「安い買い物でないだけに、間違いのない一着を手に入れたい」と思うファッションアイテムの一つがダウンジャケット。しかし、さまざまなブランドから多種多様なモデルが発売されているため、「選ぶのに苦労した」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は「今まさにどのブランドのダウンを購入しようか悩んでいる」という方のために、候補にあげられることの多い人気アウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス、以下『ノースフェイス』という)」のおすすめモデルを5つご紹介します。
また、ノースフェイスのダウンの特徴やサイズ選びのポイントも解説しますので、“ダウン迷子”になっている方はぜひ参考にしてみてください。
登山グッズを扱う小さなショップからスタートしたノースフェイス
ノースフェイスのダウンの特徴をお伝えする前に、まずはノースフェイスがどのようなブランドなのかを簡単に解説しておきます。
ノースフェイスの創業は1966年。ハイキング愛好家だったダグラス・トンプキンス(Douglas Tompkins)とスージー・トンプキンス(Susie Tompkins)夫婦は、カリフォルニア州・サンフランシスコのノース・ビーチ地区にバックパッキングと登山用のアイテムを扱う小さなショップ「THE NORTH FACE」をオープンします。
ショップ名は北半球の山岳地帯で最も過酷な登山ルートを指す、ノース・フェイス(北壁)にちなんで名付けられました。
創業から2年後、ショップを同州のバークレー地区に移転し、自社製品の製造をスタート。1971年にはカリフォルニア州ヨセミテ国立公園にある半球を縦に割ったような岩山「ハーフドーム」から着想を得たブランドロゴが誕生します。
その後ノースフェイスは、マウンテンジャケットをはじめとした人気アイテムを次々と発表し、会社の規模を拡大していきました。
さらに、1990年に史上初の南極大陸横断を成功させた「国際南極横断探検隊」専用のウェアと装備デザインを手がけたことで、一躍有名に。
1990年代には、マウンテンジャケットやダウンジャケットの「ヌプシ」などがヒップホップスターのワードローブに欠かせないアイテムの1つとなりました。
現在ではストリートやアウトドアシーンに限らず、幅広い層に親しまれる一大ブランドへと成長しています。
ノースフェイスのダウンジャケットは“光電子ダウン”が最大の特徴
ノースフェイスのダウンの最大の特徴ともいえるのが「光電子ダウン」です。光電子とは人の体温域(34~37℃)で効率よく遠赤外線をふく射する保温繊維のこと。
ノースフェイスの光電子ダウンにはこの繊維が含まれており、人の体から発せられる遠赤外線を利用してじんわりとした自然な暖かさを維持してくれます。また、洗濯などによってこの特性が失われることはなく、恒久的に持続するという優れものです。
ノースフェイスのダウンは“着丈”で選ぶ。どの国のサイズ規格かにも注意
ダウンジャケットはできれば試着をして購入したいものですが、さまざまな理由で店舗に行くことができず、オンライン購入される方も多いと思います。そうした方の参考になるように、ここからはノースフェイスのダウンのサイズを選ぶときのポイントを解説します。
1. サイズ規格を確認する
ノースフェイスのアイテムには、日本規格とUS規格、2種類のサイズ表記があります。国内正規代理店である「ゴールドウィン」を通じて販売されているものであれば日本規格なので、普段のサイズを選んでも遜色なく着られるでしょう。
しかし、中には並行輸入品を販売しているショップもあります。必ずどこの国のサイズ規格かを確認するようにしてください。US規格は日本規格よりもサイズ感が大きいので、基本的には「1サイズダウン」をおすすめします。
以下は日本企画とUS規格それぞれの適合サイズの一覧表です。これを見れば選択肢が2サイズ程度に絞れると思います。ただし、日本規格・US規格ともに、デザインによってサイズ感が異なる場合があるので、あくまでもサイズ選びの一つの目安としてお考えください。
日本規格の適合サイズ
サイズ表記XXSXSSMLXL(LL)XXL(3L)BMBL身長(cm)150~160155~165160~170165~175170~180175~185180~190165~175170~180チェスト(cm)76~8480~8884~9288~9692~10096~104100~10896~104100~108ウエスト(cm)62~7066~7470~7874~8278~8682~9086~9482~9086~94ヒップ(cm)78~8682~9086~9490~9894~10298~106102~11096~106102~110
US規格の適合サイズ
サイズ表記SMLXLXXLXXXL身長(cm)165~175170~180175~185180~190185~195190~200チェスト(cm)84~9690~10296~108102~114108~120114~126ウエスト(cm)70~8276~8882~9488~100--
2. 着丈で選ぶ
サイズを絞ったら、今自分が持っているアウターと気になるアイテムの「着丈(首のつけ根からすそまでの長さ)」を比較し、自分が理想とする着丈に近いサイズがどれなのかを確認しましょう。このとき候補にしているサイズの着丈に近いものと比較するとイメージしやすく、サイズ選びもスムーズです。
ノースフェイスのダウンは袖口にマジックテープがついているモデルが多く、袖の長さはある程度調整できます。よって袖丈はそれほど重要視しなくても問題ありません。また、もし身幅に不安がある場合は、少し大きめのサイズを選び、近年トレンドのオーバーサイズでの着用に挑戦してみるのも一つの手です。
ノースフェイスのダウンジャケットおすすめ5選
ここからはノースフェイスのダウンジャケットで特におすすめのモデルをご紹介します。
1. バルトロ ライト ジャケット BALTRO LIGHT JACKET
最初にご紹介するのは、超人気モデルの「バルトロライトジャケット」。2トーンのスタイリッシュなデザインはアウトドアシーンだけでなく、タウンユースにも最適です。保温性・防風性・耐水性に優れているにも関わらず軽量なのも嬉しいポイント。
2. アンタークティカ パーカ ANTARCTICA PARKA
続いては市販のダウンジャケットの中でも保温性・耐候性がトップクラスの「アンテークティカパーカー」。「国際南極横断探検隊」が着用していたモデルをベースに、長めの着丈でアップデートされています。
街中ではややオーバースペックに感じるかもしれませんが、重ね着が苦手な方、雪が多い地域にお住まいの方には良きパートナーとなってくれるはずです。
3. マウンテン ダウン ジャケット MOUNTAIN DOWN JACKET
次にご紹介するのは、ノースフェイスのヒット商品にダウンを封入した「マウンテンダウンジャケット」です。表地は防水性に優れた二層構造のゴアテックス素材。2022年の秋冬シーズンにサイズ感がアップデートされ、ゆったりとした今っぽいシルエットになっています。
4. ヌプシ フーディー NUPTSE HOODIE
こちらは1992年に発売された「ヌプシジャケット」。雪山に対応できるスペックに加えて、ストリートファッションにも取り入れられるデザイン性の高さも魅力です。
ノースフェイスのウェアの定番といえば、肩の切替デザイン。実はこれ、デザイン性によるものではなく、生地の最低発注量をクリアするために生まれたアイデア。やむを得ず選んだ黒の生地を、ヌプシやマウンテンジャケットの全カラーに使うことになったのがはじまりなのだそうです。こうした背景を知ると、身にまとうのがより楽しくなりますね。
5. ビレイヤー パーカ BELAYER PARKA
最後にご紹介するのは、本格的なアウトドアシーンにも対応可能な「ビレイヤーパーカー」です。「ビレイヤー」とは、ロープクライミングでクライマーの安全を確保する人のこと。光電子ダウンがたっぷりと封入されているうえに、中綿の偏りを防ぐ「シェイプドバッフル構造」になっているため、冬場の停滞時にも防寒性をしっかりと担保してくれます。
また、ビレイヤーパーカーはカラーブロックのないシンプルなデザイン。幅広いシーンで着用できる汎用性の高さも魅力です。
ノースフェイスのダウンは毎年完売必至!寒くなる前に検討・購入を!
今回はノースフェイスのダウンを5モデル紹介させていただきました。中には抽選や予約でほぼ完売という大人気モデルもあるので、サイズが揃っている秋のうちの検討・購入がおすすめです。デザイン性・機能性に優れたノースフェイスのダウンをぜひ一度は候補に入れてみてください!
防水性や防風性などに優れ、冬の過酷な環境から体を守ってくれる「ハードシェルジャケット」。アメリカのアウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス、以下『ノースフェイス』という)」のハードシェルジャケットは、高機能かつタウンユースしやすいデザインで人気です。
しかし、バリエーションが非常に豊富なため、初めて購入される方はどのモデルにしようか悩む方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、おすすめモデルを厳選して5つご紹介します。
また、ハードシェルジャケットを選ぶ際のポイントや、ノースフェイスのサイズの選び方についても解説しますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
ハードシェルジャケットを選ぶときのポイント
ポイント1. 生地のレイヤー数・厚みをチェックする
ハードシェルジャケットの生地は2~3層構造になっているのが一般的。層が多いほど防風性や防水性、耐久性が高くなる傾向です。
また、生地に使用されている糸の太さ(重さ)を表す単位「デニール」の数値も一つの指標になります。数値が大きくなるほど生地は厚く重たくなり、強度や耐久性もアップします。
ただし、高機能であればあるほど価格も上がり、用途によってはオーバースペックになる可能性も。自分がどのようなシーンで着用したいのかをしっかり考えて選びましょう。
ポイント2. 透湿性の高さで選ぶ
ハードシェルジャケットはダウンジャケットに比べると保温性が高くありません。汗をかいて放置すると体の冷えにつながるため、効率的に換気をして体温や湿度を一定に保つことが必要になります。必ず透湿性のある素材が使用されているかもチェックしましょう。
ハードシェルジャケットによく使われる素材の一つに、「ゴアテックス(GORE-TEX)」があります。ゴアテックスは防水性・防風性・透湿性・耐久性、どれをとってもハイクラス。「GORE-TEXメンブレーン」と呼ばれる極薄フィルムにある無数の小さな穴が、水や風を通さず、水蒸気だけを放出してくれる優れものです。
ポイント3. フードやネックガードの機能をチェック
スノーボードやスキーなど激しいアクティビティで着用する場合は、ネックガードが高いものがおすすめです。また、フードをかぶるのであればフィット感を調節できるコードがあるとよいでしょう。
ノースフェイスは2種類のサイズ規格
つづいてはノースフェイスのハードシェルジャケットをオンライン購入される予定の方のために、サイズの選び方について解説します。
ノースフェイスのアイテムには、日本規格とUS規格、2種類のサイズ表記があります。国内正規代理店である「ゴールドウィン」を通じて販売されているものは日本規格なので、特にフィット感の好みなどがなければ普段のサイズを選んで問題ありません。
しかし、中には並行輸入品を販売しているショップもあります。必ずどこの国のサイズ規格かを確認するようにしてください。また、US規格は日本規格よりもサイズ感が大きいので、基本的には「1サイズダウン」をおすすめします。
以下は日本企画とUS規格それぞれの適合サイズの一覧表です。ただし、日本規格・US規格ともに、デザインによってサイズ感が異なる場合があります。あくまでも一つの目安としてお考えください。
日本規格の適合サイズ
サイズ表記XXSXSSMLXL(LL)XXL(3L)BMBL身長(cm)150~160155~165160~170165~175170~180175~185180~190165~175170~180チェスト(cm)76~8480~8884~9288~9692~10096~104100~10896~104100~108ウエスト(cm)62~7066~7470~7874~8278~8682~9086~9482~9086~94ヒップ(cm)78~8682~9086~9490~9894~10298~106102~11096~106102~110
US規格の適合サイズ
サイズ表記SMLXLXXLXXXL身長(cm)165~175170~180175~185180~190185~195190~200チェスト(cm)84~9690~10296~108102~114108~120114~126ウエスト(cm)70~8276~8882~9488~100--
ザ・ノース・フェイスのハードシェルジャケットおすすめモデル5選
ここからはノースフェイスのハードシェルジャケットの中でも特に大人の男性におすすめのモデルをご紹介します。
1. マウンテン ジャケット MOUNTAIN JACKET
まずはノースフェイスのアイコン的存在である「マウンテンジャケット」からご紹介します。表地には150デニール・2層構造のゴアテックス素材、裏地には軽量かつ強度を兼ね備えた「リップストップナイロン」が採用されています。
また、裏地の肩や脇下にはレーザーパンチング加工が施されており、ファスナーなどを開けなくても自然にジャケット内の換気が行われ、蒸れを防止してくれます。
さらに、頭部をしっかり包み込むフードや、口元まで覆う襟、二重になったフロントなど防寒機能も充分。中にニットやフリースなどを着込んでも動きやすいゆとりのあるシルエットです。
2. マウンテン ライト ジャケット MOUNTAIN LIGHT JACKET
こちらはマウンテンジャケットと比較されることの多い「マウンテンライトジャケット」。マウンテンジャケットより薄手のため、タウンユースがメインの方や春夏にも着用したい方におすすめです。
他にもカラーブロックのデザインやフロントボタンの有無などに違いがあるので、どちらにしようか検討されている方は写真や詳細をしっかりと確認しましょう。
3. クライム ライト ジャケット CLIMB LIGHT JACKET
「クライムライトジャケット」はその名の通り、登山シーンで活躍する1着。ヘルメット着用時にもかぶれるフードや、パックを背負いヒップハーネスを装着しても裾が上がりにくい設計など、アルパインシェルとしての機能性が抜群です。
表地はリサイクルナイロン、裏地は引っかかりが少なく湿気を含みにくい「マイクログリッドバッカー」を使用し、透湿性・軽量性・強度のベストバランスを実現しています。持ち歩きに便利なスタッフサックも付いているので、旅行にもぴったりです。
4. クラウド ジャケット CLOUD JACKET
つづいてはエントリーモデルとしても人気の「クラウドジャケット」。むだな装飾のないクリーンなデザインは、タウンシーンにもなじみます。
フードは襟元の「ワンハンドアジャスター」でサイズ調整が可能。ややゆとりのあるボックスシルエットなので、重ね着をすればシーズンを問わず活用できます。
5. ドット ショット ジャケット DOT SHOT JACKET
これまでご紹介した4つのモデルはゴアテックス素材を使用したものでしたが、こちらの「ドットショットジャケット」には、「ハイベント」と呼ばれる2.5層のナイロン生地が使用されています。
ゴアテックスに比べると透湿性はやや劣りますが、しなやかで軽く、コンパクトなのが特長。天候や気温の急変に対応できる使い勝手の良さが魅力です。
ノースフェイスのハードシェルジャケットを冬のアウトドアの相棒に
今回はノースフェイスのハードシェルジャケットをご紹介しました。高機能でデザイン性にも優れたハードシェルジャケットは、アウトドアシーンはもちろんのこと、日常生活でも良きパートナーとなってくれるはず。アウターのご購入を検討されている方はぜひ詳細をチェックしてみてください。
山登りやアウトドアシーンで活躍するマウンテンパーカー。撥水性や防風性などの高い機能性、耐久性が特徴です。近年では、デザイン性にも優れたアイテムが次々に発売され、タウンユースとしておしゃれな大人の男性を虜にしています。
カジュアルからキレイめスタイルまで、さまざまなコーディネートに合わせられるため幅広いシーンで活躍すること間違いなしです。
今回は、人気アウトドアブランドの中からタウンユースでも活躍できる、おすすめの薄手のマウンテンパーカー5選をご紹介します。機能性、デザイン性の高いアイテムを厳選していますので、マウンテンパーカー選びにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
マウンテンパーカーとは?ウインドブレーカーとの違いは?
マウンテンパーカーは、登山などアウトドアで着用するために作られたアウターのことを指します。大自然の過酷な環境下でも過ごせるように機能性、耐久性に優れています。
マウンテンパーカーとウインドブレーカーとの違いに困惑している方もいるかも知れません。見た目の大きな違いとしては、フードが付いているか否かです。マウンテンパーカーは必ずフードが付いていますが、ウインドブレーカーは必ずしもそうではありません。
また、マウンテンパーカーは、防寒性、防水性など耐久性が備わっていますが、ウインドブレーカーは、風よけが主な機能です。幅広いシーンで活躍できるマウンテンパーカーとランニングなどアクティブな運動で活躍するウインドブレーカー。それぞれの機能を理解した上で使い分けましょう。
マウンテンパーカーを選ぶポイント
多くのブランドが独自の技術を駆使して、機能性、ファッション性の高いマウンテンパーカーをリリースしています。これからマウンテンパーカーの購入を検討している方に向けて、お気に入りの一着を見つけるためのポイントをご紹介します。
デザイン性とシルエットで選ぶ
タウンユースとしてマウンテンパーカーを選ぶ際には、機能性だけではなく、デザイン性やシルエットも重要です。元々は、アウトドアのシーンで着用するために作られているため、派手なデザインやゴツゴツとしたパーカーも多いです。それらのマウンテンパーカーはタウンユースでは「ダサい」着こなしになる可能性があります。
タウンユースとして「カッコよく」着こなすためには、シンプルでスリムなデザインのマウンテンパーカーを選びましょう。そうすることで、日常のコーディネートにアクティブな要素を違和感なく落とし込めます。
着用するシーンで選ぶ
マウンテンパーカーには、多目的な機能が備わっています。寒さを凌ぐ防寒性、風を防ぐ防風性、動きやすい伸縮性など多岐にわたります。それぞれに強み、特性があるため、どのようなシーンで着用するのかイメージすることが大切です。
普段から活動性が高い方は、快適性と動きやすい製品を選びましょう。日常とアウトドアの両方で着用したい方は、耐久性の高い一着を選ぶ必要があります。主に通勤で使用したい方は、着心地、重さで選ぶと理想のマウンテンパーカーを手に入れることができます。
また、活動性だけではなく、季節に合わせて重ね着がしやすいデザインや素材を考慮することもポイントです。今回のポイントを参考におすすめのマウンテンパーカー5選をご覧ください。
大人男性におすすめしたいマウンテンパーカー5選
アウトドアブランドがリリースしたマウンテンパーカーの中からおすすめのアイテムを5選ご紹介します。いずれもアウトドアだけではなく、日常でもオールシーズン活躍できるマウンテンパーカーです。
ぜひお気に入りの一着を見つけてみてください。
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)ベスト クライムライトジャケット
世界中で圧倒的な人気を誇るアウトドアブランドのTHE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)。『ベスト クライムライトジャケット』は、GORE-TEX PRODUCTS 3層素材を採用しており、透湿性や軽さと強度のバランスを追求しているアイテムです。
GORE-TEXとは、最高級の防水透湿性素材を指します。目には見えないほどの小さな無数の気孔が空いており、外部からの水分の侵入を防ぎ、内側からの汗などの蒸気を外に排出する働きがあります。
風によるバタつきなどで形が崩れにくいスリムなデザインが人気のアイテム。アウトドアでも普段使いでもカッコよく着こなしたい大人の男性におすすめの一着です。
Arc'teryx(アークテリクス)ベータジャケット
Arc'tery(アークテリクス)は、1989年にカナダのノースバンクーバーで設立されました。アークテリクスは、高機能、高品質な製品を追求しており、高価格帯のブランドです。その品質の良さから、強いこだわりをもった大人の男性に選ばれています。
『ベータジャケット』は、優れた耐久性を持ち、防水性、防風性を備えたゴアテックス素材を採用。静粛性と柔らかさに加えて、高い透湿性を発揮するように設計されています。胸からウエスト、腰から太もも部分を体に密着させるデザインになっているため、薄手でごわつきが見られず動きやすい一着です。
シンプルなデザインのため、あらゆるシーンで重宝できるアイテム。最上級の機能性、耐久性を求める男性におすすめしたい究極のマウンテンパーカーです。
patagonia(パタゴニア)トレントシェル ジャケット
パタゴニアは、登山、サーフィン、 トレイルランニング、スキーなど幅広いアウトドアやスポーツ用品を製造、販売しているブランドです。「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」というミッションのもと環境問題や人道支援にも積極的に取り組んでいます。その理念に共感を持つ人から圧倒的な支持を得ており、アウトドアブランドの中で確固たる地位を築いています。
今回ご紹介する『トレントシェル ジャケット』は、シンプルで控えめながら信頼のおけるアイテム。パタゴニア独自の3層構造の防水性、透湿性シェル素材を採用しており、長持ちする防水性、耐久性と快適さを提供します。
快適な着心地と高い防水性に加えて、コンパクトに収納できることも大きな特徴です。カバンの中に一つ備えておくことで急な雨などに対応できます。アウトドアとタウンユースの両方で使えるマウンテンパーカーを探している方にイチオシの一着です。
mont-bell(モンベル)ウインドブラスト パーカ
mont-bell(モンベル)は、日本を代表するアウトドアブランド。1975年に登山家によって「株式会社モンベル」が設立されました。設立以来「Function is Beauty(機能美)」と「Light & Fast(軽量と迅速)」をコンセプトに商品開発を行っています。
モンベルは、日本のブランドのため日本人の体型にフィットしたデザインが特徴です。高い機能性を維持しながら比較的お手頃な価格設定になっています。そのため、登山初心者から熟練された登山家まで幅広い層に人気のブランドです。
『ウインドブラスト パーカ』は、耐久性と軽量、コンパクト性をバランスよく両立させた、携行に便利なパーカー。適度に体にフィットしたデザインにすることで、風によるばたつきを軽減させ、いかなる状況でもシルエットを崩さずに着用できます。コスパよく、高い機能を実感したい方におすすめのアイテムです。
columbia( コロンビア ) ライト キャニオン ソフトシェル ジャケット
コロンビアは、1938年アメリカオレゴン州ポートランドで誕生した総合アウトドアブランド。マルチポケットフィッシングベスト(たくさんのポケットが付いているフィッシングベスト)に代表されるように高い技術力から次々に革新的なアイテムを世に出しています。その進化は、留まることを知らず今後も目が離せないブランドです。
『ライト キャニオン ソフトシェル ジャケット』は、ポリウレタンを使用しないポリエステル100%素材。軽量でキックバック力のあるしなやかなストレッチ性を実現しています。 コロンビア独自の撥水テクノロジーで小雨や砂ぼこりが通常の生地に比べ3〜5倍の速乾性を持つ特徴があります。そのため糸に液体が吸収されるのを防ぎ、生地を清潔で乾燥した状態に保てるのです。
高い機能性に加えて、紫外線をブロックするサンプロテクション機能付きの『ライト キャニオン ソフトシェル ジャケット』。雨の日でも晴れの日でも重宝できる最強のマストアイテムです。
ライターから一言
今回は、富士山、屋久島などを登頂してきた私が、信頼するブランドの中からおすすめのマウンテンパーカーをご紹介しました。
雨風を凌ぐための高い機能性はもちろんのこと、ファッション性の高いデザインは、タウンユースとしても活躍すること間違いなし。日常に遊び心を取り入れたい大人な男性必須のアイテムです。
アウトドアシーンでも街中でも、カッコよくマウンテンパーカーを着こなして大人の男性を演出してみませんか?
「ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、アメリカントラッドの代表格「ラルフローレン(Ralph Lauren)」が展開するカジュアルラインです。日本においても、デイリー使いできるハイセンスなブランドとして定着し、幅広い年齢層に支持されています。
そんなポロ・ラルフローレンの2023年春のテーマは「Voyager」。このテーマの舞台は、カリフォルニア州モハベ砂漠のトレッキングコースです。ポロ・ラルフローレンが数十年にわたり大切にしてきたアウトドアアドベンチャーの精神と興奮が、アースカラーを基調に、鮮やかな色づかいとプリント柄で表現されています。
ポロ・ラルフローレンにはこうしたアウトドアスタイルがよく登場するのですが、これはブランドの創設者であるラルフ・ローレン(本名:ラルフ・ルーベン・リフシッツ)氏が、ある人物に影響を受けたからだと言われています。今回は、その人物をご紹介したうえで、ポロ・ラルフローレンの春の新作をご紹介します。アウトドアが好きな大人の男性は必見です!
ラルフ・ローレン氏が影響を受けた人物とは?
ラルフ・ローレン氏は、アメリカ出身の小説家・詩人のアーネスト・ヘミングウェイ(本名:アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ)から影響を受けたと言われています。ヘミングウェイが創作する作品の特徴は、究極までむだを削ぎ落としたシンプルで独特な文体。これは後に「ハードボイルド」と呼ばれ、20世紀の文学界にも多大な影響を与えました。
ヘミングウェイの代表作は「日はまた昇る」「武器よさらば」「誰がために鐘は鳴る」「老人と海」などです。1954年にはノーベル文学賞を受賞。しかし、人々を魅了したのは作品だけではありません。
ヘミングウェイは幼い頃に活動的な父から釣りや狩猟、射撃などの手ほどきを受け、これらを生涯の趣味としました。また、行動派としても知られ、第一次世界大戦やスペイン内戦などに積極的に参加。負傷兵を助けようとして瀕死の重症を負ったこともあります。
さらには4度の結婚経験があり、世界中のさまざまな場所に家をかまえました。ノーベル文学賞を受賞した年には二度の航空機事故にあいましたが、奇跡的に生還。晩年は事故の後遺症による体調や精神の不調に悩まされ、1961年に散弾銃にて自らの命を絶ったと言われています。ヘミングウェイのこうした冒険的なライフスタイルも、作品とともにいまだに多くの人々を魅了し続けています。
そしてラルフローレン氏が憧れたのは、華やかさよりも“実用性”を重視したヘミングウェイのファッションでした。ポロ・ラルフローレンにも、ヘミングウェイが愛用していたとされるサファリジャケットやミリタリートラウザーズ(チノパン)を連想させるアイテムがたびたび登場します。こうしたストーリーを知ると、ファッションがもっと楽しくなりますよね!
ポロ・ラルフローレンのサイズの選び方
ポロ・ラルフローレンのサイズはXS・S・MといったUS表記です。サイズ感もアメリカの基準で作られているため、自分が普段着ているサイズ表記のものをそのまま選ぶと、「大きいな」と感じるアイテムもあると思います。
基本的な選び方としては、普段日本のブランドでSを着ている方はXS、Mを着ている方はSというように、普段のサイズの「1サイズ下の表記のもの」を選ぶと美しいシルエットで着ることができます。ただし、デザインによっては細身のものや、反対にゆったりしているものもあるので、商品の詳細を注意して見てみてください。
アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレン春の新作5選
ここからは、アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレン春の新作を5つご紹介します。
1. ツイル ベルテッドジャケット
まずご紹介するのは、ポロ・ラルフローレンの過去のデザインをベースにしたサファリジャケットです。コットンツイル生地にウォッシュ加工が施されているので、着るほどに味わいが増していきます。ウエストの裏側にはレザーのストッパーがついたコードが通っており、それを引っ張るとウエストが絞られ、違うシルエットが楽しめます。ところどころにつけられたワッペンもポイント。また、ポケットが4つあるのでアウトドアギアもたくさん入ります。流行にとらわれないポロ・ラルフローレンらしい一着です。
2. ウォーターリペラント キルテッド プルオーバージャケット
こちらはハイネックのプルオーバージャケットです。ヴィンテージのハイキングギアからヒントを得たデザインで、前立てのオレンジカラーがアクセントになっています。撥水加工・総裏地・中綿入りといった仕様になっているので、まだ少し肌寒い春のアウトドアにも最適です。
3. コンバーチブル ウォーターリペラント ハイキングパンツ
続いては、ベージュと鮮やかなブルーとのコントラストが目を引くパンツです。ポロ・ラルフローレンの90年代初頭のデザインからインスパイアされています。太ももにあるジッパーを開くとショートパンツにもなる2way仕様。ウエストは伸縮性があり、ポケットもたくさん付いているので実用性も十分です。D字型リングやワッペンが付いているのも、ポロ・ラルフローレンのこだわりを感じます。
4. ボンデッドパイル フリースジャケット
こちらはハイパイルのフリースジャケットです。ハイパイルは繊維の毛足が長いため、風を通しにくく、暖かさをキープしてくれます。鮮やかなオレンジとブルーのマルチカラーもアウトドアの気分を盛り上げてくれそうですよね。さりげない「Polo RL&Co.」のラベルもポイントです。
5. ハイブリッド クォータージップ プルオーバー
最後はクォータージップのプルオーバーをご紹介します。ブラッシュ(軽く起毛させる)加工でより柔らかさを出したヴィンテージ風のフリース素材に、フェイクスエードのポケットや肘から下のパッチ(当て布)がアクセントになっています。
実はこうしたパッチのデザインもヘミングウェイが愛した“狩猟”のファッションから取り入れられています。ハンティングジャケットやシューティングジャケットなどに見られるガンパッチ(片方の肩から胸にかけて付けられる補強用の当て布)やエルボーパッチをデザインに取り入れたアイテムが多く登場するのも、ポロ・ラルフローレンの特徴です。
ライターからひとこと
今回は、ラルフローレン氏が影響を受けた小説家ヘミングウェイについてお伝えしたうえで、アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレンの春の新作を5つご紹介しました。ポロ・ラルフローレンにはデザイン性だけでなく“実用性”も備えたアイテムもあるので、ぜひ今後もチェックしてみてくださいね!