はじめてのアクションカメラはこれ!GoPro HEROを実機レビュー
アウトドアやスポーツシーンで、臨場感のある美しい映像を撮影できるアクションカメラ。日頃からアクティブに活動する方の中には、手元に1台持っておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。 しかし初心者がいざアクションカメラを購入するとなると、「どの機種を選べばいいのか分からない」「購入しても使いこなせるか心配」といった不安を持ってしまいます。 そんな方におすすめしたいのが今回ご紹介する「GoPro HERO」です。アクションカメラを初めて手に取った筆者が、実機レビューをお届けします! GoPro HEROは、GoPro史上最少・最軽量のアクションカメラ 「GoPro HERO」は、2024年9月にGoProから登場したアクションカメラです。 最大の特長はGoPro史上最小・最軽量のサイズ感。大きさは幅56.6×高さ47.7x奥行き29.4 mmと、指2本でも持てる極小サイズ。重量はわずか86gで手軽に持ち運びができ、アクティブシーンでさっと取り出して撮影できるストレスフリーな設計となっています。 アクションカメラは身体やギアに装着して撮影する場面も多いですが、これだけコンパクトで軽量となると、撮影中も動きを邪魔する心配がありません。 https://youtu.be/jDpjvO2qLg0?si=zFxddQHoG_0JwvP5 サイズ感こそコンパクトですが、機能性はしっかり担保されており、動画撮影は4K/30fpsもしくは1,080p/30fpsの2種類から選択可能。スローモーションや写真モードにも対応しており、水深5mの防水性も備えているため水中や沼地、雪山などアウトドアシーンでもパワフルに活躍してくれます。 そしてGoPro HEROを初心者におすすめする理由が、リーズナブルな価格設定。アクションカメラを購入するとなるとある程度の予算が必要ですが、GoPro HEROの公式価格は34,800円。他のアクションカメラは5万円前後の価格帯が多い中で、3万円台は初心者でも手が出しやすい魅力的な値段です。 GoPro HEROを開封・実機レビュー! ここからはGoPro HEROを実際に開封した実機レビューをお届けします。アクションカメラ初心者の筆者ですが、はたしてうまく撮影できるのでしょうか。 驚くほど小さくて軽い、コンパクト設計 開封してまず驚いたのが、GoPro HEROの特長でもあるコンパクト設計です。 こちらはiPhoneの低価格帯モデルとして知られるSE3と並べて撮影した画像ですが、比較するとそのコンパクトさが際立ちます。ワイヤレスイヤホンのケースと比較しても同程度の大きさなので、気軽に持ち運んで撮影を楽しめそうです。 さらに驚いたのが重さ。最軽量と言っても、アクションカメラとなればある程度ずしっと重みを感じると予想していたのですが、良い意味で拍子抜けするほど軽く、指2本でも簡単に掴めます。 今回GoPro HEROと同時に発表されたフラッグシップモデル「GoPro HERO13 Black」の重量が154gなので、その差は68g。なんと46%も軽量化されていると聞けば、いかにGoPro HEROが軽いかイメージできるのではないでしょうか。 スポーツやアウトドアで使用する場面が多いアクションカメラですが、こういったシーンでは1gでも携行品を軽くしたいのが本音です。身に付けているのを忘れるような軽さで、ストレスなく撮影を楽しめるのは、GoPro HEROを購入する大きな魅力です。 初心者でも超簡単な操作性 続いては操作性。アクションカメラと聞くと撮影時の設定や操作が難しいイメージを持っていた筆者ですが、GoPro HEROは小難しい設定は一切なくボタン1つで撮影できます。 本体には2つのボタンが付いており、横面に電源ボタン、上部にシャッターボタンが設置されています。 充電が完了していれば、マイクロSDを挿入し電源を入れるだけで、すぐに画面が立ち上がるので、あとはシャッターボタンを押すだけ。わずかこれだけの操作で、撮影がスタートします。 さらに画面の設定もとてもシンプル。背面タッチパネルを使って操作するのですが、撮影モードは画面を横にスライドして「動画・スローモーション・写真」から選ぶだけ。このタッチパネルの感触もとてもスムーズで、ストレスなく操作できました。 これだけ簡単に操作ができるとなると、アクティブシーンだけでなく旅行や日常シーンにも使いたくなります。スマホでも動画撮影は可能ですが、旅行先や日常のシーンを綺麗に切り取りたいなら、アクションカメラが活躍してくれそうです。 背面画面で画角を確認できる。たっぷり撮影できるロングバッテリー 続いては実際に撮影した印象を。 まずは背面に画面が付いているため、画角を確認しながら撮影できるのは便利です。撮影した動画や画像はすぐに本体でチェックできるので、仕上がりをその場で確認できます。 折り畳み可能なマウントフィンガーをカメラ底面に内蔵しているので、三脚や固定式マウント、グリップ式マウント、グリップ式マウントなど、各種アイテムに装着して撮影を楽しめます。GoProではこうしたアクセサリも純正アイテムを数多く揃えているので、用途に応じてセットで購入しておけば、より臨場感ある撮影が可能となります。 またGoPro HEROは1回の充電で、60分間の連続撮影に対応(最高画質設定)。動画撮影でこれだけ長時間録画を続ける場面は限られるため、十分過ぎるバッテリー性能といえます。 本体には「バッテリーセーバー」モードも用意されており、バッテリー駆動時間を延ばすように設計されています。こちらのモードでは画質の解像度が1080pに変更されますが、すぐに充電できない場面ではとても助けになるモードです。 手振れ補正や細かな編集はアプリで対応可能 さて、これだけ操作が簡単だと肝心の画質が心配になりますが、その点もGoPro HEROは心配ありません。 動画撮影はより繊細で美しい撮影が可能となる、4K撮影が可能。実際に動画を撮影しましたが、スマホに比べて細部まで美しく撮影できるのはもちろん、アクションカメラならではの臨場感ある動画に仕上がります。 さらにGoPro HEROは本体で補完できない機能を、専用のアプリでしっかり対応してくれます。スマホにアプリをダウンロードし、本体とWifiで接続すれば動画をアプリに転送可能。 アプリに保存された動画は、手ブレ補正処理がかかるため、より鮮明でクリアな動画が保存されます。 アプリでは動画の編集機能も用意されており、オリジナルのBGMやテーマを使って本格的な編集もできます。 スマホ1つで簡単に操作できるため、SNSやYouTubeへすぐに共有できるのは、とても便利に感じました。PCでの複雑な編集は必要ありません。 「旅行先での移動中や、アクティビティの休憩の合間にささっと動画を編集して、すぐに動画をアップ」。そんな手軽さを実現してくれるのも、GoPro HEROの魅力です。 事前にマイクロSDや充電アダプタの有無を確認しておく 今回GoPro HEROを実際に使ってみると、アクションカメラ初心者の筆者でもすぐに使える手軽さに驚かされました。スポーツやアウトドアはもちろん、旅行やイベントをはじめ日常のシーンでも使いやすく、本格的な動画撮影を可能にしてくれます。 ただ実際に使用する場合、いくつか準備しておきたい点があったのでご紹介しておきます。 まずマイクロSDの規格です。GoPro HEROは「A2対応、ビデオスピードクラスV30のマイクロSDカード」が最小要件となっています。商品の基本セットには付属されていないため、別途購入するか、マイクロSDカードがセットになっている商品を購入する必要があります。 マイクロSDはゲーム機やスマホなどでも使用するため比較的身近な存在ですが、手持ちのカードが「A2対応、ビデオスピードクラスV30」の規格かはあらかじめ確認しておくのをおすすめします。 GoProでは動作確認済みの推奨マイクロSDカードが紹介されています。推奨されていないカードを使用すると、動作不良や故障の原因にもなるため、下記の推奨メーカーからマイクロSDカードを購入しましょう。 メーカー推奨マイクロSDカードSanDiskExtreme、Extreme PLUS、Extreme PRO32/64/128/256/512GB/1TB LexarProfessional 1066x Silver、Professional SILVER PLUS64/128/256/512GB/1TB PNYPRO Elite128/256/512GB/1TB SamsungEVO Plus、EVO Select、PRO Plus、PRO Ultimate128/256/512GB/1TB Gigastone4K Camera Pro A2V30、4K Camera Extreme A2V30、Camera Pro MAX A2 4K、Camera Extreme MAX A2 4K128/256GB/1TB Amazon Basics64/128/256/512GB KingstonCanvas Go! Plus64/128/256GB/1TB また、充電コネクタとしてUSB-Cポートを採用しています。商品にはケーブルは付属していますが、アダプター部分はセットに入っていません。こちらも手持ちのアイテムを確認しておくと、購入後すぐにカメラを扱えます。 3万円台で高スペックのGoPro HEROは、アクションカメラデビューにおすすめ! 今回はアクションカメラをはじめて購入する方へ向けて、GoPro HEROの実機レビューをお届けしました。 GoPro史上最小・最軽量をほこるGoPro HEROは、驚くような軽さとコンパクトさで、手軽に撮影が可能。スポーツやアウトドア、屋外イベントから旅行まで、幅広い撮影シーンで活躍してくれます。また初心者でも迷わないシンプルな操作性が追及されており、アプリを使っての編集では手ブレ補正に加え、オリジナルのBGMやテーマを使った本格的な編集にも対応しています。 アクションカメラとして高いスペックを備えながら、初心者でも手を出しやすい3万円台の価格設定は驚きです。はじめてのアクションカメラをお探しの方は、ぜひこの機会にGoPro HEROを選んでみてはいかがでしょうか。