性別を問わず魅了されるイソップの香水|人気の香り4種をご紹介
オーストラリア・メルボルン発のコスメブランド「イソップ(Aesop)」。こだわり抜かれた成分と、ハーブや柑橘、ウッド系を中心としたナチュラルな香りのアイテムで、性別を問わず高い人気を誇っています。
今回はそんなイソップのアイテムの中から香水をご紹介。人気の香り4種とともに、イソップの香水の特徴やおすすめのつけ方なども解説します。香水をお探しの方、イソップのアイテムが気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください!
イソップの香水の特徴|“アロマ”のような香りが長時間持続
まずはイソップの香水がどのような特徴を持っているのか、3つの項目で解説します。
特徴1. 香りが強めのオードパルファム・パルファム
香水は主に香料・アルコール・水でつくられており、その中に含まれる香料の割合「賦香率(ふこうりつ)」によって4つに分類されます。賦香率が低い順にオーデコロン・オードトワレ・オードパルファム・パルファムとなり、一般的に賦香率が高いほど香りが強く、持続時間が長くなります。
イソップの香水のほとんどは、香りが少し強めのオードパルファム。一部の香りではパルファムも展開されています。オードパルファムは約4〜5時間、パルファムは約5〜7時間香りが持続するため、付け直す必要がありません。イソップの香水はつけ直しの手間を省きたい方やなるべく長時間香らせたい方に向いています。
特徴2. 香水というよりアロマのような香り
イソップの香水はハーブや柑橘、ウッド系を主体としたナチュラルな香り。大地や新緑の森、芳醇な香りのスパイス、海岸線など、さまざまなものからインスパイアされており、シュッと肌に吹きつけた瞬間に、まるで森の中や異国の地にテレポートしたかのような感覚へといざなってくれます。
一般的にイメージされる香水とは違ったアロマのような香りなので、「香水は苦手だったけど、イソップのものならつけられる」という方も少なくありません。またイソップの香水は性別を問わず支持されているので、「周囲からも好まれる香りを身にまといたい」と考える方にもおすすめです。
特徴3. ミニマルで洗練されたパッケージ
選び抜かれた成分はもちろんのこと、スタイリッシュなパッケージデザインもイソップ製品の魅力。香水においても世界観が統一されており、実験室に置かれた薬品のような、アンバー色の遮光ボトルに入っています。部屋に置いておくだけでおしゃれな空間を演出してくれる、スタイリッシュなデザインです。
イソップの香水のつけ方|ほんのり香らせるための3つのポイント
「香害」という言葉もあるように、せっかくの素敵な香りも強すぎると周囲の人に不快な思いをさせてしまう可能性も。ここからはイソップの香水をつけるときのポイントを解説します。
ポイント1. 清潔な肌につける
香水は清潔な肌に直接つけるのが鉄則。汗をかいた肌や前につけた香水が残っている状態の肌につけると他の成分と混ざり、微妙な香りになってしまいます。
やむを得ずそうした状況になってしまった場合はシャワーを浴びるか、無香料の汗ふきシートやウエットティッシュなどで塗布する場所をきれいに拭くことで、本来の香りを発揮できます。
また、中には「肌が敏感だから服につけたい」という方もいらっしゃるかもしれません。服によってはシミになることがあるので、目立たない部分で一度試してから使用するようにしましょう。
ポイント2. 足につけてほんのり香らせる
香水の香りの分子は、温度が高くなると揮発性が高まり、香りが広がりやすくなります。そのため、一般的には首や手首など脈拍がとれる体温の高い箇所「パルスポイント」に香水をつけるのがよいとされています。
しかし、イソップの香水は香りが強めのオードパルファムやパルファム。つける量を調節できる上級者であれば問題ないですが、初心者や量の調節が苦手な方がパルスポイントにつけると、香り過ぎてしまうかもしれません。
そこでおすすめしたい箇所が「足」です。暖かい空気が上に流れるように、香りも体温に乗って上昇するため、太ももやひざ裏、足首などにつけることで、さりげなく香らせられます。
つけ方のコツは、肌から20〜30cm離して、1ヶ所につき1プッシュすること。スプレータイプをつけるのが苦手な方は、ロールオンタイプの容器に詰め替えるのもおすすめです。ボール型のヘッドを肌の上で少し転がすだけで、狙った箇所にピンポイントでつけられます。持ち歩きにも便利なので、気になる方はぜひ試してみてください。
ポイント3. 出かける30分前につけておく
イソップの香水は肌につけると、トップノート→ミドルノート→ベースノートの3段階で香りが変化します。
イソップの香水の“顔”となるのは、ベースノート。つけてから30分ほどでミドルノートが弱まり、ベースノートが香り始めます。一番肌にまとう時間が長いのがこの香りです。ベースノートが肌と反応することによって、その人にしか出せないオリジナルの香りが生まれます。
よってイソップの香水は出かける30分前につけるのがベスト。出かける直前につけるとトップノートが強く香ってしまうため、つけるタイミングに注意しましょう。
また食事を楽しむ飲食店や体調不良の人がいる病院、弔事などに行く場合は、香水は控えるのがマナーです。大人の男性はマナーを守り、有効的に使用しましょう。
イソップの香水|人気の香り4選
イソップの香水は全部で10種類あり(2023年時点)、初めて購入する場合はどれにしようか迷う方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、性別を問わず人気のある香りを4つご紹介します。
1. タシット(Tacit) オードパルファム
トップノート | ユズ・バジルグランベール・クローブ |
ミドルノート | ローズマリー・ミント・フェンネル |
ベースノート | シダーウッド・ベチバーハート・アンバー |
最初にご紹介するのは、開発に約7年の歳月がかかったとされる「タシット」。香港を舞台にしたロマンス映画「花様年華(かようねんが)」や、イタリアの画家・彫刻家の「ジョルジョ・デ・キリコ」、地中海の海岸線など、さまざまなものから着想を得てつくられています。
ユズとバジルグランベールの爽やかなトップノートからハーバルなミドルノートへ変化し、最後はウッディ&スパイシーな香りでフィニッシュ。爽やかさだけでなく落ち着いた大人の魅力も感じられるようなフレグランスです。クセがなく万人受けしやすいので、もし香りで迷ったらタシットから試してみてください。
2. ヒュイル(Hwyl) オードパルファム
トップノート | タイム・エレミ・ピンクペッパー |
ミドルノート | サイプレス・スウェード・ゼラニウム |
ベースノート | ベチバー・フランキンセンス・シダー |
ウェールズ語で「気力や活力を奮い立たせる感覚」という意味の「ヒュイル」。その名前とは対照的に、香りは「日本古代のヒノキの森が持つ静寂と平穏」から着想を得ています。スモーキー&スパイシーなトップノートから、ヒノキを連想させるようなウッディな香りへと変化。甘さのない香りが好きな方に向いています。
またヒュイルは個性的な香りなので、つけ過ぎには注意。自宅でのリラックスタイムや寝る前にシュッと一吹きするなど、自分で楽しむための使用もおすすめです。
3. ローズ (Rozu) オードパルファム
トップノート | ローズ・ピンクペッパー・シソ |
ミドルノート | ローズ・グアヤクウッド・ジャスミン |
ベースノート | ベチバ-・パチュリ・ミルラ |
「ローズ」はバラの一生を表現したフレグランス。フランス出身の建築家・デザイナー「シャルロット・ペリアン」の生涯、作品、情熱から着想を得ています。よくある甘いバラの香りとは違い、グリーンかつスモーキーな香りです。
1940年に初来日し、日本各地の伝統工芸に深い感銘を受けたペリアン。それを表現するかのようにトップノートではほんのりシソが香り、和のテイストも感じられます。
4. マラケッシュ インテンス (Marrakech Intense)オードパルファム
トップノート | ベルガモット・ネロリ・ジャスミン |
ミドルノート | ローズ・カルダモン・パチュリ |
ベースノート | サンダルウッド・シダーウッド・クローブ |
イソップが2005年に初めて開発したフレグランス「マラケッシュ オードトワレ」を現代版に解釈した「マラケッシュ インテンス」。モロッコ・マラケシュの街からインスパイアされており、伝統的な料理に使用されるスパイスの香り、バザールを特徴づける強烈な色彩、街を取り囲む砂漠、温かいもてなしの心などが表現されています。
トップノートのスパイシーかつ爽やかな香りが弱まってくると、フローラルのゆるやかな甘さが香りはじめ、サンダルウッドとシダーウッドをベースとしたウッディで官能的な香りへと変化。上質なお香を連想させるような大人のフレグランスです。
性別問わず好まれるイソップの香水でより魅力的に
今回はイソップで人気の香水4種をご紹介しました。香水は自分をより魅力的にみせてくれるアイテムの一つです。他ブランドとは一線を画すイソップのフレグランスをぜひ肌にまとってみてください!