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経年変化を楽しめる。大人に似合う天然木腕時計カーブホルツおすすめ3選

photo by : amazon.co.jp

金属製のがっちりとしたデザインが主流の腕時計。しかし近年新たなトレンドとして注目を集めているのが、木材を使った天然木の腕時計です。天然素材ならではの温かみのあるデザインは、何かと時間に追われる忙しい現代人に安らぎを与えるアイテムとして人気。

今回はそんな天然木腕時計ブランド「カーブホルツ(KERBHOLZ)」の魅力と、おすすめ商品をご紹介します。大人の男性にも似合う天然木腕時計の魅力に迫ってみましょう。

カーブホルツは2012年にドイツで誕生した天然木腕時計ブランド

カーブホルツ 腕時計 photo by : amazon.co.jp

カーブホルツは2012年にドイツのケルンで誕生した腕時計ブランドです。

ブランド設立の契機となったのは、創業者であるMatthias(マティアス)とMoritz(モリッツ)が、2011年に訪れた中米での出来事でした。現地で触れた木製のボートやジャングルにあるテラス、ネイティブアメリカンの工芸品。木で作られた数々のアイテムに触れるたびに、木材のぬくもりに心を打たれ強いインスピレーションを受けます。

木こそライフスタイルの原点と感じた2人は、ドイツに帰国後木材を使った腕時計作りに着手。試行錯誤を重ね、翌2012年に木製時計を中心としたサステナブルブランド「カーブホルツ」が誕生しました。

ブランド名に込められたのは「大切な時を刻む」という思い

カーブホルツ 腕時計 photo by : amazon.co.jp

ブランド名は、ドイツ語の「Kerb(削る・刻む)」と「holz(木片)」を組み合わせ、カーブホルツ(KERBHOLZ)と名付けられました。木製の腕時計と共に、それぞれの大切な時を刻んでほしいー。ブランドにはそんな大切な時を刻むことへの敬意と思いが込められています。

デジタルのツールに囲まれた現代人は、ついつい時間を“追われる”ものと感じてしまいます。カーブホルツのブランドはライフスタイルの根源にある「木」と「時を刻む腕時計」を組み合わせることで、豊かで落ち着きのある生活を提案。そんな安らぎを感じられるアイテムだからこそ、人々の注目を集めるのかもしれません。

大人の男性に似合うカーブホルツの3つの魅力

ここからはカーブホルツの魅力について、3つの視点から深く掘り下げていきましょう。

魅力1.天然素材を使用した温かみのある仕上がり

カーブホルツの腕時計には、ウォルナット、ローズウッド、サンダルウッドといった天然木が使用されています。いずれも深みのある自然な色合いが特徴。木材は製造工程でカッティングしますが、様々な模様が存在し一つとして同じものはありません。一点ものの魅力を楽しめるのも、天然木腕時計ならではです。

またパーツには天然セルロースをベースにした、バイオプラスチック「アセテート」を採用。透明性が高く、衝撃や熱・光にも強いためアイテムの耐久性や豊富なデザインバリエーションを実現できます。この他にもパーツに用いる石には大理石やスレートを採用するなど、天然素材をふんだんに使うことで温かみのある仕上がりを実現しています。

魅力2.経年変化で身に付けるほど味わいが出てくる

天然木腕時計の魅力は経年変化を楽しめる点です。木工製品は長く使い続けるほどに独特の風合いが出てきますが、カーブホルツの腕時計も身に付けるほど味わい深さが増してきます。金属や人工物の変わらない美しさも魅力的ですが、時間と共に変化する姿には愛着を感じます。とくに腕時計は時を刻むアイテム。時間の移ろいをアイテムの見た目からも感じられるのは、天然木腕時計ならではです。

魅力3.サステナビリティへの貢献

天然木を使用するカーブホルツにとって、環境・資源保全といったサステナビリティへの貢献は、深い意味を持ちます。カーブホルツでは製品の素材に環境へ優しいエコフレンドリーな素材を使用するだけでなく、資源保全プロジェクトに資金援助を行うため「Designing to Sustain」基金を設立。毎年収益の10%を各種NGOやニカラグアでの植林活動、海洋漂流プラスチックごみの回収除去などに寄付しています。

また商品ラインナップには、動物由来のレザーを使用しない「ヴィーガンベルト」や採光用の「ソーラームーブメント」を採用したモデルなど、環境を意識したモデルも多数展開しています。

カーブホルツのおすすめ腕時計3選

では、カーブホルツの商品の中から大人メンズにも似合うおすすめの腕時計を3つご紹介します。

1.FRITZ MFRI4233

FRITZ MFRI4233 photo by : amazon.co.jp
ケース素材ステンレススチール
ベルト素材レザー
ムーブメントクオーツ
ケースサイズ40mm
ケース厚8mm
ベルト幅20mm
重量44g

まずご紹介するのが文字盤に木材を使用した「FRITZ MFRI4233」です。6時位置にスモールセコンドを配したシンプルなデザインが特徴。ブラウンのレザーベルトとのバランスも良く、落ち着いた雰囲気を感じさせます。文字盤の木材には趣のある木目が刻まれ、天然木腕時計ならではの風合いが魅力的。

文字盤も大きく視認性も高いことから、実用性が高い点もカーブホルツが人気を集めるポイントです。

2.ANTON WANT9283

ANTON WANT9283 photo by : amazon.co.jp
ケース素材天然木
ベルト素材レザー
ムーブメントクオーツ
ケースサイズ42mm
ケース厚7.5mm
ベルト幅20mm
重量51g

続いてご紹介するのが「ANTON WANT9283」です。ケース部分に木材を使用したメンズモデルで、シンプルで落ち着きのある雰囲気は大人の男性によく似合います。すり鉢状の文字盤には、6時位置にスモールセコンドを配置。デイト機能も備えられているため、実用性が高いモデルです。文字盤はホワイトに黒のダイヤルで視認性の高さも魅力。42mmと大きめのケース径なのでシンプルなデザインながらしっかりと存在感を主張してくれます。

3.CASPAR MCAS6564

CASPAR MCAS6564 photo by : amazon.co.jp
ケース素材天然木
ベルト素材レザー
ムーブメントクオーツ
ケースサイズ42mm
ケース厚9mm
ベルト幅20mm
重量49g

最後にご紹介するのが「CASPAR MCAS6564」です。カレンダー、曜日、24時間表示機能を施したクロノグラフ風の3つ目の文字盤が特徴。天然木を採用した文字盤はシックなグレーのカラーリングが渋く、同色で合わせたレザーベルトとの相性も抜群です。

カーブホルツはシンプルな文字盤が特徴ですが、CASPARは3カウンターの印象が強く、どことなく男らしい雰囲気を感じさせるモデルとなっています。

「カーブホルツ」は温かみのある天然木ならではの風合いが魅力

今回はドイツの天然木腕時計ブランド「カーブホルツ」の魅力とおすすめモデルをご紹介しました。

カーブホルツは2012年に誕生した腕時計ブランドで、パーツに木材を使った天然木の腕時計として注目されています。温かみのある柔らかいデザインは、木材ならではの魅力。また経年変化により、身に付けるほどに味わい深さが増し独特の風合いを感じられるのもカーブホルツが人気を集める秘密です。

また天然素材を使った商品を製造するブランドとあって、環境・資源保全といったサステナビリティへ貢献する活動にも積極的です。再生可能素材や、動物由来のレザーを使用しない「ヴィーガンベルト」。採光用の「ソーラームーブメント」といったエコフレンドリーなアイテムを数多く提供しているのも、カーブホルツの魅力といえます。

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代々受け継がれていく一着。ワックスジャケットの老舗BarbourのおすすめモデルTOP5

年齢を重ねると、「オシャレはしたいけど、毎年アイテムを買い足すのが少し負担だな」と感じることありませんか? たしかに同じ服をずっと着ていると飽きてきたり、買い替えたいけれど忙しくて選ぶ時間がなかなか割けなかったりしますよね。 そんな悩みを抱える方に、本記事では大人にこそおすすめなBarbour(バブアー)のジャケットを紹介します。Barbourのジャケットが長年愛用できる理由やどんな選択肢があるかを解説するので、ぜひ参考にしてください。 「消費する」から「育てる」という発想に転換して、愛用品を身に付ける楽しみを感じてくださいね。 Barbourの歴史 Barbour(バブアー)は、1894年イギリス北東部の港町サウスシールズでジョン・バブアーによって創設されました。現在もイギリスに本社を置き、バブアー家が家族経営を続けています。世界55カ国に直営店を置くまでに成長したライフスタイルブランドです。 当時から港町サウスシールズでは、寒冷な気候と荒波の中で水夫や漁師、港湾労働者が働いていました。Barbourのアイコンとなっているワックスジャケットは、彼らの仕事のための上着として考案されたというストーリーを持っています。化学繊維が未発達の時代に知恵や工夫により作られた、撥水性と防寒性を備えたアイテムです。 その機能性と真摯な物作りが認められ、イギリス王室御用達のブランドになっていることもBarbourの大きな特徴のひとつ。当時のエディンバラ公フィリップ、エリザベス女王、チャールズ皇太子からロイヤルワラントを授かり、彼らの存命時には最大で3つのワラントがタグに記載されていました。 その一方で、著名人や一般市民の間にもポピュラーなブランドとして浸透していきます。本国では着古したジャケットをリペアしながら、親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていくことも。そんな背景もBarbourの魅力を底上げしてくれるひとつのロマンと言えるでしょう。 ワックスジャケットの魅力 ワックスジャケットは、高密度に編まれたコットン生地にワックスを染み込ませたジャケットです。 まず挙げたい魅力はもちろん、その撥水性と防風性です。 冬場に上着として羽織れば、ワックスのおかげで少々の雨や冷気は防げます。ジャケットの上に着るコートとして、都市での生活・アウトドアどちらでも重宝することでしょう。 次に、デザインの機能美と生地の光沢感も魅力です。 モデルによって違いは多少ありますが、それぞれ機能に応じた楽しいギミックと落ち着いた色味で、着る人を選ばず似合いやすいでしょう。また、ワックスを含んだ生地は独特の光沢も持ち合わせており、チェック柄の裏地と相まって上品な雰囲気を醸し出します。 最後に、特に推したいのは長年愛用できる点です。丈夫であることに加えて、すばらしい経年変化が起きるため飽きることがありません。 購入当初から渋さがありますが、着込んでいくことでさらに渋く持ち主だけの一着に変化。ワックスが染み込んでいるため、着用する人の体に沿ったシワやアタリが強調され元の色に鮮やかな濃淡を生みます。ワックスが少し抜けて生地が毛羽立つという変化も、ジャケットに味わい深い表情を加えてくれますよ。 ワックスジャケットだけでなく、それ以外の選択肢も Barbourのジャケットはワックスジャケットだけではありません。現代の暮らしのニーズに応えたそれ以外の選択肢も生まれています。 ワックスジャケットに抵抗がある方や、それ以外のジャケットに積極的に興味のある方は、無理せず自分の気に入ったアイテムを選びましょう。気に入ったアイテムであればこそ長く愛用でき、それが最も大切なことだからです。 ノンワックス ノンワックスのジャケットにも、ワックスジャケットにはない魅力があります。 現代のワックスは開発当初のような「ベタつき」や「キツイ匂い」はありません。それでも、ワックスを含んでいる以上は多少しっとりとした感触はあります。 電車や車の座席に触れるとき、ワックス自体やその匂いが移るかもしれないと気にする方もいるでしょう。綿や化学繊維を使ったノンワックス生地ならば、そのような不安は解消されます。重ね着をする場合にも、ジャケットの上からさらにアウターを着ることも気にならなくなりますね。 さらに、ワックスを含んでいない生地は重量的にその分軽くなります。着心地という面では、ノンワックスのほうが快適と感じる人も多いでしょう。 キルティング キルティング生地のジャケットは、本国イギリスではかなりポピュラーなアイテム。見た目の上品さと柔らかな印象から、女性にも人気のある一着です。 元々、乗馬用の馬の体を冷やさないように作られた菱形状のキルティング素材で、ジャケットとしては1979年に登場した「カントリーマン」が原点。現代ではワックスジャケットのモデルのキルティング版が続々と発表されています。 基本的にワックスを含んでいない生地で作られているため、ワックスジャケットに比べて軽いのがメリット。サラッと羽織れて、長時間着ても疲れることがありません。 そして、中綿によって保温性が高まることが最大の魅力。スーツの上から羽織ったり、逆に中に厚手のニットを着込めば、真冬でも過ごすことができる英国スタイルの完成です。 SL・OS Barbourのジャケットは欧米人に合わせたシルエットで、かつジャケットの上から着ることを前提に設計されているため、日本人には身幅や肩周りなどにやや余裕がある作りです。 そこで、もう少し華奢な体格にも合うように、スリムで現代的なシルエットに修正されたSLシリーズが発売されました。中に着込むものは限られてきますが、ジャストサイズで着たい方にとってはおすすめのアイテムです。 逆に、近年のオーバーサイズのトレンドを取り入れたOSシリーズも展開されています。トレンドを楽しみたい方や、体格の大きい方には選択肢の一つになり得る存在です。 おすすめモデル5つ 今回はBarbourからおすすめモデルTOP5を紹介します。 なお、各モデルを比べやすいように、色はBarbourを象徴する色のセージ、形は伝統的なレギュラーフィット、そして生地は独自のワックスコットンで統一しています。基本的にラグランスリーブ、襟のコーデュロイ生地、ダブルジップ式、裏地のタータンチャックという点は共通しています。 各モデルのディテールに細かな違いはありますが、最もわかりやすい違いは着丈の長さ。モデルを選ぶ際は、着丈の長さがわかるように並べた以下の表でまずは確認してください。 ← 短着丈長 →SPEYTRANSPORTBEDALEBEAUFORTBORDER BEDALE 日本では最も有名で定番のモデルが、BEDALE(ビデイル)です。大手セレクトショップとの別注品は数え切れません。 1980年に乗馬用として作られたモデルで、馬に乗った時にもたつかないように着丈は腰より少し下の長さで抑えてサイドベンツの仕様になっています。表面には外付けマチ付きのポケットと、ハンドウォーマーポケットを備えているのが特徴です。 「Barbourと言えばコレ」と知られる名作で、長すぎず短すぎずの着丈が何にでも合わせやすいのが特徴。モデルに迷っている方にまずおすすめしたいのはこちらです。 TRANSPORT こちらのアイテムは1999年に「ビューリー」という名で生まれ、2002年に「TRANSPORT(トランスポート)」に改名され2年間だけ販売されていました。TRANSPORTは数年前から日本で再販され大ヒットしているモデルで、今やBEDALEを抜いて一番人気になっています。 運送業者向けに作られたという話もありましたが、実はマウンテンバイクに乗る人から着想されたモデル。コーチジャケットを思わせるベルトが隠れるくらいのちょうどいい着丈とゆったりとした身幅が、近年のトレンドにマッチして火が着きました。 着丈の長いジャケットに抵抗があるなど、他のジャケットと同じように使えるものがほしい方にはうってつけのモデルと言えます。ポケットもサイドから斜めに入れられる現代的な形になっていて使い勝手も良いです。 ワックスコットン生地を選べば、他のBarbourのアイテムと同様に独特の経年変化を楽しむこともできます。 SPEY 1980年に生まれたSPEY(スペイ)は、TRANSPORTよりもさらに着丈が短く、男性のみならず女性にも人気のあるモデルです。 下半身まで水に浸かるフライフィッシング用に作られたことから、腰上までしかない着丈に設計。ポケットの仕様は前面にフラップ付きで2つ、右胸と左腰にはフィッシングの道具をさげるためのDリングが残っているのもデザインとしてのアクセントになっています。 ワイドシルエットでAラインを演出できること、短い着丈であるからこそレイヤーで遊べることから、現在のトレンドを意識したオシャレを楽しみたい方にはおすすめです。 BEAUFORT  BEAUFORT(ビューフォート)はBEDALEやSPEYに続いて1983年にリリースされたミドル丈のモデル。TRANSPORTなどが人気になる前は日本でもBEDALEと同様に定番で、本国では今でも愛用者の多いモデルです。 BEAUFORTはハンティング用に作られました。その名残として、腰の背面には「ゲームポケット」という獲物を入れておくポケットを備えた形状になっています。さらにハンティング中にインナーが外に出ないように、袖口はリブ仕様ではなくベルクロで閉められる違いも。 都市部での生活では普段使わないおもしろいディテールが残っているのも、BEAUFORTの魅力のひとつです。着丈がBEDALEよりも長いので、ハーフコートとしてオンオフ両方で活躍するでしょう。 BORDER BORDER(ボーダー)は、BEAUFORTよりもさらに着丈が長く、膝上まで隠してくれるモデルです。 創業者ジョン・バブアーがスコットランドの地からイングランドへ「国境」を超えて渡ってきたエピソードに因んで1982年に誕生しました。各モデルの中でもロングレングスが大きな特徴ですが、他にもディテールとして大きく違うのは袖の付け方にセットインスリーブを採用していること。さらに、胸元に財布用、内側には手袋や帽子用のポケットが備わっています。 通常のジャケットやブルゾンであれば完全に覆ってくれる着丈があるので、コート代わりに使うのもOK。特に長身の方にはおすすめで、ロングコートとして着れば洗練された大人の雰囲気を演出できますよ。 英国ブランドBarbourの歴史が詰まったジャケットをぜひ 本記事では、王室御用達の英国ブランドBarbourのジャケットを紹介しました。 Barbourのアイコンであるワックスジャケットは、買い替え続けなくてはいけないサイクルからあなたを解放してくれる名品です。開発の歴史に惹かれるアイテムであるとともに、実際に着込むことで「経年変化」という自分だけのストーリーが刻まれた一着にもなってくれます。 もっとも、より現代的にマイナーチェンジしたアイテムにも違った魅力があります。ワックスジャケット以外も様々な歴史を経て残ったデザインは楽しめるので、本当に気に入ったアイテムを選んでぜひ愛用してください。アイテムを「育てる」という新たな価値観を手に入れて、共に歳を重ねていくようにファッションを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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