お洒落な部屋に住む人は、壁の使い方がうまい人が多いです。ポスターを貼ったり時計を掛けたりするだけでなく、気軽に後付けできるウォールシェルフを使えば、空間全体がぐっとランクアップした印象になります。
今回はインテリアコーディネーター資格ありの筆者が厳選した、賃貸でも使える高品質なウォールシェルフ4選を紹介します。新しい家具は置けないけれど部屋の印象をちょっと変えたい、そんな方はぜひ参考にしてみてください。
気軽な模様替えも!ウォールシェルフのメリット
壁に直接棚板を取り付けて使うウォールシェルフ。床置きのラックやチェストにはない、壁付け型ならではのメリットを紹介します。
省スペースで取り付けられる
最大のメリットは、フラットな壁面さえあればどこにでも棚が作れること。収納家具を置くとその分居住スペースが減りますが、壁付けなら部屋が狭くなることもなく、掃除機をかけるときに動かす手間もありません。
棚板の長さや奥行きを選べば、キッチンや洗面所のちょっとした場所にも設置でき、手の届くちょうど良いところに収納を増やすこともできます。
気分に合わせて場所を変えられる
賃貸でも使えるウォールシェルフは押しピンなどで簡単に取り付けができ、跡が目立たないよう工夫されているものが多いため気軽に付け替えができるのも魅力。キャビネットなどの置き家具と違って、引っ越したときに続けて使いやすいメリットもあります。
ウォールシェルフを選ぶときのポイントは?
素材も形もさまざまなタイプが販売されているウォールシェルフは、どうやって選べばいいのか迷ってしまうと思います。そんなときは、以下に挙げる2つのポイントをチェックしましょう。
使用シーンで選ぶ│アイデア次第で洒落感がアップ
まず考慮するべきことは、取り付けたい場所と用途をイメージして、部屋の雰囲気や置きたいものにフィットするサイズや素材を選ぶこと。ここでは、具体的な使い方アイデアを4つご紹介します。
リビングの飾り棚に
リビングのいつも目に入る場所にウォールシェルフを設置すれば、殺風景になりがちな壁面にギャラリースペースが完成。小物入れやカゴを置いて収納を兼ねたり、小さな観葉植物を置くのもおすすめです。
置物やポストカードなどの小物をまとまりよく見せるための原則は、置くものの色に統一感を持たせることと、高低差を意識して置くこと。この2点に気を付ければ、高価なアート作品でなくても十分サマになるディスプレイがつくれます。
キッチンや洗面所の収納に
何かとモノが増えがちなキッチンや洗面所などにウォールシェルフを取り付けて、収納として使うのもおすすめ。調味料を揃えたり、化粧品やメガネを置いたり、見栄えのするアイテムを並べて魅せる収納を楽しみましょう。
ベッドサイドのスマホ置きに
スマホやメガネ、目覚まし時計など、ベッドサイドに置いておきたいアイテムは意外と多いもの。ラックやサイドテーブルを置くスペースがない場合はウォールシェルフが使えます。横になったときにちょうど手の届く場所に取り付けられるのも、置き家具にはないメリットです。
玄関の鍵や印鑑置きに
家や車の鍵、印鑑など、玄関まわりで使う細々としたものをウォールシェルフにまとめて置くのはいかがでしょうか?定位置を決めることで、いざ使いたいときに見つからない!という事態も防げます。
取り付け方法で選ぶ│賃貸ならピン留めタイプがおすすめ
棚の素材や耐荷重によって、ウォールシェルフは大きく分けて2タイプの取り付け方があります。選ぶときは間違いのないよう、よく確認しておきましょう。
下地が必要なネジ留めタイプ
電動ドリル等で壁に下穴を開けてネジ留めで取り付けるタイプは、比較的耐荷重が大きく、本棚にしたりデスク代わりにして使うことも可能です。
ただし、ネジ留めタイプを取り付けられるのは壁の内部に下地(木の角材など)が入っている部分のみ。一般的な石膏ボードの壁は下地がある部分とない部分があるので、ホームセンターに売っている下地チェッカーなどで場所を確かめてから取り付け位置を決めましょう。
また、ネジ留めタイプは外したとき壁に大きめの穴が空きます。壁の素材や壁紙の種類によっては、穴をパテで埋めるなどして目立たなくすることも可能ですが、賃貸では避けたほうが無難です。
賃貸でもOKのピン留めタイプ
一般的な賃貸住宅の壁は「石膏ボード+壁クロス」で仕上げられていることが大半ですが、この壁面に最適なのがピン留めタイプ。細いピンを壁に押し込むだけで取り付けができ、差し跡が目立たないため賃貸でも安心です。
比較的値段も手ごろで、デザインや大きさもさまざまなタイプが出ていますが、中には耐荷重が極端に少なかったり、固定が甘く落ちてきてしまうものも。信頼のおけるメーカーの商品を見極めて選ぶ必要があります。
跡が目立たない賃貸OKのウォールシェルフおすすめ4選
賃貸の壁に棚を付けるのはちょっと不安だし、失敗したくない…そんな方のために、高品質なウォールシェルフを4つ厳選しました。取り付け簡単でデザインもシンプル、どれもかなり優秀なプロダクトなので、ぜひ参考にしてみてください。
平安伸銅工業 LABRICO シェルフフレーム スクエア
奥行き:10cm、15cm
長さ(推奨):40~60cm
耐荷重:5kg
初心者でも気軽に楽しめるDIYパーツを多く手がける「LABRICO(ラブリコ)」のシェルフフレーム。インテリア好きに人気のブランドだけあって、機能もデザインもさすがのハイクオリティです。
アイアンのスクエアフレームを2個取り付け、棚板を載せるだけというシンプルな構造。ピンの部分には同色のカバーが付いているため目立たず、造り付けのようなデザインが魅力です。耐荷重は約5kg(棚板の重さ含む)と、華奢な見た目以上の安定感があります。
さらに嬉しいのは、棚板として市販の1×4(ワンバイフォー)または1×6(ワンバイシックス)材が使えること。ホームセンターなどで一般的に売られている材で、板の長さを変えることで自分好みの棚をつくれます。ただし安全を考慮して使うには、長さは40~60cmほどがおすすめです。
取り付けもとても簡単。3本の細いピンを差し込んでカバーをかぶせ、最後に棚板を裏からネジで固定するだけ。棚板の色を変えることでどんなインテリアにも似合い、奥行きは10cmと15cmの2サイズから選べます。
無印良品 壁に付けられる家具棚
奥行き:12cm
長さ:30cm、44cm、88cm
耐荷重:3kg
材質:ウォルナットまたはオーク材
こちらは無印良品のロングセラーアイテム「壁に付けられる家具」シリーズ。ウォールシェルフのほか、ボックスやフック、ミラーなどパーツのバリエーションが豊富で、トータルコーディネートを楽しめます。
シェルフの長さは30cm、44cm、88cmの3サイズ。奥行きは共通で12cm、耐荷重は3kgです。このアイテムの魅力は、手頃な価格なのに天然木の風合いを楽しめること。突板(つきいた)という薄くスライスした木を表面に貼っているため、プリントではない本物の木目を味わえます。
取り付け方は、金具を細いピンで壁に固定し、そこにシェルフを引っ掛けるというもの。金具2個に対して10本のピンを刺すので少し時間はかかりますが、丁寧なガイドが付いているので初心者でも失敗なく施工できます。
山崎実業(Yamazaki)マグネットが付くウォールラック
奥行き:15cm
長さ:50cm、90cm
耐荷重:5kg(50cm)、 8kg(90cm)
材質:スチール(ホワイト、ブラック)
スタイリッシュなスチール製のシェルフは、シンプルで機能的な生活雑貨を多く手がける山崎実業の「Tower」シリーズのプロダクト。長さは50cmと90cmの2サイズで、耐荷重は5kg~8kgとかなりの頑丈さです。
木製とは違って多少水気のある場所でも使いやすく、モノトーンを基調としたインテリアによく似合います。壁に取り付けた樹脂パーツに本体を引っ掛ける方法で、余計な金具などが一切見えないのでチープさもありません。
本体はスチール製なので、マグネットが付くのも魅力。レシピやポストカードを貼ったり、フックを付けて調理用具を吊るしたりと便利に使えます。スリムなデザインなので圧迫感がなく、2台重ねて設置するのもおすすめです。
山崎実業(Yamazaki)コーナーシェルフ
サイズ:約W22×D22×H3.3cm
材質:スチール(ホワイト、ブラック)
耐荷重:3kg
こちらも山崎実業「Tower」シリーズのスチール製シェルフ。部屋の角にフィットするコーナータイプはベッドと壁のわずかな隙間にも設置できて、スマホやメガネ置きとして最適です。
コーナー部分には少しだけ隙間が空いていて、スマホの充電ケーブルを通せるという細かな配慮もナイスです。取り付けはシェルフ下の4か所を専用ピンで留めるだけ。正確に水平を取ることさえ注意すれば、一人でも簡単に設置できます。
ウォールシェルフでインテリアをもっと楽しもう
家中どこでも便利に使えるウォールシェルフ。好きな場所で「見せる収納」を思い切り楽しめるので、インテリア好きにはぜひ試していただきたいアイテムです。部屋のちょっとした模様替えや気分転換に、ぜひウォールシェルフを取り入れてみてください。
プラスチックのカトラリーと聞いて思い浮かべるのは、コンビニなどでもらう使い捨てのものか、子ども用のアイテムではないでしょうか。そんなプラスチック=チープなイメージを覆す、驚くほど高級感あふれるカトラリーブランドがARAS(エイラス)です。
今回は老若男女、どんな方にもおすすめしたいエイラスのカトラリーをご紹介。実際に使ってみた感想も含めて詳しくレビューします。
エイラスの食器は「まいにち使える、一生もの」
デザインにこだわる人も機能性を求める人もきっと満足できる、エイラスのプラスチックカトラリー。その魅力はどんなところにあるのでしょうか?
樹脂×ガラスの新素材
エイラスを手がけるのは、石川県で創業70年以上を誇る石川樹脂工業。エイラスの食器は、樹脂(つまりプラスチック)とガラスを独自の高度な技術によって掛け合わせた新素材でつくられています。そしてなんと、1000回落としても割れない耐久性を備えていることが試験によって証明されています。
耐熱温度は-20℃~100℃まで対応していて、食洗機や漂白剤の使用もOK。長年にわたって培ってきた職人技を活かし、かつてないタフさとライトさを兼ね備えた素材でできたカトラリーは、まさに「一生もの」として愛用できるアイテム。暮らしに寄り沿い、日々の食体験を豊かに彩ってくれることでしょう。
割れたら何度でも無償交換
驚くべきことに、エイラスの食器には「生涯破損保障」が付いています。これは、割れたカケラと保証書を一緒に返送すれば何度でも新品と交換できるというシステム。送料は消費者が負担するなどいくつかの条件はあるものの、他社には絶対にマネのできないであろう革新的な保証です。エイラスの製品の高い耐久性と、クオリティに対する自信の表れだと言えます。
洗練されたデザイン
エイラスの食器やカトラリーは耐久性だけでなく、見た目の美しさや口に触れたときの食感などのディテールにも徹底的にこだわっています。
プロのシェフがハイエンドレストランで料理を提供するシーンでも、違和感なく使えることを意識してデザインされたエイラスの製品。第一線で活躍するプロダクトデザイナーやアートディレクターがチームを組み、約2年の開発期間を経て誕生しました。
プラスチックの無機質さやチープさとは無縁の佇まいで、まるで作家がつくった器のようなゆらぎのある表情や、ツヤ感を抑えたしっとりと上質なテクスチャ―を再現しています。
【実用レビュー】エイラスを使うと金属カトラリーに戻れない
筆者の自宅ではエイラスのスプーン、フォーク、五角箸を愛用中。金属や木製のカトラリーも持っていますが、エイラスのカトラリーを知ってから、その使いやすさについ毎日手に取ってしまうようになりました。実際に使ってみて分かった、その魅力をレビューします。
魅力①口に入れた時の心地よさ
スプーンを使ってみて驚いたのが、口に入れた時のスッと消えるような感覚。先端がごく薄く仕上げられていることに加えて、ステンレススプーンのようにひやりとしたり、金属味がしないことにも感動しました。
和食にも洋食にも似合うデザインなので、カレーやチャーハン、どんぶりなど、どんな料理にもしっくりきます。プラスチック性だからといって頼りなさもないので、硬いアイスクリームにも問題なく使えます。
魅力➁音が気にならない
金属カトラリーとお皿が当たったときのキーンとする音や、陶器のお皿に触れた時のザラっとした感触。苦手な方も多いのではないでしょうか。そんな方にこそぜひ、エイラスを使っていただきたいと思います。
見た目は高級感たっぷりですが、お皿に触れたときの音は「カチ…」というかるーい響き。そういえばプラスチックで出来ているんだったな、と思い出す瞬間です。
筆者は金属のカトラリーでパスタをくるくるとするときの感触も苦手だったのですが、エイラスのフォークにしてからはそのストレスも無くなりました。
プラスチック製のフォークというと「ちゃんと刺せるのか?」と気になる方もいるかもしれませんが、今のところ使いにくいところはありません。硬いものを刺すと少ししなる感じがありますが、パスタもお肉もサラダも、全く問題なく使えています。
魅力③軽くて洗いやすい
毎日使うカトラリーは、なるべく手間なく洗いたいものです。エイラスなら汚れがついてもスッと落ち、軽いので日々の洗い物も苦になりません。数本をまとめて洗ったり、引き出しにしまったりするときも、金属製のようにカチャカチャ音がしないのも気に入りました。
魅力④においが付きにくい
金属カトラリーが苦手な筆者は、以前は木のスプーンをよく使っていたのですが、だんだんと料理の匂いがしみついてくるのがとても気になっていました。木のスプーンは劣化も早く、フチが削れてきてしまうのもマイナスポイントです。
その点、エイラスならもともと匂いがつきにくい上、除菌や漂白もできるので長く使えます。カレーなど匂いの強いものを食べた後も漂白剤に漬ければ、ほぼ気にならないレベルまで消臭できます。
豊富に選べるエイラスのおすすめカトラリー
筆者がエイラス製品の中でも特におすすめしたいのが、美しいフォルムと豊富なカラーバリエーションを揃えたカトラリー。洋食はもちろん、和食にも似合うシックなブラックをベースに、持ち手の部分は落ち着いたニュアンスある5色をラインナップしています。
日々の食事やティータイム、ちょっと特別なディナーまで、どんなシーンでも自然に料理を引き立ててくれるスプーンやフォーク。ここからは、それぞれの特徴を紹介していきます。
ARAS(エイラス)スプーン大(21cm)
カレーやチャーハンなどに適したディナースプーンサイズ。先端を薄く仕上げているため、口の中に入れたときにスプーンの存在感がなくなり、料理の味に集中して楽しむことができます。持ち手にはなめらかなくびれがついていて、適度な重さがあるので持ちやすいのも特徴です。
ARAS(エイラス)スプーン小(17cm)
プリンやヨーグルトにちょうどいいデザートスプーンサイズ。落としても割れない&漂白ができるので、子ども用としてもおすすめです。耐熱温度は100℃なので、コーヒーや紅茶に添えてもOKです。
ARAS(エイラス)フォーク大(21cm)
パスタやパンケーキはもちろん、ステーキ肉も刺せるディナーフォーク。プラスチックとは思えないシャープな先端です。付け根部分は段差のついた「ザグリ形状」を採用しているため、汚れがたまりにくく洗いやすいのも嬉しいポイントです。
ARAS(エイラス)フォーク小(17cm)
果物やケーキはもちろん、マットなブラックのカラーで和菓子にも似合うデザートフォーク。軽く、汚れが落ちやすい形状で、アウトドア用に持っていくのもおすすめです。
ARAS(エイラス)五角箸(23cm)
器の上に置いたときも転がりにくい五角箸は、エイラスの中でも特に人気の商品です。先端が細いため小さいものも掴みやすく、口当たりも良好。漆塗りを思わせる品のあるデザインも素敵です。
エイラスのカトラリーで食卓をもっと快適に
驚きの機能性と美しさを両立したエイラスのカトラリー、筆者は本当に買ってよかったと思っています。プラスチック製のカトラリーと考えると少し値は張りますが、長く使える&日々の快適さを考えるとコスパは抜群です。大人にも子どもにも、どんな方にも全力でおすすめしたい逸品です!
ソファ前の空いたスペースに、なんとなくテーブルを置いてしまっていませんか?実はどんなテーブルを選ぶかは、どんなソファを選ぶかと同じくらい、リビングの居心地のよさに関わってくる大切な要素です。
今回はソファで過ごす時間をぐっと快適にしてくれるサイドテーブルの選び方と、おすすめのテーブルを4つご紹介。手頃な価格なのにデザインも機能性も申し分なしのラインナップから、ご自身のライフスタイルに合うものを見つけてみてください。
ソファでの快適性はテーブル選びで決まる
リビングテーブルの選び方には、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。ソファを買うついでに選んでしまいがちなアイテムですが、どう過ごしたいかによってテーブルの置き方も変わります。普段の過ごし方をよくシミュレーションして選ぶのがおすすめです。
選択肢①大きなセンターテーブルを1台置く
昔ながらのいわゆる「応接間」の流れを受けたレイアウトが、ソファの前30cmくらい開けて、低めのセンターテーブルを置くパターン。1台置くだけなのでバランスがとりやすく、堂々として見栄えがするので、来客の多い家庭にはおすすめです。
ただし、普段家族で過ごすときは、飲み物を置いたりするには少し低かったり遠くて使いづらかったりという側面も。結局このテーブルを「ちゃぶ台」のように使って、ソファに寄りかかって床座りするスタイルになりがちです。
選択肢➁小さなサイドテーブルを複数置く
ひとつのソファに座りながら、タブレットを見たりスマホをいじったり、一人ひとりが違うことをして過ごす。そんな現代のファミリーにおすすめなのが、ソファのすぐ近くに小さなテーブルを複数置くレイアウトです。
ソファに寄りかかったままの体勢で使える差し込みタイプのテーブルなら、マグカップやスマホをさっと置けて日常使いに最適。少し大きめのサイズならPC作業もはかどります。
センターテーブルを置くのとは違い、ソファ前のスペースを有効に活用できるメリットも。座る場所や気分によって簡単に動かせるのも魅力です。
ソファと合わせるサイドテーブルの選び方
センターテーブルを選ぶよりも、少し難易度が高めなサイドテーブル選び。ここでは、ソファと一緒に使うサイドテーブルを選ぶ上でチェックしたいポイントを紹介します。
用途に合った高さを選ぶ
ソファを合わせるテーブル選びの最重要ポイントは、使い方に合わせた高さを選ぶこと。たとえば本や飲み物などを置くだけなら、空間の開放感をなるべく損なわない低めのテーブルを選びましょう。この場合、ソファの座面と同じくらいの高さがおすすめです。
PCで作業をしたりタブレットを置いて動画を見る場合は、少し高めのテーブルを選びます。目安はソファの座面から30~35cm上くらい。ある程度の高さがあれば、ソファで軽食をとることもできます。
天板のサイズとフォルム
スマホやリモコンなど最低限のものが置ければいいのか、ノートPCとマグカップを置けるくらいの広さが欲しいのか。テーブルのサイズを決める際は、ソファでの過ごし方をよく想像して選ぶことが大切です。小さすぎると使いづらく、大きすぎるとリビングの導線の邪魔になるので、サイドテーブル選びでは「大は小を兼ねない」を肝に命じて選びましょう。
また大きさだけでなく、天板のフォルムもこだわりたいポイント。インテリアにメリハリをつけるなら、丸型のサイドテーブルのほうが軽やかな印象になるのでおすすめです。実用性重視なら、四角のテーブルのほうが天板の面積を有効活用できます。
ソファに差し込めるかどうか
脚部をソファ下に差し込んで使うタイプのサイドテーブルは、手元に引き寄せて使えるので便利です。テーブルの脚部がソファ下のスペースに入るかどうか確認しておきましょう。
差し込み型テーブルは片持ちのデザインになっているものが多いので、通常のテーブルよりは不安定になる場合も。子どものいる家庭など安定感を求める環境では注意が必要です。
ソファに差し込めるおすすめテーブル4選
ここからはソファの快適さを格上げする差し込み型のサイドテーブル4つを厳選してご紹介します。さまざまなタイプから、用途や好みに合うものを見つけてみてください。
Yamazaki 差し込み サイドテーブル
サイズ:幅45×奥行25×高さ52cm
インテリアに溶け込むシンプル&モダンなデザインと高い機能性を備えた、山崎実業の人気シリーズ「Tower」の差し込みテーブル。スチールのベースに天然木の天板を組み合わせたミニマルなフォルムは、どんなソファにも似合います。
ソファに差し込んで使うのはもちろん、脚部の空いた部分にゴミ箱を置いてソファサイドで使うのも便利。天板耐荷重は15kgと丈夫な作りで、角も丸みを帯びているので、子どものいる家庭でも安心して使えます。
Yamazaki サイドテーブル ワゴンタイプ
サイズ:幅27.5×奥行32×高さ55cm
山崎実業「Tower」シリーズのワゴンテーブル。キャスター付きのため、ラグの上でもスムーズに動かせるのがポイントです。
天板には取り外し可能な小物入れが2個付き、リモコンやメガネ、文房具など良く使うものをしまうのに便利。ベース部分にはマガジンラックも備えています。
ソファサイドだけでなく食卓やデスクの近くなど、使いたい場所に気軽に動かして使えるワゴンは、一台あるとぐっと快適さがアップするアイテムです。
KUROSHIRO ソファーテーブル
サイズ:天板直径20×高さ51cm
ソファの手元でスマホと飲み物だけちょっと置きたい、そんなシーンにフィットするコンパクトなコの字型テーブル。薄いスチール板と支柱で構成されたシンプルで美しいデザインは、新潟県燕市の老舗企業が生んだモダン家具ブランド「kuroshiro」が手がけています。
テーブルの重さは約2kgあり、華奢な見た目以上の安定した使い心地。生活感を抑えたミニマルなインテリアが好きな方、ソファ周りをすっきり見せたい方におすすめです。
このくらい小さなサイズなら、ソファに座る人数分だけテーブルを置いて1人1台使うのがおすすめ。マットな黒と白の2色のラインナップで、どんなソファとも合わせやすいデザインです。
山善 昇降式サイドテーブル
サイズ:幅70×奥行40×高さ60-95cm
ソファでもPCを広げてしっかり仕事をしたい、そんな方におすすめなのが山善の昇降式テーブル。高さ調整のできるテーブルは多くありますが、こちらは無駄のないシンプルなデザインがリビングのインテリアに調和しやすく、日本メーカーという安心感のあるアイテムです。
高さは最小60cmで、ソファでデスクワークをするのにちょうどいいサイズ感。天板は70×40cmと大きめで、ノートPCとマグカップを置いても余裕があります。
最大95cmまで高さを上げればスタンディングデスクとしての使用もOK。そのほか、ダイニングテーブルと同じ高さに設定して、来客時の補助テーブルとして使うこともできます。
ソファタイムの相棒になる理想の1台を
リビングでの心地よい時間をサポートするソファサイドテーブルは、家族それぞれが自分のデバイスを持つ現代のくつろぎ方には欠かせないアイテム。ソファだけでなくダイニングやデスクまわりなど、好きな場所に移動して使える身軽さも魅力です。ぜひ、ご自身の暮らしに合った1台を見つけてみてください。
「脚立があったら何かと便利だけど、デザインの良いものがなくて買う気が起きない…」とお悩みの方に朗報!これなら欲しい、むしろ見せたいと思える脚立が、このLUCANO(ルカーノ)です。
今回はまさに「こんな脚立を待っていた!」と思えるお洒落すぎる脚立「ルカーノ」シリーズをご紹介。製品の特徴やメリットとデメリット、脚立として使う以外の使用例も挙げているのでぜひ購入の参考にしてみてください。
ルカーノのコンセプトは「隠さない脚立」
オブジェのようにポップな存在感で、まるで雑貨のように楽しめる脚立ルカーノは、一体どのように生まれたのでしょうか?その開発ストーリーを紹介します。
創業60年の老舗メーカーが開発
ルカーノを生み出したのは、脚立やハシゴなどの昇降機器を60年以上にわたって作り続ける日本の老舗メーカー長谷川工業。「安全製品はハセガワ」のキャッチコピーを掲げて20カ国以上に製品を届け、世界中の建設現場の職人たちから絶大な支持を集めています。そんな長谷川工業が長年の技術力とノウハウを詰め込んで開発した、全く新しいコンセプトの脚立が「ルカーノ」です。
物置きにしまい込まれている脚立を出すのが面倒で、不安定だと分かっていながらダイニングチェアで代用してしまう。そんな状況をなくすために、いつも部屋の中に出しておけて、毎日でも使ってもらえる脚立を作りたいーー。ルカーノ開発の裏側には、家庭の安心安全を願う担当者の思いが込められています。
グッドデザイン賞&安全認証マークを取得
「隠さずそばに置いておける発想転換の脚立」として、国内外からも高く評価されているルカーノ。日本のグッドデザイン賞をはじめ、国際的な栄誉であるドイツのIFデザイン賞やレッド・ドット・デザイン賞など、数々の受賞歴を誇ります。
また、一般財団法人製品安全協会の定める安全基準に適合した製品であることを示す「SGマーク(Safe Goods)」も取得。ルカーノはデザインも安全性もお墨付きをもらった優秀なプロダクトであることがよく分かります。
LUCANO(ルカーノ)の良い点とちょっと気になる点
ここからはルカーノの具体的な魅力5つと、ちょっと気になるポイント2つをご紹介します。
◎出しっぱなしOKのデザイン
いちばんの魅力はなんといっても、シンプルで無駄のない美しいフォルム。国際的に活躍するプロダクトデザイナー村田智明氏が主宰するデザインコンソーシアム・ブランド「メタフィス」との共同開発によって生まれたデザインです。
いかにも「備品」という佇まいの一般的な脚立とは違い、外側から留め具やネジが一切見えないよう配慮された設計。出しっぱなしでもインテリアの景観を損ねないので、必要なときにサッと開いて使えます。
◎使い勝手の良い3サイズ&豊富なカラー
高さは3サイズをラインナップ。日常使いの踏み台なら1段または2段、木の剪定など高いところで作業をするなら3段と、用途に応じて選べます。
カラーバリエーションが豊富な点も、他の脚立にはないポイントです。モノトーンから鮮やかなアクセントカラー、パステル調のニュアンスカラーまで、部屋のテイストに合わせてコーディネートを楽しめます。
◎自立するから置き場に困らない
全サイズとも折り畳み時の厚さは約16cmとかなりコンパクト。食器棚や冷蔵庫脇のちょっとした隙間にも収まります。
さらにルカーノが優秀なのは、折り畳んだ状態で自立するということ。立て掛ける場所がなくても、家中どこにでも置いておけるのは便利です。
◎安定感は抜群。さすがの老舗品質
踏み台には波型の溝がついていて、室内で靴下を履いて使うときも滑らず使えて安全です。幅も十分な広さがあるので、乗った時の安定感も抜群。大人はもちろん、子どもにも安心して使ってもらえる構造です。
◎ワンタッチレバーで開閉も簡単
脚立を畳むときにつきまとうのが、手を挟むんじゃないかというちょっとした恐怖ですが、ルカーノはワンタッチレバー方式なので開閉がとても簡単。踏み台の下にあるレバーを上に持ち上げるだけで畳めるので、これなら手を挟みようがありません。
△価格はやや高め
機能とデザインには文句のつけようがないルカーノですが、唯一と言っていい欠点が価格の高さ。こだわらなければ半額以下で買える脚立も多くあります。
でも、一度脚立を買ったら軽く10年、20年くらいは使い続けるのではないでしょうか?そう考えると、数千円プラスオンしてでも気に入ったものを買うほうが絶対にいいです。
長く使うものは多少高額でも、持っていてテンションの上がるものを買うべし。この考え方が、QOLを上げるための近道です!
△軽量ではない
軽さをウリにしている脚立ではないので、もっとも汎用性の高い2段タイプで3.2kg、3段タイプでは5.2kgとそれなりの重量があります。
ただ、この重さによって簡単にはグラグラしない安定感を実現しているとも言えるので、ここは許容範囲でしょう。
サイズ別 LUCANO(ルカーノ)の使い方
せっかくルカーノを買うなら、ただ脚立として使うだけではもったいない!ここからはサイズ別に、ルカーノを普段使いの家具として徹底活用するアイデアを紹介します。
1段:玄関の靴履き用や子どもの踏み台に
使用時サイズ:幅39×奥行33×高さ24cm
収納時サイズ:幅39×奥行16×高さ28cm
食器棚の上の方にしまったものを取るときなど、あと少しだけ高さが欲しいときに便利な1段タイプ。この大きさを活かして、床座り時のちゃぶ台代わりとして使うのはいかがでしょうか?カーペットや畳の上で過ごすとき、ちょっと飲み物を置いておくのに便利です。
もう一つのおすすめは、玄関に置いて靴履き用のスツールとして使う方法。ブーツやスニーカーの脱ぎ履きがぐっと楽になります。
子どものいる家庭なら、手洗い用の台として洗面所にスタンバイしておくのにもちょうどいいサイズ。キッズ用の踏み台は可愛らしいデザインのものが多くてどうも買う気になれない…という方も、ルカーノならインテリアの邪魔になることはありません。
2段:ちょっと高めのスツールとして
使用時サイズ:幅48×奥行57×高さ56cm
収納時サイズ:幅48×奥行16×高さ62cm
家庭用の脚立としては最もポピュラーな2段タイプ。踏み台の高さは57cmと一般的なダイニングチェアよりも10cmほど高いので、日常生活の様々なシーンで使いやすいサイズ感です。
いっそ畳まずに出しっぱなしにしておいて、スツールとして日常づかいしてしまうのも、ルカーノなら断然アリです。料理をする方なら、キッチンに立つときのちょっとした腰掛けとしてもおすすめです。
2段タイプは通常カラーに加えて、高級感あふれるゴールド、ブロンズ、シルバーのメタリックカラーもラインナップ。よりスタイリッシュさを求める方はぜひチェックしてみてください。
▼通常カラーはこちら
▼ゴールド・シルバー・ブロンズの特別カラーはこちら
3段:壁に立て掛けてインテリアに
使用時サイズ:幅53×奥行74×高さ122cm(踏み台高さ79cm)
収納時サイズ:幅53×奥行15×高さ133cm
窓拭きやカーテンの着脱、庭木の剪定など、高いところで長時間作業をするのに向いている3段タイプ。上に伸びたハンドルが昇降時の手すりになり、さらに作業をするときはヒザやスネを支えてくれるので、安心して両手を離して作業に集中できます。
この形状ならではの活用法が、インテリアラダーとして壁に立て掛ける使い方。ポストカードを貼ったり、ドライフラワーをハンギングしたり、ストールやブランケットなどを掛けておくのにも便利です。ものを掛けるときは、くれぐれも倒れてこないように注意してください。
結論:脚立を買うなら絶対ルカーノにする
美しい佇まいと豊富なカラーリングでどんなインテリアにも似合い、機能や安全性も文句なしのルカーノ。やや価格が高いことと、それなりの重さがあることを踏まえても、この先長く使うなら今のところこれ以上の脚立はないという結論です!デザインの良い脚立をお探しの方はぜひ検討してみてください。
ソファでくつろぐとき、スマホやマグカップをちょい置きできるサイドテーブルが手元にあれば、リビングの過ごしやすさは格段にアップします。でもいざ探すとなると、質感がチープだったり、手持ちのソファと合わなかったり、ピンとくるものがなかなか見つからない…。そんな方におすすめしたいのが、KUROSHIRO(クロシロ)のテーブルです。
スチールの硬質な素材を活かし、一切の無駄をそぎ落としたデザインは、10年、20年と愛用できること間違いなし。せっかく買うなら後悔しない上質なサイドテーブルが欲しい!デザインはとにかくシンプルが良い!そんな方はぜひ、検討のひとつに加えてみてください。
老舗国産メーカーが手がけるKUROSHIRO(クロシロ)
創業70年を超える老舗国産メーカーが手がける新しいインテリアブランド、KUROSHIRO(クロシロ)。現代の暮らしに馴染む洗練されたプロダクトが生まれた背景と、その魅力を紹介します。
新潟・燕三条の職人技によるものづくり
KUROSHIROを生み出したのは、ものづくりの街として知られる新潟県燕市で1947年に創業した金属加工メーカー「アベキン」。板金の加工から溶接、塗装、組立までを自社で一貫生産できる体制を持ち、スチール製のオフィス家具や店舗什器などの製造・販売を行ってきました。
そんなアベキンが、長きにわたり培ってきた高い技術力を駆使して開発したオリジナル家具ブランドが、このKUROSHIROです。その名の通り、ツヤを抑えたマットな黒と白の2色のみで仕上げられたテーブルやシェルフは、インテリアに自然と溶け込みながら、使う人の個性やライフスタイルを引き立てます。
余計な装飾でごまかさないシンプルを極めたデザインは、溶接や曲げ加工といった卓越した技術力のたまもの。メイドインジャパンの誇りを存分に感じられるプロダクトを身近に置けば、日々のふとした瞬間にも満足感を味わえること間違いなしです。
インテリア好きの街、東京・中目黒にショールームも
ブランドの立ち上げから数年はオンラインストアのみで販売していたKUROSHIROの家具ですが、2025年3月には待望の直営店をオープン!
感度の高いインテリアショップが集まる激戦区、東京・中目黒に店を構えるあたり、クオリティへの自信のほどが伺えます。 実物を見て質感を確かめたい、 こだわりのディテールをじっくり見たいという方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
組み立て不要の完成品で届く
KUROSHIROのプロダクトはすべて工場直送の完成品で届きます。工具や組み立てが不要で、届いたその日からすぐに使えるのは嬉しいポイント。パッケージもシンプルなので、引っ越し祝いなどのプレゼントにも喜ばれそうです。
スチールの質感が光るサイドテーブル4選
KUROSHIROのプロダクトの中でも特におすすめなのは、値段も手頃で取り入れやすいサイドテーブルです。シンプルでありながら、快適に暮らすための工夫が施された4タイプのテーブルを紹介します。
コの字テーブル
■サイズ:天板直径20×高さ51cm
ソファでくつろぐときの相棒にしたいコの字型のテーブル。すぐ手の届く場所にマグカップやスマホを置いて便利に使えます。底面が約5mmの薄いスチール板なので、脚付きソファでなくても差し込めるのがナイス。高さは51cmと高すぎないので、視界の邪魔にもなりません。
おすすめは、ソファに座る人数分だけ用意して1人1台使うこと。大きなテーブルを中央に置くよりそれぞれの手元で使えて快適ですし、ソファ前のスペースも広く確保できます。華奢なフォルムですが重量は2kgあるので、安定感も全く問題なしです。
ローテーブル
■サイズ:天板直径45cm×高さ47cm
サイドテーブルとしてはやや低めの47cmという高さで、圧迫感なく使えるローテーブル。目線が自然と下がり、リラックスした雰囲気を作ります。天板より底面の直径が小さいデザインで見た目もすっきり。天板直径は45cmと広めで、雑誌やタブレットも楽々置けます。
ソファの横で使うだけでなく、植物やオブジェを置く台としてもおすすめ。脇役に徹した無駄のないデザインが、卓上に飾るものをぐっと引き立ててくれそうです。
丸型サイドテーブル
■天板直径28cm×高さ45cm
コンパクトな直径28cmの円形テーブル。ベース部分はリング状のデザインなので、インテリアにほどよい抜け感をもたらしてくれます。製品重量は約2kgと持ち運びしやすい軽さながら、耐荷重は5kgまでOKです。
ソファやチェアの横において使う以外に、目覚まし時計や照明を置いてベッドサイドテーブルとして使うのもおすすめ。4本の支柱に支えられたデザインは華奢ながら安定感があり、うっかり倒してしまう心配もありません。
角型サイドテーブル
■天板28×28cm×高さ45cm
シャキッと角の立ったフォルムが美しい角型テーブル。部屋の中に置けば、まるでアートギャラリーのように端正な雰囲気を演出してくれます。
テーブルとしては低めの45cmという高さで、ソファやチェアの横に置くのにちょうどいいサイズ感。耐荷重は5kgなので座ることはできませんが、雑誌や本などある程度重量のあるものを置いても、華奢な見た目以上の安定感です。
壁にぴったり付けられるスクエア型なので、玄関先での荷物置きにするのもおすすめ。天板下の空いているスペースに本や照明を置いてシェルフのように使うこともでき、日常のいろいろなシーンで活躍してくれる形です。
スリムテーブル
■ロータイプ:天板直径25×高さ45cm
■ハイタイプ:天板直径25×高さ76cm
ありそうでなかったこの小ささ、もはやテーブルではなく「飾り台」としての用途に特化した絶妙なサイズ感。45cmのロータイプは一般的なスツールと同じくらいの高さ、76cmのハイタイプはちょっと高めのダイニングテーブルくらいの高さです。
どんな空間にも溶け込むデザインを活かして、例えば玄関で使うのはいかがでしょうか?鍵や印鑑などの小物の定位置にしたり、ポプリやディフューザー、消毒液を置いたりもできます。寝室でスピーカーやプロジェクターを載せる台として使っても良さそうですし、アイデア次第で使う楽しみが広がります。
注意:小さな子どものいる家庭には不向きかも
研ぎ澄まされたフォルムが魅力のKUROSHIROのテーブルですが、天板や底面のスチールプレートは厚み5mm程度とかなりシャープです。子どもが走り回るリビングなどで使うのは少し危険かもしれません。
KUROSHIROのテーブルをぜひ使ってほしいのは「とにかく生活感のないインテリアにしたい」という人。モノトーンスタイルに似合う質感の良いテーブルをお探しの場合には、これ以上ない選択肢だと思います!
KUROSHIRO(クロシロ)のテーブルで洗練インテリアを
新潟燕三条の職人たちが生み出すディテールと、流行に左右されないシンプルなフォルムが魅力のKUROSHIROのテーブル。見た目だけでなく、組み立ての手間がないこと、国産メーカーという安心感も魅力です。リビングをより快適にスタイリッシュにランクアップしたい方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
デザインが良くて価格も手頃、小さく折りたためて水にも強い収納バスケット。そんな機能的すぎるプロダクトが、ハイタイド(HIGHTIDE)の「タープバッグ」です。インテリアとしてはもちろん、キャンプやレジャーにも持ち出せるので、どんな家庭にあってもきっと役に立つことでしょう。ハイタイドのタープバッグを5年以上愛用している筆者が、その魅力と使い方をまるっとお伝えします。
万能すぎるハイタイドの「タープバッグ」
あまり一般的ではない「タープバッグ」というアイテム名。一体どういう代物なのか、まずはその特徴とおすすめポイントをご説明します。
水に強いターポリン素材
タープバッグは、PVCコーティングを施した撥水性のあるターポリン素材を使ったバケツ型のバッグ。ハンドルが付いているので持ち運びにも便利です。
耐荷重の目安は、Sサイズで16kg、Mサイズで35kg、Lで70kgとそれぞれかなりの頑丈さ。室内で収納バスケットとして使うにしても、たいていのものなら問題なくぽんぽん放り込めそうです。
サイズは3種類
大きさは高さ36cmのSサイズ、45cmのMサイズ、 48cmのLサイズの3種類。Lは両手で抱えるように持つサイズ感なので、ハンドルが上ではなく横に付いています。
カラーバリエーションの豊富さもタープバッグの魅力。白や黒だけでなく、ベージュやグレー、カーキなどのニュアンスカラーまで揃えているので、リビングやキッチンに置いても違和感なく馴染むのが嬉しいポイント。レッドやイエローなどのビビッドカラーもあるので、インテリアのテイストに合わせて選ぶ楽しみが広がります。
折りたためてコンパクト
タープバッグはこのような形に畳まれて、手のひらサイズで販売されています。ブラスチックや天然素材のバスケットと違って、使わないときコンパクトにしまえるのは本当に助かります。パッケージもお洒落なので、ちょっとしたギフトにも良さそうです。
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福岡生まれの雑貨ブランド「ハイタイド」
この万能収納アイテムであるタープバッグを販売しているのは、福岡で生まれた雑貨ブランド「ハイタイド(HIGHTIDE)」です。「満ち潮」を意味するブランド名は、いつも精神的に満たされていたいという想いから名付けられたそう。その名の通り、日々の生活にちょっとした満足感をもたらしてくれるプロダクトを提案しています。
ハイタイドのインテリア雑貨やステーショナリーは、30〜40代以上のビジネスマンでも違和感なく使えるシンプルさがありながら、どこか遊び心の効いたデザインが魅力。東京、札幌、福岡に直営店があるほか、全国のロフトや東急ハンズなどでも取り扱っているので要チェックです。通販サイトでの取り扱いもあるので、自宅から手軽に購入できるのもうれしいポイントです。
タープバッグの使い方アイデア6選
実際のところ、タープバッグはどんなふうに便利なのでしょうか?アウトドア用で使う方も多いですが、今回はあえて室内で使うケースを中心に6つの使い道を挙げてみます。
洗濯カゴとして
いちばん最初に思いつくのは洗濯カゴです。洗濯待ちの服を入れておいてもいいし、洗いあがった服を物干し場まで運ぶときに使ってもOK。
より効率化したいなら、タープバッグを家族の人数分だけ用意しておくのもおすすめ。取り込んだ洗濯物を仕分けして、そのまま各自が部屋に持ち帰ればしまう手間が省けます。
掃除用具入れとして
洗剤のボトルや雑巾、ゴム手袋など、インテリア的には見せたくないものだらけの掃除用具。かといって日々使うものだから、しまい込んでおくのは避けたいところ。そんなときはタープバッグにまとめて入れておけば、掃除の際にさっと出せてかなり便利です。汚れたら洗えるので清潔さもキープできます。
果物や野菜の保存に
果物や野菜をたくさん頂いたとき、段ボール箱にそのまま入れて放置するのは見栄え的にもできれば避けたいところ。そんなときにもタープバッグの出番です。
野菜の泥などで汚れても洗えますし、ものを入れる量によって口を折り返して高さを変えられるのも便利です。使わないときはキッチンの空いた隙間にしまっておけるので邪魔にもなりません。
鉢カバーとして
プラスチックの植木鉢ごとすっぽり入れて、植物をインテリアにマッチさせてくれる鉢カバー。陶器や木製のものなどいろいろな種類がありますが、タープバッグを使うのはいかがでしょうか?
なんといっても軽いので、水やりの際などちょっと動かしたいときもストレスフリーで、床にキズがつく心配もありません。入れ口を折り返すことで、鉢のサイズに合わせて高さが調整できるのも便利です。
子どものおもちゃを入れて
気が付けばどんどん増えていく子どものおもちゃ収納にも、タープバッグが活躍します。部屋の中で使うものを種類別にしまっておくのもいいですし、プールや砂場用のアイテムをしまっておいて、そのまま屋外に持ち出して使うのもおすすめです。
キャンプやアウトドアに
今回はインテリアアイテムとしての使い方をメインで紹介してきましたが、やっぱり王道はアウトドア使用でしょう!テント周りのグッズや薪などをざっくり放り込んでもいいですし、汚れた衣類を入れて持ち帰るのにも向いています。
多少漏れる可能性はありますが、少しの時間であれば水を溜めてバケツとして使ってもOK。ドリンクや果物を冷やしたり、水場まで食器を運んだり。バケツよりもかさばらずに持っていけるので、いくつかあるとキャンプ中に重宝しそうです。
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タープバッグを実際に使ってみた感想
重さはないけど意外とかさばる、ペットボトルやビン・カンなどの資源ゴミ。毎日捨てるものではないので、どんなゴミ箱に溜めておくのがいいのか、スマートな最適解を探し中の方も多いのではないでしょうか。そんな方に、ぜひタープバッグをおすすめします!
資源ゴミ用として最高にGOOD
地味に嬉しいのは、タープバッグのMサイズには45リットルのゴミ袋がちょうどよく掛かること。カラバリ豊富なのでどんなインテリアにも合わせられますし、水拭きもできるので汚れやすい白でもまったく気になりません。
筆者の家ではタープバッグのMサイズ(白)を愛用して早5年。ペットボトルとプラスチック用のゴミ箱にしています。ちなみに、内側に入ったロゴがカッコいいのであえて裏表逆にして使っています。
強度を出すひと工夫は必要かも
ゴミ箱として使う場合、デメリットがひとつだけあって、ある程度ゴミが溜まるまではクタっとして若干使いづらいということ。それを解消するために、我が家では段ボールを輪っか状にしたものを中に入れ、その上からゴミ袋を掛けています。こうすればゴミが少ない状態でもシャキッと自立してくれて、全くストレスがなくなりました。
使い勝手的にも、見た目の良さ的にも、今のところ資源ゴミ入れはこれがベストチョイスだと思っているので、これからもずっと使い続けるつもりです。
家でも外でもタープバッグを使い倒そう
どんなシーンでも頼れる丈夫さと、豊富なサイズ&カラーバリエ―ションで、生活のふとした場面を楽しく彩ってくれるハイタイド(HIGHTIDE)のタープバッグ。これは間違いなく、インドア派にもアウトドア派にも自信を持っておすすめできる逸品です!
アウトドアやキャンプにも持ち出せて、室内でもサマになるデザインが人気のコンテナボックス。今回はインテリア好きから熱い支持を集めるブランドGORDON MILLER(ゴードンミラー)の収納ボックス4タイプを紹介します。それぞれの特長を比べながら、ぜひ収納選びの参考にしてみてください。
室内でこそ使いたいコンテナボックスの魅力
ホームセンターからアウトドア用品店まで、さまざまな場所で見かけるようになったプラスチック製のコンテナボックス。屋外やガレージで使うイメージがありますが、あえて部屋の中で使う魅力について考えてみます。
工業感あふれる佇まい
もともとは貨物輸送用や工場内での仕分けなど、業務用としての用途がメインだったコンテナボックス。最近は多くのメーカーから色やフォルムのバリエーションが登場したことで、インテリアアイテムとして取り入れる人も増えてきました。
引っ越しても使える&手頃な価格
リビングやキッチンに置いても違和感のない洗練されたデザインのものも多く、棚や引き出しなどの家具のかわりに、手頃な値段のコンテナボックスを使う人も増えています。安価な家具で下手に済ませてしまうよりは、あえてのコンテナ収納を採用したほうがスタイリングの質が下がらず、テイストのはっきりしたインテリアを作れます。
家の間取りに合わせて買う家具とは違い、どんな家に引っ越しても使い続けられるもの魅力。最初は洋服や食品の収納に使い、子どものおもちゃ箱に使い、汚れてきたらベランダで使うなど、ライフステージに合わせてフレキシブルに活用できます。
水回りでも使える
プラスチック製のボックスは水周りでも使えるので、雨が気になる玄関でも使用可能。汚れたら洗うこともできるので、清潔さを保ちたいキッチンや洗面所収納にも向いています。観葉植物やガーデニング関連のアイテムを入れておくのも一案です。
コンテナといえばGORDON MILLER
機能性とデザイン性を兼ね備えた家具やアウトドアギア、ファッションアイテムなどを提案する日本のブランド「ゴードンミラー」。意外と知られていませんが、あの大手カー用品メーカー「オートバックス」グループが運営しています。
ゴードンミラーがテーマに掲げるのは「心躍るガレージライフ」。商品はどれもガレージに似合うような、クールでインダストリアルな雰囲気の漂うデザインが特長です。東京・蔵前に直営店もあるので、実際のプロダクトに触れたい方はぜひチェックしてみてください。
GORDON MILLERの収納ボックス4種類の違い
ゴードンミラーの商品ラインナップの中でも、特に人気の高いアイテムがコンテナ収納ボックスです。現在発売されている4タイプの特長と、おすすめの使い方を紹介します。
トランクカーゴ【イスにもなる】
【トランクカーゴの特長】
サイズは7種類
カラーは3色
耐荷重100kgで座れる
天面フラットでテーブルになる
3段までスタッキングOK
フタの留め具がそのまま取っ手になる機能的なデザインで、持ち運びしやすいトランクカーゴ。アウトドア用品を収納しておき、そのまま車に積んでキャンプ場に持って行って、現地ではイスやテーブルとして使う。そんな使い方が王道で、キャンパーにとっては外せない定番人気アイテムですが、もちろんインテリアとしてもかなり優秀な逸品です。
いちばんの特長は、フタ天面の耐荷重が100kgという驚きの耐久性。普段は収納ボックスとして飲料や日用品のストックを入れておき、来客時にはスツールやコーヒーテーブル代わりに使えます。ベージュやカーキ、ダークグレーといったアースカラーなので、ソファなど他の家具ともナチュラルに馴染んでくれます。
フォールディングコンテナ【側面が開閉】
【フォールディングコンテナの特長】
サイズは3種類
カラーは2色
重ねたまま側面から取り出せる
6段までスタッキングOK
物流業界で言ういわゆる「オリコン(折りたたみコンテナ)」のデザインを超クールにアップデートしたのがこちらのフォールディングコンテナ。折りたたむと薄さ約10cmのコンパクトサイズになるので、使わない時はちょっとした隙間にしまっておけるのが嬉しいポイントです。
最大積み重ね数は6段までOK。そのうえ重ねたまま、側面4方向どこからでも物が取り出せるという便利すぎる仕様。これはもはやコンテナの域を超えて、棚や引き出しのように家具として使えるアイテムです。
部屋の中で使うなら、洋服や帽子などファッションアイテムの収納で大活躍すること間違いなし。一般的なプラスチックケースでは味気ないクローゼットも、フォールディングコンテナを使えば一気に雰囲気を格上げしてくれます。
ストレージボックス【コスパ抜群】
【ストレージボックスの特長】
サイズは3種類
お手頃価格&軽い
3段までスタッキングOK
カラーはカーキ1色のみ
シンプルなフォルムに主張強めのロゴが映えるストレージボックス。底に向かって細くなる形なので、使わない時は空のボックスを複数重ねておくことができます。
軽くて値段も手頃なのに、フタはバックル固定でしっかりと閉まります。いちばん小さいMサイズは、Lサイズと深型LLサイズの上にぴったり2個収まる大きさ。3サイズを組み合わせてスタッキングが可能です。
工具や洗車用品を入れて屋外に持ち出して使うのはもちろん、衣装ケースや子どものおもちゃ箱としても最適。見せたくない掃除用具や洗剤類をまとめれば、水回りがすっきり片付きます。
カーゴバスケット【家事に使える】
【カーゴバスケットの特長】
サイズは3種類
カラーは4色
持ち運びに便利
スタッキングはできない
買い物カゴのようにハンドルがついたカーゴバスケット。スタッキングはできませんが、折りたたみ時の厚さは約7cm。必要な時だけさっと取り出して使うことができます。側面はメッシュ構造のため軽く、取り扱いが楽なのも嬉しいです。
カラーはベージュ、カーキ、グレー、ブラックと、ゴードンミラーの収納ボックスとしては豊富な4色をラインナップ。どれもインテリアに溶け込む味わい深い色です。
取っ手付きで気軽に持ち運べるので、屋外で使いたいキャンプ用品などをまとめるのはもちろん、畳んで車に積んでおけば買ったものを入れるのに何かと役立ちます。そのほか洗濯カゴとして使うのも便利ですし、ペットボトルや古紙などのゴミをまとめておけば、そのまま捨てに行けるのでおすすめです。
GORDON MILLERの収納ボックスで生活がはかどる
個性豊かな4タイプから選べる、ゴードンミラーの収納ボックス。リビングやダイニングにも馴染むカラーと、水回りでも使える利便性が魅力です。インダストリアル系インテリアの片付けアイテムとして、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
インテリアに少しでも興味がある方なら、おそらく誰もが知っている家具ブランド「カリモク家具」。そんな日本を代表する老舗企業が、リブランディングによって打ち出した新ブランドが「カリモク60(ロクマル)」です。
今回はカリモク60のプロダクト開発に込められた思いを掘り下げつつ、人気のソファ「Kチェア」と「ロビーチェア」それぞれの特徴をご紹介。20代の若者もナイスミドルの皆さんもきっと好きになる、古くて新しいカリモク60の魅力をたっぷりお伝えします。
老舗家具メーカーの新ライン「カリモク60」とは?
「カリモク60」は、1940年に創業した老舗木工家具メーカー「カリモク家具」が2002年に立ち上げたブランド。取り扱うのは、カリモクが1960年代に製造し、家具メーカーとしての基礎を築いたチェアやテ-ブルを復刻したアイテム。60(ロクマル)というブランド名は「1960年代の復刻家具」という意味です。
往年の名作家具に再び光を当てて世に出すという考えから立ち上げたブランドなので、新商品が増えることは基本的にありません。ソファやチェア、テーブルなど少数精鋭のラインナップですが、張り地や仕上げに期間限定仕様が加わったり、著名デザイナーとのコラボレーションモデルが登場することも。
選べる種類は少ないですが、この絞り込まれた製品数にこそものづくりのプライドを感じます。間違いのない名作を迷わず手に入れたい人にとっては、むしろ好都合ではないでしょうか。
カリモク60が愛される理由
2002年の立ち上げ以来、年齢や性別を問わず広く愛されているカリモク60の家具。一般の住宅はもちろんカフェやコワーキングスペース、美容院などでも多く採用されているので、目にしたことがある方も多いかもしれません。カリモク60はなぜこれほどまで多くの人を魅了するのか?その理由をまとめました。
単なる復刻ではない、時代を超える家具
カリモク60は、1960年代にカリモク家具が作っていた製品を復刻生産していますが、そのコンセプトは単なる過去の焼き直しではありません。時代を超えて愛用できる優れたデザインを、現代生活にフィットする形で提案し、後世に末永く受け継ぎたいという、ものづくりに関わる職人や開発者の熱い魂が宿っています。
その証拠に、カリモク60で不動の人気を誇る「Kチェア」は1962年当時のデザインを忠実に再現しつつも、内蔵されたバネやビニールレザーの品質などに絶えず改良が加えられています。伝統を守りながら常に進化し続ける、それこそがカリモク60のフィロソフィなのです。
仕掛け人はナガオカケンメイ氏
カリモク60を世に送り出した仕掛け人は、クリエイティブディレクターをつとめるナガオカケンメイ氏です。ナガオカ氏が手がけるセレクトショップ「D&DEPARTMENT」でカリモク家具を扱っていたことがきっかけとなり、ブランドの再構築とアイテムの復刻を提案しました。
一時は廃盤寸前になるほど売上が落ち込んでいた1960年代の家具に着目し、洗練されたリブランディングによって再び光を当てたナガオカ氏。昔を知る人にとっては「信頼できる日本の家具」として、初めて見る若者にとっては「新鮮なレトロ感のある家具」として、幅広い世代に受け入れられるカリモク60ブランドが誕生しました。
複数メーカーを巻き込む「60VISION」へ
カリモク60の立ち上げをきっかけに、2002年にスタートしたプロジェクトが「60VISION(ロクマルヴィジョン)」。長年愛されるロングセラーを持つ国産メーカーが自社製品を登録し、流行に左右されないブランドを育てるプロジェクトです。開始から7年間で製品数は600を超え、カリモク60はその代名詞的存在として広く知られることとなりました。
ものづくりの原点に帰り、日本から世界に通用するスタンダードを作ろうとする姿勢が高く評価され、60VISIONの取り組みは2008年グッドデザイン賞を受賞しています。
カリモク60の定番「Kチェア」と「ロビーチェア」
ここからはカリモク60の家具の中でも、特に人気の高いソファ2つのモデル「Kチェア」と「ロビーチェア」を比較。それぞれの特徴と選び方をご紹介します。
Kチェア
【Kチェアの特長】
デザイン:木フレームですっきり
バリエーション:1人掛、2人掛、ミニ
サイズ:幅70~133 × 高さ70 × 奥行64.5~70
座り心地:硬め
使い方:浅めで作業&食事向き
ロボット掃除機:使用OK
1962年に発売されたカリモク椅子の第1号モデル。1人掛けと2人掛けがありますが、いずれも座面の奥行きは70センチとコンパクト。小柄な女性でも座りやすく、男性でも充分くつろげる絶妙なサイズ感です。張り地は合成皮革でお手入れの楽なブラックレザーと、起毛感のある手触りが心地よいモケットグリーンの2タイプから選べます。
金属製のバネがしっかり荷重を支えるため、沈み込みの少ない硬めの座り心地。背もたれに腰がしっかり届くのでデスクワークも快適です。カリモク60のテーブルとあわせれば低めのダイニングとしても使えて、ソファを置かないLD兼用スタイルにもおすすめです。
パーツごとに交換修理ができるのも特徴のひとつ。シートがへたったり肘かけ部分にキズがついても、該当部分だけを交換しながら長く使い続けることができます。
ロビーチェア
【ロビーチェアの特長】
デザイン:重厚でクラシカルな雰囲気
バリエーション:1人掛、2人掛、3人掛
サイズ:幅75~174 × 高さ73 × 奥行78
座り心地:やや硬め
使い方:あぐらや昼寝もできる
ロボット掃除機:使用OK
往年の「応接間」を思わせるクラシカルなフォルムながら、すっきりした脚やダイヤ柄のステッチで洗練されたムードも漂うラウンジチェア。Kチェアよりも奥行きが深く、あぐらをかいたりルーズにもたれたり、よりリラックスした使い方におすすめです。
座面はベースの上にもう一枚クッションを重ねるダブルクッション構造で、ほどよい弾力が心地よい底づき感のない掛け心地。柔らかすぎないので、長時間座っても疲れにくいのは嬉しいポイントです。くたびれたら座面だけ交換することもでき、長く愛用できます。
サイズは1~3人掛けで、選べる張地は2種類。ブラックのビニールレザーは程よい艶感があって水にも強く、どんなインテリアにも似合うこと間違いなし。モケットグリーンは鮮やかな色味ではありますが、深みのある表情の起毛素材なので、悪目立ちせず空間に馴染んでくれます。
「Kチェア」と「ロビーチェア」どちらを選ぶ?
どちらもファンからの熱い支持を集める名作「Kチェア」と「ロビーチェア」ですが、迷ったらどのように選ぶとよいでしょうか?ポイントをまとめました。
立ち座りしやすい&省スペースなのは「Kチェア」
「ソファで軽い食事やPC作業もしたい」という方にはKチェアがおすすめ。奥行きが70cmと浅いのでくつろぎすぎることなく、座面は硬めなので立ったり座ったりも楽なソファです。2人掛けで133cmというコンパクトサイズと、圧迫感のないすっきりとしたデザインは、スペースに限りのあるリビングにぴったりです。
昼寝もできてくつろげるのは「ロビーチェア」
「ソファではリラックスして過ごしたい」という方におすすめなのはロビーチェア。総生地張りのデザインは、座った時に包まれるような安心感をもたらします。奥行きが深すぎるという方はオプションのクッションを追加して、背中の隙間を埋めるように使ってもOK。2~3人掛けではカーブのついたアームにクッションを置けば、横になったときも快適です。
カリモク60の名作ソファでリビングを格上げ
発売から60年以上、変わらないデザインと進化し続ける快適性で多くの人々から愛されるカリモク60の人気ソファ「Kチェア」と「ロビーチェア」。この先20年、30年と人生を長く一緒に過ごせるソファをお探しの方は、ぜひ一度店頭で実物を見て&座ってみることをおすすめします!
リビングやキッチン、洗面所、ベッドサイドなどに置く小物入れで、ちょっと雰囲気の良いものをお探しの方へ。和紙でできているのに丈夫で洗える「SIWA|紙和(シワ)」のプロダクトはいかがでしょう?
出しっぱなしでも見栄えがして、サイズ豊富でどんなインテリアにもなじむ。そんなSIWAボックスの魅力と、具体的な活用アイデアを紹介します。ご自身のライフスタイルに合う使い方をぜひ見つけてみてください。
和紙なのに洗える日常小物「SIWA|紙和」
素朴な和の趣がありながら、洗練された佇まいでどんな空間にも溶け込む。そんな「SIWA(シワ)」ブランドについて紹介します。
軽くて丈夫、しかも洗える和紙アイテム
SIWAを手がけるのは、1960年に創業した山梨県の老舗和紙メーカー大直(オオナオ)。伝統技術の新たな可能性を追求して2008年に立ち上げたブランドです。
使用しているのは、独自開発した「ナオロン」という新しい和紙素材。古くからの紙すき技術を応用しつつ、柔らかくしなやかな紙質と耐久性を実現した素材です。
さらに水にも強く、洗うこともでき、雨に濡れても破れません。紙なのに、レザーやファブリックのように使い込むほど味わいが増し、いい具合の「シワ」が刻まれてくるという驚きのプロダクトです。
世界的デザイナー深澤直人氏が手がける
プロダクトデザインは世界的デザイナーの深澤直人氏が担当。衝撃的にお洒落なデザインで一世を風靡したケータイ「INFOBAR」や「無印良品」などの製品デザインを数多く手がけたデザイナーです。
深澤氏はSIWAを手がける和紙メーカー大直と同じ山梨県の出身。国籍や性別、年齢を超えて多くの人に日本の和紙を使ってほしいという思いに共感し、SIWAのプロジェクト立ち上げに携わったといいます。
部屋中どこでも使えるSIWAボックス
ここからは、インテリアがすっきり片付く&空間の雰囲気を格上げするSIWAの定番アイテム「ボックス」の魅力を紹介します。
サイズは5種類、カラーは2色
直方体のシンプルな形で、タテヨコのサイズは「9cm」「13cm」「17cm」「22cm」「28.6cm」の5種類。カラーはベージュとブラックの2色で、和紙ならではのナチュラルな風合いを感じさせつつ、手触りは布のようにしなやかで丈夫さがあります。
木製バスケットのようにカントリーな雰囲気にならず、かといってプラスチックのように無機質でもない絶妙に温かみのある素材感。木製の家具はもちろんスチールなど硬質な素材にもマッチするので、インテリアのテイストを問わずどんな部屋にも似合います。
高さを変えられるから用途は無限大
サイズにより高さは13~55cmとさまざまですが、なんといっても高さを変えられるのが便利。紙ならではの性質を活かしてくるっと折り畳むことで、好きなサイズに調整できます。
中に入れるものの大きさに合わせてもいいし、棚の中で収納ボックスとして使うときも棚板の高さとぴったり合うので、中のものが見えてしまうこともありません。
水洗いができて清潔に使える
和紙なのに水洗いができるのもSIWAのすごいところ。汚れたら洗剤を溶かした水につけて、優しくもみ洗いをします。洗剤がのこらないようすすいでタオルでそっと水気を切り、良く乾かせばお手入れ完了です。ただし、布と違ってアイロンやドライヤーは使えないので要注意です。
SIWAボックス全5サイズの使い方アイデア
シンプルで汎用性の高すぎるSIWAボックス、逆にどうやって使えばいいか迷ってしまうかもしれません。ここからはサイズ別の具体的な使用シーンを紹介します。
【9cm】爪切りや鍵など細々したものを
手のひらに乗るくらいの一番小さなボックスは、すぐ手の届く場所に置きたいけれど見せたくないものの収納に最適です。例えば爪切り、リップクリーム、輪ゴム、クリップ、綿棒などなど。玄関先に置いても存在感が出すぎないので、鍵の定位置にしたり、印鑑を入れておくのもおすすめです。来客時のティータイムにお茶うけの入れ物としてさりげなく出すのも粋な使い方です。
【13cm】デスクの小物入れやキッチンの整理に
iPhoneの長辺と同じくらいの直径13cmサイズ。リビングで行方不明になりがちなリモコンの定位置にしたり、よく使う文房具やメモ帳をまとめたり。デスク上に置いて、ミニダストボックスとしてもちょうどいい大きさです。
さらに水洗いができるSIWAの特長を活かして、食品の収納にも使えます。食べかけのお菓子を入れたり、調味料の小袋などをまとめたり、調理器具やカトラリーをしまったり。キッチンでも活躍すること間違いなしです。
【S:17cm】タオルや下着の収納に
棚の中の整理ボックスとして使いやすいSサイズは、タオルや下着の収納にジャストフィット。いくつか揃えて並べれば見た目もすっきり統一感を出せます。
水に強いので洗面所での収納ボックスにも向いています。ランドリーネットや洗濯バサミをまとめたり、ラベルを見せたくない洗剤や柔軟剤を入れるのも一案。高さは最大35cmまで伸ばすことができるので、背の高いボトルも楽々収まります。
【M:22cm】鉢カバーやゴミ箱に
汎用性の高いMサイズは、植木鉢カバーとして重宝します。重さはわずか90グラムなので、水やりの際に鉢を動かすのもぐっと楽になるばず。
シンプルなフォルムとマットな質感はインテリアの中で悪目立ちしないので、ゴミ箱として使うのもアリです。100円ショップなどで簡易なゴミ箱を用意してビニール袋をかけ、それをSIWAボックスに入れて「ゴミ箱カバー」として使う方法もおすすめです。
【L:28.6cm】子どものおもちゃ箱にも
段ボール箱のような感覚でざっくり使えるLサイズは、調味料や消耗品のストックを入れたり、本や雑誌を入れたり、なんでも放り込める包容力の高さで、あらゆる場所の生活感を抑えてくれます。インテリア的にはなるべく見せないでおきたい、子どものおもちゃを収納するのもおすすめ。
使わないときは畳んでしまっておけるので、例えば親戚から大量にみかんが送られてきた…というときにもさっと広げて、期間限定の収納ボックスとして活躍してくれます。
【番外編①:ランドリーボックス】洗濯物やブランケットを収納
紙でできた洗濯カゴとはまったく常識はずれの発想ですが、SIWAならそれが叶います。プラスチック性のようなチープさがないので、リビングに置いていても違和感なし。側面と底面にはクッション材が入っているため、型崩れしにくくしっかり自立するデザインです。
ほかにもブランケットや来客用のスリッパを入れたり、仕事用バッグの置き場所にしたりと使い方は色々。カラーはベージュとライトグレーの2色展開です。
【番外編➁:ティッシュケース】ギフトにもおすすめ
どれほど時代がサステナブルに向かおうと、やっぱり手元に置いておきたいティッシュボックス。大げさすぎない程よいケースは意外と少ないのですが、こちらはシンプルで目立ちすぎず、いつもリビングに置いておきたいナイスなデザインです。
カラーは4色展開で、裏面のマジックテープで着脱も簡単。男女問わずプレゼントにもきっと喜ばれる逸品です。
SIWAボックスで暮らしをすっきり整える
無駄のないデザインと洗練された質感でインテリアを整えてくれるSIWAの収納ボックス。暮らしの中で日本の伝統技術に触れる、ちょっとした心の豊かさも味わえます。使うシーンを問わず長く愛用できるので、日々の生活を快適にするアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
「スタッキングスツールはとりあえず買っておく補助イス」、「座り心地やデザインはそれなりでいいや」、と思っている方。あきらめるのはまだ早いです!むしろメインチェアとして毎日使いたくなるくらい、コンフィーでグッドルッキングなスツールも、世の中にはたくさんあります。
今回は、好きが高じてうっかりインテリアコーディネーター資格まで取ってしまった家具好きライターが「あえて」買いたいスタッキングスツールのおすすめ4選をご紹介。自宅やオフィスの椅子を買い足そうかな、と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
スタッキングスツールが使える理由
積み重ねができるスタッキングスツールですが、実はそれ以外にもメリットがたくさんあります。通常のチェアに比べて価格も手頃なものが多いので、まずは1脚、気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。まずはスタッキングツールが“使える”理由をご紹介します。
コンパクトに収納できる
なんといっても積み重ねができるので、場所を取らずに何脚も置いておけるのが最大の魅力。クローゼット等にしまうのも良いですが、せっかくなら重ねた姿もオブジェのように美しく、出しっぱなしにしても景観を損ねないものを選びたいものです。
引っ越してもずっと使える
たとえばダイニングテーブルは、住む家や家族構成が変わったら買い替えたくなりますよね。その点スタッキングスツールはどんなに広い家に引っ越しても、何人家族になってもずっと使える。冷静に考えれば当たり前なのですが、そう考えると椅子を買うハードルがグッと下がります。
座る以外の使い道がある
背もたれのない椅子=スツールだからこそ、いろいろと使い道が広がります。たとえばソファの近くにおいてリビングテーブル代わりにしたり、照明やオブジェを置く台にしたり。植物を複数置くときはスツールを使って高低差をつけると、バランスよくまとまるのでおすすめです。
ただし座面にクッション性があったり、凹凸があるタイプのスツールはこの使い方には不向きです。買うときは実際の使い道をよくよくシミュレーションしましょう。
【クオリティ重視】おすすめスタッキングスツール
いざスタッキングスツールを買うと決めたなら、見た目も使い心地も決して妥協してはいけません。生活の中で目に入るモノすべてをフェイバリットにすることが、QOLを上げる近道です。
多少値が張ってもいいから、デザインも機能も優れた名品を買いたい。まずはそんな方におすすめのスタッキングスツールを2つご紹介します。
イカサ(IKASAS) カモメスツール
日本と上海を拠点に、時代に流されない普遍的な価値をそなえたインテリアや家具を提案するIKASAS(イカサ)。ブランドを代表するマスターピースともいえるカモメスツールは、2018年のグッドデザイン賞を受賞したプロダクトです。
カモメの羽を思わせるスリムな座面に、曲げ木の脚部が組みあわさった有機的フォルムはどことなくユーモラス。それでいて凛とした佇まいは、ダイニングやオフィスはもちろん、和室にだって似合いそうです。
スタッキングしたときの無駄なくピタッ!と重なる姿も爽快。デザイン好き界隈では有名なスツールなので、ちょっと「インテリア分かってる感」を出したいときの選択肢としても、ぜひ。
カリモク60 スタッキングスツール
泣く子も黙る老舗ファニチャーブランド、カリモク家具。創業80年以上を誇る愛知の木工家具メーカーですが、その復刻コレクション「カリモク60(ロクマルと読みます)」のロングセラースツールです。カリモクが1960年代に作っていたチェアを復刻したモデルゆえ、この普遍的でレトロなデザインにグッときます。
最大の魅力はなんといっても心地よいクッション性。スタッキングスツールでここまで快適に座れるものは、なかなか他では出会えないと思います。来客時の食事で長時間座っても快適ですし、背もたれがなく緊張感を保てるので、デスクワーク用チェアとしてあえて選ぶのもアリ。
スツールとしては決してお安くはないですが、美しい張りの座面や手工芸品のように端正なフレームラインからは、一目で丁寧な仕事ぶりが伝わります。長く愛用できるクオリティを求める方に自信を持っておすすめしたい、買う価値ありの逸品です。
【コスパ重視】おすすめスタッキングスツール
そうは言っても、「スツールに数万円も出すのはちょっと」という方も多いはず。ここからは買いやすいうえにデザインも座り心地もいい、さらに多用途に使える高コスパのスタッキングスツールを3つご紹介します。
無印良品 スタッキングスツール
こちらはロンドンを拠点とするイタリア人デザイナー、マルティーノ・ガンパーによる名作「アーノルドサーカススツール」を彷彿とさせるプロダクト。要素を極限までそぎ落とし、無印流にリデザインするとこうなります。本家に比べてカラバリは2色と少ないですが、お値段は6分の1程度。これでいい、むしろこちらがいい!と思う方も多いはず。
風呂イスのような単純なフォルムですが、座面のカーブが絶妙にフィットして見た目以上に座りやすい。ちなみにこのカーブはアーノルドサーカススツールにはない、無印ならではの特長です。
スタッキングしても高さが出にくく、さらにひっくり返せばゴミ箱や収納バスケットに早変わり。シンプルですが侮れない、コスパ抜群のスツールです。
イーサプライ スチールチェア
なんともシンプルでそっけない、スチールの丸椅子。でもこの無骨さがいいのです。機能面も申し分なく、丈夫で軽くて、水に強い。屋外でも使えるので、友人家族を招いて庭でBBQ、なんてときにも使えます。耐荷重は100kgあるので脚立代わりにしたり、ベランダで植木鉢を置いたりと、タフな使い方にも応えてくれます。
よく見るとデザインにもこだわっていて、座面はゆるやかにカーブしていて座り心地も上々。オールブラックのマットな塗装も良い風合いです。スチールの素材感が空間をきりっと引き締めてくれるので、インダストリアル系インテリアが好きな方、木製家具のほっこりした雰囲気が苦手な方にもおすすめです。
アンドエヌイー(&NE) ラウンドスタッキングスツール
このデザイン、どこかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。元になっているのはフィンランドの世界的デザイナーであるアルヴァ・アアルトが1933年に発表した名作「スツール60」で、多くのメーカーからリプロダクト品(意匠権の切れた製品を復刻したもの)が出ています。それゆえ似たような形のスタッキングスツールは世の中に数多く存在しますが、ひとつ選ぶとしたら「&NE」のこちらのアイテムを推します。
北欧家具の特徴であるナチュラルな木材の質感もよく再現されていますし、座面や脚部を横から見たときの積層材の表情も今っぽくてナイス。座面に穴の空いたデザインが他とは一線を画すこだわりを感じさせます。片手で軽く持ち運べるので、家中を移動して使いやすいのもポイント高しです。
スツールを買うならスタッキングできるものを
収納場所にも困らず、ライフスタイルが変わっても長く使えるスタッキングスツール。
いざ必要となったときに間に合わせで済ませてしまいがちなアイテムですが、せっかく買うなら見た目も座り心地も納得できるものを、じっくり選んでみてください。
欲しいのは「ヴィンテージ風」に加工された家具ではなく、本当に使い込まれた味のある家具。でも古いのにやたらと高価なイメージもあるヴィンテージ家具には、そうそう簡単に手が出ません。
そんな方にぜひチェックしてほしいのが、古材を使った「OLD ASHIBA(オールドアシバ)」の家具。正真正銘、世界にひとつの一点もので価格もお手ごろ。そのうえサステナブルで、気持ち的にもウェルビーイングになれるプロダクトです。
愛用歴3年のライターが実際に使ってみてのレビューも含めて、OLD ASHIBAの魅力を紹介します。
古材家具ブランド「OLD ASHIBA」とは?
広島の老舗木製品メーカーWOODPRO(ウッドプロ)が2008年に立ち上げたブランド「OLD ASHIBA」。平成初期のカフェブームによるヴィンテージ家具の需要も追い風にじわじわとファンを増やし、現在は東京蚤の市などのポップアップイベントでも常連となった人気ブランドです。
「OLD ASHIBA」の家具は、建設現場で職人が歩くための仮設材である足場板をリユースして作られたもの。材としてはまだまだ使えるものの、安全性の理由から5年ほどで捨てられてしまう足場板を洗って乾燥、研磨することで家具材としてアップサイクルしています。
完全に消毒や殺菌をしているわけではなく、足場板という特性上かなり個体差があるのでその点はご了承を。しかしこの板の上を職人たちが闊歩していたかと思うと、なんとも心くすぐられます…!ちなみに筆者はテレビボードとリビングテーブルを愛用中です。
「唯一無二」なOLD ASHIBAの家具。選び方のポイント
足場板を再利用した「OLD ASHIBA」のプロダクトには、買う前にいくつかチェックしておきたい注意点も。しかしデメリットも含めて味わいとして愛せる方には、かなり魅力的な家具です。
色味や木目に個体差がある
基本的にはナチュラルな杉材の色ですが、濃かったり薄かったりと個体差があり、木目や汚れ具合もばらばら。サビた感じの濃い茶色の線が入ることもありますが、届くまで表情がわからないのもまた一興です。
天然木の質感がいちばん活きるのは無塗装の仕上げですが、アイテムによってはブラックやダークブラウン、グリーンなどの塗装色も選べます。
反りや欠けがある
大きな穴はパテ埋めがしてありますが、小さな欠けやキズはそのまま残っています。長く使うと反ったり、多少の割れが出てくることも。日常生活で使う分にはまったくく問題ないですが、念のため子どもが座ったり触ったりする際は、安全面で注意が必要かもしれません。
しっかり厚みがある
もともと足場としての耐久性が求められていた材なので、板の厚みは3.5cmほどと厚め。がっしり無骨な雰囲気でタフに使えるのが古材家具の醍醐味ですが、反面モダンやスタイリッシュなイメージのインテリアには合わせにくそうです。
OLD ASHIBAの古材家具おすすめ4選
テーブルやミラー、ガーデン用品まで豊富なラインナップを揃えるOLD ASHIBAの家具から、中でも汎用性高く使える優秀アイテムをピックアップ。それぞれサイズもカラーもバリエーション豊富なので、インテリアに合わせて選んでみてください。
ベンチシェルフ
椅子として、ディスプレイ台として、ローテーブルとしても使える多機能ベンチシェルフ。複数台を重ねればオープンラック的にも使えます。高さは2タイプから選べ、42cmタイプならダイニングテーブルと合わせて座るのに最適。
さらに横幅は3サイズあり、両端の飛び出しの有無も選べて、塗装色の指定もOK。もっとこだわりたい!という玄人は、ブランドサイトからサイズオーダーが可能です。好みに合わせてカスタムし放題の懐の深さは、老舗木製品メーカーだからこそ作れる逸品です。
ベジタブルボックス
浅型と深型の2タイプがあり、底板が外れるので汚れたときの掃除も楽な収納ボックス。農家で使う保存用の木箱、いわゆる「りんご箱」をインテリアに使うアイデアは古いモノ好き界隈で一時ブームになりましたが、こちらはより厚みがあり、頑丈でタフに使えます。
雑誌や本、食品のストックをしまってもいいし、スリッパやブランケット、キャンプ用品の収納にもいいですね。浅型タイプは、植物の小鉢をまとめて飾るプラントボックスとしても使うのもアリです。
オープンラック
どう使おうかと妄想がはかどる、超シンプルな四角形のフレーム。文庫本や漫画をぎっしり並べたり、フィギュアを飾って眺めたり、ソファサイドにおいてテーブル代わりにしたり。プリンタやモニタの台にしてもいいかもしれません。
特筆すべきはサイズバリエーションの豊富さで、10種類以上から用途に合わせて選べます。類似のラックなら数百円で買える時代ですが、飾り気のないデザインだからこそ、質感には抜かりなくこだわりたいものです。
レタートレイ(A4サイズ)
無機質になりがちなデスクまわりに、こんな素材感あふれるレタートレイがあれば、気分よく仕事もこなせそう。A4の書類が余裕をもって収まるサイズで、タテヨコの向きが選べます。
トレイ単体で重ねて使うのはもちろん、別売りのボックスと組み合わせれば引き出しのように使えてさらに便利。ビス打ちをあえて外に見せた仕上げも、ラフな質感を際立たせています。
OLD ASHIBAを3年間使ってみた感想
筆者はOLD ASHIBAのベンチシェルフをサイズ違いで2台持っていて、テレビボードとソファテーブルとして使っています。そんな拙宅の写真を少しだけ。
インテリア的には景観をそこねるアイテムでしかないテレビをどんな台に置くか問題は、家具好きあるあるだと思うのですが、その点OLD ASHIBAのベンチシェルフはかなり優秀。憎きテレビの黒々とした存在感をいい具合に和らげて、空間に馴染ませてくれる気がします。
いつか「テレビなんてもう捨ててしまえ!」という日が来たらベンチとして使うつもりです。つまり言いたいのは、シンプルなフォルムゆえ使い方も自由自在だということ。
WEBサイトでは使用実例も多く紹介されているので、眺めながらイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。
古材家具の魅力を味わうOLD ASHIBA
天然木そのものの持ち味を楽しめて、キズや汚れを気にせず使えるOLD ASHIBAの家具。
建設現場の足場材を活用するというエコフレンドリーな視点で、魅力あるプロダクトを生み出す姿勢にも拍手です。豊富なラインナップから、ぜひ自宅に合うものを探してみてください。
皆さまは「バンカーズボックス」をご存じでしょうか?「知らなくても大丈夫、とりあえず買ってみてください!」と言いたくなるほど、素晴らしい収納ボックスなのです。
今回はバンカーズボックス愛用者のライターが、その魅力を偏愛たっぷりにプレゼンさせていただきます。仕事場はもちろん、リビング、キッチン、クローゼット、玄関まで、使い方のアイデアも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
バンカーズボックスとは?
アメリカの事務用品メーカーFellowsの代表的な紙製収納「バンカーズボックス」。1917年に銀行の書類保管用ボックスとして発売されて以来、世界中の企業や家庭で選ばれているロングセラーアイテムで、著名デザイナーやクリエイターに愛用者が多いことでも知られています。
バンカーズボックスは国ごとに少しずつ仕様が異なり、現在日本国内で販売されているものは全て国産。多くの工程が熟練工の手作業によるもので、実物を見ると人の手ならではの精緻な仕上がりを感じられるはず。おもな原料には古紙を用い、環境への配慮もなされています。
国産バンカーズボックスは2017年にフルリニューアルされ、段ボールの質感や持ち手の切り込み、罫線のデザインなどを従来品から微妙にモデルチェンジ。不動の人気にあぐらをかかず、時代にあわせてブラッシュアップする企業姿勢を知ると、がぜん推したくなりますね。
バンカーズボックスの魅力
誕生から100年以上も愛されている超ロングライフデザインなバンカーズボックス。ここからは、その具体的な魅力をご紹介します。
見た目がとにかくかっこいい
もともと銀行用として生まれたボックスゆえ、いかにも「業務用」然とした無骨さがたまりません。前後と側面で異なるデザインのどの面も気が利いていて、リビングの隅にただ重ねてあっても絵になりますし、ちょっとしたコーヒーテーブル代わりに使うのもアリです。
1個だけでももちろん良いですが、やはりズラリと並べたり重ねたりしたときの整然とした佇まいが圧倒的に爽快。ぜひ、同サイズでのまとめ買いをおすすめします。
ちなみに品番として付いている「703」などの数字に「特に意味はない」そう。そんなアメリカ的ゆるさも何だかチャーミングに思えます。
軽くて頑丈、リーズナブル
書類保管用として作られたボックスなので、両手で抱えられる大きさの定番サイズで耐荷重はなんと30キロ。雑誌などの重いものも入れられますし、使う前はフラットに畳んだ状態で保管できて、組み立ても簡単です。
「たかが段ボール箱に1,000円以上払うのか?」と賛否両論はありそうですが、ふとしたとき目に入る日用品がクールなデザインだと、それだけで気分がアガるもの。機嫌よく暮らすための投資と考えれば、個人的にはむしろコスパ◎だと思います。
バリエーション豊富
フタつきのボックス型が定番ですが、ファイルボックス型や卓上に置けるミニサイズなど、実はさまざまなタイプが出ています。文字や罫線の印字がカラーになったものや、ウッド調のプリントが施されたデザインなど、日本限定仕様のデザインも。
豊富なバリエーションから、ぜひご自身のライフスタイルにフィットするバンカーズボックスを選んでみてください。
バンカーズボックスの種類
定番モデル以外にも色々なサイズや形があり、日本国内限定カラーも多く出ているバンカーズボックス。今回は特に使いやすい5つのモデルをピックアップして紹介します。
703S【定番モデル】
◆サイズ:幅41cm×奥行き34.5cm×高さ26.5cm
バンカーズボックスを代表する定番モデル「703S」。短辺にA4収納ファイルがぴったり収まるサイズで、厚さ5cmのファイルなら5冊収納できます。
ペーパーレス化が進んでいるとはいえ、どうしても捨てられない書類や冊子は気づくと増えていってしまうもの。耐荷重が30キロあるので、雑誌や新聞紙など重たいものの収納にも最適です。1個ではすぐに足りなくなること必至なので、やや単価の下がる3個セットを買うのが断然おすすめ。
743S【厚みハーフ】
◆サイズ:幅41cm×奥行き34.5cm×高さ13cm
定番「703S」の厚みを半分にした「743S」サイズ。大きめのお道具箱を思わせるサイズ感は、ノートPCやケーブル類など、在宅ワークで使うアイテムの収納にジャストフィット。あとで確認したい書類や請求書を一時保管しておく「とりあえずBOX」として使えば、デスク上をすっきり保てます。
もうひとつのアイデアとしては、キッチンで来客用のグラスやマグカップを収納する使い方。薄型なので棚の中にも収まりやすく、使うときは箱ごと取り出して一覧できます。
応用編:別売りボックスでドロワーに
「703S」なら1個、「743S」なら2個入るファイルキューブを組み合わせれば、ボックスを重ねても引き出しのように使えて超便利。床置きで使うならマストで使うべきサポートアイテムです。最大5段まで積み重ねOK。
705【ラージサイズ】
◆サイズ:幅41cm×奥行き41cm×高さ31.5cm
バンカーズボックスでいちばん大きな「705」サイズは、クローゼットで大活躍。季節ものの洋服や毛布、バッグなどの収納に最適です。なんといってもボックス自体が軽いので、衣替えのときもストレスなく取り出せます。
そう簡単には廃盤にならないので、持ち物が増えたらいつでも買い足せて安心です。逆に使わなくなったら単なる段ボールとして捨てられて、プラスチックケースのような処分の手間もなし。引っ越しの時はこのまま運び出せるのもうれしいポイントです。
4311【便利なフタつき】
◆サイズ:幅31.5cm×奥行き23cm×高さ12cm
樹脂の留め具がついたバインダーパック「4311」。A4用紙がちょうどよく収まりますが、ここはあえて玄関で、靴箱として使うのはいかがでしょうか。デザインや形がばらばらなスニーカーもバンカーズボックスに入れれば見た目がすっきり。シューケア用品を入れておくのもいいですね。
こちらは定番「703S」にぴったり3個入るサイズなので、サンダルなど履くシーズンが限られる靴をまとめてしまっておくこともできます。
208S【ファイルボックス】
◆サイズ:幅11cm×奥行き23.5cm×高さ11.5cm / 31cm
A4ノートや雑誌が収まるファイルボックス「208S」。ファイルボックスといえばシンプルなプラスチック製が定番ですが、このクラフト感あふれる佇まいはデスク周りや本棚の中で何ともいい味を出してくれそうです。
ちなみにこちらは日本限定の木目調のデザインで、ほかのモデルでも選ぶことができます。白だと少し浮いてしまいそうなとき、他の家具とトーンを合わせたいときはこちらのデザインがおすすめです。
絶対に買って損なしのバンカーズボックス
軽くて丈夫、そして何より見た目が良い、アメリカ生まれの紙製収納「バンカーズボックス」。発売から1世紀以上にわたって愛される名作を、ぜひご自宅や仕事場に取り入れてみてください。使い道はいくらでもあるので、いくつかまとめ買いしてもきっと後悔はありません!