ベルトと聞くとついついファッションの脇役とイメージしがちですが、実はおしゃれ上級者ほどベルトの重要性を知っています。とくに年齢を重ねた大人の男性はシンプルなファッションを好むため、ベルトの存在感がファッション全体の雰囲気に影響しやすいものです。
そこで今回は大人メンズに向けて、似合うベルトの選び方をご紹介。また人気ブランドのラコステの商品から、大人メンズにおすすめのベルトをご紹介します。
大人メンズが押さえたい似合うベルトの選び方3つのポイント
男性ならビジネスシーンからカジュアルシーンまで、ベルトを身に付ける機会も多いのでは。頻繁に使うアイテムだけについつい無難な商品を選びがちですが、実はベルトはファッションのレベルを上げる重要なポイント。サイズや色合いなどがしっかり似合っているだけで、全体の雰囲気がガラりと変わるほどおしゃれにとって重要な鍵を握っています。
では、大人メンズが押さえておきたい似合うベルトの選び方について見ていきましょう。
選び方1.着用するシーンから選ぶ
1つ目のポイントは着用するシーンです。
おしゃれではTPOに合わせてアイテムを選ぶのが基本ですが、ベルト選びでもまずは着用するシーンを想定するのが大切です。具体的には、ビジネスシーンとカジュアルシーンで使い分けるのがポイントになります。
まずビジネスシーンでは、ブラックやブラウンといった落ち着いたカラーのベルトを選んでみましょう。華美な装飾がなく、シンプルなデザインが好まれます。コーデで覚えておきたいのが、靴との組み合わせ。着用する靴と同系色のベルトを選ぶと、全体に雰囲気に統一感が生まれ、品のある装いに仕上がります。
カジュアルシーンでは自分が演出したいおしゃれを意識するのが選び方のポイント。きれいめのコーデならシンプルなベルトを選び、個性的なコーデならカラーやデザインに遊び心がある商品を選んでみましょう。基本はビジネスシーンと同じで着用する靴と同系色のベルトを選ぶとファッションのまとまりが生まれます。ただ、あえて靴とは外した色を身に付けるとスポーティな雰囲気を演出できるので、ファッションにアクセントを加えたいなら「あえて外す」選択もおすすめです。
選び方2.ベルトの幅から選ぶ
2つ目のポイントはベルトの幅です。
一般的にベルトの幅は3cm~3.5cmがスタンダードとされています。普段使いで定番のベルトを探しているなら、このサイズ感の商品を選んでみましょう。
ベルト幅が3cm以下の細い商品になると、フォーマルでドレッシーな印象になります。「スタイリッシュ」や「モード」な印象に仕上がるため、落ち着きのある大人の魅力を演出したい場面にぴったりです。
反対にベルト幅は太い4cm以上の商品は、カジュアルな印象に仕上がるのが特徴。ベルト自体の存在感も強くなるため、個性的な雰囲気を演出できるでしょう。遊び心のあるスタイルで楽しみたいなら、太めのサイズ幅を選んでみましょう。
選び方3.バックルの形状から選ぶ
バックルの形状もベルト選びでは注目しておきたいポイントです。形状は大きく3種類にわかれます。
定番の「ピン式」は針のような留め金をベルト穴に通して固定するタイプ。カジュアルからビジネス、フォーマルまでどんな場面にも対応できる万能型で、多彩なコーデに対応できます。基本は1本のピンで固定するシングルピンタイプで、ビジネスやフォーマルシーンによく似合います。2本のピンで固定するダブルピンタイプは、カジュアルシーンにおすすめです。
「バックル式」は金具でベルトを挟み込んで固定するタイプ。ベルト穴にあわせる必要がないため、ベルトの具合を自由に調節できるのが特徴です。またバックルの金具部分が大きめに設計されているため、デザインのバリエーションが豊富。一方でベルトの存在感が強くなるため、ビジネスやフォーマルシーンで使用するかは着用前によく検討しておきましょう。
「リング式」はリング状の金具にベルトを通して固定するタイプです。このタイプはカジュアル感が強く、オフの場面で活躍してくれます。穴がないため、ゆったりとした印象に仕上がるのも特徴です。
ベルトサイズの測り方は?
ベルト選びで悩むのがサイズの測り方です。
ベルトは自分のウエストより20cm程度長いサイズを選ぶのが基本とされています。現在使っているベルトがちょうどいいなら、同じサイズのものを選んでみましょう。サイズがわからない場合は、メジャー等で測っておきます。
新しくジャストサイズを購入したいなら、よく履くパンツやジーンズを用意し、ベルトループの部分にメジャーを通して長さを測る方法がおすすめです。
ラコステのおすすめメンズベルト3選
ここまで似合うベルトの選び方についてご紹介しました。ここからは、大人メンズにおすすめのブランドとして、ラコステのベルトをご紹介します。
ラコステは1933年に設立されたフランスのアパレルブランドです。ワニのマークがおなじみで、長年スポーツシーンを中心としたカジュアルブランドとして愛され続けてきました。ちなみに、ワニのマークは創業者であるテニスプレイヤーのルネ・ラコステのニックネーム「ワニ」に由来しています。
そんなラコステの商品ラインナップにはベルトも数多く揃っていますが、今回はおすすめの3本をご紹介します。
1.スムース ワニ型 リバーシブルベルト
まずご紹介するのが「スムース ワニ型 リバーシブルベルト」です。
スムースレザーとクロコダイル型押しレザーがコンビになったリバーシブルベルトで、バックルを付け替えることで表裏で違ったデザインを楽しめます。シンプルな見た目はフォーマルシーンやビジネスシーンにぴったり。上品で雰囲気が洗練された大人のおしゃれを演出してくれます。
カラーラインナップはブラック、ブラウン、ダークブラウンの3色。コーデや靴との組み合わせからお選びください。
2.ソフトメッシュベルト
続いてご紹介するのが、「ソフトメッシュベルト」です。柔らかなカウレザーを使用し、メッシュ部分は日本の職人が編み上げた手のかかった商品。ベルトの剣先にワニロゴグラフィックの刻印入り。またシンプルなシングルピンタイプを採用したバックルにもネームロゴが入っています。
カジュアルシーンで個性を発揮したい方におすすめのアイテムです。カラーラインナップはブラック、ブラウン、グレーの3色が用意されています。
3.『Made in France』 L.12.12 布ベルト
最後にご紹介するのが「『Made in France』 L.12.12 布ベルト」です。
布素材を使用したベルトには、ラコステの象徴でもあるワニのロゴがあしらわれています。バックルはプレートバックルを採用しており、表面にブランドの文字が刻まれています。遊び心のある雰囲気は、カジュアルシーンで活躍すること間違いなし。
カラーラインナップも豊富で、ホワイト、ベージュ、エンジ、ブラック、ロイヤルブルー、ダークグレイなど好みのカラーをお選びいただけます。
ラコステのベルトならフォーマルシーンからカジュアルシーンまで商品が豊富
今回は似合うベルトの選び方と、ラコステのおすすめメンズベルトをご紹介しました。
ベルトはファッションではついつい脇役とあなどってしまいがちですが、サイズや色合いをしっかり選べばファッションの主役として存在感を発揮してくれます。おしゃれにこだわる大人ほど、ベルト選びにこだわるものです。
今回ご紹介したラコステは、フォーマルシーンからカジュアルシーンまで対応できる多彩なベルトを展開しています。上品さや遊び心のあるアイテムで、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
1983年の創業から人気ブランドとして愛されているCHUMS(チャムス)。可愛らしい鳥のロゴマークでお馴染みですが、ブランドではアウトドアからデイリーユースまで幅広い商品を展開しています。
今回はそんなCHUMSのメガネストラップをご紹介します。実はブランドで最初に製造されたアイテムでもあるメガネストラップ。その歴史から筆者が厳選したおすすめのアイテムまで、まとめてご紹介します。
※メガネストラップはメガネチェーンやグラスコードといった名称でも呼ばれています。本記事ではメガネストラップという呼称で統一してご紹介します。
CHUMSの魅力とは?ブランドの始まりはメガネストラップから
1983年にアメリカのユタ州で創業したCHUMS(チャムス)。
リバーガイドを務めていた創業者は、激しい川のうえでもメガネやサングラスを落とさないためにメガネストラップの開発を思い立ちます。これがアウトドア・ファッションブランドとして全世界で愛されるブランドの原点。つまりメガネストラップが、CHUMSが手掛けた最初のアイテムということになります。
とくにアウトドアシーンのアイテムとして人気のCHUMSですが、機能性に優れているだけでなく、ポップでおしゃれなデザインもブランドの魅力。どのアイテムも遊び心のあるデザインが採用され、持っているだけで心踊るようなワクワク感がブランドのアイデンティティとして大切にされています。
ブランドのマスコット「ブービーバード」の秘密
さてCHUMSといえば可愛らしい鳥のブランドマスコットでお馴染みです。名前は「ブービーバード」。ペンギンと間違われることが多いですが、実はカツオドリと呼ばれる鳥の種類です。
このカツオドリ、少しおっちょこちょいな性格をしており、南米の漁師からはスペイン語で「まぬけでカワイイ」を意味する「bobo(ボーボー鳥)」と親しみを込めて呼ばれています。
かわいらしく人懐っこい性格から由来していますが、こうした誰からも愛される親しみやすさをブランドにも持ってもらいたいとの願いを込めて、ブランドのロゴに採用されています。
CHUMSのメガネストラップの選び方
CHUMSの原点とも呼ばれるメガネストラップですが、アイテムにはいくつか種類があります。自分にぴったりのアイテムを見つけるための、選び方のポイントを見ていきましょう。
素材の種類や用途から選ぶ
CHUMSのメガネストラップは大きく3つの素材にわかれています。
コットン素材は肌触りや着心地が良く、身に付けたときのストレスが少ないのが特徴。メガネストラップは首周りを中心に肌に擦れる頻度が多いため、長時間の使用や普段使いの場面におすすめです。
ナイロン素材は耐久性が高く、アクティブなシーンでも活躍してくれます。またコットンに比べ速乾性に優れているため、海や川でのレジャーにもぴったり。活動中に水分を含んで重くなるとストレスを感じますが、そうした心配がないのもナイロン素材の特徴です。
ネオプレーン素材とはウェットスーツのようなクッション性に優れた素材です。水辺での使用に向いており、素材の特性から万が一メガネを落としてしまっても水面に浮いてきます。水辺のレジャーでアクティブに動きたい方におすすめです。
それぞれの素材によって特徴に違いがありますが、
コットンは普段使いや陸上でのアウトドアシーン向け
ナイロンは水中と陸上のアクティブシーン向け
ネオプレーンは水辺でのスポーツやレジャー向け
となっているため、用途に合わせて素材を選んでみましょう。
長さ調節機能があるとフィット感が向上
アウトドアのような活動的な場面でメガネストラップを使用するときは、アイテムのフィット感が重要です。アジャスターによる長さ調節機能が付いているタイプなら、頭のサイズにフィットするようストラップの長さを調節可能。フィット感が高まれば使用中のストレスが軽減するだけでなく、大きな動きの際にメガネを落としてしまうといったアクシデントを防げます。
カラーリングは水面での視認性にも注目
CHUMSのメガネストラップはカラーバリエーションも豊富で、ファッションコーデの好みにあわせて色づかいを楽しめます。
また水辺での使用を想定しているなら、視認性の高いカラーを選んでおくのがおすすめです。レッドやイエロー、オレンジといった水の中でも目立つ色は、万が一水中にメガネを落とした時にすぐに見つけられます。
CHUMSのおすすめメガネストラップ4選
ここからはCHUMSのメガネストラップから、ライターが厳選したおすすめアイテムを4つご紹介します
1.オリジナルスタンダードエンド
まずはご紹介するのは、『オリジナルスタンダードエンド』。CHUMSのメガネストラップの原点となった商品で、100%のコットン素材を使った肌触りの良さが特徴。首元や肌に触れたときにストレスがなく、心地よい着け心地で人気を集めています。
ストラップの先端にはブランドロゴの鳥のマーク「ブービーバード」があしらわれ、デザインのアクセントに。カラーバリエーションも豊富なので、ファッションコーデや好みのカラーをお選びいただけます。
2.ユニバーサルフィット3mmロープ
続いてご紹介するのが『ユニバーサルフィット3mmロープ』。
素材には耐久性のあるナイロンを使用し、コットンに比べ速乾性に優れているためアウトドアシーンでも活躍します。アジャスターによる調整機能が付いているので、頭にしっかりフィットしアクティブシーンにも対応。取り付けはメガネの耳掛け部分(モダン・先セル)にぐっと押し込むだけの簡単仕様。ラバー素材がしっかりホールドし、着用時の抜け落ちを防いでくれます。
3.スリップフィット3mmロープ
続いては『スリップフィット3mmロープ』です。
見た目はユニバーサルフィットとほぼ同じですが、違いはストラップの先端にあるラバーホール部分。取り付け箇所が耳掛け部分(モダン・先セル)ではなく、メガネのこめかみ部分(テンプル)までラバーホールを押し込む仕組みになっているため、抜け落ちの不安をより軽減してくれます。
素材は耐久性・速乾性に優れたナイロン素材なので、キャンプや音楽フェス、トレッキングやカヌーなど幅広いアウトドアシーンで活躍してくれるアイテムです。
4.フローティングネオ
海や川など水辺でのアクティビティが多い方におすすめなのが『フローティングネオ』です。
合成ゴムの一種であるネオプレーン素材のフローター(浮き)を巻いているので、万が一水の中でメガネが外れても水面に浮くような仕組みになっています。取り付けは耳掛け部分(モダン・先セル)に差し込むだけの簡単装着。ネック部分にはCHUMSロゴがあしらわれています。
カラーバリエーションは定番のブラックに、水面でも目立ちやすいイエロー・レッド・オレンジの計4色。水辺で目立ちやすいようネオンカラーを採用している点からも、CHUMSのこだわりがうかがえます。
ライターからひとこと
今回はアメリカの人気ブランド・CHUMS(チャムス)の中から、大人メンズにおすすめのメガネストラップをご紹介しました。
アウトドアを中心に幅広いアイテムを展開するCHUMS。メガネストラップも機能性・デザイン性ともに優れており、普段使いのおしゃれアイテムとしてはもちろん、アウトドアシーンの頼りになるギアとしても活躍してくれます。
手頃な価格帯もうれしいポイント。この機会にぜひ一本選んでみてはいかがでしょうか。
ビジネスからプライベートまで、幅広い場面で活躍するボールペン。年齢を重ねた大人ともなれば、身だしなみの一つとしてボールペンにもこだわりたいもの。
今回はそんな大人メンズにおすすめしたい高級ボールペン・パーカー(PARKER)をご紹介します。130年以上の歴史を誇る老舗ブランドの魅力とおすすめモデルを解説。どのモデルを購入するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
パーカー(PARKER)のおすすめモデル5選
パーカーは長いブランドの歴史の中で、数々の名作を生み出してきました。現在でも数多くのモデルが販売されており、入門モデルから高級モデルまで幅広いラインナップが揃っています。
モデルを選ぶときのポイントは大きく3つです。
各モデルのデザインや特徴を確認
軸部分の太さを確認
線の太さを確認
パーカーのボールペンには形状や機能によってさまざまなモデルが販売されています。購入時はあらかじめモデルごとの特徴やデザインを確認しておきましょう。
軸はボールペンを握る部分を指します。手が大きい人なら、1cm前後の太いボールペンがおすすめ。手が小さめの人なら、細めの0.7〜0.8cmが適しています。
パーカーのボールペンの線幅は、3種類のサイズに分かれており、細字のF(0.8mm)・中字のM(1mm)・太字のB(1.2mm)の3つです。替え芯を購入する場合はアルファベットだけで表記されている場合もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
ここからは、PARKERのおすすめモデルを見ていきましょう。
モデル特徴パーカー・IM無駄を削ぎ落したモダンなデザイン。グリップを太めに設計し持ちやすさを追求ソネットパーカーのスタンダードモデル。細いデザインながら持った時に重厚感があるジョッタースタイリッシュなデザインが特徴の、軽くて細めのモデルアーバン軸部分が大きく膨らんだ独特のフォルム。長時間の使用でも疲れにくい設計パーカー51ペン先と一体化した独特な流線型のシルエット。長く愛されるマスターピース
1.パーカー・IM
パーカー・IMは、無駄を削ぎ落したモダンなデザインが人気のボールペンです。グリップ部分がやや太めに設計されているため手が大きめの人でも持ちやすく、なめらかな書き心地が特徴。パーカーのシンボルである矢羽デザインが映えるのも同モデルの特徴で、初めてパーカーを購入する方におすすめです。
ペン先はノック式を採用しているため、片手でも使いやすいモデルとなっています。カラーバリエーションが抱負に揃っているため、自分の好みに合わせてモデルを選べるのもうれしいポイントです。
2.ソネット
パーカーシリーズのスタンダードモデルに数えられるのがソネットです。パーカーらしい品のある高級感はもちろん、持ったときに手になじむフィット感も特徴。またスリムなボディからはイメージできない重量感も魅力です。
デザインは格子柄が印象的なシズレパターンをはじめ、多彩なラインナップが揃っています。ペンの上部と矢羽クリップが一体化したような仕上がりは、手作業にこだわるパーカーの職人技。リーズナブルな価格帯から3万円代の高価格帯まで揃っており、選ぶ人の好みに応えてくれるモデルです。
3.ジョッター
軽くて細めのモデルをお探しなら、ジョッターがおすすめです。ペン先に向けて細くなるデザインは、持つ人に洗練された印象を与えてくれます。シンプルで無駄がないため使用するシーンを選ばず、ビジネスからプライベートまで幅広い場面で重宝します。やや太めの線幅なので、はっきりと見やすい文字の仕上がりが特徴です。
パーカーのモデルとして1960年代から長年愛され続けており、リーズナブルな価格帯も人気を集める秘密です。
4.アーバン
軸部分が大きく膨らんだ独特のフォルムが特徴なのがアーバンです。同モデルは人間工学をもとに、長時間握っていても疲れにくい形状を追及。それでいてパーカーらしい気品を備えた仕上がりは、歴史と革新を兼ね備えたパーラーの凄みを感じさせます。
カラーリングも現代的な発色の良い色合いが揃っており、ネオクラシックと呼ぶに相応しいモデルです。
5.パーカー51
パーカー51は、ペン先と一体化した独特な流線型のシルエットで「歴史的な名作」として愛されてきたモデルです。当時から多彩なカラーリングが人気を博し、現在発売されているモデルも当時のカラーをベースにデザイン。やや深みのある大人な色合いで、ヴィンテージ感ある仕上がりが光ります。
文豪に愛されたペンとしても知られ、三島由紀夫やヘミングウェイなどが愛用しました。第二次世界大戦の終結時には、ドワイト・アイゼンハワー元帥がドイツの降伏文書の調印式にパーカー51を使用するなど、歴史とも縁が深いモデルです。
PARKER(パーカー)とは?130年以上の歴史を誇る老舗ブランド
PARKERは1888年にイギリスで誕生した高級筆記具ブランドです。
130年以上の長い歴史のなかで、PARKER は絶えず「優れたペンを作り上げること」をひたすらに追い求めてきました。サービス、品質、 卓越性などあらゆる要素に徹底してこだわるクラフトマンシップはPARKERの誇りであり、世界中のファンから信頼と支持を集める理由となっています。
また絶えず進化を求める革新性も特徴で、時代ごとに業界やファンをあっと驚かせる製品を生み出してきました。
PARKERのシンボルは矢羽デザインのグリップ
PARKERのシンボルと言えば、矢羽のデザインをあしらったクリップです。
同デザインは1933年に発売された「バキューマティック」というモデルから採用されており、創業者の息子であるケネス・パーカー氏が、革新的な戦闘機や飛行機に対する情熱にインスパイアされてデザインされました。
『未知への挑戦や新たな可能性を探し求めるなど、 志を抱く人々の道しるべでありたい』というメッセージが込められていることでも有名です。
英国王室から2つのロイヤルワラントを授与
PARKERの製品への信頼の証として有名なのが、英国王室から授与された2つのロイヤルワラントです。
ロイヤルワラント(Royal Warrant)とは、「王室御用達」を意味する言葉で、イギリスやオーストリア、デンマークをはじめとした各国の王室へ、商品やサービスの提供を許された証として授与されます。
とくにイギリスのロイヤルワラントは世界的にも知名度が高く、認定を受けたブランドは英国王室からの“お墨付き”を得たことになります。認定を受けたブランドのみが使用を許される「ロイヤルアームス(紋章)」は、ブランドにとってこれ以上ない誉れです。
それだけに、認定や更新の審査には厳格な基準が設けられており、一度認定されたブランドが5年後の更新で脱落することも…。
PARKERはこれまで英国王室から2つのロイヤルワラントを授与されています。1962年にエリザベス女王から、1990年にはチャールズ皇太子からそれぞれ認定され、現在に至るまでその地位を失ったことはありません。
ライターからひとこと
今回は高級ボールペンとして人気のパーカーのおすすめ商品をご紹介しました。英国王室御用達の「ロイヤルワラント」としても知られるパーカーは、書き心地の良さに加え、持っているだけで心躍るような高級感あるデザインが魅力です。アイコンとなっている矢羽クリップはスタイリッシュな印象で実におしゃれ。
カッコイイ男の嗜みとして、この機会にパーカーのボールペンを購入してみてはいかがでしょうか。