キャンパー御用達。スノーピークのチタンマグはなぜ選ばれるのか?おすすめ4選
“メインドインジャパン”のアウトドアブランドとして、多くのキャンパーから愛されるスノーピーク(snow peak)。中でもブランドを代表する商品として親しまれ続けているのがチタンマグです。
今回はなぜスノーピークのチタンマグが選ばれるのか、その理由を深掘りしてご紹介します。また、おすすめの商品をご紹介していますので、アイテム選びの参考にしてください。
スノーピークのチタンマグが選ばれる5つの理由
スノーピークは1958年に新潟県三条市で生まれたアウトドアブランドです。創業者でありクライマーでもあった山井幸雄氏は、古くからものづくりの街として知られる三条市で、高性能なキャンプギアの製造に取り組みます。
中でも、金属加工の町として知られる燕三条地域の職人達の情熱と誇りが詰まった人気アイテムがチタンマグです。チタンは素材そのものが硬く、製品として加工するのが難しいとされてきました。しかし軽量で錆びない、さらには金属臭がしないといった特徴はアウトドア向けのマグ製品には最適な素材です。
長年の試行錯誤を重ねた末、1996年に誕生したチタンマグは、スノーピークを代表する人気商品として多くのキャンパーを魅了し続けています。
では、スノーピークのチタンマグが選ばれる理由を、5つの視点で深掘りしていきましょう。
理由1.職人の手で生み出された高い耐久性
スノーピークのチタンマグは、高い耐久性を誇ります。1枚のチタンプレートから職人の手で形成されたチタンマグは、プレス機で微調整しながら均等な厚さに仕上げられ、世に生み出されています。加工が難しい素材でありながら均一かつ高い性能を維持する技術は、まさに匠の技です。
スノーピークのチタンマグを愛用するキャンパーからは「一生モノのマグ」とも呼ばれており、登山中の過酷な環境をものともしない耐久性は魅力です。
理由2.立体的に設計されたワイヤーハンドル
立体的に設計され、握りやすさにこだわったワイヤーハンドルもスノーピークのチタンマグの魅力です。
一般的にハンドル部分は4箇所のアール(曲面や曲がり)をつなげた二次元構造で完成しますが、スノーピークのチタンマグはアールの数を倍の8箇所にした複雑な形状を採用しています。これにより三次元の立体的な設計に仕上がり、指を通したときのグリップ感や握りやすさが格段によくなっています。
理由3.選べるシングルウォールとダブルウォール
スノーピークのチタンマグはシングルウォールとダブルウォールの2種類から選べます。
シングルウォールとは一枚の板から作られたマグで、驚くほどの軽さと熱伝導率の高さを実現。標高の高い山で暖を取る場合でもすぐにマグが温まります。また、口元にはカール処理(曲げ加工)が施されているので、口に触れた時に熱が直接伝わらず火傷を防止する工夫がなされています。
ダブルウォールは二枚の板を重ねて溶接したタイプです。板と板の間に空間を設けることで保温や保冷性能を高めています。飲み物を注いでから長時間適温がキープされるため、美味しい温度が長続きします。シングルウォールより厚めの口当たりになっており、心地良いフィット感も特徴です。
理由4.用途で選べる3つのサイズ展開
チタンマグにはシングルウォールとダブルウォールのそれぞれに3種類のサイズが用意されています。もっとも少ない容量が220ml。次いで300ml、一番大きい450mlの3つです。
サイズのバリエーションが選べるため、用途やシーンにあわせて商品を選べます。
理由5.収納に便利なスタッキング機能
スノーピークのチタンマグは、ハンドル部分が折り畳める「フォールディングハンドル」を採用しています。収納時はぴったりとマグ部分に密着するように設計。またハンドル部分にもチタン素材を採用し、本体とハンドルの素材同士がこすれても摩耗しにくく長持ちするよう工夫されています。
加えて、スノーピークの同一シリーズなら、マグ同士を重ねて収納できるスタッキングが可能です。たとえば、450mlサイズのマグの内側に300mlサイズのマグを収納できるので、移動時の持ち運びや収納時にもスペースを取りません。収納性に優れた細いワイヤーを使用している点も、スノーピークのチタンマグのこだわりです。
スノーピークのおすすめチタンマグ4選
ここからはスノーピークのチタンマグの中から、おすすめ商品を4つご紹介します。
1.チタンシングルマグ
まずご紹介するのが、スノーピークの『チタンシングルマグ』です。板厚0.4mmのチタン素材から製造されたマグは、驚くほどの軽さが特徴。味のある金属の風合いは大人っぽさを感じさせます。
サイズ展開は220ml、300ml、450mlの3種類。耐久性が高く丈夫なため、アウトドアのタフな環境でもずっと使い続けられる頼りになるギアです。
2.チタンダブルマグ
2枚のチタン板を重ねて溶接し、保温・保冷性能を高めたのが『チタンダブルマグ』です。飲み物の熱が移動しにくい設計となっており、温かい飲み物は温かいまま、冷たい飲み物は冷たいままで長時間適温をキープしてくれます。
氷を入れても溶けにくいだけでなく、結露もしにくいためデスクワークや自宅での使用にもおすすめです。
3.スタッキングマグ雪峰 Hシリーズ
定番のチタンマグとは違い、湯呑みのように使えるのが『スタッキングマグ雪峰Hシリーズ』です。
和風のテイストでデザインされたマグは、チタン素材の二重構造で保温・保冷性能に優れています。サイズ展開は200ml、300ml、450mlの3種類でいずれも大小でスタッキングが可能です。また雪峰シリーズはHとMの2種類のシリーズが展開されているのも特徴。Hシリーズは口径が狭く高さがあり、Mシリーズは口径が広く低めの作りになっています。
4.スタッキングマグ雪峰 Mシリーズ
最後にご紹介するのが『スタッキングマグ雪峰 Mシリーズ』です。
雪峰のHシリーズに比べて高さは低めですが、その分横幅があり口径が広いのが特徴。持った時の安定感はもちろん、チタンの2層構造なので軽さだけでなくマグが熱くならないのもうれしいポイント。長時間適温が持続するので、自宅でゆったりとコーヒーやお酒を楽しみたい方にもおすすめです。
番外編.マグ用シリコーンリッド
チタンマグの保温・保冷性能をさらに高めたい方におすすめなのが『マグ用シリコーンリッド』です。スノーピークのチタンマグにしっかりフィットし、飲み物の温度をキープしてくれます。またアウトドアシーンでは埃やゴミの混入を防いでくれます。
サイズは300ml用と450ml用の2種類です。現在シリコーンリッドは旧デザインと新デザインが販売されています。旧デザインはロゴが黒く、新デザインはロゴが白いのが違い。購入時はどちらのデザインか確認しておくのがおすすめです。
ライターからひとこと
今回はスノーピークのチタンマグをご紹介しました。日本のアウトドアブランドとして多くのキャンパーから愛されるスノーピークですが、とくにチタンマグは1996年の発売以来人気商品として長く親しまれてきました。
チタン素材ならではの軽さと耐久性に加え、職人の手で製造された丁寧な仕上がりは“逸品”と呼ぶに相応しいものです。本格的なキャンプやアウトドアを楽しむ方はもちろん、グランピングやアクティビティ用のマイマグを探している方にもぜひおすすめしたいアイテムです。