アメリカを代表するファッションブランド、ラルフローレン(Ralph Lauren)。ラルフローレンのアイコンと言えばポニーマークが有名ですが、もう一つのアイコン「ポロベア(Polo Bear)」をご存じでしょうか。
「世界で最もおしゃれなベア」とも呼ばれ、カジュアルからフォーマルまで、さまざまなコーディネートを着こなすポロベア。実は「HIPHOPカルチャーの象徴」とされてきた歴史もあるんです。そこで今回は、ポロベア誕生の経緯や歴史をお伝えしたうえで、おすすめのトップスを5つご紹介させていただきます。HIPHOPが好きな大人の男性はぜひ最後まで読んでみてください!
ポロベア誕生の経緯
ラルフローレンのメンズデザインのクリエイティブディレクターを努めるジェリー・ローレン(ラルフ・ローレンの弟)は、ドイツの高級ぬいぐるみブランド、シュタイフ(Steiff)のテディベアの熱心なコレクターです。1990年、ジェリーの同僚がブルーのオックスフォードシャツとタータンチェックのネクタイ、ケーブルニットを着たテディベアをジェリーの誕生日にプレゼントしました。その際、兄のラルフにもウエスタンスタイルのテディベアが贈られたといいます。それ以来、2人に毎年シュタイフのテディベアを贈ることが恒例となりました。
ラルフローレンのスタイルを着こなすテディベアに魅了されたラルフは、1991年にポロベアを発売。シュタイフと共同で制作した200個限定の「プレッピーベア」はわずか2日で完売するという人気ぶりでした。ポロベアは今ではポニーマークと並ぶラルフローレンのアイコンとして定着し、Tシャツやセーター、ネクタイ、時計など、さまざまなアイテムに採用されています。
ポロベアがHIPHOPカルチャーの象徴になるまで
1980〜1990年代のニューヨークでは、デパートからポロ・ラルフローレンの商品ばかりを盗む非行集団が横行していました。1988年には、2つのチームが合併して「ロー・ライフ(Lo Life)」を結成。全身をポロブランドで固める「ロー・ダウン(Lo Down)」というスタイルを確立し、当時のストリートシーンに一大ムーブメントを巻き起こしました。
ポロベアのウェアが発売されると、ロー・ライフのクルーたちはこぞってそれらを着用。HIPHOPも大切な要素としていたロー・ライフの影響で、HIPHOPグループ「ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)」のレイクウォン(Raekwon)をはじめ、90年代のラッパーたちもポロベアを愛用し始めました。
さらに、2004年にはアメリカのラッパー、カニエ・ウェスト(Kanye West)が自身のファーストアルバム「The College Dropout」のジャケットでポロベアのセーターを着用。これを機にポロベアの人気は不動のものになりました。ちなみに、現在ロー・ライフは衣服を寄付するチャリティーイベントやベストドレッサー選考会などをおこなう社会団体として活動しており、その活動は日本にも広がっています。
HIPHOPが好きな大人の男性におすすめしたいポロベアのウェア5選
ここからは、ラルフローレンのカジュアルラインであるポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)のアイテムの中から、大人の男性におすすめのトップスを5つご紹介していきます。ぜひチェックしてみてください!
1. カスタムスリム パフォーマンス ベアポロシャツ
最初にご紹介するのは、サングラスをかけたワイルドなスタイルでゴルフにのぞむポロベアが刺繍されたポロシャツです。コットンメッシュ素材が使用されており、伸縮性・吸湿発散性に優れているので着心地も快適。さらに、カスタムスリムフィットというやや細身のシルエットがボディラインを美しく見せてくれます。趣味でゴルフをされている方は、ポロベアをお供にラウンドされてみてはいかがでしょうか。
2. Poloベア パフォーマンスフリース スウェットシャツ
こちらはゴルフを楽しむポロベアがプリントされたクルーネックのスウェットです。ウォッシュ加工とピーチ加工(桃の皮のように微起毛させる加工)が施された非常に柔らかい肌ざわりのフリース素材を使用。暖かさをキープしつつ、吸湿発散性も発揮してくれるので快適です。ポロベアのアイテムもネイビーやブラックなどのダークカラーを選べば、甘さを抑えられます。
3. カスタムスリムフィット Poloベア ジャージーTシャツ
続いてはセールボートが全体にプリントされたTシャツです。よく見ると、ところどころにセーリングを楽しむポロベアの姿が。「さりげなくポロベアを取り入れたい」という方におすすめです。素材は柔らかくて伸縮性のあるコットンジャージーが使用されています。
4. Poloベア コットンセーター
こちらはトラックの前に立って写真にうつるラルフ・ローレンの姿からインスパイアされたポロベアのセーターです。ポロベアの洋服には本物のメタルボタンが縫い付けられています。全体的にシックなカラー使いなので、大人の男性にぴったりのアイテムです。
5. Poloベア ウールセーター
最後にご紹介するのは、ヘリテージ風のスーツにフェアアイル編みのセーター、アーガイルのソックスというトラッドスタイルのポロベアのセーターです。こちらのポロベアに使用されている糸はなんと25種類。本体はウール100%ですが、ポロベアはウールだけでなくカシミヤやキャメル、アルパカなどさまざまな素材の糸を使って丁寧に表現されています。さすがは世界で最もおしゃれなベア!という感じですよね。
ライターからひとこと
今回は、大人の男性におすすめしたいポロベアのアイテムを5つご紹介させていただきました。ポロベアのコーディネートは毎シーズン変わるので、「今度はどんな服を着ているんだろう?」とチェックしてみるのも楽しいですよ!ぜひ大人なスタイリングのポロベアを探してみてください。
アメリカントラッドやアイビールックの代表格として知られるファッションブランド・ラルフローレン(Ralph Lauren)。そのカジュアルレーベルとして人気を博しているのがポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)です。
ポロ・ラルフローレンといえば、“ポロシャツ”を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。今回はポロ・ラルフローレンの代名詞ともいえるポロシャツの中から、大人の男性におすすめのシンプルなデザインのものを5つご紹介します。また、ポロ・ラルフローレンの特徴やサイズの選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
ポロ・ラルフローレンの特徴
ブランドのアイコンとして有名なのが、ポロシャツの胸元にも刺繍されている「ポロプレイヤーマーク(ポニーマーク)」です。このマークを見れば、ラルフローレンのアイテムだと分かる方も多いはず。
ブランド名の一部にもなっている“ポロ”とは、馬に乗った状態で行う1チーム4人制の球技のことです。「マレット」と呼ばれるT字形のスティックでボールを打ち、相手チームのゴールに入れば得点となります。
ポロは馬への負担を避けるために、選手は1試合で1人につき最低でも2頭以上に乗り換えなければなりません。非常に費用のかかるスポーツなので、近代ルールを決めたとされるイギリスでは、古くから上流階級や富裕層の人々に親しまれてきました。
1967年、ラルフローレンブランドの創設者であるラルフ・ローレン(本名:ラルフ・ルーベン・リフシッツ)氏は、イギリス貴族の伝統的なファッションへの憧れから、自身のネクタイブランドを「Polo」と名付けました。これがラルフローレンブランドのはじまりと言われています。ブリティッシュスタイルをアメリカ流にアレンジしたアイテムが多く登場するのも、ポロ・ラルフローレンの特徴の一つです。
ポロ・ラルフローレンのポロシャツのサイズの選び方
アメリカのブランドというと、なんとなく「サイズが大きそう」というイメージがありませんか?ポロ・ラルフローレンも欧米人の体型を基準に作られているため、自分が普段着ているサイズ表記のものをそのまま選んでしまうと、「大きいな」と感じるアイテムもあると思います。
ポロシャツのサイズはXS・S・MといったUS表記。基本的な選び方としては、普段日本のブランドでSを着ている方はXS、Mを着ている方はSというように、普段のサイズの「1サイズ下の表記のもの」を選ぶと美しいシルエットで着ることができます。
ただし、一つだけ気をつけていただきたいポイントがあります。それは「フィット感」です。ポロ・ラルフローレンのポロシャツは、ボディラインをより美しく見せたり動きやすくしたりするために、ストレッチ性があり体にフィットする素材を使用しているものが多く存在します。おすすめは前述した基本の選び方ですが、体型や好みによっては「小さい」「ぴったりすぎる」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
フィット感は主に3種類。タイトなものから順に「スリムフィット・カスタムスリムフィット・クラシックフィット」があります。
スリムフィット → カスタムスリムフィット → クラシックフィット細身 → やや細身 → ふつう
「ゆとりのあるサイズ感で着たい」「体のラインをあまり出したくない」という方がスリムフィット・カスタムスリムフィットのポロシャツを購入される場合は、普段着ている洋服と「同じサイズ表記のもの」を選ぶと良いでしょう。
大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレンのシンプルなポロシャツ5選
今回は一番アイテム数が豊富な“カスタムスリムフィット”のポロシャツの中から、おすすめのものを5つご紹介します。
1. カスタムスリムフィット メッシュポロシャツ
まずご紹介するのは、綿100%の爽やかな白のポロシャツです。ポロシャツ本体のカラーが白の場合、ポニーマークはネイビーであることが多いのですが、こちらは主張の少ないナチュラルカラー。きれいめなファッションとの相性がいいアイテムです。
ポロ・ラルフローレンにはメンズ・ウィメンズ・チルドレンのカテゴリーが揃っているので、こうしたシンプルなポロシャツでのおそろいコーデやリンクコーデもおすすめです。パートナーやお子さまとのお出かけの際に、一緒にコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
2. カスタムスリムフィット パフォーマンスポロシャツ
続いては吸湿発散性・ストレッチ性があり、快適な着心地のポロシャツです。素材は綿95%、ポリウレタン5%(衿:綿100%)。普段着としてはもちろんのこと、スポーツやアウトドアなどアクティブなシーンにも向いています。明るいカラーを身に付けると、そうしたシーンもより楽しめそうです。
ラルフローレンにポロシャツが初めて登場したのは1972年。アメリカのチョコレート菓子「m&m’s」のように「たくさんの人に愛されてほしい」との願いを込めて、24色のラインナップからスタートしたと言われています。定番色以外はシーズンごとにカラー展開が変わるので、カラーポロシャツはお気に入りを見つけた時が買い時です!
3. カスタムスリムフィット ソフトコットンポロシャツ
こちらはボタンがなく首元がすっきりとした印象のポロシャツです。コットンインターロック素材(表裏が同一に見えるニット地)を使用しているため、定番のものよりもソフトな肌ざわり。VネックのTシャツ感覚で着れるデザインなので、「ポロシャツは着たことがないけど挑戦してみたい」という方にもおすすめです。
4. カスタムスリムフィット テリーポロシャツ
次は、定番のポロシャツよりも若干厚手なテリー素材(パイル地)のポロシャツです。柔らかくて肌ざわりが良く、吸水性があるので汗をかいても快適です。また、こちらのポロシャツはリサイクルポリエステルを含むコットン混紡素材が使われており、環境にも配慮されています。デザイン自体はシンプルですが、“素材感”で人と差をつけられるアイテムです。
5. カスタムスリムフィット Poloベアポロシャツ
最後は、ラルフローレンのもう一つのアイコン「Poloベア」が刺繍されたポロシャツです。サングラスをかけ、色鮮やかなアウトドアファッションに身を包むPoloベアなら甘くなりません。大人の男性にこそおすすめです。
Poloベアは「世界で最もおしゃれなベア」とも呼ばれ、シーズンのテーマに合わせてさまざまなコーディネートを着こなします。2004年にアメリカのラッパー、カニエ・ウエスト(Kanye West)が自身のファーストアルバム「The College Dropout」のジャケットで着用したことで、人気が過熱。「今回はどんな服を着ているんだろう?」と毎シーズンPoloベアをチェックしてみるのも楽しいですよ!
ライターからひとこと
今回はポロ・ラルフローレンのシンプルなポロシャツをご紹介させていただきました。ポロシャツは流行に左右されない定番アイテムの一つです。ぜひポロ・ラルフローレンのポロシャツをご自身のワードローブの中に取り入れてみてくださいね!