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アウトドア好き大人男性のマストアイテム|L.L.Beanのビーン・ブーツ3選

photo by : amazon.co.jp

今回はアメリカの老舗アウトドアブランド「L.L.Bean(エル・エル・ビーン)」の代表作、ビーン・ブーツをご紹介します。

当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。

今回は某ハイブランドで8年間販売員として働いていた筆者が、L.L.Beanのビーン・ブーツ3型をセレクトしました。また、L.L.Beanが創業された経緯やビーンブーツの特徴、サイズの選び方についても解説しています。アウトドア好きな大人の男性はぜひチェックしてみてください!

苦い経験から生まれたL.L.Beanの革命的なハンティングシューズ

L.L.Beanの創業は1912年。それと同時に発売されたのが、ビーン・ブーツの原型となるハンティングシューズ、「メイン・ハンティング・シュー」です。

創業者であるレオン・レオンウッド・ビーンは、農業を営む父親の影響で、10代の頃からハンティングに親しんでいました。彼は1911年のある日、革製のハンティングブーツに水がしみ込み、足が濡れて冷たくなってしまうという苦い経験をします。

そのときに思いついたのが「ゴムのボトムに革のアッパーを縫いつける」という革命的なアイデアでした。翌年には靴屋を営む兄のもとでメイン・ハンティング・シューを開発。

販売を開始した当初はボトムとアッパーが分離してしまう問題が相次ぎ、一旦は事業を失いかけましたが、兄から借金をして改良を加えたブーツを再び販売。こうして現在も多くの人に愛される名品、ビーン・ブーツは誕生しました。

ビーン・ブーツ2つの特徴

photo by : amazon.co.jp

1. 一足一足手作業で製造

ビーン・ブーツはアメリカ・メイン州にある自社工場で一足一足丁寧に手作りされています。時代の変化とともに工場の設備や機械は新しくなっていますが、約500にもおよぶ工程は創業当時とほとんど変わっていません。

中でもレザーのアッパーとゴム製のボトムをつなげる「トリプルステッチ」は、ビーン・ブーツのトレードマークであり、耐久性を決めるといっても過言ではない大事な工程。26週間のトレーニングを受けた職人のみが作業を行い、長く愛用できる丈夫なブーツに仕上げています。

2. 高品質の素材が使用されたアッパーとボトム

ビーン・ブーツのアッパーに使用されているのは、「フルグレインレザー」と呼ばれる高級レザーです。その特徴は、天然の“シボ”とも呼ばれるシワや凹凸があること。フルグレインレザーは一頭分の牛革から限られた量しかとれません。

その素材が使用されたアッパーは雨や雪をはじき、常にドライで快適な状態を保ってくれます。履き初めは少しかたく感じると思いますが、徐々に自分の足になじんでいくエイジングを楽しめるのもビーン・ブーツの醍醐味です。

また、ビーン・ブーツにはチェーン模様の溝が入ったゴム製のボトムが使用されています。これにより雨でぬかるんだ場所でも優れたグリップを発揮。足がぬれて冷たくなることもありません。ただし、「ぬれたタイルの上は滑りやすい」「アスファルトの上を長時間歩くと底がすり減りやすい」というレビューもあるので、その点は注意するようにしましょう。

ビーン・ブーツのサイズ選びのポイント

ビーン・ブーツは「サイズ選びが難しい」と感じる方が多い傾向にあります。それは「ハーフサイズ展開がない」「サイズ感が大きい」という二つの理由からです。

ビーン・ブーツはもともとアウトドア用の厚手のソックスを履く想定で設計されています。そのため、薄手のソックスで履きたい方や足幅が狭い方、足の甲が低い方がいつものサイズを選んでしまうと、かなり大きく感じます。足幅が広めの方が厚手のソックスでいつものサイズを履いても余裕があると感じるほどです。

よってビーン・ブーツは、いつも履いているサイズの1サイズ下を選ぶことをおすすめします。いつもハーフサイズを履いている方は、ハーフサイズ下を選びましょう。あくまでも目安ですが、以下の表を参考にしてみてください。

アメリカサイズ表記(inch)78910111213
日本サイズ表記(cm)25262728293031
実際に選ぶサイズ6789101112

ちなみにメンズのサイズ展開は7インチからです。足のサイズが25cm以下の方はぜひレディースやキッズのデザインもチェックしてみてください。

大人男性におすすめしたいビーン・ブーツ3選

ここからは大人男性におすすめのビーン・ブーツを3型ご紹介します。なお、ビーン・ブーツの足幅は「Medium D」「Wide EE」の2種類がありますが、「サイズを大きく感じる方が多い」という理由から、今回はWeb限定の「Medium D」の商品をセレクトしています。

1. L.L.Bean(エルエルビーン)メンズ ブーツ フルグレイン・レザー ビーン・ブーツ タン/ブラウン 本革【8インチ】

photo by : amazon.co.jp
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まずは8インチ(約20cm)の高さのビーン・ブーツからご紹介します。大人の男性におすすめなのはやはりこちらの定番カラー「タン / ブラウン」。8インチは高さがあるので、普段ひも靴やブーツを履き慣れている方に向いています。

・一足(両足)の重さ:約1.7kg

2. L.L.Bean(エルエルビーン)メンズ ブーツ フルグレイン・レザー ビーン・ブーツ タン/ブラウン 快適フィット 本革(6インチ)

photo by : amazon.co.jp
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こちらは一番人気の6インチ(約15cm)。8インチに比べて5cmほど低く、脱ぎ履きしやすいデザインです。初めてビーン・ブーツを購入される方やデザインに悩まれている方には、6インチをおすすめします。

また、ビーン・ブーツは土踏まずにスチール製の補強材が入っていることも特徴。これにより抜群の安定感とサポート力を実現しています。

・一足(両足)の重さ:約1.5kg

3. L.L.Bean(エルエルビーン)メンズ ブーツ フルグレイン・レザー ビーン・ブーツ ガムシューズ タン/ブラウン 本革

photo by : amazon.co.jp
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続いては「高さのあるブーツは脱ぎ履きが面倒」「アウトドアだけでなく街でも使いたい」という方におすすめしたい、ローカットのビーン・ブーツです。足首にレザーが当たって痛くならないよう、柔らかいレザーとクッション材で切り替えられている履き口が特徴。

ブーツよりもボトムを選ばず、いろいろなコーデに合わせやすいデザインです。

・高さ:約13cm

・一足(両足)の重さ:約1.4kg

【番外編】L.L.Bean(エルエルビーン) メンズ エル・エル・ビーン・ブーツ・ソックス

photo by : amazon.co.jp
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L.L.Beanでは“ビーン・ブーツ専用”の厚手ソックスも販売されているのでご紹介しておきます。こちらのソックスを履くメリットは3つあります。1つ目はクッション性があるので履き始めに起こりがちな靴擦れを防いでくれることです。

そして2つ目は、柔らかいメリノラムウールが暖かさを保ちながら汗などの湿気を逃がすため、足蒸れや臭いを軽減できること。最後の3つ目は伸縮素材が混合されており、洗濯を繰り返しても型崩れしにくく、丈夫で長持ちすることです。ビーン・ブーツと合わせての購入を検討してみてはいかがでしょうか。

素材:メリノウール、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン

サイズ:S 21-23cm、M 23-27cm、L 27-30cm

ライターからひとこと

今回はL.L.Beanのビーン・ブーツをご紹介しました。100年以上愛されている名品が気になる方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください!

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レッドウィングと双璧をなすアメリカの老舗ワークブーツブランドの「チペワ(CHIPPEWA)」。 チペワは、圧倒的な知名度を誇るレッドウィングの陰に隠れがちですが、実はレッドウィングよりも長い歴史を誇ります。特にエンジニアブーツの評価が高く、バイカーにはチペワの愛用者が多いことでも有名です。 今回はやや玄人向けのワークブーツブランドともいえるチペワの歴史や魅力、そして40代50代の大人世代に最適なアイテムをご紹介!チペワのワークブーツが気になる方はもちろん、レッドウィング以外のタフなブーツをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。 レッドウィングよりも長い歴史を持つチペワ チペワは1901年アメリカ、ウィスコンシン州チペワ・フォールズにてスタートしました。ブランド名は、「チペワインディアン」が居住していたチペワ・フォールに由来します。 創業当時のチペワは、ワーカーのための安全靴をメインに生産していました。特に、木材を切り出して運ぶ伐採人たちの足を保護するワークブーツの評価が高く、チペワの名はアメリカ中に知れ渡ります。 アメリカの老舗ブーツブランドといえば真っ先にレッドウィングを思い浮かべる方が多いかと思います。1905年創業のレッドウィングは間違いなくアメリカの老舗ワークブランドです。しかし、チペワは、レッドウィングよりも4年ほど前に誕生したブランドです。 米軍お墨付きのブーツブランド チペワのブーツは高品質だったため、第一次世界大戦以降米軍に供給されました。「米軍お墨付き」のブーツブランドとなったチペワはさら更に高い人気を博します。 さらに、1950年代に起こったアウトドアブームにより、世界中がチペワのアイテムに注目。日本では、80年代後半から、90年代に大流行していた「渋カジ」や「第一次ヴィンテージブーム」の影響により大ブレークを果たします。 チペワ=玄人向け 筆者同様に90年代の「第一次ヴィンテージブーム」をリアルに体験した方にとっては、「レッドウィング」が王道であるのに対して、「チペワ」はややマニアックなイメージがあるかと思います。 その理由の一つとしてが、取扱店舗の少なさです。その理由としては生産数が少なかったことが大きな理由かと思います。90年代当時、レッドウィングに比べ、はるかに購入することが難しかったチペワ。 それも相まって「チペワ=マニアック」や「チペワ=玄人向け」のイメージが定着しているように感じます。 また、チペワは、ほとんどのシューズをアメリカ国内で生産しています。現在コストの関係でアメリカブランドであっても国内生産するブランドはかなり稀。チペワは数少ないアメリカ製のブーツを販売するブランドでもあります。 チペワのブーツの魅力は? ここでチペワのワークブーツの魅力に迫りたいと思います。 堅牢なつくり ワークブーツからスタートしたチペワの最大の魅力は堅牢なつくりにあります。ワーカーの足を守る安全靴として誕生したチペワのブーツはかなり丈夫です。 アッパーには、分厚く上質なレザーを使用。またソールには、ビブラムソールを採用しているため、グリップ感も抜群です。 ソール交換が可能 チペワのワークブーツは、非常に手間がかかり、高級靴にも用いられる「グッドイヤーウェルト製法」にて生産されています。 グッドイヤーウェルト製法とは、アッパーとソールの間に細い帯状の革であるウェルトを挟み込む製法です。 この製法は、「アッパーと中底が直接つながっていない」ため、ソール交換が可能。つまり、アッパーレザーのメンテナンスを行えば、エイジングを楽しみながら、何十年も履き続けることができます。 マニアック アメリカ本土に比べ、日本での知名度が低いチペワ。知名度が低いということは他の人と被りにくいというメリットもあります。 レッドウィング以外の本気のワークブーツが欲しい方にとってはかなりおすすめです。 40代50代の大人世代におすすめのチペワ5選 今回は40代50代の大人がラギッド(無骨さや男らしさ)にそしてスマートに履きこなせるチペワのおすすめワークブーツをご用意しました。チペワが気になる方はもちろん、一生モノのワークブーツをお探しの方も参考にしてみてください。 11インチ スチールトゥ 27899 エンジニアブーツ チペワを代表するアイテムであるエンジニアブーツ。 同アイテムは、つま先にスチールの入った11インチの本格的なワークブーツです。スチール入りのため、やや重く感じますが、ラギッドなムードは抜群。アメカジにはもちろん、リアルにバイクに乗る方にも最適。すっきりとしたデザインも大きな魅力です。 6inch ORGINSULATED TREKKER 1975年に登場したモックトゥタイプのレースアップブーツです。 ワークブーツといえば、やはりこのルックスではないでしょうか?アッパーにはブラックのスウェードを使用していることでこなれた雰囲気を演出。スウェードと武骨なビブラムソールのバランスも絶妙です。 ジーンズからスラックスまで幅広いボトムに似合うアイテムです。 6インチ プレーン トゥ スミスブライアー チョコレートブラウンのアッパーが大人っぽくリッチなチペワ6インチレースアップブーツ。ワークブーツですが、すっきりとしたデザインのため、アーバンスタイルにも最適です。ミニマルスタイルに合わせてもサマになる1足です。 11" EDGE WALKER W/P PULL ON 25335 エンジニアブーツ同様に靴ひものないプルオンタイプのローパーペコスブーツもチペワの人気アイテムです。 エンジニアブーツのようなストラップやバックルがないため、すっきりとしたデザインが魅力。 ブラウンレザーと白のアウトソールのコントラストも洒脱です。ブルーデニムやチノパンに合わせてラフに履きこなしたい逸品です。また、防水タイプなのでレインブーツとしても活躍してくれます。 SADOR 6 WATERPROOF COMP TOE 「プレミアム ウォータープルーフ フルグレインレザー」をアッパーに使用したチペワの6インチ防水断熱コンポジットトゥレースアップブーツです。 耐久性や防水性に優れたアイテムなので天候に関係なく着用できる点が大きなメリット。 丸みのあるトゥはいかにもアメリカンシューズといった雰囲気です。ワークブーツとコンバットブーツをミックスしたような武骨なデザインのためアメカジスタイルによく似合います。 チペワとレッドウィングはどちらがいいの? 「チペワとレッドウィングはどちらがいいの?」という質問を受けることがあります。 レッドウィングを長年愛用している私としては、「レッドウィング!」といいたいところですが、「どちらを選んでも正解」が正直な答え。 その理由はどちらも素晴らしいアイテムを作り続けているアメリカの老舗ブーツブランドだからです。私自身、チペワはエンジニアブーツしか履いたことがないのですが、レッドウィングのアイテムに比べ、シャープな印象を受けました。そのため、足の幅の狭い方にはチペワの木型の方が合うように感じます。 また、スチールトゥのタイプでもレッドウィングよりもチペワの方が軽いため履きやすく感じる方も多いのではないでしょうか?チペワもレッドウィングもどちらもソール交換が可能なため、長く愛用することができます。ただ、アッパーレザーに関してはレッドウィングの方が厚いように思います。 チペワとレッドウィングでお悩みの方は一度両方のアイテムを履き比べて、しっくりくる方を選んでみてはいかがでしょうか? 100年以上の歴史を誇る老舗ブーツブランドのチペワ 100年以上の歴史を誇るアメリカを代表するブーツブランドのチペワ。日本での知名度がそれほど高くないため、玄人向けのブランドとしても知られています。 王道のレッドウィングももちろんいいのですが、もう少しマニアックなアイテムをお探しならチペワをチョイスしてみてはいかがでしょうか? チペワのブーツは、大人世代のアメカジスタイルやアーバンなデイリースタイルに最適です。

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