セブンチェア|大人の男性におすすめのスタイリッシュな高級チェア
セブンチェアは、デンマーク建築家兼デザイナーのアルネ・ヤコブセンが1955年にデザインした椅子です。販売するフリッツ・ハンセン社史上のベストセラーとなり、家具の歴史におけるアイコン的存在となっています。
今回はセブンチェアの魅力と選び方、おすすめの椅子についてご紹介します。
セブンチェアの魅力とは?世界中で愛され続けているモダンなデザイン
セブンチェアは誕生から60年以上が経過してもなお、世界中で選ばれ続けている高級チェアです。椅子の座面と背もたれが一体化した曲線的なフォルムが、おしゃれな空間を演出。
時代が変わり続けても古さを感じないデザインで、長く愛用できます。デザインだけでなく座り心地にもこだわりたい大人の男性におすすめです。
9層の成形合板による柔軟性
快適な座り心地を実現しているのが、人間の形にフィットするようデザインされた座面の曲線。セブンチェアのシェルは9層の成形合板により構成されているため、しなやかな柔軟性があります。
もたれかかったときに気づく、心地よさは大人のラグジュアリータイムにもぴったり。柔軟性がありながら、強度と耐久性も備えています。
豊富なカラー・素材・仕様からカスタマイズ可能
セブンチェアにはカラー・素材・使用に豊富なバリエーションがあるため、使用する場所や用途を選びません。
豊富すぎるため、人によってはどれを選んで良いか判断に迷う場合もあるでしょう。自分好みにセブンチェアをカスタマイズするポイントについて、次の項目で紹介します。
セブンチェアを自分好みにカスタマイズする5つのポイント
セブンチェアは豊富な選択肢の中から自分好みにカスタマイズできます。選ぶポイントは主に5つです。
- パディングの有無
- カラー・塗装の仕様
- 脚部の仕上げ方法
- 座面の高さ
- アームレストの有無
ポイント1.パディングの有無
パディングは、座面や背もたれにファブリック(生地)や本革を張り付ける仕様です。柔らかさが加わるため、疲れにくさを重視する人におすすめです。
セブンチェアのパディングには、「フロントパディング」と「フルパディング」の2種類があります。
フロントパディング
フロントパディングでは、前面のみが覆われます。前面はおしゃれなカラーで、裏面は落ち着いた木目という風に、異なるデザインのアクセントを楽しめるでしょう。
フルパディング
フルパディングでは全体を覆うため、座り心地もより良くなります。長時間座っても疲れにくい点を重視したい人におすすめです。
木の素材部分が見えなくなってしまいますが、ファブリックや本革より柔らかな印象を与えてくれます。
ポイント2.カラー・塗装の仕様
フルパディング仕様にしない場合は、「カラードアッシュ」「ラッカー」「ナチュラルウッド」の3種類の仕様から選べます。
カラードアッシュ(16色)
カラードアッシュの「アッシュ」とは、一般的にホワイトアッシュと呼ばれる落葉広葉樹の一種、トネリコを指します。
木目がくっきりとして表情が豊かなのが特徴です。アッシュ材の木目を活かしたカラー塗装は、華やかでナチュラルな印象を与えてくれます。
ラッカー(16色)
ラッカーは木の質感を残しつつ、塗装を何層も重ねて仕上げます。艶やかな美しさを兼ね備えているので、高級感のある空間にぴったりです。
ナチュラルウッド(10種類)
ナチュラルウッドはクリアラッカーで仕上げてあり、オーク・ウォルナット・チェリーなど9種類の木の素材から選べます。
ダークステインドオークは、エッジ塗装あり・なしの2タイプです。1点1点異なる天然の木目をそのまま楽しめる自然な雰囲気は、さまざまなインテリアに合わせやすいでしょう。
ポイント3.脚部の仕上げ方法
脚部はスチールパイプになっていて、「クローム仕上」「粉体塗装仕上」の2種類から選べます。
クローム仕上
「クローム」とはクロームメッキを指し、なめらかな光沢のある金属。スタイリッシュな空間におすすめです。
粉体塗装仕上
「粉体塗装」とはパウダーコーティングとも呼ばれ、有機溶剤を含まないため、人体への影響が少なく環境にも優しい塗装方法です。
用意されているカラーは、ウォームグラファイト・ブラウンブロンズ・シルバーグレー・ブラック・ナイングレー・ホワイトの6種類。椅子のカラーに合わせ、あたたかみのある雰囲気に仕上げたいときにおすすめです。
ポイント4.座面の高さ
座面の高さは、「固定」「選択」「調整機能付き」の3タイプがあります。人気のセブンチェア3107タイプでは、座面の高さが43cm・46cm・48cmから選択可能です。
46cm・48cmは標準的な日本人では高く感じるため、多くの人が使用する場所なら43cmがおすすめでしょう。
ポイント5.アームレストの有無
セブンチェアはアームレストの有無を選べます。アームレストがあるメリットは、肘を置けるので腕が疲れにくくなる点。長時間座る場合には、アームレストがあると良いです。
ただしアームレストが高い位置にあると、机やテーブルの下に収納したい際に邪魔になる場合があります。横幅が制限されると大柄な人は窮屈に感じる場合もあるため、メリット・デメリットを考えて検討しましょう。
フリッツ・ハンセン社おすすめセブンチェア3選
セブンチェアのなかで、人気のあるタイプ3つを厳選しました。選ぶ際の参考にどうぞ。
セブンチェア3107|クラシックタイプ
おしゃれなカフェやレストラン、公共の場などでもよく使われている、モダンでシンプルなデザインのセブンチェア。重量が軽いため持ち運びしやすく、12脚まで重ねてコンパクトに収納できます。
空間の雰囲気に合わせたカラーや素材から選べるだけでなく、座面高3サイズから選べます。扱いやすく豊富なバリエーションが揃う点が、もっとも人気の理由です。
サイズ | 幅:50cm 奥行:52cm 高さ:79〜84cm <3サイズ展開> 座面高43cm(総高79cm) 座面高46cm(総高82cm) 座面高48cm(総高84cm) ※幅・奥行は共通 |
素材 | シェル:成形合板(9層ベニヤ、インド綿) 脚部:スチールパイプ(クローム仕上、または粉体塗装仕上) |
セブンチェア3107|フロントパディング
前面の張地を選択可能なので、前面をカラフルにして裏面を統一するなど、雰囲気に合わせたアレンジをしやすいデザインになっています。
遊び心を加えたり、デザイン性を高めたい空間にぴったり。多くの人が使う場ほど、ファブリックよりもお手入れがしやすい本革をおすすめします。
サイズ | 幅:50cm 奥行:52cm 高さ:79〜84cm <3サイズ展開> 座面高43cm(総高79cm) 座面高46cm(総高82cm) 座面高48cm(総高84cm) ※幅・奥行は共通 |
素材 | 張地:選択可シェル:成形合板(9層ベニヤ、インド綿) 脚部:スチールパイプ(クローム仕上、または粉体塗装仕上) |
セブンチェア3217|フルパディング・キャスター・アームレスト付き
座っている時間が長くなる場合には、硬い座面だと腰が痛く感じるかもしれません。ワークスペースには、豊富なカラーのファブリックもしくは本革から選択が可能なフルパディング仕様のセブンチェアがおすすめです。
5つのキャスターがついているので自由に回転でき、高さ調節機能も備わっています。
サイズ | 幅:61cm 奥行:52cm 高さ:78〜90cm 座面高:44〜56cm アーム高:66〜78cm |
素材 | 張地:選択可フレーム:スチールパイプ(クローム仕上、または粉体塗装仕上) |
暮らしの中にセブンチェアを
セブンチェアはデザイン性だけでなく、座り心地も追求されているため、世界中で多くの人に選ばれています。
美しさと機能性を兼ね備えたモダンなデザインは、利用シーンを選びません。暮らしに取り入れると、心身ともにリラックスする生活空間を作れるでしょう。