買い足すのはもうやめよう。相棒として着続けたい大人のジャケット6選

流行が移り変わるファッション。毎シーズンそのときの流行に沿ったアイテムを探すのもいいですが、日々忙しい大人にとってはそればかりだと疲れてしまいますよね。 そんな悩みのある方には、その後何年も着続けていけるアイテムを手に入れることがおすすめです。短期間だけ着てすぐ消費してしまうようなアイテム選びはもうやめましょう。 この記事では、相棒のように自分好みに育てていけるアイテムを、ジャケットに焦点を当てて6つ紹介します。どんな特徴を持ったアイテムがおすすめかや選び方の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。 買い足し続ける悩みから解放されて、愛着を持って着続けられるファッションライフを楽しみましょう。 おすすめなジャケットの特徴 何年も着続けたくなるようなおすすめのジャケットにはいくつか特徴があります。以下ではその特徴について説明します。 歴史や背景があるもの 誕生に至るまでの歴史や背景があるような、伝統的なアイテムがおすすめです。 何も考えずに生活のために着るよりも、歴史を知って身に付けるほうが衣類に愛着を持つことができます。そのアイテムがどういう理由でそのデザインになったかや、どうして現代まで愛されてきたかを知れば、単なる衣類から趣深い作品のように感じられるようになるはずです。 ジャケットにおいてもそのことは当てはまります。ブランドやモデルごとのストーリーを知って、アイテム選びから実際に着るところまで楽しんでください。 経年変化を楽しめるもの 着続けることによって単に劣化していくものではなく、むしろ経年変化によって味が出て価値が備わってくるものがおすすめです。リーズナブルで短期間だけ着るようなトレンドのものにも良さはあります。 ただ、年齢を重ねた大人の男性には、トレンドに左右されず長く愛着を持って着られるアイテムを選ぶことを強くおすすめします。 そのためには、着込むことでその人の体に沿ったシワが刻まれ、色落ちが生まれて風合いが増すような、経年変化を楽しめるものこそふさわしいでしょう。ジャケットも自分と一緒に年を重ねていく感覚を持って、自分だけの一着にするところに価値を置けば着る楽しみが増えていくはずです。 選ぶ上で注意してほしいこと 大人男性がジャケットを選ぶ上で注意してほしいことがあります。以下では、「せっかく買ったのに着なくなる」などの失敗がないように注意点を2つ説明します。 デザインやカラーは冒険しすぎない アイテムのデザイン性やカラーについては、あまり冒険しないほうが無難です。 たしかに、その時々の人気デザイン自体はファッションを楽しむ上で魅力的なものです。ただし、若者と同じように流行のデザインを身に付けることが大人にとって最適なスタイルになるとは限りません。このことはカラーについても同様です。 まずは、 年齢を重ねたからこそ似合う、普遍的で落ち着きのあるデザインやカラーを選びましょう。その上でアイテムの組み合わせの好みなどで個性を表現することは十分に可能です。 体格に合ったサイズ感を選ぶ 自分の体のサイズに合ったものを選ぶという点も気を付けましょう。 日本では近年オーバーサイズが流行していますが、長く着ていくことを考えると自分の体にジャストなサイズ感で選ぶほうが賢明です。サイズ感もまた流行り廃りがあるため、たとえば5年のような長い目で見ると、今は魅力的でも今後は野暮ったいバランスに感じてしまうことも予想されます。 大き過ぎたり小さ過ぎたりしないサイズ感で選んで、自分自身が飽きずに着られるようにするのがおすすめです。この選び方には、「インナーと同じフィット感のほうが、もたつかずに重ね着しやすい」というおまけのメリットもあります。 ただ、自分自身の体型も増減することがあること、流行を適度に取り入れるのはむしろプラスであることを考えると、そこまで神経質になる必要もありません。コーデ全体のバランスを考えておかしくない範囲でおさめる意識であればOKです。 大人にすすめたいジャケット6選 機能や生地などによって分けて、ジャケットで大人にすすめたい代表的なものを6つ紹介します。それぞれに違った魅力があるので、ぜひ直感や好みで選んでみてください。 ワックスジャケット まだ防水機能を持った化学繊維の生地が未発達の頃、コットン生地に特殊なワックスを塗り込むことで撥水性を持たせて作られたのがワックスジャケットです。 特に代表的なブランドがBarbour(バブアー)。Barbourは1894年に英国のサウスシールズで創業された王室御用達のブランドで、家族経営を現在も続けながら世界各国に展開されています。 数ある商品の中でも、特にワックスジャケットはもともと雨の多い気候や漁師や港湾労働者の作業のために作られました。その経年変化の美しさから、防水生地の豊富な現代においても愛用者の増加が止みません。 今回は乗馬用として作られた人気モデルBedaleを紹介します。ミドル丈のアウターで、ジャケットとして着ても、ジャケットの上から着てもさまになる名作です。 ハリントンジャケット ハリントンジャケットとは、もともとはゴルフウエアとして作られた、ラグランスリーブでショート丈のジャケットです。名前の由来は1960年代のドラマの役名によりますが、日本ではゴルフのスウィングがしやすいところからスウィングトップの愛称で知られています。 中でもBARACUTA(バラクータ)のG9がこのジャケットの代名詞のモデル。プレスリーやスティーブ・マックイーン、高倉健などの著名人に愛されたことで有名です。 まさに大人男性にこそ映える渋さのジャケット、ぜひ試してみてください。 デニムジャケット 1800年代中盤のゴールドラッシュの時代、金鉱で働く労働者の作業着として生まれたデニム生地。言うまでもなく経年変化の魅力が詰まった生地ですが、パンツだけでなくジャケットも大人が育てるアイテムとして最適です。 いわゆるジージャンとして親しまれるデニムジャケット。落ち着いた紺色でどんなボトムスとも相性が良く、年齢を選ばず着用できます。 今回は、代表的ブランドLEVI’S(リーバイス)のLVCラインから1stタイプのジャケットを紹介します。当時のものほどショート丈ではないので、合わせやすい一着です。 レザージャケット 着込むことで味わいが生まれる生地としてレザーは外せません。高価な傾向はありますが、丈夫かつ渋い印象を演出できるアイテムが多いので、レザージャケットは大人こそ検討すべき選択肢です。 レザーにはさまざまな動物の種類やその革のなめし方があって質感や変化も異なるので、人それぞれ好みのアイテムを選べるのも楽しみの一つです。 今回はたくさんのモデルやブランドがある中で、NYで生まれた老舗ブランドSchott(ショット)のライダースを紹介。ライダースはダブルが基本ではありますが、あえて他の大人ファッションとも馴染みやすいシングルを選んでいるのもポイントです。 ワークジャケット 作業着として開発されたいわゆるワークジャケットも、現代ではカジュアルファッションに落とし込まれていて実はおすすめです。作業用で堅牢度の高い生地を使っていることが多いので当然ながら長く使えて、アウトドアシーンなどでも活躍します。 米国を代表するワークウェアブランドCarhartt(カーハート)は1889年に創業し、さまざまな労働者のニーズに応えてきました。たくさんのアイテムの中でもデトロイトジャケットは、12オンスの分厚いダック生地と裏地のブランケット素材で耐久性と防寒性を実現しています。 デニムほどの明確な色落ちはないものの、ダック生地も使用と洗濯を繰り返すことで味わい深い変化が起きる魅力が。また、このジャケットはシンプルなデザインでカラー展開もあるので、着回しがききやすいのもありがたいポイントですね。 ハンティングジャケット 少し凝ったデザインがお好きな方には、狩猟用に作られたハンティングジャケットもおすすめです。普段の生活で着る分には特に必要ないですが、ハンティングのための機能が備わったディテールはファッションのちょっとしたスパイスになるはずです。 今回おすすめするのは、L.L.Bean(エルエルビーン)の「フィールド・コート」。ブーツも有名な1911年創設のアウトドアブランドL.L.Beanですが、こちらのアイテムも機能的なポケットが印象的な唯一無二のアウターです。 無骨な雰囲気を持ちながら機能性を備えた大人に着てほしいジャケット。裏地なしやコットン生地の裏地あり、ウール生地のライナー付きなど、それぞれが必要とする防寒性に応じたラインナップが用意されていますよ。 ぜひ着込んで自分だけの一着を手に入れてください 本記事では、大人こそ着込んでほしいジャケットを6つ厳選して紹介しました。 それぞれのジャケットが他にはない魅力を持っているので、フィーリングが合うものがきっとみつかるでしょう。防寒性や耐久性、さらに経年変化の仕方が少しずつ違うので、状況や目的に応じて購入を検討してみてください。 いずれを選んだとしても、毎年買い替えなければいけない状況からは脱出できるはず。いろいろ悩んで「コレだ!」と決めたジャケットならば、愛着をもって着続けることもできますよ。選んだ後は「つい手に取ってしまう」相棒のような存在になるまで着込んで、自分だけの一着を味わってくださいね。

大人メンズのアーバンスタイルにも似合う!ワークブーツおすすめ5選

アメカジブームや「第二次古着ブーム」の影響もあり幅広い世代から注目を集めているワークブーツ。 90年代〜2000年代初頭の「第一次古着ブーム」や「渋カジ」を体験したことのある、40代、50代の御仁にとっては懐かしくもあるアイテムではないでしょうか?また、「ワークブーツ=ハードアメカジ」のイメージを強くお持ちの方も多いかと思います。 確かに、ハードなスタイルに似合うシューズではありますが、選び方次第では、都会的なスタイルにもマッチしてくれる秀逸なアイテムです。 今回は、これまでに、定番からラグジュアリーブランドまで、50足以上のワークブーツ履いてきた筆者が、40代50代の大人世代に似合う、ワークブーツをピックアップしました。大人のこなれたカジュアルスタイルはもちろん、アーバンスタイルにも似合うアイテムばかりなので早速チェックしてみてください! ワークブーツとは ワークブーツとはその名の通り労働者の足を守るためのフットウェアです。安全靴としての目的が大きかったため、分厚いレザーを使用した物や、つま先にスチールが入った物も多く存在します。 また、くるぶし丈の物が多いことも大きな特徴です。基本的にはレースアップタイプの物が主流ですが、靴ひものないエンジニアタイプもワークブーツに分類されています。 日本では、90年代のアメカジブーム以降、ファッションアイテムとして定着。現在でもその人気は衰え知らずです。近年ではハイブランドからのリリースも目立ちます。 ワークブーツの種類 ここで主なワークブーツの種類をご紹介させていただきます。 ハンティングブーツ ワークブーツといえばやはりハンティングブーツです。 ワークブーツにカテゴライズされてますが、元々はその名の通り、ハンティング用のブーツとして開発されました。レースアップタイプでホールド感も強く、クッション性に優れたソールを使用しているアイテムが多いため、履き心地も抜群。 また、90年代日本でも大ブームを巻き起こした、レッドウィングの「アイリッシュセッター」はハンティングブーツの代表格です。 マウンテンブーツ 登山用のシューズとして開発されたマウンテンブーツ。マウンテンブーツも今ではワークブーツに分類されています。 足を守るためにアッパーには分厚いレザーが採用されており、グリップ力に優れたソールを使用していることが大きなポイント。 また山で足を傷めないようにホールド感の強い履き心地もマウンテンブーツの特徴です。近年では「Louis Vuitton」をはじめとしたラグジュアリーブランドからのリリースも目立ちます。 ロガーブーツ 森林での作業用に生まれたブーツであるロガーブーツ。 森林での危険を伴う作業からワーカーの足を守るために生まれたアイテムで、つま先にはスチール入りの物が多く、くるぶし以上の長さのレースアップタイプであることも大きな特徴です。 現在のレースアップブーツのベースとなるモデルでもあります。また土が入りにくく、グリップ力の強いソールを採用している物が多い点もポイントです。ちなみに、「ロガー」とは木材を伐採する職人を指します。 エンジニアブーツ 今ではアメカジをはじめ、バイカーズスタイルや、ロックスタイルの足元を支える、定番ブーツでもあるエンジニアブーツですが、こちらもワークブーツです。 その名の通り、「エンジニア」が履いていたブーツがベースとなっています。造船所の作業員のために生まれたエンジニアブーツは、靴ひもがないことが大きな特徴です。 靴ひもをなくした理由は、ワーカーが足下のモノに靴紐を引っ掛けないようにするためと言われています。靴ひもをなくした替わりに付けられたストラップもエンジニアブーツの大きな特徴。当時はつま先にスチールが入っているものが主でしたが、現在ではスチールレスの物も存在します。 武骨ではありますが、色気の漂うワークブーツとしても有名です。 ローパーブーツ エンジニアブーツ同様、靴ひものないワークブーツであるローパーブーツ。ローパーブーツはファーマーのために生まれたアイテムです。 カウボーイブーツをベースに生まれたといわれるブーツで、シンプルなデザインが大きな特徴です。エンジニアブーツに似たデザインですが、つま先のスチールや、ストラップがないため、よりスッキリとしたデザインで、アーバン向きとも言えます。 ちなみに「ローパーブーツ」と「ペコスブーツ」の違いは呼び方だけ。「ペコスブーツ」は「レッドウィング」商標のため、それ以外のブランドでは使用できないため、「ローパーブーツ」と呼びます。 アーバンスタイルに似合うワークブーツとは? タフで武骨さが「売り」のワークブーツですが、アーバンスタイルにも似合うアイテムはたくさんあります。 40代50代の大人世代がワークブーツをスマートに履くなら、ハード過ぎない、ややマイルドなアイテムを選ぶことが重要です。 例えば、スムースレザーよりも、ウールパンツや、コーデュロイ素材との相性がいい、スウェードやヌバックをチョイスしたり、ブラウン系のカラーをチョイスするだけで、ワークブーツ特有のハードさが抑えられます。 また、エンジニアタイプよりもマウンテンブーツタイプの方がアーバンなスタイルには似合います。 アーバンスタイルに映えるワークブーツおすすめ5選 ワークブーツが大好きな筆者が、40代、50代の大人世代に似合うアーバンスタイルに最適なワークブーツを5つご紹介します。 REDWING(レッドウィング)8833 6inch Classic Moc  ワークブーツといえば外すことのできない、アメリカを代表するワークブーツブランドである「レッドウィング」。 レッドウィングを代表するモデルといえば、やはり「6インチモックトゥ」です。カラーバリエーションも豊富なモデルですが、大人のアーバンスタイルにはベージュスウェードがおすすめ。ブルーデニムはもちろん、ブラウン系やブラックのボトムスとの相性も抜群です。 比較的軽いので初めてワークブーツにトライされる方にも最適です。 DANNER(ダナー)30440 DANNER LIGHT ゴアテックス素材を初めてシューズに採用したことでも知られるアメリカのシューズブランドである「ダナー」。 ダナーのアイコニックモデルである「ダナーライト」はワークブーツ好きにとっては、永遠の定番。デビュー当初からほとんど変わらないルックスも大きな魅力です。 ゴアテックスとレザーのコンビネーションアッパーに、ビブラムソールを搭載したダナーライトは、履き心地や、防水性にも優れているため、ワークブーツとしてはもちろん、レインブーツとしても活躍してくれます。 CHIPPEWA(チペワ)6インチ レースアップ クラシック 2.0 レッドウィングと双璧をなすアメリカの老舗ワークブーツブランドの「チペワ」。 同モデルは、ヌバックにシャープなラストを合わせたクラシカルでありながら都会的なスタイルが洒脱な逸品です。 ワークブーツでありながらアーバンスタイルにも映えます。品のいいワークブーツをお求めの方にはかなりおすすめです。 ビブラムソールを搭載しているため、履き心地も抜群。 Dr.Martens(ドクターマーチン)1460 イギリスを代表するワークブーツブランドとしても知られる「ドクターマーチン」。ドクターマーチンといえばやはり8ホールブーツである「146」です。 定番のブラックやチェリーレッドもいいですが、アーバンスタイルにはカーキがよく似合います。 細身のテーパードパンツを合わせてスマートに履きたい一足です。 L.L.Bean(エルエルビーン)フルグレイン・レザー ビーン・ブーツ 100年以上の歴史を持つ米国のアウトドアブランドである「LLビーン」。今回ピックアップしたのは、LLビーンを代表するアイテムであり、ハンティングブーツのパイオニアとしても有名な「ビーンブーツ」です。 ビーンブーツは、レザーとラバーのコンビネーションにより防水性にも優れたアイテム。 また、グリップ力の強いソールを搭載しているため、スノーブーツとしても重宝します。 ワークブーツで大人のアーバンスタイルをアップデート 今回は、40代50代に似合う、都会的なスタイルにも似合うワークブーツをご紹介させていただきました。 ワークブーツが気になっている方はもちろん、ワークブーツを今まで履いたことのない方でもトライしやすいアイテムをピックアップしたので、チェックしてみてください。 この機会にワークブーツで大人のデイリースタイルをアップデートしてみてはいかがでしょうか?

アメリカの老舗アウトドアブランドL.L.Beanの大人に似合うおすすめブーツ5選

アメリカ発のアウトドアブランドといえば必ず名前が挙がる「L.L.Bean(エルエルビーン)」。100年以上の歴史を誇るエルエルビーンには名作と呼ばれるアイテムが数多く存在します。 同ブランドの人気アイテムの中でも、今回はブーツを中心にご紹介!また、エルエルビーンの歴史やおすすめブーツの特徴についても解説させていただきます。 本気のアウトドアにはもちろん、タウンユースにも最適なエルエルビーンのブーツで大人のアーバンスタイルを楽しんでみてください。 100年以上の歴史を誇るアメリカの老舗アウトドアブランド エルエルビーンは、ハンティングとフィッシングを愛したアウトドアマン、レオン・レオンウッド・ビーン氏により、1912年に設立されたアメリカの老舗アウトドアブランドです。 当時、ハンティングブーツのほとんどは硬いレザー製で防水性も低く滑りやすいものしかありませんでした。 そこでビーン氏はゴム製の靴底にレザーアッパーを縫い付けた「メイン・ハンティング・シュー」を考案。その販売を目的に創業したのがエルエルビーンでした。 ブランドのアイコン、ビーンブーツ誕生 「メイン・ハンティング・シュー」は、現在「ビーンブーツ」と呼ばれるエルエルビーンを代表するアイテムです。 つまり、エルエルビーンはビーンブーツと共にスタートしたブランドといっても過言ではありません。 メイン・ハンティング・シューは、ラバーとレザーをドッキングさせた画期的なブーツでしたが、当初は靴底と、アッパーが分離してしまうなどの欠点がありました。それを克服するため、積極的に顧客の意見に耳を傾け、改良を重ね、現在ではブランドを代表するアイコンへと成長。ノーベル文学賞を受賞した文豪、アーネスト・ヘミングウェイ氏や、「野球の神様」とも称されるベーブ・ルース氏もビーンブーツの愛用者だったといいます。 トートバッグの元祖 ラバーとレザーを融合させたハンティングブーツの元祖としても知られるビーンブーツを開発したエルエルビーンですが、同ブランドのアイコンはビーンブーツだけではありません。 1944年に、同ブランドは、冷蔵庫用の氷を運ぶ「ビーンズ・アイス・キャリア」という、厚手のキャンバス生地を使ったバッグを発表。このバッグが現在のトートバッグの元祖といわれています。 「ビーンズ・アイス・キャリア」は1965年に「ビーンズ・ボート・アンド・トート・バッグ」として再登場。現在でも、トートバッグはエルエルビーンを語る上で外せないアイテムです。 https://funday.jp/article/1841 ビーンブーツやトートバッグの人気があまりにも高いため、見落とされがちですが、エルエルビーンはウェアの評価も高いブランドです。特に機能性とデザイン性に優れたマウンテンパーカーやフリースの人気は高く、アウトドアではもちろん、タウンユースにも最適なアイテムを数多く展開しています。 エルエルビーン シグネチャーをスタート また、2010年より、「ポロ ラルフ ローレン」や「アバクロンビー&フィッチ」にてキャリアを積んだ後、「エルエルビーン」のシニアデザイナーを担当していた、アレックス・カールトン氏をクリエイティブ・ディレクターとした、ニュークラシックライン「エルエルビーン シグネチャー(L.L.Bean Signature)」を開始。 アウトドアテイストをベースとしたアーバンなアイテムを展開し、ファッショニスタからも注目を集めています。 エルエルビーンのブーツの魅力 ここからは、エルエルビーンのアイコンでもあるビーンブーツを中心に、エルエルビーンのブーツの魅力について迫ります。 スタイリッシュなデザイン 本格的なアウトドアブーツでありながらスタイリッシュなデザインが多いことでも知られるエルエルビーンのブーツ。高いデザイン性からタウンユースにも最適なアイテムを数多く展開しています。 高い防水性とグリップ力 エルエルビーンの顔ともいえるビーンブーツは高い防水性とグリップ力から、レインブーツやスノーブーツとしても活躍してくれます。また、ソール交換が可能なことから長く愛用できる点も大きなメリットです。 ちなみに、筆者もビーンブーツの愛用者です。私は、タウンユースにはもちろん、フェスに参加する時にも着用しています。10年ほど愛用していますが、とにかく丈夫で、耐久性も全く問題ありません。 手頃な価格帯 ビーンブーツをはじめ、3万円以内で購入できるブーツが多いこともエルエルビーンのブーツの大きな魅力。10年以上履き続けることのできるビーンブーツが3万円以下はかなりお値打ちかと思います。この機会にグッドプライスで本格的なアウトドアブーツを手に入れてみてはいかがでしょうか? エルエルビーンのおすすめブーツ5選 ここで、40代50代におすすめのエルエルビーンのブーツを5つご紹介します。 アーバンスタイルに映える本気のアウトドアブーツでワンランク上のデイリースタイルをお楽しみください! フルグレイン・レザー ビーン・ブーツ タン/ブラウン6インチ エルエルビーンの歴史はこのブーツから始まりました。 エルエルビーンを語る上で外せない絶対的アイコンである「ビーンブーツ」です。 アッパーに使用した高品質なフルグレインレザーとラバーにより高い防水性を確保。また、チェーン・パターンの溝が入った丈夫なゴム製のソールが圧倒的なグリップ力を実現。そのため、レインブーツやスノーブーツとしても活躍してくれます。ビーンブーツは厚手のソックスを着用して履くことを目的にしているため、薄手のソックスを使用して履く場合はハーフサイズ下のモノをチョイスすることをおすすめします。筆者もハーフサイズ下のモノを愛用中です。 フルグレイン・レザー ビーン・ブーツ タン/ブラウン8インチ 通常のビーンブーツよりも長い8インチタイプです。 6インチのタイプに比べ、5センチほど長いため高いホールド感が大きな魅力。本格的なアウトドアを楽しむ方には最適な1足です。また、レースアップブーツとしてタウンユースで楽しむのもアリ! 細身のストレートタイプのパンツやハーフパンツとの相性は抜群。6インチタイプ同様、高い防水性とグリップ力は折り紙付き。こちらも、通常のソックスで着用する場合はハーフサイズ下がおすすめです。 マウンテン・クラシック・ハイカー 防水ヌバック・レザーとポリエステル製メッシュをアッパーに使用したクラシカルなルックスが魅力的な「マウンテン・クラシック・ハイカー」。 高い防水性をキープしながら、ポリエステル製メッシュが湿気を逃がしてくれるため、常にドライで快適な履き心地を実現。また、軽量なので長時間の着用でも疲れにくい点も大きな特徴です。本格的なトレッキングにもタウンユースにも映える一足。  ビーン ブート 6.5 チェルシー ビーンブーツのスリップオンタイプである「ビーンブート」です。サイドゴアタイプのため脱着しやすい点が大きなポイント。レースアップブーツが苦手な方にも最適。 黒のフルグレインレザーを使用しているため、シャープな印象です。防水性やグリップ力に関してはビーンブーツと同様なので、レインシューズやスノーブーツとしても活躍してくれます。珍しいタイプなのですでにビーンブーツをお持ちの方にもおすすめです。 メンズ ビーン ブート 10 エンジニア バックル ラギッドなムードの漂うエンジニアタイプの「ビーン ブート」。 オールブランクにシルバーのバックルが映える武骨なルックスが印象的です。ハードアメカジやロックスタイルにも似合う1足。ビーンブーツ特有のカジュアルさがないため、タフな着こなしにも似合います。 エルエルビーンのブーツでスタイリッシュなデイリースタイルを 100年以上の歴史を誇るアメリカの老舗アウトドアブランド「エルエルビーン」。今回は、40代50代の大人世代に似合う、同ブランドのブーツをピックアップしました。 ブランドのアイコンであるビーンブーツは、大人世代が履いても間違いなくサマになります。機能性とデザイン性を備えたエルエルビーンのブーツはアウトドアでもタウンユースでも間違いなく活躍してくれます。 初めてエルエルビーンのブーツを購入される方にはやはり、筆者も10年以上愛用している「ビーンブーツ」がおすすめです。その理由は、デザイン性や機能性そしてコスパの良さです。10年間問題なく履くことができ、3万円以下はかなりお値打ちだと思います。 今回の記事を参考にしてエルエルビーンのブーツをチェックしてみてはいかがでしょうか?