大人の男性100名に聞いた。健康グッズに対する意識やニーズに関するアンケート【世界保健デーに寄せて】
4月7日は世界保健デーです。そこで、FUNDAYでは、この日に合わせて、大人の男性100名を対象に、健康グッズに関するアンケート調査を実施しました。 本レポートでは、その結果を詳細に分析し、現代男性の健康課題と健康グッズ市場の現状について考察します。 調査概要 調査対象者:30~60代の男性100名 調査方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年2月 調査対象地域:日本 調査結果サマリー 多機能で高価格帯の商品と、特定のニーズに特化した低価格帯の商品という二極化が進んでいる 機能性と経済性のバランスを重視する、合理的な購買行動をとる人が多い インターネット上の情報過多と情報の信頼性に対する懸念がある 健康グッズへの月間支出が5,001円以上の人はわずか4%で、高額な健康グッズの購入者は少ない 1. あなたの年齢層をお答えください。 調査対象者の年齢とその割合は、30代が37%、40代が37%、50代が20%、60代が6%となりました。 2. あなたの現在の健康状態について、どのように感じていますか? とても健康6%、まあまあ健康62%と、68%がポジティブな回答で、あまり健康ではない29%、健康ではない3%と、32%がネガティブな回答という結果になりました。 3. あなたが関心のある健康グッズはありますか?(複数回答) スマートウォッチ (21.8%) やサプリメント (19.1%) といった、手軽に健康管理ができるものが上位を占めています。また、体重計や血圧計といった、具体的な数値で健康状態を把握できるものも一定の関心を集めています。 スマートウォッチ、サプリメントといった上位層と、フィットネス tracker といった下位層の関心の差が大きいことから、健康グッズ市場においては、多機能で高価格帯の商品と、特定のニーズに特化した低価格帯の商品という二極化が進んでいる可能性が考えられます。 また、スマートウォッチは、単なる時計としての機能だけでなく、健康管理のツールとしても広く認知されていることが伺えます。健康管理に興味を持ち始めた人が、最初に購入を検討する健康グッズとして、スマートウォッチが位置付けられている可能性があります。 4. 健康グッズを選ぶ際に重視する点は何ですか?(複数回答) 効果 (29.9%) と価格 (26.6%) が重視されています。使いやすさ (20.3%) や口コミ (13.3%) も、購入の決め手となる要素のようです。 効果と価格を重視する傾向が強いことから、機能性と経済性のバランスを重視する、合理的な購買行動をとる人が多いと考えられます。また、使いやすさが重視されていることから、一度購入したら長く使い続けられる、日々の生活に無理なく取り入れられる商品が求められていると考えられます。 5. あなたが現在抱えている健康に関する悩みはありますか?(複数回答) 目の疲れ (20.4%)、運動不足 (17.0%)、ストレス (16.7%) といった、現代社会における生活習慣病のリスクが高い悩みが上位を占めています。また、肩こりや腰痛といった、身体的な悩みも多く見られます。 目の疲れ、運動不足、ストレスといった現代社会特有の健康課題が多く挙げられていることから、生活習慣の変化に伴い、健康に関する悩みも変化していると考えられます。心身の健康の関連性: 身体的な悩みだけでなく、ストレスや睡眠不足といった精神的な悩みも多く挙げられていることから、心身の健康は密接に関連しているという認識が広まっている可能性があります。 6. 健康グッズの購入を検討する際に、どのような情報収集を行いますか? (複数回答) インターネット検索 (58.8%) が最も多く利用されています。知人・友人からの口コミ (17.1%) や店頭での情報収集 (14.7%) も、参考にされています。 インターネット検索が主要な情報源となっている一方で、知人・友人からの口コミも重視されていることから、インターネット上の情報過多と情報の信頼性に対する懸念があると考えられます。また、 複数の情報収集方法を組み合わせていることから、それぞれのチャネルの特徴を理解し、目的に合わせて使い分けている人が多いと考えられます。 7. 現在、健康のために何か取り組んでいることはありますか?(自由記述) 回答の要約 具体的な行動:「スクワットを毎日欠かさず取り組んでいます」「1日1万歩を目安に歩くようにしている」「食事のカロリーや糖質制限、食べる順番(野菜から食べる)や時間(21時以降は食べない)なども気を付けている」など、具体的な行動を挙げている回答が多く見られました。 健康意識の高さ:「2年前に1型糖尿病発病の為、脂質や糖類の食品の摂取を控え、内科医師指導の下、魚類や野菜中心の食生活に変更しました。またアルコール飲料の摂取を控え禁煙を継続し、関連する白内障進行予防の為、Hba1c値の現状維持を継続するようにしています」のように、自身の健康状態を深く理解し、具体的な目標を持って取り組んでいる回答もありました。 多様な取り組み: 運動、食事、睡眠、メンタルヘルスなど、様々な分野における健康への取り組みが見られました。 継続的な取り組み:「毎日夕食後に50分程度のウォーキングを2年間続けている」のように、長期間にわたって健康的な習慣を継続している回答もありました。 工夫: 「複数の歩数計アプリを入れてウォーキングを楽しんでいる」「Switchのリングフィットアドベンチャーを利用した運動。遊びながら、楽しみながらできるので」のように、楽しみながら健康的な習慣を継続するための工夫をしている回答もありました。 8. 健康グッズに毎月いくらくらい使っていますか? 健康グッズを購入する人のうち、約63%は毎月1,000円〜5,000円の支出であり、5,001円以上支出する人はわずか4%で、高額な健康グッズの購入者は少ないという結果になりました。 また、健康グッズにお金を使わない人が33%と一定数存在することもわかりました。 9. 今後、どのような健康グッズがあればいいと思いますか?(自由記述) 要望の多かったもの 目の疲れ: 疲労回復、冷やすアイマスクなど 腰痛: サプリ、医薬品、マッサージ器具、サポーターなど 姿勢: 矯正できる座椅子、クッション 運動: 自宅用ジョギング器具、場所を取らない運動器具、VR運動アプリ 睡眠: 快適な睡眠、健康効果の高いグッズ、寝具 EMS: 自動運動、健康管理特化型デバイス 要望の傾向 具体的な悩み: 目の疲れ、腰痛など、具体的な悩みを解決したい 効果実感: 効果がわかりやすく、実感しやすいものが良い 手軽さ: 簡単に使えて、続けやすいものが良い 総合的な健康管理: 食事、運動、睡眠など、総合的なサポート これらの要望を踏まえ、多様化するニーズに対応した商品開発が求められます。