オルビスミスターの年齢層は?40代もターゲットに2023年にリニューアル

20代・30代の年齢層をターゲットにしていたメンズコスメブランド『オルビスミスター』は2023年3月22日にリニューアルし、40代以上の男性にもおすすめできる成分が配合されました。 コスメコンシェルジュでもある筆者がオルビスミスターの魅力と、おすすめのスキンケアアイテムを厳選してご紹介します。 オルビスミスターの歴史と年齢層の変化 オルビスミスターを販売しているのは、1987年にポーラグループのベンチャー企業として創業した、オルビス株式会社です。創業当初からのこだわりは「肌本来の力を信じ、美しさを引き出す」。2018年に抜本的なリブランディングのため、オルビスが提供する価値を「SMART AGING®(スマートエイジング®)」として再定義し、自分らしい美しさを引き出す提案に注力していきました。 メンズスキンケアラインがスタートしたのは、2000年。2017年にメンズブランドとして『オルビス ミスター(ORBIS Mr.)』が誕生しました。当初、主力としてきたのは20代・30代を中心とした男性です。 オルビスミスターは男性の価値観に寄り添いながら、より良いケアを提案するためのリニューアルを繰り返し、2023年3月には40代男性もターゲットとした成分を配合しました。使用経験はあるものの、今は使用していないという人は、ぜひリニューアルしたオルビスミスターを試してみてください。 2021年3月リニューアル:スキンクリーニング理論に着目 肌の透明感を下げて清潔感や若々しさを失わせる「カルボニル化タンパク」を、オルビスミスターは「メタボタンパク」と名付けました。メタボタンパクを蓄積しないためには、肌の汚れを落とし、うるおいを与え、清潔に保つ「スキンクリーニング」が必要です。 2021年3月、オルビスミスターは「スキンクリーニング理論」に基づいた成分を配合した製品へとリニューアルしました。 ※成分については2023年リニューアル時に変更となっているため割愛 2023年3月リニューアル:ハリ・ツヤケアにアプローチ 男性の肌悩みの多くが、皮脂によってテカリが気になるものの、実は肌の内部は乾燥しているというもの。乾燥・テカリへのアプローチをする商品を提供しながら、マイナスなイメージを与える「テカリ」と、清潔感や若々しさの印象を与える「ツヤ」の違いを追求してきました。 たどりついた違いの結論は「頬全体に入った柔らかな光」。2023年3月、オルビスミスターはこれまでの乾燥・テカリへのアプローチはそのままに、ハリ・ツヤへもアプローチする成分を配合した製品へとリニューアルしました。 銀杏葉エキスF:ハリとツヤのある肌を目指す保湿成分 D-グリチルリチン酸ジカリウムRM:ニキビ・肌荒れ予防有効成分とうるおいによって透明感をサポートする成分を組み合わせた複合成分 どの年齢層にもおすすめのオルビスミスター基本の3アイテム どんなに良いスキンケアアイテムであっても、面倒に感じてしまっては継続できません。オルビスミスターは、8つのスキンケアアイテムの役割を3つのアイテムに集約しています。 フォーミングウォッシュ:洗顔料・シェービングフォーム・先行美容液の役割 エッセンスローション:化粧水・美容液・保湿液(乳液)の役割 モイスチャライジングクリーム:クリーム・パックの役割 忙しくてスキンケアに手間がかけられない大人の男性に、ぜひおすすめしたい贅沢な成分が配合されています。 2023年のリニューアル後、オルビスミスターの基本3アイテムは有効成分「グリチルリチン酸2K」が配合された医薬部外品となっているので、購入する際には旧製品と間違わないようにしましょう。 フォーミングウォッシュ(医薬部外品) 内容量120g定価1,650円(税込) 毛穴より小さい皮脂吸着洗浄成分(無水ケイ酸)と、モロッコ溶岩クレイ(ケイ酸AI・Mg)を配合し、毛穴のすみずみまで汚れを吸着してくれる洗顔料です。顔の表面に汚れや皮脂成分が残ったままでは、美容成分が豊富に含まれた化粧水の角質層への浸透も阻んでしまいかねません。 オルビスミスターのフォーミングウォッシュは、簡単に濃密泡を泡立てられます。きめ細かな泡になるほど汚れを吸着してくれるので、しっかり泡立ててから洗顔するようにしましょう。 エッセンスローション(医薬部外品) 内容量180ml定価2,420円(税込) オルビスミスターのエッセンスローションは化粧水・美容液・保湿液(乳液)の1本で3役のオールインワンローションになっています。保湿成分、水を含む配合成分の90%以上が美容液成分となったジェル状のローションなので、手からこぼれ落ちません。すぐにパシャっと肌の角質層に浸透し、うるおいで満たしてくれます。ゴワついた肌を、すべすべなめらかな肌に整えていきましょう。 モイスチャライジングクリーム(医薬部外品) 内容量50g定価2,420円(税込) ミドル男性はテカテカとした脂性肌が気になるという人も多いですが、肌の乾燥が進行した結果、肌のうるおいを守るために過剰に皮脂が分泌されている場合があります。 肌のうるおいを守るために大事なのが「油分」。オルビスミスターのモイスチャーは2023年、乳液からクリームになり、容器もボトルからチューブになりました。クリームは乳液よりも油分が多く配合されています。肌の表面に膜を張り水分を閉じ込める効果がより高いクリームとパック、1本で2役の高機能クリームです。 水分と油分のバランスを整えるケアがテカらない肌を保ってくれるので、ローションの後にはモイスチャライジングケアをセットで使用するようにしましょう。皮脂を吸着する粉体も配合されているので、皮脂を抑えながらうるおいをキープしてくれます。 プラスのケアにおすすめのオルビスミスター2アイテム 年齢を重ねると気になるテカテカとした皮脂対策は、皮脂をうばいすぎると逆効果。うるおいを守りながら、皮脂ケアをするのにぴったりの2アイテムです。 クレンザー 内容量100g定価1,980円(税込) オルビスミスターのクレンザーは、肌の皮脂や毛穴汚れが気になった時におすすめの、男性用のスペシャル洗顔料です。古い角層を流してくれる洗浄成分「リンゴ酸」と、皮脂を分解して落としやすくしてくれる「リパーゼ」が配合されています。そのため毛穴の黒ずみ汚れに効果的にアプローチしてくれるのはもちろん、メイク落としとしても使用可能です。 泡立て不要の洗顔料で、真っ黒でとろりとしたジェル状のテクスチャ。使用する際にはさくらんぼ1粒大程度を乾いた手に取り、乾いた肌の上でやさしく馴染ませます。馴染ませる感触が軽くなったら終了の合図、ぬるま湯でやさしく洗い流してください。W洗顔不要のアイテムなので、クレンザーを使用する場合にはフォーミングウオッシュを使用する必要はありません。 肌にうるおいを与え、ハリと明るさのある肌を目指す複合保湿成分「CISブースター(イソステアリルアスコルビルリン酸2Na・プランクトンエキス・ハス花エキス・乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液・アルギニン)」を配合していて、イソステアリルアスコルビルリン酸2NaはビタミンC誘導体です。 ビタミンC誘導体はスピーディにビタミンCへと変換され、肌のすみずみに届けてくれます。脂ぎった顔も爽やかになるのにつっぱらないと、40代以上となる年齢層の男性からも人気のクレンザーです。 オイルコントロールスティック 定価2,640円(税込) オルビスのオイルコントロールスティックは、皮脂のテカリが気になって油とり紙を使用しても、すぐにまたテカってしまい悩んでいるという方におすすめのアイテムです。球体の微粒子「メタクリル酸メチルクロスポリマー」がベタつきを抑え、皮脂を吸着してくれます。 油とり紙を使用した後に、またすぐに脂っぽくなってしまう肌の人の原因は、肌に必要な皮脂まで取り去ってしまっているから。皮脂は肌の水分蒸発を防ぐ役割をしているので、取りすぎると余計に皮脂が分泌してしまうのです。皮脂ケアに必要なのは、保湿。 オルビスのオイルコントロールスティックは皮脂を吸着するだけでなく、保湿成分「ヒアルロン酸クロスポリマーNa」「ヒアルロン酸Na」によって、うるおいも与えてくれます。そのため乾燥が抑えられ、さらさらな肌をキープしてくれます。 使い方はリップのようにくるくると回転させてスティックをだして、皮脂が気になる部分に直接当てて塗り、やさしく肌になじませるだけ。クリームのようなテクスチャですが、塗るとサラッとした感触に。 外出先で使用するのにも便利なリップぐらいの大きさで、メイクの上からも使用できるので、男性だけでなく、女性で愛用している人も多い人気商品です。メイクアイテムになるので、落とす際にはクレンジングを使用するようにしましょう。色は無色で周りにも気づかれにくいので、安心してください。 年齢層に合わせたケアをオルビスミスターで オルビスミスターはリニューアルを繰り返しながら、現在は40代以上の年齢層もターゲットとした贅沢な成分が配合されています。基本的には「フォーミングウォッシュ」「エッセンスローション」「モイスチャライジングクリーム」の3アイテムで十分です。ぜひ試してみてください。