スウェーデン発のアウトドアブランド、「HAGLÖFS(ホグロフス)」をご存じでしょうか?ノースフェイスやパタゴニアなどに比べ日本での知名度が低いホグロフスですが、100年以上の歴史を持つ老舗ブランドです。スウェーデンブランドらしいスタイリッシュなデザインのホグロフスのアイテムは、おしゃれなキャンパーやファッショニスタの間でも注目を集めています。
今回は、40代50代の大人世代に似合う、ホグロフスのマウンテンパーカーをご紹介!大人がタウンユースでもスマートに着用できるアイテムを集めました。
ホグロフスのアイテムが気になっている方はもちろん、スタイリッシュなマウンテンパーカーをお探しの方もチェックしてみてください。
「HAGLÖFS(ホグロフス)」とは?手縫いのバックパックからスタートしたブランド
「HAGLÖFS(ホグロフス)」は、1914年にスウェーデン・ダーラナ地方の小さな湖のほとりでスタートしたアウトドアブランドです。
創業者はヴィクトル・ホグロフ氏。ホグロフスは、ホグロフ氏が手掛けた手縫いのバックパックから始まったブランドで、「必要なものを必要な形で作る」をブランドコンセプトに掲げています。
スウェーデンのスクールバッグの定番に
ホグロフ氏が手掛けたファーストモデルである、「No.10」は、パラシュート用の撥水性のあるキャンパス地に強度の高いレザーストラップ、留め具には丈夫なメタルを組み合わせた耐久性の高いシンプルな造りのバックパックでした。
ホグロフ氏が作るバックパックは、農夫や林業従事者、ハンター、漁師、鍛治職人など、過酷な環境下でも使えるバッグを必要としている人々を中心に爆発的な人気を博します。
また、考え抜かれた抜群の機能性と耐久性が話題を呼び、ホグロフスのバックパックは、やがてスウェーデンのスクールバッグの定番に。
現在でも、耐久性に優れシンプルで使いやすいホグロフスのバックパックは、ブランドの人気アイテムです。
バッグブランドとして成功を収めたホグロフスは、1978年に、テントや寝袋を扱う会社「マンバイス」との合併によって、スウェーデンを代表するアウトドアカンパニーへと成長を果たしました。
1995年にアパレルラインをスタート
ホグロフスは、1995年には、アパレルラインの生産をスタート。アイコニックなバックパック同様、スタイリッシュで機能的なウェアはキャンパーはもちろん、ファッショニスタからも注目を集めています。
HAGLÖFSのアイテムの魅力とは?
ここでは、ホグロフスのアイテムの魅力について迫りたいと思います。ホグロフスのアイテムが気になる方はもちろん、ホグロフスのアイテムについて詳しく知りたい方もチェックしてみてください。
北欧らしい洗練されたデザインと独特の色使い
ホグロフスのアイテムはどれも洗練されたシンプルなデザインと北欧ブランドらしいカラーリングが特徴。
ホグロフスのアイコンとでもいうべきバックパックは、本格的なアウトドア仕様でありながら、すっきりとしたデザインのため、ミニマルなスタイルやビジネススタイルにも似合います。また、スモーキーなカラーリングも都会的です。
ウェアに関してはアウトドアブランド特有の野暮ったさがない点も大きな特徴といえます。そのため、タウンユースでも大活躍してくれるでしょう。
シーンを選ばずに着られるライフスタイルウェア
アウトドアウェアの魅力といえば優れた機能性です。防水性や防寒性、透湿性に耐久性を搭載したアウトドアウェアは、「ギア」といっても過言ではありません。
本格的なアウトドアで着用するなら、優れた機能性のアイテムが必要ですが、タウンユースメインなら、いささかオーバースペックな場合も。機能的なアイテムは当然快適なのですが、街では若干浮いてしまうこともあります。
その点、ホグロフスのウェアは、スペックとセンスのバランスが抜群。本格的なアウトドアで問題なく使えるウェアでありながら、タウンユースにも馴染むアイテムを数多く展開しています。
アーバンかつ、本格的なアウトドアウェアをお探しならホグロフスをチェックしておくべきではないでしょうか?
ホグロフスのマウンテンパーカーの選び方
ここでは、マウンテンパーカーの選び方について解説します。
ホグロフスのマウンテンパーカーを検討中の方はもちろん、マウンテンパーカーを購入しようと考えている方も参考にしてください。
使うシーンに合わせて選ぶ
どのブランドのマウンテンパーカーにも共通することですが、マウンテンパーカーを購入する際には機能性に注目しましょう。
北欧の厳しい自然環境に対応するハイパフォーマンスなアイテムを展開するホグロフスには、高機能なマウンテンパーカーが数多くあります。
ハイスペックなマウンテンパーカーは、防寒性、防風性、防水性、透湿性、さらには耐久性にも優れています。「それならハイスペックなマウンテンパーカーを選べばいいのでは?」と思う方も多いかと思いますが、ハイスペックなアイテムは金額も安くはありません。
また、タウンユースをメインに考えるなら、せっかくの機能を持て余してしまうことも。
タウンユースがメインならば、防寒性や、防水性を重視した軽めのアイテムや、携帯に便利なパッカブルタイプ等がおすすめです。
マウンテンパーカーはシーンに合わせて選ぶと失敗のないアイテム選びにつながります。
マウンテンパーカーではサイズ感がとても重要
通常のアウターに比べ作りが大きめであることが多いマウンテンパーカー。トレンドはオーバーサイズですが、40代50代の大人が着用するならジャストサイズからやや大きめが最適です。
素材がナイロンであることが多いマウンテンパーカーは大きく見えがちです。そのため、オーバーサイズのアイテムをチョイスすると「服に着られている」ように見えてしまいます。
タウンユースで頻繁にマウンテンパーカーを着用する筆者としては、インナーにパーカーやフリースを着用してジャストくらいのサイズをおすすめします。
スマートに着こなすならダークトーンがおすすめ
北欧ブランドらしい独特のカラーも魅力的なホグロフスのマウンテンパーカーですが、タウンユースがメインならダークトーンがおすすめです。
もちろん、綺麗な色のマウンテンパーカーもアリなのですが、カジュアルになりすぎたり、合わせるアイテムを選んでしまうこともあります。
スマートに着こなすなら、黒やグレー、ネイビーなどのダークトーンをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
大人に似合うホグロフスのマウンテンパーカー4選
ここで、ホグロフスのマウンテンパーカーを4つご紹介します。チョイスしたマウンテンパーカーは大人世代がタウンユースに最適なアイテムばかりですので、チェックしてみてください。
アウターシェル エッジエヴォアノラック
「エッジエヴォアノラック」は、耐摩耗性に優れた3レイヤーPROOF素材を使用した防水性と防風性に優れたアイテム。プルオーバータイプのクラシックなデザインでありながら長めの着丈がスタイリッシュです。
コヨルプルーフジャケット
ホグロフスの人気マウンテンパーカー「コヨルプルーフジャケット」です。リサイクル・ポリエステルを使用した2層構造の「PROOF™シェル」素材の同アイテムは、表面はソフトでマットな引き裂け防止加工が施されています。
シンプルなデザインなので、アウトドアにはもちろん、タウンユースにも最適です。
ミミック アラート フード
アウター、ミッドどちらでも使用できるボリュームで幅広いアクティビティに適している「ミミック アラート フード」。
4Wayストレッチの「Mimic SILVERシート化繊綿」をストレッチ性の高い生地に封入することで快適な着心地と動きやすさを追求した逸品です。保温だけでなく、通気性にも優れ、ウェア内のオーバーヒートを防いでくれます。
フィンチプルーフジャケット
柔らかく動きやすいホグロフス、オリジナルの防水素材「PROOF™2レイヤー」を採用した、防水ジャケットの「フィンチプルーフジャケット」。両脇には素早く熱気を逃がしてくれるベンチレーションを配置しているため、汗をかいても快適です。
表地はマットな仕上がりになっているので、タウンユースにも馴染みます。
ホグロフスのマウンテンパーカーでデイリースタイルを洒脱に
マウンテンパーカーを使った「アーバンアウトドアスタイル」を楽しむには最適なホグロフスのマウンテンパーカー。シンプルで機能的なホグロフスのマウンテンパーカーは大人世代がさらっと羽織るのに最適なアイテムです。
アウトドアでもタウンユースでもスタイリッシュな着こなしを約束してくれる、ホグロフスのマウンテンパーカーでデイリースタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか?
大人になるとファッションから距離ができて、「ジーンズと言えばリーバイス」という結論で止まっている方も多いのではないでしょうか。
そういう方こそ、ちょっと待ってください。アメリカで生まれたジーンズですが、独自の解釈で新たな価値を見出した国があります。それがここ日本です。
本記事では日本人特有の職人魂が光るMade in Japanのブランドを厳選し、それらの代表的なジーンズのモデルを6つ紹介します。ジーンズの歴史、日本のファッションの変遷を解説し、Made in Japanブランドの魅力もお伝えするので参考にしてください。
ジーンズの選択肢はリーバイスのみというのは卒業して、身近にある日本ブランドにも目を向けてみましょう。リーバイスに負けない奥深さを知って、もっとジーンズが好きになりますよ。
ジーンズの歴史と日本のファッション
どのようにジーンズは生まれたのか、そしてそのジーンズは日本においてどのようにファッションに取り入れられてきたのか解説します。
ジーンズはゴールドラッシュの作業着
ジーンズは1800年代後半にゴールドラッシュに湧くアメリカのサンフランシスコにて、採掘労働者の作業着として生まれました。
諸説ありますが、元々フランス南部のニーム地方で作られていた綾織物「セルジュ・ドゥ・ニーム」を語源としたデニム生地は存在しました。この生地を用いたパンツが各国へと輸出されたのはイタリアのジェノヴァからであったことから、ジーンズと称されるようになったとか。
前述のゴールドラッシュの際、当時のワークパンツは作業中に擦り切れてしまう欠点がありました。仕立て屋のジェイコブ・デイヴィスがそれを補うためリベットという金具で縫製を補強したパンツを開発し、リーバイ・ストラウス社と特許出願したものがジーンズの起源となったとされています。
その後、現在でも王者であり続ける名品501モデルがリーバイスの象徴として登場しました。
アメカジは日本のもの
ジーンズを愛用するスタイルの一つ、いわゆるアメリカンカジュアル(アメカジ)というファッションスタイルは日本で確立されたものです。日本で言うアメカジのスタイルを現在のアメリカ人が実践していることはあまりありません。
始まりは1960年代にアメリカ東部の名門大学「アイビーリーグ」の学生のスタイルを参考にした、いわゆるアイビールックが流行したこと。その後、1970年代にはアメリカの反戦運動によって生まれたヒッピースタイルも日本に上陸します。
そして1980年代からは東京渋谷から渋カジが大流行。それ以降はアメリカ本土の影響からは離れて、グランジ・裏原系などついに日本独自の解釈によりさまざまなファッションスタイルが生まれてきました。
どのアメカジの派生スタイルにおいても、ジーンズは形を変えて取り入れられています。ジーンズのヴィンテージとしての価値を上げたのは日本で、むしろ本国では多くの方にとって「最新にこそ価値があり、ヴィンテージはただ古いもの」という位置付けだったりするので不思議なものです。
Made in Japanブランドの魅力
Made in Japanブランドのジーンズの魅力について以下で解説します。さまざまな魅力がありますが、今回は3つに絞ってお伝えします。
再現に対するこだわり
最大の魅力は、各年代の当時のジーンズの雰囲気を再現することに対するこだわりがすさまじいことです。
たとえば同じリーバイスの501ジーンズでも、実は年代ごとにディテールは違います。それは当時の生活様式や社会状況の影響を受けて少しずつ進化していったから。であれば最新の501が一番価値があるようにも思えますが、ヴィンテージにしかない魅力があることをMade in Japanブランドは再発見しました。
各ブランドは日本人特有の職人魂によって年代の特徴を徹底的に研究し、レプリカとして再構築することを考え出しました。当時のジーンズの風合いや色落ちを楽しめるように糸から研究し、独特の凹凸が生まれる旧式のシャトル織機によって生地を制作。織物のミミと呼ばれるセルビッジが付いたジーンズには、一から作った各年代と同じ副資材が用いられ縫製されます。
実は、「Made in Japanブランドはリーバイス自身の復刻シリーズLVCよりも再現度が高い」という逆転現象が起きているとも言われるほど。
ただ、ブランドによって「どこまで当時のディテールを再現するのか」「どう現代の暮らしに落とし込める形にするのか」の哲学は違います。そこが好みの分かれていく醍醐味でもあるので、自分の好みに合ったブランドのアイテムを選んでください。
品質の高さ
海外から言われる、完成品の質の高さも当然大きな魅力の一つです。
特に縫製技術という面では、日本の職人たちが現在も大活躍しています。当時使われていたミシンを巧みに使用したり、あえて拙い縫製を再現したりと、彼らでしかできない生産体制が稼働し続けています。
特に象徴的なのは岡山県の児島。江戸時代から繊維産業の盛んな街でしたが、終戦後にジーンズが日本に入ってくるとデニム生地の縫製に力を入れました。そこからたくさんの国産デニムブランドが生まれ、現在ではジーンズストリートなるものまで存在する縫製工場の街になっています。
同じような「職人技術が残る街」が日本にはまだいくつも残っていて、その職人たちが各ブランドの確かな品質を下支えしているのが日本ブランドの強みです
買い求めやすさ
Made in Japanのジーンズは、2つの意味で買い求めやすいという魅力があります。
1つは、日本にあるので地理的な意味で購入方法がたくさんあります。
海外の方からすると日本のジーンズの評判は有名ですが、買う方法は割高の並行輸入品やセレクトショップなどに限られています。日本に住んでいることを最大限活用して、Made in Japanジーンズを吟味し気軽に購入できるのは海外から見れば魅力なのです。
もう1つは、ヴィンテージそのものより安く買えて、それと同じくらい楽しむことができることです。
今やヴィンテージジーンズは投機目的で売買されるような状況にあり、気軽に買って実際に履いて楽しむ対象ではなくなってきています。しかし、当時を再現してくれているMade in Japanジーンズであれば、本物よりもずっとリーズナブルに手に入れて一から育てることができます。
つまり、当時の雰囲気のアイテムを身に付けられるロマンと、経年変化の楽しみが気軽に味わえるという魅力があるのです。
おすすめブランドのジーンズ6選
おすすめのMade in Japanブランドのジーンズを厳選して6つ紹介します。ブランドごとにさまざまなモデルが用意されていますが、今回ははじめの1本として手を出しやすい各ブランドのフラッグシップモデルを選びました。
SUGER CANE 「1947 MODEL」
ベトナム戦争のあった1960年代に米軍向けの衣料製造から始まった東洋エンタープライズは、取り扱うジャンルによってさまざまなブランドを手掛けています。その一つがワークウェアを中心に展開するブランド、SUGER CANE(シュガーケーン)です。
そのSUGER CANEからSTANDARD DENIM 1947 MODELを紹介します。
1947年製の実物のヴィンテージを手本にして、生地や副資材、型紙、縫製まで再現したモデルです。14.25オンスのしっかりとした厚みがあり、当時と同様にやや幅広のシルエットが男らしさを醸し出すアイテムです。
さらに、このモデルのすごいところは、このレベルのこだわりでありながら老舗ならではの企業努力で価格が抑えられているところ。「入門編で迷ったらまずコレ」と推したい名品です。
RESOULTE 「710」
80年代後半日本におけるレプリカジーンズのブームを牽引した今はなきブランドDenime(ドゥニーム)。そのデザイナーだった林 芳亨 氏が立ち上げたのがRESOULTE(リゾルト)です。「たかがジーパンや」という発言が意図するように、デイリーウェアとしてのジーンズにこだわる一方、5品番の「ジーンズのみを販売する」という徹底ぶりで情熱が注ぎ込まれているブランドです。
今回紹介するのはその5品番の中でも、ブランドを代表するモデルの710。
1970年代のリーバイス通称66モデルをベースとした細身のストレートで、キレイ目のコーデを望む大人にはぴったりのアイテムです。生地に関しても、旧式の染色や織機を使用したこだわりも備えています。
RESOLTE最大の特徴は、710をはじめとする全品番で細かなウエストとレングスが用意されていることです。これによって、通常は起きてしまう「丈詰めによるシルエットの変化」を避けることができます。
「個人個人の体型に合ったフィッティングをしてほしい」という林氏の想いが詰まっており、ご本人が実際にフィッテイングを見立ててくれるイベントが行われるほどです。
WAREHOUSE & CO. 「Lot 1001XX」
「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けるブランドがWAREHOUSE & CO.(ウエアハウス)です。自社が所有するヴィンテージアイテムを徹底的に研究・考察し、当時の風合いを糸1本から再現するこだわりはMade in Japanブランドでも随一。
今回はWAREHOUSEのフラッグシップモデルであるLot 1001XXをおすすめします。
1930年代の実際のデニムバナーを解体し、糸から再解析することで当時のムラ糸そのものを制作。旧式の力織機で織った生地は、実物のリーバイスに負けず劣らず最高の経年変化を見せてくれます。形は腰回りにややゆとりがありつつ裾にかけて少しテーパードする、現代のファッションに理想的なシルエットを実現しています。
ありとあらゆる年代のアイテムを、当時の素材や形から野暮ったさも含めて完全再現することに定評のあるWAREHOUSE。その中では、履きやすい形に少し現代化されたむしろ珍しいモデルです。当時の雰囲気は味わいたいけれど、他のアイテムとも馴染みやすいジーンズがほしいという方に推薦したい名作ですよ。
STUDIO D'ARTISAN 「SD-101」
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)は、旧式の力織機で織られたセルビッジの付いた生地で世界で初めてヴィンテージジーンズのレプリカを制作しました。元々はフランスで学んだデザイナーが始めたM'ARIJUAN(マリジュアン)というセレクトショップのプライベートブランドとして誕生。ヴィンテージの忠実な再現ではなく、最大限の敬意を払いながら独自の解釈で新しい価値を創造するというコンセプトを持っています。
ここではレプリカとしてのスタンダードとして確固たる地位を築いたSD-100シリーズから、レギュラーストレートのSD-101を紹介します。
旧式の力織機で織り上げられた生地は15オンスと分厚く、色落ちには時間がかかる反面ヒゲやアタリがしっかり表れるという味わいがあります。丈夫でかつ合わせやすいシルエットでありながらも、色落ちはヴィンテージさながらの変化を見せるアイテム。「1本目から本物を選びたい」と考える方にはぜひ候補に入れてほしいモデルです。
ちなみに、マスコットキャラの豚のインディとクリッパーが革パッチに描かれているという隠れたチャーミングさもありますよ。
FULL COUNT 1101W
FULLCOUNT(フルカウント)は、生産効率が優先され淘汰されていった機器や生地、副資材を再構築することから始めて、1995年にようやく納得のセルビッジジーンズを完成させました。それ以降、工場の職人と力を合わせながら、さまざまな定番モデルを品質を落とさずに作り続けているブランドです。
FULLCOUNTのこだわりは何といっても履き心地。
今回紹介する1101W(Wはウォッシュの意味)も例外ではなく、柔らかな履き心地を実現するジンバブエコットンを使用して「家でも履き続けたいジーンズ」を完成させています。1101シリーズのシルエットはヴィンテージの香りは残しつつも、太すぎず軽くテーパードしたもの。
「ジーンズのゴワゴワ感は苦手だけど、デニム特有の風合いや色落ちは好き」という方におすすめのアイテムです。家でもリラックスして履ける快適さなので、ガンガン履いて自分だけの経年変化を楽しんでください。
TCB JEANS 「50’s」
TCB JEANS(ティーシービージーンズ)は他社製品のOEMを担う縫製工場からスタートし、その工場が発表するオリジナルという形で誕生しました。デニムの聖地である岡山県の児島にて、1Fに見学できる縫製の現場、2Fにショップ兼ショールームという「職人とお客さんをつなぐ」空間を構えています。
ここで紹介する50’sは、オリジナルを作るきっかけとなったモデル。
名前の通り1950年代リーバイス501xxの紙パッチのモデルを再現しようとしたもので、ヴィンテージを参考にパターンや縫製糸の番手や色までこだわる作り込み。股上は深く裾にかけてややテーパードするバランスの取れたシルエットなので、履く人の年代・体型を選びません。
縫製工場としての背景から、他ブランドに比べて価格が抑えられている点もTCB JEANSの売りの一つ。「初心者だけど、本物を気軽に味わいたい」という方に納得のコスパであることは間違いありません。
世界に誇るJapanブランドのジーンズをぜひ
本記事では、厳選したMade in Japanのブランドから6つのジーンズを紹介しました。
ヴィンテージから影響を受けてジーンズを制作する上で、どの部分が好きで何を重視するか、どこまでこだわりつつどこまで価格を抑えるか。これらの点はブランドによって千差万別ですが、どれも正解でそれぞれの味わいがあります。
好みによってブランドを選んで試してみて、もし気になるものが他に出てくれば複数のブランドや色々なモデルを楽しんでみてください。ジーンズの気軽さと奥深さの両方を知って、もっとファッションが楽しめるようになりますよ。
2016年にスタートした日本発のインナーダウン専業ブランドの「TAION(タイオン)」。
インナーダウンでありながら、抜群の保温性とシンプルでスタイリッシュなデザインで日本はもちろん世界中のファッショニスタを虜にしている注目のブランドです。
今回は、実際にタイオンのアイテムを愛用している筆者が、40代50代の大人世代に似合うアーバンなインナーダウンをご紹介!
タイオンのアイテムが気になっている方や、ライトダウンの購入を検討されている方に参考にしていただけたら幸いです。
TAION(タイオン)とは?日本のインナーダウン専業ブランド
「TAION(タイオン)」は2016年に誕生した日本発のインナーダウン専業ブランドです。創業時インナーダウンベスト2型(2種類)からスタートしたタイオンでしたが、初年度に約4万枚を売り上げ大きな話題となりました。
ブランド名のタイオンは、潜在的な暖かさを意味し、日本発のイメージを膨らませる「体温」に由来します。スローガンは「クオリティーに対して、圧倒的なコストパフォーマンスによる価値の追求」。スローガン通り、タイオンのインナーダウンは、高品質で高機能です。また、シンプルでミニマルなデザインのアイテムがメインのため、どんな着こなしにも似合います。
超撥水高密度加工を施したナイロンシェル
タイオンは、ダウンアイテムの表地に、高密度400T以上のタフタに超撥水高密度加工を施したナイロンを使用しています。そのため、撥水だけでなく、汚れもつきにくいのが特徴です。また、表地裏面には、ACコーティング加工、ダウンステッチ糸にはダウン専用糸を使用し、羽毛の吹き出しを最小限に抑える工夫も施されています。
650フィルパワー以上のダウンを使用
筆者がダウンを選ぶ際に重要視しているのが、ダウンの保温性です。保温性の高いダウンを選ぶ際の目安になるのがフィルパワーという数値です。フィルパワーとは、「ダウンのかさ高」のこと。つまり膨らみです。この数値が大きいほど空気を多く含み、保温性に優れ、良質なダウンであるといえます。なお、一般的には600フィルパワーあれば十分です。
しかし、タイオンでは、軽くて反発力のいい650フィルパワー以上のダウンを使用しています。そのため、薄くても保温性は抜群です。筆者は実際にタイオンのインナーダウンを愛用していますが、街中ではアウターとしても十分な暖かさです。
また、ハイスペックラインでは900フィルパワー以上のダウンを使用したモデルを展開しています。
タイオンの注目すべきライン
タイオンには用途に合わせたさまざまなラインが存在するのをご存じでしょうか?ここでは主なラインや、その違いについて紹介します。
ベーシックなインナーダウンを展開する「BASIC LINE(ベーシックライン)」
オーセンティックで飽きのこないアイテムを展開する「ベーシックライン」。タイオン設立当初から続くラインで定番アイテムが中心です。ベーシックラインでは利便性の高いミニマムなデザインのダウンアイテムが揃います。また、豊富なカラーバリエーションも大きな魅力。
ベストやダウンジャケット、フーディーなどベーシックなアイテムを展開しているので、初めてタイオンのアイテムを購入する方にはおすすめのラインです。
肌にベタつかないタッサー生地を使用しているSC LINE(スポーツクラシックライン)
凹凸感のある肌にベタつかないタッサー生地のシェルを使用した「スポーツクラシックライン」。ダウン格子ステッチには、タイオンラインナップで一番大振りな「12cm×12cm」ステッチを採用しています。
シンプルでタフな印象のダウンアイテムが豊富なので、ストリートスタイルやスポーツミックススタイル、アメカジに最適です。
武骨なスタイルに最適なMILITARY LINE(ミリタリーライン)
その名の通りミリタリーテイストが漂う「ミリタリーライン」。ヘチマキルトステッチを施したアイテムやMA-1タイプのジャケットもラインナップされているのでタフなアイテムが気になる方にはおすすめです。
アウトドアシーンでも活躍してくれる「MOUNTAIN LINE(マウンテンライン)」
タウンユースをはじめ、キャンプなどアウトドアシーンで着用できるインナーダウンを取り揃えた「マウンテンライン」。
アノラックタイプやダウンパンツもラインナップされているので冬のキャンプや登山にも最適なアイテムが目白押しです。また、900フィルパワーのアイテムを展開しています。
40代50代の大人世代がタウンユースで使いたいタイオンのライトダウン5選
ここではタイオンのアイテムが大好きで、実際に愛用している筆者が、大人世代のアーバンスタイルに最適なタイオンのアイテムをピックアップしました。
また、筆者が実際に今欲しいアイテムを選んだのでチェックしてみてください。
ベーシック クルーネックボタン インナーダウンジャケットTAION-104
タイオンのアイコニックモデルであるクルーネックのスナップボタンタイプ。薄く軽い着心地なのでカーディガン感覚で使えます。800フィルパワーのダウンを使用しているのでアウターとしても十分な保温性です。シンプルなデザインに、20色と豊富なカラーバリエーションもこのアイテムの大きな魅力ではないでしょうか?
クルーネックWジップ ダウンジャケット 104WZ
タイオンの人気アイテムであるクルーネックのWジップタイプ。フロントがジップアップタイプのため、スナップボタンタイプに比べよりアウターとしての機能が高いアイテムです。かなり軽く薄手なのですが、アウターとしても問題なく使えます。シンプルなデザインなのでミニマルなスタイルにも最適です。
ミリタリー Vネックジップ ダウンジャケット101ZML-1
ヘチマキルトステッチがミリタリージャケットのライナーを彷彿とさせるライトダウンは、タイオンの人気シリーズ、「ミリタリーライン」のアイテムです。両脇には可動範囲を広げてくれるスリットファスナーも付いています。Vネックなのでタフなスタイルやアメカジとの相性は抜群です。
マウンテン リバーシブル ダウン×ボアジャケット R102MB
表側にダウン、裏側にボアを採用したリバーシブル仕様のジャケットです。1着でダウンジャケットとフリースジャケットの2着の着こなしが楽しめるのでコーディネートの幅がぐっと広がります。ライトダウンではありますが、ダウン×ボアの2重構造のため、かなりの保温性です。スタンドカラーの無駄のないミニマルなデザインは大人のデイリースタイルを格上げしてくれます。
スポーツクラシック ダウンスタジアムジャンパー 111BSC
「スポーツクラシックライン」のスタジャンタイプのライトダウンです。凹凸感のある素材を使用しているので汗をかいてもベタつきが少なく快適に過ごせます。トレンドのスポーツミックススタイルやアメカジに合わせたい逸品です。
スタイリッシュでコスパに優れたライトダウンが豊富なタイオン
ベスト2型からスタートしたインナーダウン専業ブランドの「TAION(タイオン)」。
「クオリティーに対して、圧倒的なコストパフォーマンスによる価値の追求」のスローガン通り、タイオンのアイテムはかなりコスパに優れています。ベストなら数千円台から、ダウンジャケットも1万円台で購入できます。この価格帯で650フィルパワー以上のダウンアイテムが購入できるブランドはかなり稀ではないでしょうか?
筆者はクルーネックのWジップタイプのダウンジャケットを愛用していますが、かなり便利です。保温性もさることながら軽さにも驚かされます。「ダウンは暖かいけど重くて疲れる」という方にもタイオンのライトダウンはおすすめです。また、デザインがシンプルなため、どんなテイストの着こなしにも似合う点も大きな魅力だと思っています。
コスパ抜群のスタイリッシュなライトダウンをお探しなら、タイオンのアイテムを手に取ってみてはいかがでしょうか?損はしないはずです。
登山やクライミング用の高品質なウェアやギアの評価の高い英国発のアウトドアブランド「Rab(ラブ)」。
創業100年を超える老舗が珍しくないアウトドアブランドとして1981年にスタートしたラブは比較的若いブランドといえるでしょう。しかし、無駄なデザインを排除し機能を重視したラブのアイテムはプロのクライマーからのラブコールが止まりません。
今回は、ハイスペックでシンプルなデザインが多いラブのライトダウンに注目しました。
40代50代の大人世代がタウンユースで着用できるアイテムを集めたので、ラブのアイテムが気になる方や、ライトダウンの購入を検討している方は参考にしてください。
Rab(ラブ)とは?2台のミシンからスタートした英国アウトドアブランド
1981年、イギリスのヨークシャー州シェフィールドの小さなテラスハウスの屋根裏部屋で登山家のラブ・キャリントン氏は、2台のミシンを使いスリーピングバッグを制作しました。そこからRab(ラブ)の歴史は始まります。
イギリスのストライキがきっかけでラブが誕生
実は、ラブ誕生には面白いエピソードがありました。
1973年、キャリントン氏が、パタゴニアに遠征したときにイギリスでストライキがあり、山の物資が届かなかったそうです。そこで、キャリントン氏は、アルゼンチンのブエノスアイレスで停滞しているときに、登山仲間と一緒にアルゼンチン軍隊に納品する寝袋を作るアルバイトをしました。
この寝袋作りがきっかけとなりキャリントン氏は、モノ作りに目覚めたそうです。もし、ストライキがなく問題なく登山ができていたらラブは誕生しなかったかもしれません。
帰国後キャリントン氏は、手縫いでスリーピングバッグの生産を開始しました。イギリスを代表するクライマーであるキャリントン氏の山岳経験にもとづき、独創的な視点から作り上げられたスリーピングバッグは、すぐに友人や地元のクライミング・コミュニティからの注目を集めました。
ラブは1987年から生地開発も開始
スリーピングバッグや、ダウンアイテムが爆発的人気を博したラブは、1987年、パーセバランス・ミルズ社と共同で高性能なパーテックス・マイクロライト©生地を開発しました。なお、それ以降も革新的な素材を取り入れた製品を展開しています。
現在は、アイコニックな寝袋を中心に、ウェア、テント、ギアバッグ、グローブなど多岐にわたる製品を展開中です。また、すべての製品において信頼性と耐久性を兼ね備え、過酷な条件下でも快適に使用できるよう設計されています。
さらに、ラブは近年、環境に配慮したモノ作りにも熱心です。リサイクル素材やフルオロカーボンフリーの素材を積極的に取り入れたアイテムをリリースしています。
「何が目的なのか」「どういう機能が必要とされているのか」
ラブは、ブランドスタート当初から、製品開発の際に「何が目的なのか」「どういう機能が必要とされているのか」という点を常に重要視してきました。
その結果、「ラブの製品には、一切の無駄がなく、誠実で頑丈」という評価を世界中のトップクライマーから得ています。
ラブのライトダウンの魅力とは?
ここから、タウンユースに最適なラブのライトダウンの魅力について迫ります。ラブのライトダウンの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
高機能でありながらシンプルでスタイリッシュ
ラブのライトダウンはハイスペックでありながらデザインがシンプルです。無駄のない洗練されたデザインのライトダウンはアーバンスタイルやミニマルスタイルにも違和感なくマッチします。
また、高い保温性がありながら軽量である点もラブのライトダウンが支持されている大きな理由です。肩の凝らないダウンをお探しの方はぜひ一度お試しください。
高品質素材とハイテク素材の融合
ラブでは、防水性や耐久性、防風性を高めるために、Pertex Quantumや、GORE-TEXを使用したシェルのライトダウンを数多くリリースしています。ハイテク素材を使用したラブのライトダウンは、天候を気にせずに着用できるため、アウトドアはもちろん、タウンユースとしても便利です。
また、ラブは、ダウンにも強いこだわりを持っています。保温性の高いダウンを選ぶ際の目安になるのがフィルパワーという数値です。フィルパワーとは、「ダウンのかさ高」を示す数値です。このフィルパワーの数値が大きいほど空気を多く含み、保温性に優れた良質なダウンだといえます。なお、一般的には600フィルパワーあればダウンアイテムとしては十分。
しかし、ラブでは800フィルパワーのダウンを使用したライトダウンも存在します。
細部にまでこだわった作り
ラブのアイテムは、目的にあわせて生地の厚さやダウン量、縫製方法を変えています。このこだわりこそが、ラブのアイテムが高品質である理由です。
また、ダウンアイテムに関しては、冷気や水の侵入を防ぐための技術は最高峰と言われています。「とにかく暖かいダウンが欲しい!」という方はラブのライトダウンを試してみてはいかがでしょうか?
40代50代の大人に似合うラブのライトダウン4選
ハイスペックでこだわりの素材を使用したラブのライトダウンの中から今回は、40代50代の大人世代に似合うアイテムをピックアップしたのでチェックしてみてください!
マイクロライトアルパインダウンジャケット
700フィルパワーのダウンを使用した「マイクロライトアルパインダウンジャケット」はラブを代表するアイテムです。また、シェルには、30DナイロンPertex Quantumを使用しているので通気性、保温性、防風性に優れています。シェル、ダウン共にリサイクル素材を使用している点もポイントです。
Mythic Alpine Light Jacket Light Zinc
超軽量の10D Pertex Quantumアウターに900フィルパワーのヨーロピアングースを封入したかなり保温性に優れたアイテム。また、袖はフィット感と動きやすさを向上させるため、腕の自然なカーブを模したアーティキュレーテッドスリーブを採用しています。
軽くて暖かいダウンジャケットをお探しの方にはかなりおすすめです。
マイクロライト ジャケット
700フィルパワーのリサイクルダウンを使用した「マイクロライト ジャケット」はラブの人気アイテムです。スタンドカラーのミニマルでスッキリとしたデザインはどんな着こなしにも似合います。
シェルには、耐久性、耐水性と防風性に優れた、Pertex Quantum リップストップナイロンを使用しているので悪天候でも快適に過ごせそうです。
ヘビーアウターとしても十分ですが、アウトドアではインナーダウンとしても活躍してくれます。
シーラスフレックスフーディ
フリース素材のサイドパネルが通気性と優れた運動性を提供する、軽量でパッカブルなインサレーション入りジャケットの「シーラスフレックスフーディ」。
中綿にダウンを使用していないので、正確には、パデットジャケットになりますが、保温性の高いハイロフト合成インサレーションを採用しているのでダウン以上の暖かさ。インナーは薄手のアイテムでも十分です。また、洗濯機で洗うことができる点も大きなメリットといえます。
ラブのライトダウンでデイリースタイルをスマートに
クライマーによるクライマーのためのギアづくりからスタートした「ラブ」。
ブランドスタート当初はまさに、プロ御用達ブランドでしたが、最近では、高機能でありながらスタイリッシュなデザインからファッショニスタの着用も目立つようになりました。
また、環境に配慮したリサイクル素材を使用したアイテムを積極的にリリースしているラブは、2030年までに製造や流通にかかわる排出ガスゼロを目指しています。
リサイクル素材を使用したハイスペックでスタイリッシュなラブのライトダウンは、大人のデイリーユースに最適なアイテムではないでしょうか?
インナーとしてもアウターとしても便利なアイテムである「ライトダウンジャケット」。保温性に優れたヘビーなタイプのダウンジャケットもいいのですが、軽く羽織ることができ、長いシーズン着用できるライトダウンジャケットは1着あるとかなり便利です。
今回は、ライトダウンジャケットが大好きで、ハイブランドからファストブランドまでさまざまなアイテムを着用してきた筆者がおすすめをピックアップ!40代50代に似合うライトダウンジャケットをご紹介します。
ライトダウンジャケットの購入を検討している方や気になっている方は参考にしてください。
ライトダウンジャケットとは?「軽い」ダウンジャケットのこと
「ライトダウンジャケット」とはその名の通り「軽い(light)」ダウンジャケットのこと。アウトドアブランドがインナーに着用するために作ったことから「インナーダウン」とも呼ばれています。
従来のダウンジャケットに比べ、薄く、カーディガン感覚で着用できる点も大きな魅力です。また、アウターとしてもインナーとしても活躍してくれるため、長いシーズン着用できる点もライトダウンジャケットの魅力と言えます。
ライトダウンジャケットの魅力は?
ここでは、ライトダウンジャケットの魅力について詳しく解説します。
着用シーズンが長い
ライトダウンジャケットは秋口から春先までと長いシーズン着用できます。秋や春はアウターとして、真冬にはインナーとして楽しむことのできる点もライトダウンジャケットの魅力です。
軽くて着やすい
軽くて羽織りやすいという特徴もライトダウンジャケットが多くの人に愛されている理由です。
通常のダウンジャケットに比べ薄い作りになっているため、カーディガンやフリースのように使えます。ライトダウンジャケットは「重いアウターは肩が凝る」という方にもおすすめです。
携帯にも便利
パッカブルタイプも存在するライトダウンジャケットは持ち運びにも最適です。コンパクトなので、旅行にはもちろん、バッグに忍ばせておけば、いざという時、活躍してくれます。
実はかなり暖かい
「ライトダウンジャケットは暖かくない!」と思っている方もいるようですが、そんなことはありません。
薄くてもダウンやフェザーを中綿に使用しているため、保温性は抜群です。そのため、アウターとしても十分機能してくれます。
着こなしの幅が広がる
アウターとしてもインナーとしても使うことができる点は、ライトダウンジャケットの魅力です。そのため、着こなしの幅が広がります。
コートやジャケットのインナーとしてライトダウンジャケットを使ってレイヤードスタイルを楽しむのも“乙”です。
ライトダウンジャケットの選び方
長年、ライトダウンジャケットを愛用する筆者が、選び方について解説します。
一番重要なのは保温性
ライトダウンジャケットを選ぶ時に最も重要視したいのは保温性です。いくらスマートに見えても暖かくなければ意味がありません。
ダウンを選ぶ際に注目したいのが、ダウンの膨らみ具合を表す単位である「フィルパワー」です。フィルパワー数値が高いということは、空気を多く含むダウンを使用したアイテムだといえます。つまり、高品質なダウンを使用している場合、少ない量でも保温性に優れたダウンジャケットが作れます。
一般的には、600フィルパワーがあれば十分、保温性に優れたダウンジャケットといわれています。ライトダウンを購入する際にはフィルパワーをチェックしてみてください。
軽い着心地
ダウンジャケットは保温性に優れたタフなアウターのため、重さは否めません。「ダウンジャケットを着たいんだけど重さが…」とダウンを諦めていた方も少なくないはず!しかし、ライトダウンジャケットのウリは軽さです。
ライトダウンジャケットは100グラムほどの重さのアイテムも存在します。重いアウターが苦手な方は、重さをチェックして購入するのもアリではないでしょうか?
ライトダウンジャケットはユニクロが火付け役
今では、愛用者が多いライトダウンジャケットですが、筆者が愛用しだした20年ほど前はほとんど見かけませんでした。
当時はダウンといえば、ヘビーなアイテムばかり。ちょうどモンクレールやデュベティカ、カナダグースといったプレミアムダウンジャケットが注目を集めていたころです。
ライトダウンジャケットに注目が集まったのは、ユニクロがリリースした「ウルトラライトダウン」以降。2013年に発売されたウルトラライトダウンは、圧倒的なコスパの良さとシンプルなデザインで、爆発的な人気を博しました。筆者は、ライトダウンジャケットの火付け役はユニクロといっても過言ではないと思っています。
今では、「ライトダウン=ウルトラライトダウン」をイメージされる方が多いのではないでしょうか?また、ユニクロのウルトラライトダウンの登場により、ライトダウンジャケットが身近な存在になったことは間違いありません。
40代50代の大人世代に似合うライトダウンジャケットおすすめ5選
ここで毎シーズンライトダウンジャケットを着用する筆者が、40代50代の大人世代に似合うアイテムをご紹介!タウンユースに似合うスマートなライトダウンジャケットを集めたのでチェックしてみてください。
ザノースフェイス サンダージャケット
ダウンと化繊わたの軽量ハイブリッドダウンジャケットである「サンダージャケット」はノースフェイスを代表するライトダウンジャケットです。
サンダージャケットは、高度な洗浄技術により汚れを徹底的に除去。さらに撥水性を付加したクリーンなダウンと、身体が発する遠赤外線のエネルギーを利用して保温効果を発揮する「光電子」撥水ポリエステルファイバーをブレンドした中綿を使用しているので、軽量でありながら保温性にも優れています。
また、ソフトで着心地に優れたシェルにも撥水加工を施しているため、天候を気にせずに着用できる点も大きなメリット。タウンユースに最適なすっきりとしたデザインも魅力的です。
エルエルビーン ビーンズ・ダウン・ジャケット
元祖トートバッグブランドとしても知られる「エルエルビーン」。エルエルビーンにはトートバッグ以外にも優れたアイテムがたくさんあります。
軽量ながらも暖かく、日常での着用に十分な機能性を搭載した「ビーンズ・ダウン・ジャケット」は、エルエルビーンの人気ライトダウンジャケットです。中綿に撥水性と復元性を誇る650フィル・パワーのダウンテック™ダウンを使用しているのでヘビーアウターとしても活躍してくれるでしょう。耐水性、耐風性、通気性のある再生ポリエステル素材のシェルは、ソフトで軽く着心地も抜群です。
ナンガ INNER DOWN CARDIGAN
日本発のダウンジャケットブランドである「ナンガ」。日本ブランドならではの高品質かつ手の届きやすい価格帯で幅広い世代から支持されています。
ナンガの人気商品である「インナーダウンカーディガン」は、リサイクルダウンとリサイクルナイロンを使用した環境に配慮したライトダウンジャケットです。また、袖は着脱可能なデザインになっているのでダウンTEEとしても着用できます。
タイオン クルーネックボタン インナーダウンジャケット
インナーダウン専業ブランドとして誕生した「タイオン」。さまざまなブランドとのコラボレーションにより、ファッショニスタの着用率の高いブランドとしても有名です。
人気アイテムの「クルーネックボタン インナーダウンジャケット」クラシカルな雰囲気が漂う逸品。ビジネスシーンでも活躍してくれるミニマルなデザインが洒脱です。また、家庭でも選択が可能な点も大きなメリットといえます。
Rab Microlight Jacket
イギリス発のアウトドアブランドである「ラブ」の大定番モデル「マイクロライトジャケット」は、750フィルパワーのヨーロピアングースダウンを使用したアイテムです。また、生地やダウンはすべてリサイクル素材を使用した環境に配慮した逸品。
スッキリとしたデザインなので着こなしにも困りません。
タウンユースに最適なライトダウンジャケット
通常のダウンジャケットよりも気軽に羽織ることができ、着用期間の長いライトダウンジャケットはかなり便利なアイテムです。
また、さまざまなスタイルに合わせることができる点もライトダウンジャケットの大きなメリットといえます。
アウターとしてはもちろん、インナーとしても活躍してくれるライトダウンジャケットで粋な大人のアーバンスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか?
「ボトムスの種類ってたくさんあるけど、使い勝手の良いボトムスって何だろう」と思っている方は多いのではないでしょうか。オンオフどちらでも使えるボトムスがあると助かりますよね。
そんな疑問を持っている方への一つの回答として、本記事ではチノパンをおすすめ!チノパンの魅力や選ぶポイントを解説した上で、厳選した4つのモデルを紹介します。
オフはもちろんオフィスカジュアルにも使える魅力的なチノパンを手に入れて、日々のファッションに彩りを与えてくださいね。
チノパンの歴史と魅力
チノパンの歴史と魅力について解説します。チノパンはどのようにして生まれたのか、どういうところに魅力があるのか参考にしてくださいね。
チノパンの起源はミリタリー
チノパンの起源は実はミリタリーであることはご存知でしたか。19世紀イギリス陸軍がインド滞在中に、あまりに目立つ白いパンツを現地の泥水やカレー粉で染めたことから始まります。その後、中国に輸出されたそのパンツをフィリピン駐在中のアメリカ軍が買い付けた際に「China→チノ」と呼ぶようになったと言われています。
一定の完成を迎えたのは1941年、アメリカ軍が戦闘服に採用したM-41トラウザーズで通称「41(ヨンイチ)カーキ」と呼ばれるモデルです。その後は、各年代のモデルがファッションアイテムとしても度々トレースされています。
オフィスカジュアルでもOK
チノパンの最大の魅力は、プライベートはもちろんオフィスカジュアルでも許容される落ち着いた雰囲気を持っていることです。
チノパンはチノクロスと呼ばれる厚手の綿の綾織りの生地でできており、戦闘服で使われる通り丈夫で耐久性があります。また、高密度に織られた生地は上品な光沢を放ち、経年変化によりその風合いがやや落ち着いた状態でもオフィスで許容されるルックスです。
ちなみに、チノクロスの中でも「ウエストポイント(ウエポン」)と呼ばれる生地は、さらに上品な光沢感を持ちます。ウエストポイント士官学校という陸軍将校のエリート養成機関で用いられたことがその名の由来。通常のチノクロスが「左綾・単糸」なのに対し、ウエポンは「右綾・双糸」でより高密度に織られていることから光沢の差が生まれます。
選ぶ上で大切なこと
チノパンを選ぶ上で大切なことが2つあります。以下でそれぞれについて解説するので参考にしてくださいね。
まずはカーキ系の定番カラーを
良いチノパンを1本買おうと考えるなら、まずはじめは定番カラーのカーキ系を選ぶのが大切です。
それは、チノパンの上品さや落ち着きという魅力が特に表れるのは定番カラーである、というのが理由です。カーキやベージュといったアースカラーは相手に穏やかな印象を与える面もあるからこそ、徐々にオフィスなどでも許されてきたと思います。
また実用的な話で言えば、他のカラーについてはチノパンで選ばなくても他の種類のボトムスで魅力のあるものがあります。たとえば、オリーブ系のボトムスではベイカーパンツなどで選んで、ワードローブのバランスを整えるほうがよいでしょう。
目指すスタイルに応じたシルエットのものを
最終的に目指したいスタイルを考えたときに、それに必要なシルエットのチノパンを選ぶこともとても大切です。
各ブランドのチノパンにはヴィンテージライクなものから現代的に変更されたものまであり、そのコンセプトの違いからシルエットがまるで違います。ミリタリー実物のような野暮ったさをあえて求めている方は極太のものを、ビジネスでも着用可能なキレイ目に履きたい方はジャストフィットのものを選びましょう。
シルエットによってもコーデ全体に与える効果は全く違うので、どのシーンで使うかやどんなスタイルで履きたいかを事前に考えて購入してください。
また、チノパンは「理想のスタイルはあるけれど、年齢的に体型に自信がなくなってきた自分でも似合うものがあるかな」という心配がありません。腰回りにゆとりがあるものなど、さまざまな体型に合うモデルが存在するので、きっと似合うものが見つかるはずです。
おすすめのチノパン4選
おすすめのチノパンを4つ、それぞれ違うブランドから紹介します。求めるスタイルに合いそうなものを選んでくださいね。
BUZZ RICKSON’S 「ORIGINAL SPEC. CHINOS」
1960年代ベトナム戦争時に米軍向けの衣料製造から始まった東洋エンタープライズ。そのミリタリージャンルのアイテムを扱うブランドがBUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)です。
そのBUZZ RICKSON’SからORIGINAL SPEC. CHINOSをおすすめします。
ヴィンテージから再現した強度のあるチノクロスを使い、一方でディテールはさまざまな年代の特徴を取り入れたモデル。1940年代の両玉縁ポケットや1960年代のジッパーフライを採用し、当時の渡り幅よりも細身に仕上げられています。
ヴィンテージ各年代の良い部分を感じつつも現代的なコーデにも合わせやすい、太からず細からずのバランスがすばらしい定番アイテムです。
PHERROW’S 「P41M U.S.ARMY TROUSERS」
「流行に左右されないモノ創り」「10年、20年後にヴィンテージと呼ばれるモノ創り」をコンセプトに、新たなライフスタイルを提案するアメカジブランドPHERROW'S(フェローズ)。
今回紹介するのは、P41M U.S.ARMY TROUSERSです。アメリカ軍の41カーキをデザインベースに、シルエットを現代的に修正し履きやすくしています。もっとも、高密度のチノクロスやメタルボタンのボタンフライ、両玉縁で付けられたコインポケットとバックポケット、サイドの2本針の縫製というディテールは採用。
「しっかりとした肉厚の生地で、程よい太さ」のチノパンが好みの方にはぜひおすすめしたいモデルです。
WAREHOUSE & CO. 「Lot 1082 CHINOES」
WAREHOUSE & CO.(ウエアハウス)は、流行に流されず「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い求めているブランドです。実際に所有するヴィンテージアイテムを糸の一本から徹底的に研究することで当時の無骨さや風合いを再現しつつ、現代でも着用できるようにサイズアレンジを加えています。
そんなWAREHOUSE & CO.から、Lot 1082 CHINOESをおすすめします。
より光沢感のあるウエポン生地を旧式の力織機で織っているのでセルビッジが付くモデルです。経糸、緯糸ともに硫化染めしたコーマ糸を使用しているので堅牢度も高く、深みのある表情をみせてくれるチノパンです。もちろん両玉縁のポケットなどクラシックなディテールも押さえてくれています。
股上や腰回りがフィットするようにパターンが改良されていながらも程よい太さも残しているので、やや無骨な雰囲気を楽しみたい方にはおすすめですよ。
BARNSTORMER 「1001P ノープリーツ ドレスチノ」
BARNSTORMER(バーンストーマー)はアイビーブームの1977年に創業し、アメリカントラッドのスタイルに合う純国産のチノパンを製造していました。2000年前後に一度休止するも、丁寧に縫製された大人が履けるカジュアルパンツを製造するブランドとして2014年より見事に復活しています。
ここで紹介する「1001P ノープリーツ ドレスチノ」は、最もオーソドックスな定番のモデルです。スラックス仕立てで縫い代が多くカーブがつくように作られているため、程よいゆとりと美しい体へのフィット感を実現しています。糸のよりを弱くしたことにより、厚手であるにもかかわらずしなやかな風合いがあるのも魅力です。
起源となるミリタリーパンツとは違って、センタープレスに入った細身のスラックスタイプのためスマートに着こなしたい人に選んでほしいモデル。ビジネスでのジャケパンスタイルにも上品に決まりますよ。
目的のシーンやスタイルに合ったモデルを選ぼう
本記事では、使い勝手の良いチノパンのおすすめを4つ紹介しました。
まずは、自分好みのスタイルはどんなものか確認しましょう。どの年代のヴィンテージのどのディテールを組み込むモデルかは、デザインとして好みが分かれるところ。またシルエットも、どこまで現代的なものに修正しているかによって作れるスタイルは変わってきます。好みを確認できたら、「プライベートのみ」か「ビジネスでも使いたい」のかを想像して、目的に合ったモデルを選んでください。
悩んで選んだチノパンは、きっとあなたのコーデの幅を広げてくれる相棒になってくれるはずですよ。
日本発のダウンブランドとして注目を集めている「NANGA(ナンガ)」。国内洗浄にこだわった上質なダウンを使用したナンガのダウンアイテムは、日本のみならず海外のファッショニスタからも注目を集めています。
今回は、ナンガのダウンアイテムの中でも、タウンユースに最適なライトダウンジャケットをピックアップ!40代50代の大人世代がデイリーに着用できるアイテムを集めました。
ナンガのアイテムが気になっている方、ライトダウンジャケットが気になっている方は参考にしてみてください。
ナンガとは?真綿布団の加工会社としてスタート
「NANGA(ナンガ)」は、滋賀県米原市で誕生した、アウトドアブランドです。
ナンガの前身は、1941年に横田駒三氏が創業した「横田縫製」。布団製造会社だった横田縫製は、1988年に国内大手のアウトドアブランドからの依頼により、寝袋を制作しました。同社は、初めて手掛けた寝袋が高い評価を得たことで、本格的なアウトドアアイテム作りをスタートさせます。
1995年に社名を現在の「ナンガ」に変更
横田縫製は、1995年に社名を現在の「ナンガ」に変更し、有名アウトドアブランド等のOEM(委託者製造)を本格的に開始します。またプライベートブランドとしての寝袋の生産もスタートしました。
ナンガは、2022年にダウンジャケットの生産を開始、2003年には、ブランドのアイコン的アイテムとなった「オーロラダウンジャケット」の販売をスタートしました。同ブランド初のダウンジャケットの登場により、ナンガはダウンジャケットブランドとしても大きな注目を集めます。
今では上質なダウンを使用したアパレルラインが多くの人から支持されているナンガですが、ブランドスタートのきっかけとなった寝袋もナンガを代表するアイテムです。
「NANGA」とは「人喰い山」と恐れられる山の名前
ヒマラヤ山脈にそびえる標高8126mの「ナンガ・パルバット」。
ナンガのブランド名は、別名「人喰い山」と恐れられるナンガ・パルバットに由来します。数多くの遭難者を出してきたナンガ・パルバットの名を冠することで「困難に立ち向かう決意」を表明しているそうです。
また、ナンガというブランド名には「困難だからこそやってやろう、みんなが登らんとこを登ったろうという」という、ナンガの生みの親であり2代目社長の横田晃氏の思いが込められています。
優れた技術を持つ羽毛加工メーカーがダウンを洗浄
ダウンの性能を引き出すためには、ダウンを徹底的に洗浄する必要があります。ナンガでは、独自設計の専門機器や優れた技術を持つ羽毛加工メーカー「河田フェザー」にて洗浄されたダウンを使用。三重県の伊勢平野にある河田フェザーでは、山々に囲まれた豊かな環境が育んだ超軟水の地下水や、羽毛の乾燥に適した三重県の気候を活かして、高品質なダウンを生み出しています。
自社工場で安心安全な製品を作る
ナンガのアイテムはすべて自社工場で生産されています。海外の高級ダウンブランドでさえ、下請けが製造することが多い中、この徹底した品質管理も注目するべきポイントです。
自社工場だからこそ、羽毛の吹込み、縫製、メンテナンスに至るまで、一つひとつの工程を熟練の職人が丁寧に行います。
アフターケアがしっかりしているので安心
自社工場を持つファクトリーブランドでもあるナンガは、細やかな修理対応ができる環境が整っています。この点もナンガのアイテムが多くの人から愛される理由です。メンテナンス体制が徹底しているので長く、安心して愛用できます。
ナンガのダウンの魅力は?
多くの人から愛されるナンガのダウンジャケット。ここではナンガのダウンジャケットの魅力について解説します。
着た瞬間から暖かい
ダウンジャケットの最大の魅力は保温性です。筆者もナンガのオーロラダウンジャケットを所有していますが、体が温まる速度は他のブランドよりも早いと感じます。
一般的に使用されているダウンは、中国産のペキン種だといわれていますが、ナンガが使用しているダックダウンは、スペイン産のムラード種。スペイン産のムラード種と中国産のペキン種の大きな違いは、ダウンボールの大きさになります。
ダウンボールとは、ダウンが空気を含んで、どれだけ膨らむのかを数値にしたもののこと。つまり、ダウンボールが大きいということは、たくさんの空気を含み、十分膨らむことができるため、保温性も高くなります。
ナンガのダウンジャケットが着た瞬間から暖かい理由はこだわりのダウンを使用しているからではないでしょうか?
手の届きやすい価格帯
比較的手の届きやすい価格帯もナンガのダウンジャケットの魅力です。
ブランドのアイコンである「オーロラテックス ダウンジャケット」も4万円台で購入できます。こだわりの詰まったダウンジャケットが4万円台はかなりお値打ち。海外ブランドのアイテムの半額ほどの価格帯です。
タウンユースに最適なナンガのライトダウンジャケット
オーロラダウンジャケットのようなタフなダウンジャケットのイメージの強いナンガですが、タイトダウンジャケットも人気です。ライトダウンジャケットにも、こだわりのスペイン産のムラード種のダウンを使用しているため、保温性は抜群。また、通常のダウンジャケットに比べ、軽く羽織ることができる点もライトダウンジャケットの大きな魅力です。
40代50代に似合うナンガのライトダウンジャケット5選
ここからは、タウンユースに最適なナンガのライトダウンをご紹介します。
N1IDBKG2 インナーダウン
シンプルなカーディガンタイプのライトダウンです。
袖がデタッチャブル仕様になっているので、袖を外すとダウンTEEにとしても対応可能な2WAY仕様となっています。 表裏生地にはリサイクルナイロン、羽毛にはリサイクルダウンを使用したエコフレンドリーな逸品です。インナーとしても活躍してくれます。
TAKIBI RIPSTOP INNER DOWN CARDIGAN ND2241-1B302
難燃性素材を使用したナンガの人気シリーズ「タキビ」のインナーダウンです。
コットンライクな素材を使用しているので、タウンユースにも最適。スペイン産ダックダウンを使用した770FPのライトダウンジャケットなので着た瞬間から暖かさを感じることができます。
キルトダウンカーディガン
ひょうたん型のキルトダウンがミリタリーな雰囲気のライトダウンジャケットです。薄く軽い着心地ですが保温性には優れているためアウターとしても活躍してくれます。デニムやチノパンにはもちろん、スラックスにも似合うアイテムです。
WEATHER LIGHT DOWN JACKET
撥水性があり軽量で動きやすく、落ち着きのある表面感が特徴のライトダウンジャケットです。ゆとりのあるシルエットなので厚手のインナーにも対応してくれます。700FPなのでアウターとしても十分な保温性です。
ULTRALIGHT DOWN PARKA PACKABLE
パッカブルタイプのライトダウンジャケットです。表地は軽撥水加工を施した、極軽量のナイロン生地を採用し軽く、柔らかい着心地が特徴。フードと袖口にシャーリングゴム、フード廻りと裾には調節可能なスピンドルを設けているので、外部からの冷気の侵入を防いでくれます。
スタイリッシュでコスパに優れたナンガのライトダウンジャケット
布団製造会社から日本を代表するアウトドアブランドへと生まれ変わった「ナンガ」。
今回はタウンユースに最適なナンガのライトダウンジャケットを中心にご紹介しました。ダウンにこだわり自社工場で丁寧に作られるナンガのアイテムは、スタイリッシュで高品質でありながら手の届きやすい価格帯が大きな魅力です。
コスパに優れたライトダウンジャケットをお探しの方は、ナンガのアイテムをチェックしてみてはいかがでしょうか?
「着たいトップスは決まったけど、それに合うボトムスがない」「お気に入りのトップスばかり着ているので、コーデにアクセントがほしい」
プライベートの時間はオシャレしたいけれど、こんなふうに悩んでいる大人も多いのではないでしょうか。ついつい同じようなボトムスばかり買ってしまって、いざ出かけるときにコーデに困ってしまうこともありますよね。
本記事では、これだけ揃えておけばいろいろな種類のトップスに合わせられる、ワードローブに入れておきたいボトムス5つを紹介します。おすすめするボトムスの特徴や、実際に選ぶ上で気を付けることも解説するので参考にしてください。
組み合わせに悩むことからもう解放されて、本来のコーディネイトのワクワクを味わいましょう。
ワードローブに入れたいボトムスの特徴
大人がいろいろなコーデを楽しみたいなら、ぜひワードローブに入れておきたいボトムスの種類があります。それらおすすめのボトムスには特徴があるので以下で紹介します。
定番として認知されていること
おすすめするすべてのボトムスに共通する特徴は、誕生の歴史はさまざまでも現在では定番として認知されていることです。
伝統と呼ぶのは大げさですが、定番化するものには「定番化するだけの魅力があり、それを認められてきた歴史」があります。種類によってその魅力はデザイン性・機能性などさまざまですが、流行に左右されることなく今後もその魅力を発揮してくれるはずです。
前衛的なギミックを持ったボトムスもたしかに素敵です。ただ、優先順位としてまずは定番として認知されるにいたった種類を所有するのをおすすめします。実際に履いてみると、なぜ人気なのか再確認するはずですよ。
固有のギミックがあること
そのボトムス固有のギミックがあることも特徴の一つです。
たとえば、ステッチや補強の方法、ポケットの数や付いている場所と付け方など、ボトムスによってギミックは違います。ギミックが違えばシルエットの違いにつながり、デザイン上のアクセントにもなります。
ギミックの違うボトムスを揃えておけば、トップスとの組み合わせに応じて足し算引き算をしてコーデを完成させられますよ。
経年変化を楽しめること
筆者が強く推したいボトムスは、履いていくことで経年変化を楽しめるという特徴を持ったものです。
ボトムスの種類によっては、素材や生地の編み方はそれぞれ。履き込むことによって生まれる「色合いや陰影、生地の質感」の経年変化は違います。それぞれ違った味わいのあるアイテムへと変化を遂げてくれれば、コーデに奥行きをもたらしてくれることは間違いありません。
ボトムスを揃えるなら、それぞれ違った経年変化が見込める種類を選びましょう。違う表情を見せてくれることで、飽きずに大切に履き続けようと思えるはずです。
選ぶ上で気を付けてほしいこと
各種ボトムスを選ぶ上で気を付けたいことが3点あります。以下でそれらについて詳しく説明します。
まずは定番カラーを選ぶ
もちろん自分好みのカラーや限定カラーなども魅力はありますが、まずはボトムスごとの定番カラーを選ぶのがおすすめです。
たとえばデニムパンツを買うのであれば、まずはベーシックな濃紺のものを選びましょう。たしかにフェードしたアイスブルーのデニムやブラックデニムも特有の魅力があるのですが、はじめは濃紺のワンウォッシュくらいのジーンズがおすすめ。トップスを選ばない落ち着いた濃紺色それ自体も、デニムをおすすめする理由の一つだからです。
定番カラー自体がボトムスの特徴の一つである、というのは他のボトムスでも同様です。ベーシックなコーデを楽しんでいきたいなら、まずはボトムスの定番カラーを押さえておくと使い回しに有効ですよ。
合わせ方を想像してサイズを選ぶ
そのボトムスをどのようにコーデに落とし込むか、他のアイテムとの合わせ方を想像してサイズを選ぶように気を付けてください。
大人男性がフィッティングを選ぶ場合は、体型に合ったジャストサイズが基本です。
ただ、ミリタリーパンツなどで「あえてダボっとしたシルエットを楽しむ」ために少しサイズアップして履くのも選択肢の一つ。手持ちのトップスとの組み合わせを思い浮かべながら、どんなシルエットのものがほしいのか自問自答するのがいいですよ。
自分の目指すスタイルにはジャストサイズかワンサイズアップどちらが良いか見極めて、後悔しないアイテム選びをしてくださいね。
気に入ったブランドのものを選ぶ
いろいろなブランドのモデルを比べてみて、自分が本当に気に入ったと思えるものを選択することを強くおすすめします。
ボトムスの種類もさまざまですが、同じ種類のボトムスでも販売しているブランドもさまざま。ブランドごとにデザインや生地に対する解釈や取り入れ方は微妙に違います。
たとえばシルエットは、起源となった当時のパンツをそのままを再現しているものや、ギミックは採用しつつもテーパードさせるなど現代的に修正しているものなどがあります。
「ブランドイメージや見た目、履き心地」など、さまざまある要素から自分が気に入ったブランドのモデルを選びましょう。履き続けて経年変化による魅力を感じていくことも大切なので、そもそも自分が長く履きたいと思えるようなモデルでないと意味がないからです。
世間の評価を参考にしつつも、最後は自分が気に入ったアイテムかをしっかり見極めてくださいね。
ワードローブに入れたいボトムス5つ
大人男性がコーデを楽しむ上でワードローブに入れたい王道のボトムスを5つ紹介します。以下でボトムスごとの簡単な説明と著名なブランドのモデルを紹介するので、ぜひ購入の参考にしてください。
デニムパンツ
今や最もポピュラーなカジュアルパンツと言っていいデニムパンツ(いわゆるジーンズ)、これはマストで持っておきましょう。経年変化という観点からも王道中の王道です。
デニムという生地は17世紀にフランス南部のニーム地方で生まれた「セルジュドゥニーム」がルーツ。その後19世紀後半、ゴールドラッシュに湧くサンフランシスコで、採掘者向けにリーバイ・ストラウスが作ったワークパンツがジーンズです。独特の紺色は、元々ヘビや虫除けのために天然インディゴで染められたことによります。
今回はジーンズの産みの親LEVI'S(リーバイス)のヴィンテージライン「LVC」から、「1947 501 ジーンズ ORGANIC リジッド」モデルを紹介します。
ジーンズが作業用からファッションに取り入れられる過渡期の1947年当時のディテールを再現。無骨な側面を残しながら、現代のファッションにも取り入れやすい形になったモデルです。
チノパンツ
オフィスカジュアルとしても許容されるチノパンツ(チノパン)は、実は元はミリタリーで使用されていました。定番のカーキやベージュ系の色味のものを1本持っておくと重宝します。
基本は綿による綾織りの厚手の生地「チノクロス」はとても丈夫で、カーキ系の色味は落ち着いた印象を与えます。大人の男性がオンでもオフでも履けて、スラックスの代わりにカジュアルダウンするにはちょうどいいパンツです。
今回は、日本の東洋エンタープライズがミリタリーを中心に展開する本物志向のブランドBUZZ RICKSONS(バズリクソンズ)から、ミリタリーチノ オリジナルスペックを紹介します。当時のものはあまりにも極太のシルエットであったことから、オリジナルでもう少し細くアップデートして普段使いしやすくしたパンツになっています。
カーゴパンツ
国や年代で種類もさまざまなミリタリーパンツであるカーゴパンツ。トップスとの対比によるコーデのアクセントとしてぜひ所有しておきたいアイテムです。
カーゴパンツは貨物船(カーゴ)の作業員向けのパンツであったものが、その後各国の軍隊で採用されるに至りました。最大の特徴は、膝上のサイドに大きなポケットが備わっていること。モデルによって取付けられ方は違いますが、そのポケットによってパンツ全体のシルエットは独特な立体感を持ちます。
こちらで紹介するのは、バズリクソンズが再現したM-1951 フィールド トラウザーズ。アメリカ軍が1951年の朝鮮戦争時に採用した野外用戦闘服のパンツです。その採用年から単にM51パンツと呼ばれるアイテムで、極太の渡り幅に立体的なサイドポケットというシルエットが現代のファッションにスパイスを加えてくれます。
ベイカーパンツ
ここ数年で人気が上がったミリタリーパンツの一つ、ベイカーパンツもワードローブにあると助かる存在です。
正式名称はユーティリティパンツないしはファティーグパンツ。米軍で採用された作業用のパンツであり、ミリタリーであるとともにワークの要素も強いボトムスです。ベイカーと呼ばれるに至った由来は、パン職人が履いていたからなど諸説あります。
デザインの特徴は、正面から見えるL字形のポケット。カーゴパンツのようにサイドポケットがあるわけでも、渡り幅が極太であるわけでもありません。チノパンと同様に、ちょうどいい太さのリラックスシルエットで、良い意味でクセがないのでいろいろなトップスと合わせることができます。
今回紹介するのは、ミリタリーやワークのアイテムを独自の解釈で現代化する日本ブランドorSlow(オアスロウ)より「5002 US ARMY FATIGUE PANTS」。独特なムラ感を表現したリバースサテン(バックサテン)生地が抜群で、最高の経年変化で持ち主を楽しませてくれます。
ワークパンツ(綿ポリ混紡)
案外カジュアルになりすぎず使えるのが、綿ポリ混紡素材のワークパンツ。この種類のボトムスは大人コーデでも使えます。
綿35%とポリエステル65%の比率で混紡された綾織りの生地はTCツイルと呼ばれています。化学繊維が混ざっていることで速乾性や耐久性がありシワになりにくいという便利さや、綿とは違った光沢感・風合いがあることがこの生地の魅力です。
作業用ということで安価に制作できるシンプルな見た目のものが多いので、相手のトップスを選ばず冬以外の3シーズンであれば着回すことができます。
紹介するのは、大定番であるDickie’s(ディッキーズ)874というモデル。TCツイル生地を使ったストレートシルエットはちょうど良い太さで、センタープレスが入る仕様もカジュアルすぎる印象に待ったをかけてくれます。
5つのボトムスをコーデによって使い分けよう
本記事では、大人がワードローブに入れておきたいボトムスを5種類紹介しました。
それぞれのボトムスにはそれぞれの魅力があります。固有のギミックがありシルエットがおもしろいもの、経年変化を楽しめる生地のもの、カジュアルすぎず使えるもの。シーンや気分に合わせて履けるものを用意すれば、コーデすることがより楽しくなるはずです。
流行り廃りのない定番ボトムスで、肩の力が抜けた大人のファッションライフを謳歌してくださいね。
春や秋にサラッと羽織れるアウター、そんな一着があると重宝しますよね。「大人が着ても様になるようなジャケットやブルゾンないかな?」なんて思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方へ向けて、本記事ではBARACUTAのG9を紹介します。BARACUTAのG9の特徴や魅力について解説するのでぜひ参考にしてください。G9と同じくらいおすすめの別のモデルにも触れますのでお楽しみに。
小慣れた大人ファッションを堪能して、日々の暮らしを華やかに彩りましょう。
BARACUTAとは?G9の誕生
元々レインウェアを取り扱っていたミラー家ですが、1937年にジョンとアイザックの兄弟がマンチェスターにてBARACUTA(バラクータ)を設立します。BARACUTAは当初、雨の多い街マンチェスターでもスタイリッシュに着こなせるコートを主軸にしていました。
その後、ゴルフ場で快適に過ごせるジャケットがないことに目を付け、1937年にG9の原型が誕生します。翌年1938年に、裏地のタータンチェックを付けて現在まで続くG9ジャケットは完成しました。
ブランドが50年代にアメリカに進出すると、ジェームズ・ディーンやエルビス・プレスリーがハリウッド映画で着用するように。そこから人気を博してG9は日常のファッションに取り入れられるようになり、現代まで続く名作となったのです。
G9の名前の由来は諸説ありますが、Gはゴルフ、9はゴルフコースのホール数と言われています。ちなみに、G9は別名ハリントンジャケットと評されることも。1964年のドラマ「ペイトンプレイス物語」でロドニー・ハリントン役の俳優が着用したところ、同ドラマの大ファンの男性が「ハリントンジャケット」と題して店に展示したことによるとされています。
また、日本で呼ばれるスウィングトップという名称は、ファッションデザイナーの石津謙介が作った和製英語です。
G9の特徴と魅力
G9には他のジャケットにはない特徴や魅力があります。以下でそれぞれについて詳しく説明します。
男心をくすぐるギミックの数々
G9はさまざまなゴルフ用の機能を備えており、そのギミックは機能性だけでなくデザイン性という面でも男心をくすぐる魅力があります。
袖付けの仕様がラグランスリーブになっており、肩周りの可動性が高く快適です。犬の耳のように垂れていることからドッグイヤーカラーと呼ばれる襟は、チンストラップを締めれば防風機能があります。袖と裾がリブ仕様になっているのも同様です。
また、元々は綿100%だったバラクータクロスと呼ばれる生地は、高密度に織られることによってある程度の雨風であれば侵入を防いでくれます。背面にある傘のような形をしたアンブレラカットのヨークも、スムーズに雨の雫を流してくれるためのものです。
裏地のチェックで上品さも演出
機能的なデザインと対照的に、チラッと覗く裏地のチェック柄は英国らしい上品さを演出してくれます。
G9の裏地に使われているタータンチェックとは、英国貴族において代々継承される格子状の柄で、家紋のような存在です。
特にG9のチェックは、第二次世界大戦で活躍したスコットランドのラヴァト卿サイモン・クリストファー・ジョセフ・フレイザー氏から、趣味のゴルフを通じて使用許可を得たもの。その経緯からフレイザータータンと称され、現在ではBARACUTAの象徴的なデザインとして愛されています。
G9の魅力は表地の無骨さや機能美だけでなく、裏地の優雅さや伝統というところにもあるのです。
著名人に愛される渋さ
G9の機能性がもたらす質実剛健な渋いスタイルは、時代を彩る著名人に愛されてきました。
いわゆるジャンパーの原型となったG9は、短丈のボックス型シルエットで大人の男性にこそ似合う良い意味での野暮ったさがあるアイテムです。それでいてさまざまなギミックや裏地がアクセントになっているので、飽きずに長く着られる魅力があります。
先述のジェームズ・ディーンやエルビス・プレスリー以外にもスティーブ・マックイーンや、日本では高倉健にも愛用されたことで有名なG9。同性が憧れる存在であった名だたる著名人が愛したことから、アイテム自体に対しても同様の憧れを抱く方は多いです。
G4も実は捨てがたい
BARACUTAにはG9以外にもモデルはたくさんあり、その中でもG4は選択肢として実は捨てがたい魅力があります。
G4はドライビングジャケットとしてG9の数年後に登場しました。最も大きな違いは、屋外での防風性を備える必要がないため袖と裾のリブがない仕様になっていることです。そして、トレンドによって多少の修正は加わりますが、基本的にはG9に比べてやや着丈の長い縦長のシルエットになっています。
ドッグイヤーカラーやアンブレラカット、裏地のフレイザータータンはそのままに、中に着込んでももたつかない重ね着のしやすさが魅力です。G9のような男臭いカッコ良さを求めているわけではない方、もう少し上品に羽織れるアウターがほしい方にはG4のほうが満足できるでしょう。
おすすめ3モデルを紹介
BARACUTAのおすすめモデルを3つ紹介します。
今回は定番カラーのTANやNATURALを紹介しています。もっとも、BLACKやNAVYなど取り入れやすいカラーも用意されているので、自分の気に入ったカラーを選べばOKです。
なお、当初は綿100%だった表地は現在では撥水性や可動性を高めるためにポリエステル混紡になっていて、また違った風合いになっています。
G9 ORIGINAL
G9 ORIGINALは、伝統的なギミックはそのままにシルエットをややスリムに現代化したモデルです。アームホールや身幅が細くなってフィット感があります。
元々が大柄な欧米人の体格に合わせたシルエットに設計されているので、標準的な体格の日本人が着用するにはちょうど良いサイズ感です。薄手のインナーやシャツであればもたつかずに中に着込むことができるので、綺麗に着こなしたい方や細身の方にはおすすめです。
G9 ARCHIVE AUTHENTIC FIT
G9 ARCHIVE AUTHENTIC FITは、1950年代の古き良きスタイルを蘇らせたモデルです。とはいえ、ただゆとりのあるフィッティングにするのではなく、着丈や裄丈を多少長めにとってやや現代的なバランスにも整えられています。
こちらのモデルも伝統的なG9のギミックはすべて健在です。
ORIGINALだと窮屈に感じてしまう方、往年のスターが着ていたスタイルを取り入れたい方にはおすすめです。ORIGINALよりも中に厚手のインナーを着ることもできるので、汎用性が高いのも特徴です。
G4
G9と同様のギミックを持ちながら、袖と裾のリブを使っていないモデルがG4です。G4は、好みのスタイルによってはG9と同じくらい人気のあるモデルです。
G9の袖と裾のリブは防風性という意味では長所ではありますが、少しスポーティな印象を与えてしまう側面も。リブが排されたG4であれば、シャツやニットのようなアイテムとも相性良くレイヤーすることができて大人っぽく上品に着こなせます。
G9のように良い意味で男臭いスタイルを目指すのではなく、品良くサラッと身に付けたい方にはG4のほうがおすすめですよ。
BARACUTAのジャケットを着こなす渋い大人に
本記事ではG9を中心にBARACUTAのジャケットを紹介しました。
たしかにG9は一見おじさん臭くもなりがちなアイテムです。
もっとも、全体的なサイズ感を間違えずにジーンズやミリタリーパンツなどと上手に合わせれば、年齢を重ねた大人だからこそできる渋い着こなしが可能なのです。
若者と同じように流行を追うのではなく、落ち着いた大人の渋さを醸し出せるスタイルをG9とともに目指してみませんか。
90年代、ストリートブームと共に、一世を風靡したアウトドアブーム。その火付け役となったブランドが「Patagonia(パタゴニア)」です。
当時、ビンテージデニムにパタゴニアのフリースを着用するスタイルが大流行し、パタゴニアは、おしゃれなアウトドアブランドの代名詞的存在でもありました。
本格派アウトドアブランドであるパタゴニアは、アイコニックなフリース以外にも様々な人気アイテムを展開しています。今回は、パタゴニアの人気アイテムであるマウンテンパーカーのおすすめアイテムを中心に、パタゴニアの歴史についてもご紹介!
パタゴニアのマウンテンパーカーが気になる方はもちろん、パタゴニアの歴史について知りたい方も参考になるかと思います。
パタゴニアとは?米国発のアウトドアブランド
アメリカを代表するアウトドアブランドのパタゴニアは、1973年に、イヴォン・シュイナード氏が創業しました。
登山家でもあるイヴォン氏は、パタゴニアをローンチする以前に、ロッククライミング用具の製造販売を手掛ける、「シュイナード・イクイップメント」を立ち上げた人物としても知られています。
カラフルなクライミングウェアを販売するためにパタゴニアをスタート
イヴォン氏は、クライミングのために、スコットランドを訪れた際、ロッククライミングにも最適かもしれないと、ラグビー・シャツを購入しました。その理由は、耐久性に優れ、カラフルなデザインだったから。帰国後、イヴォン氏がラグビー・シャツを着て山に行くとクライミング仲間に「どこで購入できるのか」と尋ねられました。
この時、イヴォン氏は、自分以外にも、カラフルなクライミングウェアを求めている人がいることを確信したそうです。そこで、衣類の製造を開始し、アパレルブランドとしてパタゴニアをスタートさせました。
パタゴニア=フリース
当時から、実用性に優れたアイテムを数多く展開していたパタゴニアは、クライマーやキャンパーから絶大な支持を得ていました。
数々のヒット商品を生み出したパタゴニアは、1985年、毛玉にならない両面起毛の「シンチラ素材」を開発したことで、さらに飛躍します。
ちなみに、シンチラ素材とは、現在のフリースのこと。つまり、パタゴニアはフリースのパイオニアでもあります。新素材であるシンチラ素材を使用した色鮮やかなパタゴニアのフリースは、アウトドアファンのみならず、ファッショニスタからも注目を集めました。
リサイクル素材を積極的に活用
パタゴニアは、1996年以降すべてのコットン製品にオーガニックコットンの使用を開始しました。
また、2005年には、パタゴニア製の下着を回収して新品にリサイクルする活動をスタート。これ以降パタゴニアは、環境を配慮し、リサイクル素材の活用を積極的に行っています。現在、パタゴニアの製品は、94%がリサイクル原料で作られており、この数字は、アパレル業界ではかなり高い数値です。
パタゴニアは、世界的なアウトドアブランドでありながら、「地球を救うこと」にコミットして事業を展開する企業でもあります。
パタゴニアのマウンテンパーカーの選び方
ここで大人世代のためのパタゴニアのマウンテンパーカーの選び方をご紹介します。パタゴニアのマウンテンパーカーが気になっている方は参考にしてみてください。
機能性で選ぶ
パタゴニアのマウンテンパーカーを選ぶ際に注目したいのは機能性です。パタゴニアのマウンテンパーカーは、実用性に優れたアイテムがほとんど。
そのため、タウンユースで使用する場合は、ややオーバースペックなアイテムも存在します。もちろん、オーバースペックをタウンユースで楽しむのも問題ありませんが、ハイプライスだったり、重すぎることも。タウンユースがメインなら、防寒性や防水性、耐風性に優れた素材を使用した重さ、100グラムくらいのアイテムをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
また、本格的なアウトドアには、ゴアテックスを用いたアイテムはかなりおすすめです。
ゴアテックス素材のマウンテンパーカーなら、防水透湿性や防風性に加え、耐久性にも優れているため、クライミングやキャンプでも活躍してくれます。
サイズはかなり重要
大人がマウンテンパーカーを洒脱に着こなすにはサイズ感はかなり重要です。
トレンドはオーバーサイズですが、40代50代の大人にはジャストサイズからややルーズくらいのモノをおすすめします。元々タイトなつくりではないマウンテンパーカーはオーバーサイズをチョイスすると「服に着られている」感じに見えてしまいます。
また、パタゴニアのマウンテンパーカーは、ノースフェイスに比べてやや大きめ。普段のサイズよりワンサイズ下でも問題なく着用できます。ちなみに筆者はワンサイズ下を着用しています。
迷ったらダークトーン
カラーバリエーションの豊富さもパタゴニアのマウンテンパーカーの大きな魅力です。
「せっかくなら鮮やかなカラーを!」と言いたいところですが、タウンユースでミニマルな着こなしに合わせるならダークトーンがおすすめです。
もちろん、どのカラーを選んでも失敗はないかと思いますが、初めてパタゴニアのマウンテンパーカーを購入されるなら、黒やネイビー、グレーをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
パタゴニアとノースフェイスはどちらがおすすめ?
「パタゴニアとノースフェイスはどちらがおすすめ?」という質問を最近よく受けます。
筆者が初めてパタゴニアを購入したのは、90年代後半から、2000年代初期。アイテムは鮮やかなブルーのプルオーバータイプのフリースでした。当時は、パタゴニアの方が圧倒的な人気を誇っており、ノースフェイスよりも格上のブランドというイメージでした。
しかし2024年、現在では、ノースフェイスの方がパタゴニアよりも人気があるようです。筆者自身も、最近では、パタゴニアよりも、ノースフェイスのアイテムを頻繁に購入しています。実際に、パタゴニアよりもノースフェイスのアイテムを着用している方を良く目にします。
どちらのブランドも着たことのある筆者としては、人と被るのが嫌な方はパタゴニアをおすすめしています。
また、パタゴニアは、環境に配慮したモノづくりをしている企業です。サステナブルな取り組みを行う企業を応援したい方は、パタゴニアのアイテムをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
40代50代に似合うパタゴニアのマウンテンパーカー5選
ここからは、40代50代の大人世代が似合うパタゴニアのマウンテンパーカーを5つご紹介します。
マウンテンパーカー トレントシェル ジャケット
抜群の防水性、透湿性機能を発揮するナイロン製のマウンテンパーカーである「マウンテンパーカー トレントシェル ジャケット」。シンプルなデザインなのでどんなスタイルにも似合います。軽い着心地なのでタウンユースにも最適です。レインウェアとしても活躍してくれます。
フーディニ ジャケット
耐久撥水加工された軽量のナイロンジャケットである「フーディニ ジャケット」。非常に軽いアイテムなので、タウンユースに最適。秋冬はもちろん、春先に羽織るライトジャケットとしてもおすすめです。やや細めのシルエットも都会的。また、100%リサイクルナイロンを使用した逸品です。
トレントシェル3L・ジャケット
パタゴニアの定番マウンテンパーカーの「トレントシェル3L・ジャケット」は、突然の雨や風、防寒にしっかり対応してくれる頼れるアイテムです。
ベージュとオレンジのツートンカラーがクラシカルな雰囲気なので、トレンドの古着スタイルやアメカジとの相性も抜群です。
イスマスパーカ
1960年代定番の遠征用ジャケットがデザインソースの「イスマスパーカ」。悪天候に対応する耐久性撥水加工を施した取り外し可能なフード付きなので突然の雨にも安心です。
また、ツーウェイ・フロントジッパーは外側に隠しスナップ留めストームフラップを備え保温性にも優れています。
イスマスアノラック
パタゴニアのアーカイブからヒントを得て誕生した「イスマスアノラック」。ブルーをベースとした3色の色使いがレトロモダンな雰囲気を醸しています。
プルオーバータイプなので保温性も期待できます。古着との相性もいいのでストリートスタイルがお好きな方に最適です。
元祖おしゃれアウトドアブランドのパタゴニア
今回は、元祖おしゃれアウトドアブランドのパタゴニアのおすすめマウンテンパーカーを5つご紹介しました。
アウトドアミックススタイルの火付け役としても知られる、パタゴニアは、タウンユースに最適なアーバンで、スタイリッシュなマウンテンパーカーを数多くリリースしています。
この機会に、パタゴニアのマウンテンパーカーで大人のデイリースタイルをお楽しみください。
話題のブランドや、ハイブランドとのコラボレーションやファッションセレブの着用により、今最も注目を集めているアウトドアブランドの「THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)」。
スタイリッシュで機能的なノースフェイスのマウンテンパーカーは、アウトドアファンのみならず、ファッショニスタからも高い評価を得ています。数あるノースフェイスの名品の中でも今回は、タウンユースにも最適な、マウンテンパーカーをピックアップしました。
ノースフェイスのアイテムを毎シーズンチェックし、自身もノースフェイスのマウンテンパーカーを愛用する筆者が40代50代に似合うおすすめアイテムを5つご用意しました!
ノースフェイスのマウンテンパーカーが気になっている方はもちろん、長く着用できるマウンテンパーカーをお探しの方は参考にしてみてください!
ザ・ノースフェイスとは?アメリカのアウトドアブランド
「THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)」はアメリカを代表するアウトドアブランドです。
同ブランドは、1968年に、Douglas Tompkins(ダグラス・トンプキンス)氏と妻のSusie Tompkins(スージー・トンプキンス)氏によりアメリカ・サンフランシスコにて設立されました。
スリーピングバッグからスタートしたザ・ノースフェイス
ノースフェイスが初めて手掛けたアイテムは、スリーピングバッグです。スリーピングバッグとは寝袋のことで、現在でもノースフェイスの人気アイテムです。ノースフェイスが手掛けたコンパクトで高品質なスリーピングバッグは、アメリカのキャンパーの間で大人気となり一躍注目ブランドの仲間入りを果たしました。
ちなみに、初めて最低温度規格の表示を製品に記載したのが、ノースフェイスといわれています。また、初のドーム型テントを作ったブランドとしても有名です。
ヒッピーもザ・ノースフェイスに注目
1960年代後半にアメリカで登場した若者たちのカウンターカルチャーである、ヒッピーブーム。実は、ヒッピーともノースフェイスは密接な関係にありました。
ヒッピーブームとは、既存の政治や文化、道徳観、生活様式に反発し、自然回帰的な思想のもとで「ラブ&ピース」を提唱した活動のことを指します。
世界中を旅するヒッピーたちは、こぞって、ノースフェイスのバックパックやウェアを愛用しました。これより、トレンドに敏感な若者たちを中心にノースフェイスの人気が高まりました。
「渋カジブーム」の影響で日本でも大人気に
ブランド創業から10年足らずで、コピー品が出回るほどの人気と知名度を得たノースフェイスは、1978年に日本での本格的な販売がスタートしました。
高品質かつ、シンプルでスタイリッシュなデザインのノースフェイスのアイテムは日本でも爆発的な人気を博します。80年代から90年代に流行したアメカジをベースとした「渋カジブーム」の影響もあり、アメリカ発のアウトドアブランドであるノースフェイスはさらに注目を集めました。
ストリートスタイルがトレンドとなる90年代では、ノースフェイスのマウンテンパーカーやダウンをタウンユースで着用するファッショニスタが増え、爆発的な人気を博します。
ザ・ノースフェイスといえばコラボ
ノースフェイスは「アンダーカバー」や「コムデギャルソンジュンヤワタナベマン」、「サカイ」等、様々なブランドとコラボレーションを行うことでも有名です。また、「シュプリーム」とは頻繁にコラボを行っています。
毎シーズン行われる、ブランドとのコラボもノースフェイスが世界中の人々から愛される大きな理由です。
ザ・ノースフェイスのマウンテンパーカーの選び方
ここで40代50代の大人世代のためのノースフェイスのマウンテンパーカーの選び方をご紹介します。
機能性で選ぶ
ノースフェイスのマウンテンパーカーを選ぶ際に注目したいのは機能性です。メインはタウンユースだとしても、防寒性や防水性、耐風性に優れたアイテムはかなり重宝します。
ノースフェイスのマウンテンパーカーのメイン素材としても知られるゴアテックスを用いたアイテムはかなりおすすめです。
ゴアテックス素材のマウンテンパーカーは、防水透湿性や防風性に加え、耐久性にも優れているため、アウトドアシーンでも活躍してくれます。
シーンで選ぶ
アウトドアシーンで使うことをメインに考えるなら、防水透湿性や防風性、耐久性に優れたマウンテンパーカーがおすすめです。
もちろん、タウンユースがメインでも、高機能なマウンテンパーカーをチョイスすることはNGではありませんが、ややオーバースペック気味になることも。
それなら、軽さを重視したアイテムを選ぶのもアリです。
サイズはかなり重要
どんなアイテムにも言えることですがサイズの選び方はかなり重要です。サイズがあっていないとハイブランドのアイテムでもスタイリッシュには見えません。
現在のトレンドではオーバーサイズが主流ですが、大人世代がノースフェイスのマウンテンパーカーをタウンユースで使うなら、ジャストサイズからやや大きめくらいがベストです。
また、ノースフェイスの国内正規代理店である「ゴールドウイン」で販売されているアイテムなら普段のサイズを選べば問題ありません。
ちなみに、インナーに薄手のフリースやニット、ロンTがメインの筆者は、普段と変わらないサイズの、ノースフェイスのマウンテンパーカーを着用しています。インナーに、ノースフェイスの定番フリース、「デナリジャケット」を着用するとややタイトに感じますが、窮屈さは感じません。
大人世代に似合う!ザ・ノースフェイスのマウンテンパーカーおすすめ5選
ノースフェイスのマウンテンパーカーをリアルに愛用している筆者が、40代50代の大人世代に似合うアイテムをピックアップいたしました。
マウンテンライトジャケット
ノースフェイスのマウンテンパーカーといえばやはり「マウンテンライトジャケット」です。
非フッ素メンブレンによる、「ePE GORE-TEX PRODUCTS 2層素材」を採用した防水シェルジャケットは、防水性、耐風性、透湿性に優れた1着。また、やや長めの着丈で保温性も期待できます。
クラウドジャケット
「GORE-TEX Paclite2.5層構造」を採用した防水シェルジャケットの「クラウドジャケット」は、タフさと軽さが大きな魅力です。軽く羽織ることのできるマウンテンパーカーをお探しの方には最適ではないでしょうか?また、腕上げがしやすいよう、肩周りのパターンをアップデートした逸品です。
マウンテンレインテックスジャケット
レインウェアとしても人気の「マウンテンレインテックスジャケット」は、軽さと堅牢さのバランスが抜群なマウンテンパーカーです。「GORE-TEX PRODUCTS」の3層構造を採用しているので防風・防寒シェルとしても活用できます。襟部分にフードを収納できる点もポイントです。
コンパクトジャケット
撥水加工を施した軽量シェルジャケットの「コンパクトジャケット」は、タウンユースはもちろん、旅先での悪天候に対応してくれます。コットンライクな素材ながら、防風性にも優れているので1着あるとかなり便利。フェスのお供にも最適なマウンテンパーカーです。
ハイドレナウィンドジャケット
外出時の急な悪天候にも対応する、撥水加工を施したマウンテンパーカーの「ハイドレナウィンドジャケット」。防水性はもちろん、耐風性にも優れているので防風ジャケットとしても活躍してくれます。ベーシックなデザインなのでミニマルなスタイルにも最適。軽い着心地も魅力的です。
デイリーユースに最適なザ・ノースフェイスのマウンテンパーカー
今回は、実際にノースフェイスのマウンテンパーカーを愛用する筆者が、40代50代の大人世代に似合うアイテムを5つご紹介しました。
ハイスペックな機能性とシンプルなデザインが特徴のノースフェイスのマウンテンパーカーは、トレンドのアメカジスタイルにはもちろん、ミニマルな着こなしのアウターとしても活躍してくれます。
ノースフェイスのマウンテンパーカーは、タフなアイテムが多いため、長く愛用できる点も大きな魅力です。実際に私自身、10年近く愛用していますが、問題なく着用できます。
大人のアーバンスタイルにも似合うノースフェイスのマウンテンパーカーをこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?
40代50代のお洒落な御仁にとっては懐かしいアイテムでもあるマウンテンパーカー。「渋カジ」ブームにより一般的にも市民権を得たマウンテンパーカーですが、現在は、90年代スタイルや、古着ブーム、アウトドアミックススタイルの影響で再注目されています。
今回は、タウンユースにはもちろん、フェスでもマウンテンパーカーを着用する「90年代スタイル」の洗礼を受けた筆者が、40代50代の大人世代がスタイリッシュ且つ、アーバンに着こなせるマウンテンパーカーを5つご用意しました。
また、魅力や選び方についても解説しますので、今期、マウンテンパーカーの購入をご検討の方はぜひ参考にしてみてください!
マウンテンパーカーとは?
マウンテンパーカーとはその名の通り、登山やキャンプなどのために開発されたアウターのことを指します。元々はアウトドアシーンで着用することを目的として開発されたため、フード付きでナイロン素材のモノがメイン。最近では、高機能素材であるゴアテックスを用いたモノが主流です。
本来は、アウトドアアイテムのため、防水性や耐風性、保温性など、機能的に優れている点もマウンテンパーカーの大きな特徴です。
また、各ブランドも近年、アーバンなデザインのマウンテンパーカーを数多く展開しています。その影響で現在ではアウトドアシーン以上に、タウンユースとしてマウンテンパーカーを愛用する人たちが増えています。
マウンテンパーカーの特徴
ここではマウンテンパーカーの特徴について解説します。
優れた機能性
防水性や耐風性、保温性、耐久性等に優れている点がマウンテンパーカーの最大の特徴です。変わりやすい山の天候に対応可能なマウンテンパーカーは「ウェア」というよりも「ギア」に近いアイテムといっても過言ではありません。
また、コンパクトに収納できるアイテムも多いため、秋口や春先にはバッグに忍ばせておくといざという時も便利です。
アウトドアアイテムのため、つくりも大きめのものが多く、厚手のスウェットやパーカーの上にも問題なく羽織ることができる点もマウンテンパーカーの魅力です。
豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションが豊富な点もマウンテンパーカーの大きな特徴です。
メンズアウターはカラフルなアイテムを探すことになかなか骨が折れます。キレイな色のアウターをお探しの御仁はマウンテンパーカーをチェックするのもアリではないでしょうか?
ベーシック
流行り廃りのない点もマウンテンパーカーの大きな魅力です。特にダークカラーのアイテムならミニマルでアーバンなスタイルにも似合います。
基本的にはベーシックなアイテムのため、カジュアルな着こなしにはもちろん、スラックスやシャツ、ジャケットなどのキレイ目なアイテムとの相性も抜群です。
マウンテンパーカーとウインドブレーカーの違いは?
マウンテンパーカーと似たアイテムであるウインドブレーカー。どちらもナイロン素材のアウターであるため、違いが分からないという方も多いかと思います。
マウンテンパーカーは、登山用のアウターのため、耐久性や、防水性、耐風性、さらには保温性に優れたアイテムが多いことが特徴です。
一方ウインドブレーカーは、「風をよける」との意味を持つスポーツアイテムです。風を遮断するため、素材はナイロンやポリエステルの素材がメイン。マウンテンパーカーよりはライトなものが多く、スポーツウェアであることから動きやすさを重視したものが多い点が特徴です。
春先に軽く羽織ったり、インナーとして使うならウインドブレーカー、耐久性に優れたナイロン素材のアウターをお求めの方にはマウンテンパーカーをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
40代50代の大人世代が選ぶべきマウンテンパーカーの特徴は?
40代50代がマウンテンパーカーをアーバンスタイルに使うならやはりダークトーンがおすすめです。
もちろん、発色のいいカラーのマウンテンパーカーをチョイスしても問題はないのですが、どうしても「アウトドア感」が出てしまいます。それを楽しんだり、マウンテンパーカーを着慣れた方なら問題ありませんが、キレイ目なアイテムやミニマルな着こなしにはいささか浮いてしまうことも。
またサイズはジャストサイズからややルーズなものがおすすめです。トレンドはビッグサイズですが、ビッグシルエットのマウンテンパーカーはどうしても子どもっぽい印象になりがちです。
私自身は、インナーに、ロンTやシャツを着てややゆとりがあり、ジージャンやジャケットを着てジャストくらいのモノをチョイスしています。
大人世代に似合うマウンテンパーカー5選
ここで、毎シーズンマウンテンパーカーを愛用する筆者が、大人世代に似合い、「長い付き合いができる」おすすめアイテムをご紹介します。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)マウンテンライトジャケット
今世界で最も注目を集めるアメリカのアウトドアブランドである「ノースフェイス」。シュプリームをはじめ、毎シーズン、世界中のブランドとのコラボアイテムも発表しています。
本格的なアウトドアブランドでありながら、スタイリッシュなアイテムが多いことでも有名です。同ブランドの顔でもある「マウンテンライトジャケット」は、非フッ素メンブレンによる、ePE GORE-TEX PRODUCTS2層素材を採用した防水シェルジャケットです。同アイテムは、2024年秋冬シーズンよりバランスよいサイズ感にアップデートしたことで、アウトドアはもちろん、タウンユースにも適したマウンテンパーカーへと進化しました。スマートなデザインなので初めてマウンテンパーカーを羽織る方でも違和感なく着用できます。
patagonia(パタゴニア) トレントシェル ジャケット
フリースブームの火付け役ブランドとしても知られるアメリカを代表するアウトドアブランドの「パタゴニア」。タウンユースにも映えるアイテムを数多く展開するパタゴニアは、現在まで続く、アウトドアミックススタイルのパイオニア的存在です。
抜群の防水性、透湿性機能を発揮する同ブランドの人気アイテムのトレントシェルジャケットは軽く羽織ることのできるマウンテンパーカーとしてかなりおすすめです。シンプルなデザインなので都会的なスタイルにも似合います。
Mammut(マムート)ソフトシェルパーカー
スイスの老舗アウトドアブランドの「マムート」。高品質なマウンテンウェアはプロから愛されています。同ジャケットは、マウンテンパーカーでありながらミリタリージャケットのような雰囲気な武骨なムードが漂う1着です。耐風性・防水性を備えたソフトシェルを採用しているため、保温性も期待できます。すっきりとした都会的なデザインのアイテムです。
mont-bell(モンベル)ウインドブラストパーカ
高品質ながら手の届きやすい価格帯が魅力的な、日本を代表するアウトドアブランドの「モンベル」。同アイテムは、耐久性と軽量コンパクト性をバランスよく両立させた、携行に便利な1着です。撥水性にも優れていますのでレインジャケットとしても活躍してくれます。
HAGLOFS(ホグロフス)コヨルプルフジャケット
100年以上の歴史を誇るスウェーデンのアウトドアブランド、「ホグロフス」。北欧ブランドらしい、スモーキーなカラーリングのアイテムは、キャンパーはもちろん、ファッショニスタの間でも大人気です。
環境に配慮した100%リサイクルポリエステルを採用した同マウンテンパーカーは、防水性、軽量性、透湿性に優れた1着。すっきりとしたミニマルなデザインはスマートな着こなしにも似合います。
マウンテンパーカーで大人のデイリースタイルをアップデート
今回は、様々なブランドのマウンテンパーカーを愛用してきた筆者が、40代50代の大人世代に似合うマウンテンパーカーのおすすめアイテムを5つご紹介しました。
元々アウトドアアイテムとして誕生したマウンテンパーカーは機能的に優れたアイテムです。またデザイン的にもスタイリッシュなものも多いのでアーバンスタイルにもよく似合います。
機能的でスタイリッシュなマウンテンパーカーで大人のデイリースタイルをアップデートしてみてはいかがでしょうか?