「つっぱり棒」のイメージを覆す、お洒落に進化した「テンションロッド」おすすめ4選
誰もが一度はお世話になった経験のある「つっぱり棒」ですが、便利グッズの印象が強く、インテリアアイテムとしては考えたことがない方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなイメージをがらっと変える、「テンションロッド」という呼び名が似合うお洒落なつっぱり棒を紹介します。これまで積極的に使ったことがなかった方も、ぜひインテリアに取り入れてみてください。
部屋中が便利になるつっぱり棒の使い方
何かと便利なつっぱり棒、皆さんはどうやって使っているでしょうか?一般的によく使われる、つっぱり棒の代表的な用途を紹介します。
引っ掛け収納にする

いちばんポピュラーなのは、壁の間に渡して引っ掛け収納として使うこと。
掃除用具やキッチン用品など普段よく使うものを掛けたり、ハンガーや帽子、バッグなどを掛ければクローゼットでも活躍。壁と冷蔵庫の間などの隙間や、棚板上部の余った空間など、ちょっとしたデッドスペースを活用することができます。
観葉植物を掛ける

観葉植物をコードなどで吊るす「ハンギングプランツ」は、床置きするスペースが必要ないうえ、目線の高さで植物を楽しめるインテリア好きには定番の飾り方。カーテンレールに引っ掛ける場合もありますが、つっぱり棒を使えば室内の好きな場所に設置することができます。
フレッシュなグリーンだけでなく、ドライフラワーのブーケを吊るして飾ってもいいですし、水やり用の霧吹きなども一緒に掛けておけるので便利です。
2本使って収納棚にする

より収納力をアップしたい場合は、2本のつっぱり棒の上に板を載せて簡易棚をつくるのもおすすめ。棒の部分も引っ掛け収納として無駄なく使えます。
キッチンでは調味料を置いたり、マグカップを掛けたり。洗面所では洗濯用品を収納したり、ストック用のペーパー置きとしてトイレで使うなど、ものの多いスペースに気軽に収納を増やすことができます。
カーテンや部屋の間仕切り

つっぱり棒の定番の使い道といえば、カーテンレールとして使うこと。窓面での使用はもちろん、シャワーカーテンとして使う場合もあります。
壁面があればどこにでも設置できるので、ワンルームの部屋の間仕切りとしてもおすすめです。ベッドとダイニングテーブルやデスクの間に掛ければ、コンパクトな部屋でもプライベートスペースが分離でき、生活にメリハリが生まれます。
意外と知らない、つっぱり棒の選び方のポイント
今は100円ショップでもいろいろなつっぱり棒が出ていますが、どのような基準で選ぶのがいいでしょうか。選び方のポイントをまとめます。
ポイント①用途に合ったサイズを選ぶ
設置したい場所に合わせた長さを選ぶことが前提ですが、つっぱり棒は伸縮する長さによって耐荷重が変わります。伸ばすほど耐荷重が小さくなるのも押さえておきたいポイント。最大伸長サイズぎりぎりではなく、余裕を持った長さを選びましょう。
また、ポールの直径も要チェックです。丈夫さを優先して太すぎるものを選ぶと、ハンガーやS字フックなどがうまく引っかからないことがあります。
ポイント➁取り付け方は2種類ある
一般的なつっぱり棒の取り付け方は、大きく分けて以下の2タイプです。それぞれにメリットデメリットがありますが、デザイン重視で耐荷重は軽くてもいい場合は「バネ式」を、ある程度の重さに耐える必要があるときは「ジャッキ式」を選ぶと良いでしょう。
バネ式 | ジャッキ式 | |
取り付け方 | 簡単(長さの調整のみ) | やや手間(ネジ固定が必要) |
耐荷重 | 重さには弱い | ある程度の重さに耐える |
デザイン | シンプル~装飾まで幅広い | 太めで存在感あり |
ポイント③インテリアに馴染むデザインを選ぶ
見えないところで使うなら気になりませんが、部屋の中で使うならポールの素材や質感も重視したいところ。白いプラスチック製が定番ですが、シルバーやゴールドのステンレス製、温かみのある木調のものなど、凝ったデザインのつっぱり棒も最近は多く出ています。
またポールだけでなく壁と接するグリップ部分や中間ネジ部分も、設置する場所や高さによっては頻繁に目に入ります。毎日の生活空間で使うアイテムのデザインは精神的な心地よさに関わるので、できれば細部までこだわって選びたいものです。
「デザイン重視派」のおすすめつっぱり棒4選
ここからは、室内で見えていても気にならない洗練されたデザインでありながら、機能的にも申し分ないつっぱり棒を4つ厳選して紹介します。
【DRAW A LINE ドローアライン】 テンションロッド

- サイズ:75~115cm / 115~190cm / 200~300cm
- 耐荷重:10~25kg
- カラー:ホワイト、ブラック

マットな塗装と真鍮のネジの質感が良いのはもちろん、フックや棚などのアクセサリーを取り付けることで幅広い用途に対応できるのも魅力。耐荷重はサイズによって10~25kgとかなりの重さに耐えられます。さらに、専用のライティングパーツを取り付ければ間接照明として使うことも可能です。
【Amazon ベーシック】突っ張りカーテンロッド ブロンズ

- サイズ:61~91cm
- 耐荷重:3.2kg
- カラー:ブロンズ

Amazonのプライベートブランドが手がけるカーテンロッドは、メタリックな質感のブロンズカラーが特徴。長さ調整部分に凹凸や段差がなく、カーテンの動作もスムーズです。壁との接地面が小さめに作られているので、余計な主張なく空間をすっきりと見せてくれます。

【umbra アンブラ】 CORETTO カーテンポール

- サイズ:61~91cm
- 耐荷重:3~5kg
- カラー:ブラック、ニッケル

カナダのトロントに本拠地を置くインテリアブランド、Umbra(アンブラ)のつっぱり棒は、細めのポールながら耐荷重は3~5kgと高め。
グリップ部分はヨーロッパの住宅にあるカーテンレールのような、曲線的な装飾が施されているのがポイント。カラーはクールな印象のブラックと、エレガントなニッケルの2色から選べます。
【Tomoyasu 友安製作所】 アイアンテンションロッド クラシカ

- サイズ:31~45cm / 46~76cm / 76~132cm / 132~228cm
- 耐荷重:2~5kg
- カラー:ブラック、シルバー、ゴールド、アンティークホワイト

DIYやインテリア関連パーツの専門店、友安製作所のつっぱり棒。グリップ部分がスクエア型のデザインはめずらしく、もともと設置してある造り付けのポールのように見えるのがポイントです。
艶を抑えたアンティーク調の金属製で、カラーは4色を用意。インテリアのテイストや好みに合わせて選ぶことができます。
常識を変える「進化系つっぱり棒」を取り入れてみては
今回紹介した4製品のように、従来のイメージを変えてくれるスタイリッシュな「テンションロッド」は、今や国内外さまざまなメーカーから出ています。つっぱり棒=ただの便利グッズという概念は捨てて、むしろインテリア好きの方にこそ、ぜひ上手に使ってみていただきたいアイテムです。