アウトドア好きな大人男性が持っておくべき名品・L.L.Beanのトートバッグ5選

今回ご紹介するのは、「長く使えるバッグが欲しい」「トートバッグを探している」という大人の男性におすすめしたい名品。創業から110年を越えるアメリカのアウトドアブランド「L.L.Bean(エル・エル・ビーン)」のトートバッグです。 当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。 今回は某ハイブランドで8年間販売員として働いていた筆者が、L.L.Beanのトートバッグの中から大人男性におすすめのものを5つセレクトしました。また、ブランド概要やトートバッグの特徴についても解説していますので、アウトドア好きな大人の男性はぜひチェックしてみてください! L.L.Beanってどんなブランド? L.L.Beanは1912年にアメリカ・メイン州で設立されたブランドです。創業者は農家で生まれ育ったレオン・レオンウッド・ビーン。ビーンは父親の影響で10代の頃からハンティングを趣味としていました。 彼は1911年のある日、革製のハンティングブーツに水がしみ込み、足が濡れて冷たくなってしまうという苦い経験をします。そのとき思いついたのが「ゴムのボトムに革のアッパーを縫いつける」という革命的なアイデアでした。 ビーンは靴屋を営む兄のもとで「メイン・ハンティング・シュー」と呼ばれるハンティングブーツを開発。そのブーツの販売開始と同時にL.L.Beanを創業しました。 苦難を乗り越え高品質ブランドへと成長 しかし、そのスタートは順風満帆とはいきませんでした。ハンティングシューズのボトムとアッパーが分離する問題が相次ぎ、販売した100足のうち90足が返品されてしまったのです。ビーンは誠意を示すため、すべての客に全額を返金。 この経験からL.L.Beanの「100%満足保証」というポリシーは誕生したといわれています。これは商品に100%満足できない場合、1年以内であれば返品を受け付けるというものです。 ビーンは一旦は事業を失いかけましたが、兄から借金をして改良を加えたブーツを再度販売。これがL.L.Beanの代表作「ビーン・ブーツ」の原型となりました。 L.L.Beanは現在、「アウトドアの喜びを分かち合える品質とデザインであること」を理念に、幅広いアウトドア用品を取り扱っています。また、2023年春夏シーズンには日本の気候やライフスタイル、体型に合わせた企画「L.L.bean JAPAN EDITION」がスタートし、再び注目を浴びています。 L.L.Beanのトートバッグの特徴 現在販売されているすべてのトートバッグの原点は、1944年にL.L.Beanが発売した「ビーンズアイスキャリア」という氷を運ぶためのバッグだといわれています。その最大の特徴は「高い耐久性」です。 当時はまだ冷蔵庫がない時代。アメリカでは「アイスチェスト」と呼ばれる木製のボックスの上段に氷を入れてものを冷やしていました。そのアイスチェスト用の大きくて重たい氷の塊を運ぶためのバッグとして発売されたのが、ビーンズアイスキャリアでした。 1965年には現在も親しまれる名品「ビーンズ・ボート・アンド・トート・バッグ」にアップデートされて再登場。溶け出した水がすぐに染み出ないようにと採用された24オンスのコットンキャンバス素材とシンプルなデザインは、現在も変わることなく受け継がれています。 職人の手によって生み出される耐久性と手作りならではの“味” ボート・アンド・トート・バッグの耐久性が高い理由は素材だけではありません。縫製の工程においても、職人の手によってさまざまな工夫が施されています。 アメリカ・メイン州の自社工場で手作りされるバッグは、しつけや仮止めをせずに一気に縫い上げられます。オーバーラップ部分(底やハンドルなど布が重なる部分)には劣化したりほころんだりしにくい太番手のナイロン糸を使用。縫い終わりは何度も返しミシンが施され、糸端もあえて長めに残されます。 手作業による縫製のため、同じ商品でも一つひとつ微妙に違ったり、ミシン目が少し歪んでいたりすることもあるかもしれません。しかし、それも手作りならではの“味”として楽しみたいもの。 また、長めに残された糸端は「糸処理が甘い」と思われてしまいがちですが、L.L.Beanではそのまま使用することを推奨しています。短くカットしないように注意しましょう。 アウトドア好きの大人男性におすすめしたいL.L.Beanのトートバッグ5選 ここからは大人男性におすすめのL.L.Beanのトートバッグをご紹介します。なお今回は、L.L.Beanらしい24オンスのコットンキャンバス素材を使用しているデザインのみをセレクトしています。 1. ボート・アンド・トート・バッグ オープン・トップ ミディアム まずはL.L.Beanの代表作、ボート・アンド・トート・バッグをご紹介します。シンプルながらも、ナチュラルなキャンバス地とカラーハンドルのコントラストが効いたデザインです。 サイズ展開は、ミニ・スモール・ミディアム・ラージ・エクストララージの5種類。その中でも一番人気が高いのがこちらのミディアムサイズです。A4サイズの書類が横に入る大きさで、13インチのPCや500mlペットボトル、薄手の羽織ものなど、いろいろなアイテムを収納できます。サイズ選びに迷ったらミディアムがおすすめです。 また、ものが出し入れしやすいオープントップタイプは、「ファスナーの開け閉めが面倒」「バッグの中身が見えるのは特に気にならない」という方に向いています。 容量:17L サイズ:高さ30 x 幅33 x 奥行き15cm(ハンドルをのぞく) ハンドルの高さ:15cm 重さ:約539g 2. ボート・アンド・トート・バッグ ジップ・トップ ラージ こちらはボート・アンド・トート・バッグのラージサイズです。ラージサイズは1.5リットルのペットボトルが10本入るほどの大容量。普段使いだけでなく、重たいアウトドアギアやドリンクを入れるバッグとしても重宝します。蓋布とファスナーが付いたジップトップタイプなら小旅行用のバッグにも最適です。 日常的に使用するには少し大きいかもしれませんが、ファッション性の観点からあえてラージサイズを選ぶ男性も多いようです。持ったときのイメージは上の画像を参考にしてみてください。 容量:35L サイズ:高さ38 x 幅43 x 奥行き19cm(ハンドルをのぞく) ハンドルの高さ:20cm 重さ:約709g 3. トートバッグ ソリッド・ボート・アンド・トート ミディアム 続いては本体・ボトム・ハンドルがすべて同色のシンプルなトートバッグです。いろいろなコーディネートに合わせやすく、幅広いシーンで活躍してくれる汎用性があります。 こちらも24オンスのコットンキャンバスが使用されているので、自立するほど厚手です。使い始めはかたくゴワゴワしていますが、使い込むほどに柔らかくなり、風合いが増していきます。オンリーワンのバッグを育てる楽しさがあるのも、L.L.Beanのトートバッグの魅力の一つです。 容量:17L サイズ:高さ30 x 幅33 x 奥行き15cm(ハンドルをのぞく) ハンドルの高さ:15cm 重さ:約539g 4. ジップトップ・ボート・アンド・トート・ウィズ・ポケット ミディアム 次にご紹介するのは、外側にポケットが付いているタイプのボート・アンド・トート・バッグ。ジップトップのデザインですが、ポケットに財布やスマホなどよく使用するものを入れておくことができるので便利です。 ポケットの上部にはゴム製のロゴプレートが付いていて、シンプルなデザインの中のアクセントになっています。 容量:17L サイズ:高さ30 x 幅33 x 奥行き15cm(ハンドルをのぞく) ハンドルの高さ:15cm 重さ:約595g 5. シリンダー・トート・バッグ 最後は少し個性的な筒形のワンショルダーバッグをご紹介します。こちらはアメリカ製ではありませんが、24オンスのキャンバス地にポリウレタンコーティングが施された、さらに丈夫な素材が使用されています。 深さがあり、A4サイズのノートや書類がすっぽりと収まるサイズ。「すでに定番のボート・アンド・トートバッグを持っている」「人とかぶりたくない」という方にもおすすめです。 サイズ:高さ36 x 幅24 x 奥行き14cm(ハンドルをのぞく) ライターからひとこと 今回はL.L.Beanのトートバッグをご紹介しました。アウトドアが好きな大人の男性はぜひ長く愛されている名品の詳細をチェックしてみてください!

アウトドア好きの大人男性を虜にするKEENのサンダル5選

今回ご紹介するのは、「アウトドアでも街でも使えるサンダルが欲しい」「デザイン性だけでなく機能性にも優れたサンダルを探している」という大人の男性におすすめのアイテム。アメリカのフットウェアブランド「KEEN(キーン)」のサンダルです。 当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。 今回は某ハイブランドで8年間販売員として働いていた筆者が、KEENのサンダルの中から特に大人男性におすすめのものを5つセレクトしました。また、ブランド誕生の経緯やKEENのサンダルの特徴も解説しています。アウトドア好きな大人の男性はぜひチェックしてみてください! 「サンダルはつま先を守ることができるのだろうか?」という疑問から生まれたブランド KEENは2003年にアメリカ・カリフォルニア州のアラメダで誕生したブランドです。創業者は長年有名スポーツブランドのシューズ製作を手がけてきたローリー・ファースト氏。 KEENは創業と同時につま先を保護するサンダル「NEW PORT(ニューポート)」を発表しました。この創業モデルが誕生したのは、ローリー・ファースト氏の友人でプロダクトデザイナーのマーティン・キーン氏に起きたあるできごとがきっかけでした。彼は趣味のヨットを楽しんでいたとき、ビーチサンダルを履いていたためにデッキでつま先をけがしてしまったのです。 このできごとを知ったローリー・ファースト氏は、「サンダルはつま先を守ることができるのだろうか?」という問いを立て、試作品の製作を始めます。何百足にもおよぶ試作の末、開放感のあるサンダルとつま先を保護するシューズの機能を兼ね備えた“ハイブリッドフットウェア”、NEW PORTが完成。 NEW PORTはこれまでに5000万足以上を世に送り出した大ヒット商品となりました。誕生から20年が経過した現在もほとんど形を変えることなく、多くの人を魅了し続けています。 KEENのサンダル・3つの特徴 続いてはKEENのサンダルの特徴を3つの項目に分けて解説していきます。 1. 優れた機能性 KEENのサンダルといえば、アウトソールと一体化したつま先を保護する樹脂製のガード「トゥプロテクション」が有名です。しかし、KEENのサンダルの機能は、単につま先を保護するだけにとどまりません。 愛用者でも気づかないことが多いと言われているのが、アウトソールを強く曲げたときに現れる「レーザーサイピング」と呼ばれる波線状の細かい切れ込み。この切れ込みがあることにより濡れた場所を歩くときでも水が押し出され、高いグリップ力を保持できます。この他にもフィット感を高めるコード「バンジーシューレース」や、クッション性が高いソールなど、KEENのサンダルにはいたるところに機能性を高める工夫がちりばめられています。 2. 汎用性が高い 前述したように、KEENのサンダルはさまざまな機能を持ち合わせた“ハイブリッドフットウェア”のため、幅広いシーンで活躍してくれます。例えば、NEW PORTのようにつま先が隠れるモデルなら自転車に乗ったり車を運転したりするシーンでも安心です。また、ソックスとの併用で春・夏・秋の3シーズン着用できます。 水陸両用のモデルであれば、街歩きはもちろんのこと、川や海などの水辺でも大活躍。さらに軽量設計のモデルは旅行先でのセカンドシューズとしてもおすすめです。 3. 環境に配慮した素材を使用 KEENは2006年に環境保全に対する意識が高いとされているオレゴン州・ポーランドに本社を移転。撥水加工プロセスからフッ素化合物(化学物質)を排除したり、リサイクルPET素材やリサイクル可能なアウトソールを採用したり、レザー業界の環境保護団体「Leather Working Group」の厳しい基準をクリアした「LWG認定レザー」を調達したりと、環境負荷の低減に取り組んでいます。 さらに天然原料による抗菌防臭加工に切り替えることで、年間7,000キロの農薬が環境に放出されるのを防いでいます。 大人の男性におすすめしたいKEENのサンダル5選 ここからは大人の男性におすすめのKEENのサンダルをご紹介します。なお今回はKEENならではのつま先を保護できるモデルの中からセレクトしています。 1. NEWPORT ニューポート メンズ まずは創業モデル「NEW PORT」をご紹介します。環境に優しくしなやかなLWGレザーは風合いが良く、素材感にもこだわりたい大人の男性にぴったりです。レザーにはシリコン液を浸透させた特殊加工「工ヌバック」が施されているため、万が一汗や水で濡れても安心。ただし、「水陸両用」ではないので街歩き用のサンダルを探している方向きです。 NEW PORTはつま先全体に幅広いスペースがあることも特徴。これにより万人受けするフィット感と快適な履き心地を実現しています。 2. NEWPORT H2 ニューポート エイチツー RETRO メンズ 「NEW PORT H2」は創業モデル「NEW PORT」の水辺対応バージョン。「H2」は水の元素記号「H2O」を表しています。NEW PORTとの一番の違いは、アッパーに水や汚れに強いポリエステル素材、足裏に当たる部分のフットベッドには弾力性が高い圧縮成型EVAが使用されていること。どちらも速乾性に優れているため、お手入れが簡単です。 3. CLEARWATER CNX クリアウォーター シーエヌエックス メンズ 続いてご紹介するのは定番モデル「NEWPORT H2」のアップデートバージョン、「CLEARWATER CNX」です。NEWPORT H2よりもソールが薄く、軽量かつコンパクト。持ち歩きにも最適です。 KEENのサンダルの多くは、踏み跡が残りにくいアウトソール「ノンマーキング仕様」。アスファルトの上も歩きやすいフラットな面を確保しつつ、トレッキングシューズのような太くて深いみぞも配置されているため、障害物が多い山道でも抜群の安定感をキープしてくれます。 4. DRIFT CREEK H2 ドリフト クリーク エイチツー メンズ 「DRIFT CREEK H2」は、軽量性と屈曲性に優れた低反発デザインです。スプリットトウ(指先が2つに分かれたラバーガード)の採用により指の可動域が向上。優れた接地感を実現しているため、「分厚いソールが苦手」「素足の感覚に近いサンダルが好み」という方におすすめです。 リサイクルPET素材を使用したアッパーはコンパクトになる設計。CLEARWATER CNXと同様に旅行用のセカンドシューズとしても最適です。 5. UNEEK ユニーク メンズ 最後にご紹介するのは、靴作りの方法をゼロから考え直し、構想から3年半の月日を経て完成した「UNEEK」。特徴的なのは2本のポリエステル製伸縮コードが編み込まれたアッパーです。2本のコードが足の動きに合わせて変形するため、フィット感が抜群。耐水性はありませんが、開放的なデザインで汗をかいても蒸れることなく快適に過ごせます。 ライターからひとこと 今回はアウトドア好きの大人男性におすすめしたいKEENのサンダル5選をご紹介しました。機能性・デザイン性・耐久性に優れた間違いなしのアイテムなので、気になる方はぜひ詳細をチェックしてみてください!

大人男性の個性を演出するポール・スミスのプリントシャツ5選

今回ご紹介するのは、「春夏は明るい色・柄ものの服が着たい」「ファッションで個性を表現したい」という男性におすすめのアイテム。イギリスのファッションブランド「ポール・スミス(Paul Smith)」のプリントシャツです。 当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。 今回は、某ハイブランドで8年間販売員として働いていた筆者が、ポール・スミスの2023年春夏の新作の中から、特に大人の男性におすすめのものをセレクトしました。また、ブランド誕生の経緯やラインの違いも解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください! 大人の男性におすすめしたいポール・スミスのプリントシャツ5選 さっそくセレクトした5つをご紹介していきます。 1. 'Abstract Paint' プリントシャツ 2023年春夏のポール・スミスは「一年で最も暑い夏の日の朝から夜、 ロンドンで過ごしたギャラリー巡りの一日」がテーマ。最初にご紹介するのは、まさにギャラリーに飾られた抽象画のようなプリントシャツです。素材はシルクのような光沢とドレープが特長のセルロース(再生繊維)が使用されているため、なめらかな肌ざわり。ダークトーンの落ち着いたカラーリングながらも、独特な柄の切り替えが個性を演出してくれます。 2.エッチング インザサン プリントシャツ こちらはポール・スミスのコレクションラインのアイテム。南フランスの港町「カシス」からインスピレーションを得たもので、夏を連想させる風景がエッチング(銅版画の技法)風に表現されています。カラーはネイビー・ベージュ・ブルーの3色展開。1枚で着てもさまになりますが、無地のジャケットやカーディガンなどとのレイヤードもおすすめです。 3.ハイビスカスプリント シャツ こちらもコレクションラインからセレクト。素材はコットン90%、リネン10%と、汗をかいてもべたつかず快適。 ポール・スミスでは小花柄のアイテムがよく登場しますが、大人の男性の中には「ちょっと抵抗がある…」という方も多いのではないでしょうか。でも、リゾート感のあるハイビスカス柄なら春夏に取り入れやすく、アロハシャツ感覚でコーディネートを楽しめます。今年は思いきって大胆な柄ものに挑戦してみませんか? 4.'Cinema Screen' オープンカラーシャツ 続いては映画のワンシーンのようなプリントが施されたオープンカラーシャツ(開襟シャツ)です。レーヨン・コットン・リネンがミックスされた素材なので、暑い夏でもさらりとした着心地。 第一ボタンをとめない前提のオープンカラーシャツは、通常のシャツに比べて首元が涼しいうえに、コーディネートにも“抜け感”や“清涼感”を与えてくれます。ファッション性と実用性を兼ね備えた春夏におすすめのアイテムです。 5.'Starlet' シャツ こちらもオープンカラーシャツです。インパクトのある柄はハリウッド黄金期に活躍したスターたちのポートレート写真からインスピレーションを得たもの。素材は美しいドレープが出るレーヨン100%です。 大人の男性が柄シャツを着こなすときのポイントは、他のアイテムをシンプルにすること。パンツやシューズ、帽子などを無地、かつオールブラックで統一するなど、主役を引き立たせるコーディネートを心がけましょう。 プロの自転車レーサーを夢見る少年がデザイナーへ ポール・スミスは、イギリス出身のデザイナー「ポール・スミス」が自身の名を掲げたブランドです。ポール氏は10代のころ、プロの自転車レーサーを夢見る少年でした。きっかけは11歳の誕生日にプレゼントされたロードバイク。15歳のときには学校を自主退学し、本格的にレーサーを目指し始めます。 しかし、17歳のときに不慮の事故にあい、大腿骨(太ももの骨)や肋骨、鎖骨など体のあらゆる場所を骨折。3ヶ月の入院を余儀なくされたポール少年は夢を断念しました。 その後、入院中に知り合った友人とパブに通うようになったポール氏。そこでアートスクールに通う学生たちと出会います。後に妻となる、テキスタイル(織物・布地)教師のポーリーン・デニアと出会ったのもこのころでした。 彼らの影響で芸術やファッションに関心を持つようになっていたポール氏は18歳のとき、友人女性に洋服店をオープンする手助けを頼まれます。物件探しからショップの内装、オープン準備、ウィンドウディスプレイなどさまざまなことを手伝いました。 次第にショップは忙しくなり、ポール氏はメンズ部門を担当することに。このショップを切り盛りした5〜6年の間に、アートスクールのテキスタイル(織物・布地)教師だったポーリーンや知人女性からファッションに関する多くのことを学びました。 1970年、ポール氏は地元ノッティンガムで、マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)やケンゾー(KENZO)など当時名を知られ始めたブランドを取り扱うセレクトショップをオープン。「ポール・スミスの紳士服(Paul Smith Vêtements Pour l'Homme)」と名付けられたそのショップは、窓のない3m四方の小さなお店でした。 70年代半ばごろからはオリジナルブランドのシャツやネクタイの販売を開始。それらが好評を呼び、ポール・スミスの名はイギリス国内で広がっていきました。1976年にはパリで初のメンズコレクションを発表。現在では世界に約130店舗を展開するグローバルブランドに成長を遂げています。 ポール・スミスのラインの違い ポール・スミスのメンズラインには、「ポール・スミス、ポール・スミス コレクション、PS ポール・スミス」の3つが存在します。それぞれの特徴を解説します。 ポール・スミス ポール・スミスのメインライン。上質な生地と縫製技術を駆使したクラシカルなスタイルが特徴です。アートや写真、旅、音楽、自転車など、デザイナー・ポール氏の多岐にわたる関心がデザインに反映されています。 ポール・スミス コレクション 「ハイクオリティ・ハンドメイド フィーリング・アーティスティックフィーリング」という3つのコンセプトを掲げた日本限定のライン。日本の高い縫製技術で日本人体型に合わせて仕立てられています。高品質ですが、メインラインと価格帯にそれほど差はありません。 PS ポール・スミス ポール・スミスのセカンドライン。メインラインのコンセプトはそのままに、軽快さと機能性を加えたカジュアルウェアのコレクションです。若年層向けに、ウェアだけでなくアクセサリーやバッグ、シューズ、アイウェア、ウォッチなど幅広いアイテムを揃えています。 大人の男性には「ポール・スミス」「ポール・スミス コレクション」がおすすめです。品質の高さは素材や仕立てなど、細部に表れます。大人の男性は上質なものを身にまといましょう。 ライターからひとこと 今回はポール・スミスのプリントシャツをご紹介しました。ポール・スミスは「Classic with a twist(ひねりのあるクラシック)」というコンセプト通り、イギリスの伝統的な技術・仕立てに遊び心を加えたような唯一無二のブランドです。ぜひ今後もチェックしてみてください!

大人の男性におすすめしたい定番アイテム・ラコステの半袖ポロシャツ5選

Tシャツに次ぐ春夏の定番アイテム「ポロシャツ」。今回ご紹介するのは、フランスのアパレルブランド「ラコステ(LACOSTE)」の半袖ポロシャツです。 当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。 今回は某ハイブランドで8年間販売員として働いていた筆者が、ラコステのポロシャツの中から、特に大人の男性におすすめのものをセレクトしました。また、ラコステのロゴの由来や、大人の男性がポロシャツを着るときのポイントについても解説しています。ポロシャツを探している方はぜひ参考にしてみてください! 大人の男性におすすめしたいラコステの半袖ポロシャツ5選 さっそくおすすめの5選を紹介していきます。 1. 『L.12.12』定番半袖ポロシャツ 最初にご紹介するのは、ラコステのすべてのポロシャツの原型といわれる「L.12.12」モデルです。「L」はLACOSTEのL、「1」は鹿の子編み(かのこあみ)素材、「2」は半袖、最後の「12」はブランド創業者であるルネ・ラコステが試作をくり返して最終的に選んだサンプルの番号を表しています。 1933年、元テニスプレーヤーのルネ・ラコステは、試合中でも動きやすく快適な鹿の子編みのコットン製ウェアを開発し、ラコステを立ち上げました。鹿の子編みのポロシャツは表面に凹凸があり、通気性・吸湿性に優れているのが特長。鹿の子編みは現在、ポロシャツの定番の編み方として定着しています。 「ラコステのポロシャツを初めて購入する」「どれにしようか迷っている」という方には、流行に左右されない定番の「L.12.12」がおすすめです! 2. 『Le Paris Polo』レギュラーフィット パリポロ 続いては、きれいめコーデと相性の良い「パリポロ」をご紹介します。パリポロ最大の特徴は、「台襟」と「比翼仕立て(ひよくじたて)」のデザインになっていること。「台襟」とは、シャツ襟の土台となる帯状のパーツのことで、ポロシャツでは省略されるのが一般的です。また、ボタンが見えないように前立てを二重にする仕様を「比翼仕立て」といいます。 このようにパリポロはドレスシャツからヒントを得てデザインされているため、ジャケットやスラックスとの相性が抜群です。ワニのロゴがボディと同色で主張控えめなので、ビジネスシーンとの兼用にもおすすめ。 3. クールマックスブレンド鹿の子地ポロシャツ 次にご紹介するのは、ボタンダウンのポロシャツです。ジャケットやカーディガンなどのインナーに着ても動きやすいストレッチ素材。吸湿発散性にも優れており、汗をかきやすい夏でも快適に過ごせます。こちらのポロシャツもロゴがボディと同系色なので、幅広いシーンで活躍してくれること間違いなしのアイテムです。 4. レギュラーフィット ムーブメントポロシャツ こちらはサステナブルデザインのポロシャツです。使用されているのはオーガニックコットンとリサイクルポリエステル、ポリウレタンがブレンドされた鹿の子素材。環境に優しいうえに、伸縮性・通気性・軽量性にも優れています。背中に縫い付けられたグリーンのタグもポイント。左胸のワニは刺繍ではなくボディと同色のシリコンエンブレムになっています。大人の男性はぜひ「環境に優しい素材を選ぶこと」もファッションアイテムを購入するときの基準の一つに加えてみてください。 5. モノグラムジャカードポロシャツ 最後にご紹介するのは、ブランドイニシャルの「L」のモノグラムが全体に配置されたポロシャツです。ポリエステルとコットンをブレンドしたストレッチジャカード素材で、通常のポロシャツよりも少し厚手。ジャカードとは、専用の機械で柄や模様が織り込まれた織物生地のこと。 幾何学模様のような大胆さと、格子柄のようなトラッド感を合わせ持ったポロシャツは、「定番のL.12.12はすでに購入済み」「無地のポロシャツは何枚も持っている」という大人の男性におすすめです! ラコステのロゴの由来 ラコステのワニのロゴは、ブランドの創業者であり伝説的テニスプレーヤーでもある、ルネ・ラコステに付けられたニックネームに由来しています。 1923年、ルネの所属するフランスチームは、デビスカップ(男子テニスの国別対抗戦)への出場をかけた予選大会の決勝に進出。その試合を前にボストンの街を散策していたルネは、ある洋品店に置かれたワニ革のスーツケースにくぎづけになります。するとそれを見ていたフランスチームのコーチが、「試合に勝ったらそのスーツケースを買ってあげよう」と冗談半分で話しかけました。 残念ながらルネは試合に勝利できませんでしたが、この一部始終を知ったアメリカ人ジャーナリストが、「ルネ・ラコステはワニ革のスーツケースを手に入れられなかったが、その戦いは獲物に食らいついたら放さないワニのようだった」と称します。こうしてルネは「ワニ」という愛称で呼ばれることになったのです。 1927年にはルネの友人のアーティスト、ロベール・ジョルジュによってワニのロゴが誕生。ルネはそのロゴが46色の糸で刺繍された白いブレザーを羽織って試合に登場しました。また、当時テニスの試合では「白の長袖シャツにロングパンツ」というスタイルが一般的でしたが、そのスタイルに不満を感じていたルネは、ポロ競技の選手が着ていた「半袖の襟付きニット(後のポロシャツ)」をテニスコート上で初めて着用しました。 テニスの4大大会(グランドスラム)を制覇し、世界ランキングの上位に君臨していたルネですが、結核のために25歳で引退を決意。引退から4年後の1933年、ワニのロゴが刺繍されたポロシャツを製造する会社「ラコステ」を設立しました。 大人の男性がポロシャツを着るときのポイント コーディネートによっては“おじさん見え”してしまうこともありえるポロシャツ。大人の男性がポロシャツを着るときは、ワンサイズアップしてリラックス感を出すのがおすすめです。そうすることで“今っぽさ”を演出できます。 ただし、ジャケットやカーディガンとのレイヤードを楽しみたい場合や、ビジネスシーンでパンツインして着たい場合はジャストサイズを選ぶとよいでしょう。 またラコステのポロシャツのフィット感は、タイトなものから順に「スリムフィット・レギュラーフィット・クラシックフィット」の3つがあります。スリムフィット・レギュラーフィットは「パリポロ」のようにきれいめコーデ向き、クラシックフィットは「L.12.12」のようにカジュアルコーデ向きのデザインが多い傾向です。好みや着るシーンに合わせて選んでみてください。 ライターからひとこと 今回はラコステの半袖ポロシャツをご紹介しました。ラコステのポロシャツは耐久性にも優れており、長く愛用できます。シンプルなデザインを選べば流行にも左右されません。ポロシャツをお探しの方はぜひラコステをチェックしてみてください!

大人の男性に今こそ穿いてほしい名品・リーバイス®の501®5選

創業170年のジーンズブランド「リーバイス®(Levi’s®)」。今回ご紹介するのは、現存するすべてのジーンズの原点「501®」です。 当サイト「FUNDAY」では、数あるブランド・商品の中から、各分野に精通した筆者が「本当に欲しい」と思うモノだけを厳選してご紹介。モノ選びのストレスが軽くなるよう、商品の詳細やブランド情報、選び方なども合わせて解説しています。 今回はアパレル販売員歴10年の筆者が、リーバイス®の501®の中から特に大人の男性におすすめのものをセレクトしました。さらに501®誕生の経緯についても解説しています。ぜひ最後まで読んでみてください! 大人の男性におすすめしたいリーバイス®の501®5選 さっそくセレクトした5点をご紹介していきます。なお、今回はきれいめコーデに合うノンダメージ、かつ経年変化をより楽しめるダークインディゴカラーの商品を選んでいます。 1. LEVI'S(R) VINTAGE CLOTHING(R) MEN’S 1937 501(R)オリジナルフィットデニム まずご紹介するのは、深めの股上とゆったりしたストレートシルエットが特徴の1937年モデルです。まだベルトが普及していなかった当時、リーバイス®のジーンズの背面にはウエスト調節機能を果たす「シンチバック」というものが付けられていました。こちらのモデルではそれが再現されています。 またこちらは「リジッド」と呼ばれる未洗い(ノンウォッシュ)のモデル。洗濯をすると縮むので、あらかじめ1、2サイズ大きいものを選びましょう。リジットはジーンズを「一から育ててみたい」という方におすすめです。 2. LEVI'S(R) VINTAGE CLOTHING(R) 1944 501(R)リジットデニム 続いては1944年モデルをご紹介します。1939〜1945年の第二次世界大戦中、リーバイス®のジーンズは資材節約のためにコインポケットと股部分のリベット(銅製のびょう)、シンチバックが省略されていました。月桂樹の葉がデザインされたトップボタンや刻印のないドーナツ型ボタンも特徴。それらのシンプルなスタイルを反映しているのが1944年モデルです。 また1937〜1966年ごろ、リーバイス®はリベットが隠れるようにバックポケットを縫い付けていました。これは「リベットが家具や馬の背に乗せる鞍(くら)に傷を付ける」という顧客の不満に応えるためでした。 さらにはこれを強調するため、「ポケットフラッシャー」と呼ばれる宣伝ラベルを発明。バックポケットに縫い付けられたオレンジ色のフラッシャーには、“The Rivet’s Still There.(リベットはまだここに)”の文字と、隠れているリベットの位置を指し示す矢印が描かれていました。1944年モデルはそうしたデザインも忠実に再現されています。 3. LEVI'S(R) VINTAGE CLOTHING 1947モデル 501(R) JEANS NEW RINSE 次にご紹介するのは、第二次世界大戦後の1947年モデルの復刻版。シンチバックとサスペンダーボタンが除かれ、よりスリムなフィットにアップデートされています。 こちらは「リンス」といって生地に洗いをかけてあらかじめ縮ませたモデルです。洗い加工によってのりが落ちているのでリジットに比べて柔らかく、なじみやすいのがメリット。すでに縮んでいるためサイズ選びも難しくありません。また生地表面の毛羽を焼く「毛焼き処理」という加工が施されており、織組織が鮮明でなめらかな風合いになっています。 4. LEVI'S(R) VINTAGE CLOTHING 1955モデル 501(R) JEANS NEW RINSE 続いては1950年代のバイカースタイルを代表するモデル。腰回りがルーズな「アンチフィット」と、レッグ部分を大きめにカットしたボックスシルエットが特徴です。 縮んで劣化しやすいレザー製の「ツーホースパッチ」に代わり、紙製のパッチが初めて導入されたのがこのモデルでした。ツーホースラベルとは、「馬で両サイドから引っ張っても破れないほど丈夫である」というリーバイス®ジーンズの耐久性の高さを示すものです。 また、このモデルはデニムの原点ともいえる、織り上げられてそのままの生機(きばた)が使用されています。生機は洗うと縮んだりよじれが起こったりするのが欠点でもあり、その特性を理解した上で変化を楽しむことがジーンズを育てる醍醐味でもあります。 5. 501(R) レギュラ ストレート ダークインディゴブルー CONE MILS 最後にご紹介するのは、2013年モデルです。アーカイブの501®よりも、膝から裾にかけてスリムでモダンなシルエットに進化しています。 使用されているのはリーバイス®と100年以上に渡って協業してきたコーンデニム社(旧コーンミルズ社)の文献に残る、1909年製の極濃色インディゴをイメージして作り上げられた生地。経糸(たていと)に異なる太さの糸をミックスした凸凹感のある表情が特徴的で、穿き込むほどに味わいを増していくジーンズです。 501®誕生の経緯 1853年、ドイツ出身のリーバイ・ストラウス(Levi Strauss)は、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコに雑貨や生地を販売する「リーバイ・ストラウス社」を設立。過酷な作業を行う労働者のために、テントや船の帆の材料だった丈夫なキャンバス地のワークパンツを製造・販売していました。 1870年、リーバイ・ストラウス社から生地を仕入れていた仕立て屋のヤコブ・ウィリアム・デイビス(Jacob Davis)は、蒸気機関車や馬の背に乗せる鞍(くら)に使用されていた金属製のびょう(リベット)を、ワークパンツの負荷がかかる部分に打って補強するアイデアを思いつきます。これはテントや荷馬車のカバーの製造を専門としていた彼だからこそ思いついたアイデアでした。 しかし、このアイデアを真似する人たちが現れ始めます。そこでヤコブ・デイビスはリーバイ・ストラウスに相談。1873年、リーバイ・ストラウス社と協同で「衣料品のポケットの補強にリベットを使用する方法」の特許を取得しました。 1890年に独占特許の期限が切れると、リーバイ・ストラウス社はロッドナンバーを導入。すべての製品に「5」で始まるナンバーを付けました。こうしてすべてのジーンズの原点である「501®」が誕生したのです。 ライターからひとこと 今回はリーバイス®の501®をご紹介しました。ジーンズは古着屋でレアな年代ものを探す楽しみ方もありますが、「これだ!」と思う現行品を購入して自分好みの風合いに育てていくのもまた楽しみ方の一つです。ぜひ世界に1本だけのジーンズを育ててみてください!

大人の男性におすすめしたい名品・ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ5選

創立から200年を越えるファッションブランド「ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)」。アメリカで初めて既製服を販売して以来、歴代のアメリカ大統領やハリウッドスターなど、多くの人々を魅了し続けてきました。 そんなブルックスブラザーズを愛した顧客の一人でもあるのが、「ポップアートの巨匠」として知られるアーティスト、アンディ・ウォーホルです。ウォーホルは生前、ブルックスブラザーズのポロカラー(ボタンダウン)シャツを愛用していました。 今回はブルックスブラザーズのポロカラーシャツの中から、特に大人の男性におすすめのものを5つ厳選してご紹介します。また、ブランド名の由来やポロカラーシャツ誕生の経緯についても解説していますので、「老舗ブランドの名品が気になる」という方はぜひチェックしてみてください! ブルックスブラザーズのブランド名の由来 ブルックスブラザーズの始まりは1818年、日本でいえば江戸時代までさかのぼります。当時45歳だったヘンリー・サンズ・ブルックスは、ニューヨークに製造と販売を兼業する会社「H.&D.H. ブルックス社」を創業。最高品質の商品だけを取り扱い、その価値を理解できる顧客とのみ取引することを理念としました。 その後事業が急成長してサポートが必要となったため、ヘンリーは息子たちを呼び寄せます。1833年にヘンリーが死去した後は、“5人の息子たち”が事業を継承しました。 そして1850年、社名を「ブルックスブラザーズ」に改名。会社の商標にはリボンで吊るされた子羊のマーク「ゴールデンフリース(金羊毛)」が採用されました。このマークは現在もブルックスブラザーズのアイコンとして親しまれています。 ブルックスブラザーズは200年の間に数々の革新的な商品を生み出してきました。その一つが「ポロカラーシャツ」です。続いてはポロカラーシャツについて解説します。 アンディ・ウォーホルも愛した名品「ポロカラーシャツ」 版画の技法の一種「シルクスクリーン」を活用して数々の代表作を生み出したアンディ・ウォーホル。キャンベルのスープ缶やマリリン・モンローなどをモチーフにした作品を一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 ウォーホルは広告制作で得た初めての給料で、ブルックスブラザーズの「No.10」と呼ばれるホワイトのポロカラーシャツを100枚購入したと言われています。ブレザーにポロカラーシャツ、デニムを合わせるのがウォーホルの定番スタイルでした。 ブルックスブラザーズにポロカラーシャツが登場したのは1896年。創業者の孫にあたるジョン・E・ブルックスは、イングランドでポロ(馬に乗った状態で行う1チーム4人制の球技)の試合を観戦していたときに、選手の襟がじゃまにならないようにボタンで留められていることに気づきました。 ジョンはこのアイデアを持ち帰り、のちにブルックスブラザーズの定番となるボタンダウンシャツを誕生させます。このエピソードから、ブルックスブラザーズでは現在も「ポロカラーシャツ」と呼んでいます。 大人の男性におすすめしたいブルックスブラザーズのポロカラーシャツ5選 ここからはブルックスブラザーズのポロカラーシャツを5つご紹介します。 1.ノンアイロン ストレッチオックスフォード GFロゴ カジュアルシャツ Regular Fit まずご紹介するのは、“形態安定加工”を施したシャツです。綿が95%使用されているにも関わらず、独自の加工によって洗濯してもシワになりにくいという優れもの。全8色という豊富なカラー展開も嬉しいポイントです。 2.ノンアイロン ストレッチオックスフォード ギンガムチェック カジュアルシャツ Regular Fit 次はギンガムチェック柄のノンアイロンシャツです。こちらも形態安定加工が施されています。ギンガムチェック柄は色数が少ないのでコーディネートに取り入れやすく、無地のジャケットやセーターとのレイヤードに相性の良いアイテム。「柄もののシャツにチャレンジしてみたい」という方はまずギンガムチェック柄から試してみてはいかがでしょうか。 3.ノンアイロン スーピマコットンストレッチ ダブルピンストライプ カジュアルシャツ Regent Fit 続いてはストライプ柄のノンアイロンシャツです。繊維の長いスーピマコットンが使用されているうえにストレッチ性もあるので、肌ざわり・着心地が抜群。よく見ると2色のピンストライプになっているのもポイントです。 4.コットン オックスフォード インディゴ 6つ釦 ポロカラーシャツ こちらは「ポロカラーシャツの元祖」とも言われている6つボタンのシャツです。サンプルをもとに80年代のポロカラーシャツを日本の老舗工場で再現したという代物。「国産デニム発祥の地」で有名な岡山で本藍染めしたオックスフォード生地が使用されています。フィット感は当時と同じくややゆったりめ。 インディゴ染めされているので色移りや照射による変色には注意が必要ですが、経年変化する“味”を楽しめるアイテムです。 5.アイリッシュリネン ソリッド カジュアルシャツ Regent Fit 最後にご紹介するのは、リネン素材のポロカラーシャツです。最高級のアイリッシュリネンはソフトな肌ざわり、かつ吸湿・発散性に優れているので、汗をかきやすい季節でも快適な着心地です。リネン素材ははじめのうちは独特のシャリ感(ハリがあり肌に触れるとさらっとした感触)がありますが、着込むほどに柔らかくなります。“育てるような感覚”を味わえるので、着たことがない方にはぜひ試してほしい素材です。 ライターからひとこと 今回はブルックスブラザーズのポロカラーシャツをご紹介しました。誕生してから100年以上が経過した今も定番商品として愛されているポロカラーシャツは、まさに「名品」です。気になる方はぜひ詳細をチェックしてみてください!

大人の男性に似合う老舗ブランド・ブルックスブラザーズのロゴ入りアイテム5選

世界最古のファッションブランドと言われている「ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)」。アメリカの国旗が星条旗に定められた1818年に創立されました。 ブルックスブラザーズのアイコンの一つとなっているのが、「ゴールデンフリース」と呼ばれるリボンで吊るされた子羊のマークです。今回はそのマークが刺繍されたアイテムの中から大人の男性におすすめのものを5つご紹介させていただきます。また、ゴールデンフリースマークの由来と、ブルックスブラザーズのサイズ感についても解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。 ギリシア神話に登場する秘宝「ゴールデンフリース」 1818年、ヘンリー・サンズ・ブルックスは、ニューヨークに製造と販売を兼業する会社「H.&D.H. ブルックス社」を創業。ヘンリーの亡き後は息子たちが家業を引き継ぎました。 1850年には社名を「ブルックスブラザーズ」に改名。会社の商標にリボンで吊るされた子羊のマーク「ゴールデンフリース」が採用されました。 実はこのゴールデンフリースにはブルックスブラザーズよりもはるかに長い歴史があります。1430年、ブルゴーニュ公爵のフィリップ3世は、結婚相手のイザベラを称えようと、新しい勲位を創設し、騎士団をつくりました。 その紋章のモチーフに選ばれたのが、ギリシア神話に登場する、翼を持った金色の羊の毛皮(ゴールデンフリース)でした。ゴールデンフリースは木に吊り下げられ、眠らないドラゴンによって守られる秘宝として描かれています。 このマークはゴールデンフリース騎士団の紋章に選ばれて以来、ファインウール(繊維の細い高級ウール)のシンボルとなりました。その後ヨーロッパの毛織物商が、読み書きできない民衆に毛織物を宣伝する手段としてこのマークを使うように。  ブルックスブラザーズではヨーロッパのそうした伝統を象徴するものとしてゴールデンフリースをシンボルマークにしたのではないかと語り継がれています。 ブルックスブラザーズのサイズ感 ブルックスブラザーズは日本にも店舗がありますが、欧米人の体型を基準に作られているため、普段自分が着ているサイズ表記のものをそのまま選んでしまうと大きく感じます。 ブルックスブラザーズのサイズは基本的にXS・S・Mといった表記です。選び方としては、普段日本のブランドでSを着ている方はXS、Mを着ている方はSというように、「普段の1サイズ下の表記のもの」を選ぶとちょうどいいサイズ感で着ることができます。 ブルックスブラザーズの紳士服はくびれていないストレートなシルエットのものが多いので、比較的どのような体型の方でも着こなしやすいのが特長です。 ブルックスブラザーズのロゴ入りアイテム5選 ここからはゴールデンフリースマークが刺繍されたアイテムを5つご紹介します。 1. コットンツイル GFロゴ ベースボールキャップ 最初にご紹介するのは、コットンツイル地のベースボールキャップです。正面にゴールデンフリースマーク、背面にはブルックスブラザーズが創業した年「1818」マークが刺繍されています。ワンサイズのみですが、後部のアジャスターでサイズ調節可能です。 カラーは7色展開。大人の男性にはカジュアル感が薄まるベーシックカラーがおすすめです。 2. GF コットンジャージー ヘビーウェイト Tシャツ 続いてはゆったりとしたボックスシルエットのTシャツです。約13オンスの厚手で肌が透けにくい生地が使用されています。シンプルだけれども存在感のあるシルエットなので、1枚で着てもさまになります。大人の男性はだらしなく見えない素材とシルエットのTシャツを選ぶことがポイントです。 3. ノンアイロン GF ストレッチコットン カジュアルシャツ Regent Fit 次にご紹介するのは、繊維が長く肌ざわりの良い「スーピマコットン」のシャツです。洗濯してもシワになりにくい“形態安定加工”が施されているためお手入れも簡単。コーディネートに取り入れやすいベーシックな3色展開です。 ブルックスブラザーズにノンアイロンシャツが登場したのは1953年。出張が多いお客さまのニーズに応える形で誕生しました。ノンアイロンシャツはアップデートし続けており、多くの人に支持されているアイテムです。 4. ストレッチコットン フーデッドパーカー こちらはプルオーバータイプのパーカーです。フードの内側に本体色と異なるカラーが使用されているのがポイント。また、ストレッチ性のある素材なので動きやすく、着心地も抜群です。柄シャツを首元からのぞかせるレイヤードスタイルもおすすめ。 5. コットンジャージー フルジップ フーディー 最後にご紹介するのは脱ぎ着しやすいフルジップタイプのパーカーです。素材は綿100%のジャージー素材。ゴールデンフリースのマークが本体と同系色の糸で刺繍されているのでカジュアル感が抑えられ、パーカーでもきれいめに着こなせます。 ライターからひとこと 今回はブルックスブラザーズのアイコン「ゴールデンフリースマーク」が刺繍されたアイテムをご紹介しました。2世紀にわたって多くの人々から愛され続けている老舗ブランドの魅力が伝わりましたでしょうか。ブルックスブラザーズには流行に左右されない定番アイテムが揃っているので、ぜひ今後もチェックしてみてください。

アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレン春の新作5選

「ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、アメリカントラッドの代表格「ラルフローレン(Ralph Lauren)」が展開するカジュアルラインです。日本においても、デイリー使いできるハイセンスなブランドとして定着し、幅広い年齢層に支持されています。 そんなポロ・ラルフローレンの2023年春のテーマは「Voyager」。このテーマの舞台は、カリフォルニア州モハベ砂漠のトレッキングコースです。ポロ・ラルフローレンが数十年にわたり大切にしてきたアウトドアアドベンチャーの精神と興奮が、アースカラーを基調に、鮮やかな色づかいとプリント柄で表現されています。 ポロ・ラルフローレンにはこうしたアウトドアスタイルがよく登場するのですが、これはブランドの創設者であるラルフ・ローレン(本名:ラルフ・ルーベン・リフシッツ)氏が、ある人物に影響を受けたからだと言われています。今回は、その人物をご紹介したうえで、ポロ・ラルフローレンの春の新作をご紹介します。アウトドアが好きな大人の男性は必見です! ラルフ・ローレン氏が影響を受けた人物とは? ラルフ・ローレン氏は、アメリカ出身の小説家・詩人のアーネスト・ヘミングウェイ(本名:アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ)から影響を受けたと言われています。ヘミングウェイが創作する作品の特徴は、究極までむだを削ぎ落としたシンプルで独特な文体。これは後に「ハードボイルド」と呼ばれ、20世紀の文学界にも多大な影響を与えました。 ヘミングウェイの代表作は「日はまた昇る」「武器よさらば」「誰がために鐘は鳴る」「老人と海」などです。1954年にはノーベル文学賞を受賞。しかし、人々を魅了したのは作品だけではありません。 ヘミングウェイは幼い頃に活動的な父から釣りや狩猟、射撃などの手ほどきを受け、これらを生涯の趣味としました。また、行動派としても知られ、第一次世界大戦やスペイン内戦などに積極的に参加。負傷兵を助けようとして瀕死の重症を負ったこともあります。 さらには4度の結婚経験があり、世界中のさまざまな場所に家をかまえました。ノーベル文学賞を受賞した年には二度の航空機事故にあいましたが、奇跡的に生還。晩年は事故の後遺症による体調や精神の不調に悩まされ、1961年に散弾銃にて自らの命を絶ったと言われています。ヘミングウェイのこうした冒険的なライフスタイルも、作品とともにいまだに多くの人々を魅了し続けています。 そしてラルフローレン氏が憧れたのは、華やかさよりも“実用性”を重視したヘミングウェイのファッションでした。ポロ・ラルフローレンにも、ヘミングウェイが愛用していたとされるサファリジャケットやミリタリートラウザーズ(チノパン)を連想させるアイテムがたびたび登場します。こうしたストーリーを知ると、ファッションがもっと楽しくなりますよね! ポロ・ラルフローレンのサイズの選び方 ポロ・ラルフローレンのサイズはXS・S・MといったUS表記です。サイズ感もアメリカの基準で作られているため、自分が普段着ているサイズ表記のものをそのまま選ぶと、「大きいな」と感じるアイテムもあると思います。 基本的な選び方としては、普段日本のブランドでSを着ている方はXS、Mを着ている方はSというように、普段のサイズの「1サイズ下の表記のもの」を選ぶと美しいシルエットで着ることができます。ただし、デザインによっては細身のものや、反対にゆったりしているものもあるので、商品の詳細を注意して見てみてください。 アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレン春の新作5選 ここからは、アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレン春の新作を5つご紹介します。 1. ツイル ベルテッドジャケット まずご紹介するのは、ポロ・ラルフローレンの過去のデザインをベースにしたサファリジャケットです。コットンツイル生地にウォッシュ加工が施されているので、着るほどに味わいが増していきます。ウエストの裏側にはレザーのストッパーがついたコードが通っており、それを引っ張るとウエストが絞られ、違うシルエットが楽しめます。ところどころにつけられたワッペンもポイント。また、ポケットが4つあるのでアウトドアギアもたくさん入ります。流行にとらわれないポロ・ラルフローレンらしい一着です。 2. ウォーターリペラント キルテッド プルオーバージャケット こちらはハイネックのプルオーバージャケットです。ヴィンテージのハイキングギアからヒントを得たデザインで、前立てのオレンジカラーがアクセントになっています。撥水加工・総裏地・中綿入りといった仕様になっているので、まだ少し肌寒い春のアウトドアにも最適です。 3. コンバーチブル ウォーターリペラント ハイキングパンツ 続いては、ベージュと鮮やかなブルーとのコントラストが目を引くパンツです。ポロ・ラルフローレンの90年代初頭のデザインからインスパイアされています。太ももにあるジッパーを開くとショートパンツにもなる2way仕様。ウエストは伸縮性があり、ポケットもたくさん付いているので実用性も十分です。D字型リングやワッペンが付いているのも、ポロ・ラルフローレンのこだわりを感じます。 4. ボンデッドパイル フリースジャケット こちらはハイパイルのフリースジャケットです。ハイパイルは繊維の毛足が長いため、風を通しにくく、暖かさをキープしてくれます。鮮やかなオレンジとブルーのマルチカラーもアウトドアの気分を盛り上げてくれそうですよね。さりげない「Polo RL&Co.」のラベルもポイントです。 5. ハイブリッド クォータージップ プルオーバー 最後はクォータージップのプルオーバーをご紹介します。ブラッシュ(軽く起毛させる)加工でより柔らかさを出したヴィンテージ風のフリース素材に、フェイクスエードのポケットや肘から下のパッチ(当て布)がアクセントになっています。 実はこうしたパッチのデザインもヘミングウェイが愛した“狩猟”のファッションから取り入れられています。ハンティングジャケットやシューティングジャケットなどに見られるガンパッチ(片方の肩から胸にかけて付けられる補強用の当て布)やエルボーパッチをデザインに取り入れたアイテムが多く登場するのも、ポロ・ラルフローレンの特徴です。 ライターからひとこと 今回は、ラルフローレン氏が影響を受けた小説家ヘミングウェイについてお伝えしたうえで、アウトドア好きな大人の男性におすすめしたいポロ・ラルフローレンの春の新作を5つご紹介しました。ポロ・ラルフローレンにはデザイン性だけでなく“実用性”も備えたアイテムもあるので、ぜひ今後もチェックしてみてくださいね!

HIPHOP好きな大人の男性におすすめしたいポロベアのトップス5選

アメリカを代表するファッションブランド、ラルフローレン(Ralph Lauren)。ラルフローレンのアイコンと言えばポニーマークが有名ですが、もう一つのアイコン「ポロベア(Polo  Bear)」をご存じでしょうか。 「世界で最もおしゃれなベア」とも呼ばれ、カジュアルからフォーマルまで、さまざまなコーディネートを着こなすポロベア。実は「HIPHOPカルチャーの象徴」とされてきた歴史もあるんです。そこで今回は、ポロベア誕生の経緯や歴史をお伝えしたうえで、おすすめのトップスを5つご紹介させていただきます。HIPHOPが好きな大人の男性はぜひ最後まで読んでみてください! ポロベア誕生の経緯 ラルフローレンのメンズデザインのクリエイティブディレクターを努めるジェリー・ローレン(ラルフ・ローレンの弟)は、ドイツの高級ぬいぐるみブランド、シュタイフ(Steiff)のテディベアの熱心なコレクターです。1990年、ジェリーの同僚がブルーのオックスフォードシャツとタータンチェックのネクタイ、ケーブルニットを着たテディベアをジェリーの誕生日にプレゼントしました。その際、兄のラルフにもウエスタンスタイルのテディベアが贈られたといいます。それ以来、2人に毎年シュタイフのテディベアを贈ることが恒例となりました。 ラルフローレンのスタイルを着こなすテディベアに魅了されたラルフは、1991年にポロベアを発売。シュタイフと共同で制作した200個限定の「プレッピーベア」はわずか2日で完売するという人気ぶりでした。ポロベアは今ではポニーマークと並ぶラルフローレンのアイコンとして定着し、Tシャツやセーター、ネクタイ、時計など、さまざまなアイテムに採用されています。 ポロベアがHIPHOPカルチャーの象徴になるまで 1980〜1990年代のニューヨークでは、デパートからポロ・ラルフローレンの商品ばかりを盗む非行集団が横行していました。1988年には、2つのチームが合併して「ロー・ライフ(Lo Life)」を結成。全身をポロブランドで固める「ロー・ダウン(Lo Down)」というスタイルを確立し、当時のストリートシーンに一大ムーブメントを巻き起こしました。 ポロベアのウェアが発売されると、ロー・ライフのクルーたちはこぞってそれらを着用。HIPHOPも大切な要素としていたロー・ライフの影響で、HIPHOPグループ「ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)」のレイクウォン(Raekwon)をはじめ、90年代のラッパーたちもポロベアを愛用し始めました。 さらに、2004年にはアメリカのラッパー、カニエ・ウェスト(Kanye West)が自身のファーストアルバム「The College Dropout」のジャケットでポロベアのセーターを着用。これを機にポロベアの人気は不動のものになりました。ちなみに、現在ロー・ライフは衣服を寄付するチャリティーイベントやベストドレッサー選考会などをおこなう社会団体として活動しており、その活動は日本にも広がっています。 HIPHOPが好きな大人の男性におすすめしたいポロベアのウェア5選 ここからは、ラルフローレンのカジュアルラインであるポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)のアイテムの中から、大人の男性におすすめのトップスを5つご紹介していきます。ぜひチェックしてみてください! 1. カスタムスリム パフォーマンス ベアポロシャツ 最初にご紹介するのは、サングラスをかけたワイルドなスタイルでゴルフにのぞむポロベアが刺繍されたポロシャツです。コットンメッシュ素材が使用されており、伸縮性・吸湿発散性に優れているので着心地も快適。さらに、カスタムスリムフィットというやや細身のシルエットがボディラインを美しく見せてくれます。趣味でゴルフをされている方は、ポロベアをお供にラウンドされてみてはいかがでしょうか。 2. Poloベア パフォーマンスフリース スウェットシャツ こちらはゴルフを楽しむポロベアがプリントされたクルーネックのスウェットです。ウォッシュ加工とピーチ加工(桃の皮のように微起毛させる加工)が施された非常に柔らかい肌ざわりのフリース素材を使用。暖かさをキープしつつ、吸湿発散性も発揮してくれるので快適です。ポロベアのアイテムもネイビーやブラックなどのダークカラーを選べば、甘さを抑えられます。 3. カスタムスリムフィット Poloベア ジャージーTシャツ 続いてはセールボートが全体にプリントされたTシャツです。よく見ると、ところどころにセーリングを楽しむポロベアの姿が。「さりげなくポロベアを取り入れたい」という方におすすめです。素材は柔らかくて伸縮性のあるコットンジャージーが使用されています。 4. Poloベア コットンセーター こちらはトラックの前に立って写真にうつるラルフ・ローレンの姿からインスパイアされたポロベアのセーターです。ポロベアの洋服には本物のメタルボタンが縫い付けられています。全体的にシックなカラー使いなので、大人の男性にぴったりのアイテムです。 5. Poloベア ウールセーター 最後にご紹介するのは、ヘリテージ風のスーツにフェアアイル編みのセーター、アーガイルのソックスというトラッドスタイルのポロベアのセーターです。こちらのポロベアに使用されている糸はなんと25種類。本体はウール100%ですが、ポロベアはウールだけでなくカシミヤやキャメル、アルパカなどさまざまな素材の糸を使って丁寧に表現されています。さすがは世界で最もおしゃれなベア!という感じですよね。 ライターからひとこと 今回は、大人の男性におすすめしたいポロベアのアイテムを5つご紹介させていただきました。ポロベアのコーディネートは毎シーズン変わるので、「今度はどんな服を着ているんだろう?」とチェックしてみるのも楽しいですよ!ぜひ大人なスタイリングのポロベアを探してみてください。