Ankerの体組成計「Eufy Smart Scale」モデル別の特徴の違いとおすすめ商品3選
今回は、Ankerの体組成計「Eufy Smart Scale(ユーフィー スマートスケール)」シリーズをご紹介します。
モバイルバッテリーやスマホ関連製品をはじめ、数多くのガジェットを手がけるAnker。なかでも体組成計はユーザーからの評価が高く、ヘルスケアやボディメイクを目指す大人メンズがこぞって購入。最近では各メディアの“ベストバイ商品”の常連となっています。
そこで今回は、Eufy Smart Scaleシリーズ全5種類の特徴や違いを徹底解説。シリーズの魅力や各モデルの特徴を詳しく解説していますので、商品選びの手引きとしてお役立てください。
目次
Ankerの体組成計「Eufy Smart Scale」シリーズとは?
Eufy Smart Scaleは、Anker社から発売されている体組成計です。
体組成計とは、体重やBMI、体脂肪率といった基本情報に加え、心拍数、筋肉量、骨量、体内年齢、皮下脂肪率など私たちの体の情報を隅々まで計測。全身の情報を「見える化」してくれるので、ヘルスケアやボディメイク、アスリートのトレーニングなど幅広い場面で活躍してくれます。
とくにEufy Smart Scaleはアプリとの連携機能に優れており、毎日の計測結果がスマホで簡単にチェック可能。グラフや3Dモデルを活用し視覚的に数値の変動が確認できるため、ダイエットやトレーニング、健康管理のモチベーションや効率が格段にアップします。近未来的なデザイン性の高さも、Eufy Smart Scaleの魅力です。
ちなみに、Eufy(ユーフィー)とはAnker社が展開するスマートホームブランド。モバイルバッテリーや充電器といった主力ブランドは「Anker」、体組成計やロボット掃除機といったスマートホームは「Eufy」。この他にもワイヤレスイヤホンやスピーカーが人気の「Soundcore(サウンドコア)」や、ホームプロジェクターの「NEBURA(ネビュラ)」など、ブランドラインナップが多いのもAnker社の特徴です。
「Eufy Smart Scale」シリーズの各モデル別の特徴や違いは?押さえておきたい3つのポイント
Eufy Smart Scaleは全5種類の製品が販売されています。各モデルの違いとして押さえておきたいのが、
1 計測項目の種類
2 搭載されている機能
3 Wifi通信の有無
です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.計測項目の種類│モデルによって計測できる項目の種類に違いがある
各モデルの最大の違いは、計測できる項目の種類です。下記の表は、製品別に計測できる項目を一覧にしたものです。
【ハイエンドモデル】
計測項目/モデル | Smart Scale P3 | Smart Scale P2 Pro | Smart Scale P2 |
---|---|---|---|
計測項目数 | 16 | 16 | 15 |
体重 | 〇 | 〇 | 〇 |
BMI | 〇 | 〇 | 〇 |
体脂肪率 | 〇 | 〇 | 〇 |
筋肉量 | 〇 | 〇 | 〇 |
心拍数 | 〇 | 〇 | ‐ |
水分量 | 〇 | 〇 | 〇 |
基礎代謝量 | 〇 | 〇 | 〇 |
内臓脂肪 | 〇 | 〇 | 〇 |
除脂肪体重 | 〇 | 〇 | 〇 |
体脂肪量 | 〇 | 〇 | 〇 |
骨量 | 〇 | 〇 | 〇 |
体内年齢 | 〇 | 〇 | 〇 |
タンパク質 | 〇 | 〇 | 〇 |
皮下脂肪率 | 〇 | 〇 | 〇 |
ボディタイプ ※1 | 〇 | 〇 | 〇 |
骨格筋量 | 〇 | 〇 | 〇 |
【エントリーモデル】
計測項目/モデル | Smart Scale A1 | Smart Scale C1 |
---|---|---|
計測項目数 | 12 | 12 |
体重 | 〇 | 〇 |
BMI | 〇 | 〇 |
体脂肪率 | 〇 | 〇 |
筋肉量 | 〇 | 〇 |
心拍数 | ‐ | ‐ |
水分量 | 〇 | 〇 |
基礎代謝量 | 〇 | 〇 |
内臓脂肪 | 〇 | 〇 |
除脂肪体重 | 〇 | 〇 |
体脂肪量 | 〇 | 〇 |
骨量 | 〇 | 〇 |
体内年齢 | ‐ | ‐ |
タンパク質 | ‐ | ‐ |
皮下脂肪率 | ‐ | ‐ |
ボディタイプ ※1 | 〇 | 〇 |
骨格筋量 | 〇 | 〇 |
ハイエンドモデルの「Smart Scale P3」と「Smart Scale P2 Pro」では16種類の計測が可能。体組成計として十分すぎる機能を備えています。また、エントリーモデルでも12種類の項目を計測でき、まずは体組成計を試してみたいといった方でもさまざまな計測が可能です。
Eufy Smart Scaleは計測精度の高さもユーザーから評価を集めており、医療機器やプロスポーツ向けの計測器と比較しても、誤差が少ないとの声が多く聞かれます。
モデルによってまったく見当違いな数値が出てしまうといった心配はありませんが、より正確な精度や詳細なデータを求めるなら、少し予算をオーバーしてもハイエンドモデルを選んでおくのがおすすめです。とくに本格的にダイエットやボディメイク、健康管理に取り組みたいなら、ハイエンドモデルへの投資は決して高くはないでしょう。
2.搭載されている機能│スペックや機能の数もモデルによって違う
計測項目の種類以外にも、モデルによって搭載されている機能に違いがあります。こちらも、ハイエンドモデルほど多彩な機能が用意されています。
【ハイエンドモデル】
項目/モデル | Smart Scale P3 | Smart Scale P2 Pro | Smart Scale P2 |
---|---|---|---|
発売日 | 2023年7月 | 2022年8月 | 2023年2月 |
価格(定価) | 9,990円 | 6,990円 | 5,990円 |
サイズ | 約32.5 × 32.5 × 2.6cm | 約28.0 × 28.0 × 2.6cm | 約28.0 × 28.0 × 2.6cm |
重さ | 約1.9kg | 約1.2kg | 約1.2kg |
測定単位 | 50g | 50g | 50g |
アプリ対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
計測項目数 | 16 | 16 | 15 |
ディスプレイ表示 可能項目数 | 14 | 3 | 2 |
U-Body 3Dモデル | 〇 | 〇 | 〇 |
高感度ITOコーティング | 〇 | 〇 | ‐ |
カロリー管理機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
赤ちゃん / ペットの体重測定モード | 〇 | 〇 | 〇 |
【エントリーモデル】
項目/モデル | Smart Scale A1 | Smart Scale C1 |
---|---|---|
発売日 | 2024年3月 | 2022年8月 |
価格(定価) | 2,690円 | 3,990円 |
サイズ | 約26.0 × 26.0 × 2.3cm | 約28.0 × 28.0 × 2.3cm |
重さ | 約1.1kg | 約1.2kg |
測定単位 | 100g | 100g |
アプリ対応 | 〇 | 〇 |
計測項目数 | 12 | 12 |
ディスプレイ表示 可能項目数 | 1 | 1 |
U-Body 3Dモデル | ‐ | ‐ |
高感度ITOコーティング | ‐ | ‐ |
カロリー管理機能 | 〇 | 〇 |
赤ちゃん / ペットの体重測定モード | ‐ | ‐ |
【ハイエンドモデルの違い】
ハイエンドモデルの中でも、やはり最上位モデル「Smart Scale P3」のハイスペックさが際立ちます。とくにディスプレイ表示可能項目数は14と、他の機種を圧倒。「Smart Scale P2 Pro」や「Smart Scale P2」ではモノクロ表示ですが、「Smart Scale P3」ならカラーディスプレイで計測結果をその場で確認できます。
スマホ連携でデータは確認できますが、その場ですぐに計測結果が確認できるのは想像以上に便利。ディスプレイ表示のカスタマイズもできるため、“パーソナル体組成計”として相棒のように活躍してくれます。
カラーディスプレイと豊富な表示項目が欲しいならP3を、モノクロディスプレイで必要な計測結果だけでも問題ないならP2やP2PROを選んでみましょう。
一方で「Smart Scale P2 Pro」や「Smart Scale P2」だけに搭載されているのが防水機能です。
防水機能が搭載されていないのは、より正確なデータを計測するため。体組成計の仕組みをごく簡単に説明すると、足裏から微弱な電流を流し、その反応から体内の情報を計測しています。つまり、計測する足裏が濡れている場合は正確な数値が計測できない可能性があります。「Smart Scale P3」が防水機能を搭載していないのは、数値の正確さに重きを置いているためでしょう。
とはいえ、お風呂上がりやサウナ後にすぐ計測したいといった方は防水機能が欲しいところ。防水機能が欲しいならP2 PROやP2を、防水機能がなくても構わないならP3を選んでみましょう。
【エントリーモデルの違い】
エントリーモデルの「Smart Scale A1」と「Smart Scale C1」の違いは、重さとサイズです。「Smart Scale A1」の方がコンパクトで軽く設計されており、価格も安価に設定されています。「Smart Scale A1」は2024年3月に発売された最新モデル。とくにこだわりがなければ、「Smart Scale A1」を選んでみましょう。
3.Wifi通信の有無│使い勝手の良さを選ぶならWifi通信があるハイエンドモデルを
「Eufy Smart Scale」シリーズではスマホアプリを使って計測データを管理・閲覧できます。ここでポイントとなってくるのが、通信規格の違いです。
ハイエンドモデルの3種類は、WifiとBluetoothの両方に対応しています。とくに便利なのがWifi連携で、あらかじめネットワークの設定を行っておけば、自動でデータが連携されます。
一方でエントリーモデルはBluetoothのみの対応です。Bluetoothの場合は通信距離が短いため、計測時に毎回スマホを本体近くまで持っていくのがやや面倒です。体組成計ではありませんが、筆者は依然Bluetooth連携のみの体重計を使用していました。計測は入浴前後に行っていたのですが、スマホを毎回脱衣所まで持っていく手間が面倒で、ついつい計測をサボってしまうようになりました。
体組成計を置く場所や計測するタイミングを検討し、Bluetoothのみで問題なければエントリーモデルを。スマホとの距離が離れてもしっかり計測できる手軽さや利便性を求めるなら、WifiとBluetoothの両方に対応しているハイエンドモデルを選んでみましょう。
Eufy Smart Scaleシリーズのおすすめ3選
ここまで各モデルの違いを「計測項目の種類」「搭載されている機能」「Wifi通信の有無」の3つのポイントから比較し特徴をご紹介してきました。
最後に、ここまでの情報を踏まえながら、筆者がとくにおすすめした3種類をご紹介します。購入時に確認しておきたい製品のスペックと、どんな人におすすめなのかをご紹介していきます。
1.Eufy Smart Scale P2 Pro
【こんな人におすすめ】
- バランスの良い定番モデルを選びたい
- 体組成計としての機能性はしっかりこだわりたい
- 計測結果はスマホで確認できればOK
「Eufy Smart Scale P2 Pro」は、体組成計としての精度をしっかり担保しつつ、機能性を厳選することで手を出しやすい価格帯を実現したバランスの良いモデルです。Eufy Smart Scaleの中でも定番モデルに位置付けられており、もっとも売れている種類と言えます。最上位モデルと比べてディスプレイの表示項目数が限られていますが、スマホで計測結果を確認できればOKといった方には、こちらのモデルでなんら問題はありません。防水機能が用意されているのは、「Eufy Smart Scale P2 Pro」「Eufy Smart Scale P2」の2種類のみです。
また「Eufy Smart Scale P2 Pro」と「Eufy Smart Scale P2」の違いは、心拍数計測の有無と高感度ITOコーティング機能の有無。高感度ITOコーティングとは、体組成計のどこに乗っても計測ができるコーティング加工で、計測時に足を置く位置をわざわざ確認する必要がなく、正確な計測を実現します。どちらか迷っているなら、1,000円高くても「Eufy Smart Scale P2 Pro」をおすすめします。
スペック | |
計測項目数 | 16 |
測定単位 | 50g |
通信 | Wifi、Bluetooth |
ディスプレイ表示項目数 | 3 |
2.Eufy Smart Scale P3
【こんな人におすすめ】
- 本格的なヘルスケアやトレーニング、ボディメイクに取り組みたい
- ディスプレイを使って計測結果をその場で確認したい
- もっともハイエンドなモデルを選びたい
「Eufy Smart Scale P3」は、Ankerの体組成計でもっともスペックに優れた最上位モデルです。シリーズで初となるカラーディスプレイは3.5インチで見やすく、計測結果をその場ですぐに確認できます。ディスプレイの表示項目もカスタマイズが可能なため、あなただけの「パーソナル体組成計」としてヘルスケアやトレーニング、ボディメイクをサポート。
本格的なヘルスケアやトレーニング、ボディメイクに取り組みたい方は、こちらのモデルをおすすめします。
スペック | |
計測項目数 | 16 |
測定単位 | 50g |
通信 | Wifi、Bluetooth |
ディスプレイ表示項目数 | 14 |
3.Eufy Smart Scale A1
【こんな人におすすめ】
- 入門機として体組成計を探している
- コンパクトで軽いモデルを購入したい
- Bluetooth通信のみでも問題ない
「Eufy Smart Scale A1」はAnkerの体組成計のエントリーモデル。2024年3月に発売されましたが、既存のエントリーモデル「Smart Scale C1」と比べてサイズをコンパクトにし軽量化を実現。さらに定価は3,990円→2,690円と驚きの価格設定です。
エントリーモデルのため測定できる項目数や搭載されている機能が少なく、通信はBluetoothのみ。とはいえ、手頃な価格で購入できる入門機を探しているといった方や、コンパクトで持ち運びやすいモデルを選びたい方にはおすすめのモデルです。
スペック | |
計測項目数 | 12 |
測定単位 | 100g |
通信 | Bluetoothのみ |
ディスプレイ表示項目数 | 1 |
健康は人生を楽しむための大切な土台
今回はAnkerの体組成計「Eufy Smart Scale」シリーズのモデルを、「計測項目の種類」「搭載されている機能」「Wifi通信の有無」の3つの視点から比較し紹介しました。
シリーズの定番モデルは「Eufy Smart Scale P2 Pro」で、体組成計としての精度や機能性のバランスが良く購入を検討する最有力候補です。
より本格的にヘルスケアやボディメイク、トレーニングに取り組むなら最上位モデルの「Eufy Smart Scale P3」をおすすめします。至れり尽くせりの性能で、あなたのパーソナルトレーナーのように詳細かつ正確なデータでサポートしてくれるでしょう。とくにカラーディスプレイはお金を出しても購入する価値があります。
気軽に体組成計を使ってみたい、入門機を探しているといった方なら「Eufy Smart Scale A1」がおすすめ。計測項目や機能は限られていますが、コンパクトかつ軽量に設計されており、どこでも使いやすいモデルです。ダイエットを始めたい方や、健康意識を高める一環として体組成計を選ぶならこちらのモデルがおすすめです。
体組成計は体重計や体脂肪計とは違い、体の詳細な情報を計測して「見える化」してくれます。筆者もそうですが、大人メンズは年齢を重ねると健康や体型が何かと気になってくるもの。健康は人生を楽しむための大切な土台です。この機会に体組成計で新しい習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。