ミッドソールには緩衝材と圧縮抵抗を組み合わせた「BZORBミッドソール」を採用しており、快適な履き心地を実現。フィットネスやランニングといったアクティブな場面から、普段使いやタウンユースまでどんなシーンにもマッチしてくれるモデルです。
おしゃれの楽しさを引き出すニューバランスのスニーカー
今回は、大人の男性におすすめのニューバランスのスニーカーをご紹介しました。
「おしゃれは足元から」とはよく言ったもので、ニューバランスのスニーカーはどのようなシーンでもカッコよくまとめてくれます。クラシカルなモデルもトレンドを取り入れたデザインも時代に左右されない存在感が魅力的です。ぜひこの機会に、ニューバランスのスニーカーで足元からおしゃれを楽しんでみませんか。
「エアジョーダン」や「ダンク」、「エアフォース」に「エアマックス」など数々の名作スニーカーをリリースしてきた「NIKE(ナイキ)」。特にエアマックスは、「プレミアスニーカー」のパイオニアとしても知られています。
今回は、大人に似合うナイキのナイキの白スニーカーをご紹介。また、ローテクモデルやハイテクモデルの違いや魅力についても解説します。
バッシュやハイテクスニーカーといえばナイキ
バッシュやハイテクスニーカーといえばナイキをイメージされる方も多いかと思います。特に90年代のバッシュブームやハイテクスニーカーブームを経験された方にとっては、ナイキは他のスニーカーとは一線を画す存在ではないでしょうか。
90年代の裏原宿ムーブメントの洗礼を受け、ハイテクスニーカーブームを経験した筆者もナイキのスニーカーに特別な感情を抱くひとりです。
ここでは、ハイテクスニーカーブームについて説明します。
エアマックス95がハイテクスニーカーブームの火付け役
ハイテクスニーカーブームは、ナイキが1995年に発売した「ナイキ エアマックス95」が火付け役です。その人気は凄まじく、エアマックスを履いている人からエアマックスを奪う「エアマックス狩り」が社会問題となるほどでした。
しかし、意外なことにエアマックス95が大ブレークを果たしたのは1996年。発売から1年ほどたってからのことでした。今ではエアマック95といえば、イエローグラデーションをイメージされる方は多いとは思いますが、発売当初は、あまりにも斬新なデザインだったため、賛否が分かれたそうです。しかし、木村拓哉氏やイチロー氏がCM等で着用したことがきっかけとなり大ブレークを果たしました。当時は10万円を超える金額で取り引きされていたそうです。
現在でも高い人気を誇るイエローグラデーションのエアマックス95は2020年、2025年に復刻モデルを販売しましたが、いずれも定価以上の価格で取引されています。
ローテクスニーカーも人気のナイキ
エアマックス95が社会現象となったことで「ナイキ=ハイテクスニーカー」のイメージが定着していますが、実はローテクスニーカーも高い人気を博しています。
ナイキのローテクスニーカーといえば「コルテッツ」は外せません。また、クラシカルなバスケットシューズである「ダンク」もナイキの人気ローテクスニーカーとして有名です。特にアメカジや第二次ヴィンテージブームの影響でダンクや、エアジョーダン1などのクラシカルなバッシュは幅広い世代から注目を集めています。
ナイキはハイテクとローテクどちらがおすすめ?
ハイテクモデルもローテクモデルも人気のナイキ。どちらのモデルを選べばよいいか迷う方も多いかと思います。では、ナイキのハイテクスニーカーとローテクスニーカーの代表モデルを見ていきましょう。
ナイキのハイテクスニーカーといえばエアマックス
ナイキのハイテクスニーカーの代表格が「エアマックス」です。エアクッションソールを搭載したエアマックスはハイテクスニーカーのパイオニア。また、エアマックスシリーズは新作をリリースしているだけではなく、過去のモデルのアップデート版もリリースしている点も大きな魅力です。
ナイキのローテクスニーカーといえばコルテッツ
ナイキのランニングシューズとして誕生した「コルテッツ」。トレンドに左右されないクラシカルなデザインが人気の秘密です。どんなスタイルにも似合うレトロモダンなデザインはアメカジにはもちろん、セットアップやドレススタイルのハズシアイテムとしても重宝します。
ハイテクスニーカーとローテクスニーカーの違いは?
ハイテクスニーカーとローテクスニーカーの違いがイマイチ分からないという方も多いかと思います。ハイテクスニーカーとは、その名の通りハイテクな要素を搭載したスニーカーのことを指します。タウンユースよりは、アスリート向けに作られているものが多く、軽さや、ソールのクッション性等にこだわったモデルが多いことが大きな特徴です。
一方、ローテクスニーカーとはその対極にあるモデルで、普遍的でクラシックなデザインのスニーカーです。シンプルで着こなしを選ばない点も大きな魅力。また、ハイテクスニーカーに比べて手の届きやすい価格帯であることも大きなメリット。作りがシンプルな分、丈夫である点もローテクスニーカーの魅力です。
ナイキの白スニーカーはハイテクとローテクどちらがいいの?
履きやすさや、歩きやすさや履き心地、さらにスニーカーを着こなしのメインとして使いたい方はハイテクスニーカーがおすすめです。また、色使いが派手なものが多く、ハイテクスニーカーを履くことを躊躇されていた方は、白を選ぶのもおすすめ。白のハイテクスニーカーなら、足元だけが目立ちすぎることもありません。
シンプルなデザインのスニーカーがお好きな方や、どんな着こなしにも似合うスニーカーをお探しの方はローテクスニーカーがおすすめ。ローテクスニーカーの白なら、ノームコアやミニマルな着こなしはもちろん、ビジカジにも最適です。また、トレンドを気を気にすることなく履くことができる点もローテクスニーカーのメリット。
ナイキのおすすめ白スニーカー5選
それではナイキの白スニーカーからおすすめのアイテムを紹介します。
AIR MAX 95 ESSENTIAL
プレミアムスニーカーブームのパイオニアである「エアマックス95」。ハイテクスニーカーブームはエアマックス95なしには語れません。
イエローとグレーのグラデーションのイメージの強いスニーカーですが、白も存在します。白のエアマックス95ならシンプルなスタイルにはもちろん、モードスタイルにも最適。また、ヒールと前足部に配したビジブルNike Airが、足を踏み出すたびに衝撃を吸収してくれるので快適な履き心地を楽しむことができます。
サイズ感はやや細めのため、足幅のある方はハーフサイズアップがおすすめです。
AIR FORCE 1 LOW 07
アメリカ大統領専用機の「Air Force One」にちなんで名付けられたナイキを代表するバスケットボールシューズである「エアフォース1」。1982年に登場したエアフォース1は「Nike Air」を搭載した初めてのバスケットボールシューズです。
柔軟性、バネのようなクッショニング、など履き心地も抜群。クラシカルなルックスのため、どんな着こなしにも似合います。またローカットタイプなので着脱がしやすい点も大きなポイント。初めてナイキのバッシュにトライされる方にもおすすめの一足です。
エアマックス90、95に比べ幅は広めなので、通常サイズで問題ありません。
コルテッツ レザー
1972年に登場したナイキのランニングシューズである「コルテッツ」。コルテッツは、ナイキのスニーカーの中でも最も歴史のあるアイテムです。シンプルでトレンドに左右されないベーシックなデザインが人気の秘密。
同モデルはアッパーにレザーを使用しているため、ラグジュアリーで都会的な雰囲気が漂います。アメカジにはもちろん、ジャケパンスタイルの足元やビジカジにも最適な一足。ナイキのローテクスニーカーをお探しならおすすめしたいスニーカーです。
サイズ感は細めのため、ハーフサイズから1サイズアップがおすすめです。
エア ジョーダン 1 ミッド
90年代のバッシュブームの火付け役である「エアジョーダン1」。エアジョーダンの登場により「バッシュ=ナイキ」のイメージが定着しました。1985年に登場して以来高い人気を誇るエアジョーダン1ですが、その理由はシンプルなデザインにあります。
すっきりとしたデザインは、ボトムスを選ばずどんなスタイルにも似合います。また白なら、よりミニマルで上品なイメージ。エアジョーダン1といえば白・赤・黒のカラーリングのシカゴを思い浮かべる方も多いかと思いますが、真っ白ならモードな着こなしやセットアップに合わせてもおしゃれです。
エアフォース1とそれほど変わらないため、通常サイズでも問題ありません。
AIR MAX 90 LTR
1990年に誕生したナイキの「エアマックス90」。アイコニックなワッフルアウトソールを採用しているので履き心地は抜群。エアマックス95よりもクラシカルなデザインなので幅広い着こなしに似合います。合わせやすいハイテクスニーカーをお探しの方におすすめのモデル。細身のシルエットなのでシャープな印象です。
エアマックス95よりは細く感じます。足幅のある方は通常サイズよりも1サイズアップがおすすめです。
ナイキの白スニーカーでデイリースタイルを上品に
今回は、ナイキの白スニーカーのおすすめアイテムを集めました。お馴染みのバッシュやハイテクスニーカーも白をチョイスするとクリーンでモードな雰囲気が漂います。
白のナイキのスニーカーで上品な足元を楽しんでみてはいかがでしょうか?
スニーカーといえば「CONVERSE(コンバース)」をイメージされる方も多いのではないでしょうか?1917年に誕生した代表作である「オールスター」は、おしゃれ好きなら一度は履いたことのあるスニーカーといわれています。今回は、大人の足元に最適なコンバースの白スニーカーをご紹介。また、人気モデルの特徴と違いについても解説します。
コンバースとは?マサチューセッツ州で誕生したスニーカーブランド
コンバースは1908年、アメリカのマサチューセッツ州にてデパートの経営者であったマーキス・M・コンバース氏により設立されたシューズブランドです。
「コンバース=スニーカー」のイメージですが、実は作業員向けにラバーシューズの製造からスタートしました。コンバースの生産するラバーシューズの評価は高く、事業は軌道にのります。しかし、ラバーシューズは、雪の多い冬場にしか売れません。コンバース氏は、通年販売できる商品の必要性を感じていたそうです。
バスケットボール専用のシューズ「オールスター」が誕生
ちょうどそのころ、ネイスミス博士が冬場にできるスポーツとして考案したバスケットボールに注目したコンバース氏は、バスケットボールに必要なシューズの製造を思いつきます。試行錯誤の末、1917年にコンバースはバスケットボール専用のシューズである「オールスター」を発表しました。
また、100年以上前に誕生したオールスターですが、デザインやディティールは現行品とほとんど変わらないというから驚きです。
チャックテイラーとは?
「チャックテイラー」とはプロバスケット選手、チャールズ・H・テイラー氏のこと。テイラー氏は、現役中オールスターを常に愛用していました。また、引退後いわゆる、プロフェッショナルアドバイザーとして、改良についてさまざまな助言を与えたそうです。
その功績を称えて、1946年からテイラー氏の名がアンクルパッチと呼ばれる、くるぶしを保護するための円形のパッチに記されるようになりました。
つまり、チャックテイラーは、バスケットボールシューズ初のシグニチャーモデルということです。
チャックテイラーとオールスターの違いは?
チャックテイラーとはオールスターの通称です。
厳密には、40年代から70年代に作られたヴィンテージオールスターのことをチャックテイラーと呼びます。また、チャックテイラーは「ヴィンテージオールスター」とも呼ばれています。
ヴィンテージしかチャックテイラーはないの?復刻モデルもある
「チャックテイラーが気になっているけどヴィンテージしかないのか…」とガッカリしている方に朗報です。実は、1960〜70年代のオールスターを復刻した「CT70」というモデルが存在します。
通常のオールスターと「CT70」の主な違いは、ヒールラベルです。オールスターのヒールラベルは白地で「ALL★STAR」と記されていますが、チャックテイラーは黒地に「Chuck Taylor」の文字が刻まれています。また、ソールも「CT70」は5mm厚く、クッション性が向上しているため、疲れにくいのも違いです。さらに、シューレースの素材も異なり、「CT70」は綿100%。また筆者も「CT70」を愛用しているのですが、通常のオールスターに比べて細身に感じます。そのためすっきりとしてスタイリッシュな雰囲気です。ただし足幅の広い方には、やや窮屈に感じるため、サイズアップをおすすめします。
オールスター以外のコンバースの人気モデルが見たい!
「コンバース=オールスター」のイメージが強いため、他のモデルの存在を知らない方もいるそうです。そこで今回は、オールスター以外のコンバースの人気モデルについてもご紹介します。
ジャックパーセル
1935年に誕生した「ジャックパーセル」は、オールスターと並ぶ、コンバースのアイコンスニーカーです。バドミントンプレイヤーであるジャックパーセル氏が、開発に参加したことでも有名です。ヒールラベルはデザインから「ヒゲ」、トゥのラインは微笑んでいる口元のように見えるため「スマイル」とも呼ばれています。
また、NIRVANAのフロントマンであるカートコバーンが愛用したことで、グランジスタイルのアイコン的スニーカーとしてもお馴染みです。
ワンスター
オールスターやジャックパーセルと並び、コンバースを代表するスニーカーである「ワンスター」。その名の通り、サイドにあしらわれた星がトレードマークです。ワンスターは、1974年に誕生したバスケットシューズ。上質なレザーアッパーと優れた耐久性から多くの選手たちから支持を得たスニーカーでしたが、高度な製造技術を必要とするため、大量生産には不向き。また、高級レザーを安定して確保することも困難だったためわずか2年で生産が終了し、幻のスニーカーとも称されました。
しかし、1984、日本製にてスムースレザーの「ワンスター」が復刻、その後も生産は続いています。
大人に似合うコンバース白スニーカーおすすめ5選
ここでは具体的に、大人の足元に似合うコンバースの白スニーカーをご紹介します。
オールスター US OX
ヴィンテージのオールスターの雰囲気が漂う「U.S. ORIGINATOR」シリーズのオールスター。コンバースの白スニーカーを初めて購入するならまずはこちらではないでしょうか?アメカジからビジカジまでどんなスタイルに合わせても様になるオールラウンダーです。
オールスター J ハイ
コンバースといえばやはりオールスターです。普遍的なデザインはスニーカーのスタンダードというべき逸品。日本製の「オールスター J ハイ」は生成りテープ、コットンシューレース、ヒールパッチの下部分に施された「MADE IN JAPAN」の印字などキャンバスオールスターとは異なるデザインも大きな魅力です。
ジャックパーセル
コンバースの定番モデルでありながら、オールスターよりも履いている人が少ないため、ややマニアックな印象を受ける「ジャックパーセル」。黒に白のソールのイメージの強いジャックパーセルですが、真っ白はクリーンで都会的な雰囲気が漂います。ノームコアからグランジまで幅広いコーデに似合う一足です。
ONE STAR J
コンバースのレザースニーカーの代表格である「ワンスター」。「ワンスターJ」は日本メイドの高級感と安心感のあるモデルです。アッパーは硬く独特の光沢を放つ国産のガラスレザーを使用しています。さらに、ゴムの量や配合を変えた耐摩耗仕様のアウトソールや、経年変化によるボンドの変色防止等、改良を重ねてきた逸品です。大人にこそ似合うワンランク上のコンバースの白スニーカーではないでしょうか?
ALL STAR COUPE OX
ドレッシーなカップソールが特徴的な、「オールスター クップ」のアップデートモデル。アッパーには、ECCOレザー社が開発した、「DriTan」テクノロジーで作られたスムースレザーを使用しています。また、タンの足当たりを改善することにより、快適な履き心地を実現しているのも魅力。ノーブルなデザインの白スニーカーなのでビジネススタイルにも似合います。ジャケパンスタイルやセットアップに合わせたい一足です。
コンバースにはオールスター以外にも粋な白スニーカーが目白押し
コンバースといえばオールスターのイメージが強いことは否めません。しかし、オールスター以外にもスタイリッシュなスニーカーはたくさんあります。今回は、コンバースの人気スニーカーを中心に大人の足元に似合う白スニーカーをご紹介しました。また、人気モデルやチャックテイラーについても詳しく解説したので、コンバースに興味のある方も参考になる内容かと思います。
コンバースの白スニーカーでクラシカルかつモダンな足元をお楽しみください。
ハイテクスニーカーブームも随分落ち着き、お洒落な方たちの間では、クラシカルなレトロモダンなレザースニーカーがトレンドとして浮上してきています。90年代の香り漂う「バッシュ」もよいのですが、使い勝手の良いレザースニーカーが気になるという方も多いのでは?
そこで今回は、高級スニーカーの代名詞ともいわれる「K-Swiss(ケースイス)」からおすすめモデルをご紹介。また、同ブランドの魅力や選び方についても解説します。大人の足元に似合うレトロモダンなケースイスのレザースニーカーで上品な着こなしをお楽しみください!
K-Swiss(ケースイス)とは?1966年カリフォルニアで設立されたシューズブランド
ブランド名からスイス発のブランドと思っている方も多いかと思いますが、「ケースイス」はアメリカ、カリフォルニア発のシューズブランド。ブランド名に「スイス」と入る理由は、カリフォルニアに移住した、スイス人のブルナー兄弟が創立したブランドだからです。
世界初のオールレザースニーカーを発表
テニスプレーヤーでありスキープレーヤーでもあったブルナー兄弟は、スキーシューズに着想を得たテニスシューズを発表します。これが世界初となるオールレザーのテニスシューズ「ケースイス・クラシック」です。ケースイス・クラシックはスタイリッシュでラグジュアリーな見た目だけではなく、機能的にも優れたスニーカーでした。
テニスプレーヤー、スキープレーヤーならではの発想
アイコニックな5本のラインは、激しいテニスの動きで、アッパーのレザーが伸びるのを防止する役割を担っています。また、ケースイス・クラシックは、スキーブーツから着想を得て、シューホールではなくDカンを採用。それにより、靴ひもをよりしっかりと締め上げることが可能になりました。これらの発想は、実際にテニスやスキーをしたことがないと思い浮かびません。
履き心地にもこだわった逸品
さらに、つま先の強度を高めた3ピース構造のトウや、高いグリップ力を備えたブリックアウトソールパターン、クッション性の高いポロンインソールを採用するなど、履き心地にも徹底的にこだわりました。
オールレザーアッパーを採用したハイスペックなテニスシューズであるケースイス・クラシックは、プロから絶大な支持を獲得。とくに、アメリカのテニスプレーヤー、パンチョ・ゴンザレス選手はケースイス・クラシックをこよなく愛したことでも有名です。
ファッションアイテムとしても注目
オールレザーアッパーを使用した高級感のあるケースイスのスニーカーは、ファッションアイテムとしても大きな注目を集めます。
80年代には日本でも「ケースイス」のスニーカーが大ブレーク。高級レザースニーカーの代名詞的存在となります。プレッピースタイルや渋カジの足元にケースイスを合わせる洒落者たちが雑誌のファッションスナップで特集されました。
ケースイスのレザースニーカーの魅力は?
レザースニーカーといえば外すことのできないケースイス。ローテクスニーカーに注目が集まる今だから、おしゃれな人たちがこぞってケースイスを着用しています。ここではケースイスの魅力について迫ります。
高級感のあるシンプルなデザイン
アッパーにレザーを採用した高級感と、シンプルなデザインがケースイスのレザースニーカーの大きな魅力。スニーカーでありながら、レザーシューズのようにスマートなため、ビジネスシーンでも活躍してくれます。ジャケパンスタイルや、ビジカジに最適なレザースニーカーをお探しならとてもおすすめです。
レトロモダンなルックス
細かなアップデートを繰り返しながらも1966年の登場以来、ほとんど変わらないルックスもケースイスのレザースニーカーの大きな魅力。レトロモダンなルックスは、どこかノスタルジーを感じます。
優れた機能性
見た目はローテクなケースイスのレザースニーカーですが、クッション性の良さやホールド感、グリップ力の強いソールを採用するなど機能性にも優れています。デザイン性と機能性のバランスの良さもケースイスが支持されている大きな理由です。
ケースイスのレザースニーカーの選び方
ケースイスは、海外ブランドのため、足幅はやや細め。足の幅が広い方はハーフサイズ大きめをチョイスした方がよさそうです。また、クラシックシリーズなら、「66」よりも「88」の方がゆったりとした木型を採用しているため、足幅の広い方はクラシック88をおすすめします。
ジャストサイズからハーフサイズアップ
スニーカーは大きめをチョイスする方が多いかと思いますが、レザースニーカーの場合はジャストサイズがおすすめ。キャンバススニーカーと違いレザースニーカーは、履いていくことでアッパーのレザーが伸びます。そのため、大きめをチョイスするとサイズが合わなくなることも。しかし、ケースイスの場合はやや細めの木型を採用しているため、足の幅が広い方はハーフサイズ大きめをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
どんなスタイルに合わせるか
ケースイスはさまざまなタイプのレザースニーカーを展開しています。スムースレザーの場合は、シックで高級感があるため、ジャケパンスタイルやスーツの足元によく似合います。つまり、オフィスカジュアルやビジカジ向けのレザースニーカーなら表革がおすすめ。またカジュアルなスタイルが多いなら、表情が豊かなスエードタイプが最適です。
最初に買うなら白のスムースレザー
テニスシューズとして誕生したケースイス。そのイメージもあり、おすすめしたいのは、白のスムースレザータイプです。爽やかでラグジュアリーな白のケースイスのレザースニーカーは大人の着こなしを軽やかに仕上げてくれます。もちろん、使い勝手のよい黒もいいのですが、初めてケースイスのレザースニーカーを購入される方は、白のスムースレザーをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
高級スニーカー代表!ケースイスのおすすめレザースニーカー4選
ここでは、高級スニーカーの代表であるケースイスのおすすめレザースニーカーを紹介します。
クラシック 66 JPN
「クラシック 66 JPN」は、1970~80年代にかけて流通していたチェコスロバキア産のモデルを、日本国内生産にて忠実に再現した復刻モデルです。当時のデッドストックをベースにシルエットから各パーツまでこだわった逸品。すっきりとした細身のシルエットと日本製という安心感も大きな魅力です。
クラシック 88
クラシック66よりもゆったりとした木型を使用した「クラシック88」。足の幅の広い日本人には最適なモデルではないでしょうか?クラシカルでシックなデザインのため、ビジネスシーンでも活躍してくれます。セットアップやジャケパンスタイルに似合う一足です。
オックスフォード KS 100
ケースイスの名品「LOZAN(ロザン」後継モデルとして誕生した「KS 100」。ミッドカットのアッパーに、ブランドアイコンである5ストライプをパンチングでシンプルにアレンジした一足。すっきりとしたデザインなので着こなしを選びません。ボリューム感のあるフォルムも魅力的です。
TUBES SPORT TRAIL 08540
ケースイスには珍しい厚底タイプ。ソールのかかと部分の大きなチューブが着地時の衝撃を吸収し、つま先部分の小さなチューブが反発力と推進力を生み出すことで快適な履き心地を実現する「Tubes Comfort Technology®」を搭載しています。そのため、普段使いからウォーキング、スポーツ、アウトドアまで幅広く利用できる一足です。また、取り外し可能な中敷きには、クッション性、通気性、防臭性などに優れるOrtholiteインソールを採用しています。
ケースイスはノスタルジー漂う大人のためのレザースニーカー
クラシカルでモダン、そしてリッチなムードの漂うケースイス。デイリースタイルの格上げにはもちろん、セットアップやジャケパンにも似合うケースイスのレザースニーカーは大人のための逸品といっても過言ではありません。ラグジュアリーでありながらどこかノスタルジー漂うケースイスのレザースニーカーで、大人こそ表現できる品のある着こなしをお楽しみください。
世界で最も売れたスニーカーとしても有名な「スタンスミス」。スタンスミスといえばアディダスのアイコニックスニーカーであり、レザースニーカーのパイオニアとしても有名です。しかし、アディダスにはスタンスミス以外にもスタイリッシュなレザースニーカーは存在します。
今回は、アディダスのおすすめレザースニーカーをご紹介。また、レザースニーカーの選び方や特徴についても解説します。
アディダスのレザースニーカーが気になる方や、レザースニーカーについて知りたい方はチェックしてみてください!
アディダスとは?ヨーロッパでは最大のスポーツウェアメーカー
世界でも有数のスポーツブランドの一つである「adidas(アディダス)」。スポーツブランドながら、街着としても着用できるスタイリッシュなアイテムを数多く展開し、現在では洒落者な方たちが好むブランドとしても定着しています。
アディダスは、兄弟喧嘩がきっかけとなり生まれたブランドです。アディダスの創立者である、アドルフ・ダスラー氏は、弟アドルフ氏と共に、靴製造の会社「ダスラー兄弟商会」を1920年に設立しました。靴の製造会社を興した理由は、二人が靴職人の子どもだったことが大きく関係しています。
ダスラー兄弟商会は、1924年、靴紐の変わりにゴムの付いた革底を使用した体育館シューズを開発。この体育館シューズが大ヒットしたことで会社は急成長を遂げます。
スポーツ専門の靴の開発を開始
また、アドルフ氏は、自身が陸上の選手だった経験から、それぞれのスポーツ選手にあった靴が必要であると考え、スポーツ専門の靴の開発を始めました。
当時、スポーツ専門シューズメーカーが少なかったことや、ダスラー兄弟商会のシューズのクオリティが高かったことでさらに会社は飛躍します。
兄弟喧嘩により会社は消滅
世界恐慌の影響で一時期は経営危機に立たされるも、見事乗り切り、さらに会社の規模は大きくなりました。しかし、ダスラー兄弟の仲は悪くなる一方。1948年、ついに「ダスラー兄弟商会」は消滅、ダスラー氏はアディダスを設立しました。
「アディダス=スタンスミス」といわれる理由は?
スマートで都会的なレザースニーカーであるスタンスミス。たしかにどんなスタイルにも似合うレザースニーカーではあるのですが、なぜアディダスを代表するスニーカーといわれるのでしょうか?その理由について解説します。
世界で最も売れたスニーカーとしてギネスが認定
アディダスのスタンスミスは、1971年に発表されました。スタンスミスというネーミングは、スタンレー・ロジャー・スミス氏というテニスプレイヤーの名前に由来します。発売当初、オールレザーアッパーのテニススニーカーはほとんど存在しなかったため、スタンスミスはレザースニーカーのパイオニアとも称されています。
さらに、スタイリッシュで上品な見た目から、多くの洒落者がこぞって愛用し、「世界で最も売れたスニーカー」として「ギネス認定」を受けていることがアディダスのアイコニックシューズといわれる所以。ちなみに、世界で最も売れたスニーカーは「コンバースオールスター」であるといわれていますが、ギネスに申告をしていなかったため、カウントされていなかったそうです。
アディダスのレザースニーカーの魅力は?
スタンスミスをはじめ、アディダスのレザースニーカーはシンプルなものが多い点が大きな魅力。カジュアルなスタイルはもちろん、ジャケパンスタイルやセットアップの足元にも違和感なく馴染みます。また、スムースレザーだけでなく、スエードも存在するのでレザースニーカー好きにとってはたまらないブランドではないでしょうか?
アディダスのスニーカーのサイズ感
アディダスのスニーカーはやや大きめの作りといわれることが多いようです。筆者もアディダスのスニーカーを所有していますが、ナイキのスニーカーと比べるとやや大きく感じます。しかし、サンバや、スタンスミスは、ほっそりとしたシルエットのため、足幅は細めです。足の幅のある方や、甲の高い方はハーフサイズアップすることをおすすめします。
アディダスのレザースニーカーの選び方
ここではアディダスのレザースニーカーの選び方を具体的に説明します。
基本的にはジャストサイズ
スニーカーは大きめをチョイスする方が多いかと思いますが、レザースニーカーの場合はジャストサイズがおすすめ。キャンバススニーカーと違いレザースニーカーは、履いていくことでアッパーのレザーが伸びます。そのため、大きめをチョイスするとサイズが合わなくなることも。「ジャストサイズのスニーカーは落ち着かない!」という方以外はジャストサイズでお選びください。
どんなスタイルに合わせるか
レザースニーカーといってもさまざまです。スタンスミスのようなスムースレザーの場合は、シックで高級感があるため、ジャケパンスタイルやスーツの足元によく似合います。つまり、オフィスカジュアルやビジカジ向けのレザースニーカーなら表革がおすすめ。また、カジュアルなスタイルが多いなら、表情が豊かなスエードタイプが最適です。例えば、アディダスのブセニッツなら品格のあるデイリースタイルが楽しめます。
長く履くならベーシックカラー
アディダスのレザースニーカーは、カラーバリエーションが豊富。コーデのアクセントになるビビットなカラーや品のいいペールトーンもいいのですが、長く履くなら白や黒、グレー、ネイビーといったベーシックなカラーがおすすめ。ベーシックなカラーならどんなスタイルにも似合います。また、飽きずに履くことができる点もメリットと言えます。
上品なデイリースタイルが楽しめるアディダスのレザースニーカー5選
品のあるデイリースタイルを楽しむことのできるアディダスのレザースニーカーを集めたのでご覧ください。
CAMPUS 00s
2000年代にインスパイアされた、次世代のためのスケーターシューズである「キャンプス00s」。ノスタルジーの漂うレトロモダンなデザインが大人のストリートスタイルによく似合います。上質なスエードアッパーを採用しているのでビジカジにもおすすめ。アメカジからオフィスカジュアルまでカバーしてくれる一足です。
ブセニッツ
スケートボーディングのアイコンとなった、デニス・ブセニッツ氏の名を冠した「ブセニッツ」。上質なレザーアッパー、キルト仕様のバンプ、ビンテージのサッカースパイクをソースにした、クラシックな配色を採用した逸品です。ヒールから流れるようなラインで配色された赤がアクセントになっています。デザインはクラシカルなのですが、どこかモードな雰囲気が漂うモデルです。
スタンスミス
アディダスのレザースニーカーといえばやはり外すことのできない「スタンスミス」。上質なスムースレザーアッパーはレザーシューズのようなドレッシーさを醸しています。シンプルでミニマルなデザインなのでビジカジの足元におすすめ。細身のシルエットがよりスタイリッシュな印象です。初めてアディダスのレザースニーカーに挑戦される方にも最適な逸品。
SAMBA OG
元々はインドア用サッカーシューズとして誕生したアディダスの「サンバ」。この「サンバOG」は、ガムラバーアウトソール、ギザギザのスリーストライプスなど、オリジナルを忠実に再現したモデルです。また、トレンドの薄底ソールスニーカーの代表格として世界中のファッショスタが愛用していることで知られています。レトロなローテクスニーカーをお探しの方にはとてもおすすめです。
SUPER STAR EG4960
スタンスミスと並びアディダスを代表するモデルである「スーパースター」。1970年代にバスケットボールシューズ初のオールレザーローカットモデルとしてデビューして以来、不動の人気を誇るモデルです。スタンダードでシンプルなデザインなのでジャケパンスタイルの足元にも似合います。
レザースニーカーが豊富なアディダス
スタンスミスをはじめ、名品と称されるレザースニーカーが豊富なアディダス。今回は大人の品を格上げてくれるスマートでノーブルなアディダスのレザースニーカーを集めました。また今回は、レザースニーカーの魅力や選び方についても解説しています。
アディダスのレザースニーカーが気になる方やレザースニーカーの購入をご検討されている方の参考になれば幸いです。
ジーンズ三大ブランドの一つWrangler(ラングラー)。本当の魅力を知れば、実は大人世代の方にこそハマるブランドです。
本記事ではWranglerのジーンズを厳選して5つ紹介。その魅力や選び方について解説するので参考にしてください。
他にない魅力を持ったWranglerのジーンズを履いて、一味違う大人のファッションを楽しんでみませんか。
Wranglerの歴史
Levi's、Leeより後発のWranglerは、ノースカロライナ州でワークウェアを扱っていたブルーベル社が1943年にケーシー・ジョーンズ社の買収により取得したブランドでした。1947年に入ると、Wranglerブランドはワークからウエスタンの分野へとターゲットを変えていきます。
ジーンズブランドとして世界で初めてデザイナーを起用し、カウボーイ(とくにロデオ)向けに作られたジーンズは独自のデザイン性を持つものに。鞍に乗ったときに履き心地が良く見映えもするデザインで、後にロデオ協会からの公認を受けました。1980年代以降はカウボーイだけでなくジョンレノンなど多くの著名人にも愛され、世界的なジーンズブランドとして確固たる地位を築いたのです。
現在ブルーベル社はVFコーポレーションに買収され消滅しており、日本国内ではエドウイン傘下のLee Japanが販売の権利を保持しています。
Wranglerのジーンズの魅力
Wranglerのジーンズには、他のジーンズとは一味違う独自の魅力がいくつもあります。大人世代の男性もハマる、Wranglerの魅力の数々について解説します。
洗練されたデザイン
ロデオ騎手向けに開発された経緯から、Wranglerのジーンズには洗練されたデザイン性があります。
Wranglerは1947年当時ハリウッド西部劇の衣裳デザイナーであったロデオ・ベンを起用し、現在まで受け継がれるモデルのプロトタイプ「11MW」を開発しました。その後のラングラーのジーンズには、ワークスタイルとは違った「7アイコンズ」と呼ばれる機能美から生まれたディテールが存在します。
たとえば、鞍を傷付けないために金属製の留め具(リベット)が平らになっていることや、ハイウエストをスムーズにするためにヨーク部分が後見頃に上から重なること。そしてバックポケットにはWranglerの頭文字Wのステッチが入ること。
これら独自のディテールは、洗練されたデザインへと変わっていきました。
履き心地が良い
ロデオ競技にも耐えられる優れた履き心地も、Wranglerのジーンズの魅力のひとつです。
Wranglerのジーンズは馬に乗っている状態で履くことを想定し、鞍に座っても快適なように股上が深く作られています。また、ベルトループがLevi'sなどよりも後ろに2つ多く付けられていて、激しく動いてもズレてくることがありません。
ロデオのハードな動きに負けない耐久性を持ちながら、一方で体に沿った履き心地の良いシルエットを実現。この特徴は、デスクワークを伴う現代のライフスタイルにも適しています。
さまざまな織り方のデニムを楽しめる
Wranglerのジーンズは、各年代によって織り方の違うデニム生地を楽しめます。
Levi'sやそれを手本とする多くのジーンズは右綾で織られていて、ザラつきのある生地が特徴です。洗濯を重ねると右回りにねじれが起き、メリハリのある色落ちをします。一方Leeは左綾で織られていて、生地は柔らか。左回りにねじれ、全体的な色落ちをするのが特徴です。
初期のWranglerは左綾で織られていました。その後Wranglerは1964年、生産拡大と同時期にデニム生地のねじれ解消を実現した「ブロークンデニム」を開発します。耐久性と独特な色落ちを持った新たな織り方の生地の誕生です。
この経緯からWranglerには初期の左綾、ブロークンデニム、さらに過渡期のイレギュラーな右綾と、さまざまな織り方の生地が存在します。現行のブロークンデニム以外にも、復刻されたモデルで再現された異なる生地を楽しめますよ。
Wranglerのジーンズの選び方
Wranglerのジーンズは現行・復刻のモデルで特徴が異なります。サイズの選び方と好みのモデルの選び方について解説するので参考にしてください。
ワンサイズ上を選ぶ
洗濯による縮みを考えて、ウエストは実寸よりもワンサイズ上を選ぶと良いでしょう。
サンフォライズド加工(防縮加工)されているとは言え、綿100%の生地は洗濯を繰り返せばワンサイズほど縮みます。大人らしくジャストで履くのが望ましいですが、縮みは考慮してやや余裕を持たせたサイズ感を選ぶのが無難でしょう。
自分の体の実寸が分かれば、サイズ表と比較してワンサイズ上を。洗い済みのジーンズでちょうどいいサイズのものが手元にあれば、そのインチを参考に選べば大丈夫です。
各年代の生地やディテールで選ぶ
感覚的に好みの生地やディテールで選ぶのは、ファッションの本来の楽しみ方です。
Wranglerのジーンズは、各年代によって生地が変容し、ディテールは削除・追加されているのが魅力。現行・復刻それぞれ違った魅力があるので、ファッションとして身に付けて気分が上がるものを見つけてください。直感で決められない場合は、普段のコーデとの相性から逆算するという方法もおすすめです。
シルエットで選ぶ
動きやすさや見た目の印象を考えて、シルエットを重視して選ぶのもおすすめです。
Wranglerのジーンズはロデオ向けに開発された経緯があるので、基本的には体にフィットする洗練されたシルエットのものが多いです。ただ、時代ごとに求められるフィット感も微妙に変わるので、リリース当時と現代では少し形が違ったりもします。
自分のライフスタイルや体格に合ったシルエットのモデルを選ぶと良いでしょう。
Wranglerのジーンズ5選
Wranglerのジーンズでおすすめモデルを現行・復刻の中から5つ紹介します。各モデルの特徴を解説するので、前述の選び方を参考に好みのものをみつけてください。
ARCHIVES(復刻) 11MW 1951モデル
まずは、ARCHIVES(復刻)の中から「11MW 1951モデル」を紹介します。
ハリウッド西部劇のカスタムテーラー「ロデオ・ベン・リヒテンシュタイン」を招き、カウボーイ(とくにロデオ競技)向けに作られた初の本格的ジーンズ。当時はまだ左綾のデニム生地で、深い股上とベルトループの多さによって腰回りのホールド感が実現されたのが画期的でした。また、馬に乗ることを前提にしているため、高めに配置されたバックポケットや突起のないリベットといったディテールも誕生。
程よいわたりの太さとテーパードは、多くの人に受け入れられる洗練されたシルエット。当時のこだわりを体感したい方にはおすすめです。
ARCHIVES(復刻) 11MWZ 1958モデル
次に、ARCHIVES(復刻)「11MWZ 1958モデル」を紹介します。
その後長くWranglerの定番として愛された完成形のモデルです。型番の最後のZの文字はジッパー(ZIPPER)のZ。全面の開閉がボタンフライだとロデオ競技中に鞍にひっかかる事故が発生したため、危険回避のためにジッパーが採用されることになりました。また、7アイコンズと呼ばれるWrangler独自のディテールは、より耐久性のある素材へと進化しています。
左綾の生地や程よいシルエットは「11MW 1951モデル」と同じ。大きく違うのは前面の開閉がジッパーかボタンフライか。パッチなどのディテールがわずかに違うので、直感的な好みで選べばOKです。
ARCHIVES(復刻) 10MW 1964モデル
Wranglerの中では極めてイレギュラーな右綾のモデル、「10MW 1964モデル」も興味深いアイテムです。
過渡期であった1964年のわずか1年だけリリースされたモデルを再現。Wranglerでは行われてきた巻き縫いではなく、割り縫いによってセルビッジ(耳)が見える仕様になっています。右綾の代表格Levi'sを想起させる仕様とも言えるでしょう。
1951年・1958年の復刻モデルと比べると、ゆったりしたわたり幅からテーパードがしっかりかかったシルエット。いつも履いているジーンズの延長でWranglerのおもしろさを体感したい方におすすめのモデルです。
USA企画(現行) 13MWZ
USA企画で発売されている現行モデル13MWZは、コストパフォーマンスの良いモデルです。
13MWZは、Wranglerの代表モデル11MWZの後継モデル。このアイテムは1964年誕生時の13MWZモデルをベースに復刻され、現在も本国アメリカで発売が続いています。
7アイコンズ以外に最も大きな特徴は、ブロークンデニムというWrangler独自の生地。右綾や左綾の生地はいずれも、履き込み洗濯を繰り返すうちにねじれを生じるのが問題でした。ブロークンデニムは綾織の綾目を崩した特殊な織物で、手触りが柔らかく洗ってもねじれる問題がありません。
やや細身でテーパードがかかった現代的なシルエット。リーズナブルな価格でWranglerらしい醍醐味を味わえますよ。
USA企画(現行) 936 スリムフィット
最後に紹介するのは、USA企画の現行モデル「936 スリムフィット」です。
こちらは現行モデル13MWZのスリムフィットバージョン。7アイコンズと呼ばれるディテールやブロークンデニム生地はそのままに、わたり幅だけをさらにスリムにしています。ただし、あくまでも原点はカウボーイ向けなので、ブーツを履けるように膝から裾まではストレートで13MWZと同じ太さに調整。
かなりフィット感のあるシルエットで、細身の方やスマートに着こなしたい方にとくにハマるモデルです。
Wranglerのジーンズを履いて
本記事では、大人世代におすすめのWranglerのジーンズを5つ紹介しました。
Wranglerのジーンズは他にはないデザイン性と履き心地が魅力です。いろいろな生地やシルエットでできたモデルを吟味して、ぜひ好みの1本を見つけてください。
履くと実はかっこいいWranglerのジーンズ。ぜひ気に入ったモデルを手に入れて、同年代の大人男性と差を付けましょう。
ハイテクスニーカーブームも随分と落ち着き、今ではクラシカルなスニーカーに注目が集まっています。クラシカルな「ローテクスニーカー」の魅力は、トレンドに左右されないスタンダードさです。
今回は、スタンダードアイテムを数多く展開するプーマのレザースニーカーをご紹介します。洒脱な御仁や、ファッショニスタがこぞって愛用するプーマのレザースニーカー。その魅力や選び方、キャンバスタイプとの違いについても解説。プーマのレザースニーカーが気になる方はもちろん、レザースニーカーの購入をお考えの方にも本記事は、おすすめです。
PUMA(プーマ)とは?ドイツのスポーツブランド
「プーマ」の歴史は、創立者である、アドルフ氏とルドルフ氏のダスラー兄弟が体育館用のシューズを開発したことから始まります。ドイツの靴工房を営む家庭で生まれた、ダスラー兄弟は、靴工房で靴職人の見習いを経て独立。1920年に「ダスラー兄弟商会」を設立しました。
ダスラー兄弟商会は、1924年、靴紐の変わりにゴムの付いた革底を使用した体育館シューズを開発。この体育館シューズが大ヒットしたことで会社は急成長を遂げます。
兄弟喧嘩により会社は消滅
世界恐慌の影響で一時期は経営危機に立たされるも、見事乗り切り、さらに会社の規模は大きくなりました。しかし、ダスラー兄弟の仲は悪くなる一方。1948年、ついに「ダスラー兄弟商会」は消滅し、アドルフ氏、ルドルフ氏はそれぞれの会社を設立します。
ルドルフ氏は「ルーダ」、アドルフ氏は「アディダス」を設立しました。なお、1949年にルーダは、「プーマ」へとブランド名を変更し現在に至ります。
プーマのレザースニーカーの魅力は?
70年以上の歴史を持ち、さまざまな名作スニーカーをリリースしてきたプーマ。プーマには、キャンバススニーカーに勝るとも劣らない魅力的なレザースニーカーが数多く存在します。その魅力について見てみましょう。
シンプルでクラシカルなデザインが大人っぽい
シンプルでクラシカルなデザインのレザースニーカーが多いプーマ。注目のローテクタイプも多いので主張の強いスニーカーが苦手という方にもおすすめです。シンプルなデザインのものが多いので着こなしを選ばない点も大きな魅力と言えるでしょう。
無地のアイテムにデニムやチノパンなどを合わせるトレンドの「ノームコア」スタイルにも似合うアイテムが豊富な点も嬉しいポイントです。
ビジネスシーンでも活躍してくれる
プーマのレザースニーカーは、単色のアイテムも多いので、ミニマルなスタイルとの相性も抜群。スーツスタイルやジャケパンコーデの足元に合わせても違和感のないモデルもあるので、ビジネスシーンでも活躍してくれそうです。ビジカジと相性のよいレザースニーカーをお探しなら、プーマのアイテムをチェックしてみてはいかがでしょうか?
丈夫なので長く履くことができる
プーマのアイテムに限らず、レザースニーカー全般的に言えることですが、キャンバスに比べて丈夫であるため、長く履くことができます。さらに、レザーシューズのように経年変化を楽しめる点もレザースニーカーの大きな魅力です。
レザーとキャンバスどちらがいいの?違いについて解説
レザースニーカーとキャンバススニーカーどちらを買えばいいのか迷ったことのある方も多いはず。ここではレザースニーカーと、キャンバススニーカーのメリット、デメリットについて説明します。
レザースニーカーのメリット、デメリット
レザースニーカーは高級感がありスマートな雰囲気が漂うアイテムです。そのため、セットアップやジャケパンスタイルなどのビジカジや、キレイ目なコーデとも相性抜群。またカジュアルスタイルに合わせてもワンランク上の着こなしを演出してくれるでしょう。さらにアッパーがレザー素材のため、メンテナンスをしっかり行えば、長く履くことができます。
デメリットとしては、キャンバスタイプに比べ種類が少ないこと。デザインの豊富さやカラーバリエーションはキャンバススニーカーに劣ります。また、金額が高いこともデメリットの一つです。
キャンバススニーカーのメリット、デメリット
どのスニーカーブランドでも必ずラインナップされているキャンバススニーカーは、スニーカーのメインアイテムといっても過言ではありません。またデザインやカラーのバリエーションも豊富である点が大きなメリットです。レザースニーカーに比べて金額的には安価なため、買いやすく気になるモデルをいろいろ試せる点もキャンバススニーカーの醍醐味です。
デメリットとしては、どうしてもカジュアルよりのモノが多く、ビジカジやキレイ目なコーデに合わせると「違和感のある着こなし」になってしまうこと。また、手の届きやすい金額のモノが多いので、人と被ってしまうこともデメリットと言えます。
大人の足元を格上げ!プーマのレザースニーカーおすすめ5選
デイリーに使えて大人に似合うプーマのレザースニーカーはどんなアイテムがあるのでしょうか?ここでは、具体的におすすめのアイテムをご紹介します。
イージーライダー LTH 399029
1970年代後半にランニングシューズとして誕生した「プーマイージーライダー」。そのテイストを踏襲しつつ、ストリートスタイルに合うようにスリムなプロファイルとクラシックビンテージの雰囲気をそのままに復活したモデルです。
ミッドソールにはProfoamを採用し、快適な履き心地も魅力。レザーアッパーとタンブルレザーオーバーレイを施したレトロな一足です。シックなスニーカーなのでビジカジも似合いそう。大人の足元にぴったりなレザースニーカーです。
BASKET CLASSIC XXI
時代を超えて愛され続ける、プーマを代表するスニーカーである「バスケット クラシック XXI」。同モデルは、1970年代に初めて登場したシルエットをアップデートした逸品。クラシックなシルエットにフルレザーをあしらい、すっきりとした一足に仕上げています。レトロモダンなローテクスニーカーですが、とても上品。
飽きのこないデザインも魅力的なレザースニーカーです。
PALERMO LTH
80年代初頭に登場しプーマの定番モデルとなった、パレルモのアーカイブモデルです。
オリジナル同様に、ヒールのプーマキャットロゴ、ゴールドのシグネチャータグ、つま先のT字型構造、そしてクラシックなガムソールを配置。このバージョンでは、レザーベースにスウェードのフォームストリップとオーバーレイを施しています。
デザイナーズブランドのシューズのようなモダンなムードの漂う一足なのでシンプルな着こなしにも、エッジの利いたスタイルの足元にも最適です。
スピードキャット オージー
トラックレースのスピードにインスパイアされ1999年に誕生した「スピードキャットオージー」。同モデルは、80年代から90年代にかけてF1グランプリのドライバーが履いていた耐火レーシングシューズをベースにしたライフスタイルシューズです。
レーシングにインスパイアされたなめらかなラインと、空気力学に基づいたデザインにより、ファッションやスニーカーカルチャーに衝撃を与えてきた逸品。
2000年代初頭のレーシングウェアに敬意を表し、つま先には“プーマキャット”の刺繍を施しています。ファッショニスタを中心に世界的に注目を集めるレザースニーカーで、カラーバリエーションの多さも人気の秘密です。上質なスウェードを使用しているのでエレガントなムードも漂います。
CLYDE OG
バスケットボールシューズとして誕生した「クライド」の50周年の節目に復刻した「CLYDE OG」。フルスウェードアッパーに、美しい曲線美を描いたサイドの“フォームストリップ”が特徴的なモデルです。
さらに、サイドにはゴールドで刻印された 「PUMA CLYDE」のブランドロゴが施されています。また、環境に配慮した製造工程で作られた Leather Working Group認定のレザーを採用している点も大きなポイント。
アメカジやストリートスタイルにはもちろん、ノームコアスタイルにもおすすめなモデルです。
プーマのレザースニーカーで品のいいデイリースタイルに挑戦
ドイツ発の老舗スポーツブランドのプーマ。シンプルで洒脱なデザインのプーマのスニーカーはファッショニスタの着用率が高いことで有名です。
今回はプーマのレザースニーカーをピックアップしてご紹介しました。大人のデイリースタイルを品よくまとめるには、プーマのレザースニーカーが最適ではないでしょうか?モダンでどんなスタイルにも似合うレザースニーカーをお探しならプーマをチェックしてみてください。お気に入りの一足が見つかるはずです。
世の中では「ネルシャツはダサい」と言われることもしばしば。たしかに使い方を間違えるとダサくなるかもしれませんが、本来ネルシャツはコーデの幅も広く機能的で、大人も積極的に取り入れられるアイテムです。
本記事では、40代メンズにもおすすめできるコスパの良いネルシャツを5つ紹介します。ネルシャツの魅力や選び方についても解説するので参考にしてください。
ネルシャツを気軽に普段の生活に取り入れて、いろいろなシーズンで温かくオシャレに過ごしてくださいね。
ネルシャツとは
ネルシャツとは、正式にはフランネル生地を用いたシャツのこと。
柔らかく軽い毛織物を指していたフランネルは、現在では多くの場合、綿を用いて平織りや綾織りで作られています。いずれにしても生地を起毛させることによって、柔らかさと保温性を持つのが特徴です。
「ネルシャツはチェック柄」というイメージがあるかもしれませんが、無地のものなどチェック柄でないものもあります。チェック柄が多いのは、ヨーロッパで生まれたフランネルが作業着としてアメリカで普及する際、汚れの目立たない柄を採用したのが理由です。
ネルシャツの魅力
40代メンズにもおすすめできる、ネルシャツの魅力を紹介します。一見コーデに取り入れづらいアイテムですが、実は使い方次第でメリットがあるので参考にしてください。
保温性のある羽織りとして持ち運べる
ネルシャツの魅力のひとつは、保温性に優れた羽織りものとしてバッグに入れて持ち運びやすいことです。
春や秋に夜になって気温が下がってきたときや夏に屋内で冷房が強すぎるときなど、1枚何か上から羽織りたいときに、保温性のあるネルシャツがあると助かります。また、ネルシャツは柔らかい生地で折りたたんでもかさばらないので、必要なときに備えてバッグに入れておけるのも便利です。
外出時に携帯しやすく、肌寒い時にサッと羽織れる機能性は魅力ですね。
大人コーデのアクセントに使える
チェック柄やオンブレ柄など、ネルシャツは40代の大人のコーデでアクセントに使える魅力があります。
40代の大人男性はインナーやパンツ、そしてアウターなどを、シンプルなデザインと落ち着いた色味に抑えることが多いのでは。そこに一点ネルシャツで柄のアイテムを取り入れれば、アクセントとしてコーデを一段格上げしてくれます。
ネルシャツのチェック柄も、選び方や使い方を工夫すれば派手になりすぎず大人にもちょうどいいデザインの一つになるはずです。
インナーにもアウターにもなる
ネルシャツは冬のインナーや春秋のアウターになり、使い回しが効くのもポイント。
いくら単体で素敵なアイテムでも、着られるシーズンが限定されていたり、合わせられるコーデが少ししかないのは残念ですよね。ネルシャツは、冬のヘビーアウターの下に着たり春秋にカットソーの上からアウターとして着たり、使えるシーンの幅が広いのが特徴。
色やデザインの組み合わせに気を付ければさまざまなシーンでネルシャツは使えるので、何枚か持っているととても重宝する存在です。
40代メンズ向けのネルシャツの選び方
40代メンズが失敗しないネルシャツの選び方を解説します。ポイントを重要な順に解説するのでぜひ参考にしてください。
ジャストに近いサイズ感で
最も重要なのは、ジャストに近いサイズ感で選ぶことです。
ネルシャツを着てダサくなる原因は、体に合わないサイズを着ることによってだらしなく見えたり、頑張りすぎて見えたりすることです。大きすぎるサイズはだらしない印象だけでなく、若者の流行を追っているようで無理をしている印象を与えるでしょう。逆にタイトすぎるサイズも、格好をつけすぎている雰囲気が出てNGです。
40代の大人であれば、ジャストもしくはほんの少しゆとりのあるくらいの、流行に左右されない普遍的なサイズ感を選ぶのが重要です。
暗めのトーンを
次に重要なのは、コーデで失敗しないためにまずは暗めのトーンを選ぶことです。
暗めのトーンとは彩度の低いカラーの意味で、平たく言うと「くすんだ色味」を指します。鮮やかなチェック柄はコーデのアクセントになる一方、他のアイテムの配色を抑えないと全体的に子どもっぽい雰囲気になってしまうリスクもあります。暗めのトーンであれば他の色味との相性をそこまで気にしなくても良いので、シックなコーデが作りやすいはず。
ネルシャツで大人のファッションを目指したい方は、まずは暗めのトーンのネルシャツから手を出すのがベターです。
色が多すぎないものか、柄が小さいものを
最後に、使われている色数が多すぎないものか、柄が小さいものを優先的に選びましょう。
チェック柄は複数の色が使われますが、色の数が多すぎると他の色味をかなり抑えなければならず、コーデが難しくなります。また、柄が大きくなるほど子供っぽくカジュアルな印象が強くなるので注意が必要です。
もっとも、「色数が多いときは小さな柄」「柄が大きいときは3色くらいまで」であれば、暗めのトーンの大人コーデは十分成立します。すべての要素をあまり無難に選ぶと、逆に地味すぎるファッションになってしまうことも。正解は一つではないので、「大人が着るとダサくなりそうな要素」をできるだけ避ければOKでしょう。
コスパの良いブランドのネルシャツ5選
それでは、コスパの良いブランドのネルシャツを5つ厳選して紹介します。大人が着ても恥ずかしくない品質だけれどリーズナブルなものを選んだので、ぜひ購入の参考にしてください。
FIVE BROTHER ヘビーネルシャツ
ネルシャツの代表的ブランドFIVE BOROTHER(ファイブブラザー)のヘビーネルシャツを紹介します。
1890年にニューヨークで創業したワークウェアブランドのFIVE BOROTHERは、BIG MACと並んでネルシャツの王道ブランドのひとつ。2008年に復活後は、当時のディテールは再現しつつも現代的なスリムなシルエットに改良し、カジュアルスタイルで評価を受け続けています。
こちらのアイテムは定番のヘビーネルシャツ。肉厚なフランネル生地を使用しており丈夫ですが、起毛感はやや控えめなタイプです。冬のアウターの下や、まだ寒い春秋のアウターとしてちょうどいい保温性です。赤が有名なバッファローチェック柄も、青や緑など落ち着いた配色であれば大人も取り入れやすいですよ。
BIG MIKE オンブレ ライトフランネルシャツ
次に紹介するのは、BIG MIKE(ビッグマイク)のオンブレライトフランネルシャツ。
BIG MIKEは、1890年イリノイ州で林業や農業、土木・建築関係者、工場労働者などに向けてワークウェアを制作した代表的ブランドです。1980年代に一度消滅しますが、現代の流行にフィットした形で近年復活を遂げました。
今回紹介するのは、オンブレ柄の柔らかでライトなネルシャツ。通常はレーヨンで制作されることの多いオンブレシャツをコットン100%で制作しており、肌寒いときにサラッと羽織るにはぴったりの一枚。ダークトーンのオンブレ柄は独特な大人の印象を与えるので、40代メンズのコーデのアクセントに。
CAMCO ダブルフェイス フランネルシャツ
CAMCO(カムコ)のアイテムもコスパが良くおすすめなので、今回はダブルフェイス フランネルシャツを紹介。
CAMCOは、アーカンソー州で設立されたファクトリーブランドです。1950年代には大手ストア系ブランド(デパートのオリジナルブランドのようなもの)や、ミリタリーウェアの製造を請け負っていた実績があります。
ダブルフェイスのフランネルシャツは、表と裏で縦横の柄が異なる特殊な織り方で作られた厚手のシャツです。60年代〜80年代頃のものを再現したチェック柄には渋さはありますが注意が必要。暗めのトーンでもベージュ系などは扱いが難しいので、ここではくすんだ赤系の色をおすすめします。
L.L.Bean シャミークロスシャツ ジャパンフィット
アウトドアブランドL.L.Bean(エルエルビーン)からは、フランネル生地に似た独自のシャミークロス生地のシャツを紹介します。
L.L.Beanは1912年メイン州で設立された老舗アウトドアブランドです。ハンティング用に開発されたブーツや、厚手のキャンバス生地で作られたトートバッグなど名作をたくさん生み出してきました。
紹介するのは、L.L.Beanが特別に開発したフランネル生地「シャミークロス」で作られたシャツ。丁寧に起毛加工されソフトな風合いと保温性を持っているので、冬のヘビーアウターの下に着込むシャツとして適しています。このアイテムはチェック柄だけでなく無地も展開が豊富で、大人には無地が使いやすくて狙い目ではないかと思います。
SUGER CANE ツイルチェックワークシャツ
最後は、日本のワーク系アメカジブランドSUGER CANE(シュガーケーン)からツイルチェックワークシャツを紹介します。
SUGER CANEは、米軍向けの衣料製造と米軍放出品の流通窓口から国内向けの衣料メーカーに変わったブランド。ワーク系を中心に、ヴィンテージのディテールを再現しつつ高品質なアイテムを作り続けています。
紹介するツイルチェックワークシャツは毎年改良を重ねながらリリースされ続けている定番のネルシャツです。分厚い生地とヴィンテージの再現が秀逸なアイテムで、春秋に羽織るにはぴったりの保温性があります。ベージュなどのアースカラーより、暗めのトーンや2色使いのものを選べば大人も使いやすい一枚になるでしょう。
ダサくないネルシャツを40代メンズも使おう
本記事では40代メンズにもおすすめできるコスパの良いネルシャツを5つ紹介しました。
肌寒いときに持っていると助かるネルシャツ。色味など選び方も気を付ければ、普段のコーデにも使えるかっこいいアイテムです。
ネルシャツは本来ダサくありません。普段使いして、大人コーデの幅を広げましょう!
メンズファッションにおいて必要不可欠な清潔感。トレンドのアイテムで全身を固めても、清潔感がなければスタイリッシュには見えません。
クリーンな着こなしを簡単に作るための救世主ともいうべきアイテムが白スニーカーです。今回は大人に似合う白スニーカーをご紹介!また選び方や魅力についても解説します。
白スニーカーの魅力は?
スニーカーといえば「やはり白!」という方も多いはず。特に海外のファッショニスタは白スニーカーを好んで着用しています。では、白スニーカーの魅力について具体的に解説していきましょう。
圧倒的な清潔感
「清潔感」は、白スニーカーの最大の魅力といっても過言ではありません。着こなしに白スニーカーをプラスするだけでクリーンなコーデを簡単に楽しむことができます。清潔感のある着こなしを心掛けたい大人世代にとっては白スニーカーは必要不可欠なアイテムではないでしょうか?
トレンドに左右されない
シューズはトレンドを反映しやすいアイテムといわれています。言い換えれば流行り廃りが顕著に出るアイテムだということ。しかし、白スニーカーはトレンドを気にすることなく履くことができるフットウェアです。とくにスタンダードなコンバースのオールスターや、アディダスのスタンスミスがトレンドから外れることはありません。この普遍性も白スニーカーの魅力と言えます。
着こなしを選ばない
ミニマルな着こなしからハードアメカジまでどんなスタイルにも似合う白スニーカー。この振り幅の広さも白スニーカーの魅力です。また、レザータイプやシンプルなアイテムをチョイスすればビジネスシーンでも活躍してくれます。
豊富なラインナップ
スニーカーを扱っているブランドで白スニーカーを展開していないブランドは、まずありません。ラインナップが豊富な点も白スニーカーの魅力と言えるでしょう。
大人に似合う白スニーカーの選び方は?
種類の多さは白スニーカーのメリットではあるのですが、どれを選べば正解なのかわからなくなることも。ここでは、大人に似合う白スニーカーの選び方を解説します。
シンプルなローテクタイプ
迷ったら、シンプルなローテクスニーカーの白を購入すれば間違いありません。具体的には、コンバースのオールスターやヴァンズのオーセンティックあたりです。さらにソールが薄い、薄底タイプならトレンドのノームコアスタイルにも似合います。
品格を高めるレザータイプ
大人の白スニーカーといえばやはりレザータイプです。レザータイプのシンプルなアイテムならビジカジでも活躍してくれます。パトリックやケースイスなどは王道。また、ハイブランドからも白のレザースニーカーはリリースされているので、ラグジュアリーなスタイルが気になる方はチェックするのもアリではないでしょうか?
白スニーカーのメンテナンス方法は?
清潔感がありどんな着こなしにも似合う白スニーカーですが、ほかの色のスニーカーに比べ、汚れが目立ってしまいます。その点が、白スニーカーのデメリットといえるでしょう。ここでは、少しでもキレイな状態を保つための日々のメンテナンス方法をご紹介します。少しでも白スニーカーをキレイな状態で履きたい方は参考にしていただけたら幸いです。
ブラシでホコリを落とす
レザーシューズの場合、帰宅後ブラッシングをする方もいるとは思いますが、スニーカーの場合は何もしない方がほとんどではないでしょうか?しかし、スニーカーも、一日履いたらブラッシングすることをおすすめします。とくに白スニーカーの場合はほこりも黒ずみの原因になるため、キレイな状態を保つためにはブラッシングが必要です。
また、ブラシは白スニーカー専用にすることもポイント。その理由は他のシューズの色が移ってしまうことを避けるためです。とくにレザーシューズに使用しているブラシにはクリームが付いている可能性が高いので避けましょう。
専用の消しゴムを使用する
汚れが目立つ場合は、靴専用の消しゴムを使うこともおすすめです。スニーカー専用の消しゴムなら目立つ汚れを落とすことも可能。スニーカーの素材によって使い分けをするとさらに効果的です。
丸洗い
キャンバスタイプやフェイクレザータイプなら丸洗いするのもアリ。スニーカー専用シャンプーを使用することで汚れはもちろん、カビを除去することもできます。また、臭いが気になる場合も丸洗いは効果的です。
着こなしをクリーンに仕上げてくれる白スニーカーおすすめ5選
大人の着こなしを軽やかそして爽やかに仕上げてくれる白スニーカーを集めたのでチェックしてください。
コンバース オールスター US OX
スニーカーといえば外すことのできない「コンバースオールスター」。アメカジからジャケパンスタイルまで幅広い着こなしを支えてくれるオールラウンダーです。ローテクスニーカーの代表格であり、さまざまなブランドがソースにしていることでも有名。
キャンバスタイプの白スニーカーが気になる方は、まずはオールスターをチェックしてみてはいかがでしょうか?スタンダードなデザインに安心感とノスタルジーが混ざるまさに永遠のスタンダードアイテムです。
ヴァンズ Basic Old Skool
スケーター御用達ブランドである「ヴァンズ」。ヴァンズを代表するアイテムといえば「オールドスクール」です。サーファーやスケーターがこよなく愛したことでアウトサイダーの香りのするスニーカーブランドのため、タフなスタイルによく似合います。90年代のハードアメカジや、裏原宿ムーブメントの洗礼を受けた方には懐かしくもあるモデルかと思います。
武骨なイメージの黒もよいですが、クリーンな白もおすすめ。セットアップに合わせても様になります。
ナイキ エアフォース1 '07 ロー
「バッシュ」ブームの立役者であるナイキ。ハイテクスニーカーからローテクまで幅広いスニーカーをリリースするナイキは、白スニーカーも数多く展開しています。ややボリューム感があり、スマートな足元に最適なモデルが「エアフォース1」です。
多くのファッショニスタが愛用するナイキを代表するバスケットボールシューズでクラシカルな雰囲気がおしゃれ。真っ白なバッシュはラグジュアリーなムードを醸しています。
オニツカタイガー MEXICO 66
世界中のファッショニスタがこぞって愛用する「オニツカタイガー」。オニツカタイガーといえば「メキシコ66」です。メキシコ66は、クラシカルなローテクスニーカーで「薄底スニーカーブーム」のパイオニアとしても知られています。ノームコアスタイルやミニマルコーデはもちろん、ビジカジにもおすすめな逸品です。
スペルガ 2750
イタリアを代表するローテクスニーカーブランドである「スペルガ」。定番モデルである「2750」はイタリア伊達男のアイコニックスニーカーとしてもお馴染みです。シンプルなキャンバススニーカーなので着こなしを選ばない点が最大の魅力。
セットアップに合わせてビジネスシーンにも、ショートパンツに合わせてリゾートでも活躍してくれる一足です。
白スニーカーで爽やかで軽やかな足元にトライ!
今回は、大人におすすめの白スニーカーを中心に、大人に似合う白スニーカーの条件や魅力、メンテナンスについて解説しました。
普遍的でどんなスタイルにもクリーンさを与えてくれる白スニーカーは、大人の着こなしには欠かせないアイテムです。この機会に、爽やかな白スニーカーで着こなしを軽やかに仕上げてみてはいかがでしょうか?
寒い時期のインナーや季節の変わり目に重宝する長袖のカットソー。「大人が着て様になるものがあれば良いな」と思っている方も多いのではないでしょうか?
本記事では大人メンズに向けて、長袖カットソーのひとつバスクシャツを紹介します。バスクシャツの御三家と呼ばれるブランド「セントジェームス・オーシバル・ルミノア」についてそれぞれ解説するので参考にしてください。
真夏以外はオールシーズン着れるバスクシャツを取り入れて、小慣れた大人のファッションを楽しんでください。
バスクシャツとは
バスクシャツとは、フランスとスペインにまたがるバスク地方で16世紀頃から漁師や船乗りが着ていた長袖カットソーです。
ワークウエア起源のカットソーとして、バスクシャツにはいくつか特徴があります。
海に落ちたときに脱ぎやすいように大きく横に開いたボートネック
海に落ちても視認性が高いボーダー柄
ひっからずに作業がしやすいようにした九分袖
海風にも負けない耐久性を持った厚手の生地
1850年代に入ると海軍のユニフォームとして採用されました。1920年代に画家ジェラルド・マーフィがリゾートで着たことをきっかけに文化人などに広がり、現在ではファッションアイテムとして市民権を得ています。
バスクシャツの魅力
現代ファッションに落とし込める、バスクシャツの魅力を解説します。いろいろな魅力があるのでぜひ参考にしてください。
涼しげなデザイン性
バスクシャツの魅力でまず挙げられるのは、涼しげなデザイン性です。
横に大きく開いたボートネックは肌を露出しすぎないリラックス感があり、手首の見える九分袖は動きやすく軽やかな印象を与えてくれます。また、象徴的なボーダー柄は大人男性が着ると清潔でチャーミングな雰囲気も。
元々はワークウエアとしての機能だったディテールが、現代ファッションにおいては大人の余裕を感じさせる涼しげなデザインに生まれ変わりますよ。
オールシーズンで使える
バスクシャツはオールシーズン使える便利なアイテムです。
寒い時期や暖かい春・秋の時期には、インナーや一枚で長袖カットソーを着る機会もありますよね。バスクシャツは九分袖なので、重ね着をしても袖口が持たつかずインナーとしてぴったり。また、ボーダー柄だけでなく無地もラインナップされているので、一枚で着てもインナーで着ても癖なく使い回しがききます。
分厚い生地なので真夏は着るのがやや難しいですが、それ以外の季節であればオシャレなカットソーとして重宝するのがバスクシャツです。
何年も使える
くたびれず何年も使えるのもバスクシャツの大きな魅力のひとつです。
一般的なロンTは繰り返し着ていると少しずつくたびれていってしまいます。一方、バスクシャツは高品質の厚手の生地でとても丈夫なので、何年も着続けることができます。たしかにカットソーとしては高価な部類ですが、高品質かつ何年も着られることを考えればコスパは良好です。
ちなみに、バスクシャツは洗濯によって若干の縮みが起きますが、縮むことで自分の体に馴染んでいくメリットも。快適なシルエットでずっと着れるのはインナーとしてありがたいポイントです。
御三家ブランドの歴史と特徴
バスクシャツには御三家と称されるブランドがあります。人気の3ブランドの歴史と特徴をそれぞれ解説します。
セントジェームス(SAINT JAMES) 最古参ブランド
セントジェームスはフランス北部ノルマンディー地方にあるセントジェームス市で1889年に創業した、御三家で最古参のブランドです。
元々は修道院モン・サンミッシェルの干潟の牧草で育った羊の毛で漁師たちの仕事着となるマリンセーターを作っていたセントジェームス。素材をコットンに変えたバスクシャツを作り始めてから100年以上、現在まで流行に流されず伝統を守り続けています。
ややゆったりとしたサイズ感のモデルが多く、洗濯を重ねると縦縮みする傾向にあるのが特徴です。
オーシバル(ORCIVAL) 独自の生地
オーシバルは、フランス中央・オーヴェルニュ地方にある同名の村の名前にちなんで1939年に誕生しました。1947年からはフランス海軍に生地を提供し、後にユニフォームとしてバスクシャツが取り入れられました。
オーシバルを代表するラッセル(RACHEL)というモデルに使われる生地の編み機は、フランス国内に数台しか現存していない貴重なもの。ラッセル生地は、複雑に編まれることで繰り返し着て洗濯してもヨレにくいタフさが特徴です。
セントジェームスとは違い、オーシバルはジャストなサイズ感で横縮みする特徴があります。
ルミノア(Le minor)すべての工程をフランス国内で
ルミノアは1936年、マリー=アン・ルミノアがフランス北西部にあるブルターニュ地方で創業しました。伝統的な民族衣装や人形の衣装の制作から始まり、既製服の制作へと業務を拡大。1982年に漁師のマリンセーターやフランス海軍のミリタリーウエアを製作していた老舗ファクトリーMLBとの統合を契機に、両者の伝統や高い技術力を用いたバスクシャツを扱う世界的ブランドへ。
現在も生産から縫製まで一貫してフランス国内の自社工場で行うこだわりが特徴のブランドです。高い品質を保つために、生産数は他のブランドに比べて抑えられています。
ルミノアのバスクシャツの特徴は、生地がとても柔らかく、ネックの横開きがあまり広くないのでクルーネックの延長で着られることです。洗濯による縮みは縦方向の傾向があるので、着丈や袖丈には少し余裕を持ったサイズを選びましょう。
御三家ブランドのおすすめモデル
では御三家ブランドのおすすめモデルをそれぞれ紹介します。特徴が違うモデルの中から自分好みのものを見つけてくださいね。
セントジェームス 「ウェッソン(OUESSANT)」「ギルド(GUILDO)」
セントジェームスのバスクシャツの大定番と言えばウェッソン。
ウエッソンは、定番のボートネックと九分袖で、ボーダー柄は全体に広がっているデザインです。ご紹介している商品画像はエクリュ×マリーンという王道のボーダー柄ですが、実は無地のものもコーデしやすく便利。
がっしり肉厚な生地ですが縦縮みには注意が必要です。オールシーズン着れますが、初夏の頃にリゾートライクに1枚で着たりするのもおすすめですよ。
本国で販売されている同型のギルドも並行輸入品として入手することができます。カラー展開やタグが微妙に違いますが、同じシルエット・デザインのものと考えて大丈夫です。
セントジェームス 「ナヴァル(NAVAL)」
セントジェームスからはナヴァルもおすすめです。
ボーダー柄が襟周りと肩にはないデザインで、全体がボーダーのものよりすっきりした印象で着ることができます。画家のピカソが愛用していたことが有名で、どことなく文化的な上品さも感じられるはず。
ウェッソンよりも細い糸で編まれていてやや薄手なので、夏場にも着ることができるのがメリットです。少し着丈が長めの作りですが、やはり縦縮みを想定したサイズ選びを。
オーシバル 「ラッセル(RACHEL)」フレンチセーラーTシャツ
オーシバルの名作、「ラッセル」フレンチセーラーTシャツを紹介します。
こちらのモデルは、フランス国内に数台しか現存しない編み機で複雑に織られたラッセル生地が特徴。ラッセル生地は丈夫でありながら通気性もよく、着込むほどに風合いが増し体に馴染んでいきます。
横縮みによって身幅が狭まるので、よりスマートに着ることができます。襟周りと肩にボーダーはないデザインですが、カラー展開は豊富なのでぜひ好みの色の組み合わせを選んでください。
オーシバル 「コットンロード(COTTON LOURD)」 フレンチバスクシャツ
オーシバルからはもうひとつ「コットンロード フレンチバスクシャツ」もシンプルでおすすめです。
目の詰まった100%コットンの生地はとても丈夫で、着込んでいくほどに体に馴染んで風合いも増していきます。おなじみの左肩のブランドタグ、左裾のミツバチマークのワッペンがかわいらしさをプラス。
横縮みする特徴からキレイに着用したい方には推したい一着。無地もボーダー柄も色が多種多様なので、何色も集めたくなりますよ。
ルミノア バスクシャツ
日本ではメンズの流通量は多くはないですが、高品質なルミノアのバスクシャツもおすすめです。
ルミノアは現在でもフランス国内の自社工場ですべての生産工程を行っており、その品質は国内外から高い評価を得ています。こちらのバスクシャツは他ブランドにくらべて柔らかな風合いを持ちつつ、しっかり厚手で丈夫というバランスを実現。
横幅の広すぎないボートネックなので、クルーネックのカットソーのように抵抗なく普段使いできます。縦縮みする前提で購入するとサイズ感で間違えませんよ。
こちらも無地からボーダー柄まで種類はさまざまあります。高品質で希少なアイテムに興味がある方にはぴったりのアイテムです。
大人メンズの普段使いにバスクシャツを
本記事では、御三家ブランドのバスクシャツを紹介しました。
バスクシャツは、涼しげなリゾート感のあるデザイン性だけでなく、オールシーズン着れる使い回しの良さや何年も着れる丈夫さを備えています。特に御三家ブランドのアイテムは高品質でどれも間違いない仕上がりのものばかり。
普段使いする長袖カットソーの選択肢として、余裕のある大人こそふさわしいアイテムです。バスクシャツで小慣れた大人メンズファッションを楽しんでくださいね。