CATEGORYS

PAGES

フォローして最新情報をチェック X
Presented by Mirai Lab.

職人魂がキラリ!Levi’sに負けないMade in Japanブランドのジーンズ6選

2つのジーンズが重なって置かれている

大人になるとファッションから距離ができて、「ジーンズと言えばリーバイス」という結論で止まっている方も多いのではないでしょうか。

そういう方こそ、ちょっと待ってください。アメリカで生まれたジーンズですが、独自の解釈で新たな価値を見出した国があります。それがここ日本です。

本記事では日本人特有の職人魂が光るMade in Japanのブランドを厳選し、それらの代表的なジーンズのモデルを6つ紹介します。ジーンズの歴史、日本のファッションの変遷を解説し、Made in Japanブランドの魅力もお伝えするので参考にしてください。

ジーンズの選択肢はリーバイスのみというのは卒業して、身近にある日本ブランドにも目を向けてみましょう。リーバイスに負けない奥深さを知って、もっとジーンズが好きになりますよ。

ジーンズの歴史と日本のファッション

黄色い壁の前に、5つのジーンズが吊られている

どのようにジーンズは生まれたのか、そしてそのジーンズは日本においてどのようにファッションに取り入れられてきたのか解説します。

ジーンズはゴールドラッシュの作業着

ジーンズは1800年代後半にゴールドラッシュに湧くアメリカのサンフランシスコにて、採掘労働者の作業着として生まれました。

諸説ありますが、元々フランス南部のニーム地方で作られていた綾織物「セルジュ・ドゥ・ニーム」を語源としたデニム生地は存在しました。この生地を用いたパンツが各国へと輸出されたのはイタリアのジェノヴァからであったことから、ジーンズと称されるようになったとか。

前述のゴールドラッシュの際、当時のワークパンツは作業中に擦り切れてしまう欠点がありました。仕立て屋のジェイコブ・デイヴィスがそれを補うためリベットという金具で縫製を補強したパンツを開発し、リーバイ・ストラウス社と特許出願したものがジーンズの起源となったとされています。

その後、現在でも王者であり続ける名品501モデルがリーバイスの象徴として登場しました。

アメカジは日本のもの

ジーンズを愛用するスタイルの一つ、いわゆるアメリカンカジュアル(アメカジ)というファッションスタイルは日本で確立されたものです。日本で言うアメカジのスタイルを現在のアメリカ人が実践していることはあまりありません。

始まりは1960年代にアメリカ東部の名門大学「アイビーリーグ」の学生のスタイルを参考にした、いわゆるアイビールックが流行したこと。その後、1970年代にはアメリカの反戦運動によって生まれたヒッピースタイルも日本に上陸します。

そして1980年代からは東京渋谷から渋カジが大流行。それ以降はアメリカ本土の影響からは離れて、グランジ・裏原系などついに日本独自の解釈によりさまざまなファッションスタイルが生まれてきました。

どのアメカジの派生スタイルにおいても、ジーンズは形を変えて取り入れられています。ジーンズのヴィンテージとしての価値を上げたのは日本で、むしろ本国では多くの方にとって「最新にこそ価値があり、ヴィンテージはただ古いもの」という位置付けだったりするので不思議なものです。

Made in Japanブランドの魅力

破れて糸が出たジーンズ

Made in Japanブランドのジーンズの魅力について以下で解説します。さまざまな魅力がありますが、今回は3つに絞ってお伝えします。

再現に対するこだわり

最大の魅力は、各年代の当時のジーンズの雰囲気を再現することに対するこだわりがすさまじいことです。

たとえば同じリーバイスの501ジーンズでも、実は年代ごとにディテールは違います。それは当時の生活様式や社会状況の影響を受けて少しずつ進化していったから。であれば最新の501が一番価値があるようにも思えますが、ヴィンテージにしかない魅力があることをMade in Japanブランドは再発見しました。

各ブランドは日本人特有の職人魂によって年代の特徴を徹底的に研究し、レプリカとして再構築することを考え出しました。当時のジーンズの風合いや色落ちを楽しめるように糸から研究し、独特の凹凸が生まれる旧式のシャトル織機によって生地を制作。織物のミミと呼ばれるセルビッジが付いたジーンズには、一から作った各年代と同じ副資材が用いられ縫製されます。

実は、「Made in Japanブランドはリーバイス自身の復刻シリーズLVCよりも再現度が高い」という逆転現象が起きているとも言われるほど。

ただ、ブランドによって「どこまで当時のディテールを再現するのか」「どう現代の暮らしに落とし込める形にするのか」の哲学は違います。そこが好みの分かれていく醍醐味でもあるので、自分の好みに合ったブランドのアイテムを選んでください。

品質の高さ

海外から言われる、完成品の質の高さも当然大きな魅力の一つです。

特に縫製技術という面では、日本の職人たちが現在も大活躍しています。当時使われていたミシンを巧みに使用したり、あえて拙い縫製を再現したりと、彼らでしかできない生産体制が稼働し続けています。

特に象徴的なのは岡山県の児島。江戸時代から繊維産業の盛んな街でしたが、終戦後にジーンズが日本に入ってくるとデニム生地の縫製に力を入れました。そこからたくさんの国産デニムブランドが生まれ、現在ではジーンズストリートなるものまで存在する縫製工場の街になっています。

同じような「職人技術が残る街」が日本にはまだいくつも残っていて、その職人たちが各ブランドの確かな品質を下支えしているのが日本ブランドの強みです

買い求めやすさ

Made in Japanのジーンズは、2つの意味で買い求めやすいという魅力があります。

1つは、日本にあるので地理的な意味で購入方法がたくさんあります。

海外の方からすると日本のジーンズの評判は有名ですが、買う方法は割高の並行輸入品やセレクトショップなどに限られています。日本に住んでいることを最大限活用して、Made in Japanジーンズを吟味し気軽に購入できるのは海外から見れば魅力なのです。

もう1つは、ヴィンテージそのものより安く買えて、それと同じくらい楽しむことができることです。

今やヴィンテージジーンズは投機目的で売買されるような状況にあり、気軽に買って実際に履いて楽しむ対象ではなくなってきています。しかし、当時を再現してくれているMade in Japanジーンズであれば、本物よりもずっとリーズナブルに手に入れて一から育てることができます。

つまり、当時の雰囲気のアイテムを身に付けられるロマンと、経年変化の楽しみが気軽に味わえるという魅力があるのです。

おすすめブランドのジーンズ6選

おすすめのMade in Japanブランドのジーンズを厳選して6つ紹介します。ブランドごとにさまざまなモデルが用意されていますが、今回ははじめの1本として手を出しやすい各ブランドのフラッグシップモデルを選びました。

SUGER CANE 「1947 MODEL」

シュガーケーンの1947モデルのジーンズ photo by : amazon.co.jp

ベトナム戦争のあった1960年代に米軍向けの衣料製造から始まった東洋エンタープライズは、取り扱うジャンルによってさまざまなブランドを手掛けています。その一つがワークウェアを中心に展開するブランド、SUGER CANE(シュガーケーン)です。

そのSUGER CANEからSTANDARD DENIM 1947 MODELを紹介します。

1947年製の実物のヴィンテージを手本にして、生地や副資材、型紙、縫製まで再現したモデルです。14.25オンスのしっかりとした厚みがあり、当時と同様にやや幅広のシルエットが男らしさを醸し出すアイテムです。

さらに、このモデルのすごいところは、このレベルのこだわりでありながら老舗ならではの企業努力で価格が抑えられているところ。「入門編で迷ったらまずコレ」と推したい名品です。

RESOULTE 「710」

リゾルトの710モデルのジーンズ photo by : amazon.co.jp

80年代後半日本におけるレプリカジーンズのブームを牽引した今はなきブランドDenime(ドゥニーム)。そのデザイナーだった林 芳亨 氏が立ち上げたのがRESOULTE(リゾルト)です。「たかがジーパンや」という発言が意図するように、デイリーウェアとしてのジーンズにこだわる一方、5品番の「ジーンズのみを販売する」という徹底ぶりで情熱が注ぎ込まれているブランドです。

今回紹介するのはその5品番の中でも、ブランドを代表するモデルの710

1970年代のリーバイス通称66モデルをベースとした細身のストレートで、キレイ目のコーデを望む大人にはぴったりのアイテムです。生地に関しても、旧式の染色や織機を使用したこだわりも備えています。

RESOLTE最大の特徴は、710をはじめとする全品番で細かなウエストとレングスが用意されていることです。これによって、通常は起きてしまう「丈詰めによるシルエットの変化」を避けることができます。

「個人個人の体型に合ったフィッティングをしてほしい」という林氏の想いが詰まっており、ご本人が実際にフィッテイングを見立ててくれるイベントが行われるほどです。

WAREHOUSE & CO. 「Lot 1001XX」

ウエアハウスの1001xxモデルのジーンズ photo by : amazon.co.jp

「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けるブランドがWAREHOUSE & CO.(ウエアハウス)です。自社が所有するヴィンテージアイテムを徹底的に研究・考察し、当時の風合いを糸1本から再現するこだわりはMade in Japanブランドでも随一。

今回はWAREHOUSEのフラッグシップモデルであるLot 1001XXをおすすめします。

1930年代の実際のデニムバナーを解体し、糸から再解析することで当時のムラ糸そのものを制作。旧式の力織機で織った生地は、実物のリーバイスに負けず劣らず最高の経年変化を見せてくれます。形は腰回りにややゆとりがありつつ裾にかけて少しテーパードする、現代のファッションに理想的なシルエットを実現しています。

ありとあらゆる年代のアイテムを、当時の素材や形から野暮ったさも含めて完全再現することに定評のあるWAREHOUSE。その中では、履きやすい形に少し現代化されたむしろ珍しいモデルです。当時の雰囲気は味わいたいけれど、他のアイテムとも馴染みやすいジーンズがほしいという方に推薦したい名作ですよ。

STUDIO D’ARTISAN 「SD-101」

ステュディオ・ダ・ルチザンの101モデルのジーンズ photo by : amazon.co.jp

STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)は、旧式の力織機で織られたセルビッジの付いた生地で世界で初めてヴィンテージジーンズのレプリカを制作しました。元々はフランスで学んだデザイナーが始めたM’ARIJUAN(マリジュアン)というセレクトショップのプライベートブランドとして誕生。ヴィンテージの忠実な再現ではなく、最大限の敬意を払いながら独自の解釈で新しい価値を創造するというコンセプトを持っています。

ここではレプリカとしてのスタンダードとして確固たる地位を築いたSD-100シリーズから、レギュラーストレートのSD-101を紹介します。

旧式の力織機で織り上げられた生地は15オンスと分厚く、色落ちには時間がかかる反面ヒゲやアタリがしっかり表れるという味わいがあります。丈夫でかつ合わせやすいシルエットでありながらも、色落ちはヴィンテージさながらの変化を見せるアイテム。「1本目から本物を選びたい」と考える方にはぜひ候補に入れてほしいモデルです。

ちなみに、マスコットキャラの豚のインディとクリッパーが革パッチに描かれているという隠れたチャーミングさもありますよ。

FULL COUNT 1101W

フルカウントの1101モデルのジーンズ photo by : amazon.co.jp

FULLCOUNT(フルカウント)は、生産効率が優先され淘汰されていった機器や生地、副資材を再構築することから始めて、1995年にようやく納得のセルビッジジーンズを完成させました。それ以降、工場の職人と力を合わせながら、さまざまな定番モデルを品質を落とさずに作り続けているブランドです。

FULLCOUNTのこだわりは何といっても履き心地

今回紹介する1101W(Wはウォッシュの意味)も例外ではなく、柔らかな履き心地を実現するジンバブエコットンを使用して「家でも履き続けたいジーンズ」を完成させています。1101シリーズのシルエットはヴィンテージの香りは残しつつも、太すぎず軽くテーパードしたもの。

「ジーンズのゴワゴワ感は苦手だけど、デニム特有の風合いや色落ちは好き」という方におすすめのアイテムです。家でもリラックスして履ける快適さなので、ガンガン履いて自分だけの経年変化を楽しんでください。

TCB JEANS 「50’s」

ティーシービージーンズの50'sモデルのジーンズ photo by : amazon.co.jp

TCB JEANS(ティーシービージーンズ)は他社製品のOEMを担う縫製工場からスタートし、その工場が発表するオリジナルという形で誕生しました。デニムの聖地である岡山県の児島にて、1Fに見学できる縫製の現場、2Fにショップ兼ショールームという「職人とお客さんをつなぐ」空間を構えています。

ここで紹介する50’sは、オリジナルを作るきっかけとなったモデル。

名前の通り1950年代リーバイス501xxの紙パッチのモデルを再現しようとしたもので、ヴィンテージを参考にパターンや縫製糸の番手や色までこだわる作り込み。股上は深く裾にかけてややテーパードするバランスの取れたシルエットなので、履く人の年代・体型を選びません。

縫製工場としての背景から、他ブランドに比べて価格が抑えられている点もTCB JEANSの売りの一つ。「初心者だけど、本物を気軽に味わいたい」という方に納得のコスパであることは間違いありません。

世界に誇るJapanブランドのジーンズをぜひ

本記事では、厳選したMade in Japanのブランドから6つのジーンズを紹介しました。

ヴィンテージから影響を受けてジーンズを制作する上で、どの部分が好きで何を重視するか、どこまでこだわりつつどこまで価格を抑えるか。これらの点はブランドによって千差万別ですが、どれも正解でそれぞれの味わいがあります。

好みによってブランドを選んで試してみて、もし気になるものが他に出てくれば複数のブランドや色々なモデルを楽しんでみてください。ジーンズの気軽さと奥深さの両方を知って、もっとファッションが楽しめるようになりますよ。

RELATED POSTS 関連記事

ワイルドシングスのマウンテンパーカなどジャケット4選!一枚あると色々なシーンで助かる魅力を解説。

ミドルエイジに差し掛かって休日の服装に悩んでいませんか?「マウンテンパーカのような、機能的で通年使えるちょうどいいアウターがほしい」という方も多いですよね。 本記事ではそんな大人の男性にワイルドシングスのジャケットを厳選して4つ紹介します。なぜワイルドシングスのジャケットは多くの人に選ばれるのか、その魅力と初心者が失敗しない選び方を解説します。 季節の変わり目の相棒となるジャケットを手に入れて、明日からの服選びをもっと楽しく、そしてより快適でアクティブな毎日を送りましょう。 ワイルドシングスのジャケットの魅力 ワイルドシングス(WILD THINGS)はアメリカ・マサチューセッツ州で1981年に登山家ジョン・ボーチャードとマリー・ムニエールによって創業されました。アウトドアブランドとして登山用ギアの開発・販売に力を入れていましたが、その品質が認められてアメリカ陸軍や海軍にも製品を提供していました。 代表作ハッピージャケットやモンスターパーカのようなヘビーアウターで評価を得ていますが、当然ライトアウターにもその技術は生かされています。以下では、ライトアウターに当たるワイルドシングスのジャケットの魅力について解説します。 軍にも採用されるほどの機能性 軍にも採用されるに至った高品質な機能性こそ、ワイルドシングスのジャケットの魅力としてまず挙げられる点です。 ワイルドシングスのコンセプトは「Light is Right」、「軽くタフでなければいけない」という機能性。このエッセンスはあらゆるアイテムに一貫していて、ジャケットも例外ではありません。 急な悪天候にも対応できる撥水性や防風性を備えた生地や、暑い時期に頼りになる速乾性や透湿性に優れた生地。アウトドアブランドらしく、動きやすくなるような立体裁断やサイズの調節機能も魅力的な特徴です。 街に溶け込むシンプルなデザイン性 機能性だけでなく、シンプルなデザイン性も備わっている点が街着としても優秀です。 機能性を上げるため無駄を削ぎ落とす仕様になっているものが多く、「機能美」という意味でデザイン性が高いジャケットばかり。アウトドアウェアにありがちないわゆる「野暮ったさ」は軽減されています。 カラーバリエーションについても、定番のブラック・ネイビーをはじめミリタリーテイストのオリーブ・カーキなどがラインナップ。大人の落ち着いたコーデに相性の良いものが多いので、安心して選ぶことができます。 優れたコストパフォーマンス 高機能でおしゃれでありながら価格が抑えられていて、コストパフォーマンスに優れている点も見逃せません。 タフで流行り廃りの少ないアイテムも多いので、何年も一枚あると重宝する相棒となってくれるはず。「良いものを長く使う」という価値観を持つ大人の男性にこそ、有力な選択肢のアイテムと言えます。 ワイルドシングスのジャケットの選び方 ワイルドシングスのジャケットをどういう観点から選べばいいのか、失敗しない選び方を解説します。使い勝手が良くて長く着られる一着を見つけましょう。 どのシーンで着るかで選ぶ 季節や天候によってちょうどいいアウターは変わるので、どのシーンで着るかという観点で選びましょう。 春や秋のカットソーに一枚羽織るくらいの気温のときに着るつもりなら、ライナーが付いていたり中綿が入っていないやや薄手のジャケットで十分。冬に着る予定の場合は、保温性の高い厚手のジャケットを選びましょう。 梅雨の時期など街中でも雨が気になるときや、アウトドアで水辺のアクティビティーの際に使うときには、撥水性や防水性を備えたジャケットが必要になります。一枚そのようなアウターを携帯しておけば、ずいぶん活動範囲が広がるでしょう。 どこまでの機能がほしいかで選ぶ 気温や天候などによって大まかに種類が選べても、どこまでの機能が必要かによって具体的に選ぶモデルは変えましょう。 たとえば、水の侵入を防ぎたいときも、長時間着るので完全防水まで求める場合もあれば、近場のお出かけなので多少水を弾いてくれれば十分という場合もあります。また、寒い冬に着る場合も他のヘビーアウターの上から防水目的で羽織りたいだけなら、保温性まで求めずに選べば足りるでしょう。 「どの程度の機能までほしいか」を自分としっかり相談しておくと大きな失敗をしないですむので、ぜひ試してみてください。 ワイルドシングスのおすすめジャケット4選 30代〜40代の男性が通年で使いやすいワイルドシングスのジャケットを4つ紹介します。あなたのライフスタイルに合う一着を見つけてください。 アーミージャケット 1つ目に紹介するのは、「アーミージャケット」です。トレンドのゆったりしたシルエットのタフなライトアウターがほしい方におすすめ。 アメリカ軍のトレーニングジャケットをモチーフに、現代的なシルエットにサイジングを改良。表地はCORDURAのリップストップ生地を採用しているので、耐久性があって少々のダメージには負けません。裏地のメッシュや脇下のベンチレーションにより通気性もバッチリです。 すっきりとした丈に比べてかなりゆったりとした身幅とアームホールなので、寒い季節の厚手の服の上からでも羽織ることができます。 シャモニージャケット 2つ目はワイルドシングスを代表する軽量アウターの「シャモニージャケット」を紹介します。春・秋・冬にサラッと上から羽織れて、多少の雨くらいなら弾いてくれるアウターがほしい方におすすめです。 いわゆる「マウンテンパーカ」タイプに当たるアイテム。表地にはデュポン(DUPONT)社が開発した高機能ナイロン生地「サプレックス(SUPPLEX)」を採用しており、一般的なナイロンに比べて柔らかい綿のような手触りです。無駄を削ぎ落とした機能美が光るデザインとも合わさって、普段のコーデとも非常に相性良く使えるジャケット。 機能面でも、撥水性やUVカット、さらにシワになりにくい特徴も備わっています。裏地のメッシュが着心地の良さもプラスしてくれているので、一着持っておけば一年を通して活躍してくれるはずです。 サプレックス デナリ フリースライニング マウンテンパーカ 3つ目は「サプレックス デナリ フリースライニング マウンテンパーカ」です。秋から冬にかけての季節に着れるアウターを探している方におすすめします。 ワイルドシングス定番の「デナリジャケット」のデザインを踏襲しつつ、表地をサプレックス生地に、ライナーにフリースを付けたアイテム。外はコットンに似た風合いと雨風を防げる機能性を持ち、中は肌触りの良いフリース地が体を温めてくれます。 落ち着いたカラーラインナップとシンプルなデザインで、街でもアウトドアでも見映えする汎用性の高さを持つマウンテンパーカ。寒くなってきたシーズンに大人が何気なく羽織るにはぴったりのモデルです。 3レイヤー マシーフジャケット 最後4つ目におすすめするのは、「3レイヤー マシーフジャケット」です。アウトドアや自転車の運転の際に雨風をしのげるアウターがほしい方はぜひ検討してください。 定番のシャモニージャケットをモデルチェンジし、タウンユースでもアウトドアシーンでも活躍する3レイヤー素材の高機能アウターに仕上げられています。「耐水圧20000mm、透湿度18000g/mm」という高い防水透湿性能を備えているので、悪天候でもガンガン動きたい方におすすめ。 水の侵入を防ぐダブルジップや通気性を確保するベンチレーションなどのディテールが機能美としてデザイン性を高めており、日常のコーデにも使える一着。黒など落ち着いたカラーなら、オンオフ問わず急な雨天に備えたレインウェアとしても使えます。 ワイルドシングスのジャケットを一枚持って暮らしを快適に 本記事では、ワイルドシングスのジャケットを厳選して4つ紹介しました。 ワイルドシングスのアイテムは、軍にも提供するほど機能性は折り紙つきです。しかも大人が街やアウトドアどちらでも着られる洗練されたデザイン性も備わっています。休日に「何を着よう?」と悩む時間を減らし、春・秋・冬と長い期間あなたの相棒となってくれる頼もしい一着になってくれるはず。ワイルドシングスのジャケットを手に入れて、暮らしを快適かつ、よりアクティブに過ごしましょう。

パタゴニアのバギーズおすすめ4選!モデル別に違いを解説。

暑い時期が長くなった最近の日本では、大人メンズにとってもショートパンツはかかせない夏のアイテムです。ただ、「Tシャツに合わせるショートパンツはどれを選べばいいかわからない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、大人メンズの悩みを解決してくれるショートパンツとしてパタゴニアのバギーズをモデル別に4つ紹介します。バギーズの魅力を踏まえて、モデル別の違いや選び方も解説します。 休日に着るのがワクワクするバギーズを見つけて、暑い夏もオシャレを満喫してください。 パタゴニアのバギーズが選ばれる3つの理由 パタゴニア(patagonia)は、1970年代に登山家イヴォン・シュイナードにより創設されたアウトドアブランドです。当初は登山用品を扱っていましたが衣料品にも事業を拡大し、現在では世界最大手のアウトドアブランドの一つとなっています。 そんなパタゴニアが生み出したショートパンツ「バギーズ」は多くの人に支持されてきました。バギーズが選ばれる3つの理由を解説します。 子供っぽく見えないデザイン バギーズが選ばれる理由の一つは、子供っぽく見えないデザインです。 大人がショートパンツを敬遠する要因の「子供っぽさ」を、バギーズはクリアしています。広すぎず細すぎない絶妙なシルエットと、ナイロンでありながらマットで落ち着いた風合いの素材を採用。 大人が履いても安っぽく見えない、上質な雰囲気を演出できるデザイン性を持っています。 街でもアウトドアでも使える着回し力 街でもアウトドアでもどちらでも使える着回し力があることも選ばれる理由です。 Tシャツや半袖シャツなどと何気なく合わせても相性が良く、そのまま水辺でのアクティビティに出かけられる機能性も備わっています。メッシュのライナーが付いていて水陸両用として使えるので、シーンごとにコーデを用意するわずらわしさがありません。 休日に難しく考えずにいつでも履けるので、忙しい大人にはもってこいです。 快適な履き心地 快適な履き心地を実現していることも重要な理由の一つです。 休日に大人が求めるのは、何と言っても「楽さ」。バギーズは伸縮性のあるウエストバンドによって簡単にサイズ調整が可能で、食後でもウエストが苦しくありません。汗をかいたり水に濡れたりしたときも、独自素材の速乾性が不快感から解放してくれます。 リラックスして楽に履けるので、休日の大人のパンツにぴったりです。 パタゴニアのバギーズの失敗しない選び方 バギーズシリーズの中でも自分に合ったモデルの選び方を解説します。「すぐに履かなくなる」失敗を避けられるように選びましょう。 丈の長さで選ぶ 履いた印象を決定づける股下の丈の長さで選びましょう。 バギーズには大きく分けて5インチの短い丈と7インチ・6.5インチの長い丈があります。迷ったら長い方を選べばOKです。 5インチは、アクティブで若々しい印象を演出できる現代的な長さ。初めは肌の露出部分が多く抵抗があるかもしれませんが、トレンドを押さえたスタイルです。男性の平均身長よりやや高い175cmくらいまでの方ならバランス良く着用しやすいでしょう。 7インチおよび6.5インチはまだ少し膝上くらいの長さで、落ち着いた大人の雰囲気を出せる丈感。175cm以上の高身長の方でも合いやすく、休日のリラックス感と上品さを持っています。 ワンサイズ下で選ぶ バギーズのサイズ感はアメリカ規格のやや大きめなので、普段よりワンサイズ下で選ぶのがおすすめです。 普段Mサイズを選んでいる方はSサイズを選べばジャストサイズになって、スッキリきれいに履くことができます。もっとも、あえてリラックス感を出したスタイルで履きたい場合は、普段通りのサイズで楽に履く選択肢もアリです。 生地感で選ぶ 選ぶモデルの生地感によって、タウンユース寄りかアウトドア寄りか、スタイルを自由に演出できます。 バギーズは基本的にマットなナイロン生地を採用しているので、タウンユースとアウトドアの中間的な印象を与えます。一方シルエットはそのままで、より機能性を高めた素材でアウトドア寄りのものや、天然由来の素材を使ったタウンユース寄りのものもラインナップ。 どのシーンで着用する予定かによって、合うと思う生地感のモデルを選びましょう。 パタゴニアのバギーズのおすすめ4選 大人メンズにおすすめのパタゴニア「バギーズ」を4つ紹介します。それぞれのモデルの特徴や違いを解説するので参考にしてください。 バギーズショーツ 5インチ 1つ目として、「バギーズショーツ 5インチ」をおすすめします。アクティブで若々しいスタイルを取り入れたい方にはぴったりの現代的なショートパンツです。 環境に配慮したリサイクルナイロンを素材とした生地で、耐久性のある撥水加工済み。速乾性のあるメッシュのライナー付きで、両脇の縦型ポケットは水中の抵抗も抑えてくれるので、水陸両用としてオンオフで着用できます。ウエストも伸縮性のあるバンドとドローコードで調整可能な楽ちんスタイルです。 バギーズロング 7インチ 2つ目に紹介するのは、「バギーズロング 7インチ」です。膝よりかなり上の丈にまだ抵抗がある方や高身長の方にはちょうどいい丈で、上品な大人のスタイルを演出できます。 水陸両用の生地やメッシュを採用しているのは5インチのショートモデルと同様。長い丈による上品さから、アウトドア感とタウンユース感の中間に位置するモデルです。これ以上に丈が長くなると野暮ったくなるリスクもあるので、日本規格の物よりはワンサイズ下のサイズ感で選ぶように気を付けるのがベターです。 バギーズライト 6.5インチ 3つ目は「バギーズライト 6.5インチ」を紹介します。水辺でのアクティビティに携帯して持っていきたい方にはおすすめのモデルです。 バギーズライトは、撥水性を備えつつ軽量な生地を採用しています。パッカブル仕様なので、外出先で水遊びをするかもしれないときに持っていくにはとても便利です。丈もバギーズロングに近く露出が抑えられているので、上品さも求める大人にはちょうどいいでしょう。 バギーズナチュラル 6.5インチ 最後4つ目におすすめするのは、「バギーズナチュラル6.5インチ」です。バギーズシリーズのデザイン性が好きで、主に街履き用としてのショートパンツがほしい方には好まれるモデル。 通常バギーズはナイロン素材であるところ、自然由来のヘンプ55%とコットン45%の混紡素材でできています。撥水性はありませんが、風通しが良く涼しさを感じられるのがメリットです。また、Tシャツなどコットン素材のトップスとも相性が良いので、街着のショートパンツとしてはファッション性に優れています。 パタゴニアのバギーズでオンオフおしゃれに過ごそう 本記事ではパタゴニアのバギーズシリーズの中から4モデルを紹介しました。 アウトドアブランドとしての人気と信頼を前提に、アイテム自体にはデザイン性や着回し力、履き心地といった魅力があります。それぞれのモデルが持っている特徴を確認して、アクティブなスタイルを目指したいか、落ち着いた大人のスタイルを目指したいかなどによって自分に合ったものを選びましょう。 バギーズを手に入れて、暑い夏もオンオフおしゃれかつ快適に過ごしてください。

【レビュー】最強のリカバリーサンダルHOKAとOOFOSの比較と選び方

動きながら日頃の疲れを回復させるリカバリーサンダル。アスリートの疲労回復のために開発されたアイテムですが、現在は日頃の疲れをケアしたい多くの方に重宝されています。 リカバリーサンダルに興味があるものの、ブランドや商品選びで迷われている方も多いのではないでしょうか。本記事は、大人気リカバリーサンダルのHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)とOOFOS(ウーフォス)を比較しています。 実際に着用して感じたことをユーザー目線でレビューしていますので、商品選びの参考にしてみてください。 履き心地の違いを検証!弾力のホカと柔らかさのウーフォス 実際に着用してみると、履いた瞬間から感触が全く違うことが分かりました。使用していくなかで感じたそれぞれのブランドの特性についてご紹介します。 クッション性を求めるならウーフォスがおすすめ ホカは「グニュッ」とした程よい弾力を感じるのに対して、ウーフォスは「モチッ」とした吸い込まれるような触感でした。サンダルにクッション性を求める方には、柔らかな履き心地のウーフォスがおすすめです。 ウーフォスは、ソールに独自のOOfoam™テクノロジーを採用することで37%もの衝撃を抑制。抜群のクッション性で歩行時に全身にかかる負担を軽減してくれます。 歩きやすさはホカのメタロッカー機能に軍配 どちらのシューズもアーチサポート(土踏まずを支え歩行を安定させる)機能が充実しており、歩きやすさが感じられました。 比較してみると、歩き始めは差がないものの5分以上歩行した場合、ホカの方が楽に歩ける印象を受けました。ホカの程よい弾力とメタロッカー機能が歩きやすさをサポートしているように感じます。 メタロッカー機能とは、靴底にカーブを設けることでスムーズな足の動きを実現するホカを代表する機能です。ホカのランニングシューズにも取り入れられており、車輪のように前へ前へと高い推進力を生み出してくれます。 ある程度長い距離での使用をお考えの方は、ホカがおすすめです。 ホカの鼻緒は馴染むまで違和感あり。スライドタイプもおすすめ 鼻緒の部分にも違いがあります。ホカは紐状のもので形成されており、ウーフォスは柔らかな特殊素材OOfoam™が採用されています。 ウーフォスは履き始めから違和感を覚えませんでしたが、ホカは、馴染むまで若干の痛みを感じました。使い慣れてくるうちに気にならなくなりますが最初はストレスを感じるかもしれません。 どちらのブランドも鼻緒がついたトングタイプだけではなく、足の甲にストラップがあるスライド型のアイテムを展開しています。スライドタイプは、靴下を履いたまま着用できる点や出し入れがスムーズといったメリットがあります。好みの形状のサンダルを探してみてください。 どちらもグリップ力に優れるので雨の日でも安心 写真はアウトソールの接地面です。どちらもグリップ力に優れた凹凸が配置されており、雨天時の滑りやすさは感じませんでした。 強いて言えば、ホカの方が滑りにくさを感じましたが、大きな差はみられず。一般的なサンダルと比べるとどちらも歩行時の安定感が全く違うのがわかります。 また、どちらも耐久性を備えているので雨天などの悪天候時でも活躍するでしょう。 弾力性に優れて歩きやすいホカのリカバリーサンダルをチェック。 【HOKA】 【OOFOS】 おしゃれなデザインはどっち?好みや使用シーンで分かれそう ホカとウーフォスのサンダルはどちらもデザイン性が高いため、普段使いとしても活躍してくれます。写真のようにホカの方がソールが厚く、存在感のあるシルエットになっています。 フットベッド(足と接する面)をみるとホカは、内側を囲むように高さを設けているので実際のソールの高さは約4.5cmでした。見た目ほど着用時の高さの違いは感じませんでした。 無骨で存在感のあるシルエットのホカとスマートさを感じさせるスタイリッシュなウーフォス。どちらも甲乙つけがたいため、商品選びで悩まれている方は、使用したいシーンをイメージして選ばれてはいかがでしょうか。 筆者は、アウトドアシーンや足元にアクセントを出したい時にはホカ。カジュアルやきれいめなコーデにはウーフォスがハマると感じています。 また、ホカに比べてウーフォスはカラーバリエーションが豊富なので好みのカラーのアイテムが見つかりやすいメリットがあります。 HOKAとOOFOSのリカバリーサンダルのサイズ感や重量は? 写真はどちらも27cmのリカバリーサンダルです。サイズ感は二つのブランドに大きな違いがみられました。 ホカのリカバリーサンダルはワンサイズ小さめがおすすめ ホカのサンダルは、大きめの作りになっています。筆者は通常26.5〜27cmのシューズを着用していますが、27cmのホカのリカバリーサンダルはやや大きく感じました。 リカバリーサンダルはフィット感が重要となるため、ホカを購入する際はワンサイズ小さめがおすすめです。1cm刻みになっているので、購入を検討している方は参考にしてみてください。 ウーフォスのサイズ感はジャストサイズでOK ウーフォスは、ジャストサイズで問題ないでしょう。通常サイズが、26.5〜27cmの筆者の足に27cmのウーフォスは吸い込まれるようにフィットしました。 ウーフォスもホカ同様に1cm刻みで商品を展開しているのでジャストサイズのアイテムを選んでみてください。 気になる重量は27cmサイズで実測4g差 肝心の重量はどちらもほとんど変わらず。若干ではありますがホカの方が4g軽量化されていました。 実際に着用してみると重量の差は感じられず、どちらも軽い履き心地で着用時のストレスはありません。 コスパの良さはウーフォスがおすすめ 今回取り上げた二つのアイテムの料金(2025年7月現在)を公式サイトで比較してみました。 HOKA ONE ONE :ORA RECOVERY FLIP 9,900円(税込) OOFOS:OOriginal  8,500円(税込) どちらのブランドも高い機能性とデザイン性を両立しています。商品選びで迷われている方は、価格も参考にしてみてください。 履き心地と使用シーン、コスパを考慮してお気に入りの一足を リカバリーサンダルで高い人気を誇る、HOKA ONE ONEとOOFOSのアイテムを比較しました。それぞれに特徴があり、筆者の結論としては、好みの履き心地と使用する目的やシーンで最適なアイテムが分かれるといったところです。 歩きやすさを重視するなら程よい弾力が特徴のホカ。これぞリカバリーサンダルといったクッション性を求めるなら、柔らかな履き心地のウーフォスを選んでみてはいかがでしょうか。 実際に着用して感じた違いをまとめました。 HOKAOOFOSクッション性◯◎履き心地程よい弾力やわらかい歩きやすさ◎◯グリップ力◎◯デザイン性存在感のあるシルエットシンプルでスタイリッシュサイズ感大きめジャストサイズ重量169g(27cm)173g(27cm)コスパ◯◎ 歩きやすさを求めるならホカ。 クッション性を求めるならウーフォス。 今回は、ホカとウーフォスを比較しましたが、その他ブランドからも魅力的なリカバリーサンダルが展開されています。こちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。 https://funday.jp/article/2326

CATEGORIES カテゴリー