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代々受け継がれていく一着。ワックスジャケットの老舗BarbourのおすすめモデルTOP5

ハンティングに出かける人たちの後ろ姿

年齢を重ねると、「オシャレはしたいけど、毎年アイテムを買い足すのが少し負担だな」と感じることありませんか?

たしかに同じ服をずっと着ていると飽きてきたり、買い替えたいけれど忙しくて選ぶ時間がなかなか割けなかったりしますよね。

そんな悩みを抱える方に、本記事では大人にこそおすすめなBarbour(バブアー)のジャケットを紹介します。Barbourのジャケットが長年愛用できる理由どんな選択肢があるかを解説するので、ぜひ参考にしてください。

「消費する」から「育てる」という発想に転換して、愛用品を身に付ける楽しみを感じてくださいね。

Barbourの歴史

Barbour(バブアー)は、1894年イギリス北東部の港町サウスシールズでジョン・バブアーによって創設されました。現在もイギリスに本社を置き、バブアー家が家族経営を続けています。世界55カ国に直営店を置くまでに成長したライフスタイルブランドです。

当時から港町サウスシールズでは、寒冷な気候と荒波の中で水夫や漁師、港湾労働者が働いていました。Barbourのアイコンとなっているワックスジャケットは、彼らの仕事のための上着として考案されたというストーリーを持っています。化学繊維が未発達の時代に知恵や工夫により作られた、撥水性と防寒性を備えたアイテムです。

その機能性と真摯な物作りが認められ、イギリス王室御用達のブランドになっていることもBarbourの大きな特徴のひとつ。当時のエディンバラ公フィリップ、エリザベス女王、チャールズ皇太子からロイヤルワラントを授かり、彼らの存命時には最大で3つのワラントがタグに記載されていました。

その一方で、著名人や一般市民の間にもポピュラーなブランドとして浸透していきます。本国では着古したジャケットをリペアしながら、親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていくことも。そんな背景もBarbourの魅力を底上げしてくれるひとつのロマンと言えるでしょう。

ワックスジャケットの魅力

Barbourのワックスジャケットの生地 photo by : amazon.co.jp

ワックスジャケットは、高密度に編まれたコットン生地にワックスを染み込ませたジャケットです。

まず挙げたい魅力はもちろん、その撥水性と防風性です。

冬場に上着として羽織れば、ワックスのおかげで少々の雨や冷気は防げます。ジャケットの上に着るコートとして、都市での生活・アウトドアどちらでも重宝することでしょう。

次に、デザインの機能美と生地の光沢感も魅力です。

モデルによって違いは多少ありますが、それぞれ機能に応じた楽しいギミックと落ち着いた色味で、着る人を選ばず似合いやすいでしょう。また、ワックスを含んだ生地は独特の光沢も持ち合わせており、チェック柄の裏地と相まって上品な雰囲気を醸し出します。

最後に、特に推したいのは長年愛用できる点です。丈夫であることに加えて、すばらしい経年変化が起きるため飽きることがありません。

購入当初から渋さがありますが、着込んでいくことでさらに渋く持ち主だけの一着に変化。ワックスが染み込んでいるため、着用する人の体に沿ったシワやアタリが強調され元の色に鮮やかな濃淡を生みます。ワックスが少し抜けて生地が毛羽立つという変化も、ジャケットに味わい深い表情を加えてくれますよ。

ワックスジャケットだけでなく、それ以外の選択肢も

Barbourのジャケットはワックスジャケットだけではありません。現代の暮らしのニーズに応えたそれ以外の選択肢も生まれています。

ワックスジャケットに抵抗がある方や、それ以外のジャケットに積極的に興味のある方は、無理せず自分の気に入ったアイテムを選びましょう。気に入ったアイテムであればこそ長く愛用でき、それが最も大切なことだからです。

ノンワックス

ノンワックスのジャケットにも、ワックスジャケットにはない魅力があります。

現代のワックスは開発当初のような「ベタつき」や「キツイ匂い」はありません。それでも、ワックスを含んでいる以上は多少しっとりとした感触はあります。

電車や車の座席に触れるとき、ワックス自体やその匂いが移るかもしれないと気にする方もいるでしょう。綿や化学繊維を使ったノンワックス生地ならば、そのような不安は解消されます。重ね着をする場合にも、ジャケットの上からさらにアウターを着ることも気にならなくなりますね。

さらに、ワックスを含んでいない生地は重量的にその分軽くなります。着心地という面では、ノンワックスのほうが快適と感じる人も多いでしょう。

キルティング

キルティング生地のジャケットは、本国イギリスではかなりポピュラーなアイテム。見た目の上品さと柔らかな印象から、女性にも人気のある一着です。

元々、乗馬用の馬の体を冷やさないように作られた菱形状のキルティング素材で、ジャケットとしては1979年に登場した「カントリーマン」が原点。現代ではワックスジャケットのモデルのキルティング版が続々と発表されています。

基本的にワックスを含んでいない生地で作られているため、ワックスジャケットに比べて軽いのがメリット。サラッと羽織れて、長時間着ても疲れることがありません。

そして、中綿によって保温性が高まることが最大の魅力。スーツの上から羽織ったり、逆に中に厚手のニットを着込めば、真冬でも過ごすことができる英国スタイルの完成です。

SL・OS

Barbourのジャケットは欧米人に合わせたシルエットで、かつジャケットの上から着ることを前提に設計されているため、日本人には身幅や肩周りなどにやや余裕がある作りです。

そこで、もう少し華奢な体格にも合うように、スリムで現代的なシルエットに修正されたSLシリーズが発売されました。中に着込むものは限られてきますが、ジャストサイズで着たい方にとってはおすすめのアイテムです。

逆に、近年のオーバーサイズのトレンドを取り入れたOSシリーズも展開されています。トレンドを楽しみたい方や、体格の大きい方には選択肢の一つになり得る存在です。

おすすめモデル5つ

今回はBarbourからおすすめモデルTOP5を紹介します。

なお、各モデルを比べやすいように、色はBarbourを象徴する色のセージ、形は伝統的なレギュラーフィット、そして生地は独自のワックスコットンで統一しています。基本的にラグランスリーブ、襟のコーデュロイ生地、ダブルジップ式、裏地のタータンチャックという点は共通しています。

各モデルのディテールに細かな違いはありますが、最もわかりやすい違いは着丈の長さ。モデルを選ぶ際は、着丈の長さがわかるように並べた以下の表でまずは確認してください。

← 短着丈長 →
SPEYTRANSPORTBEDALEBEAUFORTBORDER

BEDALE

BarbourのBEDALE photo by : amazon.co.jp

日本では最も有名で定番のモデルが、BEDALE(ビデイル)です。大手セレクトショップとの別注品は数え切れません。

1980年に乗馬用として作られたモデルで、馬に乗った時にもたつかないように着丈は腰より少し下の長さで抑えてサイドベンツの仕様になっています。表面には外付けマチ付きのポケットと、ハンドウォーマーポケットを備えているのが特徴です。

「Barbourと言えばコレ」と知られる名作で、長すぎず短すぎずの着丈が何にでも合わせやすいのが特徴。モデルに迷っている方にまずおすすめしたいのはこちらです。

TRANSPORT

BarbourのTRANSPORT photo by : amazon.co.jp

こちらのアイテムは1999年に「ビューリー」という名で生まれ、2002年に「TRANSPORT(トランスポート)」に改名され2年間だけ販売されていました。TRANSPORTは数年前から日本で再販され大ヒットしているモデルで、今やBEDALEを抜いて一番人気になっています。

運送業者向けに作られたという話もありましたが、実はマウンテンバイクに乗る人から着想されたモデル。コーチジャケットを思わせるベルトが隠れるくらいのちょうどいい着丈とゆったりとした身幅が、近年のトレンドにマッチして火が着きました。

着丈の長いジャケットに抵抗があるなど、他のジャケットと同じように使えるものがほしい方にはうってつけのモデルと言えます。ポケットもサイドから斜めに入れられる現代的な形になっていて使い勝手も良いです。

ワックスコットン生地を選べば、他のBarbourのアイテムと同様に独特の経年変化を楽しむこともできます。

SPEY

BarbourのSPEY photo by : amazon.co.jp

1980年に生まれたSPEY(スペイ)は、TRANSPORTよりもさらに着丈が短く、男性のみならず女性にも人気のあるモデルです。

下半身まで水に浸かるフライフィッシング用に作られたことから、腰上までしかない着丈に設計。ポケットの仕様は前面にフラップ付きで2つ、右胸と左腰にはフィッシングの道具をさげるためのDリングが残っているのもデザインとしてのアクセントになっています。

ワイドシルエットでAラインを演出できること、短い着丈であるからこそレイヤーで遊べることから、現在のトレンドを意識したオシャレを楽しみたい方にはおすすめです。

BEAUFORT 

BarbourのBEAUFORT photo by : amazon.co.jp

BEAUFORT(ビューフォート)はBEDALEやSPEYに続いて1983年にリリースされたミドル丈のモデル。TRANSPORTなどが人気になる前は日本でもBEDALEと同様に定番で、本国では今でも愛用者の多いモデルです。

BEAUFORTはハンティング用に作られました。その名残として、腰の背面には「ゲームポケット」という獲物を入れておくポケットを備えた形状になっています。さらにハンティング中にインナーが外に出ないように、袖口はリブ仕様ではなくベルクロで閉められる違いも。

都市部での生活では普段使わないおもしろいディテールが残っているのも、BEAUFORTの魅力のひとつです。着丈がBEDALEよりも長いので、ハーフコートとしてオンオフ両方で活躍するでしょう。

BORDER

BarbourのBORDER photo by : amazon.co.jp

BORDER(ボーダー)は、BEAUFORTよりもさらに着丈が長く、膝上まで隠してくれるモデルです。

創業者ジョン・バブアーがスコットランドの地からイングランドへ「国境」を超えて渡ってきたエピソードに因んで1982年に誕生しました。各モデルの中でもロングレングスが大きな特徴ですが、他にもディテールとして大きく違うのは袖の付け方にセットインスリーブを採用していること。さらに、胸元に財布用、内側には手袋や帽子用のポケットが備わっています。

通常のジャケットやブルゾンであれば完全に覆ってくれる着丈があるので、コート代わりに使うのもOK。特に長身の方にはおすすめで、ロングコートとして着れば洗練された大人の雰囲気を演出できますよ。

英国ブランドBarbourの歴史が詰まったジャケットをぜひ

本記事では、王室御用達の英国ブランドBarbourのジャケットを紹介しました。

Barbourのアイコンであるワックスジャケットは、買い替え続けなくてはいけないサイクルからあなたを解放してくれる名品です。開発の歴史に惹かれるアイテムであるとともに、実際に着込むことで「経年変化」という自分だけのストーリーが刻まれた一着にもなってくれます。

もっとも、より現代的にマイナーチェンジしたアイテムにも違った魅力があります。ワックスジャケット以外も様々な歴史を経て残ったデザインは楽しめるので、本当に気に入ったアイテムを選んでぜひ愛用してください。
アイテムを「育てる」という新たな価値観を手に入れて、共に歳を重ねていくようにファッションを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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パタゴニアのバギーズおすすめ4選!モデル別に違いを解説。

暑い時期が長くなった最近の日本では、大人メンズにとってもショートパンツはかかせない夏のアイテムです。ただ、「Tシャツに合わせるショートパンツはどれを選べばいいかわからない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、大人メンズの悩みを解決してくれるショートパンツとしてパタゴニアのバギーズをモデル別に4つ紹介します。バギーズの魅力を踏まえて、モデル別の違いや選び方も解説します。 休日に着るのがワクワクするバギーズを見つけて、暑い夏もオシャレを満喫してください。 パタゴニアのバギーズが選ばれる3つの理由 パタゴニア(patagonia)は、1970年代に登山家イヴォン・シュイナードにより創設されたアウトドアブランドです。当初は登山用品を扱っていましたが衣料品にも事業を拡大し、現在では世界最大手のアウトドアブランドの一つとなっています。 そんなパタゴニアが生み出したショートパンツ「バギーズ」は多くの人に支持されてきました。バギーズが選ばれる3つの理由を解説します。 子供っぽく見えないデザイン バギーズが選ばれる理由の一つは、子供っぽく見えないデザインです。 大人がショートパンツを敬遠する要因の「子供っぽさ」を、バギーズはクリアしています。広すぎず細すぎない絶妙なシルエットと、ナイロンでありながらマットで落ち着いた風合いの素材を採用。 大人が履いても安っぽく見えない、上質な雰囲気を演出できるデザイン性を持っています。 街でもアウトドアでも使える着回し力 街でもアウトドアでもどちらでも使える着回し力があることも選ばれる理由です。 Tシャツや半袖シャツなどと何気なく合わせても相性が良く、そのまま水辺でのアクティビティに出かけられる機能性も備わっています。メッシュのライナーが付いていて水陸両用として使えるので、シーンごとにコーデを用意するわずらわしさがありません。 休日に難しく考えずにいつでも履けるので、忙しい大人にはもってこいです。 快適な履き心地 快適な履き心地を実現していることも重要な理由の一つです。 休日に大人が求めるのは、何と言っても「楽さ」。バギーズは伸縮性のあるウエストバンドによって簡単にサイズ調整が可能で、食後でもウエストが苦しくありません。汗をかいたり水に濡れたりしたときも、独自素材の速乾性が不快感から解放してくれます。 リラックスして楽に履けるので、休日の大人のパンツにぴったりです。 パタゴニアのバギーズの失敗しない選び方 バギーズシリーズの中でも自分に合ったモデルの選び方を解説します。「すぐに履かなくなる」失敗を避けられるように選びましょう。 丈の長さで選ぶ 履いた印象を決定づける股下の丈の長さで選びましょう。 バギーズには大きく分けて5インチの短い丈と7インチ・6.5インチの長い丈があります。迷ったら長い方を選べばOKです。 5インチは、アクティブで若々しい印象を演出できる現代的な長さ。初めは肌の露出部分が多く抵抗があるかもしれませんが、トレンドを押さえたスタイルです。男性の平均身長よりやや高い175cmくらいまでの方ならバランス良く着用しやすいでしょう。 7インチおよび6.5インチはまだ少し膝上くらいの長さで、落ち着いた大人の雰囲気を出せる丈感。175cm以上の高身長の方でも合いやすく、休日のリラックス感と上品さを持っています。 ワンサイズ下で選ぶ バギーズのサイズ感はアメリカ規格のやや大きめなので、普段よりワンサイズ下で選ぶのがおすすめです。 普段Mサイズを選んでいる方はSサイズを選べばジャストサイズになって、スッキリきれいに履くことができます。もっとも、あえてリラックス感を出したスタイルで履きたい場合は、普段通りのサイズで楽に履く選択肢もアリです。 生地感で選ぶ 選ぶモデルの生地感によって、タウンユース寄りかアウトドア寄りか、スタイルを自由に演出できます。 バギーズは基本的にマットなナイロン生地を採用しているので、タウンユースとアウトドアの中間的な印象を与えます。一方シルエットはそのままで、より機能性を高めた素材でアウトドア寄りのものや、天然由来の素材を使ったタウンユース寄りのものもラインナップ。 どのシーンで着用する予定かによって、合うと思う生地感のモデルを選びましょう。 パタゴニアのバギーズのおすすめ4選 大人メンズにおすすめのパタゴニア「バギーズ」を4つ紹介します。それぞれのモデルの特徴や違いを解説するので参考にしてください。 バギーズショーツ 5インチ 1つ目として、「バギーズショーツ 5インチ」をおすすめします。アクティブで若々しいスタイルを取り入れたい方にはぴったりの現代的なショートパンツです。 環境に配慮したリサイクルナイロンを素材とした生地で、耐久性のある撥水加工済み。速乾性のあるメッシュのライナー付きで、両脇の縦型ポケットは水中の抵抗も抑えてくれるので、水陸両用としてオンオフで着用できます。ウエストも伸縮性のあるバンドとドローコードで調整可能な楽ちんスタイルです。 バギーズロング 7インチ 2つ目に紹介するのは、「バギーズロング 7インチ」です。膝よりかなり上の丈にまだ抵抗がある方や高身長の方にはちょうどいい丈で、上品な大人のスタイルを演出できます。 水陸両用の生地やメッシュを採用しているのは5インチのショートモデルと同様。長い丈による上品さから、アウトドア感とタウンユース感の中間に位置するモデルです。これ以上に丈が長くなると野暮ったくなるリスクもあるので、日本規格の物よりはワンサイズ下のサイズ感で選ぶように気を付けるのがベターです。 バギーズライト 6.5インチ 3つ目は「バギーズライト 6.5インチ」を紹介します。水辺でのアクティビティに携帯して持っていきたい方にはおすすめのモデルです。 バギーズライトは、撥水性を備えつつ軽量な生地を採用しています。パッカブル仕様なので、外出先で水遊びをするかもしれないときに持っていくにはとても便利です。丈もバギーズロングに近く露出が抑えられているので、上品さも求める大人にはちょうどいいでしょう。 バギーズナチュラル 6.5インチ 最後4つ目におすすめするのは、「バギーズナチュラル6.5インチ」です。バギーズシリーズのデザイン性が好きで、主に街履き用としてのショートパンツがほしい方には好まれるモデル。 通常バギーズはナイロン素材であるところ、自然由来のヘンプ55%とコットン45%の混紡素材でできています。撥水性はありませんが、風通しが良く涼しさを感じられるのがメリットです。また、Tシャツなどコットン素材のトップスとも相性が良いので、街着のショートパンツとしてはファッション性に優れています。 パタゴニアのバギーズでオンオフおしゃれに過ごそう 本記事ではパタゴニアのバギーズシリーズの中から4モデルを紹介しました。 アウトドアブランドとしての人気と信頼を前提に、アイテム自体にはデザイン性や着回し力、履き心地といった魅力があります。それぞれのモデルが持っている特徴を確認して、アクティブなスタイルを目指したいか、落ち着いた大人のスタイルを目指したいかなどによって自分に合ったものを選びましょう。 バギーズを手に入れて、暑い夏もオンオフおしゃれかつ快適に過ごしてください。

【レビュー】最強のリカバリーサンダルHOKAとOOFOSの比較と選び方

動きながら日頃の疲れを回復させるリカバリーサンダル。アスリートの疲労回復のために開発されたアイテムですが、現在は日頃の疲れをケアしたい多くの方に重宝されています。 リカバリーサンダルに興味があるものの、ブランドや商品選びで迷われている方も多いのではないでしょうか。本記事は、大人気リカバリーサンダルのHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)とOOFOS(ウーフォス)を比較しています。 実際に着用して感じたことをユーザー目線でレビューしていますので、商品選びの参考にしてみてください。 履き心地の違いを検証!弾力のホカと柔らかさのウーフォス 実際に着用してみると、履いた瞬間から感触が全く違うことが分かりました。使用していくなかで感じたそれぞれのブランドの特性についてご紹介します。 クッション性を求めるならウーフォスがおすすめ ホカは「グニュッ」とした程よい弾力を感じるのに対して、ウーフォスは「モチッ」とした吸い込まれるような触感でした。サンダルにクッション性を求める方には、柔らかな履き心地のウーフォスがおすすめです。 ウーフォスは、ソールに独自のOOfoam™テクノロジーを採用することで37%もの衝撃を抑制。抜群のクッション性で歩行時に全身にかかる負担を軽減してくれます。 歩きやすさはホカのメタロッカー機能に軍配 どちらのシューズもアーチサポート(土踏まずを支え歩行を安定させる)機能が充実しており、歩きやすさが感じられました。 比較してみると、歩き始めは差がないものの5分以上歩行した場合、ホカの方が楽に歩ける印象を受けました。ホカの程よい弾力とメタロッカー機能が歩きやすさをサポートしているように感じます。 メタロッカー機能とは、靴底にカーブを設けることでスムーズな足の動きを実現するホカを代表する機能です。ホカのランニングシューズにも取り入れられており、車輪のように前へ前へと高い推進力を生み出してくれます。 ある程度長い距離での使用をお考えの方は、ホカがおすすめです。 ホカの鼻緒は馴染むまで違和感あり。スライドタイプもおすすめ 鼻緒の部分にも違いがあります。ホカは紐状のもので形成されており、ウーフォスは柔らかな特殊素材OOfoam™が採用されています。 ウーフォスは履き始めから違和感を覚えませんでしたが、ホカは、馴染むまで若干の痛みを感じました。使い慣れてくるうちに気にならなくなりますが最初はストレスを感じるかもしれません。 どちらのブランドも鼻緒がついたトングタイプだけではなく、足の甲にストラップがあるスライド型のアイテムを展開しています。スライドタイプは、靴下を履いたまま着用できる点や出し入れがスムーズといったメリットがあります。好みの形状のサンダルを探してみてください。 どちらもグリップ力に優れるので雨の日でも安心 写真はアウトソールの接地面です。どちらもグリップ力に優れた凹凸が配置されており、雨天時の滑りやすさは感じませんでした。 強いて言えば、ホカの方が滑りにくさを感じましたが、大きな差はみられず。一般的なサンダルと比べるとどちらも歩行時の安定感が全く違うのがわかります。 また、どちらも耐久性を備えているので雨天などの悪天候時でも活躍するでしょう。 弾力性に優れて歩きやすいホカのリカバリーサンダルをチェック。 【HOKA】 【OOFOS】 おしゃれなデザインはどっち?好みや使用シーンで分かれそう ホカとウーフォスのサンダルはどちらもデザイン性が高いため、普段使いとしても活躍してくれます。写真のようにホカの方がソールが厚く、存在感のあるシルエットになっています。 フットベッド(足と接する面)をみるとホカは、内側を囲むように高さを設けているので実際のソールの高さは約4.5cmでした。見た目ほど着用時の高さの違いは感じませんでした。 無骨で存在感のあるシルエットのホカとスマートさを感じさせるスタイリッシュなウーフォス。どちらも甲乙つけがたいため、商品選びで悩まれている方は、使用したいシーンをイメージして選ばれてはいかがでしょうか。 筆者は、アウトドアシーンや足元にアクセントを出したい時にはホカ。カジュアルやきれいめなコーデにはウーフォスがハマると感じています。 また、ホカに比べてウーフォスはカラーバリエーションが豊富なので好みのカラーのアイテムが見つかりやすいメリットがあります。 HOKAとOOFOSのリカバリーサンダルのサイズ感や重量は? 写真はどちらも27cmのリカバリーサンダルです。サイズ感は二つのブランドに大きな違いがみられました。 ホカのリカバリーサンダルはワンサイズ小さめがおすすめ ホカのサンダルは、大きめの作りになっています。筆者は通常26.5〜27cmのシューズを着用していますが、27cmのホカのリカバリーサンダルはやや大きく感じました。 リカバリーサンダルはフィット感が重要となるため、ホカを購入する際はワンサイズ小さめがおすすめです。1cm刻みになっているので、購入を検討している方は参考にしてみてください。 ウーフォスのサイズ感はジャストサイズでOK ウーフォスは、ジャストサイズで問題ないでしょう。通常サイズが、26.5〜27cmの筆者の足に27cmのウーフォスは吸い込まれるようにフィットしました。 ウーフォスもホカ同様に1cm刻みで商品を展開しているのでジャストサイズのアイテムを選んでみてください。 気になる重量は27cmサイズで実測4g差 肝心の重量はどちらもほとんど変わらず。若干ではありますがホカの方が4g軽量化されていました。 実際に着用してみると重量の差は感じられず、どちらも軽い履き心地で着用時のストレスはありません。 コスパの良さはウーフォスがおすすめ 今回取り上げた二つのアイテムの料金(2025年7月現在)を公式サイトで比較してみました。 HOKA ONE ONE :ORA RECOVERY FLIP 9,900円(税込) OOFOS:OOriginal  8,500円(税込) どちらのブランドも高い機能性とデザイン性を両立しています。商品選びで迷われている方は、価格も参考にしてみてください。 履き心地と使用シーン、コスパを考慮してお気に入りの一足を リカバリーサンダルで高い人気を誇る、HOKA ONE ONEとOOFOSのアイテムを比較しました。それぞれに特徴があり、筆者の結論としては、好みの履き心地と使用する目的やシーンで最適なアイテムが分かれるといったところです。 歩きやすさを重視するなら程よい弾力が特徴のホカ。これぞリカバリーサンダルといったクッション性を求めるなら、柔らかな履き心地のウーフォスを選んでみてはいかがでしょうか。 実際に着用して感じた違いをまとめました。 HOKAOOFOSクッション性◯◎履き心地程よい弾力やわらかい歩きやすさ◎◯グリップ力◎◯デザイン性存在感のあるシルエットシンプルでスタイリッシュサイズ感大きめジャストサイズ重量169g(27cm)173g(27cm)コスパ◯◎ 歩きやすさを求めるならホカ。 クッション性を求めるならウーフォス。 今回は、ホカとウーフォスを比較しましたが、その他ブランドからも魅力的なリカバリーサンダルが展開されています。こちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。 https://funday.jp/article/2326

ノースフェイスのおすすめサンダル6選!メンズ向けの各モデルを徹底比較。

暑い夏、足元くらいは蒸れずに涼しくいたいもの。ただ、「ラフになりすぎて子どもっぽくなってしまわないかな」とサンダル選びに悩んでいる方も多いですよね。 そんな大人に自信を持っておすすめしたいのが、本記事で紹介するTHE NORTH FACE(以下ノースフェイス)のサンダル6つです。ノースフェイスのサンダルの魅力とともに、数あるモデルの特徴を解説し、あなたにぴったりの一足を見つけるお手伝いをします。 この夏はノースフェイスのサンダルで、快適かつスタイリッシュな大人の夏を過ごしましょう。 ノースフェイスのサンダルの魅力 ノースフェイスは1966年創業、米サンフランシスコ発のアウトドア用品メーカー。現在では世界で最も人気のあるアウトドアブランドの一つとして、さまざまなギアだけでなくファッションアイテムも取り扱っています。 そんなノースフェイスがリリースするサンダルの魅力を解説します。なぜ多くの大人が選ぶのか納得できる理由があります。 アウトドア由来の機能性と履き心地 アウトドア用品開発から始まったブランドのアドバンテージを生かしたノースフェイスのサンダルは、機能性と履き心地が抜群です。 サンダルは「最初は楽だけど、長時間歩くと疲れる」という認識をノースフェイスは変えてくれます。ギア開発の際に培われてきた技術を動員し、足への負担を軽減するクッション性や濡れた路面でも安心なグリップ力を持ったソールを採用。 ノースフェイスのサンダルなら、高い機能性と履き心地で長時間疲れずに歩けます。 街からレジャーまで履けるデザインの汎用性 ノースフェイスのサンダルは、街からレジャーまでどんなシーンでも履ける汎用性の高いデザインのものばかりです。 アウトドアブランドの作るサンダルは「ゴツくて普段のコーデに合わない」と思われがち。しかし、ノースフェイスのサンダルは、機能性を追求しつつも無駄を削ぎ落としたミニマルで都会的なデザインが特徴です。 ショートパンツから薄手のスラックスまで、大人の休日コーデに自然となじむ一足になるでしょう。 大人にふさわしい洗練された質感 大人にふさわしい洗練された質感が備わっている点も、ノースフェイスのサンダルの魅力です。 「子どもっぽくなりすぎないか」「安っぽく見えないか」、というのが大人がサンダル選びで躊躇する原因。この点、ノースフェイスのサンダルは素材の質感や細部の作りに至るまでこだわりが感じられ、むしろ「高見え」するはず。 大人が履いても様になるので、信頼して好みのサンダルを探しましょう。 ノースフェイスのサンダルの選び方 たくさんのモデルを見て迷ってしまわないように、ノースフェイスのサンダルの選び方について解説します。以下のポイントで判断すれば自分に合った1足が見つかりますよ。 着用シーンで選ぶ どういうシーンで実際に着用することが多いかで選びましょう。 街で履くことが多い方は、普段のコーデに合いやすいシンプルで都会的なデザインのモデルがおすすめです。また、アスファルトの上を長時間歩くことが想定されるので、衝撃を吸収してくれるクッション性の高いソールのものを優先しましょう。 一方、キャンプや川遊びなどアウトドアシーンで履くのがメインの方は、グリップ力や速乾性があるモデルがおすすめです。「濡れた岩場やぬかるんだ地面でも滑らないので安全なこと」、「濡れてもすぐ乾くので快適なこと」は重要ポイントです。 着脱のしやすさで選ぶ それぞれ好みが違う「履き心地」の観点から、着脱のしやすさで選ぶと失敗しません。 着脱タイプは大きく分けて2つあり、ストラップで固定するタイプと足をスライドして入れるタイプです。ストラップタイプは、足とサンダルが一体化するような高いフィット感があるので、長時間歩いたりアクティブに動いたりするシーンが多い方におすすめです。スライドタイプは、近場へ出かける場合やキャンプなどで脱ぎ履きが多い場合など、気軽に履きたい方におすすめです。 ノースフェイスのおすすめサンダル6選 選び方のポイントを踏まえて、大人の男性の方におすすめのノースフェイスのサンダルを6つ紹介します。各モデルの特徴を比較しながら解説します。 Base Camp Slide III 1つ目として「Base Camp Slide III(ベースキャンプスライドⅢ)」を紹介します。シンプルなデザインと着脱のしやすさを求めている方におすすめです。 最もオーソドックスな形状で、着脱がとにかく楽です。シンプルなデザインだけでなく、機能性についても工夫がなされています。 甲を押さえるストラップは柔らかでありながら弾力のある素材で、肌に当たる裏面のライニングがベタつきを軽減。足の位置がズレないように立体的な形状になっているので、長時間履いても快適です。 RE-Activ Slide 2つ目は「RE-Activ Slide(リアクティヴスライド)」。アクティビティ前後の楽な歩行をサポートするサンダルがほしい方におすすめです。 ソールユニットは2層構造で、足側には柔らかくクッション性のあるソールを、地面側には反発性と安定性を高める硬いソールを採用しています。つま先が反り返ったセミロッカー構造と親指だけカバーする独特な仕様で、歩行を快適にサポート。 日常の短時間の歩行や、ハードなアクティビティ前後の足のリカバリーにはピッタリの1足です。 RE-Activ Flip 3つ目は「RE-Activ Flip(リアクティヴフリップ)」です。2つ目のRE-Activ Slide(リアクティヴスライド)と同様に、アクティビティ後のリカバリーに適したモデル。足入れの形状はオーセンティックな鼻緒タイプが好みの方におすすめです。 ソールが2層構造でクッション性と安定性の両立を実現。足の親指と人差し指で鼻緒部分を挟むように足を入れると、甲をおおう広めのトングと底面のアーチ構造が足を包んでくれて見た目以上に快適です。 Stratum Repente  II 4つ目に紹介するのは、「Stratum Repente  II(ストレイタムレペンテII)」。アウトドアで軽く動くので足はより固定されるものが良い方におすすめです。 ノースフェイスが展開する、いわゆるスポーツサンダル型のモデル。1本のメインストラップと可動式のバックルで足首周りのフィット感を簡単に調節できます。一度調整してしまえば着脱もしやすいので、脱ぎ履きも面倒ではありません。 十分なクッション性と反発力のあるソールを採用しているので、アクティブに動きたい方にはちょうどいいモデルです。 Stratum Glide 5つ目は「Stratum Glide(ストレイタム グライド)」を紹介。街・アウトドア両方で履くので、しっかりホールド感があってデザイン性にも富んだモデルがほしい方におすすめします。 いわゆる「グルカサンダル」のような形状で、縦横に伸縮性のあるバンドが覆っているタイプ。甲からつま先にかけて覆うシンセティックマイクロスウェード素材のバンドが、アウトドアで草木や岩から足を守ってくれます。多層構造のFL3ソールユニットの履き心地も申し分ありません。 デザイン的にも独特のおもしろさがあるので、街履きとしてもアクセントになる良品です。 RE-Activ Sneaker 最後6つ目は、「RE-Active Sneaker(リアクティブスニーカー)」を紹介します。その名の通りスニーカーの延長のようなモデルで、フィット感と安全性を持ったスニーカーのようなサンダルが履きたい方におすすめです。 ソールは「RE-Activ Slide」や「RE-Activ Flip」と同様の2層構造。アクティビティ後の疲れた状態でも、エネルギーを推進力に変えて快適に歩けます。 足全体を覆っているアッパーはEVAが採用されていて、しっかり甲をガードしてくれる安心感がありつつ足入れも柔らかです。付属の紐で絞ることができるのでフィット感も自在に調節できます。 ノースフェイスのサンダルでおしゃれかつ快適に夏を乗り切ろう 本記事では大人のメンズ向けにノースフェイスのサンダルを6つおすすめしました。 ノースフェイスのサンダルは、「疲れにくい圧倒的な機能性」や「シーンを選ばないデザインの汎用性」、「大人の足元にふさわしい品質」という大人が求める要素を叶えてくれます。 Tシャツにショートパンツという夏の定番スタイルも、足元をノースフェイスに変えるだけで、グッと洗練された印象に変わるはず。信頼できるパートナーのようなサンダルを手に入れて、この夏を最高におしゃれで快適な季節にしましょう。

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