大人メンズにおすすめしたいセイコープロスペックスの腕時計5選
日本の腕時計ブランドとしてお馴染みのセイコー(SEIKO)。ビジネスやフォーマルな場面で着用するイメージが強いですが、実はスポーツやアウトドアに特化した「プロスペックス」というブランドを展開しています。
プロスペックスは30代や40代、50代といった経験を重ねた世代にも人気が高く、過酷な環境でも気兼ねなく身に付けられるハイスペックな腕時計です。
今回はプロスペックスの魅力や主力シリーズ、おすすめモデルをご紹介します。
セイコープロスペックスは本格的なスポーツやアウトドア向けのブランド
日本の腕時計ブランドとして確固たる地位を築いてきたセイコー。
同ブランドでは高級腕時計として知られるグランドセイコーが有名ですが、実はスポーツやアウトドア向けに特化した「プロスペックス(Prospex)」というブランドラインも展開しています。
潜水やマリンスポーツを楽しむダイバー向けや、過酷な登山に挑むアルピニスト向け。タイムや距離を競うランナー向けなど、各ジャンルのプロが満足するハイスペックな腕時計が揃っています。
1965年に国内初のダイバーズウォッチとして歴史をスタートさせる
その歴史は古く、初のプロスペックスドランドが発売されたのは1965年。国内初のダイバーズウォッチとして登場したモデルは、1966年から4回にわたって南極観測隊越冬隊員の装備品として寄贈。耐久性の高さと正確に時を刻む精度は冒険家や探検家から支持を集め、瞬く間にブランドの名が広がっていきます。
1968年のある出来事はブランドの大きな転機として今も語り継がれています。事の始まりは広島県呉市に住むプロダイバーからの一通の手紙でした。そこには「現在日本や世界で市販されているダイバーズウォッチは、300m以深の深海潜水に耐えられない」という趣旨のものでした。
初代モデルの防水性能は150m。この手紙に奮起したブランドは、開発プロジェクトチームを結成。1968年にはついに300mの防水性能を備えたモデルを完成させ、ダイバーズウォッチの歴史にブランドの名を刻みました。
たゆまぬ研究開発を続けたプロスペックスは、現在600mの防水性能を誇るダイバーズウォッチを発売。世界中のダイバーをはじめ多くのプロフェッショナルから信頼を得ています。
プロスペックスの腕時計の選び方3つのポイント
50年以上の歴史を誇るプロスペックスでは、ダイバーズウォッチだけでなく多彩なシーンで活躍する腕時計を販売しています。ここでは同ブランドの腕時計を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
- シリーズの特徴に合わせて選ぶ
- 着用シーンに合わせて選ぶ
- 長く身に付けられるモデルを選ぶ
選び方1.シリーズの特徴に合わせて選ぶ
プロスペックスには大きく6つのシリーズが用意されています。各シリーズはダイビングやマリンスポーツ、登山やアウトドアなどそれぞれのシーンに特化した機能が備わっており、モデルを選ぶ時の参考となります。
各ブランドの特徴を下記の表にまとめていますので、自分の用途にぴったりのシリーズを選んでみましょう。
マリーンマスタープロフェッショナル | 世界最高峰のダイバーズウォッチ。同ブランドのアイコン |
ダイバースキューバ | マリンスポーツに対応したシリーズ。普段使いもできるデザイン性も◎ |
アルピニスト | トレッキングや登山向けのシリーズ。山を愛する人のためのモデル |
スピードタイマー | 正確に時を刻むセイコーのDNAを継承するスポーツウォッチ |
フィールドマスター | アウトドアやレジャーなど陸を想定したシリーズ。普段使いにも |
スーパーランナーズ | ソーラー充電付きのランニングウォッチ。デジタル表示が特徴 |
選び方2.着用シーンに合わせて選ぶ
腕時計の楽しみ方は人それぞれ。ビジネスやプライベート、レジャーなど用途に合わせてデザインを選ぶのがおすすめです。
ビジネス向けならシンプルなデザインやカラーリングで、悪目立ちしないモデルを。プライベートなら、自分の好みやファッションに合わせて、デザインやカラーに遊び心を加えてもいいでしょう。レジャー目的なら、耐久性や機能性にもこだわりたいものです。
自分がどんな場面で腕時計を着用したいのか、イメージを膨らませておくと時計選びが断然楽しくなります。
選び方3.長く身に付けられるモデルを選ぶ
腕時計選びで見逃しがちなのが、長く身に付けられるモデルかどうかです。
デザイン性や機能性に長けた腕時計は、価格も相応の金額となってきます。修理やメンテナンスを施されば長く使い続けられるため、頻繁に買い替えるアイテムではありません。だからこそ、年齢を重ねても身に付けていたくなるデザインを選んでおくのがポイント。
長い時間を共にする相棒を選ぶような気持ちでデザインやカラーリングを選んでみてください。
おすすめのプロスペックスの腕時計5選
ここからはプロスペックスの中から、おすすめのモデルを5種類ご紹介します。
1.SBDC165 1965 メカニカルダイバーズ
まずご紹介するのは、ダイバースキューバシリーズの「SBDC165 1965メカニカルダイバーズ」です。
1965年に日本発のダイバーズウォッチとして発売されたモデルをベースに、現代版にアップデート。時計盤のアイスブルーは極地に広がる壮大な氷河をイメージ。ベゼル部分を黒色で囲い、どっしりと落ち着きのあるデザインに仕上がっています。
プロスペックスの原点を想起させるモデルで、大谷翔平が広告ヴィジュアルとして起用されてことでも話題となりました。
2.SBDC149
続いてご紹介するのがアルピニストシリーズの「SBDC149」です。
シンプルで洗練されたデザインは、1959年にセイコーから発売されたローレルアルピニストのデザインを継承したもの。当時はセイコー初のスポーツウォッチとして登場したモデルですが、現在でもそのデザインが色あせることはありません。
美しい自然を想起させるグリーンの文字盤はデザイン性だけでなく、登山中の暗所や悪環境での視認性を確保する工夫も施されています。ビジネスシーンやフォーマルシーンでも、さりげなくおしゃれを演出してくれるアイテムです。
3.SBDY103
「SBDY103」は、アウトドアやレジャーなど多彩なシーンで活躍するフィールドマスターシリーズのモデルです。
ガラスには耐久性に優れたサファイアガラスを使用。20気圧対応の防水性や、ルミブライトによる蛍光使用で視認性にも優れるなど、屋外でのあらゆるシーンで活躍する万能モデルです。
クラシカルモダンなデザインはおしゃれで、カーフストラップはビジネスシーンでも重宝します。
4.SBDL095
セイコーといえば、高精度のムーブメントにより「正確に時を刻む」腕時計として有名です。そんなセイコーの真髄が詰まったスピードタイマーシリーズで人気なのが「SBDL095」です。
2色のカラーリングを組み合わせた、2色アルミ表示板ベゼルを採用。クラシックなデザインの中に遊び心が込められたデザインは、スピードタイマー創成期を彩った60~70年代のデザインを継承しています。
ケースは41.4mmと大きめで存在感抜群。ソーラーやクロノグラフといった機能に加え、視認性の高さも同モデルの魅力です。本格的なスポーツウォッチをお探しの方におすすめ。
5.SBDY099
最後にご紹介するのが「SBDY099」。
フィールドマスターシリーズの同モデルは、タートルの愛称で親しまれているダイバーズモデルをベースに、陸仕様にデザインされた腕時計です。カーキ色のナイロン製ベルトは屋外でも気兼ねなく着用でき、文字盤のベージュとの組み合わせも◎。ベゼルのやや濃い目のカーキがアクセント役を果たしています。
ケースは厚さ11.7mmでストレスがなく、屋外でアクティブに動き回りたい方におすすめです。
ライターからひとこと
今回はセイコープロスペックスの中から、大人の男性におすすめしたいモデルをご紹介しました。
1965年にダイバーズウォッチからスタートしたプロスペックスは、自然界のあらゆるフィールドで高い機能性と耐久性を発揮します。スポーツやアウトドアでも気兼ねなく着用でき、頼もしい相棒として活躍してくれます。セイコーならではの高精度のムーブメントも同ブランドの人気ポイントです。
いつまでもアクティブな毎日を過ごしたいあなたに、ぜひおすすめしたい腕時計です!