30代・40代の男性におすすめしたいグランドセイコーの腕時計5選
国産の高級腕時計ブランドの代表格・グランドセイコー(Grand Seiko)。洗練されたデザインは人生経験を重ねた大人の男性から人気が高く、購入して「間違いない」ブランドとして信頼を集めています。
そこで今回は、グランドセイコーの腕時計のなかから、おすすめしたいモデルを5つご紹介します。選び方のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
高精度のムーブメントにこだわる腕時計ブランド・グランドセイコーとは?
グランドセイコーは1960年に誕生した日本の高級腕時計ブランドです。落ち着きのある洗練されたデザインは品がありながら、華美な装飾は控えているためビジネスシーンやフォーマルシーンでも悪目立ちしません。プライベートでもどんなファッションとも合わせやすく、多様なシーンに対応できるブランドとして人気を集めています。
そんなグランドセイコーでは時計としての本来の価値である「正確に時を刻む」ことを強く意識し、高精度のムーブメントを生み出すことをアイデンティティに掲げてきました。創業当時からスイス・クロノメーター規格の基準と同等の精度を誇り、年々技術を進歩させていきます。
現在では同規格よりも厳しい基準を設けた独自のGS(グランドセイコー)規格を設けるなど、時計精度において圧倒的な信頼感を得ています。
日本の美意識を追求した「セイコースタイル」
グランドセイコーのデザインには、日本の伝統的な美意識を追及した「セイコースタイル」が取り入れられています。
セイコースタイルとは日本人が古くから親しんできた光と陰の調和をベースに、「燦然(さんぜん)と輝く腕時計」を実現すべく生まれた独自のデザイン文法です。大きく3つの特徴があり、
- 平面を主体として、平面と二次曲面からなるデザイン
- ケース・ダイヤル・針のすべてにわたって極力平面部の面積を多くする
- 各面は原則として鏡面とし、その鏡面からは極力歪みをなくす
を意識したデザインが採用されています。平明を主体としたデザインを徹底し、光の当たり具合による繊細なグラデーションを表現。日本人が愛する光と陰の調和をデザインとして具現化しました。
グランドセイコーの選び方3つのポイント
洗練されたデザインで人気を集めるグランドセイコーですが、いざ購入するとなると、どのモデルを選べばいいか悩んでしまいます。ここからは、グランドセイコーの腕時計を選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
- コレクションの特徴から選ぶ
- ムーブメントの特徴から選ぶ
- 長く着けられるデザインや保証の有無から選ぶ
1.コレクションごとの特徴から選ぶ
グランドセイコーのラインナップには、大きく5つのコレクションが揃っています。それぞれのコレクションには特徴に違いがあるため、まずはどのコレクションが自分の好みに合うか押さえておくと時計選びがスムーズに進みます。
各コレクションの特徴は下記の表を参考にしてください。
コレクション | 特徴 |
ヘリテージ | ブランドの顔とも呼べるモデル。実用性が高く幅広いシーンで身に着けられる |
エレガンス | 上品で高級感のあるモデル。フォーマルシーンにぴったり |
スポーツ | 遊び心あるスポーティーなデザイン。おしゃれでカジュアルなモデル |
マスターピース | ブランドの最上位ライン。素材にまでこだわる特別感ある仕上がり |
エボリューション9 | 2020年に誕生した新シリーズ。伝統と進化が融合したデザイン |
2.ムーブメントの特徴から選ぶ
グランドセイコーはムーブメントへの並々ならぬこだわりを持っています。このムーブメントの特徴からモデルを選ぶのもおすすめです。
グランドセイコーが独自開発した「9Rスプリングドライブ」は機械式とクォーツ式のハイブリッドで、月差±15秒と、機械式時計の一般的な精度(日差15秒程度)をはるかに凌ぎます。
機械式の「9Sメカニカル」はぜんまいの巻き上げによって動く仕組みで、最新技術と匠の技を融合。背部のシースルーから見える精緻な動きは、時計好きにはたまらない光景です。
「9Fクォーツ」は、正確に時を刻み続けることを追い求めたグランドセイコーの技術の結晶。年差±10秒の高精度は驚きです。
3.長く着けられるデザインや保証の有無から選ぶ
さて、腕時計を選ぶときは、長く着けられるデザインを選ぶという点も大切です。腕時計はきちんとメンテナンスを行えば、長い期間に渡って使い続けられます。今欲しいデザインを選ぶのも悪くないですが、せっかく高級腕時計を買うなら未来の自分が身に着けたくなるようなデザインを選んでみましょう。
またメンテナンスを行う際はブランドの保証があると安心です。購入時はメーカー保証の有無を確認しておくと間違いがないでしょう。
おすすめのグランドセイコーの腕時計5選
ここからは、グランドセイコーの腕時計のなかからおすすめのモデルを5つご紹介します。
1.ヘリテージ SBGX261
シンプルかつ上品。グランドセイコーのブランドイメージを体現するようなモデルが「ヘリテージ SBGX261」です。
ケース部分は歪みのない美しい鏡面ときめ細やかな筋目仕上げで、セイコーらしい美意識が追及されています。横37×厚さ10mmのコンパクトサイズなので、袖口のある服にもすっきり収まってくれます。ブラックとシルバーのコントラストは実におしゃれです。
2.ヘリテージ SBGR317
ケースサイズ40mmと存在感のあるモデルが「ヘリテージ SBGR317」です。
黒を基調としたダイヤルは全体の印象をキュッと引き締め、男らしい印象を与えてくれます。それでいて品のあるバランス感覚に優れているのも、同モデルの魅力。ムーブメントには機械式の「9Sメカニカル」を採用。背部がシースルーになっており、グランドセイコーが誇るムーブメントの動きを堪能できます。
3.ヘリテージ SBGX295
小ぶりなケースに厚めのレザーストラップを組み合わせた「ヘリテージ SBGX295」。
これぞ腕時計と呼びたくなるクラシックなデザインが特徴。それでいて古くささを感じさせないのは、細部のデザインに徹底してこだわっているから。ケース・インデックス・ストラップは、それぞれコントラストに強弱をつけ視認性が高いデザインを実現。
ダイヤルにも小さな遊び心を加え、“クラシカルモダン”な腕時計に仕上がっています。
4.スポーツ SBGE257
スポーツコレクションのなかでも個性あるデザインを採用しているのが、「スポーツ SBGE257」です。
スポーツシーンでの使用感にもこだわっており、ベゼル素材には強度の高いジルコニア・セラミックスを採用。リュウズは4時位置に配置しているため、アクティブな場面でも手首の動きを妨げません。
ダイヤルの上をなめらかに動くような秒針は「時は移ろい流れる」という日本人の美意識を表現したもの。またグリーンのカラーリングは日本の和の象徴でもある苔からモチーフを得ています。
5.スポーツ SBGX337
スポーツコレクションのなかでもタフな印象を感じさせるのが「スポーツ SBGX337」です。
ケースは43.6mmの大型サイズを採用し、切り立ったベゼルや荒々しい縦の筋目といったデザインが存在感を発揮します。グランドセイコーの平面や二次曲面を意識したデザインを守りながら、どこか立体的な雰囲気を感じさせるのも同モデルの魅力。200mの潜水防水でなのでダイバーズウォッチとしても使用可能です。
ライターからひとこと
今回は大人の男性におすすめしたい、グランドセイコーの腕時計をご紹介しました。
日本の時計ブランドとして名高いグランドセイコーは、落ち着きのある洗練されたデザインが特徴です。高級感がありながら、品があり悪目立ちしないバランス感覚の良さは同ブランドのデザインセンスのあらわれ。また正確なムーブメントもグランドセイコーの強みで、世界トップクラスの精度で時を刻み続けます。