カリタ手動コーヒーミルのおすすめは?モデルごとの違いと選び方

コーヒー好きな人の中には、昔ながらの手回しミルでゆっくりと豆を挽く時間を楽しみたい、という方も多いと思います。そんなこだわり派の皆さまにぜひおすすめしたいのが、老舗コーヒー器具ブランド「カリタ(Kalita)」の手動ミルです。 今回はカリタの手動コーヒーミルの中でも、特におすすめのモデルを4つ紹介します。便利で時短な電動ミルではなく、あえて手動のミルを選ぶメリットも解説しますので、ぜひ購入の参考にしてみてください。 老舗ブランド「カリタ」のコーヒーミルの特徴 カリタ(kalita)は、1958年に東京で創業したコーヒー器具ブランドで、ドイツ語の「Kaffee(コーヒー)」と「Flter(フィルター)」に由来する造語から名付けられました。似た名前のブランドで「メリタ(Melitta)」がありますが、こちらはドイツ人女性の名前から付けられたもので、まったくの別会社です。 創業以来60年以上、日本で唯一のコーヒー器具専門メーカーとしてさまざまなアイテムを世に送り出してきたカリタの手動コーヒーミルは、昔ながらのクラシカルなデザインと高い機能性が特徴。古き良き時代の喫茶店にあったような佇まいのミルは、インテリアとして飾っても楽しめます。 あえて手動ミルを選ぶメリットは?電動ミルとの違い コーヒー豆を挽く速さと量だけで見れば電動ミルのほうが便利ですが、あえて手動ミルを選ぶメリットもあります。ここからは、昔ながらの手挽きミルならではの魅力を挙げてみます。 メリット①電源がなくても使える ハンドルを回して豆を挽くというアナログな手動ミルは、電源がない場所でも使えるのが最大のメリットといえます。キャンプや屋外でのレジャー、またはオフィスなどにミルを持ち込めば、いつでもどこでも挽きたてのコーヒーを味わえます。 メリット➁自分好みの細かさに調整しやすい ドリップコーヒーは、豆を挽く細かさによって味わいが変わり、一般的には粒度が細かいほどコクや苦味が出やすく、粗いほどあっさりとした味わいになります。 電動ミルは数秒で豆が挽けてしまう一方で、つい細かく粉砕しすぎてしまうデメリットがあります。その点手動ミルは、1~数分かけてゆっくり豆を挽くため「今日は粗挽きにしよう」というように、淹れ方や好みに合わせて挽き方を調整しやすいのがメリットです。 メリット③心豊かな時間を楽しめる ホッパーに豆を入れ、ハンドルを回すごとにコーヒーの香りが立ってくる…そのゆったりとした時間は、手動ミルを使う人だけの特権といえます。 朝食や食後の一杯を淹れるとき、忙しい毎日でもあえてアナログなコーヒーミルを使うことで、心のゆとりが生まれます。 手動コーヒーミルを選ぶときのポイント ここからは、手動コーヒーミルを選ぶ際にチェックしたいポイントをまとめます。一台買うとなかなか買い替えないものなので、機能はもちろんデザインもこだわって選びましょう。 選び方①挽ける豆の容量はどのくらいか コーヒー1杯分(約140cc)を入れるのに必要な豆の量は約10~12gで、1度に2杯分淹れる場合は約20g、3杯分なら25〜30g、4杯分なら35〜40gとなります。 コーヒーミルを選ぶときは、一度に何杯分を淹れるかを考えて選ぶのがポイントです。豆を挽く部分である「ホッパー」の容量と、挽いた豆を溜めておく「粉受け」の容量をそれぞれ確認しておきましょう。 選び方➁持ち運びはしやすいか キャンプなど屋外で使うことも想定するなら、携帯性もチェックしておきたいポイントです。たとえば、ガラスを使ったミルは重く、割れてしまう危険もあるので要注意。ハンドル部分の形状がかさばったり、粉受けが外れやすいものも、持ち運びには向きません。 選び方③インテリアとして楽しめるデザインか 豆を挽く機能だけではなく、昔ながらのアナログな見た目にグッとくるという人も多いと思います。せっかく手動ミルを買うなら、キッチンにさりげなく置いておいても絵になるデザインのものを選びたいところです。 温かみのある定番の木製ミルや、高級感のある銅製のもの、スタイリッシュなステンレス製など、インテリアにマッチするデザインを選びましょう。 カリタの手動コーヒーミルおすすめ4選 ここからは、カリタの手動ミルの中でもとくにおすすめのモデルを4つ紹介します。 クラシックミル 一度に挽ける豆の容量:30g(2~3杯分) 昔ながらのデザインにグッとくるクラシックミル。使わないときもインテリアとして楽しめる、美しい佇まいが魅力です。箱型フォルムのため、ハンドルを回すときも安定感があり、ぐらつきがありません。 ホッパー上部のネジを回すことで粉の細かさを調整することができ、刃はアルミニウム合金製。セラミック製の刃と比べると切れ味がよいため、コーヒーの味わいを最大限に引き出すことができます。ホッパーはフタ付きなので、挽いている最中にコーヒー豆が飛び出すことがないのも便利です。 コーヒーミル KH-10 一度に挽ける豆の容量:20g(約2杯分) くびれのある曲線的なシェイプは、ハンドルを挽くときの支えやすさにも配慮したデザイン。カラーはブラックとナチュラルの2色展開で、インテリアに合わせて選ぶことができます。 耐久性の高い硬質鋳鉄製の臼歯を使用しているため切れ味も長持ちし、内部のネジで挽き目の調整も可能。金属と天然木の質感がマッチしたデザインは見た目にも重厚感があり、キッチンに置いておくだけでも絵になります。 キュービックミル 一度に挽ける豆の容量:15g(約1.5杯分) めずらしいスクエア形状のミルは、1人分のコーヒーを気軽に淹れたいときに最適なサイズ感。切れ味の良い硬質鋳鉄の刃で、小さくても本格的な味わいを楽しめます。 挽いた豆を受ける粉受けはマグネット式で取り外しも簡単。カラーはブラックとナチュラルの2色から選ぶことができ、他にはない個性的なミルを探している方におすすめです。 コーヒーミル KH-9 一度に挽ける豆の容量:20g(約2杯分) ふっくらとした樽型のフォルムが優しい印象を与えるミル。一度に挽ける豆の量は約2杯分ですが、粉受けには45gまで溜めておけるので、豆を追加しながら3~4杯分を挽くことができます。 カラーはナチュラルとブラウンの2色で、臼歯は切れ味の良い硬質鋳鉄製。ホッパーにはフタがついているのでホコリが入りづらく、挽いている時豆が飛び散らないのもうれしいポイントです。 カリタの手挽きミルでゆとりあるコーヒータイムを 今回は日本が誇る老舗コーヒー器具メーカー「カリタ(kalita)」の手動ミルの中でも、とくにおすすめの5モデルを紹介しました。せわしない日々にスローな休息時間をもたらしてくれる手挽きミルを取り入れて、ゆとりあるコーヒーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

大人のコーヒータイムにいかが?Kalitaのコーヒーミルおすすめ5選

コーヒー時間を贅沢に味わいたい大人の男性に向けて、Kalitaの手挽きコーヒーミルをご紹介します。 豆を挽く手間、香り、音など手挽きのコーヒーミルでしか味わえない贅沢なコーヒータイム。手挽きのコーヒーミルは、飲むだけではなく、コーヒーを淹れる時間も楽しめます。 今回の記事では、美味しいコーヒーの淹れ方、Kalitaのおすすめ手挽きコーヒーミルについてまとめました。コーヒーを深く、じっくりと味わいたい大人の男性は、ぜひ参考にしてみてください。 Kalitaとは まずは「Kalita」についてご説明します。 Kalitaは、1958年に創業された、日本で唯一の珈琲器具専門メーカーです。 創業当時、日本全国を周り、日本中にドリップコーヒーを広めることに成功。その原動力となったのが、ペーパーフィルター(ろ紙)と三穴ドリッパー(ロト)の開発でした。手軽にコーヒーを淹れることが可能になり、日本の喫茶文化の拡大に貢献します。 現代の日本では、家庭でコーヒーを飲める時代となり「日本にレギュラーコーヒー(焙煎された豆、それを挽いた粉)文化を」という創業時の想いは達成されました。Kalitaは100年企業に向けて、すべての国々にレギュラーコーヒーを普及させるための活動に尽力しています。 レギュラーコーヒー文化を広めてきたKalita。日本のコーヒー文化の草分け的な存在として後世まで語り継がれることでしょう。 手挽きのコーヒーミルのメリット、デメリット 「手挽きのコーヒーを楽しみたいけど、手間がかかりそう」このように思われる方も多いのではないでしょうか。 そこで、手挽きミルのメリット、デメリットをご紹介します。購入前に参考にしてみてください。 手挽きコーヒーミルのメリット 手挽きコーヒーミルの最大のメリットは、コーヒーを挽く「手間や時間」を楽しめるという点です。 好みの豆を選び、自分の手で豆を挽くことで、香りや音など飲む以外のコーヒータイムを贅沢に味わえます。味にこだわりを持つ方は、挽き方や抽出方法を調整することで自分好みの味を再現できます。 また、コーヒーミルは、単なるコーヒーメーカーではなく、インテリアとしても部屋の雰囲気を引き立たせるアイテムです。コーヒー愛好家にとっては、部屋に飾ることで自分自身のコーヒーカルチャーや個性を表現できます。 電源がなくても豆を挽くことができるので、キャンプやアウトドアシーンでコーヒーを贅沢に楽しめることもメリットです。 手挽きコーヒーミルのデメリット 手挽きミルの豆を挽く「手間や時間」は、デメリットでもあります。 手挽きミルは、豆を挽くのに約5分ほど時間を要します。忙しい朝など、手挽きの時間を確保できない方にはあまりおすすめできません。 また、手挽きミルは手動で豆を挽くため一定の体力が必要です。大量のコーヒーを作りたい方にとって体力、時間ともに負担になってしまいます。 美味しくコーヒーを飲むためには、豆や粉が均一であるべきですが、手挽きコーヒーは挽き粉に差が出るデメリットも。しかし、それすらも「味わい」として楽しむこともできますし、挽き方に慣れてくると均等に挽くことができます。 手挽きコーヒーミルを美味しく挽くポイント コーヒータイムをさらに楽しむために、美味しいコーヒーの挽き方、淹れ方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。 挽きたての豆を使う 豆を挽くタイミングは、飲む直前がベストです。 挽きたてのコーヒー粉は、味も香りも格別。淹れる直前に手挽きミルで豆を挽くことで、より美味しくコーヒーを楽しめます。 挽いたコーヒー豆は、湿気を吸収して酸化します。酸化すると風味、味ともに落ちてしまうので挽いた豆は、できるだけ早く飲みましょう。 豆は、必要量だけ挽くことが大切です。1人分(120〜140ml)の標準量は約10gです。豆の量で濃さを調整できます。 挽き方でコーヒーの味を変えるコツ 手挽きのミルは、挽き方を変えることで味の変化を楽しめます。挽き方のポイントをご紹介します。 苦味を抑えたいときは荒く挽く 苦味が強い場合は、挽き目を荒く挽いてみると苦味を抑えられます。 コーヒー豆は細かく挽くほど苦味成分が出てしまいます。挽き目を調整して好みの味を見つけてみてください。 また、湯の温度を下げる、抽出時間を短くすることで苦味を抑えられるので、ぜひお試しください。 酸味を抑えたいときは細かく挽く 酸味がきつい場合は、豆を細かく挽いてみてください。 目安としては、細挽きから中挽き(グラニュー糖程度の粉)が理想です。細かく挽くほど酸味を抑えられますが、同時にコーヒー本来の味わいを失うため注意が必要です。 酸味の少ない深入りの豆を選んでみる。湯音を上げて細く注いでみることも取り入れてみてください。 濃くしたいときは細く挽く 味が薄いと感じたら、豆を細く挽いてみてください。 豆を細く挽くことで濃さを出せます。あまりに細く挽きすぎると苦味の強い珈琲になるので注意しましょう。 コーヒー豆の量を多くし、お湯の量を少なくすることに加えて、ゆっくりと細めにお湯を注ぐことも濃くするために有効です。 薄くしたいときは荒く挽く 味を薄くしたい場合は、豆を荒く挽いてみてください。 豆やお湯の量の調整のほかに、湯温を下げること、太めにお湯を注ぐことで味を薄くすることができます。 挽いた後はじっくりと蒸らす 豆を挽いた後は、早く淹れたい気持ちを抑えて、蒸らしの時間を設けましょう。 挽いた豆には、二酸化炭素(ガス)が発生します。二酸化炭素は、お湯の浸透を防いでしまうため豆本来の味を抽出しにくくなります。蒸らすことで二酸化炭素を追い出せるので豆本来の味を十分に楽しめます。 ポイントは、沸騰したお湯を少し冷まし(90〜92度くらい)粉全体が湿る程度にお湯を少し注いで約30秒蒸らすことです。 ゆっくりと注ぐ 蒸らし終わったあとは、ゆっくりとお湯を注ぎましょう。 お湯は小さく「の」の字を書くように注ぐと美味しさが増します。一気に注ぐのではなく、4〜5回に分けて注ぐことがポイント。水面から1/3程度になったら次のお湯を注いでください。 お湯を外側に注ぐと、薄いコーヒーになりやすいので、中心に真上からお湯を注ぐことで美味しいコーヒーの出来上がりです。 おすすめのKalitaコーヒーミル5選 おすすめのKalitaのコーヒーミルを厳選して5つご紹介します。 ドームミル  まずは、手挽きコーヒーミル定番のシルエット「ドーム型」をご紹介。 クラシカルなデザインは、インテリアとしても人気のアイテムです。硬質鋳鉄製臼歯を使用しており、抜群の切れ味が長持ちします。また、挽き目の調整ができる仕様になっているので自分好みの味を再現し、より特別なコーヒーを楽しめます。 蓋付きのため、挽いているときに豆が飛び散ることなく、ホコリやゴミの侵入を防げます。機能性にも優れたおしゃれなデザインのドーム型コーヒーミルで大人のコーヒータイムを楽しみませんか? ダイヤミルN(レッド) レトロなデザインの「ダイヤミルN」は、Kalitaの手挽きコーヒーミルの代表作です。 素材に鋳鉄が使われており、重厚感がありながらコンパクトなサイズ感で収納に場所を選びません。コーヒー豆の投入口が広く、オープン式なので簡単に豆を入れることができます。 調整ナットがついているので細かに挽き目を調整できます。コーヒーにうるさい方にも自信を持っておすすめできるコーヒーミルです。 通常の手挽きミルは横に回すことが多いですが、ダイヤミルは縦にハンドルを回すので力感なく豆を挽けます。一度に5人前のコーヒーを挽けるので、家族や友人とのコーヒータイムにもおすすめです。 コーヒーミル KH-10 BR キャンプやアウトドアシーンで使用したい方には「KH-10 」がおすすめです。 軽量でコンパクトなサイズ感なので荷物の持ち運びにストレスを感じません。コンパクトサイズのミルですが、高い機能性を備えています。 硬質鋳鉄製臼歯を使用しており、他のミル同様に鋭い切れ味を実現。好みの挽き目に調整することも可能です。 アウトドアシーンでゆったりと贅沢な時間を過ごしたい方にぜひ使ってほしいコーヒーミル。木質のデザインが自然と調和し、穏やかな雰囲気を感じられます。 セラミック アーミィグリーン モダンなデザインがお好みの方には「セラミック アーミィグリーン」がおすすめ。 カッターにはセラミック製が装備されており、摩耗しにくく、高い切れ味を保ちます。セラミック製のカッターは、コーヒーの風味を損なわない特徴があるため、香りにこだわりたい方に試してほしいコーヒーミルです。 手入れの容易さもおすすめのポイント。カッターを取り外して清掃ができ、丸洗い可能なセラミックコーヒーミルのため掃除の手間を軽減できます。 粗さ調節ダイヤルで挽き目を簡単に変えられるので、すぐに自分好みのコーヒーを作れます。滑り止め防止シリコンベース付きのため、安定性も抜群。セラミック素材のコーヒーミルで「ちょっといい時間、ちょうどいい時間」を味わってみませんか? 桐モダン 弐  Kalitaの最高級の技術を味わいたい方には「桐モダン 弐 」がおすすめ。日本が誇る伝統的工芸品に認定されている、加茂の桐たんすをモチーフにしたコーヒーミルです。 加茂箪笥(たんす)協同組合に所属する工場が製作した製品のみに付けられるシリアルナンバー入りのステッカーにも注目。たんすと桐の花紋をモチーフにしたこのステッカーは、加茂のたんす職人の技術と想いが詰まった証でもあります。 粉受け部分には、高級木材である桐を使用した贅沢なシリーズ。桐は、熱伝導率が低く、調湿機能も優れているため湿気に強い素材です。 日本が誇る技術がつまった最高級のコーヒーミルで、贅沢で格別な時間を味わってみませんか? ライターからひとこと 筆者は、3年以上コーヒーミルを愛用しています。 「ゴリゴリゴリ。ギコギコギコ」と豆が挽ける音、部屋に広がるコーヒーの香り。手挽きコーヒーミルの「手間と時間」が贅沢なひとときをもたらしてくれます。 そして、自分で挽いた豆で飲むコーヒーは、格別の美味しさ。手挽きコーヒーミルによって、コーヒータイムが、より特別なものになりました。 手挽きのコーヒーミルでワンランク上の大人の時間を贅沢に味わってみませんか?