男性の乾燥肌対策にヒアルロン酸は効果的?セラミドとの違いやおすすめアイテム5選
30代を過ぎたあたりから、「最近、肌がカサつく」「洗顔後にすぐつっぱる」といった乾燥肌の悩みを抱える男性は少なくありません。スキンケアに興味はあるけれど、何から始めればいいのか分からず、つい放置してしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな男性におすすめなのが「ヒアルロン酸」を配合したスキンケア。高い保湿力で乾燥を防ぎ、肌トラブルの予防にもつながります。
本記事では、男性の肌が乾燥する原因から、ヒアルロン酸とセラミドの違い、さらに編集部おすすめのアイテムまで、初心者でもすぐに実践できる乾燥対策を紹介します。
目次
男性の肌に「乾燥」が起こる原因とは?

男性の肌は皮脂が多いから乾燥とは無縁と思われがちですが、実は女性よりも水分量が少なく乾燥しやすい傾向があります。
シェービングによる角質の削れや、洗顔時のゴシゴシ洗い、紫外線ダメージなども乾燥を加速させる要因です。さらに加齢によって肌の保湿力が低下し、30〜40代になると小じわやくすみの原因にも。乾燥は放置すると見た目の印象にも影響するため、早めのケアが大切です。
食べ物も乾燥肌を起こす原因になる
乾燥肌の原因は外側の要因だけではありません。食生活の乱れも大きく関わります。
特にファストフードやインスタント食品に偏ると、肌のうるおいを保つために必要なビタミンやミネラルが不足し、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)のリズムが乱れやすくなります。
また、糖分の過剰摂取により「糖化」という現象を引き起こすと、肌の弾力や透明感が低下して、乾燥を悪化させる原因になるでしょう。野菜や果物に含まれるビタミンC、ナッツに多いビタミンE、青魚やオリーブオイルに含まれる良質な脂質は、肌の保湿力をサポートしてくれます。乾燥対策はスキンケアだけでなく、内側からの意識改革も欠かせないのです。
男性特有の乾燥には「ヒアルロン酸」が効果的!

乾燥対策の代表的な成分といえば「ヒアルロン酸」。水分保持能力が非常に高く、わずか1gで6リットルもの水を抱え込めるといわれています。
男性の肌は毎日のシェービングや外部刺激でバリア機能が低下しやすいため、ヒアルロン酸のようにしっかり水分を保持できる成分がおすすめです。
ヒアルロン酸の保水メカニズムって?
ヒアルロン酸はもともと肌の真皮や細胞間に存在し、スポンジのように水分を抱え込んで保持する働きをしています。化粧水や美容液に配合されたヒアルロン酸は、角質層にうるおいを与え、乾燥による小じわを目立たなくする効果が期待できます。
特に男性の肌は皮脂が多い一方で水分量が少なく、洗顔後やシェービング後に乾燥しやすいため、保水メカニズムを補う成分として非常に有効です。
最近は浸透力を高めた「加水分解ヒアルロン酸」や「アセチルヒアルロン酸Na」などの進化型成分も登場しており、初心者でも日常的に取り入れやすいアイテムが増えています。
しつこい乾燥にはヒアルロン酸とセラミドはどっちがおすすめ?
乾燥対策の成分といえば「ヒアルロン酸」と「セラミド」。どちらも保湿力に優れていますが、働き方が異なります。
ヒアルロン酸は水分を保持する力に長け、セラミドは肌のバリア機能を高める役割を持っています。肌の状態や目的に合わせて使い分けるのが理想的です。
例えば軽い乾燥や洗顔後のつっぱり程度なら、ヒアルロン酸入りの化粧水や美容液で水分を補うだけでも十分なケアになります。しかし、乾燥が進んで赤みやかゆみを伴う場合や、バリア機能が著しく低下していると感じるなら、セラミド入りのクリームや乳液を選ぶのがよいでしょう。
セラミドは細胞間脂質を補うことで、外部刺激から肌を守る“フタ”のような役割を果たします。最近は両方を配合した製品も多く、初心者なら「ヒアルロン酸+セラミド配合」のオールインワンタイプを選ぶのもおすすめです。
ヒアルロン酸とセラミドは併用できる!効果的な順番は?
ヒアルロン酸とセラミドは、それぞれ得意分野が異なるため併用して使用するのもおすすめです。ヒアルロン酸は肌にたっぷり水分を与える働きがあり、セラミドはその水分を逃がさず守る役割を持っています。
イメージとしては「ヒアルロン酸で潤し、セラミドでフタをする」流れです。ただし、順番を間違えると効果が半減するので注意が必要。基本は化粧水や美容液に含まれるヒアルロン酸を先に、その後にセラミド入りの乳液やクリームを重ねるのが鉄則です。
また、最近ではヒアルロン酸とセラミドを両方配合したオールインワンアイテムもあり、時間がない朝やケアが面倒な日でも安心です。
乾燥肌向けのヒアルロン酸を配合したアイテムの選び方

ヒアルロン酸入りのスキンケアアイテムを選ぶ際には、以下の3点を意識することが大切です。
- 種類
- 使い心地
- 価格
特に初心者はシンプルな使用感と続けやすさを重視すると失敗しにくいでしょう。ここからは、乾燥対策を行いたい方におすすめのヒアルロン酸を配合したアイテムの選び方を紹介します。
ヒアルロン酸の種類で選ぶ
ヒアルロン酸には大きく分けて「高分子ヒアルロン酸」「低分子ヒアルロン酸」「加水分解ヒアルロン酸」など複数の種類があります。
高分子は肌表面にとどまり、乾燥を防ぐバリアのような働きをします。低分子や加水分解タイプは角質層まで浸透しやすく、内部からふっくらと潤う実感を得やすいのが特徴です。
アイテム選びの際は配合されている種類をチェックし、自分の肌状態に合ったものを選ぶことが大切です。
使用感とテクスチャーを意識して選ぶ
男性はベタつきを嫌う人が多いため、テクスチャー選びは意外と重要です。さっぱりとした化粧水タイプやジェルタイプなら軽い使い心地で快適に続けやすいでしょう。また、乾燥がひどい人はクリームや濃厚美容液タイプが適しています。
特にオフィスワークで空調による乾燥が気になる方には、日中に使いやすいジェルタイプが便利です。自分のライフスタイルに合わせてテクスチャーを選ぶと、継続しやすくなります。
続けやすい価格帯を選ぶ
スキンケアは続けることで効果を発揮します。そのため、価格帯は無理のない範囲で選ぶのが基本です。
3,000円以下のドラッグストアコスメでも十分な保湿力を実感できるアイテムは多く存在します。一方で、スペシャルケアやエイジング対策を重視したい場合は、少し高めのラインをプラスするのもよいでしょう。
重要なのは“背伸びせずに続けられるかどうか”。予算と効果のバランスを見極めて、自分に合った商品を選びましょう。
編集部おすすめ!乾燥対策に使いたいヒアルロン酸入りアイテム5選
ここからは、初心者でも取り入れやすいヒアルロン酸入りのスキンケアアイテムを厳選してご紹介します。手に取りやすい価格帯から、少しリッチなアイテムまで幅広く揃えました。
簡単ケアに便利!「LUCIDO(ルシード)薬用 パーフェクトスキンクリームEX」

LUCIDOの「薬用 パーフェクトスキンクリームEX」は、化粧水・乳液・クリーム・美容液・パック・アイクリームの6機能を1つでカバーするオールインワンタイプの医薬部外品です。乾燥ケアできるヒアルロン酸が配合されており、肌にうるおいを与え長時間維持する役割を担ってくれます。
またベタつかず、しっかりうるおう高保湿タイプとして設計されており、シェービング後の乾燥やカミソリ負けダメージのリカバーにも対応可能。さらに、ナイアシンアミドのシワ改善効果や、シミ対策機能、カミソリ負けの防止効果も備えたトータルケア処方です。
オールインワンタイプ「uno(ウーノ)バイタル クリームパーフェクション」

uno(ウーノ)の「バイタル クリームパーフェクション f」は、化粧水・乳液・美容液・クリーム・マスクの5役をこなすオールインワンジェルクリーム。洗顔後にこれひとつでスキンケアが完了する手軽さが魅力です。
保湿成分として、ヒアルロン酸Naとアセチルヒアルロン酸NaのWヒアルロン酸を配合し、角層までスピード浸透してうるおいを与えます。
ベタつかず軽やかな使用感なので男性にも続けやすく、乾燥やカサつきが気になる30〜40代の肌ケアにぴったりです。
ヒアルロン酸入りの手軽な化粧水「肌ラボ 極潤プレミアムヒアルロン液」

肌ラボの「極潤 プレミアムヒアルロン液」は、ドラッグストアで手軽に購入できる高コスパの化粧水として人気です。
特徴は、通常のヒアルロン酸に加え、より浸透しやすい「加水分解ヒアルロン酸」や肌表面にうるおいをキープする「アセチルヒアルロン酸Na」など、複数の種類を組み合わせて配合している点。乾燥でつっぱる肌にもしっかり水分を与え、ベタつかずサラッとした使用感で男性にも使いやすい処方になっています。
洗顔後の保湿ケアを始めたい初心者でも取り入れやすい一本です。
ヒアルロン酸とセラミド入りの保湿クリーム「アビブ ドクダミクリームカーミングチューブ」

アビブの「ドクダミクリームカーミングチューブ」は、韓国コスメで注目されている高保湿クリーム。ドクダミエキスによる鎮静効果に加え、8種類のヒアルロン酸とセラミドを配合しており、外部刺激でバリア機能が乱れがちな男性の肌にうるおいを閉じ込めてくれます。
軽いテクスチャーで、ベタつきにくいのも魅力。日中の乾燥やカミソリ負けを防ぎながら肌を守ることができるため、30〜40代の男性が日常的に使いやすいアイテムです。
高濃度タイプ「ドクターシーラボ スーパー100シリーズ ヒアルロン酸原液」

ドクターシーラボの「スーパー100シリーズ ヒアルロン酸原液」は、ヒアルロン酸Naを高濃度で配合した原液タイプの美容液です。
1滴で肌に強力な保湿効果をもたらし、乾燥でごわついた肌をやわらかく整えてくれます。化粧水に混ぜて使ったり、気になる部分に直接塗布したりと使い方も自在。シンプルでありながら効果実感が高いため、スキンケア初心者にも扱いやすいアイテムです。
乾燥の強い季節やエアコン環境での水分不足対策に最適。男性の肌にもスッとなじむ軽いテクスチャーが魅力です。
ヒアルロン酸で30〜40代男性の乾燥肌を根本からケアしよう
乾燥肌は放置すると年齢以上に老けて見えてしまう原因になります。しかし、ヒアルロン酸を取り入れることで肌にしっかり水分を補給し、健康的な印象を取り戻すことが可能です。
さらにセラミドを併用すれば、より強力な乾燥対策が期待できます。難しいステップは不要。まずは化粧水やオールインワンから始めて、習慣にすることが大切です。今日から「乾燥しない男肌」を目指して一歩踏み出してみましょう。