オープンイヤーなのにノイズ低減?Shokz OpenFit Proの驚きの性能をレビュー
ワイヤレスイヤホン全盛の時代にあって、業界をリードする高品質な製品を世に届け続けているShokz(ショックス)。そんなブランドから2026年4月に発売されたのが、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン「Shokz OpenFit Pro」です。
このOpenFit Proの最大のポイントが、新たに搭載されたフォーカスモード。オープンイヤーなのに周囲のノイズを抑制し、より多様な使い方が可能となりました。
今回はOpenFit Proの性能について実機を使用した率直なレビューをお届け。気になるフォーカスモードや、音質面の特徴などを解説します。
「OpenFit Pro」とは?既存の最上位モデル「OpenFit 2+」との違いは?

OpenFit Proは、Shokzから2026年4月に発売されたオープンイヤーイヤホンです。
| 製品 | OpenFit Pro | OpenFit 2+ |
|---|---|---|
| Bluetooth | 6.1 | 5.4 |
| ドライバー | Shokz SuperBoost™16.7mm相当のデュアルダイアフラム | DualBoostテクノロジー17.3mm相当の低周波ユニット |
| 再生時間 | 本体:12時間ケース込み:50時間※フォーカスモード時6時間 | 本体:11時間ケース込み:48時間 |
| 音漏れ低減 | DirectPitch™ 3.0 | DirectPitch™ 2.0 |
| フォーカスモード | 〇 | – |
| マルチポイント | ◯ | ◯ |
| Dolby | Dolby Atmos+ヘッドトラッキング | Dolby Audio |
| 充電端子 | USB-CQi(ワイヤレス充電) | USB-CQi(ワイヤレス充電) |
| 装着検出 | 光学式+静電容量式ハイブリッドセンサー | 〇 |
| 防水 | IP55 | IP55 |
| 急速充電 | 10分で最大4時間再生 | 10分で最大2時間再生 |
| 操作方式 | 物理ボタン | タッチ&物理ボタン |
これまでOpenFitシリーズの最上位モデルでは「OpenFit 2+」がありましたが、OpenFit Proで新たに採用されたのが次のポイントです。
- フォーカスモード
- Bluetooth 6.1
- Dolby Atmos+ヘッドトラッキング
- 急速充電が2倍速に
- 光学式+静電容量式ハイブリッドセンサーを採用
- 物理ボタン採用
もっとも驚きを与えてくれるのが「フォーカスモード」。オープンイヤーでありながら、高いノイズ抑制によりクリアな聴き心地を実現しています。
また、より立体感のある音質を実現する「Dolby Atmos+ヘッドトラッキング」を搭載。装着したユーザーの頭の位置を捉え、動きに応じて音の方向や定位をリアルタイムに調節する機能です。映画館でスピーカーに囲まれているような、臨場感ある聴き心地を楽しめます。
このほかにも、「急速充電の性能向上」や、より感度の「高い装着検出機能」の搭載、誤操作を防止してくれる「物理ボタンのみへの変更」など、ユーザーの使い心地を向上させるアップデートが施されています。
単純なスペックだけを見ても、Shokzが妥協なく機能向上に務めた、オープンイヤーの新たな最上位モデルと呼べそうです。
OpenFit Proの実機を試して驚いた3つのポイント
OpenFitシリーズは、Shokzが手掛けるオープンイヤーイヤホンの人気ブランドですが、今作で大きな注目を集めたのがフォーカスモードです。ここでは実機を試してみて、筆者が驚いたおすすめポイントを3つご紹介します。
1.衝撃のフォーカスモード機能。オープインイヤーなのにノイズを軽減

フォーカスモードとは、周囲のノイズを抑制し、よりクリアな音質を実現するための機能。いわゆるノイズキャンセリングに近いイメージですが、驚きなのがこの機能をオープンイヤーイヤホンに搭載したことです。
これまでも同様の機能を搭載したオープンイヤーイヤホンはありましたが、OpenFit Proの機能は段違い。
筆者も実際にフォーカスモードを試してみましたが、まず耳から聞こえてくる音への没入感に驚きました。別機種のオープンイヤーイヤホンを使用していますが、そちらではどうしても外の音と音楽が混ざり合ってしまい、音量を調節するストレスがありました。
その点OpenFit Proは、音だけがしっかりと耳に届いてくる感覚があり、外の音が混ざり合うようなストレスが少ない。もちろん、完全なノイズキャンセリングではないため外の音も聞こえるのですが、「程よい自然なノイズ感」まで抑えてくれます。
これまではしっかり音を楽しむ場合はカナル型へ付け替えていたのですが、余程うるさい環境でなければ「OpenFit Proだけで日常生活をカバーできるのでは?」と感じるほど、クリアな音質を楽しめました。
2.オープンイヤーとは思えない没入感の高い音

次に驚いたのが、オープンイヤーとは思えない没入感の高い音です。
はっきりと音の細部まで聞き取れる繊細さがありながら、低音域では耳にずしんと届く重みのある音が響きます。なによりフォーカスモードの機能のおかげで、純粋に音を楽しみやすい。
これまでオープンイヤーでは外の音と混ざるような感覚が強く「ながら聴き」中心だったのですが、これなら音そのものをしっかりと楽しめます。
3.ストレスが少ない装着感

装着したときのストレスの少なさも、OpenFit Proの魅力です。
Shokz独自のシリコン素材「Ultra-Soft Silicone™ 2.0」とニッケルチタン合金を組み合わせたイヤーフックはやわらかく、耳に触れたときに異物感が少ない。付けているというようりも、フィットしているという感覚が強いため、長時間の着用でもストレスを感じにくそうです。
それから筆者は耳が大きく、イヤーカフ型だと耳の穴とイヤホンの位置がズレてしまい、スピーカーの収まりが悪く感じていました。その点イヤーフック型のOpenFit Proは、ちょうど耳の穴とスピーカー部分が重なり、音がダイレクトに届きます。
Shokzはスピーカー部分のサイズ感が広めに設計されているので、音がこぼれるような感覚に悩んでいる方にはおすすめです。
4万円弱の価格はむしろお得。オープンイヤーで音までこだわりたいなら買い!

今回はShokz OpenFit Proをご紹介しましたが、購入するとなると悩むのが価格ですよね。OpenFit Proの定価は39,880円と、これまでの最上位モデルOpenFit 2+の27,880円からは1万円以上高い設定です。
ただ、今回実機を試してみて、フォーカスモードのノイズ抑制機能と没入感の高い音の質はオープンイヤーとは思えないほど。この驚きを考えられば、4万円弱の値段でも断然「買い!」です。特にこれまでオープンイヤーで音質に悩んできた…という方には、Shokz OpenFit Proをぜひおすすめします。