CATEGORYS

PAGES

フォローして最新情報をチェック X
Presented by Mirai Lab.

大人の男性におすすめしたい定番アイテム・ラコステの半袖ポロシャツ5選

photo by : amazon.co.jp

Tシャツに次ぐ春夏の定番アイテム「ポロシャツ」。今回ご紹介するのは、フランスのアパレルブランド「ラコステ(LACOSTE)」の半袖ポロシャツです。

当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。

今回は某ハイブランドで8年間販売員として働いていた筆者が、ラコステのポロシャツの中から、特に大人の男性におすすめのものをセレクトしました。また、ラコステのロゴの由来や、大人の男性がポロシャツを着るときのポイントについても解説しています。ポロシャツを探している方はぜひ参考にしてみてください!

ラコステのロゴの由来

ラコステのワニのロゴは、ブランドの創業者であり伝説的テニスプレーヤーでもある、ルネ・ラコステに付けられたニックネームに由来しています。

1923年、ルネの所属するフランスチームは、デビスカップ(男子テニスの国別対抗戦)への出場をかけた予選大会の決勝に進出。その試合を前にボストンの街を散策していたルネは、ある洋品店に置かれたワニ革のスーツケースにくぎづけになります。するとそれを見ていたフランスチームのコーチが、「試合に勝ったらそのスーツケースを買ってあげよう」と冗談半分で話しかけました。

残念ながらルネは試合に勝利できませんでしたが、この一部始終を知ったアメリカ人ジャーナリストが、「ルネ・ラコステはワニ革のスーツケースを手に入れられなかったが、その戦いは獲物に食らいついたら放さないワニのようだった」と称します。こうしてルネは「ワニ」という愛称で呼ばれることになったのです。

1927年にはルネの友人のアーティスト、ロベール・ジョルジュによってワニのロゴが誕生。ルネはそのロゴが46色の糸で刺繍された白いブレザーを羽織って試合に登場しました。また、当時テニスの試合では「白の長袖シャツにロングパンツ」というスタイルが一般的でしたが、そのスタイルに不満を感じていたルネは、ポロ競技の選手が着ていた「半袖の襟付きニット(後のポロシャツ)」をテニスコート上で初めて着用しました。

テニスの4大大会(グランドスラム)を制覇し、世界ランキングの上位に君臨していたルネですが、結核のために25歳で引退を決意。引退から4年後の1933年、ワニのロゴが刺繍されたポロシャツを製造する会社「ラコステ」を設立しました。

大人の男性がポロシャツを着るときのポイント

コーディネートによっては“おじさん見え”してしまうこともありえるポロシャツ。大人の男性がポロシャツを着るときは、ワンサイズアップしてリラックス感を出すのがおすすめです。そうすることで“今っぽさ”を演出できます。

ただし、ジャケットやカーディガンとのレイヤードを楽しみたい場合や、ビジネスシーンでパンツインして着たい場合はジャストサイズを選ぶとよいでしょう。

またラコステのポロシャツのフィット感は、タイトなものから順に「スリムフィット・レギュラーフィット・クラシックフィット」の3つがあります。スリムフィット・レギュラーフィットは「パリポロ」のようにきれいめコーデ向き、クラシックフィットは「L.12.12」のようにカジュアルコーデ向きのデザインが多い傾向です。好みや着るシーンに合わせて選んでみてください。

大人の男性におすすめしたいラコステの半袖ポロシャツ5選

さっそくおすすめの5選を紹介していきます。

1. 『L.12.12』定番半袖ポロシャツ

photo by : zozo.jp
photo by : zozo.jp

最初にご紹介するのは、ラコステのすべてのポロシャツの原型といわれる「L.12.12」モデルです。「L」はLACOSTEのL、「1」は鹿の子編み(かのこあみ)素材、「2」は半袖、最後の「12」はブランド創業者であるルネ・ラコステが試作をくり返して最終的に選んだサンプルの番号を表しています。

1933年、元テニスプレーヤーのルネ・ラコステは、試合中でも動きやすく快適な鹿の子編みのコットン製ウェアを開発し、ラコステを立ち上げました。鹿の子編みのポロシャツは表面に凹凸があり、通気性・吸湿性に優れているのが特長。鹿の子編みは現在、ポロシャツの定番の編み方として定着しています。

「ラコステのポロシャツを初めて購入する」「どれにしようか迷っている」という方には、流行に左右されない定番の「L.12.12」がおすすめです!

2. 『Le Paris Polo』レギュラーフィット パリポロ

photo by : zozo.jp
photo by : zozo.jp

続いては、きれいめコーデと相性の良い「パリポロ」をご紹介します。パリポロ最大の特徴は、「台襟」と「比翼仕立て(ひよくじたて)」のデザインになっていること。「台襟」とは、シャツ襟の土台となる帯状のパーツのことで、ポロシャツでは省略されるのが一般的です。また、ボタンが見えないように前立てを二重にする仕様を「比翼仕立て」といいます。

このようにパリポロはドレスシャツからヒントを得てデザインされているため、ジャケットやスラックスとの相性が抜群です。ワニのロゴがボディと同色で主張控えめなので、ビジネスシーンとの兼用にもおすすめ。

3. クールマックスブレンド鹿の子地ポロシャツ

photo by : zozo.jp
photo by : zozo.jp

次にご紹介するのは、ボタンダウンのポロシャツです。ジャケットやカーディガンなどのインナーに着ても動きやすいストレッチ素材。吸湿発散性にも優れており、汗をかきやすい夏でも快適に過ごせます。こちらのポロシャツもロゴがボディと同系色なので、幅広いシーンで活躍してくれること間違いなしのアイテムです。

4. レギュラーフィット ムーブメントポロシャツ

photo by : zozo.jp
photo by : zozo.jp

こちらはサステナブルデザインのポロシャツです。使用されているのはオーガニックコットンとリサイクルポリエステル、ポリウレタンがブレンドされた鹿の子素材。環境に優しいうえに、伸縮性・通気性・軽量性にも優れています。背中に縫い付けられたグリーンのタグもポイント。左胸のワニは刺繍ではなくボディと同色のシリコンエンブレムになっています。大人の男性はぜひ「環境に優しい素材を選ぶこと」もファッションアイテムを購入するときの基準の一つに加えてみてください。

5. モノグラムジャカードポロシャツ

photo by : zozo.jp
photo by : zozo.jp

最後にご紹介するのは、ブランドイニシャルの「L」のモノグラムが全体に配置されたポロシャツです。ポリエステルとコットンをブレンドしたストレッチジャカード素材で、通常のポロシャツよりも少し厚手。ジャカードとは、専用の機械で柄や模様が織り込まれた織物生地のこと。

幾何学模様のような大胆さと、格子柄のようなトラッド感を合わせ持ったポロシャツは、「定番のL.12.12はすでに購入済み」「無地のポロシャツは何枚も持っている」という大人の男性におすすめです!

ライターからひとこと

今回はラコステの半袖ポロシャツをご紹介しました。ラコステのポロシャツは耐久性にも優れており、長く愛用できます。シンプルなデザインを選べば流行にも左右されません。ポロシャツをお探しの方はぜひラコステをチェックしてみてください!

RELATED POSTS 関連記事

40代50代の大人世代に似合うマウンテンパーカーおすすめ5選

40代50代のお洒落な御仁にとっては懐かしいアイテムでもあるマウンテンパーカー。「渋カジ」ブームにより一般的にも市民権を得たマウンテンパーカーですが、現在は、90年代スタイルや、古着ブーム、アウトドアミックススタイルの影響で再注目されています。 今回は、タウンユースにはもちろん、フェスでもマウンテンパーカーを着用する「90年代スタイル」の洗礼を受けた筆者が、40代50代の大人世代がスタイリッシュ且つ、アーバンに着こなせるマウンテンパーカーを5つご用意しました。 また、魅力や選び方についても解説しますので、今期、マウンテンパーカーの購入をご検討の方はぜひ参考にしてみてください! マウンテンパーカーとは? マウンテンパーカーとはその名の通り、登山やキャンプなどのために開発されたアウターのことを指します。元々はアウトドアシーンで着用することを目的として開発されたため、フード付きでナイロン素材のモノがメイン。最近では、高機能素材であるゴアテックスを用いたモノが主流です。 本来は、アウトドアアイテムのため、防水性や耐風性、保温性など、機能的に優れている点もマウンテンパーカーの大きな特徴です。 また、各ブランドも近年、アーバンなデザインのマウンテンパーカーを数多く展開しています。その影響で現在ではアウトドアシーン以上に、タウンユースとしてマウンテンパーカーを愛用する人たちが増えています。 マウンテンパーカーの特徴 ここではマウンテンパーカーの特徴について解説します。 優れた機能性 防水性や耐風性、保温性、耐久性等に優れている点がマウンテンパーカーの最大の特徴です。変わりやすい山の天候に対応可能なマウンテンパーカーは「ウェア」というよりも「ギア」に近いアイテムといっても過言ではありません。 また、コンパクトに収納できるアイテムも多いため、秋口や春先にはバッグに忍ばせておくといざという時も便利です。 アウトドアアイテムのため、つくりも大きめのものが多く、厚手のスウェットやパーカーの上にも問題なく羽織ることができる点もマウンテンパーカーの魅力です。 豊富なカラーバリエーション カラーバリエーションが豊富な点もマウンテンパーカーの大きな特徴です。 メンズアウターはカラフルなアイテムを探すことになかなか骨が折れます。キレイな色のアウターをお探しの御仁はマウンテンパーカーをチェックするのもアリではないでしょうか? ベーシック 流行り廃りのない点もマウンテンパーカーの大きな魅力です。特にダークカラーのアイテムならミニマルでアーバンなスタイルにも似合います。 基本的にはベーシックなアイテムのため、カジュアルな着こなしにはもちろん、スラックスやシャツ、ジャケットなどのキレイ目なアイテムとの相性も抜群です。 マウンテンパーカーとウインドブレーカーの違いは? マウンテンパーカーと似たアイテムであるウインドブレーカー。どちらもナイロン素材のアウターであるため、違いが分からないという方も多いかと思います。 マウンテンパーカーは、登山用のアウターのため、耐久性や、防水性、耐風性、さらには保温性に優れたアイテムが多いことが特徴です。 一方ウインドブレーカーは、「風をよける」との意味を持つスポーツアイテムです。風を遮断するため、素材はナイロンやポリエステルの素材がメイン。マウンテンパーカーよりはライトなものが多く、スポーツウェアであることから動きやすさを重視したものが多い点が特徴です。 春先に軽く羽織ったり、インナーとして使うならウインドブレーカー、耐久性に優れたナイロン素材のアウターをお求めの方にはマウンテンパーカーをチョイスしてみてはいかがでしょうか? 40代50代の大人世代が選ぶべきマウンテンパーカーの特徴は? 40代50代がマウンテンパーカーをアーバンスタイルに使うならやはりダークトーンがおすすめです。 もちろん、発色のいいカラーのマウンテンパーカーをチョイスしても問題はないのですが、どうしても「アウトドア感」が出てしまいます。それを楽しんだり、マウンテンパーカーを着慣れた方なら問題ありませんが、キレイ目なアイテムやミニマルな着こなしにはいささか浮いてしまうことも。 またサイズはジャストサイズからややルーズなものがおすすめです。トレンドはビッグサイズですが、ビッグシルエットのマウンテンパーカーはどうしても子どもっぽい印象になりがちです。 私自身は、インナーに、ロンTやシャツを着てややゆとりがあり、ジージャンやジャケットを着てジャストくらいのモノをチョイスしています。 大人世代に似合うマウンテンパーカー5選 ここで、毎シーズンマウンテンパーカーを愛用する筆者が、大人世代に似合い、「長い付き合いができる」おすすめアイテムをご紹介します。 THE NORTH FACE(ザノースフェイス)マウンテンライトジャケット 今世界で最も注目を集めるアメリカのアウトドアブランドである「ノースフェイス」。シュプリームをはじめ、毎シーズン、世界中のブランドとのコラボアイテムも発表しています。 本格的なアウトドアブランドでありながら、スタイリッシュなアイテムが多いことでも有名です。同ブランドの顔でもある「マウンテンライトジャケット」は、非フッ素メンブレンによる、ePE GORE-TEX PRODUCTS2層素材を採用した防水シェルジャケットです。同アイテムは、2024年秋冬シーズンよりバランスよいサイズ感にアップデートしたことで、アウトドアはもちろん、タウンユースにも適したマウンテンパーカーへと進化しました。スマートなデザインなので初めてマウンテンパーカーを羽織る方でも違和感なく着用できます。 patagonia(パタゴニア) トレントシェル ジャケット フリースブームの火付け役ブランドとしても知られるアメリカを代表するアウトドアブランドの「パタゴニア」。タウンユースにも映えるアイテムを数多く展開するパタゴニアは、現在まで続く、アウトドアミックススタイルのパイオニア的存在です。 抜群の防水性、透湿性機能を発揮する同ブランドの人気アイテムのトレントシェルジャケットは軽く羽織ることのできるマウンテンパーカーとしてかなりおすすめです。シンプルなデザインなので都会的なスタイルにも似合います。 Mammut(マムート)ソフトシェルパーカー スイスの老舗アウトドアブランドの「マムート」。高品質なマウンテンウェアはプロから愛されています。同ジャケットは、マウンテンパーカーでありながらミリタリージャケットのような雰囲気な武骨なムードが漂う1着です。耐風性・防水性を備えたソフトシェルを採用しているため、保温性も期待できます。すっきりとした都会的なデザインのアイテムです。 mont-bell(モンベル)ウインドブラストパーカ 高品質ながら手の届きやすい価格帯が魅力的な、日本を代表するアウトドアブランドの「モンベル」。同アイテムは、耐久性と軽量コンパクト性をバランスよく両立させた、携行に便利な1着です。撥水性にも優れていますのでレインジャケットとしても活躍してくれます。 HAGLOFS(ホグロフス)コヨルプルフジャケット 100年以上の歴史を誇るスウェーデンのアウトドアブランド、「ホグロフス」。北欧ブランドらしい、スモーキーなカラーリングのアイテムは、キャンパーはもちろん、ファッショニスタの間でも大人気です。 環境に配慮した100%リサイクルポリエステルを採用した同マウンテンパーカーは、防水性、軽量性、透湿性に優れた1着。すっきりとしたミニマルなデザインはスマートな着こなしにも似合います。 マウンテンパーカーで大人のデイリースタイルをアップデート 今回は、様々なブランドのマウンテンパーカーを愛用してきた筆者が、40代50代の大人世代に似合うマウンテンパーカーのおすすめアイテムを5つご紹介しました。 元々アウトドアアイテムとして誕生したマウンテンパーカーは機能的に優れたアイテムです。またデザイン的にもスタイリッシュなものも多いのでアーバンスタイルにもよく似合います。 機能的でスタイリッシュなマウンテンパーカーで大人のデイリースタイルをアップデートしてみてはいかがでしょうか?

スイスの老舗アウトドアブランド、マムートのおすすめマウンテンパーカー5選

スイス発のアウトドアブランド「MAMMUT(マムート)」をご存じでしょうか?パタゴニアや、ノースフェイスに比べ、ややマニアックに感じるブランドですが、プロの登山家も愛用する老舗ブランドです。 今回は、最近、日本でも愛用者が増えてきた、マムートの歴史から、おすすめのマウンテンパーカーをご紹介します。マムートについて詳しく知りたい方や、マムートのマウンテンパーカーが気になる方は参考にしてみてください。 マムートとは?ロープから始まったスイスの老舗アウトドアブランド 「マムート」は、スイスのディンティコンにて設立された160年以上の歴史を誇るブランドです。シューズやバックパック、そしてアパレルなど、様々なアイテムを展開しているマムートですが、始まりは農業用ロープからでした。 マムートは、ロープ職人のカスパー・タナー氏が1862年に創業。当初は家族経営の事業としてスタートしました。 農家のためのロープを生産していた、マムートでしたが、その品質の高さに登山家が注目。頑丈なマムートのロープはアルプスに挑む登山家から高い評価を獲得します。これにより、マートムは、クライミング用のロープの生産を開始しました。 1964年には国際登山組織UIAAの認定を初めて受けたシングルロープを開発し、ロープブランドとしてのポジションを確立しました。 1950年代から本格的に登山製品作りをスタート マートムは、1950年代から、本格的に登山製品作りをスタートしました。 現在では、アイコニックなクライミングロープをはじめ、アパレル、シューズ、バックパック、寝袋、セーフティギアなど様々なアイテムを展開しています。 日本では、2008年「MAMMUT STORE表参道」のオープンを皮切りに、北海道、宮城県、神奈川県、新潟県、愛知県、京都府、大阪府に直営店を展開しています。 また、マムートは、環境問題が取り沙汰されていなかった1990年代からすでにリサイクル素材を使用。現在もエコロジカルフットプリントの減少に積極的に取り組んでいるブランドです。 マムートのマウンテンパーカーの魅力と選び方 マムートのアイテムの魅力は、優れた機能性と洗練されたデザインです。8000m超級の山々に挑戦するプロの登山家の命を守ってきたマムートのアイテムは、耐久性と機能性を兼ね備えており、過酷な環境下でも最高の性能を発揮します。 マウンテンパーカーやダウンを中心としたジャケットは、保温性はもちろん、耐風性、防水性、透湿性に優れたものがメインです。 また、スタイリッシュなデザインのアイテムが多い点もマムートが評価されている理由の一の一つです。マムートのアイテムは、シンプルなデザインが多いため、タウンユースでも大活躍してくれます。最近では、ファッショニスタを中心にマムートのアイテムをタウンユースする人たちが増えています。 では具体的に、マムートのマウンテンパーカーの選び方について解説します。初めてマムートのマウンテンパーカーを購入される方は参考にしてみてください。 シーンにあわせて機能性をチェック アウトドアブランドのマウンテンパーカーを選ぶ際に外せないポイントである機能性。プロ御用達の老舗アウトドアブランドであるマムートのマウンテンパーカーは、機能的に優れたものばかりです。 「それならどれを選んでもOKでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、マウンテンパーカーを頻繁に着用する筆者としては、シーンに合わせて選ぶべきだと思っています。 キャンプやハイキングなど、アウトドアをメインに考えるなら、ハイスペックなアイテムが必要です。防水透湿性や防風性、防寒性に加え、耐久性にも優れているゴアテックス素材を選べば間違いありません。しかし、タウンユースがメインならば、防寒性や防水性、耐風性に優れた素材を使用したアイテムで十分です。 もちろん、タウンユースでハイスペックなアイテムを着用するのも悪くはないのですが、いささかオーバースペックかと思います。また、ハイスペックなアイテムは、どうしても高額になってしまいます。それなら、まずは、手の届きやすいアイテムからトライしてみてはいかがでしょうか? マウンテンパーカーを着こなすにはサイズ感がかなり重要 40代50代の大人世代がスマートにマウンテンパーカーを着こなすには、サイズ感がかなり重要です。 トレンドはオーバーサイズですが、元々タイトなつくりではないマウンテンパーカーは、オーバーサイズをチョイスすると「服に着られている」感じに見えてしまいます。 また、マムートはユーロ規格のため、サイズは大きめ。日本人であれば普段のサイズよりも一つ下がおすすめです。 なお、マムートには、アイテムによっては、アジアンフィットと呼ばれるサイジングのモノがあります。その名の通りアジア人向けに作られたアイテムなので、アジアンフィットのアイテムなら、通常サイズで問題ありません。 マウンテンパーカー選びでは色はかなかなり重要 豊富なカラーバリエーションもマムートの大きな魅力ですが、タウンユースをメインに考えるならダークトーンがおすすめです。 もちろん、綺麗な色のマウンテンパーカーをチョイスすることがNGではありませんが、カジュアルになりすぎることも。シンプルに着こなすなら、黒やネイビー、ブラウン等をチョイスすれば間違いありません。 40代50代に似合うマムートのマウンテンパーカー5選 ここからは、40代50代の大人世代が似合うマムートのマウンテンパーカーを5つご紹介します。 Mountain Parka ソフトシェルタイプのマウンテンパーカーは、PFCフリー耐久撥水(DWR)加工が施されているのでレインジャケットとしても活躍してくれます。また、ライナー付きのため悪天候でも体をドライに保ってくれます。ミリタリージャケットのような骨太なディティールもスタイリッシュな1着です。スポーティーなスタイルにはもちろん、ミニマルスタイルにも似合います。 Mountain WB lined Parka ハイキングやキャンプ、街中など、オールラウンドに活躍する防風・撥水性に優れた超軽量タイプのマウンテンパーカーです。非常に軽いアイテムなので、ゴアテックスの重さが苦手な方にも最適。ミリタリージャケットの定番、M65ジャケットのようなルックスなので、トレンドのアメカジやミリタリースタイルにも馴染みます。 Convey WB Hooded Jacket PFCフリーDWR加工の耐久性に優れたリップストップアウター素材を使用したマウンテンパーカーです。パッカブルタイプなので、バッグに入れておけば、いざという時にも活躍してくれます。スポーティーかつ、シンプルなデザインが都会的な1着です。 Utility WB Coat 比翼仕立てのすっきりとしたデザインと長めの着丈が大人っぽい雰囲気のマウンテンパーカーです。 無駄のないミニマルなデザインはタウンユースに最適。ビジネスシーンでも活躍してくれるアイテムです。また、DWR加工を施した素材を使用しているので、撥水性に優れています。 Microlayer 2.0 HS Hooded Jacket  耐久性のあるメンブレンを備えた2.5レイヤーの軽量リサイクルポリアミドを使用したハードシェルタイプのマウンテンパーカーです。耐風性、防水性、耐久性に優れたアイテムなので、アウトドアやキャンプ、タウンユースとシーンを選ばずに活躍してくれます。無駄なものを省いたすっきりとしたデザインが洒脱です。 スタイリッシュで機能的なマムートのマウンテンパーカー 160年以上の歴史を誇るスイスの老舗アウトドアブランドの「マムート」。機能的でスマートなマムートのアイテムは、ファッショニスタからも注目され、マウンテンパーカーやフリース、バックパック等は、街中でもよく見かけます。 今回ご紹介したマウンテンパーカーは大人の男性にタウンユースしてもらいたいアイテムばかりです。マムートのマウンテンパーカーは「人とは違ったアウトドアブランドのアイテムが気になる!」という方におすすめです。 この機会に、マムートのマウンテンパーカーで大人のデイリースタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか?

代々受け継がれていく一着。ワックスジャケットの老舗BarbourのおすすめモデルTOP5

年齢を重ねると、「オシャレはしたいけど、毎年アイテムを買い足すのが少し負担だな」と感じることありませんか? たしかに同じ服をずっと着ていると飽きてきたり、買い替えたいけれど忙しくて選ぶ時間がなかなか割けなかったりしますよね。 そんな悩みを抱える方に、本記事では大人にこそおすすめなBarbour(バブアー)のジャケットを紹介します。Barbourのジャケットが長年愛用できる理由やどんな選択肢があるかを解説するので、ぜひ参考にしてください。 「消費する」から「育てる」という発想に転換して、愛用品を身に付ける楽しみを感じてくださいね。 Barbourの歴史 Barbour(バブアー)は、1894年イギリス北東部の港町サウスシールズでジョン・バブアーによって創設されました。現在もイギリスに本社を置き、バブアー家が家族経営を続けています。世界55カ国に直営店を置くまでに成長したライフスタイルブランドです。 当時から港町サウスシールズでは、寒冷な気候と荒波の中で水夫や漁師、港湾労働者が働いていました。Barbourのアイコンとなっているワックスジャケットは、彼らの仕事のための上着として考案されたというストーリーを持っています。化学繊維が未発達の時代に知恵や工夫により作られた、撥水性と防寒性を備えたアイテムです。 その機能性と真摯な物作りが認められ、イギリス王室御用達のブランドになっていることもBarbourの大きな特徴のひとつ。当時のエディンバラ公フィリップ、エリザベス女王、チャールズ皇太子からロイヤルワラントを授かり、彼らの存命時には最大で3つのワラントがタグに記載されていました。 その一方で、著名人や一般市民の間にもポピュラーなブランドとして浸透していきます。本国では着古したジャケットをリペアしながら、親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていくことも。そんな背景もBarbourの魅力を底上げしてくれるひとつのロマンと言えるでしょう。 ワックスジャケットの魅力 ワックスジャケットは、高密度に編まれたコットン生地にワックスを染み込ませたジャケットです。 まず挙げたい魅力はもちろん、その撥水性と防風性です。 冬場に上着として羽織れば、ワックスのおかげで少々の雨や冷気は防げます。ジャケットの上に着るコートとして、都市での生活・アウトドアどちらでも重宝することでしょう。 次に、デザインの機能美と生地の光沢感も魅力です。 モデルによって違いは多少ありますが、それぞれ機能に応じた楽しいギミックと落ち着いた色味で、着る人を選ばず似合いやすいでしょう。また、ワックスを含んだ生地は独特の光沢も持ち合わせており、チェック柄の裏地と相まって上品な雰囲気を醸し出します。 最後に、特に推したいのは長年愛用できる点です。丈夫であることに加えて、すばらしい経年変化が起きるため飽きることがありません。 購入当初から渋さがありますが、着込んでいくことでさらに渋く持ち主だけの一着に変化。ワックスが染み込んでいるため、着用する人の体に沿ったシワやアタリが強調され元の色に鮮やかな濃淡を生みます。ワックスが少し抜けて生地が毛羽立つという変化も、ジャケットに味わい深い表情を加えてくれますよ。 ワックスジャケットだけでなく、それ以外の選択肢も Barbourのジャケットはワックスジャケットだけではありません。現代の暮らしのニーズに応えたそれ以外の選択肢も生まれています。 ワックスジャケットに抵抗がある方や、それ以外のジャケットに積極的に興味のある方は、無理せず自分の気に入ったアイテムを選びましょう。気に入ったアイテムであればこそ長く愛用でき、それが最も大切なことだからです。 ノンワックス ノンワックスのジャケットにも、ワックスジャケットにはない魅力があります。 現代のワックスは開発当初のような「ベタつき」や「キツイ匂い」はありません。それでも、ワックスを含んでいる以上は多少しっとりとした感触はあります。 電車や車の座席に触れるとき、ワックス自体やその匂いが移るかもしれないと気にする方もいるでしょう。綿や化学繊維を使ったノンワックス生地ならば、そのような不安は解消されます。重ね着をする場合にも、ジャケットの上からさらにアウターを着ることも気にならなくなりますね。 さらに、ワックスを含んでいない生地は重量的にその分軽くなります。着心地という面では、ノンワックスのほうが快適と感じる人も多いでしょう。 キルティング キルティング生地のジャケットは、本国イギリスではかなりポピュラーなアイテム。見た目の上品さと柔らかな印象から、女性にも人気のある一着です。 元々、乗馬用の馬の体を冷やさないように作られた菱形状のキルティング素材で、ジャケットとしては1979年に登場した「カントリーマン」が原点。現代ではワックスジャケットのモデルのキルティング版が続々と発表されています。 基本的にワックスを含んでいない生地で作られているため、ワックスジャケットに比べて軽いのがメリット。サラッと羽織れて、長時間着ても疲れることがありません。 そして、中綿によって保温性が高まることが最大の魅力。スーツの上から羽織ったり、逆に中に厚手のニットを着込めば、真冬でも過ごすことができる英国スタイルの完成です。 SL・OS Barbourのジャケットは欧米人に合わせたシルエットで、かつジャケットの上から着ることを前提に設計されているため、日本人には身幅や肩周りなどにやや余裕がある作りです。 そこで、もう少し華奢な体格にも合うように、スリムで現代的なシルエットに修正されたSLシリーズが発売されました。中に着込むものは限られてきますが、ジャストサイズで着たい方にとってはおすすめのアイテムです。 逆に、近年のオーバーサイズのトレンドを取り入れたOSシリーズも展開されています。トレンドを楽しみたい方や、体格の大きい方には選択肢の一つになり得る存在です。 おすすめモデル5つ 今回はBarbourからおすすめモデルTOP5を紹介します。 なお、各モデルを比べやすいように、色はBarbourを象徴する色のセージ、形は伝統的なレギュラーフィット、そして生地は独自のワックスコットンで統一しています。基本的にラグランスリーブ、襟のコーデュロイ生地、ダブルジップ式、裏地のタータンチャックという点は共通しています。 各モデルのディテールに細かな違いはありますが、最もわかりやすい違いは着丈の長さ。モデルを選ぶ際は、着丈の長さがわかるように並べた以下の表でまずは確認してください。 ← 短着丈長 →SPEYTRANSPORTBEDALEBEAUFORTBORDER BEDALE 日本では最も有名で定番のモデルが、BEDALE(ビデイル)です。大手セレクトショップとの別注品は数え切れません。 1980年に乗馬用として作られたモデルで、馬に乗った時にもたつかないように着丈は腰より少し下の長さで抑えてサイドベンツの仕様になっています。表面には外付けマチ付きのポケットと、ハンドウォーマーポケットを備えているのが特徴です。 「Barbourと言えばコレ」と知られる名作で、長すぎず短すぎずの着丈が何にでも合わせやすいのが特徴。モデルに迷っている方にまずおすすめしたいのはこちらです。 TRANSPORT こちらのアイテムは1999年に「ビューリー」という名で生まれ、2002年に「TRANSPORT(トランスポート)」に改名され2年間だけ販売されていました。TRANSPORTは数年前から日本で再販され大ヒットしているモデルで、今やBEDALEを抜いて一番人気になっています。 運送業者向けに作られたという話もありましたが、実はマウンテンバイクに乗る人から着想されたモデル。コーチジャケットを思わせるベルトが隠れるくらいのちょうどいい着丈とゆったりとした身幅が、近年のトレンドにマッチして火が着きました。 着丈の長いジャケットに抵抗があるなど、他のジャケットと同じように使えるものがほしい方にはうってつけのモデルと言えます。ポケットもサイドから斜めに入れられる現代的な形になっていて使い勝手も良いです。 ワックスコットン生地を選べば、他のBarbourのアイテムと同様に独特の経年変化を楽しむこともできます。 SPEY 1980年に生まれたSPEY(スペイ)は、TRANSPORTよりもさらに着丈が短く、男性のみならず女性にも人気のあるモデルです。 下半身まで水に浸かるフライフィッシング用に作られたことから、腰上までしかない着丈に設計。ポケットの仕様は前面にフラップ付きで2つ、右胸と左腰にはフィッシングの道具をさげるためのDリングが残っているのもデザインとしてのアクセントになっています。 ワイドシルエットでAラインを演出できること、短い着丈であるからこそレイヤーで遊べることから、現在のトレンドを意識したオシャレを楽しみたい方にはおすすめです。 BEAUFORT  BEAUFORT(ビューフォート)はBEDALEやSPEYに続いて1983年にリリースされたミドル丈のモデル。TRANSPORTなどが人気になる前は日本でもBEDALEと同様に定番で、本国では今でも愛用者の多いモデルです。 BEAUFORTはハンティング用に作られました。その名残として、腰の背面には「ゲームポケット」という獲物を入れておくポケットを備えた形状になっています。さらにハンティング中にインナーが外に出ないように、袖口はリブ仕様ではなくベルクロで閉められる違いも。 都市部での生活では普段使わないおもしろいディテールが残っているのも、BEAUFORTの魅力のひとつです。着丈がBEDALEよりも長いので、ハーフコートとしてオンオフ両方で活躍するでしょう。 BORDER BORDER(ボーダー)は、BEAUFORTよりもさらに着丈が長く、膝上まで隠してくれるモデルです。 創業者ジョン・バブアーがスコットランドの地からイングランドへ「国境」を超えて渡ってきたエピソードに因んで1982年に誕生しました。各モデルの中でもロングレングスが大きな特徴ですが、他にもディテールとして大きく違うのは袖の付け方にセットインスリーブを採用していること。さらに、胸元に財布用、内側には手袋や帽子用のポケットが備わっています。 通常のジャケットやブルゾンであれば完全に覆ってくれる着丈があるので、コート代わりに使うのもOK。特に長身の方にはおすすめで、ロングコートとして着れば洗練された大人の雰囲気を演出できますよ。 英国ブランドBarbourの歴史が詰まったジャケットをぜひ 本記事では、王室御用達の英国ブランドBarbourのジャケットを紹介しました。 Barbourのアイコンであるワックスジャケットは、買い替え続けなくてはいけないサイクルからあなたを解放してくれる名品です。開発の歴史に惹かれるアイテムであるとともに、実際に着込むことで「経年変化」という自分だけのストーリーが刻まれた一着にもなってくれます。 もっとも、より現代的にマイナーチェンジしたアイテムにも違った魅力があります。ワックスジャケット以外も様々な歴史を経て残ったデザインは楽しめるので、本当に気に入ったアイテムを選んでぜひ愛用してください。アイテムを「育てる」という新たな価値観を手に入れて、共に歳を重ねていくようにファッションを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

CATEGORIES カテゴリー