絶妙な心地良さ。ヘインズのパックT「ジャパンフィット」のラインナップを紹介
アメリカの老舗アンダーウェアブランド「ヘインズ(Hanes)」。複数枚のTシャツをパック詰めして販売する手法を生み出し、「キング・オブ・パックTシャツ」といわれるほど揺るぎない地位を確立しています。
今回ご紹介するのは、2014年にヘインズのラインナップに加わってから安定した人気を獲得し続けている「2P Pack T-Shirt Japan Fit(以下、ジャパンフィット)」です。ジャパンフィットの特徴やサイズの選び方、ラインナップなどを解説します。
「ヘインズのパックTが気になっているけれど、どれがいいのか分からない」「インナーにもアウターにも使える程よい厚みのTシャツを探している」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
ヘインズの歴史のはじまりは「噛みたばこ工場」
ジャパンフィットについてお伝えする前に、ヘインズの歴史やパックT誕生の経緯を解説しておきます。
1872年、プレザント・ヘンダーソン・ヘインズとその弟のジョン・ウェスリーは、アメリカのウィンストンセーラム地区に噛みたばこの製造工場「P・H・ヘインズ社」を建設します。
その後2人はたばこ製造事業を売却して繊維産業に参入。1901年にたばこ工場を改造し、紳士用ニットシャツとアンダーウエアを製造する会社「P・H・ヘインズニッティング社」を設立しました。1913年にワンピースタイプの画期的なアンダーウエア「ユニオン・スーツ」を発売すると、これが大ヒットを飛ばします。
全国キャンペーンを展開し、アパレル業界でも影響力のあるブランドに成長したヘインズ社は、1924年にすべての商品を「ヘインズ」ブランドに統一し、ロゴを赤いラベルで表示することを決定。このとき初代「赤ラベル」が誕生します。
ヘインズの代名詞「パックT」の登場
パックTシャツが登場したのは第二次世界大戦後の1947年。「多くの人にヘインズのアンダーウェアで快適に過ごしてもらいたい」という思いから、複数枚のTシャツをパック詰めしてリーズナブルな価格で提供する手法を生み出します。
1970年代のアメリカではヒッピー・ムーブメントが盛り上がり、メッセージを伝えるプリントTが流行。ヘインズはそのボディ用Tシャツとして肉厚な「BEEFY-T(ビーフィーT)」を開発しました。
2002年には従来のタグネームを廃止して熱転写プリントに替え、首の違和感を解消させたタグレス3P-Tシャツを全米で発売。ヘインズはその後も「コンフォート(快適さ)」をコンセプトに画期的な新商品を次々と発表し、現在に至るまで「キング・オブ・パックTシャツ」ブランドとして支持され続けています。
ヘインズのジャパンフィット・3つの特徴
まずはジャパンフィットにはどのような特徴があるのかを解説します。
特徴1. 日本人の体型に合わせたシルエット
従来の赤ラベル(3P Pack T-Shirt)は日本の平均体型の方が着るにはサイズ感が大きく、着丈も長いため、購入の際に1サイズ下げるなどの工夫が必要でした。そこで開発されたのが、「日本人の心地良さのために」をコンセプトにしたジャパンフィットです。
赤ラベルよりも着丈が短く、アームホールやネックは細めに設定。袖もパターンから見直すなど、日本人の体型にフィットするシルエットが追求し尽くされています。
特徴2. 絶妙な厚み
ジャパンフィットはインナーとしてもアウターとしても着用できるよう、赤ラベルより透けにくい5.3オンスの生地が使用されています。1枚で着れる・着れないの賛否両論が生まれそうな、まさに“絶妙”な厚みです。
特徴3. ストレスフリーな着心地
ジャパンフィットは一般的なTシャツにありがちな、“ちょっとしたストレス”を感じさせません。例えばタグの“チクチク”。ジャパンフィットは「タグレス仕様」になっていて、サイズやロゴは熱転写でTシャツ本体にプリントされています。タグそのものが廃止されているので、首に違和感を覚えることはありません。
また「肩テープ」を採用し、縫い目の凹凸が首元に当たらないように配慮。さらに脇に縫い目のない「丸胴編み」いう仕様になっているので、ストレスフリーな着心地です。
他にも「ガーメントウォッシュ加工」によりはじめから着慣れたような風合いを実現。この加工によって従来モデルよりも洗濯による縮みが軽減されています。
ヘインズ・ジャパンフィットのサイズの選び方
先述したように、ジャパンフィットは日本人の体型に合わせて開発された商品です。基本的には普段ジャストで着ているTシャツと同じサイズを選べば問題ありません。
ゆったりとしたサイズ感がお好きな方は1〜2サイズアップするか、サイズ感が大きめの3P Pack T-Shirt(赤・青・ゴールドラベル)のラインナップから選ぶのもおすすめです。
3P Pack T-Shirtをご紹介した記事もありますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
以下はジャパンフィットのサイズ表です。自分のワードローブの中からもっとも理想的なサイズ感のTシャツを選んで身幅や身丈などを計測し、それに近いサイズはどれなのかを確認しましょう。
公式サイトでは前後2cmまでの誤差は許容範囲とされています。また、ジャパンフィットは洗濯による縮みが軽減されてはいますが、コットン素材の性質上、洗濯を繰り返すことで縮む可能性はゼロではありません。
念のため数cmの縮みやサイズの誤差があっても着用できるサイズを選んでおきましょう。
サイズ | S | M | L | XL |
身丈 (cm) | 63.5 | 66 | 68.5 | 71 |
身幅 (cm) | 45 | 48 | 51 | 54 |
肩幅 (cm) | 40 | 43 | 46 | 49 |
袖丈 (cm) | 17 | 18 | 19 | 20 |
適応胸囲の目安 (cm) | 80-88 | 88-96 | 96-104 | 104-112 |
身長の目安(cm) | 155-165 | 165-175 | 175-185 | 175-18 |
ヘインズ・ジャパンフィットのラインナップ
ここからはジャパンフィットのラインナップをご紹介します。
1. ヘインズ ジャパンフィット【2枚組】クルーネックTシャツ 5.3oz 24SS Japan Fit(H5310・H5320)
こちらはジャパンフィットのクルーネックタイプです。クルーネックの白Tは1枚で着るのはもちろんのこと、パーカーやスウェット、カーディガンなどとレイヤード(重ね着)して首元からチラ見せするコーデテクニックにも使えます。万能アイテムなので2枚セット、しかもリーズナブルなのは嬉しいポイントですよね。
クルーネックは2色入りのアソートタイプもあります。
2. ヘインズ ジャパンフィット 2枚組 VネックTシャツ 5.3oz 24SS(H5355)
つづいてはVネックタイプ。インナーとして着るときはアウターの首元をじゃませず、1枚で着るときは上品見えする程よい開き具合で、汎用性の高いアイテムです。
一般的な薄手のVネックTシャツは洗濯を繰り返すうちにヨレてきてしまい、首元がだらしなく見えがちですが、ジャパンフィットのリブは強度が高く、形状安定性に優れているため、すっきりとした首元をキープしてくれます。
3. ヘインズ ジャパンフィット【2枚組】クルーネックポケットTシャツ 5.3oz 22FW Japan Fit(H5330)
最後はポケット付きのクルーネックTシャツです。ポケットが付いているタイプはアウター向きなので、透けるのが気になる方やゆったりとしたサイズ感で着たい方はサイズアップをおすすめします。
日本人の心地良さのために開発されたヘインズ・ジャパンフィット
今回はヘインズの「2P Pack T-Shirt Japan Fit」をご紹介しました。アメリカの老舗アンダーウェアブランドが「日本人の心地良さ」を追求して開発したジャパンフィット。ぜひその“絶妙”具合を体感してみてください!