「ボトムスの種類ってたくさんあるけど、使い勝手の良いボトムスって何だろう」と思っている方は多いのではないでしょうか。オンオフどちらでも使えるボトムスがあると助かりますよね。
そんな疑問を持っている方への一つの回答として、本記事ではチノパンをおすすめ!チノパンの魅力や選ぶポイントを解説した上で、厳選した4つのモデルを紹介します。
オフはもちろんオフィスカジュアルにも使える魅力的なチノパンを手に入れて、日々のファッションに彩りを与えてくださいね。
チノパンの歴史と魅力
チノパンの歴史と魅力について解説します。チノパンはどのようにして生まれたのか、どういうところに魅力があるのか参考にしてくださいね。
チノパンの起源はミリタリー
チノパンの起源は実はミリタリーであることはご存知でしたか。19世紀イギリス陸軍がインド滞在中に、あまりに目立つ白いパンツを現地の泥水やカレー粉で染めたことから始まります。その後、中国に輸出されたそのパンツをフィリピン駐在中のアメリカ軍が買い付けた際に「China→チノ」と呼ぶようになったと言われています。
一定の完成を迎えたのは1941年、アメリカ軍が戦闘服に採用したM-41トラウザーズで通称「41(ヨンイチ)カーキ」と呼ばれるモデルです。その後は、各年代のモデルがファッションアイテムとしても度々トレースされています。
オフィスカジュアルでもOK
チノパンの最大の魅力は、プライベートはもちろんオフィスカジュアルでも許容される落ち着いた雰囲気を持っていることです。
チノパンはチノクロスと呼ばれる厚手の綿の綾織りの生地でできており、戦闘服で使われる通り丈夫で耐久性があります。また、高密度に織られた生地は上品な光沢を放ち、経年変化によりその風合いがやや落ち着いた状態でもオフィスで許容されるルックスです。
ちなみに、チノクロスの中でも「ウエストポイント(ウエポン」)と呼ばれる生地は、さらに上品な光沢感を持ちます。ウエストポイント士官学校という陸軍将校のエリート養成機関で用いられたことがその名の由来。通常のチノクロスが「左綾・単糸」なのに対し、ウエポンは「右綾・双糸」でより高密度に織られていることから光沢の差が生まれます。
選ぶ上で大切なこと
チノパンを選ぶ上で大切なことが2つあります。以下でそれぞれについて解説するので参考にしてくださいね。
まずはカーキ系の定番カラーを
良いチノパンを1本買おうと考えるなら、まずはじめは定番カラーのカーキ系を選ぶのが大切です。
それは、チノパンの上品さや落ち着きという魅力が特に表れるのは定番カラーである、というのが理由です。カーキやベージュといったアースカラーは相手に穏やかな印象を与える面もあるからこそ、徐々にオフィスなどでも許されてきたと思います。
また実用的な話で言えば、他のカラーについてはチノパンで選ばなくても他の種類のボトムスで魅力のあるものがあります。たとえば、オリーブ系のボトムスではベイカーパンツなどで選んで、ワードローブのバランスを整えるほうがよいでしょう。
目指すスタイルに応じたシルエットのものを
最終的に目指したいスタイルを考えたときに、それに必要なシルエットのチノパンを選ぶこともとても大切です。
各ブランドのチノパンにはヴィンテージライクなものから現代的に変更されたものまであり、そのコンセプトの違いからシルエットがまるで違います。ミリタリー実物のような野暮ったさをあえて求めている方は極太のものを、ビジネスでも着用可能なキレイ目に履きたい方はジャストフィットのものを選びましょう。
シルエットによってもコーデ全体に与える効果は全く違うので、どのシーンで使うかやどんなスタイルで履きたいかを事前に考えて購入してください。
また、チノパンは「理想のスタイルはあるけれど、年齢的に体型に自信がなくなってきた自分でも似合うものがあるかな」という心配がありません。腰回りにゆとりがあるものなど、さまざまな体型に合うモデルが存在するので、きっと似合うものが見つかるはずです。
おすすめのチノパン4選
おすすめのチノパンを4つ、それぞれ違うブランドから紹介します。求めるスタイルに合いそうなものを選んでくださいね。
BUZZ RICKSON’S 「ORIGINAL SPEC. CHINOS」
1960年代ベトナム戦争時に米軍向けの衣料製造から始まった東洋エンタープライズ。そのミリタリージャンルのアイテムを扱うブランドがBUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)です。
そのBUZZ RICKSON’SからORIGINAL SPEC. CHINOSをおすすめします。
ヴィンテージから再現した強度のあるチノクロスを使い、一方でディテールはさまざまな年代の特徴を取り入れたモデル。1940年代の両玉縁ポケットや1960年代のジッパーフライを採用し、当時の渡り幅よりも細身に仕上げられています。
ヴィンテージ各年代の良い部分を感じつつも現代的なコーデにも合わせやすい、太からず細からずのバランスがすばらしい定番アイテムです。
PHERROW’S 「P41M U.S.ARMY TROUSERS」
「流行に左右されないモノ創り」「10年、20年後にヴィンテージと呼ばれるモノ創り」をコンセプトに、新たなライフスタイルを提案するアメカジブランドPHERROW'S(フェローズ)。
今回紹介するのは、P41M U.S.ARMY TROUSERSです。アメリカ軍の41カーキをデザインベースに、シルエットを現代的に修正し履きやすくしています。もっとも、高密度のチノクロスやメタルボタンのボタンフライ、両玉縁で付けられたコインポケットとバックポケット、サイドの2本針の縫製というディテールは採用。
「しっかりとした肉厚の生地で、程よい太さ」のチノパンが好みの方にはぜひおすすめしたいモデルです。
WAREHOUSE & CO. 「Lot 1082 CHINOES」
WAREHOUSE & CO.(ウエアハウス)は、流行に流されず「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い求めているブランドです。実際に所有するヴィンテージアイテムを糸の一本から徹底的に研究することで当時の無骨さや風合いを再現しつつ、現代でも着用できるようにサイズアレンジを加えています。
そんなWAREHOUSE & CO.から、Lot 1082 CHINOESをおすすめします。
より光沢感のあるウエポン生地を旧式の力織機で織っているのでセルビッジが付くモデルです。経糸、緯糸ともに硫化染めしたコーマ糸を使用しているので堅牢度も高く、深みのある表情をみせてくれるチノパンです。もちろん両玉縁のポケットなどクラシックなディテールも押さえてくれています。
股上や腰回りがフィットするようにパターンが改良されていながらも程よい太さも残しているので、やや無骨な雰囲気を楽しみたい方にはおすすめですよ。
BARNSTORMER 「1001P ノープリーツ ドレスチノ」
BARNSTORMER(バーンストーマー)はアイビーブームの1977年に創業し、アメリカントラッドのスタイルに合う純国産のチノパンを製造していました。2000年前後に一度休止するも、丁寧に縫製された大人が履けるカジュアルパンツを製造するブランドとして2014年より見事に復活しています。
ここで紹介する「1001P ノープリーツ ドレスチノ」は、最もオーソドックスな定番のモデルです。スラックス仕立てで縫い代が多くカーブがつくように作られているため、程よいゆとりと美しい体へのフィット感を実現しています。糸のよりを弱くしたことにより、厚手であるにもかかわらずしなやかな風合いがあるのも魅力です。
起源となるミリタリーパンツとは違って、センタープレスに入った細身のスラックスタイプのためスマートに着こなしたい人に選んでほしいモデル。ビジネスでのジャケパンスタイルにも上品に決まりますよ。
目的のシーンやスタイルに合ったモデルを選ぼう
本記事では、使い勝手の良いチノパンのおすすめを4つ紹介しました。
まずは、自分好みのスタイルはどんなものか確認しましょう。どの年代のヴィンテージのどのディテールを組み込むモデルかは、デザインとして好みが分かれるところ。またシルエットも、どこまで現代的なものに修正しているかによって作れるスタイルは変わってきます。好みを確認できたら、「プライベートのみ」か「ビジネスでも使いたい」のかを想像して、目的に合ったモデルを選んでください。
悩んで選んだチノパンは、きっとあなたのコーデの幅を広げてくれる相棒になってくれるはずですよ。
通気性が高いメッシュチェアは、長時間座る際の快適性にこだわる大人の男性におすすめです。背もたれの素材によって座り心地に差がでてくるため、利用シーンを考えて最適なタイプを選びましょう。
選ぶポイントと、人気のメッシュチェアについてご紹介します。
メッシュチェアを選ぶ3つのポイント
メッシュチェアを選ぶポイントは主に3つです。
背もたれの素材
昇降機能の有無
品質の保証
ポイント1.背もたれの素材
使用シーンに応じて、適切な背もたれの素材が異なります。メッシュチェアは通気性の良さだけでなく、弾力性があり体圧を分散する効果もあるため、長時間座る際に適しています。
背もたれがメッシュになっている椅子は安心して背中を預けることができ、リラックスタイムにもおすすめです。全体がメッシュデザインの椅子はスタイリッシュな印象になりやすいため、オフィスもしくはアウトドア用途が主になるでしょう。
背もたれが木材の場合は、木材の表情や質感を楽しめるため、座り心地を追求しながらも温かみを出したい空間におすすめです。
ポイント2.昇降機能の有無
プライベートシーンで利用するメッシュチェアなら、昇降機能は必要ありません。一方ビジネスシーンで利用するなら、長時間のデスクワークに耐えるために昇降機能が必要不可欠です。一人ひとり身長や座高が異なるため、最適な高さに調整できる機能のあるメッシュチェアを選びましょう。
ポイント3.品質の保証
メッシュチェアの価格は安いものから高額なものまで、幅広い価格帯が揃います。高級なメッシュチェアを購入する場合には、購入前に品質保証の有無を確認するのがおすすめです。
メッシュチェアで有名なハーマンミラーのアーロンチェアは、10万円〜の価格が主。高額に思えますが、品質保証は12年です。確かな品質と12年の長期的な安心感を得られるのなら、コストパフォーマンスに優れた製品といえるでしょう。
ただし正規販売代理店から購入し、保証書がある商品に限られます。値段だけで判断して購入すると保証書がついていない場合もあるため、購入場所や商品説明に注意してください。
大人の男性におすすめのメッシュチェア5選
メッシュチェアの中から、人気の椅子を厳選してご紹介します。
ハーマンミラー|アーロンチェア リマスタード ライト
アーロンチェアは、メッシュチェアの選択肢の一つとして必ずのように名前が挙がる、知名度の高いデスクチェアです。人間工学に基づいたデザインによって体にかかる負担を軽減。優れた快適性で絶大な人気を誇るハーマンミラー社の人気商品です。
「リマスタード」は1994年にデザインされたアーロンチェアを、現代の仕事環境に合わせて調整した商品。高機能オフィスチェアとして、あらゆるユーザーの体型・使用環境に応じられる点が最大の魅力です。
一方で「フル装備は必要ない」というユーザーの声に応え、機能を省き低価格化を図ったのが「リマスタード ライト」です。見た目に変わりはないですが、アームが固定となり、前屈みの作業に適した前傾チルト機能が省かれています。
ノートPCでの作業や何かを書く作業での用途を考えているならば前のめりになるため、前傾チルト機能がある「アーロンチェア リマスタード」の選択をおすすめします。
サイズ【Aサイズ(スモール)】幅:65.5cm高さ:88~98cm座面高:38~48cm座面奥行:45.5cm【Bサイズ(ミディアム)】幅:68.5cm高さ:93~104.5cm座面高:40.5~52cm座面奥行:46cm
フェローズ|エレア ジェイ オフィスチェア
フェローズは、ワークスペースを快適にするオフィス家具・オフィス向け製品を市場に送りだしているブランドです。100年以上の歴史があり、時代により変革するニーズに合わせ成長を遂げてきました。エレアジェイ(Elea-J)は、日本人の体型に合わせて適切なサイズに見直したメッシュチェアです。
4本のスチールロッドで吊り下げられている革新的かつ先駆的なデザインが、オフィス空間だけでなく、クリニックやサロンといった洗練された空間にも選ばれています。スチールロッドはデザイン性だけのために存在しているわけではありません。動作や姿勢に合わせて動く機能をサポートするため、自然な姿勢を維持し、長時間の作業でも疲れにくくなります。
シート部分にはアメリア「MATREX」社製のエラストメリックメッシュを使用。弾力がありながら、高級感のある素材です。無機的になりがちなメッシュチェアに、イノベーションを求めたい大人の男性に最適でしょう。
サイズ幅:66cm奥行:61~74cm高さ:98.5~107.7cm座面有効サイズ:幅50 × 奥行44.5cmアーム高: 62.5~71.7cm座面高:40.5~49.7cm重量23.5kg素材座面フレーム:アルミ背面フレーム:ガラス繊維入りナイロンアームパッド:ポリウレタン脚部:アルミハンガーロッド:スチール座面・背面:ポリエステルカラーホワイト・ブラック
ヴィトラ|AM チェア メッシュバックレスト
1950年にスイスで創業した家具メーカー、ヴィトラのメッシュチェア。ヴィトラは開発力に優れているだけでなく、空間の質の向上に貢献できる家具として国際的な評価をうけているブランドです。イタリアの家具デザイナーアルベルト・メダとのコラボレーションにより、機能性・品質・デザインを兼ね備えたオフィスチェアを生み出しました。
ヴィトラのオフィスチェアの背もたれには、座面・背もたれの角度とリクライニングの硬さが自動調節される機能、「シンクロナイズドメカニズム」が組み込まれています。好みの位置にロックでき、利用シーンや使う人によって調整可能です。
有無を選べるアームレストは、上下だけでなく横にスライドできる2D仕様。座る人が最も心地良く感じる位置に調整できるオフィスチェアは、快適な作業環境を実現できます。快適性を求める大人の男性にふさわしいメッシュチェアと言えるでしょう。
サイズ幅49.5~70.5cm奥行53.5~82.5cm高さ100~120cm※幅、奥行きはベースを含まないサイズ座面高:40~52cm【アーム:2タイプ展開】アームレス:幅49.5cm2Dアームレスト:幅64~70.5cm※ 奥行き、高さは共通※幅はベースを含まないサイズ素材バックレスト:ポリアミド、ライトネットシート:ポリウレタンフォーム、ファブリック(ポリエステル100%)アームレスト:ポリアミド、ポリウレタンパッドベース:ポリアミド(ディープブラック)
ライトウッド|チェア メッシュシート
ライトウッドは、日本を代表する家具メーカーの一つであるマル二木工の家具ブランド。シンプルで実用的なデザインを追求し続けている世界的デザイナー、ジャスパー・モリソンを迎えて生み出されました。
繊細なデザインにマル二木工の匠の技が合わさったメッシュチェアは、木製ながら約2.5kgという軽さ。綿密に考えられた構造により、椅子の耐久性や安全性を確認する強度試験もクリアしています。
メッシュ素材のシートは、上質で触り心地の良い合成皮革のポリウレタンに、柔軟性に富み経年劣化が少ないPVCをコーティング。通気性はもちろん、クッション性によって快適な座り心地の椅子となっています。
背もたれのフレーム木材は、アッシュ・メープル・オークの3種類と、塗装カラーを選択可能です。木材の表情の違いを楽しめるだけでなく、豊富な選択肢により、さまざまな空間に合わせやすいでしょう。
サイズ幅46.8cm奥行46.1cm高さ76.2cm座面高:43cm重量2.5kg素材フレーム:選択可塗装:ウレタン樹脂塗装座面:ポリエステルメッシュ(PVCコーティング)カラー(フレーム)ナチュラルクリア・ナチュラルブラック・ナチュラルホワイト※オークのみ
マスプロダクションズ|ジグ メッシュ アームチェア
低品質な製品のイメージがある「大量生産」という言葉。ブランドのマスプロダクションズは、「本来は生産効率と高品質は両立するものであるべき」という理念を元に、こだわりぬいた家具を生み出しています。
ジグ メッシュ アームチェアはアウトドア用途に製作され、無駄のないラインで構成された椅子です。背もたれ・座面ともに水捌けや風の抜けが良いメッシュ仕様のため、自然の中で快適なくつろぎを提供してくれます。
一般的なアウトドア用のメッシュチェアでは、椅子のスチールが膝裏に当たることが少なくありません。座面の奥行きを抑えることによりスチールが膝裏に当たりにくくし、ストレスを軽減しています。重ね置きが可能な仕様になっているため、使用しないときにはコンパクトに収納可能です。
サイズ幅:54cm奥行:49cm高さ:79cm座面高:45cm重量5.5kg素材スチール(塗装仕上)カラーブラック・ホワイト・ストーングレー・アイボリー・パステルターコイズ・ブルーグリーン・マーチイエロー・ベージュレッド・ワインレッド・ペールブラウン・ブラウンベージュ
利用シーンに応じた快適なメッシュチェアを
蒸れにくく疲れにくいという快適性を維持してくれるメッシュチェアは、長時間をともに過ごす時間のパートナーとして、妥協できない部分もあるでしょう。利用シーンに応じて最適なデザインや機能が異なってくるため、ぜひ紹介した情報をメッシュチェアを選ぶ際の参考にしてみてください。