大人の色気を演出、カッコいい男になるための香水5選

手軽に大人の魅力を引き出してくれるアイテムの香水。「イケおじ」という言葉もあるように、いくつになってもおしゃれに気を遣い、清潔感漂う男性はとても魅力的ですよね。 とはいえ、香水もただ付ければいいというものではありません。カッコいい大人は香水の正しい付け方を知っていて、ビジネスシーンで使う香水とプライベートシーンで使う香水を分けるなど、TPOに合わせて楽しんでいます。 そこで今回は、香水を正しく使うための知識とともに30代からの男性におすすめの香水をご紹介します。 香水を買う前に知っておきたい2つのポイント 「実際にデパートなどの香水コーナーに行き、手当たり次第に匂いを試したものの選択肢が多すぎて結局買わなかった」という経験をした方も多いのでは。種類の多い香水選びはなかなか大変ですよね。 しかし香水についての知識を少し持っておくだけで、あらかじめいくつかの香水に絞ることができます。これだけでも、迷う時間を短縮できます。 ここでは、香水を買う前に知っておきたいポイントとして、「代表的な種類」と「香りの変化」について解説します。 代表的な4種類 まずは香水の種類です。種類まで気にして購入する方は意外と少ないですよね。筆者自身、今でこそ種類も見るようにしていますが20代の頃は何も考えずに自分の好きな香りの香水を買っていました。 しかし事前に種類ごとの特徴を知っておくと、香水選びがスムーズに進みます。代表的な種類は4つです。 パルファン 香水の中で一番濃度が高い種類です。そのため香りの持続時間も長いので1日中楽しむことができますが、付けすぎないことがポイントです。1滴垂らすだけでも十分香りを楽しめます。日本では購入できるお店が限られているのであまりなじみがないかもしれませんね。 オードパルファン この種類は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。パルファンに比べると種類も豊富で、エルメスやシャネルなどのハイブランド商品もあります。こちらも香りは強めなので数プッシュで1日中楽しめます。 オードトワレ 筆者が知っている限り、日本ではオードトワレの香水が一番流通していてなじみのある種類ではないかと思います。カルバン・クラインの「シーケーワン」やブルガリの「プールオム」などの人気商品も多いです。パルファンやオードパルファンよりも香りは弱く、時間が経つと柔らかい香りになるのでビジネスシーンなど日常使いにもおすすめです◎ オードコロン 濃度が1番薄いのがこの種類です。軽い香りなので、香水初心者や短時間だけ出かける方などに便利です。メンズ用の香水ももちろんありますが、ジョーマローンなど男女兼用で使えるユニセックスのものも多いですね。スポーツをした後や寝る前に軽く付けて楽しむ方も多いようです。 香りは3段階に変化する これも大切なポイントです。実際、「香水を付けてから30分くらい経った時の香りが好き」という方も多いのでは。実は、香水の香りはアルコールの蒸発とともに3段階に分けて変化します。 1.トップノート 名前の通り、香水を付けた直後の香りがトップノートです。付けすぎるとアルコールが蒸発しづらくなるのでアルコール臭が強くなってしまいます。「香水は付ける場所から少し離してプッシュしよう」と言われるのはここに理由があります。 2.ミドルノート 香水を付けてから30分くらい経ってくると少しずつ香りがなじんできますよね。この時の香りがミドルノートです。一番香りのバランスが良い状態で香水のメインタイムです。筆者の場合は人と会う時間がちょうどミドルノートの時間に合うように逆算して香水を付けるようにしています。 3.ラストノート 最終的に揮発性の低い香料が残るので、バニラ系の香りやウッディ系の香りが特徴です。香水の中で一番長く残る香りなので、香水選びに迷った時に意識してみては。  大人の男性におすすめの香水5選 では、ここまでの知識を踏まえた上で筆者おすすめの香水をご紹介していきます。 1.ジョーマローン「ブラックベリー&ベイコロン」 まずご紹介するのはイギリスのロンドンで始まったブランド、ジョーマローンの香水です。英国文化をイメージさせるエレガントな香りで大人男性の紳士さを際立たせます。 その中でもこの「ブラックベリー&ベイコロン」は特に人気の高い香水で、上品で爽やかな香りが特徴。トップノートはブラックベリー、ミドルノートはベイリーフ、ラストノートはシダーウッド、香水の種類はオードコロンです。 大人の男性におすすめの理由は紳士さを演出できる点。男女兼用のユニセックスタイプなので女性からも人気が高く、良い印象を与えられます。 2.アバクロンビー&フィッチ「フィアース」 こちらは筆者が現在愛用している香水です。アメリカを代表するブランドで日本では通称”アバクロ”と呼ばれています。アバクロの香水の中でも特に人気が高いのがこの「フィアース」です。 トップノートはマリンブリーズ、ミドルノートはサンダルウッド、ラストノートはムスクウド、香水の種類はオードコロン。香水のつけ始めは海をイメージさせる爽やかな香りで、徐々に森のような雰囲気を醸し出し、最終的にフワッと甘い香りに落ち着きます。 一言で言うとセクシーな香りが特徴で、プライベートのお出かけやデートの時には間違いなくこれです。甘さと爽やかさのバランスが非常によく、大人の上品な色気を演出してくれますよ。 3.クリスチャンディオール「ソヴァージュ」 次は、フランスの有名ブランド・ディオールの香水をご紹介します。このメンズ用香水「ソヴァージュ」は男性人気がとても高く、情熱的で男らしい強めの香りが特徴です。 トップノートはベルガモット、ミドルノートはペッパー、ラストノートはアンブロクサン、香水の種類はオードトワレ。柑橘系のフルーティーな香りから始まり、ペッパーの香りが男性的なスパイシーさを引き出し、ラストノートのアンブロクサン(マッコウクジラから生成される動物香料)の香りで最後まで上品な大人を演出します。 4.ブルガリ「プールオム」 1996年に発売されてから、2023年になった今でも定番の香水として名を連ねる「プールオム」は、あまりクセがない香りなので普段香水を使わない方にもおすすめ。大人ならではの爽やかさを演出してくれます。 トップノートはダージリン、ミドルノートはカルダモン、ラストノートはムスク、香水の種類はオードトワレ。まるでお風呂上がりのような清潔感のある香りが特徴で、「夏にぴったりの香水」という声も多いです。 5.ドルチェ&ガッバーナ「ザ・ワン」 最後にご紹介するのは、ドルチェ&ガッバーナ「ザ・ワン」のメンズ用香水です。ここまでは爽やか系の香水が多かったですが、「ザ・ワン」は甘く深みのある香りでセクシーな大人の男性を演出してくれます。 トップノートはグレープフルーツ、ミドルノートはジンジャー、ラストノートはタバコ、香水の種類はオードトワレ。ジンジャーやタバコの香料が使われていることからも想像できると思いますが、スパイシーでシガー系の香りが特徴です。それでいて甘さもあるので、まさに大人男性にぴったりの香水です。 普段あまりクセのない香水を使っている方や、若い頃には出せなかった大人の色気を楽しんでみたいという方はぜひ挑戦してみてください。「ザ・ワン」はレディース用も別であるので購入の際はご注意ください。 ライターからひとこと 今回は香水の知識とともに大人の男性におすすめしたい香水を5つご紹介しました。 ご紹介した香水はどれも大人の色気を演出するのにぴったりの香水です。その中でも、爽やかさや紳士的な雰囲気を出したいのか、情熱的なセクシーさを出したいのかによっても選ぶ香水は変わってくるはずです。ぜひ、自分だけのお気に入りの香水を見つけてみてください。