登山・トレッキングにおすすめな靴下5選と選び方!登山歴10年の筆者が解説
登山やトレッキングは、長時間歩行をするため、身につけるギア次第で疲労度や快適性が大きく変わります。多くの方がシューズ選びにこだわる反面、意外と無頓着になりやすいアイテムが靴下です。
登山後のマメや爪の内出血で悩まれている方はシューズだけではなく、靴下で改善するかもしれません。登山歴10年以上の筆者は、靴下にこだわりを持つことで足のトラブル減少や快適性の向上など多くのメリットがありました。
この記事では、登山やトレッキングにおすすめの靴下と選び方についてご紹介します。安全性や快適性を高めたい方はぜひ参考にしてみてください。
登山・トレッキング向けの靴下を選ぶべき理由と特徴とは

登山やトレッキングに特化した靴下の特徴や強みについてご紹介します。
クッション性・衝撃吸収性で脚への負担を軽減
山道は、コンクリートなどの舗装路と比べると脚への負担が体重の数倍になります。クッション性や衝撃吸収性に優れた靴下で脚や全身の負担を軽減させましょう。
「クッション性のある登山靴を履いているから靴下は何でも大丈夫」と考えている方は、ぜひ登山用の靴下を試してみてください。着地時の衝撃が全く異なり、登山やトレッキング後の疲労感を大きく軽減できるでしょう。
フィット感や耐久性が高く足のトラブルを予防
登山やトレッキング用の靴下は、安全に山歩きをするための工夫が施されています。
人間の足の形に合わせた編み方やパーツの形状が設計された立体構造は、靴下のわずかなズレやたるみを防止。長時間の歩行でできやすいマメや痛みを未然に防いでくれます。
また、登山用の靴下は足先や踵部分など力が入りやすい部分に耐久性の高い生地を配置しています。筆者自身も登山用の靴下を着用する前はよく足先に穴が空いていましたが、登山用の靴下ではほとんどみられなくなりました。
アーチサポート機能で疲労軽減
足裏の土踏まず部分を下から押し上げるアーチサポート機能が搭載されている点も、登山用靴下の大きな特徴です。
長時間の歩行は、疲労により土踏まず部分(アーチ)が下がってきてしまいます。アーチが下がると、クッション性や推進力が失われ、痛みや疲労、安定性の欠如の原因になります。
登山やトレッキングの後半や終わった後に疲労を感じている方は、アーチサポート機能が搭載された靴下を試してみてください。
吸汗速乾性で快適な山歩きを実現
山歩きは、雨や水たまり、汗などで靴下まで濡れやすい環境にあります。水分や湿気が靴下内に溜まると皮膚の強度が下がり、マメや靴擦れの原因になるため注意が必要です。
筆者も以前、速乾性の低い靴下で登山した際に、冷えとマメで苦い思い出になった経験があります。それ以来、吸汗速乾性のある靴下を着用するようになりました。
快適かつ安全に山歩きをするためにも吸汗・速乾性のあるアイテムを選んでみてください。
最適なアイテムに出会える靴下の選び方

登山やトレッキング向けの靴下を選ぶ際にチェックしてほしいポイントについてご紹介します。
メリノウールがおすすめ!素材をチェック
商品を選ぶ際は、まずは素材を確認しましょう。登山やトレッキング用靴下では、メリノウールが取り入れられたアイテムがおすすめです。
メリノウールは調温性に優れているため、冬は保温性で足先の冷えを防止し、夏は通気性と吸湿性で快適な着用感をキープします。また、天然の消臭機能を備えており、長時間の使用でも不快な匂いを軽減してくれます。
多くのアイテムで、通気性や耐久性に優れたナイロンやポリエステルをウールと混紡しています。どの程度の割合でウールが混紡しているかをチェックしてみてください。
夏シーズンでの使用をお考えで、通気性や耐久性を重視したい方は逆にメリノウール素材を外すのも選択肢の一つです。
生地の厚みで特性が異なる

登山やトレッキング用の靴下は、生地の厚みが異なり、それぞれ特徴があります。使用したいシーズンや用途によってアイテムを選んでみてください。
筆者は、バランスの良い中厚手のアイテムを多く愛用しています。商品選びで迷われている方は、中厚手か厚手のアイテムを選んでおけば間違いないでしょう。
使用したいシーズンや登りたい山をイメージすると最適なアイテムに出会いやすいです。
ミドル丈で間違いなし!丈の長さを確認

雪山や北アルプスの縦走など、極寒の環境でなければミドルカットのアイテムで間違いなしでしょう。
ミドルカットは、足首をカバーすることで靴擦れの予防や小石などの侵入防止など安全性が高い特徴があります。また、適度な保温性と蒸れにくい設計のため長時間の歩行でも快適な履き心地を提供してくれます。
商品を選ぶ際は、ミドルカット丈を軸に使用したいシーズンや用途を考えて探してみてください。
登山・トレッキングにおすすめの靴下5選
ここからは、登山・トレッキングにおすすめの靴下をご紹介します。
mont-bell:メリノウール トレッキングソックス

| 素材 | ウール58% ナイロン26% ポリエステル14% ポリウレタン2% |
| 生地の厚さ | やや厚手 |
| おすすめのシーン | トレッキングから重登山 |
| おすすめのシーズン | オールシーズン |
メリノウール素材を多く取り入れたmont-bellのトレッキングソックスは、多くの登山家に愛用される人気アイテムです。
保温性と吸汗速乾性に優れたウール素材を採用しており、靴の中をドライで快適な環境に保ってくれます。また、かかとの形状にあわせた立体構造で着地から蹴り出しまでの歩行をしっかりサポートしてくれるでしょう。
やや厚手の生地を採用しており、トレッキングから縦走など長時間の登山まで幅広く活躍。耐久性に優れ、防縮加工による洗濯の縮みの予防など長期間使えることからコスパにも優れています。カラバリも豊富なため、好みの一着をぜひ探してみてください。
THE NORTH FACE:トレッキング ミッドウェイト クルー

| 素材 | 混紡(アクリル、ポリエステル、ウール、ナイロン、ポリウレタン) |
| 生地の厚さ | 中厚手 |
| おすすめのシーン | トレッキングから冬山まで |
| おすすめのシーズン | 秋から冬 |
ウールを含んだ5種類の混紡地を採用したトレッキングミッドウェイトクルーは、保温性とサポート力が魅力のアイテムです。
中厚手の絶妙なボリューム感で秋から冬にかけてのシーズンで活躍。ウール素材が靴下内の体温を調整してくれるため、足先からの冷え込みを感じやすい方はぜひチェックしてみてください。
また、疲労軽減や歩行時の安定を図るアーチサポート機能やインステップ(足の甲)、アキレス腱へのプロテクター機能が充実。長時間の歩行でも疲労が溜まりにくく、足元の安定、安全をサポートしてくれるでしょう。
mont-bell:WIC.トレッキング 5トゥソックス

| 素材 | アクリル46%、ナイロン27%、ポリエステル10%、ポリウレタン10%、ウール7% |
| 生地の厚さ | 厚手 |
| おすすめのシーン | 低登山から重登山 |
| おすすめのシーズン | 春、秋冬 |
mont-bell独自のテクノロジー、wickron(ウィックロン)を採用した5本指ソックスをご紹介します。
ウィックロンは、コットンライクの柔らかな肌触りが特徴で、耐久性、吸汗速乾性に優れた素材です。クッション性や抗菌・防臭機能を備えているため登山愛好家から高い支持を得ています。
五本指仕様でグリップ力があるため岩場など悪路で真価を発揮。保温性があるため五本指の懸念点である足先からの冷え込みをカバー。長時間の登山でも安心して使用できるでしょう。
歩きやすさと防寒性、吸汗速乾性に優れたアイテムをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
caravan:RLドラロン・マダラックス

| 素材 | アクリル42%、コットン42%、ポリエステル10%、ナイロン4%、ポリウレタン2% |
| 生地の厚さ | 中厚手(厚手と薄手の中間) |
| おすすめのシーン | トレッキング、低山 |
| おすすめのシーズン | 春から秋 |
温かみを感じる杢調のデザインが印象的な当アイテムは、これから登山やトレッキングを始めたい方におすすめしたい一足です。
当アイテムを手掛けるcaravan(キャラバン)は、日本を代表する老舗登山靴ブランド。日本人の足型を長年研究し、日本人の足にフィットするアイテムを次々に展開しています。
商品名のRLとは、左右専用設計を意味します。親指と小指の長さが異なる人間の足を忠実に型取り、靴下と足のズレを極限まで軽減。フィット感に優れ、初めての登山やトレッキングを快適に楽しめるでしょう。
保温性はやや劣りますが、汗をかいても蒸れにくい設計になっているため春から秋にかけての使用がおすすめです。
SALOMON:ULTRA ACCESS CREW 2-PAC

| 素材 | 40% ポリプロピレン, 20% アクリル, 20% ウール, 18% ナイロン, 2% ポリウレタン |
| 生地の厚さ | 厚手 |
| おすすめのシーン | 低登山から重登山 |
| おすすめのシーズン | オールシーズン |
当アイテムは、体温調整に優れたメリノウールや速乾性に強いポリプロピレンなどを混紡した機能性の高い靴下です。
特に体温調整の面で高い評価を得ており、冷え込みが激しい冬場は保温機能で冷え込みを防止。夏は湿気を逃がし、ドライな着用感で蒸れを軽減してくれます。登山開始時の冷え込みと登山中の汗による蒸れによる不快感をどちらもカバーしてくれる一足です。
また、アーチ(土踏まず)や足首周りに伸縮性を持たせることで、抜群のホールド感やサポート力を実現。衝撃吸収性に優れた特性も相まって長時間の歩行でも疲労感を極限まで軽減してくれます。
機能性の高い靴下でさまざまな山に挑戦したい方にぜひ試してみてください。きっと安心と安定感のある一歩を得られるでしょう。
靴下で快適な登山やトレッキングを楽しもう
この記事では、登山、トレッキング用の靴下についてご紹介しました。
シューズやウェアに比べて靴下は「何を履いても一緒」と思われがちです。筆者も以前はそう考えていました。しかし、初めて富士山を登頂した際、靴下内の蒸れや冷え込み、マメを経験してから靴下選びの大切さを痛感するようになりました。
“たかが靴下、されど靴下”。登山やトレッキング時の靴下は単なる衣類ではなく、快適性とパフォーマンスを左右する重要なギアです。
商品を選ぶ際は、素材や生地の厚さを確認し、使用したいシーンやシーズンをイメージしてみてください。きっと靴下が前へ、上へと足を運んでくれるでしょう。
こちらの記事では、コスパに優れたトレッキングシューズを取り上げていますので参考にしてみてください。