アメリカのシューズメーカー「コンバース(CONVERSE)」。その代表作の一つが、バスケットシューズとしてのルーツを持つ「オールスター(ALLSTAR)」です。
“永久定番”としての呼び声が高いオールスターですが、たくさんの人に愛用されている分、周りの人とよくかぶってしまうことを気にされている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、今回ご紹介する「U.S.ORIGINATOR(U.S.オリジネーター)」シリーズのオールスターです。スタンダードモデルとは異なるディテールがあるため、さりげなく他と差をつけられます。
今回はオールスターが誕生した経緯や、スタンダードモデルとの違いを徹底解説。また最後はU.S.ORIGINATORシリーズのラインナップもご紹介しますので、オールスターの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください!
リリース当時から変わらないデザインのコンバース「オールスター」
1908年にアメリカのマサチューセッツ州で創業されたコンバース。創業当初は雨や雪の中でも作業できるラバーシューズの製造をおこなっていました。
しかし、ラバーシューズが売れるのは雨季や冬場のみ。創業者の「マーキス・M・コンバース」は、年間を通して販売できる商品を模索し始めます。そして着目したのが、当時はまだ歴史の浅かったスポーツ「バスケットボール」でした。
マーキスは試行錯誤の末、1917年にバスケットボール専用シューズ「キャンバス オールスター」を開発。足首を保護するハイカットやヒールラベル、アンクルパッチなどの機能・デザインはデビュー当時からすでに備わっており、100年以上が経った現行のスタンダードモデルともほとんど変わらない姿だったといわれています。
バスケットボールとキャンバスオールスターの普及に貢献した「チャック・テイラー」
オールスターは「チャック・テイラー」という愛称でも親しまれています。これはキャンバスオールスターを愛用していた当時のスタープレイヤー「チャック・テイラー(チャールズ・H・テイラー)」の名前です。
彼は現役期間を通じてオールスターを愛用していただけでなく、引退後も普及に大きく貢献。さらには改良のために、さまざまな助言をコンバースに与えました。
その功績が称えられ、1946年からは彼の名がアンクルパッチ(くるぶしを保護するための円形のパッチ)に記されるようになったのです。そしてその名前は現行のオールスターにも刻まれています。
「U.S.ORIGINATOR」のオールスターとスタンダードモデルの違い
ここからはU.S.ORIGINATORシリーズのオールスターとスタンダードモデルの違いを解説します。見た目は大きく変わらないものの、ディテールにたくさんの違いがあります。比較できるよう表にまとめてみたので、以下をご覧ください。
パーツU.S.ORIGINATORシリーズスタンダードモデルアッパーキャンバス地・洗い加工ありキャンバス地・洗い加工なしラバー黄みがかったホワイト(生成り)ツヤあり青みがかったホワイト(真っ白)ツヤなしトゥスタンダードモデルよりシャープーシューレース6mm幅・コットン製ポリエステル製アンクルパッチ上部にノッチ(小さな突起)ありノッチなしハトメ光沢ありセミマットヒールラベル「U.S.ORIGINATOR」の印字ありーヒールテープアッパーとは別のコットン素材アッパーと同じ素材インソール高密度ウレタンフォームとラバースポンジのインソールー
U.S.ORIGINATORは「古き良きアメリカンヴィンテージ」を追求したシリーズなので、随所にそれを感じることができます。トゥを見ると分かりやすいのですが、ラバーはナチュラルなホワイトカラーで光沢があり、スタンダードモデルよりも高級感のあるルックス。またアッパーのキャンバス地には洗い加工が施されていて、履き始めからすぐになじんでくれます。
そしてもっともこだわりが感じられるのが、アンクルパッチの“ノッチ”です。U.S.ORIGINATORシリーズのアンクルパッチの上部には、よく見ないと気づかないほど小さい三角の突起があります。これはアメリカで生産がおこなわれていた当時のディテールを再現したもの。
こうした特徴は、通称「CT70」と呼ばれる「チャックテイラー’70(Chuck Taylor’70)」に似ているといわれています。CT70はアメリカ企画のため日本では正規販売されていませんが、1960〜1970年代のディテールを再現したヴィンテージ感のあるモデルで、マニアの間でたいへん人気です。
CT70はスタンダードモデルの倍に近い価格で取引されていますが、U.S.ORIGINATORシリーズのオールスターはスタンダードモデルとわずか数千円の差。コスパの良さも魅力の一つです。
コンバース「U.S.ORIGINATOR」シリーズのラインナップ
ここからはU.S.ORIGINATORシリーズのオールスターのラインナップをご紹介します。
1. 【CONVERSE】 コンバース AS US HI オールスター US HI
U.S.ORIGINATORシリーズは、スタンダードなオールスターと同様、ハイカットとローカットの2種類の展開です。ハイカットの定番カラーはブラックとホワイト/トリコの2色。
ブラックは足元を引き締め、スタイリッシュな印象を演出してくれます。ソールがホワイトカラー、かつアッパーは洗い加工が施されたキャンバス素材なので、ブラックでも重たく見えません。
ホワイト/トリコは、スタンダードモデルのオプティカルホワイトと色味が異なります。オプティカルホワイトは「青みがかった白(真っ白)」ですが、ホワイト/トリコは「黄みがかった白(生成り)」です。ナチュラルでカジュアルコーデによくなじみます。
またオールスターのホワイト系の定番カラーには、他のカラーには見られないレッドとブルー(ネイビー)のラインが入っています。トリコロール(フランス国旗に使用されている3色)になっているので、ボーダーアイテムや濃紺デニムなど、フレンチカジュアルの代表アイテムとの相性も抜群です。
オールスターのハイカットはシューレースをきつめに絞って履くと、レースアップブーツのようにかっこよく履きこなせます。「本当はハイカットの方が好きだけど、履きにくいから避けがち…」という方は、伸縮性のあるシューレース(ゴム紐)に付け替えるのもおすすめです。同じ幅(6mm)、かつ生成りカラーのシューレースを選べば、U.S.ORIGINATORシリーズの良さを損ないません。
2. 【CONVERSE】 コンバース AS US OX オールスター US OX
ローカットもブラックとホワイト/トリコの2色が定番カラーです。
この他にも半期(春夏/秋冬)ごとにコラボアイテムや限定カラーが登場します。「人とかぶりにくいカラーがほしい」という方は、冬から春、または夏から秋の季節の変わり目に新作をチェックしてみてください。
またオールスターは新品よりも履き古されたものの方がかっこいいとされています。購入直後は特に頻繁に履き、自分だけのオールスターを育てる感覚を味わってみてください。
定番こそ大人のこだわりを
今回はコンバース・U.S.ORIGINATORシリーズのオールスターをご紹介しました。「ずっと履き続けたい」と思える定番のスニーカーも、ブランドのルーツを知ったうえで、素材やディテールにまでこだわって選ぶと、さらに愛着が湧くはず。
これまでスタンダードモデルを履いていた方、オールスターが気になっていた方は、ぜひ一度U.S.ORIGINATORシリーズを試してみてください!
2000年前後のトレンドを取り入れた「Y2Kファッション」が注目され、ソールに厚みのあるスニーカーの人気が続く昨今。しかし、その流行とは裏腹に、ドイツ発祥のスポーツメーカー「アディダス(adidas)」の「サンバ(samba)」をはじめとしたソールの薄いクラシックなモデルが、おしゃれに関心の高い男性の間で人気を集めています。
そこで今回は、サンバの特徴やサイズ感、アディダスの起源などを解説したうえで、大人男性におすすめのサンバを5つご紹介します。サンバが気になっている方、スニーカーをお探しの方はぜひ参考にしてみてください!
各スポーツの専用シューズを開発してきたアディダス
アディダスの創設者は、父が靴職人の家庭に生まれた「アドルフ・ダスラー」。ブランド名はアドルフのニックネーム「アディ」と、ファーストネームの「ダスラー」に由来しています。
1920年、アドルフは兄の「ルドルフ・ダスラー」とともに、靴製造会社「ダスラー兄弟商会」を立ち上げ、スポーツ専用シューズを開発・販売していました。しかし、兄弟間の意見の対立から1948年に会社を解散。ダスラー兄弟はそれぞれ独立を決意し、アドルフはアディダスを、ルドルフはルーダ(現:プーマ)を設立します。
フットボールシューズで名声を高める
アディダス創業者のアドルフは自身が陸上選手だった経験から、それぞれの競技に合った専用シューズの必要性を感じ、さまざまなスポーツシューズの開発に情熱を注ぎます。なかでもフットボールシューズは、アディダスの歴史を語るうえで欠かせない存在。今回ご紹介するサンバも、もともとは冬場の滑りやすいピッチでも使用できるフットボールシューズとして開発されました。
アディダス製のスパイクが勝敗を分けたといわれている歴史的一戦もあります。それは1954年にスイスで開催されたFIFAワールドカップの決勝、西ドイツ対ハンガリー戦です。この試合の日は雨が降っていて、ピッチがぬかるみ、滑りやすい状態でした。
そこで創業者のアドルフは西ドイツの選手たちに、スタッドが交換可能なスパイクを着用すること、そして長めのスタッドに交換することをアドバイスします。
そのおかげで選手たちは滑りやすいピッチ上でも実力を発揮。“4年間無敗”を誇っていたハンガリーに逆転勝利し、初優勝を飾りました。この一戦はのちに「Wunder von bern(ベルンの奇跡)」と称され、現在も語り継がれています。
フットボールシューズの名残を感じるアディダスの「サンバ」3つの特徴
サンバがアディダスに登場したのは、ブラジルでFIFAワールドカップが開催された1950年。モデル名はブラジルの代表的な音楽「サンバ」から採用したといわれています。
ここからはそんなサンバの特徴を、3つの項目で解説します。
特徴1. グリップ力が高いノンマーキングラバーアウトソール
サンバのアウトソールの底面には、3つの丸い穴があります。この穴に体重がかかると中の空気が抜けて真空状態になり、地面を吸盤のようにキャッチ。これにより高いグリップ力を発揮します。
また、中にはアウトソールに「ノンマーキング」が採用されているモデルも。摩擦などで床にラバー跡をつけてしまうことがないので、インドアコートでも安心して使用できます。
特徴2. 長め設定のシュータン
他モデルより長めに設定されたシュータンも、サッカーシューズをルーツに持つサンバならではのデザイン。これはボールを蹴る際の足への衝撃を軽減するために採用されたディテールです。また、長めになっていることでブランドロゴもよく見えます。
特徴3. ギザギザのスリーストライプス
アディダスを象徴するディテールのスリーストライプス。原型となるサッカーシューズには採用されていませんでしたが、1950年にサンバとして登場した際にアッパーに配されました。単にデザインとしてのディテールではなく、耐久性やホールド感の向上にも一役買っています。
アディダス・サンバはやや細身のつくり
サンバはスマートな見た目も魅力の一つですが、その分つくりも細身になっています。よって甲低・幅狭の方はジャストサイズ、標準〜甲高・幅広の足の方・厚手の靴下を履かれる方は0.5〜1cmアップがおすすめです。
ただし、このあとにご紹介する「サンバ レザー」というモデルのみ、ゆとりのあるサイズ感になっています。足幅や甲の高さによってはサイズダウンが必要なので、注意してください。
また、サンバには自然な革の質感が楽しめる「フルグレインレザー」やスエードが使用されているため、履いているうちになじんでより履きやすくなります。素材の特性も考慮しながらサイズを選びましょう。
大人男性におすすめのサンバ5選
サンバは現在も品薄状態が続いていて、通常よりも価格を高く設定して販売するショップもあるほど人気のモデルです。今回はそんなサンバの中でも比較的購入しやすいカラーや派生モデルを5つご紹介します。
1. adidas アディダス SAMBA サンバ FZ5603 ABC-MART限定 *LINE/CWHT/SAVA
こちらはABC-MART限定のクリームホワイトカラーのサンバ。現在のサンバは大人コーデにもなじみやすいワントーンカラーのミニマルなデザインになっています。スリーストライプスやT字型のトゥもアッパーと同系色で控えめなので、コーディネートにさりげなく取り入れたい方におすすめです。
2. adidas アディダス サンバ レザー / Samba Leather 019000 notp
「サンバ レザー」は、インドアコートでもストリートでも活躍してくれるスポーツシューズ。ブラック×ホワイトの配色は、スタイリッシュな印象を演出してくれます。アッパーの大部分はフルグレインレザーですが、T字型の補強パーツにはスエードが使用されていて、質感の違いも楽しめます。また、衝撃吸収性能に優れたミッドソールが採用されているので、快適な履き心地です。
前述したように、サンバレザーはゆとりのあるサイズ感になっています。甲低・幅狭〜標準の足の方は、0.5〜1cmのサイズダウンを検討してみてください。
3. adidas アディダス SAMBA ADV
続いてご紹介するのは、スケーター向け仕様の「サンバ ADV」。1990年代、サンバは薄型のローカットシューズを求めていたスケーターたちの目に留まり、愛用されるようになります。そこでアディダスは1997年からスケートボードシューズの開発に着手。「adidas skateboarding」というラインで数々の人気モデルをスケーター向けに改良して発表してきました。
「サンバ ADV」もその中の一つ。「アディタフ」と呼ばれる耐摩耗性に優れた二層のトゥが採用されており、つま先のすり減りを防止してくれます。また、アッパーがブラックで統一されていてクリーンな印象なので、ストリートファッションだけでなく、ジャケパンスタイルなどのきれいめコーデにも合わせられます。
4. adidas アディダス SAMBA OG ホワイト/ブラック B75806
こちらはオリジナルモデルが忠実に再現された「サンバ OG」です。ギザギザのスリーストライプスにスエードのT字型トゥ、グリップ力の高いラバーソールというクラシックなスタイルが復刻しています。
5. adidas アディダス サンバ OG / SAMBA OG
最後はグリーンカラーのサンバOG。ブラックやホワイトなどのベーシックカラーの方が汎用性は高いですが、もしウェアもベーシックカラーが多いのであれば、コーディネートのポイントになってくれるカラーを選ぶのもおすすめです。足元を変えるだけで、いつものシンプルコーデが新鮮に映ります。
流行に関係なく履き続けられるアディダスのサンバ
今回はアディダスのサンバをご紹介しました。スタンスミスやスーパースターといった有名モデルよりも前にフットボールシューズとして登場したサンバ。アップデートを繰り返しながら、タウンユースもできるスマートな見た目へとたどり着きました。
現在品薄状態が続くほど人気が再燃していますが、もともと長年愛されているクラシックモデルなので、流行に関係なく履き続けられます。コーディネートにほどよいアクセントをつけてくれるサンバの詳細を、ぜひチェックしてみてください!
「いつの時代も定番アイテムが1番カッコいい」
今回は、トレンドに左右されず時代を越えて多くの男性に支持されている定番スニーカーをご紹介します。大人気ブランドの中からブランドを象徴するアイテムをセレクトしました。
定番アイテムの魅力にどっぷりと浸ってみませんか?
定番スニーカーはおしゃれ?各ブランドのアイコン的存在
定番スニーカーは、単にファッションの側面だけではなく、そのブランドの歴史や思想、こだわりが反映されています。そのブランドの魅力を味わいたければ定番スニーカーを履くことが1番です。
定番スニーカーはシンプルなデザインが多く、いつの時代のトレンドにも合わせやすい特徴があります。80年代のプレッピースタイルや90年代のDCブランドブームから現代に至るまで定番スニーカーは外すことがありませんでした。
いつの時代も色褪せないカッコよさで足元を輝かせる定番スニーカー。「最先端だけがおしゃれではない」時代を越えてファッション愛好家に支持されてきたスニーカーの魅力をぜひ感じ取ってください。
定番スニーカーのおすすめ5選
大人気ブランドの中から定番アイテムを5足ピックアップしました。ブランドの歴史についてもご紹介していますので参考にしてみてください。
NIKE:エア フォース 1
まずは“キングオブキックス(スニーカーの王様)”とも称されるナイキのエアフォースワンをご紹介。
アメリカ大統領専用機のコールサインにちなんで名付けられたエアフォースワン。1982年に登場して以来、世界中のファッション愛好家を魅了し、時代を越えて愛され続けています。
エアフォースワンは「Nike Air」テクノロジーを初めて取り入れたバスケットシューズです。耐久性と柔軟性に優れた膜の中に圧縮した空気を注入することで軽量で抜群のクッショニングを実現しました。ナイキを現在の地位まで押し上げた技術と言っても過言ではありません。
思わず見惚れてしまうほどキレイなシルエット。無駄がなく普遍的でシンプルなデザインは“いつの時代も1番カッコいい”スニーカーとして君臨しています。
ブランドの枠を越えてスニーカーのアイコン的な存在であるエアーフォースワン。「やっぱりエアフォースワンでしょ」王様の風格を感じるスニーカーで軽快にカッコよく出掛けてみませんか?
adidas:オリジナルス スーパースター
スタンスミス、キャンバス、カントリーなど多くの人気シリーズを生み出してきたアディダス。今回はアディダスの代名詞であるスリーストライプス(3本ライン)が燦然と輝くスーパースターをチョイスしました。
スーパースターはバスケットシューズとして誕生。発売後は多くのNBAプレイヤーがスーパースターを愛用し人気に火が付きました。その後コートを飛び出して、スケートボーディングやヒップホップシーンでも中心的な存在に。
スーパースターの最大の特徴は、ギザギザのスリーストライプス。アディダスを象徴するスリーストライプスの由来は、創業者の苦労と工夫から生まれたことはご存知ですか?
創業当時販売されていた革靴のスポーツシューズは着用しているうちに中足部が伸びてしまっていました。アディダス創業者のアドルフ(アディ)・ダスラー氏は、悩んだ末に3本のバンドを使用することに。3本のバンドで緩みを補強しフィット感を高めることに成功しました。これこそがアディダスを象徴するスリーストライプス(3本ライン)の始まりです。
スーパースターはアディダスにとって特別なシリーズ。黄金に輝くシュータン(足の甲部分)のブランドロゴなど随所にこだわりがみられます。アディダスを象徴するスーパースターはカラーバリエーションも豊富なため、お気に入りの一足を見つけてみてください。
CONVERSE:キャンバス オールスター
定番スニーカーと言えば真っ先にコンバースのオールスターを挙げる方も多いと思います。オールスターは、数多く存在するスニーカーの中でもまさに“永久定番”の名にふさわしいスニーカーです。
コンバースの歴史は古く1908年にまで遡ります。創業者のマーキス・M・コンバース氏は、降雪量が多く、深い森や湿地帯の続くマサチューセッツ州に着目。雨や雪の中でも作業できるラバーシューズの製造を開始したのがコンバースの始まりです。
その品質の高さが人々のニーズを満たし、多くの方がコンバースのシューズを愛用しました。その後、通年で販売できる商品の必要性を感じていたコンバース氏はバスケットボール専用のシューズを開発します。それこそが「キャンバス オールスター」の誕生秘話です。
エアフォースワン、スーパースターと同じくバスケットボールにルーツを持つオールスター。驚くべきは発売当時と現代でほとんど変わらない機能性とフォルムにあります。
ファーストモデルから変えることなく人気を博してきたデザインとスペック。時代やトレンドは変われど“永久定番”として履き継がれてきたオールスターは今でもファンを増やし続けて加速しています。
New Balance:スニーカー 574
ナイキやアディダスと並んで大人気スニーカーブランドのニューバランス。数多くの名作の中で、ニューバランス史上最も多く履かれた574シリーズをご紹介します。
ニューバランスは、1906年にアメリカのボストンで矯正靴の製造メーカーとして誕生しました。そのためブランド名には「履いた人に新しい(new)バランス(balance)感覚をもたらす」との想いが込められています。
その後、解剖学的な知識、整形外科や運動生理学へのノウハウを生かしてカスタムメイドのランニングシューズの生産を開始。抜群のフィット感とクッション性で瞬く間に人気ランニングシューズの仲間入りをしました。
そんなニューバランスのシューズがタウンユースとして受け入れられたのは1980年代。当時は、アメリカ国内のストリートファッションやカジュアルウェアのトレンドが変化した時期でした。
スポーツブランドがファッションに取り入れられ、ニューバランスがもつ上品なスタイルがきれいめカジュアルにフィット。多くの若者に愛用され、ブームの火付け役となりました。
ニューバランスの数字にはそれぞれ意味が込められています。今回ご紹介する500番台は舗装路以外のオフロード用シューズとして開発されました。1982年に発売された500番台の初期モデル555から改良を繰り返し、574は500シリーズの完成形と言われています。
さまざまなカラーが展開されていますが、定番を攻めるなら「グレー」か「ネイビー」がおすすめ。この2色はニューバランスを象徴する人気のカラーです。
ニューバランスは、どのシリーズも定番と呼べるアイテムばかり。その他のシリーズの特徴についてまとめていますので以下の記事もぜひご覧ください。
https://funday.jp/article/2049/
VANS: オールドスクール
アメリカ西海岸のストリートカルチャーを語るうえで外せないのがバンズのスニーカーです。スケボーやサブカルチャーを愛する若者を中心に人気が爆発。現在は定番アイテムとして幅広い層に支持されています。
バンズは1966年にカリフォルニア州にて誕生。ポール・ヴァン・ドーレンとジム・ヴァン・ドーレン兄弟が中心となり、ビジネスパートナー2人と設立しました。バンズというブランド名は「ヴァン(VAN)とその仲間たち」という意味が込められています。
創業当初は、会社の敷地内でシューズを作り、その場で直接販売するという独自のスタイルでビジネスを開始しました。バンズのラフなスタイルと高いグリップ力はスケーターの間で評判となり、南カリフォルニアを中心に愛用されるようになります。
創業から約10年が経ち、バンズを象徴するアイテム「オールドスクール」がようやくデビューします。大きな特徴は、サイドに広がる独特の形のストライプ。創業者の“落書き”から着想されたラインは「ジャズ・ストライプ」と呼ばれバンズを象徴するデザインとなりました。
ジャズ・ストライプが初めて搭載されたことから“ジャズ”とも呼ばれるオールドスクール。定番ながらアウトローな雰囲気を持ち合わせているところに筆者は魅力を感じています。
定番スニーカーを選ぶなら白か黒がベスト
「毎日でも履きたくなる」「毎日のコーディネートに合わせられる」そんなスニーカーをお探しの方は定番スニーカーがおすすめ。シンプルながら洗練された定番スニーカーは“新しさ”さえも感じさせる飽きのこないデザインとなっています。
ワンポイントアドバイスとして定番スニーカーを選ぶなら白か黒がベスト。合わせやすく、よりトレンドに左右されにくいので重宝すること間違いなしです。
時代を越えていつもトップを走り続ける定番スニーカー。「やっぱり定番が1番カッコいい」筆者自身も中学生のころ背伸びして買った「エアフォースワン」のカッコよさに浸って記事を作成しました。
今回はこれから登山を始めようと考えている方に向けて、登山歴15年の筆者がおすすめの登山シューズをご紹介します。
登山を始めたいと考えているものの、何を履こうかと悩んでいませんか?登山シューズは目的や登りたい山の難易度、性質によって適切なシューズが変わります。
登山初心者には、1万円〜2万円代のミドルカットシューズがおすすめです。その中で人気のブランドからおすすめのモデルをピックアップしました。
筆者の登山の楽しみ方、シューズのメンテナンス方法までご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
登山シューズの種類とメリット・デメリット
登山用シューズは、カットの高さによって大きく「ローカット」「ミドルカット」「ハイカット」の3つに分けられます。
それぞれの特徴とメリット、デメリットを解説します。
軽量でフットワークの軽いローカットシューズ
一般的な運動靴のようにカットの高さが足首までのローカットシューズ。ハイキングや舗装路など危険箇所の少ない場所におすすめです。
軽量でフットワーク軽く歩けることから初心者に履きやすいタイプのシューズになっています。しかし、これから登山を趣味として楽しみたい方はミドルカット以上のシューズがおすすめ。ローカットシューズでは登れる山が限られてしまいます。
筆者自身も最初にローカットシューズを購入しましたが、もっと高い山を登りたい。せっかく登山に行くなら“登山っぽい”シューズで楽しみたいと考え、ミドルカットシューズを購入し直しました。
おすすめシーンハイキング、整備された道メリット着脱が楽。軽量でフットワーク軽く歩ける。足首を自由に動かせるデメリット足を捻りやすい。不整地や悪路に不向き。疲れやすい。
初心者に絶対におすすめ!ミドルカットシューズ
ミドルカットは、ローカットに比べて高さがあり、くるぶしあたりまでカットがあるシューズです。足首の保護機能と歩きやすさが両立されています。
汎用性が高く、ハイキングからある程度の山ならミドルカットで十分。初心者に最もおすすめのシューズです。
筆者もミドルカットのシューズを愛用しており、富士山や屋久島もミドルカットで登りました。これから登山を始めようと考える初心者は、まずはミドルカットシューズの購入をご検討ください。
おすすめシーン低山、整備された登山道、日帰り登山メリット歩きやすさ、足首の保護機能に優れる。不整地や悪路にも対応。デメリット着脱が手間。雪山や難所には物足りない場合も。
雪山や難易度の高い山向けのハイカットシューズ
ハイカットシューズは、登山シューズの中で最も高さがあり、足全体をしっかりとサポートしてくれるシューズです。
保護能力が高く、足場の悪い岩場や雪山、雨の日でも活躍してくれます。登山中は、疲労がたまると足を捻りやすく怪我のリスクも高まります。しかし、ハイカットのシューズでは安定性とホールド機能から怪我の防止や疲労の軽減に効果を発揮します。
初心者にはハイスペックなイメージもありますが、北アルプスや雪山などを登る予定のある方にはおすすめです。
おすすめシーン荷物が多く長時間の登山。雪や岩場など足元の悪い山。メリット足首の可動域をしっかりホールド。不整地、悪路に強い。デメリット荷物としてかさばる。重い。着脱が手間。初心者は歩きにくい。
初心者向け登山シューズを選ぶポイントはサイズ感と価格帯
登山シューズは、レインウェア、ザックと並んで登山の三種の神器と呼ばれるほど、登山において最重要アイテムです。正しい知識で登山シューズ選びましょう。
靴選びで失敗しないためにも登山シューズを選ぶ際のポイントをご紹介します。
1cm〜1.5cm大きめのサイズ感を選ぼう
登山シューズを選ぶうえで最も大切なことは、適切なサイズの靴を選ぶことです。
登山シューズは、1〜1.5cm大きめのサイズを選びましょう。先端に余裕があることで指先の怪我の防止や踏み込み時の足への負担を軽減できます。
筆者は普段26.5cmのシューズを履いていますが、登山シューズは27.5cmがちょうどいいと感じています。シューズ選びの参考にしてみてください。
1万円〜2万円台の価格帯を選ぼう
登山シューズの価格帯はピンキリです。当然、性能がいいシューズほど高価格帯になっています。
では、登山初心者におすすめの価格帯はいくらでしょうか。実際に登山用シューズを購入して愛用してきた筆者が考える、初心者におすすめの価格帯は1万円〜2万円台です。
1万円より安いシューズは性能に問題がある場合が多いと感じています。見た目は劣らなくとも防水性や耐久性に難がある場合が多いので注意してください。
雪山や海外の難易度の高い山を登る予定がなければ初心者の方は、1万円〜2万円のシューズで不自由なく登山を楽しめます。シューズ選びの参考にしてみてください。
おすすめの初心者向け登山シューズ5選
初心者におすすめの登山シューズをご紹介します。信頼できるブランドの中からイチオシのアイテムをピックアップしました。
それぞれのシューズの強みも紹介していますので、参考にしてみてください。
caravan(キャラバン):トレッキングシューズ C1_02S ゴアテックス
まずは、筆者が愛用するキャラバンのトレッキングシューズをご紹介します。
キャラバンは、日本を代表する登山ブランド。「軽くて、履きやすくて、歩きやすいこと」を使命とし、70年以上登山家の一歩を支えてきました。
『トレッキングシューズ C1』は登山初心者におすすめのエントリーモデル。履きやすさ、クッション性、足首の保護など登山愛好者が使いやすいように設計されたキャラバンを代表するシューズです。
筆者は、このシューズで富士山をはじめ数々の山を登頂してきました。初心者のみならず、中級者から上級者のベテラン登山家もこぞって『トレッキングシューズ C1』を愛用しています。日本発のブランドのため日本人の足の形、歩き方にあった設計になっています。
登山者の安全と安心を足元から支えていくキャラバンのシューズ。登山初心者にぜひ履いてほしい一足です。
SALOMON(サロモン):X ULTRA PIONEER MID GORE-TEX
高いデザイン性から男性に人気のフランス発のブランドSALOMON(サロモン)。カッコいいシューズで登山を楽しみたい男性におすすめの一足をご紹介します。
『X ULTRA PIONEER MID GORE-TEX』はオールブラックのシンプルなデザインで日常使いにもグッド。アウトドア系のファッションとの相性が抜群です。
デザイン性に注目されがちですが、機能性の高さも初心者におすすめのポイントです。防水性の高いGORE-TEXを採用。雨など外部からの湿気をシャットアウトし、快適な登山をサポートします。
また悪路でも高い安定感を発揮するアウトソールが、一歩一歩確実に前に運んでくれます。疲労を軽減するクッション性とホールド感もおすすめのポイント。デザイン性も機能性も妥協したくない男性は、ぜひお試しください。
On(オン):Cloudrock Waterproof
スポーツブランドとして爆発的に人気が伸びているOnから軽量化に優れた登山シューズをご紹介します。
On初のハイキングシューズとして誕生した『クラウドロック ウォータープルーフ』。Onのランニングシューズの技術を搭載し、非常に軽量な登山靴として話題になりました。軽量(他のブランドよりも最大35%軽量)のため、初心者に嬉しい疲れにくいシューズになっています。
一歩一歩を軽やかに踏み出せる、On独自のテクノロジーSpeedboardを採用。少ないエネルギーを最大限の推進力に変えてくれます。体力に不安がある登山初心者におすすめの一足です。
mont-bell(モンベル):マウンテンクルーザー600
多くの登山家に愛され、日本国内のアウトドアシーンを牽引してきたmont-bell。そんなmont-bellからコスパ抜群のおすすめアイテムをご紹介します。
『マウンテンクルーザー600』は、軽装備のトレッキングから小屋泊登山まで幅広く対応するシューズです。防水透湿性、足首のホールド感、耐久性など登山初心者には十分すぎるスペックで登山者を山頂まで導きます。
アウトソール(靴底)には抜群のグリップ力で路面を捉える高機能ソール、トレール グリッパーを採用。mont-bell独自の技術が、転倒や転落が不安な初心者の強い味方となって力強い歩行をサポートします。
登山シューズは、新品よりも使いこなした感のある古いシューズの方がカッコいいです。『マウンテンクルーザー600』は経年劣化によるソールの張り替えが可能なモデル。一生モノの登山靴として登山熟練者の“シブさ”を作り出すのもおすすめの履き方です。
Columbia(コロンビア):SABER V MID OUTDRY 010
『SABER V MID OUTDRY 010』は、防水性、耐久性、安定感、反発力などすべてがハイスペックな登山シューズです。
人気アウトドアブランドのコロンビアの登山靴だけあってデザイン性、機能性が魅力的。登山に履いていくのが楽しみでワクワクする一足になっています。
アウトソールには、グリップ力に優れたアダプトトラックスを採用。厳しいコンディションでも高いパフォーマンスを発揮してくれます。初心者から中級者以上にもおすすめのモデルになっているのでこれ一足でさまざまな山を楽しめることでしょう。
登山だけではなく、アウトドアシーンでも重宝できる汎用性の高いアイテムです。
登山用シューズのメンテナンス方法の基本は汚れを落として陰干し
一度山を登れば、砂や泥などであっという間に傷、汚れがついてしまいます。タフな作りになっている登山シューズですが、手入れ次第で機能性や寿命に大きな影響を与えます。
登山用シューズのメンテナンス方法についてご紹介します。
アッパーの汚れは布やブラシで落とす
まずは、アッパー(本体の外側)についた泥や埃をしっかりと落としてください。ゴシゴシとこするのはNGです。
汚れがひどい場合は、布やスポンジを少量の水で浸して水洗いしてください。水洗い後は通気性の良い場所で陰干ししてください。
インソールは外して洗って陰干しする
汗などで湿気やすいインソールは、水洗いして陰干ししましょう。直射日光の当たる場所では痛みやすいので注意してください。
購入したばかりのシューズは水洗い可能ですが、使い込んだ場合は、シューズ用の洗剤などの使用をおすすめします。
アウトソールの小石を取り除く
アウトソールには小石やゴミが詰まりやすいです。アウトソールに異物が詰まっている状態では、すり減りの原因となり滑りやすいシューズになってしまいます。
下山後は、アウトソールに詰まった異物はしっかりと取り除きましょう。
直射日光を避けて通気性のいい場所で保管する
登山シューズは、他の靴と同様に直射日光を避けて保管してください。また、通気性がよく湿度が高くない場所で保管することもポイントです。
シューレース(靴紐)は外して保管するのが理想ですが、手間に感じる方は緩めておきましょう。
大人の男性におすすめの登山の楽しみ方は仲間と自然を感じること
登山の醍醐味は「自然を楽しめる」「仲間と思い出を共有できる」ことだと感じています。
筆者はこれまで「山頂まで登る」ことを目的に登山をしていました。しかし、現在は「自然を感じる」ことを大切にしています。
ふと立ち止まって足元を見れば、これまで見たことのない植物や生き物との出会い。後ろを振り返れば、隠れた大自然の絶景を眺めることもできました。
1人で始めた登山も今ではたくさんの仲間と楽しんでいます。「シューズだけはちゃんと選んだほうがいいよ」登山を始める友人にはそうアドバイスしてきました。
今回の記事は、登山用のシューズ選びに悩んでいる友人に行ったアドバイスをまとめたものになります。
ミドルカットシューズを選ぶ
1cm〜1.5cm大きめのサイズを選ぶ
初心者には1万円〜2万円で十分
信頼できるアウトドアブランドの中から選ぶ
以上のことを参考に登山用シューズを選んでみてください。壮大な自然の中に身を委ねて日常から開放された癒やしの時間を一緒に過ごしましょう。
世界的に絶大な人気を誇るアメリカのスニーカーブランド「VANS(ヴァンズ)」。数あるモデルの中でも、アイコン的存在として知られているのが、「オールドスクール(OLD SKOOL)」です。
今回はVANSの歴史やオールドスクールの特徴を解説したうえで、大人の男性におすすめのオールドスクールを5つご紹介します。ブランドのルーツを知るとさらに愛着がわくと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
実はよく知られていない?VANSの歴史
「VANS」というブランド名には「ヴァンとその仲間たち」という意味があります。「ヴァン」とは、創業者の1人である「ポール・ヴァン・ドーレン」のこと。シューズメーカーに長年勤めていた彼は1966年、弟のジェームズと友人のゴードン・リー、セルジュ・デリアとともに「Van Doren Rubber Company」を立ち上げ、カリフォルニア州・アナハイムにショップをオープンします。
オープン当時のVANSは、来店客にサイズやカラーを選んでもらうカスタムオーダースタイル。また、そのときベースモデルとなっていたのは、のちに「オーセンティック」と名付けられる「#44」というデッキシューズでした。
VANSはスケーターとの親和性が高いことで有名ですが、カスタムメイドから始まったブランドだとはあまり知られていないのではないでしょうか。オープン初日は12名の客が訪れ、その日の夕方にはできたてのシューズを受け取ったという逸話もあります。
スケーターの要望に応える形で生まれた名品
1970年代に入ると、VANSのグリップ力の高いソールがスケーターたちの間で評判になります。1976年にはカリフォルニアの伝説的スケートチーム「Z-BOYS」のメンバー、トニー・アルバとステイシー・ペラルタのアイデアを取り入れた「#95」をリリース。
現在「エラ(ERA)」として知られる#95は、オーセンティックをベースに、履き口に足首を守るためのクッションが追加されたり、さまざまなカラーコンビで展開されたりと、スケーター仕様に改良が加えられたモデルです。
今回ご紹介する「オールドスクール(OLD SKOOL)」が誕生したのは、エラが発売された翌年の1977年。その後もVANSは「スリッポン(SLIP-ON)」や「スケートハイ(Sk8-Hi)」など、当時のスケーターやBMXライダーたちを熱狂させる名品を次々と生み出します。
それらは時代が変わっても人気が衰えることはなく、VANSは幅広い層から支持を集める世界的スニーカーブランドへと成長を遂げました。
創業者の落書きから生まれた「オールドスクール」
オールドスクールといえば、アッパーのサイドに配置された「ジャズストライプ」が最大の特徴。現在のブランドを象徴するデザインであり、VANSといえばオールドスクールを思い浮かべる人も少なくありません。
波を連想させるような曲線は、創業者ポール・ヴァン・ドーレンの落書きから着想を得たもの。単なるデザインではなく、耐久性を高めるための役割も兼ね備えたレザーパネルです。
オールドスクールはジャズストライプが初めて使用されたモデルなので、「ジャズ」という愛称で呼ばれることもあります。
また、アッパーのメイン素材にスエードが使用されている点は、大人の男性におすすめしたいポイント。キャンバス地のスニーカーよりもカジュアル感が抑えられます。
さらに、グリップ力に優れた「ワッフルソール」や、アッパーとソールの間に生ゴムを流し込んで圧着させる「バルカナイズ製法」によって生まれるレトロ感・耐久性など、VANSのスニーカーならではの特徴も備わっています。
VANS「オールドスクール」のUSA企画と日本企画の違い
日本で販売されているオールドスクールには、「USA企画」と、VANSの日本総代理店であるABCマートが企画・生産を行う「日本企画」の2つが存在します。
USA企画と日本企画の主な違いは以下の通りです。
・USA企画はジャズストライプの幅が若干細い
・日本企画はつま先がわずかに反り返っている
・日本企画は日本人に合わせてワイズが狭め
以前はサイドステッチのラインが大きく違いましたが、現在は酷似しており、パッと見ただけでは見分けがつかなくなっています。いまだUSA企画の人気は根強いものの、履き心地とコストパフォーマンスがよい日本企画を選ぶ方も増えているようです。ちなみにABCマートではどちらの企画のモデルも取り扱われています。
また、サイズはUS表記ですが、日本サイズに換算されています。以下の表を参考にしてみてください。
USJP(cm)5.523.56246.524.57257.525.58268.526.59279.527.5102810.528.51129
オールドスクールは基本的にはいつも履いているスニーカーのサイズを選んで大丈夫でしょう。ただし、甲高幅広の足の方が日本企画を選ぶ場合は、0.5cmアップしておくと安心です。
VANS「オールドスクール」5選
ここからは大人の男性におすすめのオールドスクールを5つご紹介します。なお、今回は汎用性の高いベーシックカラー、かつアメリカ企画のものを選んでいます。
1. 【VANS】 ヴァンズ OLD SKOOL オールドスクール VN000D3HY28 BLACK
まずは王道のブラック×ホワイトをご紹介します。ブラックとホワイトのバランスが絶妙で、コーディネートをじゃましない、ほどよい存在感。コントラストが効いた配色なので、スタイリッシュな印象にも映ります。「オールドスクールを初めて購入する」という方に一推しのカラーです。
2. 【VANS】 ヴァンズ OLD SKOOL オールドスクール VN000D3HBKA BLACK/BLACK
続いては“いかにも”が苦手な方におすすめしたいオールブラック。ジャズストライプはスムースレザー、メインのアッパーはスエードなので、質感の違いでオールドスクールを堪能できる大人な一足です。
3. 【VANS】 ヴァンズ OLD SKOOL オールドスクール VN0005UFJVY (PIG)BLANC DE B
こちらも質感の対比を楽しめるオールホワイト。アッパーとソールは“真っ白”ではなく、生成りのようなナチュラルカラーなので、コーディネートが柔らかい印象に仕上がります。また、スエード素材でも明るいカラーなら重たく見えず、春夏にも重宝します。
4. 【VANS】 ヴァンズ OLD SKOOL オールドスクール VN0005UADNV H.SUEDE D.NAVY
次はアッパーがネイビー、ソールがブラウンと、落ち着いた配色のオールドスクールです。通常かかとの「OFF THE WALL」のパッチはレッドですが、こちらはソールと同色。定番モデルでも少し変わった配色を選ぶと、“こなれ感”を演出できます。
5. 【VANS】 ヴァンズ OLD SKOOL オールドスクール VN0005UFBYM BEACON BLUE
最後は深みのあるブルーとホワイトの配色が爽やかな一足。スラックスやホワイトパンツと合わせてきれいめに穿くもよし、ブルーデニムと合わせてカジュアルなスタイリングを楽しむもよしの万能シューズです。
オールドスクールは落書きから生まれた名品
今回はVANSの代表作、オールドスクールをご紹介しました。ジャズストライプは他のブランドと被らない唯一無二のデザインを探していた、創業者の落書きから生まれたもの。それがいまやVANSを代表するモデルのシグネチャーになっているとは驚きですよね。
オールドスクールはそうしたルーツを持つ魅力的なスニーカーです。気になる方はぜひ詳細をチェックしてみてください!
世界的に有名なアメリカのスニーカーブランド「VANS(ヴァンズ)」。VANSには数多くの人気モデルが存在しますが、今回は初期モデル「オーセンティック(AUTHENTIC)」にスポットを当てたいと思います。
まずはVANSの歴史やオーセンティックの特徴を解説したあと、大人の男性におすすめのカラー5選をご紹介。ブランドのルーツを知るとさらに愛着がわくと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
VANSのはじまりは「カスタムメイド」
VANSが設立されたのは1966年。長年シューズメーカーに勤務していたポール・ヴァン・ドーレンは、弟のジェームズ、友人のゴードン・リー、セルジュ・デリアとともに「Van Doren Rubber Company」を立ち上げ、カリフォルニア州・アナハイムにショップをオープンします。
オープン当初のVANSは、来店客にサイズやカラーを選んでもらうカスタムオーダーの受注生産を行っていました。そのときにベースモデルとなっていたのが、のちに「オーセンティック」と名付けられる「#44」というデッキシューズです。オープン初日は12名の客が訪れ、その日の夕方にはできたてのシューズを受け取ったといいます。
グリップ力の高いソールがスケーターの目に留まる
1970年代に入ると、VANSのグリップ力の高いソールがスケーターたちの間で評判になります。スケーターのスニーカーは片足ばかりがすり減ってしまうことから、VANSでは片足のみの販売も行っていました。それが一足から生産できるVANSの強みでもあり、スケーターたちにさらに支持される所以にもなったのです。
1976年には現在「エラ(ERA)」として知られる「#95」がリリースされます。#95はいわばオーセンティックのスケーター仕様。カリフォルニアの伝説的スケートチーム「Z-BOYS」のメンバー、トニー・アルバとステイシー・ペラルタのアイデアを取り入れ、履き口に足首を守るためのクッションを追加したり、さまざまなカラーコンビを展開したりといった改良が加えられました。
それ以降もVANSはスケーターたちの要望に応えるように「スリッポン」や「オールドスクール」など数々の名品を輩出。そのどれもが当時のスケーターやBMXライダーから絶大な人気を集めました。
現在はリーズナブルな価格帯やファッション性の高さから、スケーターだけでなく幅広い層に支持されています。
VANSオーセンティック・3つの特徴
続いてはオーセンティックの特徴を3つの項目で解説します。
特徴1. 究極にミニマルなデザイン
オーセンティックはむだな装飾が一切ないシンプルなデザイン。その分汎用性が高く、さまざまなコーデにマッチしてくれます。また、アッパーはフォーマルシューズに用いられる「内羽根式」のデザインのため、スニーカーなのにどこか上品な顔立ちです。
エラとデザインが似ていますが、違いは履き口を見れば一目瞭然。オーセンティックの履き口にはクッションがなく、足元をすっきりと見せてくれます。特にくるぶし丈のきれいめなパンツとの相性が抜群なので、大人の男性におすすめしたい一足です。
特徴2. グリップ力の高い「ワッフルソール」
VANSといえば、「ワッフルソール」も欠かせない特徴の一つ。焼き菓子のワッフルのような格子状になっていることから付けられた名前で、製造方法においてもワッフルと同じように型に入れる工程があります。
前述したように、VANSのソールは高いグリップ力が魅力です。今もなおスケーターやBMXライダーなどからの熱い支持を得ています。
特徴3. 創業当時から変わらない「バルカナイズ製法」
オーセンティックは主に、キャンバス地のアッパーとラバーソールの組み合わせによって作られています。その2つの異なる素材をしっかりと接着させて強度を出すためには、「バルカナイズ製法」という技術が欠かせません。
これはアッパーとソールの間に流体状態の生ゴムを流し込んで圧着させる昔ながらの製法。生ゴムが硫黄と熱を加えることで硬化する化学変化を利用しており、100度以上の釜で1時間以上加熱したり、大型扇風機の風を長時間当てて冷却したりと、たいへんな手間とコストがかかります。
このバルカナイズ製法によるレトロ感や高い耐久性を好むファンは多く、VANSは創業当時からこの製法を守り続けています。
VANS「オーセンティック」5選
ここからはオーセンティックの中から大人の男性におすすめのカラーを5つご紹介します。
1. ヴァンズ VANS VN000EE3BLK オーセンティック (ブラック)
まずは間違いなしの王道カラー、ブラック。ブラック×ホワイトというコントラストの効いた配色ゆえに、オーセンティックのシンプルなディテール一つひとつが際立ちます。初めての一足におすすめしたいカラーです。
2. ヴァンズ VANS VN000EE3BKA オーセンティック(ブラック×ブラック)
続いてご紹介するのは、アッパーからソール、シューレース、すべてがオールブラックのオーセンティック。ジャケパンスタイルにも合わせやすいクリーンな一足です。
3. ヴァンズ VANS VN0A5JMPCOI オーセンティック(クラウド)
次にご紹介するのはホワイトのボディにブラックラインのアクセントが効いたオーセンティックです。オールホワイトもミニマルで素敵ですが、ブラックラインが入ることで引き締まり、スタイリッシュな足元に仕上げてくれます。
4. ヴァンズ VANS VN000EE3NVY オーセンティック(ネイビー)
こちらは定番カラーのネイビーです。色の主張が控えめでさまざまなコーデに合わせやすいため、「何度もリピート購入している」という人も多いカラー。デニムやチノパン、ネイビーのワントーンコーデなどと好相性です。
5. ヴァンズ VANS VN000EE3RED オーセンティック (レッド)
鮮やかなレッドは差し色にぴったりのカラー。シンプルなモノトーンコーデやワントーンコーデのはずしとして着用するのがおすすめです。
VANS「オーセンティック」は永久定番!
今回はVANSの初期モデル「オーセンティック」をご紹介しました。オーセンティックは究極にシンプルでどんなコーディネートにも合わせやすく、何度でもリピートしたくなる名品です。まずは一度ご自身のワードローブの中に取り入れてみてください!
「プライベートで履けるきれいめな靴が欲しい」「ドレスシューズはかっちりしすぎて苦手」。そんな男性におすすめしたいのが、老舗シューズブランド・クラークスの「デザートブーツ」です。
当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説し、モノ選びのストレスが軽減できるよう努めています。
今回はアパレル販売員歴10年の筆者が、クラークスの代表作「デザートブーツ」とそこから派生したモデルをご紹介します。また、ブランドの起源やサイズの選び方も解説していますので、カジュアルシューズをお探しの方はぜひ参考にしてみてください!
クラークスとは?履く前に知っておきたいブランドの起源
クラークスはイングランド南西部の小さな町「ストリート」発祥のシューズブランドです。創業者はシープスキンのラグ作りをしていたクラーク兄弟。もともとは“スリッパ”を製作する会社として創業されました。
兄・サイラスのラグ作りを手伝っていた弟のジェームスはある日、「ボアがついたシープスキンを使ってスリッパを作ったら、どんなに気持ちがいいことだろう」と思いつきます。自分で革を裁断し、町の靴職人に縫い合わせてもらうことにしました。
完成したスリッパはジェームスの予想通り、とても履き心地が良いものでした。その快適さが瞬く間に評判となり、クラーク兄弟は会社を立ち上げることにしたのです。
その後クラークスは靴を製造する会社へと成長。アッパーとソールを縫い合わせるミシンやソールカットマシンの開発、防水革靴の商品化など、現代の靴業界に大きく貢献するさまざまな技術を開発し、世界を牽引してきました。
デザートブーツは「カジュアルブーツの元祖」
「足を優しく包む」がコンセプトのデザートブーツがクラークスに登場したのは1950年。クラーク家の4代目、ネイサン・クラークによって開発されました。
第二次世界大戦中、ビルマ駐屯の陸軍兵士をしていたネイサン。ある日、友人からカイロのバザールでつくらせたという柔らかくて履きやすい革靴を見せてもらいました。ネイサンは終戦後にイギリスに戻ると、その革靴から着想を得たデザートブーツを開発。
販売を開始した当初、「こんな風変わりなものが売れるはずがない」と国内では低い評価でした。しかし、アメリカで販売したところ大ヒット。その後イギリスでも“逆輸入”という形で受け入れられ、世界中に広がっていきました。
当時の靴といえば「ドレスシューズか作業靴か」の二択でしたが、そこに「カジュアルシューズ」という新しい概念を生み出したのが、クラークスのデザートブーツなのです。
クラークスのサイズ感
海外ブランドの靴を購入する際に気になるのは「サイズ感」ではないでしょうか。ここからはクラークスのサイズ感について解説します。
クラークスはイギリスに本社を置くブランドのため、イギリス(UK)サイズが基準になっています。以下はUK表記を日本サイズ(cm)に換算した表です。
UK66.577.588.599.51010.51112JP2424.52525.52626.52727.52828.52930
こちらの表通りに選べばいいのかと思いきや、1つ気を付けていただきたいポイントが。
一般的なブランドは靴の「外寸」がサイズの基準になっていますが、クラークスは「使用されている木型のサイズ(内寸)」がもとになっています。よって表通りにいつものサイズを選ぶと大きすぎてしまうのです。
クラークスでは普段ジャストで履いている靴よりも0.5〜1cm小さいサイズを選ぶのが基本。いつもスニーカーを“デカ履き”されている方は、1cmのサイズダウンを検討してみてください。
また、クラークスの定番素材「スエード」はスムースレザーよりも足あたりが柔らかい分なじみやすく、履き始めよりもサイズ感が大きくなります。素材の特性もふまえてジャストサイズを選んでおくことが、クラークスのシューズを快適に履きこなすカギです。
大人男性におすすめしたいクラークスのデザートブーツ5選
ここからはクラークスのデザートブーツと派生モデルをご紹介します。
1. Clarks (クラークス) 26155485 Desert Boot デザートブーツ
まずは王道のデザートブーツをご紹介。完成されたシンプルなデザインは、どんなテイストのコーデにもマッチします。トレンドに左右されることもありません。
また、天然ゴムから作られる「クレープソール」も魅力の一つ。独特のクッション性があり、やみつきになる履き心地です。乾いた地面の上ではグリップ力も発揮します。
一方で、直射日光によって温度が高くなったアスファルトの上を歩くと溶けてベタベタになる・雨の日は滑りやすいなどのデメリットも。しかし、クレープソールはそうしたデメリットを忘れさせるほど履き心地が良いため、着用シーンを選びながら使いこなすのがおすすめです。
2. クラークス Clarks デザート ブーツ エヴォ Desert Bt Evo 26166787
オリジナルモデルのデメリットを解消したとも言えるのが、「 デザートブーツエヴォリューション(Desert Bt Evo)」。オリジナルとの主な違いは以下の4つです。
滑りにくいラバーソールを使用
オリジナルに比べてつま先の返りが強い
クッション性・通気性に優れた「オーソライトインソール」搭載
ヒールにブランド名の刻印
「オリジナルも魅力的だけど、できるだけ幅広いシーンで着用したい」という方にはこちらのモデルをおすすめします。
3. Clarks (クラークス) 26160210 Desert Khan デザートカーン
こちらの「デザートカーン(Desert Khan)」はデザートブーツのローカットバージョン。ボトムスを選ばないのでオン・オフ兼用シューズとしてもおすすめです。アンクル丈のボトムスを合わせれば靴下をチラ見せするコーデテクニックも楽しめます。デザートカーンもまた幅広いシーンで活躍してくれること間違いなしのモデルです。
4. Clarks (クラークス) 26173652 Desert Trek デザートトレック
続いてご紹介するのは、センターシームが特徴的な「デザートトレック」。1972年にデザートブーツのアレンジバージョンとして登場しました。
トレッキングブーツをイメージして作られており、かかと部分にはリュックを背負い、杖を持った「トレックマン(Trek Man)」というキャラクターが描かれています。コーディネートを個性的な印象に仕上げてくれるのがデザートトレックの魅力です。
5. Clarks (クラークス) 26165623 Desert Trek GTX デザートトレック ゴアテックス メンズシューズ Sand Suede CL059
最後は「ゴアテックス(GORE-TEX)」という素材を使用したデザートトレックをご紹介します。
一般的にスエードは水分が染みやすく、汚れがつきやすいため、防水スプレーをかけたり、ブラッシングをしたりといった日頃のお手入れが欠かせません。しかし、ゴアテックスは雨や雪などの侵入を防ぐ防水耐久性と、汗などの水分を発散させる透湿性を兼ね備えた高機能素材。靴の内部を常に快適な環境にキープしてくれます。
また、耐久性・防滑性にすぐれたビブラムソールが搭載されているので雨の日も安心です。「お手入れが面倒」「天候に左右されない靴がいい」という方はぜひこちらのモデルをおためしください。
ライターからひとこと
今回はクラークスのデザートブーツと、派生モデルのデザートカーン、デザートトレックをご紹介しました。多くのファンを持つ老舗ブランドの名品をぜひコーディネートに取り入れてみてください!
トライアスロンやマラソンが趣味の筆者は、少しでも楽に速く走れるようにシューズ選びに余念がありません。
ランニングシューズは、ブランドやモデルによって特徴や強みが異なるため特性を見極めて選ぶ必要があります。今回ご紹介するOnは、革新的なテクノロジーを駆使し、クッション性、反発性に優れたランニングシューズです。
「雲の上を走る」感覚を味わえるOnのランニングシューズの魅力とおすすめ5選をご紹介します。各モデルの特性も説明していますので、シューズ選びでお困りの方は参考にしてみてください。
Onとは?
On(オン) は「ランニングセンセーションの革新」をたった1つの目標に掲げて2010年に誕生したスイスのブランドです。
元プロトライアスロン選手の創業者が、工科大学出身のエンジニアとタッグを組み、世界特許取得技術を開発。「雲の上の走り」と評されるCloudTecなど革新的な技術で多くのランナーを驚かせています。
創業以来13年にわたり、業界を揺るがすハイパフォーマンスなシューズ、アパレル、アクセサリーを次々と発表。ランニングギアにとどまらず、アウトドアギアやデイリーアイテムでも高い評価を獲得しています。
現在は、世界60ヶ国、 8,000店舗以上で販売されており、ランニングシューズ業界において大きなムーブメントを引き起こしました。
次の章では、Onの人気の秘密に迫ります。
Onのランニングシューズの魅力とは?
Onが人気ブランドの仲間入りをした理由は、革新的な技術によってです。
ランニングセンセーションの革新を起こしてきたOnのシューズの代表的な3つのテクノロジーについてご紹介します。
CloudTec®
慢性的な足の痛みを抱えていた創業者は、足への衝撃を軽減させるためにゴムのホースを輪切りにしたものを靴底に装着しました。それがOnの最大の革新的なテクノロジーであるCloudTec®の誕生秘話です。
Onのシューズには、ゴムホースのように空洞の形をしたCloudTec®がソールに装着されています。快適な履き心地と衝撃吸収性をもたらし、効率的な走りを実現しました。
CloudTec®は、足への負担を減らし、ランナーの走りに柔軟に対応できます。世界中のランナーから「雲の上を走っている」ようなシューズとして愛される理由は、CloudTec®にあるのです。
Speedboard®
On独自のSpeedboard®は、着地時に生まれるエネルギーを利用して推進力を生み出します。優れた技術で運動エネルギーを効率よく、最大限にスピードに変換させてくれます。
Speedboard®は、ほとんどのOnシューズに搭載されており多くのランナーが恩恵を受けてきました。素材、形、厚さ、カーブなどを調整し、快適さ重視やスピード優先などシューズにあったタイプを製造しています。そのため、レベルにあった推進力が約束されるので、すべてのランナーをさらに前へ、さらに速くさせてくれます。
Helion™
On独自のクッション性と反発性を生み出しているHelion™。
クッション性と反発性といった相反する性能を高度な製造プロセスにより、分子レベルで融合することに成功しました。究極の走り心地に必要なすべての要素を1つのスーパーフォームに取り入れた欠点ゼロ、妥協ゼロのハイテクノロジー。
軽量かつクッショニング、エネルギーリターンに優れたスーパーフォームHelion™で快適な走りをお楽しみください。
Onのおすすめランニングシューズ5選
Onのランニングシューズには、それぞれ特性が分かれています。シューズの特徴とおすすめのシーンについてまとめていますのでシューズ選びの参考にしてみてください。
Cloud 5
まずは、Onを代表するシューズ『Cloud 5』をご紹介します。シンプルでデザイン性が高く、ランニングシューズとしてだけではなく、タウンユースとしても人気のシューズです。
厚さを増したミッドソールと新しくなったCloudTecにより、ソフトな着地と安定感を実現。アウトソールが強化され、頑丈なシューズとして耐久性にも優れています。
軽量でクッション性が高いため、初心者ランナーから中級者ランナーまで幅広くおすすめしたいシューズです。ランニングでもウォーキングでも、すべての一歩が軽やかに感じられます。
初めてOnのランニングシューズの購入をご検討されている方にまずおすすめしたい一足。Onの定番モデル『Cloud 5』をぜひお試しください。
おすすめシーンランニング、ウォーキング、カジュアルスタイル特徴エントリーモデル。高いクッション性とスタイリッシュなデザイン
Cloudsurfer
On創業後、最初のシューズであるクラウドサーファーシリーズの7代目。ですが、最新の技術によって大幅なモデルチェンジが行われ、On”らしく”ない新たなシューズです。
コンピューター制御による新しいテクノロジーでCloudTecをアップデートし、柔らかなクッショニングが特徴の『Cloudsurfer』。初心者ランナーからフルマラソン完走を目標とするランナーにおすすめのシューズです。
特記すべきは、On独自のSpeedBoard(効率よくスピードを出せる機能)を搭載していない点。On独自のスピード感の恩恵を受けたい方には不向きですが、その分軽量化とクッション性に優れています。
コンピューター制御によって作られた『Cloudsurfer』。Onの新たな挑戦を体感してみてください。
おすすめシーンランニング、ウォーキング、フルマラソン完走特徴初心者から中級者向け。クッション性に優れている
Cloudmonster
Onの最高傑作である『Cloudmonster』。Onの魅力を最大限に感じたい方に、ぜひ選んでほしいシューズです。
多くのCloudTecによりクッショニングや反発性に優れ、今までにないモンスター級の履き心地で雲の上の走りを実現しました。Helion™エンジニアリング(クッション性と反発性に優れた素材)とSpeedboardを融合。爆発的なテイクオフで長い距離を走っても自然な足運びが継続します。
一歩一歩を踏み出す爆発的な推進力は、まさに未体験のランニング感覚。柔らかな履き心地と超ド級のリバウンドが、信じられないようなエネルギーリターンを生み出します。
On史上最大の「雲の上の走り」をぜひお楽しみください。
おすすめシーンマラソンサブ4、リカバリーラン特徴On史上最大のクラウドテックが実現。今まで以上の柔らかなクッショニングと反発力で効率のいい走りが可能に。
CloudX
Onのエントリーモデルである『CloudX』。初めてOnシューズを履く方やフィットネスジムでの利用をお考えの方に推したいシューズです。
CloudXの特徴は、軽量であり、順応性に高いシューズという点です。Helion™を搭載し、優れた応答性であらゆる方向へのダイナミックな動きをサポート。さまざまなスポーツセッションでトレーニングをレベルアップするランナー向けに設計されています。
デザイン性に優れており、インドアでもアウトドアでもお気に入りの一足としてモチベーションアップにもつながります。オールラウンドでアクティブなライフスタイルを持つ男性のトレーニングパートナーとして重宝される1足です。
おすすめシーンジョギング、フィットネス、トレーニング特徴ランニングでもフィットネストレーニングにも。ソール幅が広めで横の動きにも高い応答。
Cloudflow
記録を狙いたい上級者のランナーにおすすめの『Cloudflow』をご紹介します。
ランニングをもっと楽しく、気分を高めてくれるCloudflow。ランナーズハイへの近道として世界のトップアスリートにも選ばれているOn最高級のシューズです。
クッション性、グリップ力、フィット感のいずれも妥協することなくエリートレベルのテクノロジーを搭載。Onの最新のテクノロジーを駆使し、高速で高反発なライド感を実現しました。
スピードが落ちてしまう急なカーブでも戦略的に配置されたラバーグリップ・パッドが対応。高速走行を可能にしました。スピード、タイムにこだわるランナーの言い訳のできないシューズ。Cloudflowで新たな自分に挑んでみませんか?
おすすめシーンマラソンサブ4以上、スピードトレーニング、レース特徴軽量、高速、高いクッション性。トレーニングからレース本番まで快適な履き心地。
ライターからひとこと
国内外のトライアスロンレースに参戦する筆者。「おもしろいアウトソール(靴底)をしたシューズをチラホラ見かけるな」Onがまだ一般的に認知されていないときに抱いた印象でした。
それから数年、Onは高いデザイン性と抜群の履き心地から瞬く間に人気ブランドの仲間入りをしました。今やトライアスロンだけではなく、地域のマラソン大会でもOnのシューズを履いたランナーを見かけます。
これからはもっと、Onのシューズを履いたランナー姿を見ることになるでしょう。
イギリスの老舗シューズブランド「クラークス(Clarks)」。「デザートブーツ」や「ワラビー」などのスエードブーツが有名ですが、近年は“ネクストクラークス”としてスニーカーにも注目が高まっています。
今回はそんなクラークスのスニーカーの中から、スーツやジャケパンスタイル(セットアップではないテーラードジャケットとパンツを組み合わせるスタイル)にも合わせやすいモデルを5つご紹介します。また、オン・オフ兼用スニーカーを選ぶ際のポイントやクラークスのスニーカーの魅力も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
オン・オフ兼用スニーカーを選ぶときのポイント
近年は働き方の多様化にともない、ビジネススタイルもますます自由度が増しています。スーツやジャケパンスタイルにスニーカーを合わせることは今や定番となりつつありますが、大人の男性が選び方を間違えると“残念”な印象に映ってしまうことも。
そうならないために、以下の3つのポイントをおさえた「ビジネスシーンにふさわしいスニーカー」を選びましょう。
ポイント1. ローテクを選ぶ
いくら自由度が高まっているとはいえ、ボリュームのある「ハイテクスニーカー」はビジネスシーンにおいてはふさわしくありません。シンプルな「ローテクスニーカー」なら、スーツやジャケパンスタイルの上品さを損ねることなく、洗練された印象に仕上げてくれます。
ポイント2. レザー製を選ぶ
スニーカーのアッパーはキャンバスやナイロンなどいろいろな素材のものがありますが、ビジネススタイルにはレザー製がベストです。ドレスシューズと同じ感覚でコーディネートに取り入れられるうえ、エレガントさもキープしてくれます。
ポイント3. ベーシックカラーを選ぶ
ビジネスシーンにおいては「派手さ」は必要ありません。多色使いのデザインやインパクトのあるカラー、ブランドロゴが目立つものは避けましょう。スーツやジャケパンスタイルには、ホワイトやブラック、ブラウン、ネイビーなどのベーシックカラーがよくなじみます。
クラークスのスニーカーの魅力
クラークスのスニーカーは前述したポイントをクリアしているモデルが多く、ビジネスシーンでも着用しやすい“ドレス感”があることも魅力の一つです。
しかし、クラークスのスニーカーの魅力はそれだけにはとどまりません。実は「快適性の高さ」こそが最大の魅力。
もともとクラークスは、柔らかくて履き心地の良いシープスキンのスリッパを製造する会社として創業されました。創業当時から「靴は“履く”ものではなく“包む”もの」という考え方を大切にしており、スニーカーにおいてもその追究しつくされた快適性を感じ取ることができます。
例えば、多くのモデルに搭載されている「クッションプラス(Cushion Plus)」というテクノロジー。これは歩行の際に体重のおよそ2.5倍の圧力がかかると言われている足の母子球(親指の根本のふくらみ)の衝撃をピンポイントで吸収して負担を軽減し、快適な歩行をサポートしてくれます。
その他にも「オーソライト(Ortholite)」と呼ばれる防臭性・通気性・クッション性の高い素材を採用したインソールや、靴内部への水の浸入を防ぎつつ汗などの湿気を逃がしてくれる「ゴアテックス(GORE-TEX)」が搭載されたモデルもあります。
ビジネスシーンでも使える!クラークスのスニーカー5選
ここからはビジネススタイルにも合わせやすいクラークスのスニーカーを5つご紹介します。
1. Kitna Lo / キットナロー
最初にご紹介するのは、アッパーからシューレース、ソールまでオールブラックの「キットナロー(Kitna Lo)」。装飾のないクリーンなデザインと光沢のあるレザーアッパーは、ビジネススタイルはもちろんのこと、幅広いコーデにマッチします。
また、軽量のEVAアウトソールとオーソライトインソールが搭載されているので、長時間着用しても疲れにくいうえ、足の蒸れや臭いを防いで快適に保ってくれます。
2. Un Costa Lace / メンズ アンコスタレース
「アンコスタレース(Un Costa Lace)」は、アッパーだけでなく中敷きやライニング(アッパーの裏側の肌が接する面)までレザー製であることが特徴です。これにより素足で履いても快適な履き心地を実現しています。
レザースニーカーは他の革製品と同様に、お手入れをしながら着用し続けることで自分だけの風合いが生まれます。それを特に楽しめるのが、ブラウン系のカラー。経年変化により色の濃淡が出るので、“レザーを育てる感覚”を味わいたい方はブラウン系を選んでみてください。
3. CourtLite Lace / コートライトレース
「コートライトレース」はテニスシューズ系のクラシックなデザイン。こちらのモデルには「M-IX(ミックス)」と呼ばれるテクノロジーが搭載されており、「サステナブルなEVAミッドソール・通気性に優れたフットベッド・高反発で軽量なクッション機能」が、快適な歩行をサポートしてくれます。
オールホワイトやオールブラックの究極にシンプルなスニーカーは、「ビジネススタイルにスニーカーを合わせるのが初めて」という方にもおすすめ。ビジネススタイルにも休日のカジュアルスタイルにも合わせやすいうえ、コーデにメリハリをつけてくれます。
4. CourtLite Move / コートライトムーブ
こちらの「コートライトムーブ(CourtLite Move)」も「M-IX」が搭載されているモデルです。クラシカルなデザインと最新のテクノロジーによる快適性を兼ね備えています。
強い圧力がかかる位置に配置された高反発EVAミッドソールが衝撃を吸収し、足への負担を軽減。さらに、通気性に優れた中敷きと密度の異なるフットベッドが組み合わせられているので、軽量で足を包み込むようなフィット感です。
5. CourtLite Wally / コートライトウォーリー
クラークスのアイコンである「ワラビー(Wallabee)」にスポーツテイストを加えた「コートライトウォーリー(CourtLite Wally)」。ワラビーと同様、上質で柔らかいスエードで足を包み込む構造ですが、そこに独自の「M-IX」テクノロジーが加わっているので、また違った履き心地の良さを実感できます。
アッパーがスエード製の靴はなじみが早く、履き始めよりもサイズ感が大きくなります。素材の特性をふまえて、ぴったりめのサイズを選んでおきましょう。特にクラークスの靴はサイズ感が少し大きめです。普段ジャストで履いている靴よりも0.5〜1cm小さいサイズを選ぶようにしてください。
ライターからひとこと
今回はビジネススタイルにも合わせやすいクラークスのスニーカーをご紹介しました。快適な履き心地とほどよいドレス感を兼ね備えたスニーカーは、一足持っておいても損はないアイテムです。ぜひ詳細をチェックしてみてください!
「いつもスニーカーだからたまにはきれいめな靴を履きたいけど、ドレスシューズだとかっちりしすぎてしまう…」。そんなときに“ほどよいドレス感”を演出してくれるのが、イギリスの老舗シューズブランド「クラークス(Clarks)」の「ワラビー」「ワラビーブーツ」です。
当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説し、モノ選びのストレスが軽減できるよう努めています。
今回はアパレル販売員歴10年の筆者が、クラークスのワラビー・ワラビーブーツを4モデルご紹介します。また、クラークスの魅力や基本的なサイズの選び方も解説しますので、“スニーカー以外”のカジュアルシューズをお探しの方はぜひ読んでみてください!
クラークスの魅力
イングランド南西部の小さな町「ストリート」で生まれたクラークス。その魅力はたくさんありますが、今回は厳選して3つをご紹介します。
1. 足を“包む”構造とソフトな履き心地
クラークスはもともと柔らかくて履き心地の良いシープスキンのスリッパを製造する会社として創業されました。創業当時から「靴は“履く”ものではなく“包む”もの」という考え方を大切にしており、それがすべての製品に反映されています。
例えば、今回ご紹介するワラビー・ワラビーブーツは1枚の革で足を包むようにして作られた「モカシン構造」です。アッパーに使用されるスエードをはじめとした上質素材もまた足を柔らかく包み込んでくれます。
さらに、クラークスといえば天然ゴムから作られる「クレープソール」も有名。独特の粘りと弾力があるクレープソールの履き心地の良さに多くの人が魅了されています。
2. ハイクオリティでもリーズナブルな価格帯
クラークスの靴には1904年創業の老舗タンナー「チャールズ・F・ステッド社」が製造するスエード革をはじめとした上質な素材が使用されています。
それにも関わらず、価格帯は2、3万円前後。ハイクオリティな製造技術と素材で作られた製品をリーズナブルな価格で購入することができます。コストパフォーマンスの高さもクラークスの魅力の一つです。
3. 汎用性の高いシンプルなデザイン
実は音楽やストリートカルチャーとの結びつきも深いクラークス。ロックスターやレゲエシンガー、ラッパーなどさまざまなジャンルのミュージシャンに愛されてきました。そのことからも分かるように、クラークスのシンプルで完成されたデザインの靴はどのようなテイストのコーディネートにもなじみます。
デニムやスウェットパンツ、チノパン、スラックスなど幅広いボトムスに合わせられる汎用性の高さに、“スニーカーフリーク”の方も思わずハマってしまうかもしれません。
クラークスのサイズ選びの基本
靴をオンライン購入する際に気になるのは「サイズ感」ではないでしょうか。クラークスには一般的なブランドと異なるサイズ基準があるので、ちょっとした注意が必要です。ここからは基本的なサイズの選び方を解説します。
クラークスはイギリスに本社を置くブランド。そのため、イギリス(UK)サイズが基準になっています。以下はUK表記を日本サイズ(cm)に換算した表です。
USJP(cm)5.523.56246.524.57257.525.58268.526.59279.527.5102810.528.51129
ここで気をつけなければいけないのがサイズ感です。一般的なブランドのサイズは靴の「外寸」が基準になっていますが、クラークスでは「使用されている木型のサイズ(内寸)」が基準。一般的なブランドよりもサイズ感が大きめになっています。
よってクラークスでは普段ジャストで履いている靴よりも0.5〜1cm小さいサイズを選ぶのが基本です。もしいつもスニーカーを“デカ履き”されているのであれば、1cmのサイズダウンを視野に入れてみてください。
また、スエードはスムースレザーよりも足あたりが柔らかい分なじみやすく、履き始めよりもサイズ感が大きくなります。素材の特性もふまえてジャストサイズを選んでおきましょう。
大人男性におすすめしたいクラークスのワラビー・ワラビーブーツ4選
ここからはワラビー・ワラビーブーツのおすすめモデルを4つご紹介します。
1. Clarks Wallabee (クラークス ワラビー)
まずはクレープソールとスエード素材を使用している定番のワラビーをご紹介します。子どもをおなかの袋で大事に育てるカンガルー科の動物・ワラビーがモデル名の由来。独特の構造と上質なスエード素材で足を優しく包み込んでくれます。
また、ワラビーのつま先部分は実際の足に似た「オブリークトゥ」という形状になっています。スクエア型、かつ親指から小指にかけてななめにデザインされているので、足の指を自然に伸ばすことができ、窮屈さを感じさせません。スニーカーのように快適に過ごせるワラビーは、“ファーストクラークス”としてもおすすめです。
2. Clarks Wallabee GTX(クラークス ワラビー GTX)
続いてご紹介するのは、「ゴアテックス(GORE-TEX)」が搭載されたワラビー。ゴアテックスは雨や雪などの侵入を防ぐ防水耐久性と、汗などの水分を発散させる透湿性を兼ね備えた高機能素材です。常に足をドライで快適な状態にキープしてくれます。
また、耐久性・防滑性にすぐれたビブラムソールも搭載されているので雨の日や滑りやすい場所でも安心。「お手入れが面倒」「天候に左右されない靴がいい」という方はぜひGORE-TEX搭載のモデルを試してみてください。
3. Clarks Wallabee Boot(クラークス ワラビーブーツ)
次にご紹介する「ワラビーブーツ」は、ワラビーのハイカットタイプ。くるぶしが隠れる分、ワラビーよりさらにスマートな印象を与えます。
ワラビーのひもは足の甲部分にありますが、ワラビーブーツはそれよりも高い足首の付け根でひもを結びます。甲への圧迫感が少ないので、甲高の足の方にもおすすめです。また、足首で固定されて脱げにくいので、幅狭甲薄の方やあえてデカ履きしたい方にも向いています。さまざまな形状の足にフィットすることもワラビーブーツの魅力です。
4. Clarks WallabeeBT GTX(クラークス ワラビーブーツ GTX)
こちらは2番目にご紹介したワラビーGTXと同じように、GORE-TEXとビブラムソールが搭載されたワラビーブーツです。クレープソール・スエード素材のデメリットがテクノロジーによって解消されています。フェスファッションに取り入れる大人男性も増加中。
スエード素材でもメープルのような明るいカラーを選べば重たくならず、春夏も違和感なく着用できます。一方、ブラックのようなダークカラーはコーディネートの“引き締め役”として重宝します。好みに合わせて選んでみてください。
ライターからひとこと
今回はクラークスの「ワラビー・ワラビーブーツ」をご紹介しました。スニーカーのような履き心地の良さと“ほどよいドレス感”を兼ね備えたワラビー・ワラビーブーツは大人男性にぴったりです。ぜひご自身のワードローブに取り入れてみてください!
「日々の疲れを癒やしたい」仕事も遊びも全力な大人のメンズにおすすめしたいのが、リカバリーサンダルです。
高いクッション性と足裏のフィット感で、日常の疲れを軽減。また機能面だけではなく、ファッション性にも優れているため、デイリーで使えるアイテムとして人気が出ています。
今回は、アスリートの顔を持つ筆者が、実際に着用したアイテムの中からおすすめのリカバリーサンダルをご紹介します。アイテムの効果や選び方のポイントについても解説していますので、リカバリーサンダルの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
リカバリーサンダルとは?一般的なサンダルとの効果の違いは
元々、リカバリーサンダルは、スポーツ後の疲れを癒やすためのアイテムとして広く認知されていました。
一般的なサンダルとの効果の違いは「衝撃吸収性」と「疲労回復機能」です。リカバリーサンダルは、クッション性に優れた高機能のソールが使用されています。歩行の度にかかる衝撃を特殊なソールで吸収してくれるため、長時間の歩行でも足への負担が軽減されます。
また、リカバリーサンダルには、足への負担を考えた「アーチサポート」機能を採用。足の形にフィットしたインソールが、適切な形状や位置に保つことで、負担を軽減し、快適な歩行や動作をサポート。歩行時の体重の負荷を分散してくれます。
現在では、スポーツ後に関わらず、デイリーでもリカバリーサンダルは使用されています。ファッション性に優れたデザインが次々に発表されていますので、疲労回復とおしゃれを日常に取り入れてみてください。
リカバリーサンダルの選び方3つのポイント
数多くの商品が展開されているリカバリーサンダルですが、選び方のポイントを押さえておくと自分にぴったりのアイテムを購入できます。
3つのポイントをご紹介します。
リカバリーサンダルの種類から選ぶ
1つ目のポイントはリカバリーサンダルの種類です。
リカバリーサンダルには、3つの形状があります。それぞれの特徴をご紹介しますので、リカバリーサンダル選びの参考にしてみてください。
スライドタイプ:脱ぎ履きしやすくファッションアイテムとしても人気
スライドタイプは、足の甲をアッパーが覆うタイプのサンダルで、シャワーサンダルとも呼ばれています。
脱ぎ履きしやすい特徴があり、裸足でもソックスを履いた状態でも着用できるため、使用時の余計な手間を省けます。開放的なデザインになっていることから通気性に優れ、蒸れにくい設計のサンダルです。
リカバリーサンダルの中で、ファッションアイテムとして多く汎用されているのが、スライドタイプのサンダルです。カジュアルシーンの中に取り入れることで、こなれた雰囲気を演出できます。
フリップクロップタイプ:フィット感に優れたスタイリッシュなデザイン
フリップクロップは、鼻緒がついたタイプのサンダルで、ビーサンとも呼ばれています。
最もフィット感に優れたタイプのサンダルで、裸足に近い感覚でサンダルを着用できます。サンダルの特性上、素足か5本指ソックスで着用する必要があるため、夏場に活躍できるアイテムです。
開放的なデザインから快適で涼しい履き心地が約束されます。スタイリッシュなデザインのサンダルのため、オフのリラックス時はもちろん、カジュアルなシーンでもおすすめです。
クロッグタイプ:保護機能に優れ足先をしっかりガード
クロッグタイプは、足の先から甲にかけてアッパーが覆われたタイプのサンダルです。
保護機能に優れ、他のタイプのサンダルに比べて、高い安全性が保証されています。アウトドアのシーンでは、砂利やゴミのサンダルへの侵入を防ぎ、安心して着用できます。サンダルの要素と靴の要素を併せ持ったタイプのアイテムです。
デイリーとしては、やや重たい印象を与えてしまうため、他のタイプに比べるとファッション性は劣ります。それでも、高い安全性と脱ぎ履きしやすいデザインは、一着は持っておきたいアイテムです。
リカバリーサンダルのサイズから選ぶ
リカバリーサンダルを実際に購入する際に、サイズ感について迷う方も多いことでしょう。
リカバリーサンダルは、ご自身にフィットするサイズ(ジャストサイズ)をおすすめします。ゆったりと履くイメージを持たれる方もいると思いますが、それでは、アーチサポート機能の恩恵を十分に受けられません。
アーチサポートとは、足底の曲線部分をサポートする設計や機能を指します。適切なサイズで着用することで、着地時の衝撃を均等に分散し、足の安定性とバランスが実現します。
ジャストサイズのサンダルで、各ブランドの緻密に計算されたアーチサポート、フィット感をぜひお楽しみください。
ブランドの特徴から選ぶ
人気ブランドから選ぶのも、アイテム選びではおすすめです。各ブランドにはそれぞれ機能やデザインに違いがあります。
ブランド特徴OOFOS特殊素材OOfoamを使用した高い衝撃吸収性HOKA ONE ONEスムーズな履き心地と通気性で歩きやすいrig日本人の足にフィットしやすい国産ブランドSALOMONタウンユースにも人気のアウトドアブランド
上記は主要ブランドの特徴をまとめた一覧です。商品を選ぶ際の参考にしてください。
おすすめのリカバリーサンダル5選
私が実際に着用したリカバリーサンダルの中から、おすすめのアイテムを5つご紹介します。スポーツ後の疲労回復だけでなく、ファッションアイテムとしても活躍できるサンダルを厳選しました。
それぞれの特性をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
OOriginal
photo by : Amazon.co.jp
フィット感人間工学に基づいて設計されたインソール。抜群のフィット感。クッション性OOfoam(OOFOSの特殊素材)衝撃の反発を37%軽減。履き心地柔らかめ。もちもちとした感覚。
まずおすすめしたい一足は、リカバリーサンダルの王道であるOOFOS(ウーフォス)の「OOriginal」です。
OOFOSは、リカバリーサンダルにおいて、パイオニア的な存在のブランドです。スポーツ選手やトレーナー、大手シューズメーカーの製品開発に携わるチームが集結。「衝撃を吸収しリカバリーを目的とするシューズ」を作るためにOOFOSを立ち上げました。
OOFOS製品に使われている特殊素材OOfoamは、一般的なシューズに比べて、衝撃の反発を37%抑えることに成功しました。着地による足裏への衝撃を軽減させ、膝、腰、背中にかかる負担を軽減。人間工学に基づいて設計されたインソールにより、足を優しく包み込み、土踏まずをしっかりサポートします。
OOFOSのサンダルは、柔らかさとモチモチ感が特徴です。足全体への密着感は、一度履いたらクセになります。シンプルなデザインから普段遣いとしても違和感なく使えるので日常のシーンに取り入れてみませんか?
https://funday.jp/article/7616
ORA RECOVERY SLIDE 3
フィット感足全体を包み込むようなフィット感。クッション性HOKA独自のEVAの2層構造。ボリューム感あり。履き心地安定性があり、歩きやすい。通気性があり蒸れない。
リカバリーサンダルといえば、HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のORA RECOVERYシリーズを忘れてはいけません。
トレイルランナーであった創業者が「山を楽に下れるシューズ」の開発のために立ち上げたHOKA ONE ONE。創業以来、革新的な技術でスポーツの分野のみならずタウンユースとしても多くの人の足元を支えてきました。
ORA RECOVERY SLIDE 3は、EVA(柔軟性に優れた合成樹脂)をミッドソール、アウトソールに贅沢に使用しています。そのため「雲を歩くような心地よさ」とスムーズな履き心地を実現しました。4か所にエアフローベンチレーション(空気の抜け道)を取り入れたことで優れた通気性のサンダルになっています。
他のリカバリーサンダルに比べて、強度があるため歩きやすい特徴があります。長時間の歩行でも活躍できるアイテムのため普段使いにピッタリのリカバリーサンダルです。
https://funday.jp/article/7775
ORA RECOVERY FLIP オラリカバリーフリップ
フィット感解剖学に基づいた形状で抜群のフィット感。クッション性弾力のあるミッドソール/アウトソールを採用した独自の二層構造。履き心地歩行時にちょうどいい硬さ。
HOKA ONE ONEのフリップフロップタイプ「ORA RECOVERY FLIP」もおすすめのリカバリーサンダルです。
ORA RECOVERY SLIDE 3のようなスライドタイプに比べて、開放感があり、涼しさや快適さを求める方におすすめ。ファッション性が高いフリップフロップタイプのため、カジュアルシーンに積極的に取り入れたいアイテムです。
ORA RECOVERY SLIDE 3は、耐久性と安定性を兼ね揃えた柔らかな二層構造のソールを採用。前述のSLIDE 3に比べてクッション性を重視した作りになっています。
気になる鼻緒の部分には、ジャージーテキスタイル(ポリエステル性の伸縮性がある生地)を採用した快適な履き心地。おしゃれにも疲労回復にも妥協を許さない大人メンズにピッタリのアイテムです。
Slide 2.0
フィット感バケットシート型(安定性の高い作り)で歩行時のぐらつきを抑制。クッション性EVA(クッション性に優れた合成樹脂)を使用。履き心地A BAMBOO FOOT ARCHが血流を改善。やわらかい。
rigは、日本人の足の特徴を研究し、最も快適になるように設計された日本発のリカバリーサンダルです。約4年もの歳月をかけて開発を続け、2019年に誕生しました。
多くのリカバリーサンダルが海外製のもので、日本人特有の足の形にフィットしないこともありました。しかし、rigは、日本人のために作られたリカバリーサンダルのため抜群のフィット感を味わえます。
今回紹介するside 2.0は、ブランド設立以来、不動の人気を誇る定番のリカバリーサンダルです。特記すべきは「A BAMBOO FOOT ARCH」。土踏まずのアーチを強めに設計しており、青竹踏み(ツボ押し)と同様の効果が期待できます。疲れて下がってきたアーチを支え、血流を改善する働きがあります。
rigは、柔らかなクッション性に加えて、軽量なリサイクルラバー(ゴム製の靴底)を採用。歩行時のストレスがなく、快適な履き心地でリラックス効果が抜群のリカバリーサンダルです。
https://funday.jp/article/7789
REELAX Break (リラックス ブレイク6.0)
フィット感360°成型 EVA (足の凹凸にあった立体的なインソール)。クッション性ハイパフォーマンス EVA(柔軟性と弾力性を持った合成樹脂)。履き心地安定性抜群。摩擦を低減するワンピース構造。
人気アウトドアブランドSALOMONのREELAX BREAK 6.0は、スマートなシルエットが人気のリカバリーサンダルです。
SALOMONは「アウトドアスポーツの未来を創造し続ける」をテーマに製品開発に取り組んでいます。最新のテクノロジーを駆使したサロモンの製品は、耐久性、機能性、快適性に優れ、アスリートに人気のブランドです。
REELAX BREAK6.0は、長時間履いても履き心地の良い画期的なリカバリーシューズ。ソールには、クッション性の高いEVA(柔軟性と弾力性を持った合成樹脂)を使用。通気性のあるストラップを組み込むことでゆったりと心地よいホールド感を実現しています。
スリムなシルエットのため汎用性があり、スタイリッシュなファッションにおいても丁度いい抜け感を出せます。また、アウトソールがしっかりしているためアウトドアのシーンでも重宝できます。
https://funday.jp/article/8026
疲労回復効果と高いファッション性を兼ね備えたリカバリーサンダル
今回は、おすすめのリカバリーサンダルをご紹介しました。
リカバリーサンダルは、スポーツ後の疲労回復のみならず、ファッションアイテムとしても重宝できます。「日頃の疲れを少しでも癒やしたい。でも、おしゃれも妥協したくない」そんな大人メンズにぜひおすすめしたいアイテムです。驚きのクッション性とフィット感をぜひご体感あれ。
「暦の上では秋だけどまだまだ暑いからサンダルを履きたい」「夏しか履けないサンダルを購入するのはなんだかもったいない気がする」。
そんな大人男性におすすめなのが、ドイツのシューズメーカー「ビルケンシュトック(BIRKEN STOCK)」のサンダルです。
今回はビルケンシュトックのサンダルの特徴と、サイズ選びのポイントについて解説したうえで、大人男性におすすめのモデルを5つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
ビルケンシュトックのサンダルの特徴
まずはビルケンシュトックのサンダルの特徴を2つの項目で解説します。
1. 足のアーチをサポートする“フットベッド”
「コンフォートサンダルの元祖」とも言われているビルケンシュトック。その最大の特徴は、足をサポートするために凹凸が施された“フットベッド”です。
フットベッドとは、日本でいう中敷やインソールのこと。今では一般化されているこの言葉は、ビルケンシュトックが初めて生み出したと言われています。1930年代に「解剖学に基づいて開発された、特別なサポート性能を持つ中敷き」という意味で用いられました。
ビルケンシュトックのフットベッドには、耐衝撃システムと運動器具、両方の機能が備わっています。凹凸のあるフットベッドが歩く際に足をサポートし、圧力を軽減。足や関節、背中を楽にするのと同時に、足の筋肉を鍛えてくれます。
オリジナルフットベッドに使用されているのは、天然コルクや天然ゴム(ラテックス)、ジュート、スエードのライニングといった天然素材。そのほとんどが持続可能な資源から採取されています。
ビルケンシュトックのサンダルはこれらの特徴があるがゆえに、履き始めは少し固く感じたり、足が筋肉痛になったりする可能性があります。素材がなじむまでは履く時間を数時間にとどめるようにしましょう。
2. 多種多様なモデルとアッパー素材
ビルケンシュトックのサンダルのモデル名には、この後ご紹介する「アリゾナ(Arizona)」や「キョウト(Kyoto)」、「ボストン(Boston)」など、世界各国の地名が採用されています。それぞれの土地をイメージしてデザインされた、非常に多彩なラインナップです。
なかでも大人男性におすすめなのは、足の露出面積が少ないモデル。夏はもちろんのこと、秋に素足で履いても違和感がなく、“上品見え”します。それから、鼻緒のないモデルを選んで靴下とのコーデを楽しむのもおすすめ。靴下を併用することでサンダルは3シーズン履きこなせるアイテムになります。
「まだサンダル×靴下コーデにチャレンジしたことがない」という方は、ぜひ無地のモノトーンカラー(ブラックまたはホワイト)の靴下を合わせることから試してみてください。
また、ビルケンシュトックといえば、スムースレザーやスエード(裏面を起毛させた革)、ヌバック(表面を起毛させた革で、スエードよりも毛足が短い)を使用したレザーサンダルが有名です。
近年はEVA素材や、表面がPVC(ポリ塩化ビニル)プラスチックで裏面がフリースになっている「ビルコフロー(Birko-Flor)」という素材など、手入れが簡単なアッパー素材も登場しています。
ビルケンシュトックのサンダルのサイズ選びで気をつけるポイント
ビルケンシュトックのサンダルのサイズを選ぶ際に気をつけていただきたいポイントは2つです。それぞれを解説していきます。
1. ハーフサイズ展開が少ない
ビルケンシュトックはドイツのシューズメーカーのため、ヨーロッパサイズが基準となっています。日本で販売されている製品には日本サイズも明記されていますが、気をつけていただきたいのは、以下の表のようにハーフサイズ展開が少ないことです。
EU3637383940414243444546JP23.024.024.525.026.026.527.028.028.529.030.0
該当するサイズがない方は、0.5上のサイズを選ぶのが目安となります。例えば、25.5の方は日本サイズ表記の26.0、ヨーロッパサイズ表記40を選ぶとよいでしょう。靴下を着用する場合も0.5〜1サイズアップがおすすめです。
2. 靴幅・フットベッドが2種類から選べる
ビルケンシュトックの靴幅は、標準幅の「レギュラーフィット」と、幅狭の「ナローフィット」の2種類です。男性はレギュラーフィットが合う人が多いとは思いますが、まれに「ナローフィットで1サイズアップした方がしっくりくる」という人もいますので、慎重に選びましょう。
どちらのフィット感であるかは、フットベッドのライニング(足裏に接する面)にプリントされた“足跡”のマークで判別することもできます。一部塗りつぶされず枠状になっているのが「ノーマルフィット」、すべて塗りつぶされているのが「ナローフィット」です。
また、ほとんどのモデルにおいて、通常の「オリジナルフットベッド」と、より弾力性を高めた「ソフトフットベッド」の2種類が用意されています。こちらもライニングの文字で見分けることが可能で、黒字なら通常のフットベッド、青字ならソフトフットベッド仕様です。ソフトフットベッドはフィット感がタイトなため、1サイズアップをおすすめします。
大人男性におすすめのビルケンシュトックのサンダル5選
ここからは3シーズンの着用におすすめのモデルを5つご紹介します。
1. ビルケンシュトック BIRKENSTOCK ARIZONA BIRKO-FLOR 【REGULAR】
まずは1973年に登場したビルケンシュトックの代表作「アリゾナ(arizona)」をご紹介します。特徴は2対のバックルとストラップ。シンプルな構造と開放的なデザインがアリゾナの魅力です。
大人男性におすすめしたいのは、ビルコフロー素材のブラックのアッパー。足元を引き締めてスタイリッシュな印象に仕上げてくれます。バックルがストラップと同系色になっていることも、上品に見えるポイントです。
2. ビルケンシュトック BIRKENSTOCK Milano BF 【レギュラー幅】
アリゾナにアンクルストラップが加わった「ミラノ(Milano)」。調節可能な3つのストラップによりホールド感が抜群なので、「なかなか自分の足に合うものが見つからない」という人に試していただきたいモデルです。
また、アリゾナやミラノはサンダル×靴下コーデを取り入れたい人に最適です。ベーシックカラーのアッパーを選べば、鉄板のホワイトソックスから、柄もの・派手なカラーの靴下まで、さまざまなコーディネートを楽しめます。
3. ビルケンシュトック BIRKENSTOCK BIRKENSTOCK ZURICH SUEDE LEATHER 【REGULAR】
続いては「秋も素足でサンダルを履きたい」という人におすすめの「チューリッヒ(Zurich)」。アリゾナやミラノと同じように2つのバックルがありますが、大きく違うのは甲を包み込むように覆うアッパーです。
肌の露出面積が少なく、上品な足元を演出できます。そしてその上品さをより高めているのがスエードの素材感。長時間履いても食い込みや靴擦れを起こしにくい肌あたりの優しさも魅力です。
4. ビルケンシュトック BIRKENSTOCK Kyoto VL Soft Suede & Nubuck 【レギュラー幅】
着物の襟合わせや帯を連想させるデザインの「キョウト(Kyoto)」。これまでに紹介したモデルとは違い、ベルクロ(面ファスナー)が採用されているので、サイズの微調整が格段に容易です。
また、バックルのないミニマルなデザインは幅広いコーディネートにマッチします。オシャレ感度の高い大人男性にもおすすめの一足です。
5. ビルケンシュトック BIRKENSTOCK Boston NU Oiled【レギュラー幅】
最後はサボタイプの「ボストン(Boston)」をご紹介します。ボストンは靴とサンダルの中間のようなデザイン。靴下を履けばオールシーズン着用できます。つま先のぽってりとしたフォルムにより締め付け感はなく、指先をぶつけてケガをする心配もありません。
特におすすめなのはオイルドレザーが使用されているアッパーです。オイルドレザーはその名のとおり油分を含んでいて、撥水性があります。厚みのわりにしっとりとした革は使い込むほどに味わいが増していくので、自分だけの経年変化を楽しんでみてください。
ライターからひとこと
今回は秋も履けるビルケンシュトックのサンダルをご紹介しました。「汎用性のあるサンダルがほしい」という方はぜひチェックしてみてください!