「最近健康のためにジム通いを始めたけど、何を着ればいいか分からない。」そんな悩みを持つミドルエイジ男性も多いのではないでしょうか。機能性は当然こだわりたいけれど、せっかくなら普段のちょっとした外出にも使えるようなオシャレなものがほしいですよね。
この願いを叶えてくれるのがadidas(アディダス)のトレーニングパンツです。本記事ではadidasのトレーニングパンツを厳選して5つおすすめします。魅力や選び方についても解説するので参考にしてください。
大人メンズでも手を出しやすいパンツを知って、トレーニングのモチベーションをあげましょう。
adidasのトレーニングパンツの魅力
数あるスポーツブランドの中でadidasが出すトレーニングパンツがなぜ選ばれているのか、その魅力を解説します。
アスリート仕様の機能性
adidasのトレーニングパンツは、アスリートが求める高水準の機能を持っています。
adidasはアスリートのパフォーマンスを最大限に引き出すための技術開発を常々行っているブランド。トレーニングパンツにもその技術は生かされ、吸湿速乾で高いストレッチ性を持つ独自素材AEROREADY(エアロレディ)が採用されたモデルもあります。蒸れにくく動きやすい機能は、トレーニング時だけでなくタウンユースでも非常に大きなメリットを産んでくれます。
アスリート仕様に仕上げられたトレーニングパンツが、30〜40代の大人のアクティブな暮らしをサポートしてくれます。
進化してきたデザイン性
元々スポーツブランドだったadidasはデザインを年々進化させ、今ではすっかりファッションブランドとしての地位も確立しています。
スポーツ選手などの著名人が着用することにより人気が出て、ストリートファッションの一翼を担うようになったadidas。スリーストライプスやトレフォイルロゴなどの象徴的なデザインや進化し続けるシルエットやカラーは、大人もスマートに着こなせる品質を支えています。
adidasのパンツは、ファッションアイテムとしてトレーニングの行き帰りや休日のちょっとした外出にもハマります。
adidasのトレーニングパンツの選び方
初心者の方が購入してから後悔しないように、adidasのトレーニングパンツの選び方を解説します。以下の観点を参考に自分に合ったモデルを見つけるようにしましょう。
トレーニング用か普段用かで選ぶ
着用の目的がトレーニング用か普段用か、どちらがメインかで選ぶと後悔しません。
激しいトレーニングで使うことを重視するならば、吸湿速乾性のある素材を使ったストレッチの効いたパンツがおすすめです。ジムへの移動着もしくは近場への普段着として使うほうを重視するならば、見た目が好みのデザインやシルエットであることや肌触りの良さが特徴のパンツを選びましょう。
両方で同じくらい着回すつもりの場合は、機能性とデザイン性のバランスに長けた定番・王道のモデルをまずは第1候補にすればOKです。
シルエット・素材の好みで選ぶ
トレーニング用でも普段用でも人それぞれパンツのシルエットや素材の好みは違うので、自分の好みで選ぶという方針もおすすめです。
一般的にテーパードシルエットのほうが動きやすさやスタイリッシュさに優れていますが、程よくゆとりがあるシルエットのほうが動きやすいと感じる方もいます。デザイン的にも普段のスタイルに合わせやすい場合などはストレートもしくはリラックスしたシルエットを選ぶのもアリです。
また、素材感についてもポリエステル系の吸湿速乾素材のサラッと感が苦手な方もいるので、コットン混の柔らかな肌触りのものを選ぶ選択肢も。着用感が心地よく感じるモデルを選ぶのも愛用品にするための一つのコツです。
個人的なシルエット・素材の好みで選ぶという観点も大切にしてください。
adidasのトレーニングパンツのおすすめ5選
ここではadidasのトレーニングパンツから、おすすめのモデルを5つご紹介します。選び方のポイントを参考に自分に合ったモデルを見つけましょう。
Tiro 24 トレーニングパンツ
1つ目は「Tiro 24 トレーニングパンツ」を紹介します。ジャージを卒業してオシャレなトレーニングパンツをはじめて買おうとしている方におすすめです。
サッカー用のトレーニングパンツがルーツですが、その美しいテーパードシルエットと機能性の高さからファッションアイテムとしても絶大な人気のモデル。吸湿速乾性に優れたAEROREADYを採用し汗をかいても常に快適なので、ハードなトレーニングから休日の街歩きまで汎用性の高さも魅力です。
現代的なデザインで野暮ったく見えないので、大人の男性が履いても様になる一本です。
マストハブ 3ストライプス Wuji パンツ
2つ目は「マストハブ 3ストライプス Wuji パンツ」です。adidasらしいデザインもありながら快適に履けるモデルが良い方にはおすすめ。
シンボリックな側面の3ストライプスが映えるデザインの、デイリーに使えるアイテムです。AEROREADY素材が採用されているので、汗をかく時期やシーンにも適した機能性もあります。また、adidasのプラスチック廃棄物ゼロを目指す取り組みの一環としてリサイクル素材が使用されているのも特徴。
昔から知っている3ストライプスのパンツを現代的にアップデートした1本なので、大人男性も親近感を持って履けるはずです。
マルチ エッセンシャルズ ストレッチパンツ
3本目は「マルチ エッセンシャルズ ストレッチパンツ」を紹介します。タウンユース以外にもアウトドアにも使えるシンプルなデザインがほしい方におすすめです。
森林から山まで自然の中を歩くシーンで活躍するハイキングパンツという立ち位置のモデル。ただ、さまざまな地形でも足の動きを妨げないカッティングや荷物を入れられるサイドジップポケットは、トレーニングや街歩きの際にも転用できる長所です。
程よい太さのシルエットなので、ピタピタのフィット感が苦手な方や普段のコーデにも取り入れたい方はぜひ検討してください。
3ストライプス ルーズフィット ライトウーブントラックパンツ
4本目に紹介するのは、「3ストライプス ルーズフィット ライトウーブントラックパンツ」。リラックススタイルで履けるパンツを探している方にはおすすめです。
adidasと言えばの3ストライプスはそのままに、ゆったりとしたシルエットで軽量ウーブン生地を使用したモデル。締め付けられることがないので長時間快適に過ごすことができ、休日などのリラックスタイムには重宝します。動きやすさも申し分ありません。
いわゆるシャカシャカ系ですが、マットな仕上がりになっているので大人が履いても安っぽい印象にはならないのがポイント。最近の太めシルエットのトレンドと合わせて、カジュアルコーデに落とし込みやすい一着です。
Z.N.E. パンツ
最後5つ目には「Z.N.E. パンツ」を紹介します。大人らしい高級感も備えたモデルを求めている方におすすめします。
アディダスの中でもワンランク上のプレミアムラインZ.N.E.(ズィーエヌイー)。触ればわかる肉厚でハリのある上質な生地感と、身体の動きを妨げない計算され尽くした立体的なカッティングが最大の魅力です。一見してトレーニングウェアとは思えないほどの洗練されたたたずまいが大人の所有欲を満たしてくれます。
トレーニングのシーンでもジムへの行き帰りのシーンでも、大人っぽい落ち着いた印象を演出してくれる貴重なパンツです。
adidasのトレーニングパンツを履いて、オンオフ問わずアクティブに
本記事ではadidasのトレーニングパンツを厳選して5つ紹介しました。
アスリートも支持する高い機能性とファッションアイコンとして進化してきたデザイン性を有するパンツは、30〜40代の男性こそ履くべきアイテムです。トレーニングと街履きのどちらに比重を置いて探しているか整理して、自分に合った1本を選んでください。
あなたにぴったりの一本を見つけて、オンオフ問わずアクティブで快適な毎日をスタートさせましょう!
30〜40代になると、健康や体型のために運動を始める男性も多いのではないでしょうか。せっかくなら機能的でモチベーションが上がるかっこいいウェアを着てジムに行ったり、実際にトレーニングしたいですよね。
そんな悩みを解決するため、本記事では人気ブランドNIKE(ナイキ)のトレーニングパンツを5つ厳選しておすすめします。快適かつオシャレに着用できる魅力や、各モデルからの選び方も解説するので参考にしてください。
NIKEのトレーニングパンツからお気に入りモデルを手に入れて、快適でおしゃれなフィットネスライフをスタートさせましょう!
NIKEのトレーニングパンツの魅力
世界中で多くの方が支持するNIKEのトレーニングパンツの魅力を解説します。30〜40代の大人男性も取り入れたくなるポイントがわかります。
快適に運動できる機能性の高さ
NIKEのトレーニングパンツは、快適な運動のための機能性の高さが抜群です。
NIKEは長年の研究開発によって独自の高機能素材を多数展開し、それはトレーニングパンツにも生かされています。代表的なものの一つが、汗をかくシーンで絶大な効果を発揮するDri-FIT(ドライフィット)です。この素材は、汗を素早く吸収し生地の表面へ移動させて蒸発させるため、運動中に汗でウェアが肌に張り付く不快感を大幅に軽減してくれます。
他にも、寒い季節に体の熱を逃さず暖かさを保つTherma-FIT(サーマフィット)。軽量でありながら優れた保温性を発揮し、冬場のトレーニングや屋外でのアクティビティを快適にサポートします。
シーンに応じた最先端の機能性パンツが快適さを提供し、大人のトレーニング継続をサポートしてくれるでしょう。
ジム内だけではもったいない洗練されたデザイン
ジムでのトレーニングを快適にすることだけでなく、ジムへの行き帰りや日常でも使える洗練されたデザインも魅力です。
シンボリックなロゴや計算されたカッティング、絶妙なカラーリングが評価を受け、今ではNIKEのアイテムはトレーニングの枠を超えてファッションアイテムとして人気。スタンダードなシルエットやカラーを選べば、大人が日常で着回せるクオリティのアイテムばかりです。
普段着としてもさることながら、特にジムの行き帰りの服装で迷われている方には、スタイリッシュかつスポーティなNIKEのトレーニングパンツがおすすめです。
NIKEのトレーニングパンツの選び方
NIKEのトレーニングパンツの豊富なラインナップの中から、自分に最適な1本を見つける選び方を解説します。以下のポイントを押さえれば購入後の後悔も少なくなるはずです。
着用シーンで選ぶ
ご自身が着用する予定のシーンをイメージして選びましょう。
必要な機能を持ったパンツであるからこそ着用頻度は上がるもの。たとえば、夏場や屋内などで汗をかくトレーニングをする場合は、速乾性があるDri-FIT素材で動きやすいシルエットのものがおすすめ。寒い時期に屋外でトレーニングする場合は、保温性があるTherma-FITを選ぶと冷気でパフォーマンスが落ちるのを防げます。
あくまでもメインはトレーニング目的の場合が多いので、まずはどんな環境でトレーニングするかで選ぶと満足できるでしょう。
デザイン性や素材感で選ぶ
デザイン性や素材感で選ぶという視点も見逃せない大切なポイントです。
トレーニング自体のモチベーションを上げるためにも、気に入ったデザインのアイテムを選ぶことは大切です。また、トレーニングだけでなくジムへの行き帰りやワンマイルウェアとして着用したい方も多いので、普段着としてもかっこよく着回せるものが狙い目。
たとえば、ジムへの行き帰りには着心地とデザイン性のバランスに富んだ素材のモデルがおすすめです。NIKEのトレーニングパンツにはフレンチテリー素材やテックフリース素材のもの、テーパード以外にもストレートシルエットのものもあります。
ジムへ行く服として着用してそのままトレーニングすることもできるので、機能面だけでなくデザイン性も備わったモデルはとても便利です。
NIKEのトレーニングパンツおすすめ5選
NIKEのトレーニングパンツを厳選して5つ紹介します。選び方のポイントを参考にして、自分に合ったモデルを見つけてください。
クラブ フレンチテリー ジョガー
1つ目に紹介するのは、「クラブ フレンチテリー ジョガー」です。どれを選んだらいいか迷っている方にまずおすすめしたい定番の1本です。
フレンチテリーとはスウェットシャツなどに使われることの多い、やや肉厚で伸縮性のある生地。柔らかく肌触りも良好で、オールシーズン使いやすい素材感です。美しいテーパードシルエットはトレーニングの際に可動性が良く、デザイン性の面でもスタイリッシュな印象。
コストパフォーマンスが良く、トレーニング時だけでなくジムの行き帰りにも使える「オシャレなトレーニングパンツ」の魅力を実感できる入門アイテムです。
テックフリース ジョガーパンツ
2つ目に「テックフリース ジョガーパンツ」を紹介します。定番よりもワンランク上のオシャレなトレーニングパンツを求めている方におすすめ。
NIKEが独自開発したテックフリース素材を使ったパンツは一般的なスウェットパンツとは違い、肉厚でハリのある立体的なシルエットが魅力です。ラフに見えがちなトレーニングパンツの中でも、洗練された装いでカジュアルスタイルにもハマります。
トレーニングはもちろん、日常のカジュアルコーデにもアクセントとして使えるデザイン性の高い1本です。
Dri-FIT チャレンジャー ウーブン ランニングパンツ
3つ目は「Dri-FIT チャレンジャー ウーブン ランニングパンツ」を紹介します。暑くて汗をかくシーンでのトレーニング用にパンツがほしい方におすすめ。
NIKEのDri-FITテクノロジーは驚異的な軽さと動きやすさ、さらに吸湿速乾性を実現しています。薄めの生地感で汗をかいてもサラッとした肌触りが持続するので、夏場のトレーニングにはぴったりです。テーパードシルエットで激しく動いても裾がもたつきません。
このモデルはランニング用となっていますが、ランニングに限らず広くトレーニングに活用可能。アクティブに運動したい方にはバッチリのモデルです。
Therma-FIT テーパード トレーニングパンツ
4つ目は「Therma-FIT テーパード トレーニングパンツ」です。寒い時期の屋外など保温性と動きやすさが必要なシーンで着用したい方におすすめします。
Therma-FITテクノロジーを採用したパンツは、体温を閉じ込めると同時に汗を逃がしてくれるので、トレーニング中にも暖かさとサラッとした肌触りの両方をキープ。寒い環境に負けない機能性で、ついつい継続が難しくなりがちな冬のトレーニングの強力な味方になります。
ダウンジャケットなど冬のトップスとも相性の良いスマートなシルエットで、普段使いもできるモデルです。
Dri-FIT オープン ヘム バーサタイル パンツ
最後5つ目は「Dri-FIT オープン ヘム バーサタイル パンツ」です。よりカジュアルな夏のトレーニングパンツを探している方におすすめです。
「Dri-FITの快適さはほしいけど、テーパードシルエットが苦手」という人にぴったり。Dri-FITの吸湿性はそのままに程よくリラックスしたシルエットで、トレンドのカジュアルコーデにも合わせやすいモデルです。
フィット感が強くないほうが好みの方にも快適なシルエットです。しかもジムの行き帰りに履いても様になります。
NIKEのトレーニングパンツを履いて、快適かつオシャレに運動を楽しみましょう
本記事ではおすすめのNIKEのトレーニングパンツを5つ紹介しました。
人気ブランドのNIKEらしく、高機能でありながらデザイン性もすばらしいパンツばかり。ご自身の着用シーンや求めるデザイン性を整理してモデルを選べば、購入を失敗することもなくなります。自分に合ったNIKEのトレーニングパンツを手に入れれば、面倒に感じていたジムへ向かう足取りもきっと軽くなるはず。快適さはもちろん、オシャレも取り入れて前向きにトレーニングを継続しましょう。
運動不足を解消したい大人メンズの方が最初に直面する悩みは「何を着るか」。昔着ていたジャージは卒業したいけど、かといっていきなり本格的なウェアを揃えるのもハードルが高いですよね。
本記事ではそんな方へ向けて、運動の時だけでなく休日のちょっとした外出にも使える一本としてPUMAのトレーニングパンツを5つ紹介します。魅力や選び方も解説するので、長く使える自分に合ったモデルがきっとみつかります。
あなたの「最初の一本」選びを全力でサポートするので、運動がもっと楽しくなる最高の一本を見つけましょう。
PUMAのトレーニングパンツの魅力
PUMAのトレーニングパンツには大人メンズも使える魅力があります。以下でその魅力を知れば、トレーニングやタウンユースで使いたくなること間違いなしです。
日常を快適にするプロ仕様の機能性
PUMAのトレーニングパンツには日常を快適にするプロ仕様の機能性が備わっています。
PUMAは世界を代表するスポーツブランドの一つ。各スポーツのトッププレイヤーにアイテムを提供するため、パフォーマンス向上の技術開発を続けてきました。その技術は一般人が着用する場合にも大きなメリットになります。
たとえば、PUMAの代表的な吸湿速乾素材dryCELL(ドライセル)はトレーニングパンツにも採用されています。夏の汗ばむ日や運動して汗をかいた時でも、衣服内をドライに保ち不快なベタつきを軽減。軽量で伸縮性に優れた素材も開発しているので、トレーニングだけでなく日常生活のあらゆる動きのストレスを抑えてくれます。
プロ仕様の機能性は日常使いにも十分役立つのでおすすめです。
シーンを問わない秀逸なデザイン性
いわゆる「ジャージ」にとどまらない、シーンを問わず着られる秀逸なデザイン性も培われてきました。
動きやすさとスタイリッシュさに長けたテーパードシルエットは、脚のラインをきれいに見せ、スニーカーとの相性もバッチリです。逆にやや太さのあるシルエットのものも、近年のオーバーサイズの流行にマッチして、カジュアルファッションに合わせやすいでしょう。
ロゴやカラーリングも工夫されたラインナップに進化を続けているPUMAのパンツは、大人メンズが普段使いするのに十分値するクオリティーのアイテムばかりです。
PUMAのトレーニングパンツの選び方
自分に合ったPUMAのトレーニングパンツを選ぶための2つのポイントを解説します。この視点で選べば、あなたの理想の使い方ができるパンツがきっと見つかるでしょう。
着用目的で選ぶ
着用目的に合わせて選ぶと自分に合った1本が見つかります。
ジムなどでのトレーニングメインで着用するつもりか、ちょっとした外出など普段着メインで着用するつもりかで選ぶべき素材やデザインも変わります。
たとえば、トレーニングメインで、ジムへの行き帰りだけの場合は、動きやすく汗をかいても不快感が出ない素材を選んだ方がいいでしょう。一方、普段のオシャレ着として着用したい場合は、コットン混のスウェット素材がナチュラルな風合いでカジュアルコーデにもなじみやすく、トレンドにも合っています。デザインも、シンプルなものだけでなく攻めたものにトライしてもいいでしょう。
購入後に長く履けるように、着用目的をイメージするのは大切な視点です。
シルエットで選ぶ
パンツの印象や動きやすさを大きく左右するシルエットという観点で選ぶのもおすすめです。
大人メンズが迷ったときは、裾に向かって細くなり脚をきれいに見せてくれるテーパードシルエットは間違いありません。裾があまらないので、動きやすさという点でも優秀です。
ただ、激しいトレーニングまでは予定しておらず、余暇のリラックス感を演出したい場合には、ストレートシルエットのものもおすすめ。フィット感が抑えられているので一日中履いていても疲れにくいメリットもあります。
見た目や快適さの好みも人それぞれなので、自分好みのシルエットのモデルを選ぶのが吉です。
PUMAのトレーニングパンツおすすめ5選
大人メンズも使えるPUMAのトレーニングパンツを厳選して5つ紹介します。選び方のポイントを押さえて、後悔しない自分に合ったモデルを見つけてください。
ESS NO.1 ロゴ スウェット パンツ
1つ目に紹介するのは、「ESS NO.1 ロゴ スウェット パンツ」です。普段着としてもきれいに履きたい方におすすめのモデル。
シンプルなロゴにコットン混の程よい厚みの生地で、王道のスウェットパンツという1本です。ただ、いわゆるジャージと違って、裾はリブで引き締めたジョガータイプなので足元はすっきり見えてどんなトップスとも相性抜群です。
激しい運動というよりも普段着としてトレーニングパンツを着用したい方には、最初に検討したいモデルです。
ICONIC T7 トラックパンツ
2つ目は「ICONIC T7 トラックパンツ」を紹介します。定番のスウェットパンツのデザイン性をもう一歩格上げしたモデルを探している方におすすめ。
プーマの歴史を象徴する「T7」のサイドラインが目を引くアイコン的モデル。程よい光沢のあるジャージ素材が、コーディネートに上品なアクセントを加えます。レトロな雰囲気がありながら、シルエットは太すぎず現代的にアップデートされているのがポイント。
トレーニングだけでなく普段着としての着用を予定している方はぜひ。シンプルな白Tシャツに合わせるだけでこなれたスポーツミックススタイルが完成する、ファッション感度の高い一本です。
TEAMRISE トレーニングパンツ
3つ目は「TEAMRISE トレーニングパンツ」を紹介します。本格的にトレーニングするための機能性がほしい方におすすめです。
PUMA独自の吸湿速乾素材dryCELL搭載の薄手ポリエステル生地で、汗をかいても常にサラサラな状態をキープ。そして、身体のラインに沿うスリムなテーパードシルエットは、動きやすさはもちろん、脚をきれいに見せる効果もあるのでジムウェアとしては万能です。
激しいトレーニングで汗をかくことの多い方の、ジム内や行き帰りにピッタリのモデルです。
ESS プーマロゴ ウーブンパンツ
4つ目におすすめしたいのは「ESS プーマロゴ ウーブンパンツ」。運動以外にも、休暇で出かけるアウトドアなどで使いたい方は検討してみてください。
いわゆる「シャカシャカ」系のウーブン素材を使用した、非常に軽いパンツです。裏地がメッシュになっているため肌離れが良く、汗をかいても不快ではありません。防風性にも優れているので、少し肌寒い日のランニングやキャンプなどのアクティブシーンで大活躍します。
リラックスしたシルエットが好みの方、春・夏・秋と長いシーズン使いたい方には有力な候補になるでしょう。
POWER キャット スウェットパンツ
最後5つ目は「POWER キャット スウェットパンツ」を紹介。デザイン性に富んだパンツがほしい方におすすめします。
シンプルで相手を選ばず合わせやすいモデルが多い中、コーデの主役にもなりうる1本。素材はESSと同じで履き心地の良いコットン混スウェット、左右でアシンメトリーに施されたカラーリングが遊び心のあるデザイン。
シンプルなトレーニングパンツを既に所有している方は、次の1本として手に入れればジムや街中で活躍してくれること間違いなしです。
PUMAのトレーニングパンツを履いて、運動とオシャレどちらも楽しみましょう!
本記事ではPUMAのトレーニングパンツを厳選して5つ紹介しました。
どのモデルも世界的スポーツブランドが作り上げるプロ仕様の機能性と秀逸なデザイン性が光ります。着用目的や好みのシルエットという観点から選べば、きっと長く愛用できるモデルが見つかります。
「スポーツウェアは運動の時だけ」という固定観念はもう古いです。あなたにぴったりのPUMAのパンツを手に入れて、運動とオシャレどちらも楽しめる新しい日常をスタートさせましょう。
暑い時期が長くなった最近の日本では、大人メンズにとってもショートパンツはかかせない夏のアイテムです。ただ、「Tシャツに合わせるショートパンツはどれを選べばいいかわからない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大人メンズの悩みを解決してくれるショートパンツとしてパタゴニアのバギーズをモデル別に4つ紹介します。バギーズの魅力を踏まえて、モデル別の違いや選び方も解説します。
休日に着るのがワクワクするバギーズを見つけて、暑い夏もオシャレを満喫してください。
パタゴニアのバギーズが選ばれる3つの理由
パタゴニア(patagonia)は、1970年代に登山家イヴォン・シュイナードにより創設されたアウトドアブランドです。当初は登山用品を扱っていましたが衣料品にも事業を拡大し、現在では世界最大手のアウトドアブランドの一つとなっています。
そんなパタゴニアが生み出したショートパンツ「バギーズ」は多くの人に支持されてきました。バギーズが選ばれる3つの理由を解説します。
子供っぽく見えないデザイン
バギーズが選ばれる理由の一つは、子供っぽく見えないデザインです。
大人がショートパンツを敬遠する要因の「子供っぽさ」を、バギーズはクリアしています。広すぎず細すぎない絶妙なシルエットと、ナイロンでありながらマットで落ち着いた風合いの素材を採用。
大人が履いても安っぽく見えない、上質な雰囲気を演出できるデザイン性を持っています。
街でもアウトドアでも使える着回し力
街でもアウトドアでもどちらでも使える着回し力があることも選ばれる理由です。
Tシャツや半袖シャツなどと何気なく合わせても相性が良く、そのまま水辺でのアクティビティに出かけられる機能性も備わっています。メッシュのライナーが付いていて水陸両用として使えるので、シーンごとにコーデを用意するわずらわしさがありません。
休日に難しく考えずにいつでも履けるので、忙しい大人にはもってこいです。
快適な履き心地
快適な履き心地を実現していることも重要な理由の一つです。
休日に大人が求めるのは、何と言っても「楽さ」。バギーズは伸縮性のあるウエストバンドによって簡単にサイズ調整が可能で、食後でもウエストが苦しくありません。汗をかいたり水に濡れたりしたときも、独自素材の速乾性が不快感から解放してくれます。
リラックスして楽に履けるので、休日の大人のパンツにぴったりです。
パタゴニアのバギーズの失敗しない選び方
バギーズシリーズの中でも自分に合ったモデルの選び方を解説します。「すぐに履かなくなる」失敗を避けられるように選びましょう。
丈の長さで選ぶ
履いた印象を決定づける股下の丈の長さで選びましょう。
バギーズには大きく分けて5インチの短い丈と7インチ・6.5インチの長い丈があります。迷ったら長い方を選べばOKです。
5インチは、アクティブで若々しい印象を演出できる現代的な長さ。初めは肌の露出部分が多く抵抗があるかもしれませんが、トレンドを押さえたスタイルです。男性の平均身長よりやや高い175cmくらいまでの方ならバランス良く着用しやすいでしょう。
7インチおよび6.5インチはまだ少し膝上くらいの長さで、落ち着いた大人の雰囲気を出せる丈感。175cm以上の高身長の方でも合いやすく、休日のリラックス感と上品さを持っています。
ワンサイズ下で選ぶ
バギーズのサイズ感はアメリカ規格のやや大きめなので、普段よりワンサイズ下で選ぶのがおすすめです。
普段Mサイズを選んでいる方はSサイズを選べばジャストサイズになって、スッキリきれいに履くことができます。もっとも、あえてリラックス感を出したスタイルで履きたい場合は、普段通りのサイズで楽に履く選択肢もアリです。
生地感で選ぶ
選ぶモデルの生地感によって、タウンユース寄りかアウトドア寄りか、スタイルを自由に演出できます。
バギーズは基本的にマットなナイロン生地を採用しているので、タウンユースとアウトドアの中間的な印象を与えます。一方シルエットはそのままで、より機能性を高めた素材でアウトドア寄りのものや、天然由来の素材を使ったタウンユース寄りのものもラインナップ。
どのシーンで着用する予定かによって、合うと思う生地感のモデルを選びましょう。
パタゴニアのバギーズのおすすめ4選
大人メンズにおすすめのパタゴニア「バギーズ」を4つ紹介します。それぞれのモデルの特徴や違いを解説するので参考にしてください。
バギーズショーツ 5インチ
1つ目として、「バギーズショーツ 5インチ」をおすすめします。アクティブで若々しいスタイルを取り入れたい方にはぴったりの現代的なショートパンツです。
環境に配慮したリサイクルナイロンを素材とした生地で、耐久性のある撥水加工済み。速乾性のあるメッシュのライナー付きで、両脇の縦型ポケットは水中の抵抗も抑えてくれるので、水陸両用としてオンオフで着用できます。ウエストも伸縮性のあるバンドとドローコードで調整可能な楽ちんスタイルです。
バギーズロング 7インチ
2つ目に紹介するのは、「バギーズロング 7インチ」です。膝よりかなり上の丈にまだ抵抗がある方や高身長の方にはちょうどいい丈で、上品な大人のスタイルを演出できます。
水陸両用の生地やメッシュを採用しているのは5インチのショートモデルと同様。長い丈による上品さから、アウトドア感とタウンユース感の中間に位置するモデルです。これ以上に丈が長くなると野暮ったくなるリスクもあるので、日本規格の物よりはワンサイズ下のサイズ感で選ぶように気を付けるのがベターです。
バギーズライト 6.5インチ
3つ目は「バギーズライト 6.5インチ」を紹介します。水辺でのアクティビティに携帯して持っていきたい方にはおすすめのモデルです。
バギーズライトは、撥水性を備えつつ軽量な生地を採用しています。パッカブル仕様なので、外出先で水遊びをするかもしれないときに持っていくにはとても便利です。丈もバギーズロングに近く露出が抑えられているので、上品さも求める大人にはちょうどいいでしょう。
バギーズナチュラル 6.5インチ
最後4つ目におすすめするのは、「バギーズナチュラル6.5インチ」です。バギーズシリーズのデザイン性が好きで、主に街履き用としてのショートパンツがほしい方には好まれるモデル。
通常バギーズはナイロン素材であるところ、自然由来のヘンプ55%とコットン45%の混紡素材でできています。撥水性はありませんが、風通しが良く涼しさを感じられるのがメリットです。また、Tシャツなどコットン素材のトップスとも相性が良いので、街着のショートパンツとしてはファッション性に優れています。
パタゴニアのバギーズでオンオフおしゃれに過ごそう
本記事ではパタゴニアのバギーズシリーズの中から4モデルを紹介しました。
アウトドアブランドとしての人気と信頼を前提に、アイテム自体にはデザイン性や着回し力、履き心地といった魅力があります。それぞれのモデルが持っている特徴を確認して、アクティブなスタイルを目指したいか、落ち着いた大人のスタイルを目指したいかなどによって自分に合ったものを選びましょう。
バギーズを手に入れて、暑い夏もオンオフおしゃれかつ快適に過ごしてください。
猛暑が続く近年、夏のファッションにショートパンツは欠かせません。ただ、「子供っぽくならないか心配」「いろいろブランドやモデルが多すぎてどれを選べばいいかわからない」という大人男性の声もよくわかります。
本記事では、The North Face(以下、ノースフェイス)のショートパンツからおすすめのモデルを5つ紹介します。ノースフェイスのアイテムの魅力やショートパンツの選び方も解説するので参考にしてください。
さあ、最高の一枚を見つけて、快適にアクティブな夏を過ごしましょう!
ノースフェイスの魅力
大人気ブランドであるノースフェイスの魅力はさまざま。以下でブランドの歴史、アイテムの特徴を解説します。
ノースフェイスはアウトドアからタウンユースへ
ノースフェイスは、アウトドアからタウンユースのファッションへと幅を広げてきた人気と信頼のブランドです。
The North Face(ノースフェイス)は、1966年にトンプキンス夫妻によりカリフォルニア州サンフランシスコにて登山ギアを扱う専門店としてスタート。1968年にケネス・ハップ・クロップによって引き継がれた後は、自社ブランドの製造を開始し飛躍を遂げていきます。
本格的なアウトドア用品だけでなく、ストリートファッションを牽引するアイテムをリリース。2000年に米大手アパレル企業VFコーポレーション傘下に入った後も、世界で最も人気のあるアウトドアブランドの一つになっています。
圧倒的な機能性
ノースフェイスのアイテムの魅力は圧倒的な機能性です。
ノースフェイスは登山などアウトドアに適したギアの提供を目的に生まれたブランドです。現在もアイテムは過酷な環境に適応できる機能を持っているものばかりで、通常の街着でもその恩恵は受けられます。
ノースフェイスのラインナップからなら、さまざまな気温や天候に対する機能を持ったアイテムが見つかるでしょう。
街でも使えるデザイン性
高機能でありながら、街でも使えるデザイン性があるのもノースフェイスの魅力です。
ノースフェイスのアイテムの特徴は、シンプルで余計なディテールが削ぎ落とされたデザイン。落ち着いていて洗練されたものが多いので、大人男性が普段使いするにはおすすめです。
また、黒と差し色のバイカラーをはじめとしたさまざまなカラーバリエーションを用意してくれています。それぞれの好みやシーンに合うカラーがきっとみつかるはずです。
ノースフェイスのショートパンツの選び方
たくさんのモデルがあるノースフェイスのショートパンツ、迷って失敗しないように選び方のポイントを解説します。購入前に以下のポイントを参考にして、自分に合ったものを探してくださいね。
シーンに応じた機能性で選ぶ
ショートパンツを履く予定のシーンを思い浮かべて、それに応じた機能性を持っているモデルを選びましょう。
アウトドア用・トレーニング用・普段使い用、またはそれらで併用するのかによってパンツに求められる機能は違います。たとえばアウトドア用では急な雨や水場に備えて撥水性が必要だったり、普段使い用であれば汗をかいたときの速乾性はぜひほしい機能だったりします。
ノースフェイスのモデルは基本的に併用できるものが多いですが、どの機能に比重を置くかは選ぶ上で大きなポイントになります。
シルエットや丈は要チェック
街着として普段使いする場合は特に、シルエットや丈はしっかりチェックして決めるのがおすすめです。
リラックス感のあるスタイルが好みの方、スマートに着こなしたい方、自身が思い描いている「大人コーデ」の方向性に合う形のモデルを選びましょう。さらに、Tシャツかポロシャツかなど合わせるトップスとの相性も考えて選ぶと、よりコーデしやすくなります。
シルエットや丈の合わせ方には、いろいろな正解があります。目指したい全体的なコーデのバランスから逆算して、求めている形のショートパンツをみつけてください。
ノースフェイスのおすすめショートパンツ5選
ノースフェイスのショートパンツのおすすめモデルを5つ紹介します。選び方のポイントを参考に自分に合ったモデルを見つけてください。
モデル名シルエット股下特徴バーサタイル普通けっこう短い撥水・速乾・軽量バーサタイルミッド普通普通撥水・速乾、膝上丈クラスファイブカーゴスッキリやや短い水陸両用トリップカーゴゆったり長いシワとUVに強いヌプシややゆったり普通バイカラー
バーサタイルショーツ
1つ目は、バーサタイルショーツです。ノースフェイスのショートパンツの定番シリーズ「バーサタイル」の短い丈のモデルです。
ノースフェイス独自のドライな肌感のナイロン生地「NORTHTECH Cloth DRY FACE」を使っています。多少の雨ならはじいてくれる撥水加工が施されており、仮に水や汗で濡れてしまった場合もすぐに乾いてくれるでしょう。軽量でコンパクトなので、海や川のアウトドアなどお出掛けに持っていくのにも適したパンツです。
街着としてもOKなシンプルなデザインで、カラー展開も豊富。アクティブに動ける短い丈が好みの方にはおすすめのモデルです。
バーサタイルミッド
2つ目は、「バーサタイル」シリーズの中からバーサタイルミッドの紹介です。
バーサタイルミッドは、素材やディテールはバーサタイルショーツと同じで、股下が伸びて膝上丈になったもの。もちろん撥水性は変わらずコンパクトさもあまり変わらないので、同じように街着や水辺のアクティビティに持っていくことができます。
丈が長いことにより、独自のナイロン素材に備わったUVカット効果が膝まで範囲を広げます。また、「あまり短い丈は恥ずかしい」という大人の方にはちょうどいい丈感のショートパンツと言えるでしょう。
シンプルなデザインと程よい丈感が大人にはちょうどいいモデル。カラーは黒を選べば間違いなく重宝しますが、デザインがシンプルなので黒以外を選んでも夏のシンプルコーデに問題なくハマるはずです。
クラスファイブカーゴショーツ
3つ目に紹介するのは、クラスファイブカーゴショーツです。
今回紹介する中では最もスッキリしたシルエットのモデルですが、両サイドにカーゴポケットを備えるなど収納力があります。カーゴポケットに持ち物を入れると、ふくらんでゆったりした見た目に変化するのもファッション的におもしろい部分です。
ポケットの袋布はメッシュになっていて水が抜ける構造なので、水陸両用なところも特徴。撥水加工で水の侵入を防ぎ、汗をかいても乾きやすいので水場以外の普段使いにも便利です。ウエストにはサイズ調整が簡単なウェビングベルトが採用されていて、ポケットに物を入れてずり落ちてしまう心配もありません。
小物をポケットに収納して手ぶらで出かけたい方、水陸両用だけどデザイン性もあるものがほしい方におすすめです。
トリップカーゴショーツ
4つ目はトリップカーゴショーツを紹介します。
見た目としては、バーサタイルほどシンプルすぎずギミックが少し入ったモデルです。両ポケットに加えて、右側片方の裾だけにパッチポケットを配置しているのがデザイン的なポイントに。荷物を入れてもズレないようにウェビングベルトも採用しています。
撥水加工がされているのと、「シワになりにくく、UVカット効果が高い」ポリエステル素材特有の利点も。パッカリングを効かせた縫製により、タウンユースに映える風合いに仕上げられているのもプラスポイントです。
アウトドアにも耐えられる機能を持っていますが、日差しの強い夏の街でファッションアイテムとして使う方に特におすすめのモデルです。丈が程よく長い点も、ショートパンツに抵抗のある大人の方の加点ポイントですね。
ヌプシショーツ
最後5つ目は、ヌプシショーツです。
ノースフェイスの「ヌプシ」と言えばヌプシジャケットが有名ですが、特徴的なバイカラーをショートパンツも同様に採用しています。ノースフェイスらしいカラーデザインが大きな魅力です。
生地は、ハリのある天然素材のような風合いと撥水性を備えたナイロン。このモデルもウェビングベルトによりウエストの調節が自在です。
2025シーズンよりトレンドに合わせたゆとりのあるシルエットにアップデートされていて、あまりテーパードされていないシルエットに。オーバーサイズやバイカラーに惹かれる方におすすめのモデルです。
機能性とデザインをおさえて、カラーは自由に
本記事では、ノースフェイスのショートパンツの人気モデルを5つ紹介しました。
生地や収納力、ウエスト調節などの機能性と、丈感やギミックなどのデザイン性はしっかり確認して、あなたが目指している大人コーデにマッチするものを選びましょう。夏場は他のアイテムがシンプルになりがちなので、ショートパンツはビビッドなカラーに挑戦するのもアリです。
自分のスタイルに合ったショートパンツを見つけて、コーデが面倒になる夏もオシャレに過ごしてくださいね。
近年の日本の夏はとにかく暑くて、ロングパンツを履き続けるのは辛い時期が続きますよね。「ショートパンツで少しでも涼しく過ごしたいけど、大人でも履ける良いものないかな」と思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではグラミチのショートパンツを紹介します。選び方のポイントや各モデルを比較して解説するので、自分に合うモデルを選ぶ参考にしてください。
子供っぽくなりがちなショートパンツも、選び方次第でアクティブな大人にぴったり。グラミチのショートパンツで、暑い夏を快適におしゃれに過ごしましょう。
グラミチとは
Gramicci(グラミチ)は、ロッククライマーであるマイク・グラハムによって1982年カリフォルニアにて設立されたアウトドアブランドです。クライマーならではの視点で、パンツを中心に機能性の高いアイテムをリリースしてきました。
次第にサーファーやスケーターに支持されるようになると、1990年代に入ってストリートファッションにも進出。現在ではさまざまなセレクトショップからの別注や、数多くのブランドとのコラボが絶えない人気を誇ります。
グラミチのショートパンツの特徴
グラミチのショートパンツが人気を集めているのは独自のギミックが大きな理由です。アウトドアブランドのアイテムらしいものも含めて、特徴を以下で説明します。
ガゼットクロッチ
パンツの股部分のギミックとしてガゼットクロッチを採用していて、着用時に動きやすくとても快適です。
ガゼットクロッチとは菱形のマチを股部分に追加したギミックのことで、これにより180度まで開脚が可能になりました。元々は、クライミングで「次の足場に脚を置くためにスムーズに大きく股を開く必要がある」点から考え出したギミックです。
ガゼットクロッチによって可動域が広がり、タウンユースで履く時の快適さにもつながっています。
ウェビングベルト
ウェビングベルトを採用することにより、サイズ調整が簡単になりました。
ウェビングベルトは片手で操作できるバックルに繋がれたナイロンのベルトのこと。伸縮性のあるウエストのゴムと共に機能して、サイズを簡単に調節できるようになっています。このギミックも、元々はクライミングの際に片手しか動かせない場面でもベルトを締められるように開発されたもの。
イージーウエスト仕様だけでなくウェビングベルトによりさらにしっかり絞れるので、ポケットに物を入れてもずり落ちてくる心配がありません。また、夏場に革のベルトを締める暑苦しさから逃れられるのもありがたいポイントですね。
形や素材、色の種類が豊富
グラミチのショートパンツは、形や素材、色の種類が豊富に用意されているのも特徴です。
どのような形のモデルが大人っぽいスタイルを作れるかは、体格によって違ってきます。同じ渡り幅・すそ幅でも、脚の細い人と太い人ではパンツを履いたときの見え方や印象は変わってくるからです。グラミチのラインナップなら、どんな方でも「自分の体格に合った形・シルエットのモデル」をきっとみつけることができるでしょう。
さらに、素材・色もさまざまなので、好みや着用シーンに合わせて選べるのも魅力のひとつ。シンプルコーデになりがちな夏場に履くので、色味はダークトーンも鮮やかなものもどちらもアリです。
グラミチのショートパンツは、あなたのニーズを満たしてくれるはずです。
グラミチのショートパンツの失敗しない選び方のコツ
グラミチのショートパンツはアイテムとして魅力的ですが、自分が求めているものと違えば失敗してしまう可能性もあります。満足のいく選択になるように、以下で大人男性が選ぶ際のコツを解説します。
サイズ感をチェック
まずはしっかりサイズ感をチェックして、自分が履くとどういう見え方になるかイメージしましょう。
サイズ表を見て、自分のウエストに合うサイズのパンツは「渡り幅・すそ幅・ヒップ周り」が何cmかチェックしてください。スリムな人と体格の良い人では同じパンツでもフィット感や見た目は全く違います。サイズ表で確認したパンツの寸法と手持ちのパンツの寸法を比べて、あくまでも「自分が履くとどれくらいのフィット感になるか」考えてくださいね。
どういうスタイルを目指すか決める
サイズ感を把握した上で、ショートパンツでどういうスタイルを目指すのかを決めてモデルを選びましょう。
ショートパンツを履くと子供っぽくなりがちなので、大人らしく履きたいという方は多いと思います。ただ、ジャストサイズでキレイめに履くことが唯一の「大人らしさ」のスタイルではありません。むしろ、あえてリラックスした履き方のほうが余裕のある休日の大人スタイルを印象付けられる場合もあります。
アーバンなキレイめを目指すのか、オフのリラックス感を目指すのか、を決めると具体的なモデルを選びやすくなりますよ。
グラミチの人気ショートパンツ5選
グラミチのショートパンツの中から人気モデルを厳選して5つ紹介します。すべてのモデルが前述のガゼットクロッチとウェビングベルトを採用していて、可動域の広さとウエスト調整の簡便性を実現しています。
形・シルエットがイメージしやすいように、サイズ表をまとめたので比較してください。
股下ヒップわたりすそG2310735.831NN22.51003524.5レギュラー2310032.526ナイロンG231083631ガジェット241083628
※公式HPよりMサイズの寸法を引用
リラックス → G・ナイG・ガジェ
テーパード → NN
ストレート → レギュラー
大きく分けると以上のようなシルエットに分けられます。
Gショーツ
1つ目に紹介するのは、Gショーツ。「グラミチといえばコレ」というアイコン的存在です。
1980年代、ロッククライマーが本当にほしい機能を詰め込んだのがこのGショーツ。岩場で大きく股を広げるためのガゼットクロッチ、岩を片手でつかみながらもう一方の手でウエストを締められるウェビングベルトが生まれました。生地はオーガニックコットン100%のツイルで耐久性に優れていて、アウトドアはもちろんタウンユースでも長く愛用できます。
裾があまり絞られていない太めのシルエットなので、「体格の良い人」や「あえて大人のリラックススタイルで履きたい人」におすすめの名作です。
NNショーツ
2つ目に紹介するのは、名作Gショーツをベースにすっきり洗練されたシルエットに変えられたNNショーツです。「NN」とは「Neat and Narrow(すっきり細身)」の略。
Gショーツの機能的な特徴は持ちながら、テーパードのかかった現代的なシルエットになっています。生地にはポリウレタンが2%混紡されストレッチが効いているので、細くなっても動きやすさはそのまま。
「スリム体型の人」や「アーバンな雰囲気が好きな人」に近年最も人気があるのはこのモデルです。やや丈(股下)が短い点は好みが分かれますが、シルエットは極端に細いわけではなく、大人のキレイめスタイルを目指して迷っている人の大本命でしょう。
レギュラーフィットショーツ(日本限定)
GショーツとNNショーツという2大看板の良いとこ取りをしようとして生まれたのが、3つ目のレギュラーフィットショーツです。
NNショーツと同様にグラミチのショートパンツの特徴はそのまま、ストレッチが効いた生地。NNほど丈を短くしすぎず、細くしすぎないように中間をとったストレートシルエットのモデルです。
知名度は高くないですが、「ちょうどいいシルエットにこだわりたい人」にはおすすめ。キレイめを目指しているけど「NNショーツでは丈(股下)が短くて少し恥ずかしい人」の選択肢になるはずです。
ナイロンパッカブルGショーツ
4つ目は、ナイロンパッカブルGショーツです。
シルエットはGショーツとほぼ同じですが、生地がナイロンになったモデル。撥水性もあって水陸両用なので、海やプールなどに行く場面でも活躍する優れものです。バックポケットはファスナーが付いているので、持ち物を落としにくいのもありがたいディテール。
パッカブル仕様なので、アウトドアのアクティビティに携帯しておくことができます。「アウトドア用に携帯したい人」や「軽量で速乾性のあるショーツが好きな人」にはおすすめですよ。
ガジェットショーツ
最後5つ目は少し変わり種の、ガジェットショーツです。
1990年代初めに登場したモデルで、他モデルに負けない機能性は維持しつつ改良が少し加えられました。前部から後部にかけて付けられたポケット(ラップアラウンドポケット)や、右だけにある小物を取り付けられるテープ(ナイロンウェビングテープ)などのギミックが特徴的。
Gショーツに比べるとややテーパードがかかったシルエット。デザイン性に富んでいるので、「シンプルコーデにスパイスを加えたい人」や「他の人と差別化したい人」におすすめのモデルです。
タウンユースでも快適に使えるグラミチを大人も
本記事では、クライマーが作った名作パンツ、グラミチのショートパンツを5つ厳選して紹介しました。
紹介した5モデルは「ガゼットクロッチ」や「ウェビングベルト」というグラミチならではの特徴は共通で持ちながら、少しずつシルエットや素材・ギミックが違います。それぞれ違う魅力があるので、「どういう大人スタイルを目指したいか」を決めてモデルを選びましょう。
グラミチのショートパンツで、ファッションがシンプルになりがちな夏をアクティブかつオシャレに過ごしてくださいね。
大人メンズファッションの定番ボトムスの一つとなったチノパンは、ビジネスカジュアルとしても使える汎用性があります。チノと似ているようで一味違う魅力を持つのが、近年ファッション感度の高い大人から注目されている「ワークパンツ」です。
本記事ではディッキーズのワークパンツを厳選して4つ紹介します。チノとは違う魅力や選び方、注意点も解説するのでぜひ参考にしてください。
ディッキーズのワークパンツを大人のファッションにうまく取り入れて、普段のコーデを一段アップデートしませんか。
ディッキーズとは
ディッキーズ(Dickies)は、いとこ同士であるC.N.ウィリアムソンとE.E.ディッキーが1922年にアメリカのテキサス州で創業したワークウェアブランドです。正式名称は「Williamson-Dickie Manufacturing Company」ですが、簡略化したディッキーズという名称で一般的には呼ばれています。アメリカ全土の農夫や鉱夫など労働者に向けて作業着を開発・販売した後、大戦時には政府の要請を受けて制服を供給するまでになりました。
1967年にアイコン商品のワークパンツ「874」を発表し労働現場での地位を確立すると、80年代以降はファッションアイテムとして取り入れられます。各分野のアーティストや著名人にも愛され、現在ではファッションブランドとしての顔も持つようになりました。
ディッキーズのワークパンツの魅力
ディッキーズのワークパンツの魅力を知れば、年代に関係なく興味を持つはず。以下では世界中で愛されるその魅力について解説します。
チノパンとは違う生地
ディッキーズのワークパンツは、チノパンとは違った魅力のある生地で作られています。
よく誤解されがちですが、ディッキーズのワークパンツの生地はチノパンの生地とは違います。チノパンの生地であるチノクロスは一般的に厚手の綿の生地ですが、ディッキーズのワークパンツの生地はTCツイルというポリエステル65%綿35%の混紡生地です。
ワークウェア用に開発された経緯から丈夫でシワになりにくいのが特徴で、独特のハリと光沢感があるのも魅力です。また、洗濯前のはじめは「スコッチガード」という特殊な加工が表面に施されていて、雨や汚れから生地を守ってくれます。
厚すぎず速乾性もあるので、真夏・真冬以外のさまざまなシーズンで長く履ける生地です。
シルエットの汎用性
ディッキーズのワークパンツの魅力はシルエットの汎用性の高さです。
ストリートファッションでも人気のパンツだけにルーズな印象を持たれがちですが、874など代表的なモデルは程よいテーパードのかかったシルエットが特徴。センタープレスの効果も足されて、ジャストサイズで合わせれば実は大人コーデでもキマる上品な印象のパンツです。
サイズの選び方によって若者のストリートスタイルにも大人のキレイめスタイルにも使えるシルエットは、パンツとしてとても優秀です。
リーズナブルな価格
ディッキーズのワークパンツは、リーズナブルな価格で手に入ります。
独特な魅力があるとは言え、あくまでもワークパンツ。本来着用する労働者たちが手に入れやすい価格に抑えられています。もっとも、普段のファッションに取り入れたいと検討している方にとっても、低価格なのは試しやすさにつながりますよね。
リーズナブルなパンツなので、「普段使いできるか」失敗を恐れずにトライしてみましょう。
ディッキーズのパンツの選び方
大人男性がディッキーズのパンツを着こなすには、選び方にコツがあります。以下で普段のコーデにうまく落とし込めるパンツの選び方のコツについて解説しましょう。
874を基準にスリムorワイドは好みで
ディッキーズのパンツを選ぶときは、874を基準にそれよりスリムorワイドどちらか好みのモデルを選びましょう。
ディッキーズの大定番モデル874は、ややテーパードがかかった程よい太さのパンツです。まずは中間くらいの太さの874を検討して、フィット感を求めるならスリムなものを、リラックス感を求めるならワイドなものを選ぶ、というように考えれば決めやすいでしょう。
どの太さのモデルも全体のシルエットは上手に調節されています。長く愛用できるように自分の好みの太さを選んで、TCツイル生地の魅力を味わってください。
黒などの落ち着いた色を
大人がきれいにディッキーズのワークパンツを履くなら、黒などの落ち着いた色を選ぶことをおすすめします。
トラウザーのようにセンタープレスの入ったシルエットを活かすコーデを目指せば、カジュアルダウンした大人の着こなしができるでしょう。鮮やかな色味も用意されていますが、まずは黒やグレー、カーキなどの落ち着いた色味のほうがより大人のスタイルを演出しやすいはずです。
迷ったらまずは黒、そこから好みでダークトーンの色味やカーキを選んでみましょう。
ディッキーズのパンツの注意点
ディッキーズのパンツは優秀なアイテムですが注意点もあります。大人がコーデに取り入れる場合に、事前に認識しておくべき注意点を挙げましょう。
大人はジャストサイズで
大人が取り入れる場合は、ジャストサイズで履きましょう。
ストリートファッションにも取り入れられることも多いディッキーズ。一つのスタイルとしてオーバーサイズで履くことはありますが、大人の着こなしには不向きです。
あくまでもトラウザーやスラックスをカジュアルダウンしたものとして取り入れたいので、ジャストサイズ(もしくはワンサイズ上まで)で履くのがおすすめです。
細いベルトしか通らない
ディッキーズのパンツはベルトループが狭く、細いベルトしか通らないのは認識しておいてください。
ディッキーズのパンツのベルトループは極端に狭く、35mmの幅のベルトがなんとか通せるくらいです。ちなみに35mm幅というのはベルト幅として通常よりやや細いので、手持ちのベルトの種類によっては別にベルトが必要になるかもしれません。
ディッキーズのワークパンツおすすめモデル4選
ディッキーズのワークパンツのおすすめモデルを4つ紹介します。それぞれの特徴や向いている方も説明するので参考にしてくださいね。
874
最初におすすめするのは、ディッキーズのアイコンであり、ワークパンツ界の傑作でもある874ワークパンツです。
まさに「ワークパンツでどれにするか迷ったらコレ」という1本。スケーターファッションなどで太めの印象が強いですが、ウエストをジャストサイズで選べばややゆとりのあるきれいなストレートシルエットが出せます。TCツイル生地は丈夫で洗濯しても型崩れしにくく、センタープレスと独特の光沢感が上品さを演出してくれるでしょう。
黒はもちろんチャコール、カーキ、ダークブラウンあたりが大人コーデに筆者はおすすめ。とても手軽に手に入れられるので、まずは試してみてください。
873(スリムストレート)
次に、874のスリムタイプという位置付けの873を紹介します。
873は、現代的なシルエットを求めているディッキーズ入門者には874よりも抵抗の少ないモデルです。TCツイル生地やセンタープレス、ジッパーフライなどの特徴はそのままに、股上を浅く渡り幅を細くしています。
細身の方や、ウエストに合わせて873を選ぶと渡り幅が太くなりすぎてしまう方にはおすすめ。ベルトループが874よりも広くなっているのも便利ですよ。
85283(ダブルニー)
85283は、ワークテイストの強いダブルニータイプのパンツです。
「ダブルニー」とは膝部分に当て布が一枚補強されていること。ワーカーが膝をついて作業をしてもすぐには生地が破れないようにした工夫から生まれました。874にくらべて太いシルエットなので、ダブルニーのギミックと合わせて無骨な印象のパンツです。
もっとも、流行のワイドパンツほど極端な太さではないストレートシルエットなので、大人でも問題なく使えるパンツです。膝と腿裏に付いているロゴマークが大人コーデには不要に感じられる場合は、気にせず取ってしまうのもひとつのアイデアでしょう。
ツイルストレッチイージーパンツ
最後に、ツイルストレッチイージーパンツをおすすめします。
TCツイル生地でできた特徴を残しながら、ウエストをゴムと紐で調節できるようにしてストレッチを全体に効かせたパンツです。品良く履くというよりは、リラックスして履けるパンツなので普段使いもしやすいでしょう。
テーパードが強くかかっているシルエットで動きやすいので、スポーティなモデルが好みの方にはおすすめですよ。
TCツイルとセンタープレスが魅力のワークパンツをぜひ
本記事では、ディッキーズのワークパンツを厳選して4つおすすめしました。
874を筆頭に、ディッキーズのパンツはTCツイル生地の丈夫さとハリや光沢が魅力。型崩れしにくいだけでなく、センタープレスの効果で上品にも履くことができるパンツばかりです。
チノパンとは別にワークパンツも手に入れて、大人コーデの引き出しをもう一つ増やしてみませんか。
暑い夏の時期に大活躍のショートパンツ。多くのブランドがスタイリッシュで機能性に優れたアイテムをリリースしています。
そんな中で、他のブランドを一歩リードしているのが「GRAMICCI(グラミチ)」。ショートパンツの定番アイテムとしてアウトドアシーンだけではなく、タウンユースとしても根強い人気を誇ります。
高い機能性に加えて、シンプルかつ洗礼されたデザインは、あらゆるシーンで重宝できるアイテムです。今回は、グラミチのおすすめショートパンツ5選をご紹介します。アイテムの選び方や、短パンをカッコよく履きこなすためのポイントも説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
グラミチとは
グラミチは、1982年にロッククライマーの聖地である、アメリカ・カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で誕生。ロッククライマーであったマイク・グラハム氏が創業しました。
グラハム氏は、既存のクライミングパンツに不満を持ち、機能性に優れた独自のパンツを次々に発表。たちまち多くのクライマーのハートを掴みます。スタイリッシュなデザインは、クライミングの枠を越えてファッション業界でも人気となり、多くの人を虜にしてきました。
創業から40年経った現在でもショートパンツの定番アイテムとして、ファッション感度の高い男性に愛され続けています。
グラミチのショートパンツが人気の秘密
グラミチが、人気ブランドへ仲間入りした理由に高い機能性があります。
「ガゼットクロッチ」構造や「ウェビングベルト」など独自の発想で多くのクライマーに衝撃を与えました。
「ガゼットクロッチ」は、180度自然な開脚を可能にし、スムーズな歩きを実現。歩行時のつっぱり感などストレスを軽減してくれます。
「ウェビングベルト」は、片手で自在にフィット感を調整できる優れもの。今やアウトドアパンツの定番ともなっていますが、グラミチが最初に取り入れた機能です。
これら2つの機能に代表されるように、高い機能性を持ったグラミチのショートパンツ。一度、足を通したら人気の理由をすぐに味わえます。
グラミチのショートパンツ選びのポイント
暑い時期には、涼しくて快適なショートパンツが欠かせません。アウトドアシーンやタウンユース、部屋着としてもカッコよく履きこなしたいところ。
ショートパンツは、快適さ以外にも、抜け感や遊び心を演出できるメリットがあります。しかし、履き方を間違うと「子どもっぽい」「ダサい」といった印象を与えかねません。
ここではグラミチのショートパンツ選びのポイントを解説します。
定番モデルから選ぶ
グラミチのショーツ選びで悩んだら、定番モデルから選んでみましょう。
「Gショーツ (G-SHORT)」はグラミチ創業時からの定番。ゆったりとしたワイドシルエットで丈は長め。ストレッチ性のないコットンツイルが多く、前開きジッパーはなにも特徴。最初に一枚におすすめです。
「NNショーツ (NN-SHORT)」はNeat and Narrow(すっきり細身)の名の通り、最も細身で丈が短い現代的なシルエットが特徴。ストレッチ素材で快適な穿き心地、前開きジッパー付きでタウンユースに最適です。
「STショーツ (ST-SHORT)」は、NNショーツとGショーツの中間的なシルエット。STANDARDの名の通り、最もバランスの取れたモデル。ストレッチ素材と前開きジッパーで汎用性が高く、幅広いシーンで活躍します。
おすすめはシンプルなカラーリング
大人の男性がショートパンツを選ぶなら、シンプルなカラーリングがおすすめです。
ショートパンツは一歩間違えると、子どもっぽい印象を与えてしまいます。カッコよく履きこなしたい大人の男性は、シンプルなデザインのショーツを選びましょう。
柄物ではなく、単色のショーツを選ぶのがポイントです。明るい色のシャツの場合は、黒やベージュの落ち着いた色をチョイスしてください。白っぽいシャツの場合は、さまざまなカラーリングに合わせられますが、白色のショーツは避けましょう。
サイズ感やスニーカーとの組み合わせにも注目
ショートパンツをカッコよく履きこなすためには、丈の長さが大切です。ポイントとして、膝小僧のやや上あたりの丈にしましょう。長すぎると「だらしない」「野暮ったい」印象を与えてしまいます。逆に短いと露出度が高くなり「不潔」なイメージから女性ウケが悪いです。
足の長さなどによって理想の丈は変わってきますが、基本のスタイルとしては、膝小僧のやや上を意識してみてください。
またショートパンツは、カジュアルなシューズとの相性がいいです。革靴などキレイめなスタイルとは相性が悪く、合わせにくいためスタイルが崩れてしまいます。 ショートパンツを履く際には、上着だけではなく、足元との相性も考えることが大切です。
おすすめのグラミチショートパンツ5選
グラミチのショートパンツをカッコよく履きたい男性に向けておすすめのアイテムを5つご紹介します。
このパンツを履けば間違いない。というアイテムを選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Gショーツ
まず外せないのが、グラミチの原点にして、グラミチを象徴するGショーツ。1980年代、クライマーが欲しい機能をすべて具現したグラミチの代名詞でもあるオリジナルショーツです。
グラミチの代名詞であるGショーツは、シルエットやディテールを現代のニーズに合わせアップデートしています。片手で簡単にサイズ調節ができるウェビングベルトを使用し、股下は180度開脚可能なガゼットクロッチを採用。快適性と足運びの良さを実現します。
少しゆったりめのシルエットのため、ゆとりを持たせて履きたい男性におすすめ。豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。何着持っていても飽きがこないGショーツで抜け感を楽しんでみてください。
NNショーツ
モダン仕様の「NNショーツ」は、グラミチのショーツの中で最も細身でスタイリッシュなデザインです。旧型の「ナローパンツ」よりも股上やヒップ周りをスッキリとさせたことから「ニューナロー=NN」と名付けられました。
細身のデザインですが、伸縮性に優れ、程よいハリコシのあるストレッチツイルを使用し、快適な動きが可能。180度の開脚を可能としたガセットクロッチ、片手で調整できるウェビングベルト搭載で履き心地のよさは間違いなしです。
スタイリッシュかつスマートなデザインの「NNショーツ」。シャツなどキレイめなスタイルと合わせて日常に遊び心を入れたい男性におすすめです。
STショーツ
「STショーツ」は、これまで紹介したGショーツとNNショーツの中間的なサイズ感です。2つのショーツの良いところを組み合わせており、ストレートラインがきれいなデザインとして人気のアイテムです。
伸縮性に優れ、ハリコシのあるオーガニックコットンのストレッチツイルを使用しているので快適な動きが可能に。製品染により、雰囲気のある表情に染め上げています。
現代のニーズに合わせ生まれた定番ショーツ。シンプルなデザインにも関わらず、グラミチ特有の機能性を併せ持っており、あらゆるシーンで重宝できるおすすめのアイテムです。
シェルギアショーツ
山やタウンユースだけには物足りず、海や川でも楽しみたい男性には、水陸両用の「 シェルギアショーツ」がおすすめ。グラミチのルーツであるクライミングシーンにおける機能性を残しつつ、現代のライフスタイルに合わせたギアショーツです。
前身頃から後身頃にかけての大きなポケットが特徴で、程よいゆとりとスマートさを合わせもったシルエットです。ポリエステル素材のショーツは、通気性や吸水速乾性に優れ、撥水機能が備わっています。
汎用性の高い「シェルギアショーツ」が一着あることで、どんな状況にも対応できます。アウトドアでもタウンユースでもカッコよく着こなしたい男性におすすめのアイテムです。
ガジェットショーツ
グラミチのルーツであるクライミングシーンにおける機能性を残し、現代のライフスタイルに合わせた「ガジェットショーツ」。山にも街にもアジャストしてくれる程よいゆとりとスマートさを兼ね揃えたシルエットが特徴です。
両サイドの前身頃から後身頃にかけての大きなポケットに、さまざまなギアを収納できます。100%オーガニックコットン使用のコットンツイルが使用されており、耐久性が高く、激しい動きにも耐えることが可能。
アウトドアシーンからタウンユースまで幅広く活躍できる「ガジェットショーツ」。快適にそして、スマートにグラミチを堪能できるおすすめのショーツです。
グラミチのショートパンツで暑い時期もカッコよく
ショートパンツは、暑い時期には欠かせない必須アイテムです。しかし、選び方、合わせ方を間違えると「ダサい」着こなしになってしまうことも。
カッコよく短パンを履きこなしたい大人の男性には、グラミチのショートパンツがおすすめ。ファッション性だけではなく、機能性にも優れ、一度履いたらリピートすること間違いなし。
グラミチのショートパンツで、カッコよく夏を乗り越えましょう。
ジーンズ三大ブランドの一つWrangler(ラングラー)。本当の魅力を知れば、実は大人世代の方にこそハマるブランドです。
本記事ではWranglerのジーンズを厳選して5つ紹介。その魅力や選び方について解説するので参考にしてください。
他にない魅力を持ったWranglerのジーンズを履いて、一味違う大人のファッションを楽しんでみませんか。
Wranglerの歴史
Levi's、Leeより後発のWranglerは、ノースカロライナ州でワークウェアを扱っていたブルーベル社が1943年にケーシー・ジョーンズ社の買収により取得したブランドでした。1947年に入ると、Wranglerブランドはワークからウエスタンの分野へとターゲットを変えていきます。
ジーンズブランドとして世界で初めてデザイナーを起用し、カウボーイ(とくにロデオ)向けに作られたジーンズは独自のデザイン性を持つものに。鞍に乗ったときに履き心地が良く見映えもするデザインで、後にロデオ協会からの公認を受けました。1980年代以降はカウボーイだけでなくジョンレノンなど多くの著名人にも愛され、世界的なジーンズブランドとして確固たる地位を築いたのです。
現在ブルーベル社はVFコーポレーションに買収され消滅しており、日本国内ではエドウイン傘下のLee Japanが販売の権利を保持しています。
Wranglerのジーンズの魅力
Wranglerのジーンズには、他のジーンズとは一味違う独自の魅力がいくつもあります。大人世代の男性もハマる、Wranglerの魅力の数々について解説します。
洗練されたデザイン
ロデオ騎手向けに開発された経緯から、Wranglerのジーンズには洗練されたデザイン性があります。
Wranglerは1947年当時ハリウッド西部劇の衣裳デザイナーであったロデオ・ベンを起用し、現在まで受け継がれるモデルのプロトタイプ「11MW」を開発しました。その後のラングラーのジーンズには、ワークスタイルとは違った「7アイコンズ」と呼ばれる機能美から生まれたディテールが存在します。
たとえば、鞍を傷付けないために金属製の留め具(リベット)が平らになっていることや、ハイウエストをスムーズにするためにヨーク部分が後見頃に上から重なること。そしてバックポケットにはWranglerの頭文字Wのステッチが入ること。
これら独自のディテールは、洗練されたデザインへと変わっていきました。
履き心地が良い
ロデオ競技にも耐えられる優れた履き心地も、Wranglerのジーンズの魅力のひとつです。
Wranglerのジーンズは馬に乗っている状態で履くことを想定し、鞍に座っても快適なように股上が深く作られています。また、ベルトループがLevi'sなどよりも後ろに2つ多く付けられていて、激しく動いてもズレてくることがありません。
ロデオのハードな動きに負けない耐久性を持ちながら、一方で体に沿った履き心地の良いシルエットを実現。この特徴は、デスクワークを伴う現代のライフスタイルにも適しています。
さまざまな織り方のデニムを楽しめる
Wranglerのジーンズは、各年代によって織り方の違うデニム生地を楽しめます。
Levi'sやそれを手本とする多くのジーンズは右綾で織られていて、ザラつきのある生地が特徴です。洗濯を重ねると右回りにねじれが起き、メリハリのある色落ちをします。一方Leeは左綾で織られていて、生地は柔らか。左回りにねじれ、全体的な色落ちをするのが特徴です。
初期のWranglerは左綾で織られていました。その後Wranglerは1964年、生産拡大と同時期にデニム生地のねじれ解消を実現した「ブロークンデニム」を開発します。耐久性と独特な色落ちを持った新たな織り方の生地の誕生です。
この経緯からWranglerには初期の左綾、ブロークンデニム、さらに過渡期のイレギュラーな右綾と、さまざまな織り方の生地が存在します。現行のブロークンデニム以外にも、復刻されたモデルで再現された異なる生地を楽しめますよ。
Wranglerのジーンズの選び方
Wranglerのジーンズは現行・復刻のモデルで特徴が異なります。サイズの選び方と好みのモデルの選び方について解説するので参考にしてください。
ワンサイズ上を選ぶ
洗濯による縮みを考えて、ウエストは実寸よりもワンサイズ上を選ぶと良いでしょう。
サンフォライズド加工(防縮加工)されているとは言え、綿100%の生地は洗濯を繰り返せばワンサイズほど縮みます。大人らしくジャストで履くのが望ましいですが、縮みは考慮してやや余裕を持たせたサイズ感を選ぶのが無難でしょう。
自分の体の実寸が分かれば、サイズ表と比較してワンサイズ上を。洗い済みのジーンズでちょうどいいサイズのものが手元にあれば、そのインチを参考に選べば大丈夫です。
各年代の生地やディテールで選ぶ
感覚的に好みの生地やディテールで選ぶのは、ファッションの本来の楽しみ方です。
Wranglerのジーンズは、各年代によって生地が変容し、ディテールは削除・追加されているのが魅力。現行・復刻それぞれ違った魅力があるので、ファッションとして身に付けて気分が上がるものを見つけてください。直感で決められない場合は、普段のコーデとの相性から逆算するという方法もおすすめです。
シルエットで選ぶ
動きやすさや見た目の印象を考えて、シルエットを重視して選ぶのもおすすめです。
Wranglerのジーンズはロデオ向けに開発された経緯があるので、基本的には体にフィットする洗練されたシルエットのものが多いです。ただ、時代ごとに求められるフィット感も微妙に変わるので、リリース当時と現代では少し形が違ったりもします。
自分のライフスタイルや体格に合ったシルエットのモデルを選ぶと良いでしょう。
Wranglerのジーンズ5選
Wranglerのジーンズでおすすめモデルを現行・復刻の中から5つ紹介します。各モデルの特徴を解説するので、前述の選び方を参考に好みのものをみつけてください。
ARCHIVES(復刻) 11MW 1951モデル
まずは、ARCHIVES(復刻)の中から「11MW 1951モデル」を紹介します。
ハリウッド西部劇のカスタムテーラー「ロデオ・ベン・リヒテンシュタイン」を招き、カウボーイ(とくにロデオ競技)向けに作られた初の本格的ジーンズ。当時はまだ左綾のデニム生地で、深い股上とベルトループの多さによって腰回りのホールド感が実現されたのが画期的でした。また、馬に乗ることを前提にしているため、高めに配置されたバックポケットや突起のないリベットといったディテールも誕生。
程よいわたりの太さとテーパードは、多くの人に受け入れられる洗練されたシルエット。当時のこだわりを体感したい方にはおすすめです。
ARCHIVES(復刻) 11MWZ 1958モデル
次に、ARCHIVES(復刻)「11MWZ 1958モデル」を紹介します。
その後長くWranglerの定番として愛された完成形のモデルです。型番の最後のZの文字はジッパー(ZIPPER)のZ。全面の開閉がボタンフライだとロデオ競技中に鞍にひっかかる事故が発生したため、危険回避のためにジッパーが採用されることになりました。また、7アイコンズと呼ばれるWrangler独自のディテールは、より耐久性のある素材へと進化しています。
左綾の生地や程よいシルエットは「11MW 1951モデル」と同じ。大きく違うのは前面の開閉がジッパーかボタンフライか。パッチなどのディテールがわずかに違うので、直感的な好みで選べばOKです。
ARCHIVES(復刻) 10MW 1964モデル
Wranglerの中では極めてイレギュラーな右綾のモデル、「10MW 1964モデル」も興味深いアイテムです。
過渡期であった1964年のわずか1年だけリリースされたモデルを再現。Wranglerでは行われてきた巻き縫いではなく、割り縫いによってセルビッジ(耳)が見える仕様になっています。右綾の代表格Levi'sを想起させる仕様とも言えるでしょう。
1951年・1958年の復刻モデルと比べると、ゆったりしたわたり幅からテーパードがしっかりかかったシルエット。いつも履いているジーンズの延長でWranglerのおもしろさを体感したい方におすすめのモデルです。
USA企画(現行) 13MWZ
USA企画で発売されている現行モデル13MWZは、コストパフォーマンスの良いモデルです。
13MWZは、Wranglerの代表モデル11MWZの後継モデル。このアイテムは1964年誕生時の13MWZモデルをベースに復刻され、現在も本国アメリカで発売が続いています。
7アイコンズ以外に最も大きな特徴は、ブロークンデニムというWrangler独自の生地。右綾や左綾の生地はいずれも、履き込み洗濯を繰り返すうちにねじれを生じるのが問題でした。ブロークンデニムは綾織の綾目を崩した特殊な織物で、手触りが柔らかく洗ってもねじれる問題がありません。
やや細身でテーパードがかかった現代的なシルエット。リーズナブルな価格でWranglerらしい醍醐味を味わえますよ。
USA企画(現行) 936 スリムフィット
最後に紹介するのは、USA企画の現行モデル「936 スリムフィット」です。
こちらは現行モデル13MWZのスリムフィットバージョン。7アイコンズと呼ばれるディテールやブロークンデニム生地はそのままに、わたり幅だけをさらにスリムにしています。ただし、あくまでも原点はカウボーイ向けなので、ブーツを履けるように膝から裾まではストレートで13MWZと同じ太さに調整。
かなりフィット感のあるシルエットで、細身の方やスマートに着こなしたい方にとくにハマるモデルです。
Wranglerのジーンズを履いて
本記事では、大人世代におすすめのWranglerのジーンズを5つ紹介しました。
Wranglerのジーンズは他にはないデザイン性と履き心地が魅力です。いろいろな生地やシルエットでできたモデルを吟味して、ぜひ好みの1本を見つけてください。
履くと実はかっこいいWranglerのジーンズ。ぜひ気に入ったモデルを手に入れて、同年代の大人男性と差を付けましょう。
「3大ジーンズブランド」と言えば、Levi's、Lee、Wrangler。その中でもLevi'sは抜群の知名度を持っていますが、実はLeeにも独自の魅力があることをご存じでしょうか。
本記事では、Leeが提供する再現プロジェクト「THE ARCHIVES(アーカイブス)」の中から4モデルを紹介します。Levi'sとは違うLeeのジーンズの魅力、おすすめや選び方のポイントについて解説するのでぜひ参考にしてください。
Leeのジーンズをさりげなく履いて、ファッションで他の方と差をつけてみませんか。
Leeの歴史
1889年カンザス州にて、ヘンリー・デイヴィッド・リーが「Lee」の前身である「H.D.Lee マーカンタイル社」を設立。当初は食品や生活雑貨の卸売りがメインでしたが、カンザス州という開拓地の需要を受けワークウエアの仕入れ販売も手がけるようになります。
しかし入荷の遅れなどの問題が発生したことから、1911年には自社工場を設立して企画開発から製造までを行う本格的なブランドを立ち上げました。その後カウボーイやライダー向けのアイテムが徐々に評価され、ジェームズディーンなどの著名人が着用したことで確固たる地位を得ることになります。
現在は日本企業EDWIN(エドウイン)がライセンスを保有し、企画・製造・販売を行っています。
Lee「THE ARCHIVES」の魅力
Leeでは「THE ARCHIVES」シリーズにおいて歴代のモデルを復刻しています。ここではLee全般、そして特に「THE ARCHIVES」のLevi'sとは違った魅力を以下で解説します。
柔らかい生地
Leeのジーンズは、はじめから生地が柔らかいのが魅力です。
Levi’sのジーンズはデニムの織り方が右の綾織り(右綾)であるのに対して、Leeのジーンズは左綾で織られています。糸の撚り方と相まって、一般的に左綾の場合は生地のザラ感が抑えられて柔らかくなるのが特徴。
ジーンズのガシガシ感に抵抗のある方には、Leeのサラッとした生地感は魅力的ですよ。
おもしろい色落ち
Leeのジーンズの魅力の一つには、おもしろい色落ちも挙げられます。
Levi'sのジーンズは長く履き込み洗いをかけることで、ヒゲやハチノスと言われるはっきりとした濃淡が表れるのが特徴。
それに対してLeeは、太もも部分を中心に緩やかに色が薄くなるのが特徴です。左綾であることによって生まれる、縦方向に染料が抜ける色落ち(縦落ち)も印象的です。
色合いの主張が程良いLeeのジーンズは、どのアイテムとも合わせやすくコーデで重宝するでしょう。
外側に寄ったバックポケット
Leeのジーンズは、バックポケットの位置が外側に寄っているのが大きな特徴です。
Leeのジーンズはカウボーイやライダー向けに作られてきたという歴史があります。馬にまたがった状態でもポケットから物が取りやすい形状である必要から、Levi'sのジーンズよりもポケット位置が体の側面に位置しています。
バックポケットに財布などを入れたい方には機能面でもおすすめポイントですよ。
独自のデザイン性
Leeには他のブランドにはない独自のデザイン性があります。特にTHE ARCHIVESでは各年代のデザイン性が再現されています。
たとえば、外側に寄っているポケットの位置は、機能面だけでなくデザイン面でもLevi'sなどのジーンズにない大きな魅力です。ポケット形状は下向きに尖った独特のデザイン性を持ち、座ったときに馬を傷つけないようにリベットがないのも新鮮。
また、1926年に世界初のジッパーフライのジーンズを開発した経緯から、ジッパーを使用したモデルが豊富に存在するのもおもしろいところです。
それらのディテールは時代と共に少しずつ変遷していきました。THE ARCHIVESでは各年代の中から自分好みのデザイン性のものを選べます。
Lee「THE ARCHIVES」がおすすめの方と注意点
Lee「THE ARCHIVES」をおすすめしたい方はどんな方か説明しましょう。実際に選ぶ際の注意点にも触れるので参考にしてください。
Levi'sと違うジーンズを試したい方
Lee「THE ARCHIVES」は、Levi'sと違うジーンズを試したい方におすすめです。
Leeのジーンズは、最も有名なブランドLevi'sのジーンズとは違う点がたくさんあります。左綾、ポケットの配置やリベットの有無、ステッチなど、独自の機能性・デザイン性を楽しむことができます。
Levi'sやそれを元に制作されたジーンズに少し飽きてきた方には、違った選択肢としてLeeのジーンズはおすすめです。
キレイに履けるジーンズを探している方
キレイに履けるジーンズを探している方には、Lee「THE ARCHIVES」のモデルは選択肢としてピッタリです。
Levi'sは金鉱の労働者向けに作られた経緯から無骨な雰囲気、Leeはカウボーイ向けに作られた経緯からどちらかという洗練された雰囲気のモデルが多く存在します。シルエットにおいて違いがよく表れ、Leeのほうがキレイな印象で履けるものが多いのです。
また、左綾で生地が柔らかく縦落ちする特徴もキレイさを後押しします。着心地が良くサラッと履けて、他のどんなアイテムとも馴染みやすい色味。大人がスマートに普段使いするにはちょうどいい雰囲気がLeeにはあります。
サイズは1インチくらい大きめを
普段履いているサイズより1インチくらい大きめを選ぶように注意しましょう。
Leeのデニム生地は防縮加工(Sanforized)なので、基本的にはサイズ表記通りに選べば良いとされています。とはいえ、洗いを繰り返しているうちに実際は少し縮むので、少し大きめを選ぶのが無難です。
長く履いていくためにも1インチほど大きめを選んでおくと安心ですよ。
おすすめモデル
それではLee「THE ARCHIVES」のおすすめモデルを紹介します。
各モデルのウエスト32サイズの平置き寸法を以下で表にまとめたので、シルエットをイメージする際の参考にしてください。
w32タイプヒップワタリスソ幅股上1945テーパード1073421.530.51948細身ストレート10132.521.5291954ストレート1073422.530.51962細身テーパード1023320.529.5
※「EDWIN ONLINE MALL」の各モデルサイズ表より引用
それでは各年代モデルのディテールの違いなどを見ていきましょう。
1945 COWBOY 101
まずおすすめしたいのが「1945 COWBOY 101」モデルです。
1945年の終戦後からLeeは定番シリーズCOWBOYをRIDERSに移行します。そんな過渡期の中で、新旧のディテールが混ざった個体を再現したのがこちらのモデルです。
戦中までの右綾から、以後Leeの最大の特徴となる左綾に生地が刷新されたのがこの時期。フラッシャー(紙ラベル)は「RIDERS」表記にもかかわらず、フロントトップボタンは在庫のある「COWBOY」刻印のドーナツボタンが使用されています。Lee「THE ARCHIVES」の中で唯一のボタンフライのモデルです。
たっぷりとしたワタリを確保しつつも、しっかりテーパードが効いたシルエット。腰まわりには余裕を持ちつつも現代的に履きたい方にはちょうどいい形です。
1948 RIDERS 101-Z
次に紹介するのは、「1948 RIDERS 101-Z」です。
1926年に世界初で採用したジッパーフライ(zはジッパーの意味)をベースに、現在まで続くLeeのフラッグシップモデルの始まりとなったのがこちら。
フロントトップボタンはRIDERS刻印のボタンになったものの、股部を補強するクロッチリベットはまだ残っています。バックポケットは初期よりもやや小ぶりな都会的な形に変化し、このモデルよりLeeというピスネームが付くようになりました。
THE ARCHIVESのラインナップの中では最も細身のストレートシルエット。ジャストですっきりジーンズを履きたい大人にはおすすめのモデルです。
1954 RIDERS 101-Z
「1954 RIDERS 101-Z」は、Leeがワークウエアからファッションやストリートアイコンとして昇華し始めた頃のモデルです。
人気の火付け役となったのは、若くして亡くなった名優ジェームスディーン。彼が映画「理由なき反抗」で着用し、プライベートでも愛用していたことが知れ渡り一躍大人気に。
ディテールの変化としては、前の股部にあるクロッチリベットはついに排除され、今に続くジッパーフライのジーンズが始まります。
テーパードを抑えた、ちょうど良い太さのストレートシルエットのモデル。Lee特有のディテールを味わいながらもキレイすぎないスタイルを求めている方におすすめです。
1962 RIDERS 101-Z
最後に紹介するのは、「1962 RIDERS 101-Z」。
1962年にはファッションとしての需要が高まる時代に入り、馬上での機能性よりもスタイルを重視してジーンズを製造するようになります。セルビッジの仕様が片耳になったこと、内側のタグの位置が中央から向かって左側に移動したこと、ブランドロゴのオリジナルフォントが完成したことなど少しずつ変化も。
シルエットは細身のテーパード。Leeの生地感やディテールを楽しみつつ、脚に沿うようなフィット感のあるより現代的なジーンズを求めている方におすすめです。
Levi’sとは一味違うLeeの魅力を味わってみよう
本記事では、大人の選択肢になるLee「THE ARCHIVES」のジーンズを4モデル紹介しました。
Leeには王道Levi'sとは違った特徴があり、他の方と差別化できる魅力が詰まっています。代表的な特徴は、左綾による生地の柔らかさと独特な色落ち、そしてポケットの配置です。
さらに細かなディテールの違いをTHE ARCHIVESシリーズは再現してくれているので、自分好みのモデルをきっと見つけられるはずです。
Lee「THE ARCHIVES」のジーンズを手に入れて、今までとは違うジーンズライフを楽しみましょう。
創業から100年を超えるアメリカのワークウェアブランド「ディッキーズ(Dickies)」。数あるアイテムの中でも“定番中の定番”として半世紀以上愛され続けているのが、「874ワークパンツ」です。
今回はアパレル販売員歴10年の筆者が、874ワークパンツの中から特に大人の男性におすすめのカラーを5つご紹介します。またディッキーズの歴史や魅力、サイズの選び方なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
ディッキーズの歴史
ディッキーズが誕生したのは今から100年以上前の1922年。労働者のための服を仕立てるブランドとして、いとこ同士であるC.N.ウィリアムソンとE.E.ディッキーの2人が創業しました。
2人は全米各地のさまざまな職種の仕事現場を巡り、それぞれのユニフォームの特性を調査。そしてその知見を生かしながら、労働者のニーズに合わせたワークウェアを展開していきました。1923年には、874ワークパンツの原型となる「カーキパンツ」の生産をスタート。その後、カーキパンツと同素材で作られたトップスとのセットアップスタイルが、アメリカ全土へ浸透していきました。
第二次世界大戦後の1950年代、ディッキーズの本社があるテキサス州の石油労働者向けにカーキのワークウェアを発売したところ、大ヒットを飛ばします。そして1967年、ディッキーズはカーキパンツをさらに進化させた「874ワークパンツ」を発表しました。
874ワークパンツの人気が不動のものになったのは1990年代。アスファルトで擦れても破れにくいうえに手頃な価格帯であることから、アメリカ西海岸のスケーターたちにも支持され、当時盛り上がりをみせていたストリートカルチャーとともに、世界中に広まっていきました。
874ワークパンツの魅力
874ワークパンツの最大の魅力はなんといっても優れた耐久性です。そしてその耐久性を生み出しているのが「T/Cツイル」と呼ばれる素材。T/Cツイルはポリエステル65%・コットン35%の黄金比で混紡されたツイル(綾織り)素材で、擦れに強く破れにくいという特徴があります。
さらに、その生地には撥水・防汚・型崩れ防止などの効果がある「スコッチガード」という加工が施されており、シワや汚れがつきにくいという実用性も備わっています。また、874ワークパンツはゆとりのあるストレートシルエット、かつサイズやカラーの展開が豊富なため、自分の好み・体型にぴったりと合う一本が見つけられるのも魅力の一つです。
丈夫でシワや汚れがつきにくく、どんな人にも合う。874ワークパンツはまさにディッキーズのポリシー、"FIT YOU, FIT YOUR JOB(あなたにもあなたの仕事にもフィットする)"が体現されたアイテムといえます。
ジャストorルーズ?874ワークパンツのサイズ選びのポイント
874ワークパンツを選ぶ際のポイントは大きく3つです。それぞれを詳しく解説します。
ポイント1. ジャストで穿くかルーズに穿くか
874ワークパンツのサイズ選びは、自分がどのように着回したいかを決めることが最初のステップ。
874ワークパンツにはセンタープレスが施されているので、スラックス感覚できれいめに穿くこともできれば、オーバーサイズを選んでロールアップし、カジュアルな装いを楽しむこともできます。ジャストで穿くかルーズで穿くかによって、まったく異なる印象に見えるのです。
ルーズに穿くのももちろん素敵ですが、大人の男性におすすめなのはジャストサイズ、もしくは1サイズ(2inch)アップ。さらにレングスは少し短めのアンクル丈(くるぶし丈)にすると、カジュアルな装いでも大人らしさを演出できます。
ポイント2. サイズ表記は“ウエスト×レングス”
ディッキーズのパンツのサイズは、「30×32」のように「数字×数字」で表記されています。これは「ウエスト×レングス(股下)」を表したものです。
またアメリカのブランドのため、ウエストもレングスもinch(インチ)表記になっています。
以下はディッキーズの公式サイトに表示されているサイズを表にしたものです。もし当てはまるサイズがない場合は、1inch=2.54cmを目安にしてみてください。
サイズ(ウエスト×レングス)ウエスト股上股下わたり幅すそ幅28×30742875272228×32742879312230×30783075292230×32762881322232×30823075312332×3282-843081332334×30883275332334×328832813522.536×30903275332436×329032793623
ポイント3. 個体差がある前提で選ぶ
874ワークパンツのサイズを選ぶ際に、一つ注意していただきたいことがあります。それは「個体差が生じる可能性があること」です。
今回の記事を書くにあたってさまざまなオンラインショップのサイズ表を見比べたのですが、それぞれの数値に数cmの差がありました。よってサイズに迷ったときは、大きいサイズの方を選ぶことをおすすめします。
またAmazonなど返品・交換が可能なサイトで購入するとより安心でしょう。
ディッキーズの874ワークパンツ5選。おすすめカラーを紹介
ここからは874ワークパンツの豊富なカラーバリエーションの中から、特に大人の男性におすすめのカラーを5つご紹介します。
1. カーキ
874ワークパンツを代表するカラーであり、一番人気でもある「カーキ」。前述したようなディッキーズのルーツを知ると、1本目に選びたくなりますよね。
カーキと聞くと、くすんだグリーン系の色味を連想する方も多いのではないでしょうか。本来カーキ(khaki)とは「土ぼこり」を意味する言葉で、黄色味をおびた淡い茶系色のことをいいます。もともと軍服から生まれた色なので、ファッションにおいては迷彩柄に使われるようなグリーン系のカラーも含まれるようになったといわれています。
「ベージュ」と言った方が分かりやすいかもしれませんが、874ワークパンツには「デザートサンド」という同系色のカラーもあるのでご注意ください。
2. ブラック
言わずと知れた万能カラーのブラック。モード系やジャケパンスタイル(セットアップではないテーラードジャケットとパンツを組み合わせるスタイル)など、幅広いコーデにマッチしてくれます。
874ワークパンツは表面にコーティングが施されているため、購入したてはパリッとした履き心地です。しかし、穿いて洗ってを繰り返すと次第に自分の肌になじんでいきます。デニムやレザーの経年変化を楽しむように、“自分だけの一本”を育てられるのも、874ワークパンツの魅力の一つです。
3. ダークブラウン
ダークブラウンは温かみがあり、秋冬におすすめのカラー。ベージュなどの同系色と合わせると、より柔らかい印象に仕上がります。重たくなりすぎないシックなカラーは大人の男性にぴったりです。
4. チャコール
チャコール(charcoal)とは「炭」「木炭」という意味で、ファッションにおいては炭のような暗めのグレー色のことを指します。スーツにもよく使われるカラーなので、まさに“スラックス感覚”で着回せるところがおすすめポイント。ホワイトやブラックなどはっきりとしたカラーと好相性です。
5. ハンターグリーン
最後はモノトーンコーデの差し色におすすめしたい「ハンターグリーン」。狩猟服に用いられていたことから名付けられた深みのあるグリーンは、色味の主張が少なく、普段ベーシックカラーを着ることが多い方にも取り入れやすいカラーです。1本目はベーシックカラー、2本目は色ものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
874ワークパンツは“大定番”だからこそいい
今回はディッキーズの874ワークパンツをご紹介しました。定番中の定番アイテムには、長く愛され続けている理由があります。まだ874ワークパンツを穿いたことがないという方は、ぜひ豊富なバリエーションの中から自分にフィットする1本を探してみてください!
大人になるとファッションから距離ができて、「ジーンズと言えばリーバイス」という結論で止まっている方も多いのではないでしょうか。
そういう方こそ、ちょっと待ってください。アメリカで生まれたジーンズですが、独自の解釈で新たな価値を見出した国があります。それがここ日本です。
本記事では日本人特有の職人魂が光るMade in Japanのブランドを厳選し、それらの代表的なジーンズのモデルを6つ紹介します。ジーンズの歴史、日本のファッションの変遷を解説し、Made in Japanブランドの魅力もお伝えするので参考にしてください。
ジーンズの選択肢はリーバイスのみというのは卒業して、身近にある日本ブランドにも目を向けてみましょう。リーバイスに負けない奥深さを知って、もっとジーンズが好きになりますよ。
ジーンズの歴史と日本のファッション
どのようにジーンズは生まれたのか、そしてそのジーンズは日本においてどのようにファッションに取り入れられてきたのか解説します。
ジーンズはゴールドラッシュの作業着
ジーンズは1800年代後半にゴールドラッシュに湧くアメリカのサンフランシスコにて、採掘労働者の作業着として生まれました。
諸説ありますが、元々フランス南部のニーム地方で作られていた綾織物「セルジュ・ドゥ・ニーム」を語源としたデニム生地は存在しました。この生地を用いたパンツが各国へと輸出されたのはイタリアのジェノヴァからであったことから、ジーンズと称されるようになったとか。
前述のゴールドラッシュの際、当時のワークパンツは作業中に擦り切れてしまう欠点がありました。仕立て屋のジェイコブ・デイヴィスがそれを補うためリベットという金具で縫製を補強したパンツを開発し、リーバイ・ストラウス社と特許出願したものがジーンズの起源となったとされています。
その後、現在でも王者であり続ける名品501モデルがリーバイスの象徴として登場しました。
アメカジは日本のもの
ジーンズを愛用するスタイルの一つ、いわゆるアメリカンカジュアル(アメカジ)というファッションスタイルは日本で確立されたものです。日本で言うアメカジのスタイルを現在のアメリカ人が実践していることはあまりありません。
始まりは1960年代にアメリカ東部の名門大学「アイビーリーグ」の学生のスタイルを参考にした、いわゆるアイビールックが流行したこと。その後、1970年代にはアメリカの反戦運動によって生まれたヒッピースタイルも日本に上陸します。
そして1980年代からは東京渋谷から渋カジが大流行。それ以降はアメリカ本土の影響からは離れて、グランジ・裏原系などついに日本独自の解釈によりさまざまなファッションスタイルが生まれてきました。
どのアメカジの派生スタイルにおいても、ジーンズは形を変えて取り入れられています。ジーンズのヴィンテージとしての価値を上げたのは日本で、むしろ本国では多くの方にとって「最新にこそ価値があり、ヴィンテージはただ古いもの」という位置付けだったりするので不思議なものです。
Made in Japanブランドの魅力
Made in Japanブランドのジーンズの魅力について以下で解説します。さまざまな魅力がありますが、今回は3つに絞ってお伝えします。
再現に対するこだわり
最大の魅力は、各年代の当時のジーンズの雰囲気を再現することに対するこだわりがすさまじいことです。
たとえば同じリーバイスの501ジーンズでも、実は年代ごとにディテールは違います。それは当時の生活様式や社会状況の影響を受けて少しずつ進化していったから。であれば最新の501が一番価値があるようにも思えますが、ヴィンテージにしかない魅力があることをMade in Japanブランドは再発見しました。
各ブランドは日本人特有の職人魂によって年代の特徴を徹底的に研究し、レプリカとして再構築することを考え出しました。当時のジーンズの風合いや色落ちを楽しめるように糸から研究し、独特の凹凸が生まれる旧式のシャトル織機によって生地を制作。織物のミミと呼ばれるセルビッジが付いたジーンズには、一から作った各年代と同じ副資材が用いられ縫製されます。
実は、「Made in Japanブランドはリーバイス自身の復刻シリーズLVCよりも再現度が高い」という逆転現象が起きているとも言われるほど。
ただ、ブランドによって「どこまで当時のディテールを再現するのか」「どう現代の暮らしに落とし込める形にするのか」の哲学は違います。そこが好みの分かれていく醍醐味でもあるので、自分の好みに合ったブランドのアイテムを選んでください。
品質の高さ
海外から言われる、完成品の質の高さも当然大きな魅力の一つです。
特に縫製技術という面では、日本の職人たちが現在も大活躍しています。当時使われていたミシンを巧みに使用したり、あえて拙い縫製を再現したりと、彼らでしかできない生産体制が稼働し続けています。
特に象徴的なのは岡山県の児島。江戸時代から繊維産業の盛んな街でしたが、終戦後にジーンズが日本に入ってくるとデニム生地の縫製に力を入れました。そこからたくさんの国産デニムブランドが生まれ、現在ではジーンズストリートなるものまで存在する縫製工場の街になっています。
同じような「職人技術が残る街」が日本にはまだいくつも残っていて、その職人たちが各ブランドの確かな品質を下支えしているのが日本ブランドの強みです
買い求めやすさ
Made in Japanのジーンズは、2つの意味で買い求めやすいという魅力があります。
1つは、日本にあるので地理的な意味で購入方法がたくさんあります。
海外の方からすると日本のジーンズの評判は有名ですが、買う方法は割高の並行輸入品やセレクトショップなどに限られています。日本に住んでいることを最大限活用して、Made in Japanジーンズを吟味し気軽に購入できるのは海外から見れば魅力なのです。
もう1つは、ヴィンテージそのものより安く買えて、それと同じくらい楽しむことができることです。
今やヴィンテージジーンズは投機目的で売買されるような状況にあり、気軽に買って実際に履いて楽しむ対象ではなくなってきています。しかし、当時を再現してくれているMade in Japanジーンズであれば、本物よりもずっとリーズナブルに手に入れて一から育てることができます。
つまり、当時の雰囲気のアイテムを身に付けられるロマンと、経年変化の楽しみが気軽に味わえるという魅力があるのです。
おすすめブランドのジーンズ6選
おすすめのMade in Japanブランドのジーンズを厳選して6つ紹介します。ブランドごとにさまざまなモデルが用意されていますが、今回ははじめの1本として手を出しやすい各ブランドのフラッグシップモデルを選びました。
SUGER CANE 「1947 MODEL」
ベトナム戦争のあった1960年代に米軍向けの衣料製造から始まった東洋エンタープライズは、取り扱うジャンルによってさまざまなブランドを手掛けています。その一つがワークウェアを中心に展開するブランド、SUGER CANE(シュガーケーン)です。
そのSUGER CANEからSTANDARD DENIM 1947 MODELを紹介します。
1947年製の実物のヴィンテージを手本にして、生地や副資材、型紙、縫製まで再現したモデルです。14.25オンスのしっかりとした厚みがあり、当時と同様にやや幅広のシルエットが男らしさを醸し出すアイテムです。
さらに、このモデルのすごいところは、このレベルのこだわりでありながら老舗ならではの企業努力で価格が抑えられているところ。「入門編で迷ったらまずコレ」と推したい名品です。
RESOULTE 「710」
80年代後半日本におけるレプリカジーンズのブームを牽引した今はなきブランドDenime(ドゥニーム)。そのデザイナーだった林 芳亨 氏が立ち上げたのがRESOULTE(リゾルト)です。「たかがジーパンや」という発言が意図するように、デイリーウェアとしてのジーンズにこだわる一方、5品番の「ジーンズのみを販売する」という徹底ぶりで情熱が注ぎ込まれているブランドです。
今回紹介するのはその5品番の中でも、ブランドを代表するモデルの710。
1970年代のリーバイス通称66モデルをベースとした細身のストレートで、キレイ目のコーデを望む大人にはぴったりのアイテムです。生地に関しても、旧式の染色や織機を使用したこだわりも備えています。
RESOLTE最大の特徴は、710をはじめとする全品番で細かなウエストとレングスが用意されていることです。これによって、通常は起きてしまう「丈詰めによるシルエットの変化」を避けることができます。
「個人個人の体型に合ったフィッティングをしてほしい」という林氏の想いが詰まっており、ご本人が実際にフィッテイングを見立ててくれるイベントが行われるほどです。
WAREHOUSE & CO. 「Lot 1001XX」
「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けるブランドがWAREHOUSE & CO.(ウエアハウス)です。自社が所有するヴィンテージアイテムを徹底的に研究・考察し、当時の風合いを糸1本から再現するこだわりはMade in Japanブランドでも随一。
今回はWAREHOUSEのフラッグシップモデルであるLot 1001XXをおすすめします。
1930年代の実際のデニムバナーを解体し、糸から再解析することで当時のムラ糸そのものを制作。旧式の力織機で織った生地は、実物のリーバイスに負けず劣らず最高の経年変化を見せてくれます。形は腰回りにややゆとりがありつつ裾にかけて少しテーパードする、現代のファッションに理想的なシルエットを実現しています。
ありとあらゆる年代のアイテムを、当時の素材や形から野暮ったさも含めて完全再現することに定評のあるWAREHOUSE。その中では、履きやすい形に少し現代化されたむしろ珍しいモデルです。当時の雰囲気は味わいたいけれど、他のアイテムとも馴染みやすいジーンズがほしいという方に推薦したい名作ですよ。
STUDIO D'ARTISAN 「SD-101」
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)は、旧式の力織機で織られたセルビッジの付いた生地で世界で初めてヴィンテージジーンズのレプリカを制作しました。元々はフランスで学んだデザイナーが始めたM'ARIJUAN(マリジュアン)というセレクトショップのプライベートブランドとして誕生。ヴィンテージの忠実な再現ではなく、最大限の敬意を払いながら独自の解釈で新しい価値を創造するというコンセプトを持っています。
ここではレプリカとしてのスタンダードとして確固たる地位を築いたSD-100シリーズから、レギュラーストレートのSD-101を紹介します。
旧式の力織機で織り上げられた生地は15オンスと分厚く、色落ちには時間がかかる反面ヒゲやアタリがしっかり表れるという味わいがあります。丈夫でかつ合わせやすいシルエットでありながらも、色落ちはヴィンテージさながらの変化を見せるアイテム。「1本目から本物を選びたい」と考える方にはぜひ候補に入れてほしいモデルです。
ちなみに、マスコットキャラの豚のインディとクリッパーが革パッチに描かれているという隠れたチャーミングさもありますよ。
FULL COUNT 1101W
FULLCOUNT(フルカウント)は、生産効率が優先され淘汰されていった機器や生地、副資材を再構築することから始めて、1995年にようやく納得のセルビッジジーンズを完成させました。それ以降、工場の職人と力を合わせながら、さまざまな定番モデルを品質を落とさずに作り続けているブランドです。
FULLCOUNTのこだわりは何といっても履き心地。
今回紹介する1101W(Wはウォッシュの意味)も例外ではなく、柔らかな履き心地を実現するジンバブエコットンを使用して「家でも履き続けたいジーンズ」を完成させています。1101シリーズのシルエットはヴィンテージの香りは残しつつも、太すぎず軽くテーパードしたもの。
「ジーンズのゴワゴワ感は苦手だけど、デニム特有の風合いや色落ちは好き」という方におすすめのアイテムです。家でもリラックスして履ける快適さなので、ガンガン履いて自分だけの経年変化を楽しんでください。
TCB JEANS 「50’s」
TCB JEANS(ティーシービージーンズ)は他社製品のOEMを担う縫製工場からスタートし、その工場が発表するオリジナルという形で誕生しました。デニムの聖地である岡山県の児島にて、1Fに見学できる縫製の現場、2Fにショップ兼ショールームという「職人とお客さんをつなぐ」空間を構えています。
ここで紹介する50’sは、オリジナルを作るきっかけとなったモデル。
名前の通り1950年代リーバイス501xxの紙パッチのモデルを再現しようとしたもので、ヴィンテージを参考にパターンや縫製糸の番手や色までこだわる作り込み。股上は深く裾にかけてややテーパードするバランスの取れたシルエットなので、履く人の年代・体型を選びません。
縫製工場としての背景から、他ブランドに比べて価格が抑えられている点もTCB JEANSの売りの一つ。「初心者だけど、本物を気軽に味わいたい」という方に納得のコスパであることは間違いありません。
世界に誇るJapanブランドのジーンズをぜひ
本記事では、厳選したMade in Japanのブランドから6つのジーンズを紹介しました。
ヴィンテージから影響を受けてジーンズを制作する上で、どの部分が好きで何を重視するか、どこまでこだわりつつどこまで価格を抑えるか。これらの点はブランドによって千差万別ですが、どれも正解でそれぞれの味わいがあります。
好みによってブランドを選んで試してみて、もし気になるものが他に出てくれば複数のブランドや色々なモデルを楽しんでみてください。ジーンズの気軽さと奥深さの両方を知って、もっとファッションが楽しめるようになりますよ。