アクティブメンズが熱中するビクトリノックスのマルチツール5選
アウトドアやキャンプはもちろん、日常生活でも活躍してくれるマルチツール。とくにスイスのブランド・ビクトリノックス(Victorinox)のアイテムは、マルチツールの“定番”として世界中のユーザーから愛され続けています。
今回はビクトリノックスのマルチツールが愛される理由について解説。また選び方のポイントやおすすめアイテムをご紹介します。
目次
1891年に誕生したビクトリノックスのマルチツールの魅力は
ビクトリノックスは(Victorinox)は1897年、刃物職人であったカール・エルズナー氏によって創業されたブランドです。優れた刃物職人であった彼の名声は瞬く間に広がり、1891年にはスイスの軍用ナイフとして採用されます。
1897年には、マルチツールの原型である「オフィサーナイフ」を発売。これがブランドの代表作となるマルチツールの原点となっています。発売当初1つのアイテムにドライバー、カン切り、コルクせん抜き、穴開けの機能を備えたナイフは、利便性と機能性の高さから大きな注目を集めました。
ではビクトリノックスのマルチツールの魅力について、もう少し深く掘り下げてみましょう。
魅力1.圧倒的な多機能性
ビクトリノックスのマルチツールの最大の魅力といえば、圧倒的な多機能性でしょう。マルチツールの最上級モデル「スイスチャンプ」には、なんと33の機能を搭載。64の部品で構成され、450の製造工程を経て作られた製品には、どんなシチュエーションにも対応できる万能感があります。
アウトドア好きはもちろんDIYやちょっとした日常の作業まで、これ1つでカバーできる利便性の高さはビクトリノックスの魅力です。
魅力2.片手に収まるコンパクトさ
ビクトリノックスのマルチツールは、片手に収まるコンパクトサイズに設計されています。これだけ多彩な機能を搭載しておきながら、ポケットに入れて持ち運べるほどのサイズ感は驚きです。
アウトドアシーンにおいては荷物をできるだけ少なくするのがサバイバルの掟とされています。ビクトリノックスのマルチツールなら圧倒的なコンパクトサイズで持ち運べるため、無駄な荷物を持ち歩く必要がありません。
魅力3.スイスメイドの精巧な作り
ただ多彩な機能を詰め込んだだけなら、ビクトリノックスのマルチツールはこれほど世界中で愛され続けることはなかったでしょう。ビクトリノックスは創業者のルーツである刃物職人の原点を忘れず、鋭い切れ味や高い耐久性、スムーズな可動性が追及されています。いざという時でも安心して使用できるツールだからこそ、世界中のユーザーから愛され続けています。
その耐久性や性能の高さは軍用アイテムやNASAの耐久試験もパスするほど。精巧なものづくりの精神が息づく、スイスメイドらしさが存分に詰め込まれています。
魅力4.スタイリッシュなデザイン
スタイリッシュなデザインも、ビクトリノックスのマルチツールの魅力です。赤をベースに、白の十字が入ったデザインはビクトリノックスの製品の特徴。スイスの国旗を連想させるデザインは、華美なものを極力省き洗練されたものづくりを好むスイスらしさが感じられます。
もちろんデザインはこれだけではなく、木目調のデザインや金属製のデザイン、ポップなカラーリングを施したデザインなどバラエティーに富んでいます。スタンダードなデザインを軸にしながらも、時代が求めるデザインも積極的に取り入れるバランス感覚の良さが、100年以上愛されるブランドの秘密かもしれません。
ビクトリノックスのおすすめアイテム5選。ツールは用途に応じて選ぶのが◎
ここからはビクトリノックスのマルチツールの中から、おすすめのアイテムを5つご紹介します。
ツールを選ぶときのポイントは用途やツールの特徴です。とくにビクトリノックスのマルチツールはアイテムによって備わっている機能の数が大きく違います。ポイントは自分の用途に応じて、機能を絞り込むこと。過酷なサバイバルやアウトドアを楽しむ方なら万が一に備えて多機能なアイテムをおすすめしますが、普段使いやライトなアウトドア向けなら機能を絞り込んでおくと使い勝手がよくなります。
あらかじめ自分がどんな用途で使用するのか、どんな機能が欲しいのかを洗い出しておくとぴったりのアイテムを選べるでしょう。
1.キャンパー
まずご紹介するのがビクトリノックス『キャンパー』です。
ブランドのマルチツールの中でも定番モデルに数えられるキャンパーには、13の機能が搭載されており、アウトドアやサバイバル、日常使いまで幅広い用途に対応します。本格的なマルチツールが欲しいけど、どれを選べばよいのか迷っている方はこちらの商品がおすすめです。
【搭載機能】
- リーマー(穴あけ)
- 千枚通し
- ラージブレード(大刃)
- つまようじ
- スモールブレード(小刃)
- ピンセット
- コルクせん抜き
- キーリング
- カン切り
- マイナスドライバー 3mm
- のこぎり
- せん抜き
- マイナスドライバー 6mm
- ワイヤーストリッパー
2.クラシック SD
続いてご紹介するのが『クラシックSD』です。
ビクトリノックスのマルチツールシリーズの中でも小型モデルに位置し、普段使いしやすいアイテムに仕上がっています。機能は7種類に限定されていますが、カラーバリエーションは実に多彩。自分の好みのカラーリングを選べます。日常での使用はもちろん、防災用に1つ持っておくのもおすすめです。カラーリングが豊富なため、普段使いのバッグやポーチと合わせて携帯しておくのも便利です。
【搭載機能】
- つまようじ
- はさみ
- ピンセット
- つめやすり
- マイナスドライバー 2.5mm
- キーリング
- スモールブレード(小刃)
3.ワークチャンプ
ビクトリノックスのマルチツールらしい多機能を搭載したモデルが『ワークチャンプ』です。21種類の機能が搭載されており、アウトドアから日常での作業までどんな場面でも大活躍してくれます。普段からアウトドアやDIYなどアクティブな活動が多い方にぜひおすすめしたいモデルです。
【搭載機能】
- ラージブレード(大刃)
- ロック付きせん抜き
- ワイヤーストリッパー
- マイナスドライバー 7mm
- のこぎり
- カン切り
- マイナスドライバー 3mm
- リーマー(穴あけ)
- プラスドライバー(フィリップス型0/1)
- はさみ
- プラスドライバー(フィリップス型1/2)
- コンビネーションプライヤー
- ワイヤーカッター
- 端子つぶし
- メタルソー
- 金属やすり
- ピンセット
- つまようじ
- キーリング
- マイナスドライバー 1.5mm
- コルクせん抜き
4.スイスツール スピリットX
人間工学に基づいた高機能かつ利便性の高いアイテムとして開発されたのが『スイスツール スピリットX』です。普段は小型プライヤーの形状をしていますが、コンパクトなボディには24もの機能が搭載されています。アウトドアはもちろん、ものづくりやDIYなどの場面ではより実力を発揮してくれます。
【搭載機能】
- はさみ
- のこぎり
- 小型プライヤー
- ワイヤーカッター(硬度40HRC以下のワイヤー)
- ハードワイヤーカッター
- メタルソー
- 金属やすり
- マイナスドライバー 2mm
- ラージブレード(大刃)
- のみ7mmとスクレーパー
- ケーブルカバーカッター(縦切り)
- ケーブルカバーカッター(横切り)
- ワイヤーストリッパー/スクレーパー
- プラスドライバー(フィリップス型1/2)
- リーマー(穴あけ)
- カラビナ
- カン切り
- マイナスドライバー 3mm
- ランヤードホール
- コルク抜き取付け部
- せん抜き
- マイナスドライバー 6mm
- クレートオープナー(金てこ)
5.スイスカード クラシック
よりスタイリッシュに日常でも持ち歩きやすいマルチツールが『スイスカード クラシック』です。厚さ5mmの薄型のカードには、8種類の機能を搭載。財布に入れて持ち運べるなどマルチツールに新たな可能性を提案してくれます。
【搭載機能】
- ピン
- はさみ
- つめやすり
- マイナスドライバー 2.5mm
- つまようじ
- ピンセット
- 加圧ボールペン
- 緊急時用ブレード
あらかじめ必要な機能をピックアップしておくのがアイテム選びのポイント
ビクトリノックスのマルチツールは、アウトドアから日常使いまであらゆるシチュエーションに対応する多機能が特徴です。またスイスのブランドらしい洗練された作りや高い技術力は折り紙付き。万が一の場面でも安心して使用できる耐久性を誇っています。
アイテム選びのポイントは、あらかじめ必要な機能をピックアップしておくこと。欲しい機能が限定されているなら機能が限られているアイテムを選ぶのがおすすめです。反対に、アウトドアや過酷な環境下でのサバイバルを目的としているなら、機能の数が豊富なアイテムを選んでみましょう。