ランニングイヤホンのコスパ最強は?防水に優れたおすすめブランドと選び方

ランニング歴20年以上の筆者が「もっと早く取り入れたかった」アイテムがイヤホンです。 以前はランニング時のイヤホンに対して「周りの音を拾えなくて不安」「ズレたり蒸れたりして不快」などの印象がありました。しかし、近年は、各ブランドから使い手のニーズにマッチした商品が次々に展開され、劇的に“使える”アイテムへと変貌しました。 この記事では、ランニング中にイヤホンを着けるメリット、選び方、おすすめのアイテムについて解説しています。コスパを考えてアイテムをセレクトしていますので、商品選びでお困りの方は参考にしてみてください。 ランニングイヤホンはいらない?使用する効果とメリットとは ラン中のイヤホン否定派だった筆者が実際に着けて感じたメリットをご紹介します。 モチベーションアップ 真っ先に感じたメリットはモチベーションのアップです。好きな音楽やその日の気分にあった楽曲を選ぶことで「走りたい」欲が沸き立ちます。 科学的にも音楽によるモチベーションアップは証明済みです。音楽を聞くことで、ドーパミンというホルモンが分泌され、快感や意欲向上、運動調節などの効果が期待できます。 ランニングが億劫な日でもイヤホンがあれば「走りたい」スイッチが入るためおすすめです。 集中力アップ 周りの雑音を遮断することでランニングに集中できる環境を作ることができます。 筆者は、音楽を聴いている時の方がランニングハイに入りやすく、長距離走では必ずイヤホンを装着しています。歌詞が頭に残ると集中力が途切れることがあるので、集中力アップには、洋楽がおすすめです。 気分転換 ランニングは、単調な動作のため飽きてしまった経験はありませんか? そのような方は、イヤホンを装着することで気分転換になり、長距離のランでも快適に楽しめます。ジムでトレッドミルを走る方は特に気分転換が図れるでしょう。 ただ走るだけの単調な動作に変化を与えることができます。 ストレス解消 ランニングも音楽も幸せホルモンが分泌されるため、相乗効果でストレスを解消させる効果が期待できます。 また、音楽を聴くことで周りの不快な音や雑念を遮断することができ、無心の時間を作れます。筆者はストレスが溜まった時は音楽を聴きながら何も考えずに息がきれるスピードで走るようにしています。 走り終わった後は「何でこんなことで悩んでいたっけ」となることも多いので試してみてください。 ランニングイヤホンの選び方とは アイテムを選ぶ上で失敗しないためのポイントについてまとめました。 トレンドはオープンイヤー型 ランニングシーンでのイヤホンの着用は、耳を塞ぐため安全面に懸念がありました。しかし、近年は耳を塞がないオープンイヤー型が主流になっています。 オープンイヤーは、イヤホンからの音を聞きながら周りの音を察知できるので安全面からもおすすめです。各ブランドから趣向を凝らしたオープンイヤー型のアイテムが展開されているのでチェックしてみてください。 今話題の骨伝導イヤホンをチェック 骨伝導イヤホンとは、内耳の骨を振動させることで音を察知させるアイテムです。 従来のイヤホンは、耳に密着させ、鼓膜を振動させることで音を感じていました。しかし、骨伝導タイプは、耳を塞がずに耳の外側から骨を振動させることで音が伝わります。 イヤホンのこれまでの常識を覆す骨伝導タイプのイヤホンをぜひチェックしてみてください。 防水性などの耐久性をチェック!IPX4以上がマスト ランニング中の雨や汗に耐えうる防水機能をチェックしておきましょう。 JIS規格のIPX4以上のモデルであれば問題なく使用できます。ブランドによって独自の基準値を設けていることもあるのでチェックしてみてください。 バッテリー稼働時間、充電時間をチェック 「ランニング中にバッテリーが切れてしまった」「充電を忘れていた」などはランナーあるあるです。 余計なストレスを回避するためにもバッテリー稼働時間の長いアイテムがおすすめです。また、どのくらいで満充電になるかも参考にしてみてください。 音にこだわるなら音質に優れたアイテムを イヤホンは、アイテムによって音質が大きく異なります。 音を重視したい方は、音質に力を入れているイヤホンを選びましょう。音楽ではなく、ビジネス系やエンタメ系を主に聞きたい方は音質にはこだわずに価格を抑えたアイテムもおすすめです。 最強のワイヤレスイヤホンは?おすすめブランド4選 おすすめのワイヤレスイヤホンブランドを4つピックアップしました。それぞれおすすめのアイテムも取り上げていますので参考にしてみてください。 Shokz(ショックス) Shokzは、オープンイヤーイヤホンのパイオニアブランドです。骨伝導イヤホンの開発や研究を行い、骨伝導イヤホンの世界最多の特許を取得。業界のトップを走り続けています。 耳を塞がずに音が伝達されるオープンイヤーの開発は、ランニングを安全で快適なものに変えました。Shokzは音響技術の開発に重点を置く、エレクトロニクスブランドでもあるため、音質にも定評があります。 Shokz OpenRun もはやランナーの新定番にもなりつつあるShokzの骨伝導イヤホン。今回はスタンダードモデルとしてコスパに優れた「Shokz OpenRun」をピックアップしました。 これまでのイヤホンとは一線を画し、耳を塞ぐことなく骨を伝って音を感じることができます。音質に不安を覚える方も多いかもしれませんが、最新の骨伝導テクノロジーが驚きの音質を届けてくれます。 柔らかなシリコン素材の採用や軽量化でストレスフリーな着け心地を実現。屋外でのランニングにピッタリのアイテムです。 種類オープンイヤー・骨伝導防塵・防水IP67(非常に高い)稼働時間8時間  Anker(アンカー) Ankerは、モバイルバッテリーやガジェット、オーディオなどさまざまな分野で世界をリードするブランドです。高品質ながらコスパに優れた商品を多数展開しており、日本でも広く認知されています。 イヤホンも同様に、音質、機能性と価格帯のバランスが良く“コスパ重視”のランナーに最適なアイテムです。ミニマムなデザインも人気のため、見た目重視のランナーもチェックしてみてください。 Anker Soundcore AeroFit 2 フィット感、音質に優れた「Anker Soundcore AeroFit 2」。イヤホンとして最高レベルの性能を持ちながらリーズナブルな価格設定が魅力のアイテムです。 4段階の角度調整可能なイヤーフックがどんな耳にもフィット。曲線設計になっているので圧を分散させ快適な着け心地になっています。 重さは片耳10gのため「着けていることを忘れる」イヤホンとして話題になっています。Anker独自のBassTurbo構造が迫力ある音を届けてくれるでしょう。 種類オープンイヤー・イヤーフック防塵・防水IP55(高い)稼働時間10時間 https://funday.jp/article/10296 SONY(ソニー) メイドインジャパンの高い技術力が集約されたSONYのイヤホンは、ワンランク上の音を楽しみたい方におすすめです。 高解像度オーディオ技術やノイズキャンセル機能など世界トップレベルの性能でランニングをサポート。国内サポートが充実している点も強みではないでしょうか。 Float Run オープンイヤーながら他のアイテムとは異なった特徴をもつ「Float Run」。最大の特徴は、耳の前でスピーカーが浮いている「オフイヤー」デザインを採用している点です。 オフイヤーのため耳への圧迫感がなく、蒸れを感じることがありません。耳を塞がないため周囲の音を察知しながらイヤホンからの音も楽しめます。 オープンイヤーが苦手とする音漏れもFloat Runは対応。音漏れしにくいため周りのランナーへの影響も少ないです。マイク機能も搭載されているのでビジネスシーンでも活躍できるアイテムです。 種類オープンイヤー・オフイヤー防塵・防水IPX4(生活防水、汗や雨には耐久できる)稼働時間10時間 BOSE(ボーズ) BOSEは、アメリカで創業された世界的な音響機器のブランドです。スピーカーやイヤホンなど音にまつわる製品を世界中に展開しています。 「リアルなサウンド」を追求しているBOSE製品は、音にこだわるランナーにおすすめ。高音から低音まで幅広い音域をリアルな音質で届けてくれます。 Ultra Open Earbuds 音響技術に定評のあるBOSEから「Ultra Open Earbuds」をご紹介します。 BOSE独自のOpenAudioテクノロジーがクリアで大迫力の音を提供。音質にこだわりたいランナーにおすすめのアイテムです。 耳の外側にかけるイヤーカフ型を採用しており、外部からの音を遮断せずに安全にランニングと音楽を楽しめます。また、バレル(樽型)構造になっているため、抜群のフィット感でストレスフリーな着け心地も人気の理由です。 種類オープンイヤー、イヤーカフ防塵・防水IPX4(生活防水、汗や雨には耐久できる)稼働時間7.5時間 イヤホンであなただけの特別なランニング空間を 今回は、ランナーに人気のブランドからコスパに優れたアイテムをピックアップしてみました。 ランニング中に音楽を聴くことは、モチベや集中力のアップだけではなく、ストレス解消などの効果が期待できます。商品を選ぶ際は、オープンイヤーのものを選び、防水性や連続使用時間をチェックしてみてください。 多くのランナーの走りを快適に変えてくれる神アイテムのイヤホン。ランニングをあなただけの特別な時間に変えてくれるでしょう。

【もう怖くない】夜間のランニングに役立つ!おすすめ安全アイテム5選

市民ランナーの多くは夜間にランニングをすることも多いのではないでしょうか。フルタイム労働の筆者もナイトランが主で、幅広い層のランナーとともに汗を流しています。 夜のランニングは、多くのメリットがある反面、安全性には十分気をつけなければなりません。この記事では夜型の市民ランナーの強い味方になるであろう「夜ランに役立つアイテム」をご紹介します。 夜に走るメリットや注意点もご紹介しますので、ナイトランを安全に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 夜のランニングは美容にも健康にもメリットだらけ ランニング歴20年の筆者が、実際に感じているナイトランのメリットについてご紹介します。 紫外線を避けられる 紫外線を浴び続けた肌は、シミや肌老化の原因となり「老けている」「清潔感がない」などの印象を与えかねません。美容医療の現場に身を置く筆者はこれまで多くの肌の悩みを診てきましたが、多くは紫外線による皮膚トラブルでした。 夜間に走ることで日中の強い紫外線を避けて、いつまでも若々しい見た目を保てます。日中に走る場合は紫外線対策を忘れずにランニングを楽しみましょう。 おすすめの紫外線アイテムについてはこちらの記事にまとめています。現役美容看護師が厳選してご紹介していますので参考にしてみてください。 https://funday.jp/article/4062 人目を気にせず集中して走れる 周りの視線が気にならない点もナイトランのおすすめのポイントです。 筆者は、ランニング姿を見られるのが恥ずかしいので人目につきにくい夜間を好んで走っています。夜間は、周りを気にせずラフな格好で自分のペース、フォームで走れるのでより集中してランを楽しめます。 計画を立てやすく習慣化できる 月の走行距離を目標に立ててランニングに取り組む方も多いことでしょう。仕事や家庭に忙しい市民ランナーは、スキマ時間を見つけて、いかに距離を稼ぐかが重要なポイントです。 日中は、仕事など急なスケジュール変更があっても、夜間は突発的な予定が入りにくいためスケジューリングしやすいメリットも。決まった時間に走ることで習慣化しやすく無理なくランニングを続けることができます。 一日のストレスや考えをリセットできる 日夜問わず、ランニングによってセロトニンという物質が放出されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定やストレスの軽減に役立ちます。 集中して走れる夜間のランニングは、一日のストレスや考えをリセットし、思考を整理できるのでおすすめです。また、走ることによって疲労感や体温の一時的な上昇により入眠しやすくなります。 ナイトランの注意点は?安全なコースを安全な装備で走ろう 夜間のランニングはメリットもありますが、安全面で不安に感じている方も多いはず。ナイトランをする際は以下のことに注意してください。 安全なコースを選択する ナイトランは、人気のない場所や未舗装のルートは避けましょう。 筆者も未舗装でのランニングで捻挫や転倒した経験があります。日中にコースを下見しておくと良いでしょう。 スピード練習よりは距離を稼ぐ 筆者は「スピードよりも距離」を求めてナイトランを続けています。 日中と比べると夜間は先の視界が見えづらく、危険を察知しにくくなります。スピードランでは、予期せぬ段差や障害物に足をとられやすいので注意が必要です。 ナイトランは安全なスピードで行い、正しいフォームや体力を身につけるためと割り切って楽しんでください。 反射材など安全装備を活用する 夜間ランナーの中には、反射材やライトを活用していない方も多く見られます。できるだけ快適に走るために余計なアイテムを避けたい気持ちもわかります。 しかし、ご自身の安全だけではなく、周りのランナーや通行人のためにも、反射材やライトなど安全装備をしましょう。軽量でコンパクトなアイテムが多数展開されていますので次の章を参考にしてみてください。 夜間のランニングのおすすめアイテム 実際にナイトランを楽しむ筆者が夜間のランニングで役立ったアイテムをご紹介します。安全にナイトランを楽しみたい方は参考にしてみてください。 NATHAN:ストローブライト 2.0 夜ランのお守りにもなるライト「ストローブライト 2.0」をご紹介します。 ストローブライト 2.0は、軽量かつ小型でラン中の余計な負荷をかけずにランナーの安全を守ってくれる夜の必須アイテム。クリップ式になっているので、ポーチや袖、ズボンのポケットなどに簡単に装着できます。 ボタン一つでオンオフの切り替えが可能な使い勝手の良さもおすすめのポイント。生活防水機能が搭載されておりシャワーランにも対応できます。 電池式のため忘れた頃に切れてしまうことがありますが、全点灯でも57時間持続するので小まめに変える必要はありません。小型ながら強力なライトを発する筆者イチオシアイテムをナイトランのお守り代わりにいかがでしょうか? TERUI Lights :LED反射板付アームバンド LEDライトと反射板が一体となったバンド式のアイテム「LED反射板付アームバンド」。装着するだけで視認性が上がるため手軽さとコスパの良さが魅力のアイテムです。 マジックテープ式になっているため、腕や足首などに巻くだけ。ボタンで点灯、早点灯、遅点灯、消灯が選べるため状況によってライトの出力を調整できます。 ライトはなんと100m先からも視認できるため、ライトとしての性能に不安のある方もご安心ください。2重のジップロックのようなチャック構造になっており急な雨にも耐えられます。 余計なストレスなく気軽に装着できるLED反射板付アームバンドを夜間のお供に活用してみてください。 KEWISI:LED ヘッドライト より強い明るさを求めているランナーやランニング以外の用途もお考えの方にはヘッドライトタイプがおすすめです。 ランニング中は、5〜10m先の下を見ながら走ることが多くなります。視線の先を照らしてくれるヘッドライトは、足元の危険を察知できるため夜間のランニングにおすすめのアイテムです。 軽量設計(約40グラム)になっている点もランナーにとってありがたいポイント。ランニング以外でも活躍できるため、一つあればあらゆるシーンでも重宝できるアイテムです。 Shokz (ショックス): OpenRun Pro 2 骨伝導イヤホン  音楽を聴きながらランニングを楽しみたい方には「OpenRun Pro 2」をおすすめします。 視界の悪い夜間帯において「音」は安全を守る重要なサイン。イヤホンで耳を塞いでいると音(サイン)を察知できずにトラブルが起きてしまうリスクが高いため大変危険です。 イヤホンランナーの方には耳を塞がない骨伝導型タイプのイヤホンがおすすめです。OpenRun Pro 2は文字通りランナーのために作られたイヤホン。音響にもこだわりがあり、耳を塞ぐことなく良質な音をランナーに届けてくれます。 耳を塞ぐイヤホンでのランは今すぐ辞めて、オープンイヤーデザインタイプで安全にナイトランを楽しみましょう。 MIZUNO:マルチポケットパンツ 人通りの少ない夜間帯のランニングでは緊急時に連絡が取れるようにスマホなどを携帯して走りましょう。 しかし、スマホや鍵、補給食など荷物が多くなるとランニング中に余計なストレスを感じてしまうのも事実。そこでおすすめのアイテムが「マルチポケットパンツ」です。 マルチポケットパンツは、腰回りに360°収納スペースを設けたランニングパンツ。収納力に優れるだけではなく、腰回りにポケットを配置することで身体と荷物が密着し、揺れを防止してくれます。 ノンストレスで荷物を携帯し、ランニングを楽しめるので夜間帯のランニングにもおすすめ。筆者も安全なナイトランに欠かせないアイテムとして重宝しています。 マルチポケットパンツは、筆者が「もっと早く買えばよかった」と後悔したアイテム。 こちらの記事にサイズ感やおすすめのアイテムなどをまとめていますので、ぜひ早めにチェックしてみてください。 https://funday.jp/article/3809 マナーを守りナイトランを安全に快適に楽しもう ナイトランが大好きな筆者が夜ランの魅力、注意点、安全に楽しむためのおすすめのアイテムについてご紹介しました。 夜間のランニングは、集中して走りを楽しめるだけではなく、美容や健康にもおすすめです。また、計画が立てやすく、習慣化しやすいため日常にランニングを取り入れたい方は夜ランをぜひ試してみてください。 安全にランニングを楽しむことは、市民ランナーのマナーであり絶対条件。安全対策を万全にして夜の街を駆け抜けましょう。